ユーザーズガイド APRILIA TUONO 1000 R

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マニュアル抽象的: マニュアル APRILIA TUONO 1000 R

詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。

[. . . ] RSV 1000 TUONO R 8104929 © 2005 aprilia s. p. a. - Noale (VE) 第一版 : 2005 年 10 月 再版 : 安全に関する注意事項 本マニュアルで使用されている以下の メッセージ表示は、注意事項を知らせるた めに使用されています。 安全に関する警告のマークです。こ のマークが車体もしくはマニュアル に記載されている場合には、傷害の危険が ありますので注意してください。このマー クのあとに記された事項を遵守しない場 合、本人、第三者および車両に危険を招く 恐れがあります。 重大な傷害もしくは死亡の危険性がある ことを示します。 軽度の傷害もしくは車体への損傷の危険 性があることを示します。 重要事項 本マニュアル中の 「重要事項」 という用語は、大切なインフォメーション や使用上の注意のはじめに記されていま す。 書類/ツールキットトランクが ( パッセン ジャーシートの代わりに ) 取り付けられて いる場合は、パッセンジャーや荷物などの 輸送は禁止されています。 競技走行用の調整は競技会やスポーツ大 会のためにのみ可能であり、道路から離れ た場所で、管轄当局の許可のもとでのみ実 施できます。 競技走行用の調整を行ったままで道路お よび高速道路で走行することは、固く禁止 されています。 発行と印刷 : VALLEY FORGE DECA Ravenna , Modena, Torino DECA s. r. l. 登録事務所および管理部 Via Vincenzo Giardini, 11 48022 Lugo (RA) - ITALY Tel. +39 - 0545-216611 Fax +39 - 0545-216610 www. vftis. com deca@vftis. spx. com 監修 : aprilia s. p. a. [. . . ] 92 サイドスタンドの点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94 バッテリー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95 ターミナルおよび電極の点検と清掃. . . . . . . . . . . . . . . . . . 95 バッテリーの取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 96 バッテリー液量の点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97 バッテリーの充電 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97 バッテリーの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98 バッテリーを長期間使用しない時 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99 スイッチ類の点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99 ヒューズの交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100 ヘッドランプの垂直光軸調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101 ヘッドランプのシールド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 名: . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 住所:. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 電話番号:. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 重要事項 このマニュアルに記入された 事項のおかげで盗難車の所有者が確認さ れるケースがよくあります。 イモビライザー ( 搭載車両 ) さらなる車両の盗難予防の対策として、 キーを抜き取ると同時に自動的に作動す る by エレクトロニック エンジンブロックシステムを搭載してい ます。 イモビライザーシステムキーは複製でき ませんので、スペアキーは安全な場所に保 管してください。 両方のキーを失くすと、 ( キーロックだけでなく ) 多くの部品まで も交換しなければなりません。 それぞれのキーにはトランスポンダーと 呼ばれる電子装置が内蔵されており、キー ON 時にスイッチに内蔵された特殊アンテ ナが出力するラジオ波信号を変調します。 この変調信号は「パスワード」として機能 し、認可を受けた登録キーがエンジンの始 動に使用されているかどうかをコント ロールユニットに伝達します。 重要事項 イモビライザーシステムは、 登録キー 4 本まで対応することができま す。 新たにキーを登録するには、マスターキー を保持しているオフィシャルディーラー でのみ行うことができます。 プログラミング作業を行うと、すべての既 存キーコードは消去されますので、新たに キーを登録する場合、使用するすべての キーをディーラーに持って行く必要があ ります。 1 イモビライザーの状態は、インストルメン トパネルランプ (1) により確かめることが できます: -イモビライザーが作動していない状態 : ラ ンプ消灯 -イモビライザーが作動している状態 : ラン プが点滅 -キーを承認しなかった場合:速い点滅 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 57 メンテナンス 火災の危険があります。 電装構成部品には、燃料及びその他の引火 物を近づけないで下さい。 点検整備を始める前には必ずエンジンを 止め、キーをイグニッションスイッチから 抜いて、エンジンと排気系統が完全に冷え るのを待ちます。できれば作業用スタンド などを用い車体を持ち上げ、堅く水平な面 に置きます。 作業を開始する前に作業場の換気を確認 してください。 火傷の危険がありますので、熱くなってい るエンジンや排気系統に触れないよう充 分注意してください。 車両の部品などを口に含まないでくださ い。物質によっては、有害でとても危険で す。 特に指示がない限り、パーツの取り付けは 取り外し作業の逆の手順で行なってくだ さい。 メンテナンスの際はゴム手袋の着用をお 薦めします。 通常のメンテナンスはユーザーも行なう 事ができますが、中には特殊なツールや技 術的知識を必要とするものもあります。 定期点検、アシスタンスサービス、技術的 アドバイスなどが必要な場合は、お気軽に aprilia 社オフィシャルディーラーにご相 談ください。適切で迅速なサービスをお約 束します。 修理や定期点検整備の後には、路上での走 行テストを aprilia 社オフィシャルディー ラーに依頼されるようお薦めします。 メンテナンス作業を行った後も、個人的に 「事前チェック」を必ず行ってください。 47 ぺージ ( 走行前の点検 ) 参照。 重要事項 この車両にはコンピューター ボックスが装備されており、異常動作など をリアルタイムに検出し記録します。 イグニッションスイッチを の位置にす る度に、マルチ機能ディスプレイ右側に、 約 3 秒間“ SERVICE”(1) という文字が 表示されます。 エンジン作動中に“ SERVICE”が表示 された場合は、コントロールユニットが何 らかの異常を検出した事を示します。 LAP Km/h ODO Km ˚C 多くの場合、エンジンは限られた性能で作 動し続けます。直ちに、aprilia 社オフィ シャルディーラーにご連絡ください。 最初は 1000 km (625 mi)、 その後は 10000 km (6250 mi) ごとに、 右側ディスプレイに " SERVICE"(1) と表示されます。 その場合、定期メンテナンスを行うために aprilia 社オフィシャルディーラーにご連 絡下さい、59 ぺージ ( 定期管理表 ) 参照。 58 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 定期管理表 aprilia 社オフィシャルディーラー にて行 なう作業 ( ユーザーでも実施可能なもの ) 各部名称 c = 点検、清掃、調整、潤滑、必要な場合 は部品交換 d = 清掃 e = 交換 f = 調整 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 (*) = (*) = 15 日ごとまたは指定期間ごとに 点検してください。 部品 スパークプラグ エアフィルター エンジンオイルフィルター エンジンオイルフィルター ( タンク上 ) ランプ類の機能/光軸 ランプ類装置 セーフティスイッチ類 クラッチオイル ブレーキ液 冷却液 エンジンオイル タイヤ タイヤ空気圧 (*) エラー警告ランプ ( インスト ルメントパネル上 ) チェーン張力と潤滑 ブレーキパッドの摩耗点検 慣らし運転終 了 [1000 km (625 mi)] 5000 km (3125 mi) ごと ( 競技な どでの使用時 ) 10000 km (6250 mi) ご と、または 12ヶ月ごと 20000 km (12500 mi) ご と、または 24ヶ月ごと e e e d e d c c e e e d c c c c c e c f エンジン始動ごと : c c c c e e c f c c c c 1000 km (625 mi) ごと : c c 1000 km (625 mi) 走行前に毎回、 および 2000 km ごと : c (1250 mi) 走行ごと: c 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 59 aprilia 社オフィシャルディーラーで行う 作業 各部名称 c= 点検、清掃、調整、潤滑、必要な場合 は交換。( ワークショップマニュアルの指 示に従ってください ) d = 清掃 e = 交換 f = 調整 (*) = マグネシウム合金製ホイールバー ジョンのみ:リムの塗装部分の点検 重要事項 車体を以下のような場所で使 用される場合、メンテナンス作業を行う頻 度 を 多く し て く だ さ い:雨の多い地域、 埃っぽい場所、舗装されていない路上、ま たはスポーツ運転の実行時。 部品 リアショックアブソーバー ギア コントロール / トランスミッショ ンケーブル リアサスペンション / コネクティ ングロッドベアリング ステアリングベアリング、ステ アリングの遊び ホイールベアリング ブレーキディスク 総合車体機能 バルブクリアランスの調整 ブレーキシステム 冷却システム クラッチオイル ブレーキ液 冷却液 フォークオイル 慣らし運転終了 5000 km (3125 mi) 10000 km (6250 20000 km (12500 ごと ( 競技などで mi) ごと、また mi) ごと、また [1000 km (625 mi)] の使用時 ) は 12ヶ月ごと は 24ヶ月ごと c c 10000 km (6250 mi) ごと : c c c c c c c c c c c c c f c c 12 カ月ごと:e c c c c f c c 24 カ月ごと:e フォークオイルガード ブレーキパッド ホイール / タイヤ (*) ナット、ボルト、ネジ類の締め 付け シリンダーのアライメント サスペンション ファイナルトランスミッション ( チェーン、リアおよびフロント スプロケット ) 燃料ホース クラッチの摩耗 ピストン 最初の 10000 km (6250 mi) 走行後、 その後は 20000 km (12500 mi) 走行 ごと:e 最初の 30000 km (18650 mi) 走行 後、その後は 20000 km (12500 mi) 走行ごと:c 磨耗している場合:e c c c c c c c c c c c c 4 年ごと:e c 60 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 1 クリック固定リングと管締め用ネジによ るジョイント メンテナンスの一環としてのみ、指定の固 定リングを外すことができます。 以下の説明は車体に装備されている固定 リングを任意に取り外すことを許可する ものではありません。 2 車体識別番号 フレームナンバーおよびエンジンナン バーをこのページに書き控えておくよう お薦めします。 フレームナンバーはスペアパーツをオー ダーする際に必要な場合があります。 重要事項 これらの識別番号を改ざんす ることは重い刑事処罰および行政処罰の 対象になります。特にフレームナンバーを 改ざんした場合は正規保証外の扱いにな ります。 フレームナンバー フ レ ー ム ナ ン バ ー ( 1 ) はステアリング チューブ右側に刻印されています。 フレームナンバー __________________ エンジンナンバー エンジンナンバー (2) はクランクケース後 部、フロントスプロケットの近くに刻印さ れています。 エンジンナンバー __________________ 固定リングを取り外す前に、取り外しによ り液漏れの恐れがないことを確認してく ださい。必要であれば漏れを防ぐ処置を行 い、特にジョイント部を保護してくださ い。 クリック固定リング 取り外しの際は通常のピンセットを使用 する事ができますが、取り付けの際は特別 のツールが必要となります ( 下記参照 )。 取り外す前に、再度正しく取り付けるため に必要なツールを備えてください。 重要事項 指定の専用ツールを準備しま す : -固 定 リ ン グ 取 り 付 け 用 ピ ン セ ッ ト、28 ぺージ ( スペシャルツール ) 参照 再度取り付けの際、取り外したクリック固 定リングを必ず同サイズの新品と交換し てください。新品は aprilia 社オフィシャ ルディーラーまでお問い合わせ下さい。 取り外したクリック固定リングを再度取 り付けようとしないでください。取り外し たクリック固定リングの再使用はできま せん。 取り外したクリック固定リングを管締め 用ネジまたは他の固定リングで代用しな いでください。 操作は慎重に行い、ジョイント部の部品を 破損しないように注意してください。 ◆ ピンセットでクリック固定リングの頭 部を外れるまで動かしてください。 パイプ締め付け用スクリュークランプ 取り外しおよび取り付けは通常のドライ バーで行います。 固定リングの状態を確認し、必要ならば同 種 / 同サイズの固定リングと交換してくだ さい。部品は、aprilia 社オフィシャル ディーラーまでお問い合わせ下さい。 スクリュー締め付けの際は、ジョイント部 の固定具合を確認してください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 61 2 3 重要事項 1 A エンジンオイル量の点検と補充 41 ぺージ ( エンジンオイル ) 、 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 定期的にエンジンオイルのレベルを点検 し、最初の 1000 km (625 mi) 後と、その 後、 10000 km (6250 mi) ごとに交換します、 63 ぺージ ( エンジンオイルおよびエンジン オイルフィルターの交換 ) 参照。 競技的な走行をすることが多い場合は 5000 km (3125 mi) ごとにエンジンオイル を交換してください。 埃の多い場所を走行した場合は、通常より も頻繁にエンジンオイルを交換してくだ さい。 62 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R エンジンオイルの点検は次の手順で行 なってください: エンジンオイル量の点検はエンジンが温 まった状態で行なう必要があります。エン ジンが冷えている状態でエンジンオイル 量を点検すると、一時的にオイルの液面が "MIN" レベルよりも下がる場合がありま す。 マルチ機能ディスプレイにエンジンオイ ル圧のアイコン“ ”(A) が表示されない 限り、問題はありません、14 ぺージ ( 計器 およびインジケーター類 ( 表 )) 参照。 暖機してエンジンオイルを作 動温度に上げるためには、車両を停止した 状態でアイドリングしないでください。郊 外の道路をエンジンオイルが作動温度に 上昇する程度に約 15 km (10 mi) 走行する か、 ツーリング後に エンジンオイルを点検 するのが正しい方法です。 ◆ エンジンを停止します。 54 ぺージ ( 停車 ) 参照。 ◆ 両輪を地面に着けたまま車体を垂直に 保持します。 ◆ 左側サイドフェアリングの確認窓 (1) か ら、透明チューブ (2) 内のエンジンオイ ルの液面を確認します。 MAX = 最大レベル MIN = 最小レベル "MAX" と "MIN" 間の液量差は約 500 cm3 で す。 ◆ 液面が“MAX”マーク近くまで達してい れば適量です。 エンジンに重大な損傷を与える危険があ るので、液面が "MAX" マークを超えない よう、 また決して "MIN" マーク以下になら ないよう注意してください。 必要な場合は次の手順でエンジンオイル を補充してください: ◆ 左サイドフェアリングを取り外します、 78 ぺージ ( サイドフェアリングの取り外 し ) 参照。 ◆ 注入口のキャップ (3) を回して取り外し ます。 オイルには、添加物やその他の物質を混ぜ ないで下さい。 じょうご等を使用する場合には、清潔なも のであることを確かめてから使用して下 さい。 重要事項 15W – 50 クラスの良質オイ ルを使用してください。 114 ぺージ ( 指定 油脂類表 ) 参照。 ◆ オ イ ル を 正 常 値 ま で 補 給します、114 ぺージ ( 指定油脂類表 ) 参照。 エンジンオイルおよびエンジンオイル フィルターの交換 エンジンオイルおよびエンジンオイル フィルターの交換は、経験のない人には複 雑で難しい作業かも知れません。 必要な場合は、aprilia 社オフィシャル ディーラー に連絡してください。 ご自分で行なう場合は以下の指示に従っ てください。 41 ぺージ ( エンジンオイル ) 、 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 定期的にエンジンオイルのレベルを点検 し、 62 ぺージ ( エンジンオイル量の点検と 補充 ) 参照、 最初の 1000 km (625 mi) 後と、 その後、 10000 km (6250 mi) ごとに交換し ます。 競技的な走行をすることが多い場合は 5000 km (3120 mi) ごとにエンジンオイル を交換してください。 埃の多い場所を走行した場合は、通常より も頻繁にエンジンオイルを交換してくだ さい。 交換の手順 : 重要事項 エンジンオイルを完全に排出 させるためには、オイルが温まり滑らかに なっている必要があります。通常、エンジ ンを稼動して約 20 分後には充分温まりま す。 エンジンが熱い間は、内部のオイルも高温 ですので以下の作業中に火傷をしないよ うに充分注意してください。 ◆ 左フェアリングを取り外します、 78 ぺー ジ ( サイドフェアリングの取り外し ) 参 照。 ◆ 汚れていない布で、 キャップ (3) 付近の汚 れをふき取ります。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 63 ◆ エンジンオイルタンク上のドレンプラ グ (2) の近くに 4000 cm3 以上の容量が あるの容器 (1) を置きます。 ◆ ドレンプラグ (2) を回して取り外します。 ◆ 注入口のキャップ (3) を回して取り外し ます。 ◆ 数分間そのままにし、 容器 (1) の中へエン ジンオイルを完全に排出させます。 ◆ ドレンプラグ (2) のパッキンの状態を点 検し必要ならば交換します。 ◆ ドレンプラグ (2) を元どおり締めます。 タンク上ドレンプラグ (2) 締め付けトルク : 15 Nm (1. 5 kgm) ◆ 容器 (1) をエンジンブロックの下、 エンジ 環境汚染を防ぐために、オイルを定められ た場所以外に放置しないで下さい。使用済 みのオイルは密閉容器に入れ、行きつけの ガソリンスタンド、オイル処理施設等へ持 参して処理を依頼してください。 ◆ ドレンプラグ (4) のマグネットに付着し た金属片を取り除きます。 ◆ ドレンプラグ (4) を元どおり締めます。 エンジン上ドレンプラグ締め付けトルク : 12 Nm (1. 2 kgm) エンジンオイルフィルターの交換 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 ◆ 10000 km (6250 mi) 走行ごとに ( エンジ ンオイルの交換のたびに )、エンジンオ イルフィルターを交換してください。 ◆ 2 本のネジ (5) を外し、フィルターのカ バー (6) を取り外します。 ◆ エンジンオイルフィルター (7) を取り外 します。 既に使用済みのフィルターを、再使用しな いでください。 ◆ 新しいエンジンオイルフィルターの パッキン (8) に薄くオイルを塗ります。 ◆ 新しいエンジンオイルフィルターを取 り付けます。 ◆ カバー (6) を元どおり取り付け、 2 本のネ ジ (5) を締めます。 ンのドレンプラグ (4) の下に移します。 ◆ ドレンプラグ (4) を回して取り外します。 ◆ 数分間そのままにし、 容器 (1) の中へエン ジンオイルを完全に排出させます。 64 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R ◆ 注入口 (13) から約 3500 cm3 のエンジン タンク上エンジンオイルフィルターの清 掃 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 燃料タンク上のエンジンオイルのフィル ター (7) の清掃は、初回は 1000 km (625 mi) 走行後、その後は 20000 km(12427 mi)ごと ( またはエンジンオイル交換 2 回 ごと ) に行って下さい。 重要事項 指定の専用ツールを準備しま す : -リング取り付け用ピンセット、28 ぺージ ( スペシャルツール ) 参照。 再度取り付けの際、取り外したクリック固 定リングを必ず同サイズの新品と交換し てください。新品は aprilia 社オフィシャ ルディーラーまでお問い合わせ下さい。 取り外したクリック固定リングを再度取 り付けようとしないでください。取り外し たクリック固定リングの再使用はできま せん。 取り外したクリック固定リングを管締め 用ネジ (10) または他の固定リングで代用し ないでください。 ◆ クリック固定リング (11) を外します。 ◆ ホース (12) を外します。 ◆ タンクフィルター(9) を回して取り外し、 圧縮空気を吹き付けて汚れを取り除き ます。 ◆ タンクフィルター (9) のパッキンの状態 を点検した後、フィルターを元どおりタ ンクに取り付けます。 タンク上エンジンオイルフィルター (9) 締 め付けトルク : 30 Nm (3 kgm) ◆ ホース (12) を接続し、 新しいクリック固 定リングを取り付けます。 オイルには、添加物やその他の物質を混ぜ ないで下さい。 じょうご等を使用する場合には、清潔なも のであることを確かめてから使用して下 さい。 重要事項 15W – 50 クラスの良質オイ ルを使用してください。 114 ぺージ ( 指定 油脂類表 ) 参照。 オイルを注入します、114 ぺージ ( 指定 油脂類表 ) 参照。 ◆ 注入口のキャップ (3) を元どおり締めま す。 ◆ エンジンを始動させます、 48ぺージ(エン ジンの始動 ) 参照、数分間アイドリング させ、エンジンオイルが回路内にいきわ たるのを待ちます。 ◆ エンジンオイルのレベルを点検し、必要 であれば補充します、 62 ぺージ ( エンジ ンオイル量の点検と補充 ) 参照。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 65 2 2 2 3 4 7 2 6 5 1 エアフィルター 2 2 2 ◆ ガスケット (7) の状態を点検し、 損傷して 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 エアフィルターは 10000 km (6250 mi) 走 行、または 12ヶ月ごとに点検してくださ い。また、20000 km (12500 mi) 走行ごと に交換してください。埃の多い路面や濡れ た路面を走行した場合にはさらに頻繁に メンテナンスを行ってください。 そのような路面を走行した後は、エアフィ ルターを部分的に清掃するようお薦めし ます。 エアフィルターを部分的に清掃した場合 でも、規定の交換時期には必ず交換してく ださい。エアフィルターを取り外した状態 では決してエンジンを始動しないでくだ さい。 66 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R エアフィルターの洗浄にガソリンや可燃 性溶剤を使わないでください。燃料供給系 統に火災を起こす原因となり大変危険で す。 環境保護のため汚染物質やパーツは適切 に処理してください。 ◆ 10000 km (6250 mi) 走行ごとに、キャッ プ (1) を外して内容物を容器の中に排出 させます。その後オイル処理施設等へ持 参して処理を依頼してください。 取り外し ◆ 燃料タンクを持ち上げます、 77ぺージ(燃 料タンクの持ち上げ ) 参照。 ◆ 7 本のネジ (2) を取り外します。 ◆ フィルターケースのカバー (3) を取り外 します。 ◆ 2 本のネジ (4) を取り外します。 ◆ パッキン (5) を取り外します。 ◆ エアフィルター (6) を取り出します。 いる場合は交換します。 開口部を清潔な布で覆って、異物が通風管 に入らないようにして下さい。フィルター ケースのカバー (3) を取り付ける前に、 フィ ルターケースの内部に布やその他の物が 残っていないか確認してください。全ての 空気が必ずエアフィルターを通過するよ う、エアフィルターを正しい位置に挿入し てください。エアフィルターが損傷してい たり、正しい位置に挿入されていない場合 は、ピストンやシリンダーの各部品が早く 摩耗する原因となりますので注意してくだ さい。 エアフィルターの交換 既に使用済みのフィルターを、再使用しな いでください。 ◆ エアフィルター (6) を同じタイプの新品 と交換します。 6 エアフィルターの部分的な清掃 エアフィルター (6) の網の部分は押したり ぶつけたりしないよう注意してください。 エアフィルターを傷つけますので、ドライ バーなどの器具は使用しないでください。 ◆ エアフィルター (6) を垂直に持ち、きれ いな台の上に数回叩きつけます。 ◆ 必要な場合は、エアフィルター (6) に圧 縮空気を ( 内側から外側へ向かって ) 吹 き付けて汚れを取り除きます。 エアフィルターの清掃の際、裂け目、損傷 などがないか確認し、必要な場合は交換し てください。 ◆ エアフィルター (6) の外側をきれいな布 で拭きます。 作業用リアスタンドペグの取り付け ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ペグ (7) をフォーク上の所定の位置に あわせます。  ネジ (8) をフォークのネジ山のついた 穴に挿入して、締めます。 作業用リアスタンドの使用方法 ◆ 2 つのペグ (7) を取り付けます、 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドペグの取り付け ) 参 照。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 67 1 誰かに手伝ってもらい、両輪 を地面に着けたまま車体を垂直に保持し ます。  つまみ (9) を緩めます。 フォークサポート (10) を動かして、 幅 がフォーク上の 2 つのペグ (7) の幅に合 うようにします。  つまみ (9) を締めます。 ◆ 車体の 2 本のペグ (7) の下に、 左右同時に、 スタンド (11) のフォーク (10) 上の所定 位置にあわせて、取り付けます。 ◆ リアスタンド (11) の後部端に片足を乗せ ます。 ◆ 床面に着くまでリアスタンド (11) を押し 下げます。 車体が安定していることを確認してくだ さい。 重要事項 作業用フロントスタンドの使用方法 ◆ 車両を専用のリアスタンドに配置しま フロントホイール す。 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドペグ の取り付け ) 参照。 ◆ 左右のフロントフォーク末端にあるホ ルダー穴 (13) に、 フロントスタンド (12) の左右のホルダー部先端を同時に挿入 します。 ◆ フロントスタンド (14) の前部端に片足を 乗せます。 ◆ 床面に着くまでフロントスタンド (14) を 押し下げます。 車体が安定していることを確認してくだ さい。 フロントホイールの取り外しや取り付け は、経験のない人には困難な場合がありま す。 必要な場合は、aprilia 社オフィシャル ディーラー に連絡してください。 ご自分で行なう場合は以下の指示に従って ください。 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 フロントホイールの取り外しや再取り付け の際は、ブレーキパイプ、ディスク、パッ ド等に損傷を与えないように注意してくだ さい。 68 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 3 7 スペーサー (6) はホイールに残ります。外 れてしまった場合は、正しい位置に取り付 けます ( 取り付け参照 )。 取り付け ◆ ホイールシャフト (7) の全長にわたって、 薄くグリースを塗布します。114 ぺージ ( 指定油脂類表 ) 参照。 ホイール取り付けの際は、ブレーキパイ プ、ディスク、パッド等に損傷を与えない よう注意してください。 重要事項 以下の作業はスペーサー (6) が外れてしまった場合にのみ行ないます。 ◆ スペーサー (6) を直径の大きい側が車体 の外側に向くように挿入してください。 ホイールの側面には回転方向を示す矢印 が付いています。 取り付ける際、ホイールを正しく配置する ように注意して下さい。矢印が車両左側に 向くように配置します。 ◆ 保持台 (1) の上にホイールを乗せ、 両側の フォークレッグの間に差し込みます。 2 4 5 ホイールシャフトクランプスクリューの 締め付けトルク:22 Nm (2. 2 kgm) ◆2 本のホイールシャフトクランプスク リュー (4) ( 右側 ) を途中まで緩めます。 ◆2 本のホイールシャフトクランプスク リュー (5) ( 左側 ) を途中まで緩めます。 重要事項 スペーサー (6) ( 右側 ) の取り 付け位置を確認しておいてください。再度 取り付けの際に参考になります。 重要事項 ホイールシャフトを楽に抜き 取るには、ホイールを軽く持上げるように してください。 ◆ ホイールシャフト (7) を抜き取るため、 ま ず末端の方から慎重に少しだけ押しま す。必要であればゴムハンマーなどを 使ってください。 ◆ フロントホイールを支えながらホイー ルシャフト (7) を手で抜き取ります。 ◆ フロントホイールを前方へ引き抜きな がら外します。 ホイールが損傷した状態で走行すると、ラ イダー自身や第三者、また車両の安全を損 なうおそれがあります。ホイールの状態を 点検し、損傷している場合は交換を依頼し てください。 フロントホイールの取り外し ◆ フロントブレーキキャリパーの取り外 し、 71 ぺージ ( フロントブレーキキャリ パー ) 参照。 ◆ フロントホイールを外した際にそのま まの位置に保持するため、適当な保持台 (1) をタイヤの下に置きます。 車体が安定していることを確認してくだ さい。 ◆ ハンドルが動かないように走行時の位 置に保持しておいてもらいます。 ホイールナット (2) 締め付けトルク (2): 80 Nm (8 kgm) ◆ ホイールナット (2) を緩めて外し、ワッ シャー (3) を回収します。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 69 ◆ フロントブレーキレバーを引いた状態 ケガをするおそれがありますので、指を 使って穴の位置決めをすることは避けて ください。 ◆ フロントホイールの中心をフロント フォークの穴に一致させます。 ◆ 左側からホイールシャフト (7) を完全に 挿入します。 重要事項 ホイールシャフト (7) が最後 まで完全に挿入されているか確認してく ださい。 ◆ ワッシャー(3) を元どおりに取り付け、 ホ イールナット (2) を手で仮締めします。 重要事項 この仮締めの段階では、2 本 のホイールシャフト固定ネジ (5) ( 左側 ) を 規定の締め付けトルクまで締める必要は ありません ( いっぱいに締め付けてはいけ ません )。 ◆ ホイールシャフト(7)が回らないよう、 2本 のホイールシャフト固定ネジ (5) ( 左側 ) を必要なだけ締めます。 ◆ ナット (2) を最後まで締め付けます。 ホイールナット (2) 締め付けトルク : 80 Nm (8 kgm) ◆ 2 本のホイールシャフト固定ネジ (4) ( 右 で、繰り返しハンドルバーを押し下げて フロントフォークを押し込みます。これ によりフォークレッグが正しくセット されます。 ◆ サイドスタンドに車両を配置します。67 ぺージ ( 作業用リアスタンドの使用方法 ) 参照。 ◆ 2 本のホイールシャフト固定ネジ (5) を締 め付けます ( 左側 )。 ホイールシャフトクランプスクリュー (5) の締め付けトルク:22 Nm (2. 2 kgm) ◆ 以下の部品に汚れがないことを確かめ て下さい: -タイヤ -ホイール -ブレーキディスク フロントホイールの取り付け後は、フロン トブレーキレバーを繰り返し引いてみて ブレーキ系統が正しく作動することを確 認してください。 ライダー自身も含めた重大な人身事故に つながる危険があるので、各部の締め付け トルク、ホイールのセンタリング、ホイー ルバランスの点検は aprilia 社オフィシャ ルディーラー に依頼してください。 側 ) を締め付けます。 ホイールシャフトクランプスクリューの 締め付けトルク:22 Nm (2. 2 kgm) ◆ 2 本のホイールシャフト固定ネジ (5) ( 左 側 ) を緩めます。 ◆ フロントブレーキキャリパーの取り付 け、 71 ぺージ ( フロントブレーキキャリ パー ) 参照。 70 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 1 3 フロントホイールの取り外し ◆ 車両を専用の作業用フロントスタンド に載せます。 68 ぺージ ( 作業用フロント スタンドの使用方法 ) 参照。 車体が安定していることを確認してくだ さい。 ◆ タイヤを手で回して、ホイールの 2 つの 矢の間のスペースがブレーキキャリ パーの位置にくるようにします。 ◆ ハンドルが動かないように走行時の位 置に保持しておいてもらいます。 ブレーキキャリパースクリュー (1) 締め付 けトルク : 50 Nm (5 kgm) 2 本のブレーキキャリパー固定ネジ (1) を回して取り外します。 ブレーキキャリパーを取り外してから、ブ レーキレバーを操作しないで下さい。キャ リパーのピストンの位置がずれて、ブレー キオイルの漏れにつながります。 そのような場合には aprilia 社オフィシャ ルディーラーにご相談ください。適切な整 備を行ないます。 ブレーキホース (3) はつけたまま、ブ レーキキャリパー (2) をディスクから抜 き取ります。 2 つ目のブレーキキャリパーについては: ◆ の印の付いた作業を繰り返します。 取り付け ブレーキパッド等に損傷を与えないよう、 次の作業は慎重に行なってください。 ブレーキキャリパー (2) をディスクに 組ませ、取り付け部の穴に一致するよう 位置決めします。 ブレーキキャリパーの再取り付けの際は、 2 本のブレーキキャリパー固定ネジ (1) を 同じタイプの新品と交換してください。 2 本のブレーキキャリパー固定ネジ (1) を締め付けます。 ブレーキキャリパースクリュー締め付け トルク : 50 Nm (5 kgm) 2 つ目のブレーキキャリパーについては: ◆ の印が付いた作業を繰り返します。 ◆ 作業用フロントスタンド を取り外し ます、 68 ぺージ ( 作業用フロントスタン ドの使用方法 ) 参照。 フロントホイールの取り付け後は、フロン トブレーキレバーを繰り返し引いてみて ブレーキ系統が正しく動作することを確 認してください。 1 2 フロントブレーキキャリパー 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 ディスクが汚れていればパッドも汚れ、そ の結果、ブレーキ機能に問題を起こす原因 になります。パッドが汚れた場合は、すぐ に交換し、ディスクの汚れは、高度の油汚 れおとしを使用して拭き取ります。 フロントホイールの取り外しや再取り付 けの際は、 ブレーキパイプ、 ディスク、 パッ ド等に損傷を与えないように注意してく ださい。 重要事項 フロントブレーキキャリパー の取外しには、作業用フロントスタンド および作業用リアスタンド が必要で す。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 71 5 9 8 18 1 3 2 リアホイール 6 7 リアホイールの取り外しや取り付けは、経 験のない人にはとても複雑です。 必要な場合は、aprilia 社オフィシャル ディーラー に連絡してください。 ご自分で行なう場合は以下の指示に従って ください。 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 火傷の危険がありますので、以下の作業は エンジンおよびサイレンサーが常温に戻っ てから行なってください。 リアホイールの取り外しや再取り付けの際 は、ブレーキパイプ、ディスク、パッド等 に損傷を与えないように注意してくださ い。 ホイールが損傷した状態で走行すると、ラ イダー自身や他の人々、また車両の安全を 損なうおそれがあります。 ホイールの状態を点検し、損傷している場 合は交換を依頼してください。 重要事項 リアホイールを取り外すに は、作業用リアスタンド が必要です。 フロントホイールの取り外し ◆ 車両を作業用リアスタンド (1) に配置し ます、 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドの 使用方法 ) 参照。 ◆ リアホイールを外した際にそのままの 位置に保持するため、適当な保持台 (2) をタイヤの下に置きます。 ホイールナット (3) 締め付けトルク : 120 Nm (12 kgm) ◆ ホイールナット (3) を回して取り外し、 ワッシャー (4) も外します。 重要事項 ホイールシャフトを楽に抜き 取るには、ホイールを軽く持上げるように してください。 ◆ ホイールシャフト (5) を右側から抜き取 ります。 重要事項 後で正確に取り付けられるよ う、チェーンテンショナー右側 (6) 及び左 側 (7) の位置を確認しておいてください。 ◆ チェーンテンショナー右側 (6) および左 側 (7) を外します。 重要事項 ドライブチェーン (8) はリア スプロケット (9) の外側に外してください。 ◆ リアホイールを少し前方へ進め、ドライ ブチェーン (8) をリアスプロケット (9) か ら外します。 72 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 18 ◆ リアホイールを後方へ引き抜きながら 重要事項 スイングアームから外します。このとき ブレーキディスクやブレーキキャリ パーに損傷を与えないように注意して ください。 ホイールを取り外した後、リアブレーキレ バーの操作を行わないで下さい。所定位置 からピストンが外れて、ブレーキオイル漏 れの危険があります。そのような場合には aprilia 社オフィシャルディーラーにご相 談ください。適切な整備を行ないます。 左スペーサー (10)、右スペーサー (11) は、 それぞれホイール上に残ります。外れてし まった場合には、正しい位置に戻してくだ さい ( 次項参照 )。 ブレーキキャリパー (13) の取 り付けプレート (12) はスイングアームの右 側に取り付いたままです。 取り扱いには、十分注意してください。最 終トランスミッションユニット (14) が均一 テンション装置カバー(15) 上に取り付けら れている場合は、リアホイールを裏返した り、リアスプロケット側 (A) を下にして寝 かせた状態で回したりしないでください。 最終トランスミッションユニットが抜け 落ち、リアスプロケット (9) を損傷するお それがあります。 重要事項 ホイールを走行状態のように ( 立てて ) 置く場合や、リアスプロケット 側を上にして水平に置く場合は、ファイナ ルトランスミッションユニットを取り外 す必要はありません。ただしどちらの場合 も裏返らないよう注意してください。 重要事項 5 個のナット (16) は決して緩 めないでください。ファイナルトランス ミッションユニットは、一体でダンパーマ ウントから抜き取ります。 ◆ 両手でリアスプロケットの外周部分 (9) を持ち (B)、最終トランスミッションユ ニットを車軸方向に抜き取ります。 取り付け 最終トランスミッションユニット (14) を取 り外した場合は: 重要事項 最終トランスミッションユ ニットは車軸方向に差し込みます。このと き均一テンション用ゴムを均一テンショ ン装置カバー(15) の所定の位置にそれぞれ 挿入してください。 ◆ 両手でリアスプロケットの外周部分 (9) を持ち (C)、最終トランスミッションユ ニットを均一テンション装置カバー (15) に差し込みます。 最終トランスミッションユニットの取り 付けの際は、 スペーサー (18) が最終トラン スミッションユニットから外れないよう に注意してください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 73 ◆ ブレーキキャリパー(13) が取り付いたま 重要事項 左スペーサーリング (10) 及 び / または右スペーサーリング (11) が外れ てしまった場合のみ、次の作業を行なって ください。 ◆ 左スペーサーリング (10) 及び / または右 スペーサーリング (11) を直径の大きい側 が車体の外側に向くように挿入してく ださい。 取り付け作業を始める前にブレーキキャ リパーサポート (13) プレート (12) が正し い位置にあることを確認します。プレート のスロットがスイングアーム右側内部に あるペグ (17) に入っていることを確認しま す。 ブレーキキャリパーにディスクを挿入す る際は、損傷を与えないように注意してく ださい。 ◆ 保持台 (2) の上にホイールを乗せ、 両側の スイングアームの間に差し込みます。 チェーンとリアスプロケットの間に指を はさまないように注意してください。 ◆ リアホイールを少し前方へ進め、ドライ ブチェーン (8) をリアスプロケット (9) に かけます。 ◆ チェーンテンショナー右側 (6) および左 側 (7) を、それぞれスイングアームに正 しく取り付けます。 ◆ ホイールシャフト (5) に均等に小量のグ リースを塗布します。114 ぺージ ( 指定 油脂類表 ) 参照。 ケガをするおそれがありますので、 指を使って穴の位置決めをすることは避 けてください。 ◆ ホイールの中心がスイングアームの穴 に一致するよう、リアホイールを後方に 戻します。 まのプレート (12) を、 固定用ペグ (17) を 支点にして回し、ホイール中心との位置 を揃えます。 ◆ 右側からホイールシャフト (5) を完全に 挿入します。 重要事項 ホイールシャフト (5) は最後 まで完全に挿入されて、頭部が左側チェー ンテンショナー (7) の中に納まっていなけ ればなりません。 ◆ ワッシャーを元どおりに取り付け、ホ イールハブナット (3) を手で仮締めしま す。 ◆ チェーン張力を点検します、 75ぺージ(ト ランスミッションドライブチェーン ) 参 照。 ◆ ナット (3) を締めます。 ホイールナット (3) 締め付けトルク : 120 Nm (12 kgm) ◆ 以下の部品に汚れがないことを確かめ て下さい: -タイヤ -ホイール -ブレーキディスク リアホイールの取り付け後は、リアブレー キレバーを繰り返し操作し、ブレーキ系統 が正しく動作することを確認してくださ い。 ライダーや第三者に重大な危害を与える 危険があるので、各部の締め付けトルク、 ホイールのセンタリング、ホイールバラン スの点検は aprilia 社オフィシャルディー ラーに依頼してください。 74 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 重要事項 トランスミッションドライブチェーン 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 この車両はマスターリンクのない、エンド レスタイプのチェーンを装備しています。 チ ェ ー ン が 弛 み 過 ぎ て い る と、騒 音 や チェーンの振動衝突が生じ、スライダーや チェーンガイドを摩耗させるおそれがあ ります。 遊びを定期的に点検し、必要であれば調整 してください、次項参照。 チェーンの交換は必ず aprilia 社オフィ シャルディーラーにご依頼ください。迅速 で適確なサービスをお約束します。 整備が正しく行なわれていないと、チェー ンの摩耗を早めるだけでなく、フロントス プロケットおよびリアスプロケットに損 傷を与えます。 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 チェーン張力の点検 チェーン張力の点検は以下の手順で行 なってください: ◆ エンジンを停止します。 ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ◆ ギアチェンジレバーをニュートラルに します。 ◆ フロントスプロケットとリアスプロ ケットの中間部で、チェーン下側の振幅 が約 25 mm であることを確認します。 ◆ 車両を前方に動かし、チェーンの振幅を 数箇所で点検します。 全ての箇所で同じ遊びがあることを確 認します。 ホイールの回転位置によって大きな弛み が見られる場合は、リンクが潰れているか 固着しています。この場合は aprilia 社オ フィシャルディーラーにご相談ください。 チェーンは頻繁に潤滑してください。76 ぺージ ( チェーンの清掃と潤滑 ) 参照。 5 1 4 2 チェーンの遊びが一定であっても、 25 mm 以上もしくは以下の場合、チェーン張力の 調整をしてください、下記参照。 チェーン張力の調整 重要事項 チェーン張力の調整には、作 業用リアスタンド が必要です。 チェーン張力を点検した結果、調整が必要 な場合は: ◆ 車両を作業用リアスタンドに配置しま す、 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドの使 用方法 ) 参照。 ◆ ナット (1) をいっぱいまで緩めます。 重 要 事 項 両側のスイングアーム上、 チェーンテンショナーの内側、ホイール シャフトの前方に、正確なホイールセンタ リングのためのポジションマーク (2-3) が 設けられています。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 75 5 4 3 チェーン、フロントスプロケット、リアス プロケットの摩耗の点検 10000 km (6250 mi) 走行ごとに点検し、 チェーン、フロントスプロケット、リアス プロケットに以下の症状がないことを確 認してください: -ローラーの損傷 -シャフトの緩み -リンクのオイル切れ、錆び、潰れ、固着 -極端な摩耗 -シールリングの欠如 -各スプロケットの歯の極端な摩耗、損傷 チェーンのローラーの損傷、ピンの緩み、 オイルシールの損傷、欠如がある場合に は、チェーンユニット全体 ( フロントスプ ロケット、リアスプロケット、チェーン ) を交換する必要があります。 頻繁にチェーンの潤滑を行なってくださ い。オイル切れ、錆びなどが見られる場合 は特に頻繁に実施してください。 また、潰れたり固着した部分は、スムーズ に動くよう潤滑と修理が必要です。 修理が不可能な場合には aprilia 社オフィ シャルディーラーにチェーンの交換をご 依頼ください。 チェーンの清掃と潤滑 チェーンのリンク接合部にはシールリング が使われ、グリースを内部に保持していま す。 チェーンの潤滑、清掃、交換などの作業の 際は細心の注意が必要です。 チェーンを洗浄する際は、高圧水や蒸気の ジェット、可燃性の溶剤などは絶対に使用 しないでください。 ◆ チェーンをナフサまたは灯油で洗浄しま す。早めに錆びてしまう場合はメンテナ ンスの頻度を上げてください。 チェーンの潤滑は 1000 km (625 mi) 走行ご と、また必要に応じてさらに頻繁に行なっ てください。 ◆ 洗浄後は完全に乾かし、潤滑を行ないま す。必ずシールドタイプのチェーンに対 応したスプレーグリースを使用してくだ さい。114 ぺージ ( 指定油脂類表 ) 参照。 市販されているチェーン用グリースの中に は、ゴム製のシールリングに損傷を与える 成分を含んだものもありますのでご注意く ださい。 重要事項 チェーンの潤滑を行なった直 後は車両を使用しないでください。遠心力 によりグリースが飛び散り周囲を汚してし まいます。 ◆ 2 個のロックナット (4) を緩めます。 ◆ アジャスター (5) でチェーン張力を調整 します。この際、左右のポジションマー ク (2-3) の値が一致するようにします。 ◆ 2 個のロックナット (4) を締め付けます。 ◆ ナット (1) を締め付けます。 ホイールナット (1) 締め付けトルク : 120 Nm (12 kgm) ◆ チェーンの遊びを点検します。 75 ぺージ ( チェーン張力の点検 ) 参照。 76 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 5 4 8 5 8 7 6 ライダーシートの取り外し ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ 燃料タンクの持ち上げ 29 ぺージ ( 燃料 ) 、 58 ぺージ ( メンテナン ス ) をよく読んでください。 火災の危険があります。 エンジンとサイレンサーが完全に冷える まで待ってから作業を始めてください。 燃料の気化ガスは健康に有害です。 作業を開始する前に作業場の換気を確認 してください。 燃料の気化ガスを吸い込まないよう注意 してください。 作業場では煙草を吸ったり裸火を扱った りしないでください。 環境汚染を防ぐため、燃料を所定の場所以 外に廃棄しないでください。 ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 ◆ サイドパネルを取り外します、 82 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 シート後部の側縁を部分的にめくりま す。 シート固定ネジ (1) を回して取り外し、 ワッシャーも取り外します (2)。 スクリュー(1) 締め付けトルク : 12 Nm (1. 2 kgm)  印の作業を車両の両側から行いま す。 ◆ ライダーシート (3) を持ち上げて取り外 します。 重要事項 再取り付けの際は、シート前 方の突起を正しい位置に挿入してから取 り付けます。 走行前にはライダーシート (3) が確実に ロックされていることを確認してくださ い。 ( サイドパネルの取り外し ) 参照。 ◆ 燃料タンク (5) 前方の 2 本の固定ネジ (4) を回して取り外します。 ◆ 燃料タンク保持用のポール (8) をフック (6-7) から外します。 重要事項 ロッド (8) のゴム製先端部は、 ステアリングシャフトの中央の穴に挿入 して下さい。 ◆ 燃料タンク (5) の前方を持ち上げ、 図のよ うにポール (8) を挿入して保持します。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 77 サイドフェアリングの取り外し 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 エンジンとサイレンサーが完全に冷える まで待ってから作業を始めてください。 ◆ スタンドに車両を配置します、 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 プラスチック部品や塗装部品は、掻き傷を つけたり割ったりしないよう慎重に扱っ てください。 3 1 2 4 1 ◆ 2 本の固定ネジ (1) を緩めて外し、ワッ シャーを回収します。 ◆ フェアリング (2) を取り外します。 ◆ 固定ピン (3) を緩めて外します。 ◆ 固定ネジ (4) を緩めて外し、 ワッシャーを 回収します。 78 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 8 5 7 10 9 6 ◆ クイックファスナーを外し、 ホース (5) を ◆ 固定ネジ (7) をゆるめて外します。 ◆ フェアリング (8) を取り外します。 ◆ 2 本の固定ネジ (9) を緩めて外し、ワッ はずします。 ◆ フェアリング (6) を取り外します。 シャーを回収します。 ◆ フェアリング (10) を取り外します。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 79 12 13 11 14 ◆ 左側固定ネジ (11) を緩めて外し、ワッ ◆ 前部固定ネジ (12) を緩めて外し、ワッ ◆ 右側固定ネジ (13) を緩めて外し、ワッ シャーを回収します。 シャーを回収します。 シャーを回収します。 ◆ フェアリング (14) を取り外します。 80 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 16 15 17 18 21 19 20 15 17 . ◆ 2 本の固定ネジ (15) を緩めて外し、ワッ ◆ 2 本の固定ネジ (17) を緩めて外し、ワッ シャーを回収します。 ◆ フェアリング (16) を取り外します。 シャーを回収します。 ◆ 固定ピン (18) を緩めて外します。 ◆ フェアリング (19) を取り外します。 ◆ 固定ネジ (20) をゆるめて外します。 ◆ フェアリング (21) を取り外します。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 81 重要事項 1 2 3 サイドパネルの取り外し ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー リアフィッティングを取り付 けるときは正しく取り付けられているか どうか確認します。 もう一方のサイドパネルも同様の手順で 取り外します。 重要事項 パッセンジャーシートロック またはパッセンジャーシートカバーは左 側パネルに取り付けられたままです。 パネルから取り外すには、サイドパネル内 側のロックからボーデンケーブルを切り 離します。 ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 ◆ ネジ (1) をゆるめて取り外します。 ◆ ネジ (2) を緩めて外します ( 前部のネジ )。 プラスチック部品や塗装部品は、掻き傷を つけたり割ったりしないよう慎重に扱っ てください。 ◆ サイドパネル (3) を取り外します。 82 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 2 1 4 3 2 1 4 3 5 リアビューミラーの取り外し ◆ 硬くて平面の場所に車両をセンタース 6 サイドスタンドの取り外し リアビューミラーを再び取り付けるとき は、ミラーを調整してナットを締め付け、 所定の位置にしっかりと固定します。 取り付けが完了したら: ◆ リアビューミラーの向きを正しく調整 します。 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 サーキットでの走行には、スタンドの取り 外しをお勧めします。スタンド (1) は以下 の部品と一緒に外します: -スプリング (2) -サポート (3) -安全スイッチ (4) 重要事項 安全スイッチ 84) の取り外す と電気回路を遮断しますので、回復させる にはコネクター (5) にケーブル (6) (aprilia 部品番号 # 8127544、 aprilia 社オ フィシャルディーラーにて購入可 ) を接続 します。 サーキットのみで使用する車体には、ライ ダーの安全のため、サイドスタンドの代わ りにフットレストに安全ペグ (7) の取り付 けが可能です。 タンドを使用して配置します。 ◆ 保護キャップ (1) を持ち上げます。 落ちないようにリアビューミラー (4) を保 持します。 ◆ ネジ(2)を固定し、 ナット(3)を完全に緩め ます。 プラスチック部品や塗装部品は、掻き傷を つけたり割ったりしないよう慎重に扱っ てください。 ◆ リアビューミラー (4) を取り外します。 重要事項 もう一方のミラーも同様の手 順で取り外します 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 83 7 6 10 9 5 9 ◆ ケーブル (6) フットレストの安全ペグ (7) の取り外しは、 サイドスタンドを取り外した後のみ可能 です。 車体を壁に立て掛けたり、地面に寝かせた りしないでください。 スタンドがない車体 ( サーキット使用時の み取り外し可 ) の駐車には、必ず作業用リ アスタンド を使用してください。 スタンド全体とは別に、安全スイッチ (4) を切り離したり外したりすることは禁止 されています。 安全スイッチ (4) だけを切り離したり、外 したりすると、スタンドをおろしたままの 起動および出発が可能となり、転倒の危険 が高いばかりか人身および車体に重大な 危害をもたらします。 取り外しには: ◆ 左サイドフェアリングを取り外します、 82 ぺージ ( サイドパネルの取り外し ) 参 照。 ケーブル、チューブ、コネクター、配線を 無理に引っ張らないでください。 ◆ タンクを持ち上げます、 77ぺージ(燃料タ ンクの持ち上げ ) 参照。 ◆ 電装コネクター部 (10) をコネクター (5) から外します。 (aprilia 部品番号 # 8127544) を接続します ( 電装コネクター の代わりに )。 ◆ ケーブル (9) を完全に抜いて外します。 ◆ 燃料タンクを配置します、 77ぺージ(燃料 タンクの持ち上げ ) 参照。 ◆ 左サイドフェアリングを取り付けます、 82 ぺージ ( サイドパネルの取り外し ) 参 照。 重要事項 スタンドを支えて、転倒しな いよう気をつけてください。 84 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 15 14 13 12 11 ネジ (11) (13) 締め付けトルク : 40 Nm (4 kgm) ◆ ネジ (11) を緩めて外し、 ワッシャー (12) 重要事項 も外します。 ◆ リアナット (15) を固定しながらネジ (13) を緩めて外します。 ◆ スタンド (1) を以下の部品と一緒に外し スタンド一式、 ネジ (11) およ びワッシャー (12) は、路上使用の際、再度 正しく取り付けるために必要です。 ◆ 左サイドフェアリングを取り付けます、 78 ぺージ ( サイドフェアリングの取り外 し ) 参照。 サスペンションの点検 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 重要事項 フロントフォークのオイル交 換は aprilia 社オフィシャルディーラーに ご依頼ください。正確で迅速なサービスを お約束します。 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 フォークオイルは最初の 10000 Km (6250 mi) 走行後、 その後は 20000 Km (12500 mi) 走行ごとに交換します。 初回は 1000 km (625 mi) 走行後、 その後は 10000 km (6250 mi) 走行ごとに、 次の点検 を行なってください: ます: -スプリング (2) -サポート (3) -安全スイッチ (4) ◆ ネジ (13)、 ワッシャー (14) とナット (15) を取り付ける際は、規定のトルクで締め 付けてください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 85 フロントサスペンション 最初の 30000 km (18750 mi) 走行後、その 後は 20000 km (12500 mi) 走行ごとに点検、 清掃、潤滑、必要であればフォークオイル の交換を aprilia 社オフィシャルディー ラーに依頼して行って下さい。 フロントサスペンションは、2 枚のリンク プレートでステアリングチューブに接続 された油圧式フォークで構成されていま す。 各フォークレッグには、車体セッティング のためリバウンドダンピングを調整する 上部ネジ (1)、コンプレッションダンピン グを調整する下部ネジ (2)、スプリングプ リロードを調整する上部ナット (3) が装備 されています。 フロントフォークの調整 調整ネジ (1-2) の回転は、 破損を防ぐため、 二方向とも必要以上に回さないで下さい。 両フォークレッグのプリロードおよびダ ンピングを調整します。レッグ間の調整に 差異がある場合、車両の安定性が減少しま す。走行中に車体が急にはね上がる危険が ありますので、スプリングプリロードを大 きくした場合はダンピングも大きくする 必要があります。 フォークの調整は次項を参照して下さい。 ◆ フロントブレーキレバーを引いた状態 で、繰り返しハンドルバーを押し下げて フ ロ ン ト フ ォ ー ク を 押 し 込 み ま す。 フ ォー クが ゆ っく り 滑らかに上下し、 フォークレッグにオイルが漏れていな ければ正常です。 ◆ 全ての部品の取り付けに緩みがないか、 フロントおよびリアサスペンションの 連結部が正常に機能しているか、確認し てください。 動作になんらかの異常がある場合や専門 技術者の手助けが必要な場合には aprilia 社オフィシャルディーラー にご相談くだ さい。 86 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 2 競技用走行のための調整は組織された競 技会やスポーツ大会においてのみ可能で あり、道路交通から隔離された場所で、管 轄当局の許可のもとでのみ実施できます。 競技用走行のための調整を行った車体を 一般道路および高速道路で走行すること は、固く禁止されています。 フォーク フロントフォークは、高速、低速、荷重の 多少など、広範囲な走行条件に適応するよ うに標準設定されています。 車両の使用目的に応じてフロントフォー クを調整することも可能です。 調整ネジ (1-2-3) のカチッという音の数を 数える際、必ず、最もきつい状態 ( 時計回 りにネジを完全に回した状態 ) から始めて 下さい。 標準調整 完全に閉じた状態 (*) から 1. 5 回転 (**) 開く コンプレッション油圧調整、ネジ (2) 完全に閉じた状態 (*) (H) から 1 回転 (**) スプリングプリロード調整、ナット (3) 完全に閉じた状態 (*) から 5 目盛り (**) 開く 上部プレート(キャップ抜き)からフォークレッ 1 突起分 グの突起部 (A) (***) (*) = (**) = 時計回り (**) = (**) = 反時計回り (***) = このタイプの調整は aprilia 社オフィシャルディーラーに依頼して下さい。 サーキットでの使用には、マルチ調整可 Ohlins 製フロントフォークユニット の使用 をお勧めします。 購入は aprilia 社オフィシャルディーラーにご相談下さい。 フロントサスペンション リバウンド油圧調整、ネジ (1) 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 87 3 1 2 ステアリングダンパー 車両は、ステアリングダンパーを装備して います。 リアサスペンション リアサスペンションは、スプリング- / ショックアブソーバーユニットから成り、 フレームにはユニボールで、リアフォーク にはレバー装置によって接続されていま す。 設定を調節するため、ショックアブソー バーには、リバウンドダンピングを調整す るアジャスターネジ (1)、スプリングプリ ロード (2) 調整するリングナットおよび固 定リングナット (3) が装備されています。 リアショックアブソーバーの調整 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 20000 km (12500 mi) 走行ごとにリア ショックアブソーバーを点検し、必要であ れば調整します。 リアショックアブソーバーの標準設定は、 スポーツ運転の条件を満たすように調整 されてあります。 各利用者が車体の各自の使用にあわせて、 調整を行うことが可能です。 88 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 調整ネジ (1) のカチッという音の数を数え る際、必ず、最もきつい状態 ( 時計回りに ネジを完全に回した状態 ) から始めて下さ い。 調整ネジ (1) の回転は、破損を防ぐため、 二方向とも必要以上に回さないで下さい。 ◆ レンチを利用して、 固定用ネジ (3) を緩め ます。 ◆ 調整リング (2) を動かして、ばねのプリ ロードを調整します (A)( 表参照 )。 ◆ 調整が済んだら、 リング (3) を締めます。 ◆ ネジ (1) を操作し、 油圧ブレーキのリバウ ンドダンピング調整を行います ( 表参照 )。 使用状況に応じてスプリングプリロード とリバウンドダンピングを調整してくだ さい。 走行中に車体が急にはね上がる危険があ りますので、スプリングプリロードを大き くした場合はリバウンドダンピングも大 きくする必要があります。 必要な場合は、aprilia 社オフィシャル ディーラー に連絡してください。 競技用走行のための調整は組織された競 技会やスポーツ大会においてのみ可能で あり、道路交通から隔離された場所で、管 轄当局の許可のもとでのみ実施できます。 競技用走行のための調整を行った車体を 道路および高速道路で走行することは、固 く禁止されています。 フロントサスペ ンション スプリン長 ( プリ ロード後 )(A) リバウンドダン ピング調整、 ネジ (1) 標準調整 147 mm 完全に閉じた状態 (*) から 25 クリック (**) 開 く 3 2 A サーキットでの使用には、マルチ調整可 Ohlins 製リアサスペンションユニット の使用をお勧めします。購入は aprilia 社 オフィシャルディーラーにご相談下さい。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 89 1 1 2 ブレーキパッドの摩耗の点検 30 ぺージ ( ブレーキ液 - 注意事項 )、 31 ぺー ジ ( ディスクブレーキ ) 、58 ぺージ ( メン テナンス ) をよく読んでください。 重要事項 以下の説明は一つのブレーキ 系統についてですが、前後輪ともに共通で す。 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 初回は 1000 km (625 mi) 走行後、 その後は 2000 km (1250 mi) 走行ごと、また走行前 には毎回、ブレーキパッドの摩耗を点検し てください。 ブレーキパッドの摩耗は使用状況、運転の 仕方、道路状態などによって変わります。 走行前には毎回、必ずブレーキパッドの摩 耗を点検してください。 ブレーキパッドの摩耗を簡単に点検する には: ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 重要事項 フロントブレーキキャリパー ( 右および左 ) にはそれぞれ 4 つのブレー キパッドがあります。リアブレーキキャリ パーには 2 つのブレーキパッドがありま す。 ◆ ブレーキキャリパーとパッドの間を覗 いて摩擦面を目視点検します: -前輪の場合はブレーキキャリパー (1) の上 方から後方へ向かって。 -後輪の場合はブレーキキャリパー (2) の下 方から前方へ向かって。 パッドの摩耗が進むと、パッドを支えてい る金属部分がディスクに触れ、金属音、 キャリパーから火花が出、ブレーキ効果、 安全性をも保てなくなります。 たとえフロント (3) またはリア (4)1 個の パッドだけでも、摩擦材が 1. 5 mm 程度の 厚さまでに摩耗している場合、もしくは摩 耗の目安となる溝が 1 本でも見えなくなっ ている場合は: 3 90 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R -フロントブレーキキャリパー( 右および左 ) については、両方のすべてのブレーキ パッドを交換します。 -リアブレーキキャリパーについては、ブ レーキパッドを両方とも交換します。 交換は aprilia 社オフィシャルディーラー に依頼してください。 ◆ 遊びが適正になるよう、 アジャスター (4) を回して調整します。 2 ◆ 調整後、 ロックナット (3) を締め、 再度ス ロットルグリップの遊びを点検します。 ◆ 保護ラバー (2) を元どおりかぶせます。 3 4 スロットルグリップの調整 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 初回は 1000 km (625 mi) 走行後、 その後は 10000 km (6250 mi) 走行ごとに、 スロット ルグリップの点検を aprilia 社オフィシャ ルディーラーに依頼してください。 スロットルグリップの遊びはグリップの 縁で測定して 2 ~ 3 mm が適当です。 そうでない場合は次の手順で補充してく ださい: ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ◆ 保護ラバー (2) をずらします。 ◆ ロックナット (3) を緩めます。 遊びを調整した後は、どのハンドル切れ角 においてもアイドリング回転数が常に一 定であること、また、スロットルグリップ は手を放すとスムーズに定位置に戻るこ とを確認してください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 91 1 一つでもスパークプラグの交換が必要な 場合は、必ずすべてのスパークプラグを交 換してください。 スパークプラグを取り出すには: 火傷の危険がありますので、以下の作業は エンジンおよびサイレンサーが常温に 戻ってから行なってください。 ◆ 燃料タンクを持ち上げます、 77ぺージ(燃 料タンクの持ち上げ ) 参照。 重要事項 この車両はシリンダーにそれ ぞれ1個ずつのスパークプラグを使用し ています。 以下の説明は一つのシリンダーのスパー クプラグについてですが、両方のシリン ダーについて同様です。 3 4 2 スパークプラグ 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 重要事項 メンテナンス作業を行う頻度 は、車体を以下のような場所で使用される 場合、2 倍に増加して下さい : 雨の多い地 域、 埃っぽい場所、 舗装されていない路上、 またはスポーツ運転の実行時。 両方のスパークプラグを点検、清掃または 交換してください。 スパークプラグは 10000 km (6250 mi) 走 行ごとに点検し、また、20000 km (12500 mi) 走行ごとに交換してください。 競技的な走行をすることが多い場合は 5000 km (3125 mi) ごとにスパークプラグ を交換してください。 それ以外にも定期的にスパークプラグを 取り外して付着したカーボンなどを取り 除き、必要な場合は交換してください。 92 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 取り外しには: ◆ スパークプラグ (2) からキャップ (1) を取 り外します。 ◆ スパークプラグ基部の汚れを全て取り 除きます。 ◆ ツールキットにあるプラグレンチをス パークプラグにかぶせます。 ◆ このプラグレンチ (3) のハウジングが六 角形になっている部分に、ツールキット にある 13 mm スパナをかけます。 ◆ スパークプラグを回して緩め、取り出し ます。このときシリンダー内に埃や異物 が入らないように注意してください。 決して電極間隙を元に戻そうとしないで ください。 電極間のギャップは 0. 6 ~ 0. 7 mm でなけ ればなりません。それ以外の場合はスパー クプラグを交換してください。 ◆ ワッシャー (8) の状態も点検してくださ い。 取り付け方法: ◆ ワッシャー (8) を取り付け、ネジ山をい スパークプラグの取り外しと清掃: この車両のスパークプラグ電極は白金製 です。 清掃には金属ブラシや研磨剤などは使用 せず、必ず圧縮エアのみを使用してくださ い。 各部名称 -中央電極 (3)、 -絶縁碍子 (4)、 -サイド電極 (5)。 ◆ スパークプラグの電極と絶縁碍子に カーボンや錆が付着していないか確認 し、必要な場合は圧縮空気を使って清掃 してください。 絶縁碍子がひび割れていたり、電極が錆び ていたり、カーボンが異常に多く付着して いる場合、 または中央電極 (3) の先端 (6) が 丸まっている場合は、スパークプラグを交 換してください。 スパークプラグの交換の際はネジ山の ピッチと長さを確認してください。 ネジ山の部分が短すぎると、余った部分に カーボンが付着し、次に正しいスパークプ ラグを取り付けた際にエンジンを損傷す るおそれがあります。 必ず推奨スパークプラグのみを使用してく ださい。 110 ぺージ ( テクニカルデータ ) 参 照。それ以外のスパークプラグではエンジ ンの性能が損なわれたり寿命が短くなった りします。 白金めっきを傷つけないよう、電極間隙の 測定には線式の隙間ゲージ (7) を使用して ください。 ◆ 電極間隙を線式の隙間ゲージ (7) で測定 します。 ためないよう注意深くスパークプラグ を手でねじ込んでください。 ◆ 最後に、ツールキットにあるプラグレン チで 1/2 回転させワッシャーを押さえつ けます。 スパークプラグの締め付けトルク : 20 Nm (2 kgm) スパークプラグがしっかり締められてい ないと、エンジンがオーバーヒートして重 大な損傷を受けることがあります。 ◆ スパークプラグ (2) にキャップ (1) をエン ジンの振動で外れたりしないようしっ かりかぶせます。 重要事項 もう一つのシリンダーのス パークプラグについて同様に繰り返しま す。 ◆ 燃料タンクを配置します、 77ぺージ(燃料 タンクの持ち上げ ) 参照。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 93 6 4 5 サイドスタンドの点検 58 ぺージ ( メンテナンス ) 、99 ぺージ ( ス イッチ類の点検 ) をよく読んでください。 サイドスタンド(1)には次の2 つのポジショ ンがあります: -通常状態すなわち収納された状態 ( 使用し ていない時 ) (A の位置 ) -下ろした状態 ( 使用中 ) (B の位置 ) サイドスタンドの開閉はライダーの役割 です。 サイドスタンド (1) はひっかかりなどがな くスムーズに回らなければなりません。 スプリング (2) はサイドスタンドのポジ ション ( 開いた、または収された ) を保持 する役割を果たします。 以下の点検を行なってください: ◆ 車両を専用のリアスタンドに載せます。 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドの使用方 法) 参照。 ◆ スプリング (2) に損傷、 摩耗、 錆び、 劣化 などがないか点検します。 ◆ どちらのポジション ( 開いた、 または格納 された ) でもサイドスタンドにがたつき がないか確認します。 ◆ 格納された状態からサイドスタンドを 開き、スプリングによって完全に開かれ た状態になるか確認します。 ◆ サイドスタンドを格納方向へ半分移動 して放し、スプリングによって完全に格 納されるか確認します。 ◆ スタンドはスムーズに動かなければな りません。そうでない場合はジョイント 部を潤滑します、114 ぺージ ( 指定油脂 類表 ) 参照。 サイドスタンド (1) には安全マイクロス イッチ (3) が設けられており、ニュートラ ル以外のギアでサイドスタンド (1) が下 がっている状態のとき、エンジンがかから ないように、またはエンジンを停止するよ うに働きます。 安全マイクロスイッチ (3) が正常に機能し ているか確認するには: ◆ リヤスタンドを取り外します。 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドの使用方法 ) 参 照。 ◆ 乗車姿勢でシートにまたがります。 ◆ サイドスタンド (1) を収納します。 ◆ エンジンを始動します。 48ぺージ(エンジ ンの始動 ) 参照。 ◆ スロットルグリップ(4)を放し(Cの位置)、 エンジンをアイドリング状態にして、ク ラッチレバー (5) をいっぱいに引きます。 ◆ ギアチェンジレバー (6) を下に踏み込ん でギアを 1 速に入れます。 ◆ サイドスタンド (1) を下げます。 この時点 で安全スイッチ (3) が作動します。 94 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 以下の点を確認してください: -エンジン停止状態 -インストルメントパネル上のサイドスタ ンド警告ランプ“ “が点灯 もしエンジンが停止しない場合は aprilia 社オフィシャルディーラーにご相談くだ さい。 1 2 2 3 バッテリー 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 火災の危険があります。 電装構成部品には、燃料及びその他の引火 物を近づけないで下さい。 バッテリーケーブルの極性を決して逆に しないでください。 部品を損傷する危険がありますので、バッ テリーの取り付け及び取り外しは、イグ ニッションスイッチが の位置の時に 行ってください。 バッテリーケーブルを接続するときは (+) を先に、( - ) を後に接続します。 ケーブルを外すときは逆の順序で外しま す。 重要事項 この車両はメンテナンスフ リーのバッテリーを装備していますので、 ときおり点検を行ない必要な場合に充電 する以外はメンテナンスが不要です。 ターミナルおよび電極の点検と清掃 95 ぺージ ( バッテリー ) をよく読んでくだ さい。 ◆ イグニッションスイッチが の位置に ある事を確認します。 ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 ◆ 赤い保護キャップ (1) をずらします。 ◆ バッテリーケーブルのターミナル (2) お よびバッテリーの電極 (3) について次の 点を確認してください: -損傷などがなく良好状態であること、 ま た、錆や付着物がないこと。 -中性グリースまたはワセリンで保護さ れていること。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 95 2 3 3 3 4 6 7 1 2 5 8 2 清掃が必要な場合は: ◆ バッテリーを取り外します。 96 ぺージ ( バッテリーの取り外し ) 参照。 ◆ 金属ブラシを使って、ケーブルのターミ ナル (2) およびバッテリー電極 (3) に付着 した錆などをよく落とします。 ◆ バッテリーを取り付けます。 98 ぺージ ( バッテリーの取り付け ) 参照。 バッテリーの取り外し バッテリーを取り外すと次の設定値がリ セットされます:デジタル時計、レッド ゾーン開始値。これらの機能をセットしな おすには、16 ぺージ ( マルチ機能コン ピューター ) を参照して下さい。 95 ぺージ ( バッテリー ) をよく読んでくだ さい。 ◆ イグニッションスイッチが の位置に ある事を確認します。 ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 ◆ マイナス電極 (–) からネジ (1) を緩めて外 します。 ◆ マイナス側ケーブル (2) を横方向へずら して外します。 ◆ 赤い保護キャップ (3) をずらします。 ◆ プラス電極 (+) からネジ (4) を緩めて外し ます。 ◆ プラス側ケーブル (5) を横方向へずらし て外します。 ◆ 2 本のネジ (6) を回して取り外します。 ◆ バッテリーの固定器具 (7) を取り外しま す。 ◆ バッテリー (8) をしっかりと掴んで持ち 上げながら取り出します。 取り出したバッテリーは安全で子供の手 の届かない場所に保管してください。 ◆ 涼しく乾いた場所で、平らな台の上に バッテリーを置きます。 ◆ ライダーシートを取り付けます、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 重要事項 バッテリーの取り付けに関し ては、98 ぺージ ( バッテリーの取り付け ) を参照してください。 96 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R バッテリーの充電 95 ぺージ ( バッテリー ) をよく読んでくだ さい。 バッテリーに損傷を与えますので、バッテ リー液キャップは外さないでください。 ◆ バッテリーを取り外します。 96 ぺージ ( バッテリーの取り外し ) 参照。 ◆ 適切なバッテリーチャージャーを装備 します。 ◆ 充電の種類によって、適切なバッテリー チャージャーを使用して下さい(表参 照) 。 ◆ バッテリーを充電器に接続します。 バッテリー充電中や使用中は周囲の換気 に注意し、充電中に発生するガスを吸わな いように気をつけてください。 ◆ バッテリーチャージャーを ON にしま す。 充電タイプ 電圧量 (V) 電流 (A) 通常充電 急速充電 12 12 1. 0 10 所要時 間 ( 時間 ) 8 – 10 0. 5 バッテリー液量の点検 95 ぺージ ( バッテリー ) をよく読んでくだ さい。 この車両はメンテナンスフリーのバッテ リーを装備していますので、バッテリー液 量の点検は不要です。 充電後もしばらくの間ガスが発生し続け ますので、バッテリーは充電器から取り外 した後 5 ~ 10 分程度待ってから取り付け てください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 97 3 6 2 4 5 1 バッテリーの取り付け 95 ぺージ ( バッテリー ) をよく読んでくだ さい。 ◆ イグニッションスイッチが の位置に ある事を確認します。 ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 重要事項 バッテリー (1) は、電極が車 体上部に向くように設置して下さい。 ◆ バッテリー (1) を車体に戻します。 ◆ バッテリーの固定用ブラケット (2) を配 置します。 バッテリー固定ブラケット (2) 上に取り付 けられているセンサーを正しく配置する よう注意して下さい。 ◆ ネジ (3) を締めつけます。 再取り付けの際は、先ず (+)、続いて ( - ) の順にバッテリーケーブルを接続します。 ◆ プラス側ケーブルを (+) 電極に接続しネ ジ (4) を締めます。 ◆ マイナス側ケーブルを ( - ) 電極に接続し ネジ (5) を締めます。 ◆ ターミナルおよび電極に中性グリース またはワセリンを塗布します。 ◆ 赤い保護キャップ (6) を元どおりかぶせ ます。 ◆ ライダーシートを取り付けます、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 バッテリーを取り外すと次の設定値がリ セットされます:デジタル時計、レッド ゾーン開始値。これらの機能をセットしな おすには、16 ぺージ ( マルチ機能コン ピューター ) を参照して下さい。 98 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R バッテリーを長期間使用しない時 1 マルチ機能ディスプレイがバッテリーが 消耗し、 劣化するのを防ぐために、 20 日間 以上車両を使用しない場合は 30A ヒューズ を取り外してください。 重要事項 30A ヒューズを取り外すと次 の設定値がリセットされます:デジタル時 計、レッドゾーン開始値。これらの機能を セットしなおすには、 16 ぺージ ( マルチ機 能コンピューター ) を参照して下さい。 バッテリーを 15 日間以上使用していない 場合、硫化を防ぐために、再充電が必要で す。97 ぺージ ( バッテリーの充電 ) 参照。 ◆ バッテリーを外し、涼しく、乾燥した場 所に保管してください、 96 ぺージ ( バッ テリーの取り外し ) 参照。 特に冬期や長期間使用しない場合には、 バッテリーの劣化を防ぐため定期的に ( 毎 月 1 回程度 ) バッテリーの充電状態を点検 し充電してください。 ◆ 通常充電で完全に充電してください、97 ぺージ ( バッテリーの充電 ) 参照。 車両に搭載したままの場合は、バッテリー ケーブルを電極から外してください。 4 5 2 5 3 スイッチ類の点検 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 この車両には次の 4 つのスイッチが付いて います: 1) リアブレーキレバー上のストップラン プスイッチ 2) フロントブレーキレバー上のストップ ランプスイッチ 3) サイドスタンド上の安全スイッチ 4) クラッチレバー上のスイッチ ◆ スイッチに汚れや泥が付着していない か点検します。ピンが干渉なしに動き、 自動的に出発点に戻ることを確認しま す。 ◆ ケーブルが正しく接続されているか確 認してください。 ◆ スプリング (5) に損傷、 摩耗、 劣化などが ないか点検してください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 99 1 2 ヒューズの交換 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 欠陥のあるヒューズを修理して使わない で下さい。 規格に合ったヒューズ以外は決して使わ ないでください。 ショートした場合には電気系統に損傷を 与えるだけでなく火災の危険もあります。 重要事項 ヒューズが頻繁に切れる場合 は電気系統がショートしているか、過負荷 になっている箇所があると考えられます。 この場合は、 aprilia 社オフィシャルディー ラーに相談してください。 電気部品が作動しなかったり、作動が不規 則な場合、またはエンジンの始動ができな い場合などは各ヒューズを点検してくださ い。先ず 15A のセカンダリーヒューズから 点検し、その後 30A のメインヒューズを点 検してください。 100 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R エンジンオイルの点検は次の手順で行 なってください: ◆ 思いがけないショートを避けるため、イ グニッションスイッチを“ ”の位置に 回します。 ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 ◆ セカンダリーヒューズボックス (1) のカ バーを開きます。 ◆ ヒューズを一つずつ取り出し、フィラメ ントが切れていないか点検します (2)。 ◆ 切れたヒューズを交換する前に、できる だけ切れた原因を調べてください。 ◆ ヒューズが切れている場合は同じ電流 容量の新しいヒューズに交換します。 重要事項 交換にスペアヒューズを使用 した場合は、新品の同じヒューズを必ずそ の場所に補充しておいてください。 ◆ ライダーシートを取り外します、 77 ぺー ジ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。 ◆ セカンダリーヒューズに関する上記の 操作と同じ操作を、メインヒューズに関 しても行って下さい。 重要事項 30A ヒューズを取り外すと次 の設定値がリセットされます:デジタル時 計、レッドゾーン開始値。 これらの機能をセットしなおすには、16 ぺージ ( マルチ機能コンピューター ) を参 照して下さい。 G H I A F E D C B 20A セカンダリーヒューズの遮断回路 F) イグニッションスイッチから: ハイビームランプ、ロービームランプ 重要事項 3 個の予備ヒューズ (G) が付 いています。 30A メインヒューズの遮断回路 H) バッテリー充電および車両負荷(赤およ び赤 / 白ケーブル ) I) インジェクション負荷 ( 赤および赤 / 白 ケーブル ) 重要事項 1 個の予備ヒューズ (L) が付 いています。 ヘッドランプの垂直光軸調整 5A セカンダリーヒューズの遮断回路 A) イグニッションキーから: ランプリレー、ストップランプ、ホーン、 パーキングランプ B) イグニッションキーから: ターンインジケーター、インストルメント パネル C) バッテリーから: ECU に伝達されるキー ON 15A セカンダリーヒューズの遮断回路 D) バッテリーから: スピードセンサー、フューエルポンプ、リ レー、スターター、ラムダセンサー E) バッテリーから: クーリングファンリレー、コイル、イン ジェクター、エアインテークフラップ、カ ムシャフトポジションセンサー 重要事項 車体を使用する国の現行の法 規定に従って、ヘッドランプ調整には特定 の作業を行って下さい。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 101 ヘッドランプのシールド 2 サーキットで車両を使用する際、テープを 使用してヘッドランプのシールドを行う 場合には、外気によって冷却されないパラ ボラが過熱するのを避けるため、ヘッドラ ンプのコネクターを切り離して下さい。 切り離したケーブル配線がハンドルの回 転の邪魔や、水に触れない様に隔離してく ださい。 サーキットでの使用が終了したら、ケーブ ル配線をつなぎます。 1 ヘッドランプ光軸の調整方法: ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ◆ フロントフェアリングの左側後方から、 短いプラスドライバーを使ってアジャ スター (1) を回し調整します。 -締め込む方向 ( 時計回り ) に回すと光軸 が上向きになります。 -緩める方向 ( 反時計回り ) に回すと光軸 が下向きになります。 ◆ 右側のライトも同じ作業を行ってくだ さい。 調整が終わったら: 上下方向の光軸を確認してください。 ヘッドランプの光軸は、ネジ (2) を操作す る事により、左右にも調整する事ができま すが、指定された国以外では、勝手に調整 しない事をお勧めします。 適正な光軸は、工場出荷時に調整されてい ます。 102 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 電球 58 ぺージ ( メンテナンス ) をよく読んでく ださい。 火災の危険があります。 電装構成部品には、燃料及びその他の引火 物を近づけないで下さい。 電球を交換する前にイグニッションス イッチが “ ”の位置にあることを確認 し、数分間電球が冷めるのを待ちます きれいな手袋をはめるか、きれいな乾いた 布で電球を持つようにしてください。 電球の過熱や破裂の原因となりますので、 電球を指紋などで汚さないでください。 損傷を避けるために、電球を素手で触った 場合には、アルコールを使い指紋などの汚 れをふき取ってください。 配線ケーブルを引っ張らないよう注意し てください。 重要事項 電球を交換する前に、ヒュー ズ点検を行ってください。 100 ぺージ ( ヒューズの交換 ) 参照。 インストルメントパネル LED ランプの交 換 aprilia 社オフィシャルディーラーアシス タンスサービスや技術的アドバイスが必 要な場合は、お気軽に にご相談ください。 適切で迅速なサービスをお約束します。 インストルメントパネル上には LED ラン プがあります。ランプが正常に機能しない 場合は、インストルメントパネルを交換す る必要があります。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 103 1 1 1 3 5 2 2 2 3 4 ヘッドランプ電球の交換 103 ぺージ ( 電球 ) をよく読んでください。 わかりやすくするため、車両からフロント フェアリングを取り外した状態で図示さ れています。実際は、ハイビーム電球も ロービーム電球もフロントフェアリング を所定の位置に取り付けたまま交換する ことができます。 ヘッドランプには以下の電球が取り付け られます。 -ハイビーム電球 (1)2 個 -ロービーム電球 (2)2 個 -パーキングランプ電球 (3)2 個 ハイビーム電球とロービーム電球は同じ 形です。 電球 (2) のうち 1 つが破損した場合、交換 用の電球が手元にない時は、電球 (1) のう ちの 1 つと交換することができます。 これは新しい電球購入するまでの臨時処 置ですので、電球が破損するたびに行う作 業ではありません。 交換の手順 : ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ハイビーム電球およびロービーム電球の 交換 重要事項 再取り付けの際の入れ間違い を避けるため、コネクターは一度に一つず つ取り出してください。 ハイビームとロービームをどうしても同 時に取り外す必要がある場合は、各コネク ターに目印をつけておき、再取り付けの際 に確認してください。 ◆ 上部サイドカバーを取り外します、 78 ぺージ ( サイドフェアリングの取り外 し ) 参照。 電球のソケットを取り出す際に配線ケー ブルを引っ張らないよう注意してくださ い。 ◆ コネクター (4) を切り離します。 ◆ ロックリングを反時計方向に回転させ、 電球ホルダー (5) を引き抜きます。 ◆ 同格の新しい電球を取り付けます。 ◆ 電球ホルダーをホルダー受けに取り付 け、時計方向に回転させて所定の位置に 固定します。 ◆ コネクター (4) を取り付けます。 104 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 6 2 1 パーキングランプ電球の交換 電球のソケットを取り出す際に配線ケー ブルを引っ張らないよう注意してくださ い。 電球のソケットを取り出す際に配線ケー ブルを引っ張らないよう注意してくださ い。 ◆ パーキングランプのソケット (6) を掴ん で抜き取ります。 ◆ パーキングランプ電球を抜き取り、同じ タイプの新品と交換します。 ターンインジケーターランプ電球の交換 103 ぺージ ( 電球 ) をよく読んでください。 ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ◆ ネジ (1) を回して取り外します。 レンズを取り外す際は、はめ合せ用の突起 部を損傷しないよう注意してください。 ◆ レンズ (2) を取り外します。 重要事項 電球が電球ホルダーに正しく 位置決めされていることを確認します。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 105 ナンバープレートランプ電球の交換 3 103 ぺージ ( 電球 ) をよく読んでください。 ◆ スタンドに車両を配置します。 56 ぺージ ( スタンドの立て方 ) 参照。 ◆ パッセンジャーシート / シートカバーを 取り外します、 26ぺージ(パッセンジャー シート / シートカバーのロックおよび解 除 ) 参照。 4 5 再取り付けの際はレンズがスロットに正 しく取り付けられていることを確認しま す。また、レンズを損傷しないよう、ネジ (1) は強く締め過ぎないでください。 ◆ 電球 (3) を軽く押し込んで反時計回りに 回します。 ◆ 電球 (3) を抜き取ります。 電球の 2 本のガイドピンをソケットのガイ ドに合わせながら、電球を正しく挿入して ください。 ◆ 新品の同じタイプの物を正しく取り付 けます。 パラボラ (4) がシートから外れた場合、正 しく取り付けなおします。 電球のソケットを取り出す際に配線ケー ブルを引っ張らないよう注意してくださ い。 ◆ ナンバープレートランプ電球ホルダー (5) を抜き取ります。 ◆ パーキングランプ電球を抜き取り、同じ タイプの新品と交換します。 重要事項 電球が電球ホルダーに正しく 位置決めされていることを確認します。 106 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 輸送の際の注意事項 清掃 車両輸送の際は、垂直の体勢を保つように しっかりと固定されなければいけません。 燃料、 オイル、 冷却液の漏れを防ぐために、 ギアは 1 速に入れておいてください。 故障した場合は、自分で車両を引こうとせ ず、専門の業者に助けを呼んでください。 次のような特殊な地域や条件下で車両を 使用した場合は頻繁に清掃を行なってく ださい: - 環境汚染地域 ( 市街地、工場地区 ) - 塩分や湿気の多い環境 ( 海岸、高温多湿 風土 ) - 環境、 季節に応じた特殊条件 ( 冬季は道路 に塩や凍結防止剤が撒かれた場合など ) - 車両に溜まった埃や車のタール、虫、鳥 の糞などをそのままにしておかないでく ださい。 - 木の下には駐車しないでください。季節 によっては車に落ちる樹脂、木の実、葉 などに含まれる物質で塗装を傷めること があります。 洗車後はブレーキシステムの摩擦面に 残った水分により、ブレーキの効きが悪く なることがあります。 事故防止のために早めにブレーキをかけ るようにしてください。 ブレーキを通常の作動状態に戻すには、何 度もブレーキを制動させます。 事前チェックを行って下さい。 110 ぺージ ( テクニカルデータ ) 参照。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 107 塗装面に付着した埃や泥を落とすには、弱 い圧力で水を噴射して汚れた部分を充分 に濡らした後、水で薄めた洗剤 ( 水の 2 ~ 4 %) に洗車用の柔らかいスポンジを浸し て泥や汚れを拭き取ります。 その後、よく水をかけ、水分をスエード革 で拭き取ります。 エンジンの表面の掃除は、脱脂液、筆や布 を使用して行います。 アルミニウムのアルマイト加工された部 分、 またはフォーク、 リム、 フレーム、 フッ トレストなどの塗装部分は中性洗剤と水 で洗います。洗剤が強すぎると、これらの 塗装部に傷などが付く恐れがあります。 清掃後は必ず次の作業を行なってくださ い: ◆ キャップ (1) を外します。 ◆ 容器の中に内容物を排出し、その後回収 所に持参してください。 ランプ類の洗浄は、中性洗剤及び水を含ま せたスポンジで表面を丁寧にこすり、水で 充分にすすいで下さい。 シリコンワックスで磨き上げるときは、よ く洗車、乾燥した後にしてください。 マットカラーの塗装を研磨性のペースト で磨かないでください。 夏の日光下での洗車を行わないでくださ い。洗い流す前にシャンプーが乾いてしま い、塗装部分に損害をきたす可能性があり ます。 車体のプラスチック部品の清掃には、40 ºC を超える液体は使用しないでください。 次の部分に高圧ウォータージェット、エ アージェット、蒸気ジェットなどを使わな いでください:車輪ハブ、両ハンドル上の コントロールユニット、 べアリング、 ブレー キポンプ、計器とインジケーター、サイレ ンサー、 小物入れ/ツールキット、 イグニッ ションスイッチ / ステアリングロック、 ラジ エーター、燃料タンクのキャップ、ランプ 系、電源類。 ゴム、プラスチックの部分、シートを洗う 時には、アルコールや石油、その他の溶剤 を使用せず、中性洗剤と水のみを使用して ください。 シートにワックスは塗布しないでくださ い。 滑って危険です。 108 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R ◆ 車両を作業用リアスタンドに配置しま 長期間の未使用 マルチ機能ディスプレイがバッテリーが消 耗し、劣化するのを防ぐために、20 日間以 上車両を使用しない場合は 30A ヒューズを 取り外してください。 重要事項 30A ヒューズを取り外すと次 の設定値がリセットされます:デジタル時 計、レッドゾーン開始値。これらの機能を セットしなおすには、16 ぺージ ( マルチ機 能コンピューター ) を参照して下さい。 長期間使用の予定がない場合は、トラブル を避けるためにいくつかの注意が必要で す。 長期間使用しない場合は、車両を車庫にし まう前に、必ず、修理や主要チェックを 行ってください。後になると忘れてしまう 可能性もあります 次の作業を行なってください: ◆ バッテリーを取り外します。 96 ぺージ ( バッテリーの取り外し )、99 ぺージ ( バッテリーを長期間使用しない 時 ) 参照。 ◆ 車両を洗車し、乾かします。 107 ぺージ ( 清掃 ) 参照。 ◆ 塗装面をワックスで磨きます。 ◆ タイヤに空気を入れます。 40 ぺージ ( タイヤ ) 参照。 ◆ 直射日光の当たらない、涼しく乾燥した 温度変化の少ない場所に保管してくだ さい。 ◆ 湿気が入らないよう、マフラーの先端に ビニール袋などをかぶせて縛ります。 重 要 事 項 作業用フロントスタンド および作業用リアスタンド を使って 両輪を地面から浮かせます。 ◆ 車両を専用の作業用フロントスタンド に載せます、 68 ぺージ ( 作業用フロント スタンドの使用方法 ) 参照。 す、 67 ぺージ ( 作業用リアスタンドの使 用方法 ) 参照。 ◆ 車体にカバーをかけてください。プラス チックや防水性の材質の物は避けてく ださい。 長期間使用しなかった後は : 重要事項 マフラー先端に被せておいた ビニール袋を外してください。 ◆ カバーを外し車両を清掃します。107 ぺージ ( 清掃 ) 参照。 ◆ バッテリーの充電状態を点検します。97 ぺージ ( バッテリーの充電 ) 参照。バッ テリーを取り付けます。 98 ぺージ ( バッ テリーの取り付け ) 参照。 ◆ 燃料をタンクに注入します。 29ぺージ(燃 料 ) 参照。 ◆ 事前チェックを行って下さい。 110 ぺージ ( テクニカルデータ ) 参照。 交通量の少ない場所であまりスピードを 上げずに、数キロ程度試験走行を行なって ください。 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 109 テクニカルデータ 車体寸法 車体長 ( 最長 ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 車体幅 ( 最大 ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 車体高 ( フェアリングまでの最大 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . シート高. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ホイールベース ( 軸距 ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 最低地上高 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] 左マルチ機能ディスプレイランプ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 V – 10 Ah 30 A 5 A、15 A、20 A 12 V – 500 W 12 V – 55 W H11 x 2 12 V – 55 W H11 x 2 12 V – 5 W x 2 12 V – 10 W オレンジ (USA バージョンは 12 V - 10 W) 12 V – 5 W LED LED LED エレクトリカル システム 電球 112 取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 警告灯 ニュートラルギア . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ターンインジケーター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . リザーブ燃料. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ]

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