ユーザーズガイド ASROCK M3A780GXH-128M INSTALLATION

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マニュアル抽象的: マニュアル ASROCK M3A780GXH-128MINSTALLATION

詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。

[. . . ] 16 目標位置、現在位置、残り距離 . . . . . 18 ワークのインクリメンタル位置 . . . . . 18 インクリメンタル位置エンコーダ . . . . . 19 アブソリュート位置エンコーダ . . . . . [. . . ] 80 線形エラー補正 ( 角度エンコーダには無関係 ) . . . . . 93 M3A780GXH-128M 9 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ出力 . . . . . 94 X41 Sub-D ポートのスイッチ入力 . . . . . 95 リファレンスマーク信号を無視する . . . . . 95 X41 Sub-D ポートのスイッチ出力 . . . . . 98 エラー時のスイッチ信号 . . . . . 98 II – 4 エンコーダのパラメータえんこーだのぱらめーた . . . . . 99 ASROCK のリニアエンコーダ . . . . . 99 ASROCK の角度エンコーダ . . . . . 100 II – 5 データポート . . . . . 101 インポートおよびエキスポート機能を含むシリアルデータ転送 . . . . . 128 他の補正値用の後続行 . . . . . 129 X1 ポートにリニアエンコーダを接続した M3A780GXH-128M . . . . . 129 ポート X1 および X2 ( オプション ) に 2 台のリニアエンコーダが接続されている M3A780GXH-128M . . . . . 131 X1 ポートに角度エンコーダを接続した M3A780GXH-128M . . . . . 135 II – 9 接続寸法せつぞくすんぽう . . . . . 139 アクセサリの部品番号 . . . . . 139 入力コンポーネントの取付け . . . . . 140 19- インチの制御盤への取付け用マウンティングプレート- . . . . . ? Z B:図 I。4 原点設定なしの測定プローブ:位置と 測定値の相関関係が不明 Z 40 30 20 10 0 B:図 I。5 原点設定のある測定プローブ:位置と 測定値の相関関係が明らか 16 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 目標位置、現在位置、残り距離 測定プローブが現在位置している位置を現在位置と呼びます。測定 プローブの移動先を目標位置と呼びます。目標位置と現在位置の間 の距離を残り距離と呼びます ( 参照 B:図 I。4)。 I S R B:図 I。6 目標位置 S、現在位置 I、残り距離 R M3A780GXH-128M 17 I – 3 位置表示の基礎 I – 3 位置表示の基礎 ワークの絶対位置 ワークの位置はどれも絶対座標によって明確に定義されます ( 参照 B:図 I。5)。 例:位置 1 の絶対座標:Z = 20 mm ワーク図面に絶対座標が含まれている場合は、工具または測定プ ローブをこの座標上で移動させます。 20 0 1 B:図 I。7 位置 1、例えば「ワークの絶対位置」 ワークのインクリメンタル位置 位置は以前の目標位置を基準にすることも可能です。そうするには、 相対的なゼロ点を以前の目標位置に置きます。その場合は、位置が 互いに並列する寸法で指定されるため、インクリメンタルな ( イン クリメント = 増加 ) 寸法またはインクリメンタルディメンジョンま たは直列寸法となります。インクリメンタルな座標には前に I が付 きます。 例: 位置 3 のインクリメンタル座標は、位置 2 を基準にしていま す ( 参照 B:図 I。6)。 位置 2 の絶対座標:Z = 10 mm 位置 3 のインクリメンタル座標:IZ = 10 mm ワーク図面にインクリメンタル座標が含まれている場合は、工具ま たは測定プローブをこの座標値の分だけ移動させます。 10 0 10 3 2 B:図 I。8 位置 3、例えば「ワークのインクリメ ンタル位置」 18 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 インクリメンタル位置エンコーダ ASROCK のインクリメンタルリニアエンコーダおよび角度エン コーダは測定プローブなどの動作を電気信号に変換します。M3A780GXH-128M などの位置表示装置は信号を分析して測定プローブの現在位置を算 出し、その位置を数値としてディスプレイに表示します。 電源供給が中断すると、測定プローブ位置と計算された実際位置と の相関性が失われます。電源供給が復旧したら、位置エンコーダの リファレンスマークと M3A780GXH-128M の「REF 自動」を使用してこの相関性 を復元してください。 Z Y X B:図 I。9 例えば X 軸などのリニア軸用の位置 エンコーダ アブソリュート位置エンコーダ ASROCK のアブソリュートリニアエンコーダおよび角度エン コーダは電源投入直後に位置の絶対値を位置表示装置に転送します。 これにより、測定プローブなど を移動させることなく、電源投入直 後に現在位置と測定プローブ位置の相関関係が復元されます。 エンコーダは目盛分割 ( 参照 B:図 I。8) から直接アブソリュート 位置情報を算出し、その値を双方向インタフェース EnDat 2. 1/2. 2 を介して位置表示装置に転送します。 B:図 I。10 アブソリュート位置エンコーダの目盛 分割 M3A780GXH-128M 19 I – 3 位置表示の基礎 I – 3 位置表示の基礎 リファレンスマーク インクリメンタルエンコーダには 1 つまたは複数のリファレンス マーク ( 参照 B:図 I。9) があり、停電後に M3A780GXH-128M のリファレン スマーク評価で原点を復元するために使用されます。リファレンス マークには、固定タイプと距離コード化タイプの 2 つの主要なオプ ションがあります。 距離コード化タイプのリファレンスマークを持つエンコーダの場合 は、コード化された一定の距離でマークが置かれています。それに より、M3A780GXH-128M は任意のリファレンスマークペアを使用して以前の原 点を復元することができます。そのため、M3A780GXH-128M のスイッチを再度 入れたときに、エンコーダに任意の位置からごく短い距離を走らせ るだけで原点を復元することができます。 固定タイプのリファレンスマークを持つエンコーダには、固定間隔 で 1 つまたは複数のマークがあります。原点を正しく復元するに は、リファレンスマーク評価時に、原点が最初に設定されたときに 使用したものと同じリファレンスマークを使用する必要があります。 ワークへの危険 原点設定の前にリファレンスマークを通過していないと、 スイッチを切った後や停電の後で原点が復元されません。 B:図 I。11 スケール - 上は距離コード化タイプの リファレンスマークが付いたもの、下 はリファレンスマークが 1 つ付いたも の 20 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 M3A780GXH-128M のスイッチオン M3A780GXH-128M のスイッチをオンにします。スイッチは装置 の背面に付いています。装置のスイッチを入れたと きや停電の後は、M3A780GXH-128M がスタート画面で起動しま す ( 参照 B:図 I。10)。装置前面にある緑色の LED が点灯します。スタート画面には装置の型式や現在 インストールされているソフトウェアのバージョン 番号および ID 番号が表示されます。 ダイアログ言語を変更する場合は、ソフトキー「言語」を押してく ださい ( 参照 B:図 I。11)。選択した内容を ENTER キーで確定しま す。 B:図 I。4 スタート画面 内蔵ヘルプシステムを呼び出すには、ソフトキー「ヘルプ」を押し ます。 標準画面を表示させるには任意の他のキーを押します。 M3A780GXH-128M はこれで実際値モードで運転準備完了です。 ND にインクリメ ンタルエンコーダを接続した場合は、表示 REF が点滅します。ここ でリファレンスマーク評価を実行してください (22 ページの「リ ファレンスマークの評価」を参照 )。 アブソリュートエンコーダを接続した場合は、エンコーダが位置の 絶対値を自動的に位置表示装置に転送します。 „ 必要であれば後で言語を切り替えることができます。 37 ページの「言語」を参照。 „ ソフトウェアバージョン (ファームウェアバージョン) を必要に応じて更新するには、104 ページの「ソフト ウェアアップデート ( ファームウェアアップデート ) のインストール」を参照。 „ 設定可能な時間が経過すると、ND がスクリーンセーバ を起動します ( 出荷時の設定 120 分、37 ページの 「画面の調整」を参照 )。装置前面にある赤色の LED が 点灯します。画面を起動するには、キーをどれか 1 つ 押すか、エンコーダを走行させてください。 „ スタート画面をオフにして、すぐに標準画面を表示さ せることが可能です (78 ページの「アプリケーション の設定」を参照 )。 B:図 I。5 言語の選択。 M3A780GXH-128M 21 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 リファレンスマークの評価 「REF 自動」を使用すると、スイッチを切る前に最後に設定した軸ス ライドや測定プローブの位置と表示値との相関関係が M3A780GXH-128M によっ て自動的に再検出されます。 インクリメンタルエンコーダが接続されている場合のリファレンス マークの評価 ( 参照 B:図 I。12): U U「REF 表示 REF が点滅したらリファレンスマークを通過してください。 自動」が表示値を検出すると、表示 REF が点滅しなくなりま す。 リファレンスマーク評価を使用しない場合 U リファレンスマークを通過しない場合は、ソフトキー「NO REF」 を押して次に進みます。 U リファレンスマーク評価を後で再び有効にするには、X41 ポート の 25 ピンで外部信号を使用するか (72 ページの「エンコーダの 定義」を参照 )、M3A780GXH-128M のスイッチを一旦切ってから再度入れ直 します。 ワークへの危険 リファレンスマークのないエンコーダの場合や、リファ レンスマークを通過していない場合は、画面の REF 表示 がグレーになり、ND のスイッチを切ると設定されたすべ ての原点が失われます。そのため、軸スライド位置と表 示値の相関関係は停電 ( スイッチオフ ) 後に復元できま せん。 B:図 I。6 リファレンスマーク検出時の表示 M3A780GXH-128M のスイッチオフ M3A780GXH-128M のスイッチをオフにします。装置のスイッチ を切ると連続測定の測定値は消失します。パラメー タ設定や補正値表、統計的プロセスコントロールで ND によって保存された測定値はメモリに保存された ままになります。 22 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 標準のスクリーンレイアウト M3A780GXH-128M の標準画面には、常に位置情報の他に設定や操作モードに関 する様々な情報が表示されています ( 参照 B:図 I。13)。標準画面 は次のエリアに分割されています。 1 ステータスバー „ 現在の操作モード: 実際値、 残り距離 „ X1、X2 または X1:X2:軸および軸カップリングの現在の表示 モード „ 黒字の SCL:スケール係数が有効です。 „ 黒字の KORR:現在表示されている軸または軸カップリングに 対してエラー補正および軸エラー補正が有効になっています。 „ 動作中のストップウォッチの値:ストップウォッチが止まっ ているときはこのフィールドがグレーになります。 „ mm、inch、Deg、DMS または rad:現在設定されている測定単 位 „ 現在使用されている原点:M3A780GXH-128M では 2 つの異なる原点を使 用することができます。 „ 現在操作中のソフトキーレベルの表示。 2 位置表示 „ 長さ表示: 現在の符号付き軸値 „ 角度表示: 現在の符号付き角度値 ( 度、分、秒表示時は単位記号付き ) 3 情報バー „ 必要な入力や手順に関する注意事項などが表示されるので、 表示装置での作業を楽にします。 „ エラーや警告が発生すると、情報バーに赤色の文字でそれら が表示されます。メッセージは C キーで解除します。 „ M3A780GXH-128M の連続測定モードおよび SPC モードでは、 情報バーの 左端に測定値カウンタおよびサンプルカウンタが表示されま す。 „ 温度センサによる軸補正を起動していると、左端に温度セン サの測定値が常に表示されるようになります。 „ マルチターンエンコーダが接続されている場合は、情報バー の右端に回転数カウンタが表示されます。 2 1 3 4 5 B:図 I。7 標準画面 M3A780GXH-128M 23 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 4 ステータス表示 „ < / = / >:分類モードをオンにしたときや、統計的プロセス コントロール (SPC) 中は、3 つのマークが有効になります。 これらが赤い字のときは、現在値が分類の下限よりも小さい か、上限よりも大きいことを表します。文字が緑色のときは、 その値が分類の上下の限界の中に収まっていることを表しま す。 „ min、actl または max および Diff:これらの記号は、連続測 定の実行中にのみ有効になります。これらは位置表示装置の 現在設定されている表示モードを表します。 „ Set:原点の設定中に新しい値を入力すると、このマークが点 滅します。 „ Ref:赤い文字の「REF」表示は、接続されているインクリメ ンタルエンコーダに対し、表示されている軸のリファレンス マーク評価をまだ完了させていないと点滅します。 5 ソフトキー ソフトキーは 3 つのレベルに配置されており、 「ナビ ゲーション」キー ( 左を参照 ) を使うとその間を移動で きます。機能を実行するには、ソフトキーを押します。 ソフトキーの割り当ては ND の操作モードによって異な ります。 24 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 標準画面のソフトキー機能 ソフトキー機能は 3 つのレベルに分かれており、 「ナビゲー ション」キー ( 左を参照 ) を使用するとスクロールできます。 標準画面でのレベル表示はレベルの数と、現在表示されてい B:図 I。8 選択したソフトキーレベルの表示 る選択中のレベルを表示します。ソフトキーに関する詳しい 情報については、表に記載されているマニュアルのページを ご覧ください。 レベル 1 のソフトキー : ソフトキー 設定 機能 「加工設定」メニューが開き、ソ フトキー「システム設定」が表示 されます。 ページ ページ 30 連続測定 連続測定の開 始 SPC SPC の開始 分類 「連続測定」メニューが開きます。 ページ 42 連続測定を開始します。 「SPC」メニューが開きます。 SPC 機能を開始します。 「分類」メニューが開きます。 ページ 48 ページ 48 ページ 56 ページ 58 レベル 2 のソフトキー : ソフトキー ヘルプ 印刷 機能 内蔵ヘルプシステムを呼び出しま す。 現在の測定値をシリアルインタ フェースを通じて接続されている コンピュータやプリンタに転送し ます。 実際値モードと残り距離モードの 間で切り替えます。 長さまたは角度位置表示を表示さ れている単位に切り替えます。選 択した単位はステータスバーに表 示されます。 ページ ページ 28 ページ 114 残り距離 オン mm inch DEG DMS rad ページ 30 ページ 34 M3A780GXH-128M 25 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 レベル 3 のソフトキー : ソフトキー X1 [X2] 機能 „ この機能は 2 軸モードのときのみ有効です。 ステータスバー (X1、X2、X1:X2) の表示モードと表示値を切 り替えます。 „ ソフトキーの上の値は表示値を表します。ここでは X1。ソフ トキーをもう一度押すと、 角括弧の中に入ったその下の値 X2 が表示されます。次の表示値が可能:X1、X2、X1+X2、 X1- X2、数式 f(X1, X2)。 ページ ページ 27, ページ 78 原点 設定 原点同士を切り替えます ( ステータスバーの原点表示を参照 )。 ページ 31, ページ 36, „ 以前設定した原点の値に軸値を設定します。 „ 軸カップリング X1:X2 の場合、X1 は以前設定した原点の値 にセットされ、X2 はゼロにセットされます。 „ 実際値表示:選択した軸の選択した原点をゼロにセットしま す。軸カップリングの場合は、両軸の選択した原点がゼロに セットされます。 „ 残り距離表示:選択した軸の残り距離をゼロにセットしま す。軸カップリングの場合は、両軸の残り距離がゼロにセッ トされます。 マスタ部品測定値を表示する:マスタ部品で温度補正を有効に すると、M3A780GXH-128M で常に情報行の左には実際に測定された温度値 が表示され、右には入力されたマスタ部品の標準寸法が表示さ れます。 ページ 31 ゼロセット ページ 31 マスタ部品測定 ページ 41 26 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 軸の表示モード ソフトキー X1-X2 [f(X1, X2)] を押すと、 希望する表示モードとそれ に関連する表示値に切り替えることができます (25 ページの「標準 画面のソフトキー機能」を参照 ): ステータスバー 機能 „ 軸 X1 および入力 X1 の表示モード „ 入力 X2 にアナログセンサが接続さ れており、エンコーダタイプに補正 (72 ページの「エンコーダの定義」 を参照 ) が選択されていると、 M3A780GXH-128M は 1 軸カウンタのように動作 します (X1 のみ ) 軸 X2 および入力 X2 の表示モード B:図 I。9 ソフトキーレベル 3 の標準画面 両方の軸の表示モード:X1+X2、X1-X2、 f(X1, X2) の表示。 f(X1, X2) の数式を入力するには、数式エディタを選択し ます。78 ページの「アプリケーションの設定」を参照。 データ入力 „ 入力フィールドに数字を入力するのには数字キーを使用します。 „ フィールドに入力した内容を ENTER キーで確定し、前の画面に戻 ります。 „ C キーはエントリを削除したり、エラーメッセージを解除したり、 前の画面に戻るのに使用します。 „ ソフトキー 1 は様々な操作機能およびパラメータ機能を表示しま す。これらの機能は、各ソフトキーの下にあるソフトキーボタン を直接押すと選択できます。ソフトキー機能は通常、3 つ以内の レベルに分かれています。レベルは「ナビゲーション」キー 2 で 切り替えることができます ( 下を参照 )。 „ 「ナビゲーション」キー 2 を押すと、使用可能なソフトキー機能の レベルをスクロールすることができます。現在選択されているレ ベルは画面上のステータスバーに表示されます。 „ 「上へ」キーまたは「下へ」キー 3 でカーソルを動かすと、入力画 面のパラメータフィールド間およびメニューのメニューコマンド 間を移動できます。メニューの最後のメニューコマンドにカーソ ルが来ると、カーソルは自動的にそのメニューの最初に戻ります。 3 1 B:図 I。10 データ入力 2 M3A780GXH-128M 27 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 内蔵ヘルプシステム 内蔵されているヘルプシステムがそれぞれの状況にふさわしい情報 を提供してくれます ( 参照 B:図 I。17)。 内蔵ヘルプシステムを呼び出す: U U U ソフトキー「ヘルプ」を選択します。 位置表示装置は処理中のプロセスに関する情報を画面に表示しま す。 テーマが画面の複数ページに渡る場合は、 「上へ」キーまたは「下 へ」キー、あるいはソフトキー「画面上へ」または「画面下へ」 でテーマをスクロールできます。 B:図 I。11 内蔵ヘルプシステム 別のテーマに関する情報を表示させる: U U U U ヘルプのテーマの一覧を表示させるには、ソフトキー「テーマリ スト」を選択します。 ソフトキー 「パート 1 / [ パート 2]」 を押すと、 場合によってより 詳しいヘルプ情報が表示されることもあります。 ディレクトリをスクロールするには、 「上へ」キーまたは「下へ」 キー、あるいはソフトキー「画面上へ」または「画面下へ」を使 用してください。 テーマを表示させる場合は、ソフトキー「テーマの表示」か、ま たは ENTER キーを押します。 内蔵ヘルプシステムを終了する: U C キーを押します。ヘルプを呼び出す前のところへ戻ります。 28 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 入力画面 様々な機能や設定パラメータにはデータ入力が必要です。そのよう なデータは入力画面で入力します。入力画面は該当する機能を選択 すると表示されます。それぞれの入力画面には、必要なデータを入 力するのに不可欠なフィールドが含まれています。 変更を適用する: U ENTER キーを押します。 変更を無視して前の画面に戻る: U C キーを押します。 ヘルプ情報のウィンドウ メニューや入力画面を開くと、その右側にユーザへの説明を表示す るウィンドウが開きます ( 参照 B:図 I。18)。このダイアログウィ ンドウには、選択した機能に関する情報や使用可能なオプションに 関する説明が表示されます。 B:図 I。12 ヘルプ情報が表示されているメニュー の例 エラーメッセージ ND の使用中にエラーが発生するとエラーメッセージが表示され、エ ラーの原因が説明されます。 エラーメッセージを解除する: U C キーを押します。 最後のエラーを解除する前に新しいエラーが発生した場 合は、最後に発生したエラーが表示されます。このエ ラーを解除すると、その前のエラーが再び表示されます。 ND は各エラーカテゴリの最後のエラーをメモリ内で解除 するために保存します (60 ページの「エラーメッセー ジ」を参照 )。 M3A780GXH-128M 29 I – 3 M3A780GXH-128M の基本機能 I – 4 加工設定かこうせってい I – 4 加工設定かこうせってい 操作モードそうさもーど M3A780GXH-128M には、 「実際値」と「残り距離」の 2 つの操作モードが用意 されています。 ステータスバー 機能 実際の現在位置の表示 目標位置までの実際の残り距離の表示 B:図 I。5 ステータスバー内の ( マークされた ) 現在位置の表示 操作モード「実際値」では M3A780GXH-128M は常に原点を基準として測定プ ローブの実際の現在位置を表示します。表示値が希望する目標位置 になるまで測定プローブを移動させてください。 操作モード「残り距離」では、各軸を表示値「ゼロ」に移動させる ことによって測定プローブを目標位置に位置決めします。その場合 の手順は以下の通りです: U U U U U ソフトキー「残り距離オン」を押すと、操作モードが切り替わり ます (25 ページの「標準画面のソフトキー機能」を参照 ):位置 表示装置にゼロが表示されます。 数字キーで移動先の目標位置を入力し、ENTER キーで確定します: 位置表示に移動する残り距離が表示されます。 軸を表示値ゼロに移動させます。 必要であれば次の目標位置を入力して ENTER キーで確定します: 軸が再度表示値ゼロに移動します。 残り距離モードを終了します:ソフトキー「残り距離オフ」を押 します 残り距離の符号: „ 現在位置から目標位置まで負の軸方向に移動する場合、 残り距離の符号はプラスになります。 „ 現在位置から目標位置まで正の軸方向に移動する場合、 残り距離の符号はマイナスになります。 操作モード「残り距離」では、スイッチ出力 A1 (15 ピ ン ) および A2 (16 ピン ) の持つ機能が異なります (96 ページの「X41 Sub-D ポートのスイッチ出力」を参照 ) 30 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 原点の設定 原点を設定する際は、既知の位置を該当する表示値に割り当てます。 位置表示装置 M3A780GXH-128M では 2 つの原点を保存できます。 運転中は軸の表示値を素早くゼロにセットしたり、保存された値や 新しい値に設定したりすることができます。 「ゼロセット」機能を選択すると、該当する軸の現在の位 置で現在有効な原点をゼロにセットすることになります。 „ 実際値モードが有効になっている場合は、位置表示装 置にゼロが表示されます。 „ 残り距離モードが有効になっている場合は、位置表示 装置に新しい原点までの残り距離が表示されます。 B:図 I。6 ソフトキーレベル 3 の標準画面 表示モード X1 および X2 で 1 本の軸もしくは 2 本の軸の表示値を 設定する U 標準画面でソフトキーレベル 3 を選択します。 U 表示モード「X1」または「X2」を選択します (27 ページの「軸の 表示モード」を参照 )。 U 必要に応じてソフトキー「原点」で設定する原点を選択します。 U 表示値をゼロにするには、ソフトキー「ゼロセット」を押すか、 X41 ポートの 2 ピンに信号を印加します。他に数字キーの「0」を 押してから ENTER キーで確定する方法もあります。 U 任意の表示値を設定するには、新しい値を数字キーで入力します。 SET のステータス表示が赤く点滅します。入力した値を ENTER キーで確定します。 U 表示値を固定されたデフォルトの原点に設定するには (36 ページ の「原点の値」を参照 ):ソフトキー「設定」を押します。その代 わりに X41 ポートの 3 ピンに信号を印加する方法もあります。 M3A780GXH-128M 31 I – 4 加工設定かこうせってい I – 4 加工設定かこうせってい 表示モード X1:X2 での 2 軸用の表示値を設定する (X1+X2、X1-X2、 f(X1, X2) に該当 ) U 標準画面でソフトキーレベル 3 を選択します。 U 表示モード X1:X2 を選択します (27 ページの「軸の表示モード」 を参照 )。 U 必要に応じてソフトキー「原点」で設定する原点を選択します。 U 両方の軸の表示値をゼロにするには、ソフトキー「ゼロセット」 を押すか、X41 ポートの 2 ピンに信号を印加します。他に数字 キーの「0」を押してから ENTER キーで確定する方法もあります。 軸カップリング用にプログラミングされている数式によっては、 表示がゼロにならないこともあります。 U 軸 X1 を任意の表示値に設定するには、 数字キーで新しい値を入力 します。SET のステータス表示が赤く点滅します。入力した値を ENTER キーで確定します。 軸 X2 の表示値は ND によって自動的に ゼロに設定されます。 U X1 軸を固定されたデフォルトの原点に設定するには (36 ページの 「原点の値」を参照 ):ソフトキー「設定」を押します。軸 X2 の 表示値は ND によって自動的にゼロに設定されます。 その代わりに X41 ポートの 3 ピンに信号を印加する方法もあります。 B:図 I。7 ソフトキーレベル 3 の標準画面 B:図 I。8 合計表示または差表示 32 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 「加工設定」メニューを呼び出す M3A780GXH-128M では運転パラメータの設定用に「加工設定」と「システム設 定」の 2 つのメニューが用意されています。 „ 「加工設定」メニューでは加工用のパラメータを固有の要件に合わ せて調整します。 „ 「システム設定」メニューではエンコーダ、表示、通信のパラメー タを定義します (70 ページの「 「システム設定」メニュー」を参照 )。 「加工設定」メニューの呼出し: U ソフトキー「設定」を押すと、 「加工設定」メニューが開きます。 「加工設定」メニューでは以下のソフトキーが使用できます ( 参照 B:図 I。23): „ システム設定 このソフトキーで「システム設定」メニューのパラメータにアク セスします (70 ページの「 「システム設定」メニュー」を参照 )。 „ インポート/エキスポート 運転パラメータに関する情報はシリアルポート経由でインポート したりエキスポートしたりすることができます。(102 ページの 「インポートおよびエキスポート機能を含むシリアルデータ転送」 を参照 )。このソフトキーを選択した後は 2 つのソフトキーが使 用できます。 U「インポート」を押すと、運転パラメータをコンピュータから転送 できます。 U「エキスポート」を押すと、現在の運転パラメータをコンピュータ へ転送できます。 U この操作を終了するには C キーを押します。 „ ヘルプ このソフトキーで内蔵ヘルプシステムを呼び出します。 「ナビゲーション」キーを使用すると、メニューコマンドのページを 素早く選択できます。入力画面を表示させて編集するには、 「下へ」 キーおよび「上へ」キーで希望するメニューコマンドを選択してか ら ENTER を押します。 メニューコマンドに関する詳しい説明は次ページ以降をご覧くださ い。 B:図 I。9 「加工設定」メニュー B:図 I。10「加工設定」メニュー M3A780GXH-128M 33 I – 4 加工設定かこうせってい I – 4 加工設定かこうせってい 測定単位 入力画面「測定単位」では、使用する長さと角度の単位を設定しま す。M3A780GXH-128M のスイッチを入れると、これらの設定が有効になりま す。 長さの測定単位は「長さ」フィールドで定義します。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「測定単位」を選択し、 U ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「mm/inch」で mm と inch を切り替えます。これは 「実際値」モードでも「残り距離」モードでも可能です。 「角度」フィールドでは角度値の表示モードと入力モードを定義しま す。 U ソフトキー 「角度」 を使用して小数値 ( 度 )、 ラジアン (rad)、 DMS ( 度/分/秒 ) に切り替えます。 B:図 I。11 測定単位 設定した測定単位は標準画面のステータスバーで確認できます。 34 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 スケーリング係数 スケーリング係数はワークピースを縮小したり、拡大したりするの に使用します。エンコーダの移動距離はどれも、スケーリング係数 で掛け算されます。 „ スケーリング係数 1. 0 が有効になっている場合は、設計図で指定 されているのと同じ大きさのワークピースが作成されます。 „ スケーリング係数 > 1 の場合はワークが拡大されます。 „ スケーリング係数 < 1 の場合はワークが縮小されます。 スケーリング係数の設定: U「加工設定」メニューでメニューコマンド「スケーリング係数」を U U 選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「オン/オフ」で有効なスケーリング係数を無効にで きます。 スケーリング係数が有効になっているときは、数字キーでゼロよ り大きい数字か、ゼロより小さい数字を入力してください。これ には 0. 100000 から 10. 000000 の間の数字を使用できます。ス ケーリング係数に 1 以外の数字を設定すると、ステータスバーに スケーリング係数のマーク SCL が黒い字で表示されます。 B:図 I。12 スケーリング係数 スケーリング係数の設定は ND のスイッチを切っても保持されます。 „ メニューコマンド「スケーリング係数」はリニアエン コーダの付いた軸でのみ有効にできます。 „ 鏡化:スケーリング係数を –1. 00 にすると、ワーク ピースの鏡化された画像を得ることができます。ワー クピースの鏡化とサイズの拡大または縮小を同時に行 えます。 M3A780GXH-128M 35 I – 4 加工設定かこうせってい I – 4 加工設定かこうせってい 原点の値 この入力画面では原点の値を設定できます ( 参照 B:図 I。27)。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「原点の値」を選択し、 U U ENTER キーで入力画面を呼び出します。 値を入力し、ENTER キーで承認します。 表示をこの値に設定するには、標準画面でソフトキー「設定」(31 ページの 「原点の設定」 を参照 ) を押すか、 X41 Sub-D ポートの 3 ピン (94 ページの「X41 Sub-D ポートのスイッチ入力」を参照 ) をアクティブに切り替えます。 B:図 I。13 原点の値 ストップウォッチ ストップウォッチは時間 (h)、分 (m)、秒 (s) を表示します。この ストップウォッチは普通のストップウォッチと同じ原則に従い、経 過時間を計ります。タイムは 0:00:00 からスタートします。 「経過時間」 フィールドには経過した時間間隔の合計が表示されます ( 参照 B:図 I。28)。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「ストップウォッチ」を U U 選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「開始/停止」を押します。M3A780GXH-128M はステータス フィールド「進行中」と経過時間を表示します。進行中のタイム を停止するには、このソフトキーをもう一度押します。 ソフトキー「リセット」はタイム表示をリセットします。タイム 表示をリセットすると、ストップウォッチが「停止」になります。 „ ストップウォッチのすべての機能 ( 開始、停止、リ セット ) が直ちに有効になります。 „ 経過時間が 1 時間未満である間は、タイムが分と秒で ステータス表示に表示されます。タイムが 1 時間以上 になると、表示が時間と分に切り替わります。 B:図 I。14 ストップウォッチ 36 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 画面の調整 M3A780GXH-128M の液晶ディスプレイの輝度は調整可能です ( 参照 B:図 I。 29)。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「画面の調整」を選択 し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 U ソフトキー「下げる」または「上げる」を押して必要な輝度に調 整します。 U「スクリーンセーバ」フィールドでは、無効にしたスクリーンセー バを再び有効にするまでの時間を設定します。アイドルタイムに は 30 分から 120 分の間の値を選択できます。ソフトキー「オフ」 でスクリーンセーバをオフにすることができますが、ND のスイッ チを切るとオフ状態は有効でなくなります。 B:図 I。15 画面の調整 液晶ディスプレイの輝度は、標準画面で「上へ」キーお よび「下へ」キーを押して直接設定することもできます。 言語 M3A780GXH-128M は複数の言語をサポートしています。言語の変更は次の手順 で行います。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「言語」を選択し、 ENTER キーで入力画面を呼び出します。 U「言語」フィールドに希望の言語が表示されるまでソフトキー「言 語」を繰り返し押します。 U 入力内容を ENTER で確定します。 B:図 I。16 言語 M3A780GXH-128M 37 I – 4 加工設定かこうせってい I – 4 加工設定かこうせってい スイッチ信号 内部コンポーネントへの危険! „ 外部回路の電圧は EN 50178 の保護特別低電圧を満た している必要があります。 „ 誘導負荷はインダクタンスに平行にして抑制ダイオー ドと接続してください。 内部コンポーネントへの危険! シールドケーブルを使用する場合のみ、シールドをコネ クタハウジングの上に置いてください。 U「加工設定」メニューの「下へ」キーでメニューコマンド「スイッ U U チ信号」を選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「オン/オフ」でスイッチ点を有効もしくは無効にで きます。 A1 と A2 の希望するスイッチリミットを数字キーで入力します。 パラメータで設定したスイッチリミットに達すると、該当する出力 が切り替わります。このとき、出力 A1 は X41 Sub-D ポートの 15 ピンを、出力 A2 は 16 ピンを表します。 „ 測定値が A1 以上である間は、15 ピンがアクティブになります。 „ 測定値が A2 以上である間は、16 ピンがアクティブになります。 スイッチ点「ゼロ」には別の出力が用意されています。表示値が 「ゼロ」のときは、位置表示装置が X41 Sub-D ポートの 14 ピンを常 にアクティブにします。信号の最短時間は 180 ms です。 M3A780GXH-128M は測定信号、入力周波数、データ出力などを常に監視してお り、発生したエラーを情報バーに表示します。測定やデータ出力に 大きな影響を与えるエラーが発生すると、19 ピンのスイッチ出力が アクティブになります。この出力はエラーが解除されるまでアク ティブなままになります。これにより、自動化されたプロセスでの エラーモニタが可能になります。 操作モード「残り距離」では、スイッチ出力 A1 (15 ピ ン ) および A2 (16 ピン ) の持つ機能が異なります (96 ページの「X41 Sub-D ポートのスイッチ出力」を参照 ) B:図 I。17 スイッチ信号 38 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 測定値の出力 「測定値の出力」機能を使用すると、現在の表示値をシリアルポート を通じて転送することができます。現在の表示値の出力は X41 SubD ポートのスイッチ信号、 「Control B」コマンド、ソフトキー「印 刷」のいずれかでアクティブにします (114 ページの「測定値の出 力」を参照 )。 測定値の出力信号によって測定値をどのようにディスプレイに表示 させるのかは、以下のように設定できます。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「測定値の出力」を選択 U し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「表示停止」を押します。3 つのオプションが用意さ れています。 „ 同時進行の表示」 :測定値の出力は画面の表示に影響しません。 表示値は現在の測定値と同じです。 „ ストップした/同時進行の表示:画面の表示は測定値の出力時 にストップします。スイッチ入力が有効である間は画面の表示 が停止します。 „ 停止した表示:表示は停止され、新しい測定値が出力される度 に更新されます。 B:図 I。18 測定値の出力 異なる表示オプションの例を次のページでご覧ください。 1 2 3 4 1 2 3 4 位置 保存信号 停止した表示 停止した/同時進行の表示 測定値の出力に関する情報は ページ 114 をご覧ください。 M3A780GXH-128M 39 I – 4 加工設定かこうせってい I – 4 加工設定かこうせってい 外部入力の機能 内部コンポーネントへの危険! „ 外部回路の電圧は EN 50178 の保護特別低電圧を満た している必要があります。 „ 誘導負荷はインダクタンスに平行にして抑制ダイオー ドと接続してください。 内部コンポーネントへの危険! シールドケーブルを使用する場合のみ、シールドをコネ クタハウジングの上に置いてください。 メニューコマンド「外部入力の機能」を使用すると、X41 ポートの 外部入力に対する M3A780GXH-128M の反応の仕方を設定することができます (94 ページの「X41 Sub-D ポートのスイッチ入力」を参照 )。 U「加工設定」メニューでメニューコマンド「外部出力の機能」を選 U 択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「バージョン」を押します。2 つのバージョンが用意 されています。 „ バージョン 1:6 ピンに LOW 信号が連続的に発生していれば、 操作モード「連続測定時に最小/最大を検出」を外部から起動 できます。そうすると装置で設定可能な表示モードは無効にな ります。7 ピンは表示を MIN に、8 ピンは MAX に、9 ピンは DIFF に切り替えます。 表示を ACTL に設定するには、 7 ピン、 8 ピン、9 ピンのうちのどれにも信号が発生していないか、2 つ以 上のピンに信号が発生していなければなりません。 6 ピンに LOW 信号が連続して発生していると、5 ピンの信号 ( パルス ) が新 しい連続測定を開始させます。 „ バージョン 2:5 ピン、6 ピン、7 ピン、8 ピン、9 ピンをアク ティブにすると、2 軸使用モード用の様々な表示モードが切り 替わります。その際、6 ピンは軸 X1 に、7 ピンは軸 X2 に、8 ピンは両軸の合計 X1+X2 に、9 ピンは両軸の差 X1-X2 に、5 ピ ンは両軸の定義可能な関係 f(X1, X2) に切り替えます。79 ペー ジの「軸カップリング用の数式」を参照。 B:図 I。19 外部入力の機能 スイッチ入力とスイッチ出力の一覧については ページ 94 をご覧く ださい。 40 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 マスタ部品補正 メニューコマンド「マスタ部品補正」でマスタ部品の温度補正を有 効にすることができます。そのためには、次の条件を満たしている 必要があります。 „ エンコーダ入力 X2 に温度センサが接続されている。 „ 温度センサに関して、 「エンコーダの定義」メニューで「エンコー ダタイプ」として「補正」モードを選択し、次のエンコーダパラ メータを入力してある。72 ページの「エンコーダの定義」を参 照: „ キャリブレーション測定値ペア „ 適正な膨張係数 „ 基準温度 „ 補正 K の値は次のように計算されます。 K = SM * A * (T - T_b) „ SM: マスタ部品の標準寸法 „ A: 膨張係数 „ T: 実際に測定された温度 „ T_b: 基準温度 補正を有効にする: U「加工設定」メニューでメニューコマンド「マスタ部品補正」を選 B:図 I。20 マスタ部品補正 択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 U「標準寸法」フィールドで、マスタ部品の既知の標準寸法を入力し U ます。 ソフトキー「オン/オフ」を押して、 「マスタ部品測定」フィール ドで、マスタ部品の温度補正をオンにします。 マスタ部品を測定する: U U ソフトキーレベル 3 の標準画面で、ソフトキー「マスタ部品測定」 を押します。M3A780GXH-128M で常に情報行の左には実際に測定された温度 値が表示され、右には入力されたマスタ部品の標準寸法が表示さ れます。 マスタ部品を入れて、以下の試料のゼロからの差異を表示するか、 標準寸法からの差異を表示するかに応じて、ソフトキー「ゼロ」 または「標準寸法」を押します。 M3A780GXH-128M 41 I – 4 加工設定かこうせってい I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコン トロール 機能 M3A780GXH-128M では測定値を表示させるだけでなく、測定値を連続測定とし て記録して評価したり、統計的プロセスコントロール (SPC) を実行 したりすることもできます。 連続測定は接続されている軸毎に 10000 個までの測定値を含むこと ができます。さらに測定値の記録を手動、外部、時間制御によって 作動させることも可能です。連続測定の記録後は、それをすぐに M3A780GXH-128M で評価して、ディスプレイに表またはグラフ形式で表示させる ことができます。測定値はエキスポートすることもできます。 M3A780GXH-128M は統計的プロセスコントロール (SPC) 用に、 測定値を 1000 個まで保存できる停電保護仕様の FIFO メモリを備えています。必 要なパラメータを定義して SPC を起動したら、監視する測定値のサ ンプルを取ります。必要な前プロセスの終了後、これまでに蓄積さ れた測定値を評価させることができます。M3A780GXH-128M はその際、測定値 の表示、統計的な基礎データ、ヒストグラムの他にも工程能力指数 Cp および Cpk の計算と表示や、様々な品質管理図も提供します。工 程能力指数の基礎に関しては、DIN ISO 21747 規格を参照してくだ さい。 操作モードの切替え 連続測定モードと SPC モードを切り替えます: U U U 標準画面のソフトキーレベル 1 で、ソフトキー「連続測定 [SPC]」 または「SPC [ 連続測定 ]」を押します。 そうすると、 「連続測定」メニューまたは「SPC - 統計的プロセス コントロール」メニューが開きます。 操作モードを切り替えるには、ソフトキー「連続測定 [SPC]」ま たは「SPC [ 連続測定 ]」を押します。 B:図 I。6 連続測定 [SPC] モード 42 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 「連続測定」メニューの呼出し 連続測定に関するあらゆる重要な設定、そして以前記録した連続測 定の評価の方法は「連続測定」メニューにあります。 U「連続測定」 メニューには標準画面のソフトキーレベル U 1 にあるソ フトキー「連続測定 [SPC]」からアクセスできます。 メニューコマンド「連続測定の評価」 、 「連続測定の設定」 、 「連続 測定の表示」および「記録モード」を使用すると、詳細な設定が 可能です。 次の項ではメニューコマンドについて詳しく説明します。 B:図 I。7 「連続測定」メニュー 連続測定の評価 M3A780GXH-128M では保存した連続測定の解析方法として以下の方法がありま す。 U「連続測定」メニューを呼び出します。 メニューコマンド「連続測定の評価」を選択します。測定値の個 数、測定値の最大値および最小値、差分値 (MAX-MIN、統計ではレ ンジまたは Range とも呼ばれます )、中間値、標準偏差といった、 連続測定の統計データの概要が表示されます。 U 両方の軸の測定値を記録した場合は、ソフトキー 「X1 [X2]」を 押すと、どちらかの軸の評価に切り替えることができます。 U ソフトキー「エキスポート」を押すと、記録したデータをコン ピュータに転送できます。 B:図 I。8 連続測定の統計データ U ソフトキー「グラフ」を押すと、すべての測定値が連続測定の最 小値、最大値、中間値と共に画像で表示されます。分類モードが 同時に有効になっていると、分類限界もグラフに表示されます。 U 記録した全測定値の表を開くには、ソフトキー「測定値」を押し ます。測定値は行毎およびページ毎に 24 個ずつ表示されます。分 類モードを有効にすると、表で分類限界外にある測定値がすべて 赤く表示されます。 U「下へ」キーおよび「上へ」キーを使うと、測定値表をページ単位 でスクロールできます。 U 統計データの一覧に戻るには、ソフトキー「統計データ」を押し ます。 U B:図 I。9 グラフ M3A780GXH-128M 43 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール 連続測定の設定 連続測定のパラメータを設定します。 U「連続測定」メニューを呼び出します。 U U U メニューコマンド「連続測定の設定」を選択します。 パラメータ「測定値の記録」は、連続測定の測定値の記録を有効 または無効にするのに使用します。 パラメータ「保存」は、M3A780GXH-128M が連続測定の測定値を保存すると きのトリガーを指定します。ソフトキー「保存」では次のオプ ションを選択できます。 „ プロービング間隔 „ X41 ポートの外部信号 (22 ピンまたは 23 ピン ) „ ENTER キー 他のパラメータを表示するには、 「下へ」キーまたは「ナビゲー ション」キーを押します。 M3A780GXH-128M が保存できる測定値の数は 1 本の軸ごとに 10000 個までです。記録された連続測定の測定値は、次に M3A780GXH-128M のスイッチを切るときまでメモリに保存されたまま になります。 B:図 I。10 連続測定の設定 U 外部信号または ENTER キーを選択する場合は、 パラメータをもう 1 つ定義する必要があります。 U 連続測定にいくつの測定値が発生するのか、 「測定値の数」フィー ルドで直接入力します。ゼロを入力すると、パラメータ「測定値 の記録」が無効になります。 B:図 I。11 連続測定の設定 44 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 プロービング間隔を選択した場合は、次の 2 つのパラメータでそれ を詳しく定義できます。 パラメータ「時間ウィンドウ」は連続測定の継続時間を時間/分 /秒で定義します。それぞれの入力値の間を移動するには、ソフ トキー ← および → 希望する値を数字キーで入力します。連続 測定に可能な最大時間は 999 時間、59 分、59 秒です。 U パラメータ「プロービング間隔」では測定値を記録する時間の間 隔を指定できます。ソフトキー「下げる」および「上げる」で次 の値を選択できます:20 ms から 80 ms まで 20ms 間隔で、 100 ms から 900 ms まで 100ms 間隔で、 1 s から 9 s まで 1s 間 隔で、10 s から 50 s まで 10s- 間隔で、1 min から 9 min まで 1min 間隔で、10 min から 30 min まで 10min 間隔で。 U「測定値の数」フィールドでは M3A780GXH-128M がプロービング間隔の設定 を基にして、連続測定で発生する測定値の数を計算します。 U B:図 I。12 連続測定の設定 測定値を分類したり、連続測定中に分類結果をカラー表 示させたりして、必要時にアクセスできるようにするこ とが可能です (58 ページの「分類」を参照 )。 M3A780GXH-128M 45 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール 連続測定の表示値の設定 「連続測定」メニューでメニューコマンド「連続測定の表示」を選択 し、その後ソフトキー「連続測定の表示」を押すと、連続測定の進 行中に M3A780GXH-128M のディスプレイに表示させるモードを設定できます。 „ ACTL 表示:現在の測定値を表示します。 „ MIN 表示:連続測定の最小値を表示します。 „ MAX 表示:連続測定の最大値を表示します。 „ DIFF 表示:MAX と MIN の差、つまりレンジを表示します。 B:図 I。13 連続測定の表示 MAX ACTL DIFF MIN B:図 I。14 平らでない面の MIN、 MAX および DIFF 2e = rMAX – rMIN e = DIFF 2 M IN B:図 I。15 偏心度を求めるための連続測定 M r 46 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 e r AX 記録モードの設定 M3A780GXH-128M を使用して、さまざまな測定値を記録できます: U「連続測定」メニューでメニューコマンド「記録モード」を選択し U ます。 ソフトキー「連続測定の記録」を押して、記録のモードを選択し ます: „ ACTL 表示:現在の測定値を記録します。 „ MIN 表示:連続測定の最小値を記録します。 „ MAX 表示:連続測定の最大値を記録します。 „ DIFF 表示:MAX と MIN の差、つまりレンジを記録します。 B:図 I。16 記録モード M3A780GXH-128M 47 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール 連続測定の開始と停止 U U U U U 標準画面のソフトキーレベル 1 を選択します。 ソフトキー「連続測定の開始」を押して連続測定を開始します。 代わりにソフトキー「SPC の開始」が表示される場合は、 「SPC」 メニューで M3A780GXH-128M のモードを「連続測定」に設定してください (42 ページの「操作モードの切替え」を参照 )。M3A780GXH-128M が 2 軸用 に設定されており、表示モードが「X1:X2」になっていない場合 は、連続測定の開始後に両方の軸値が同時に保存されます。ND は 合計で 10000 個までの値を保存できます。ディスプレイの情報 バーの左側に表示されているのは測定値カウンタです。このカウ ンタは指定した合計数のうちの現在測定済みの値の個数を、0/50 のように表示します。 連続測定の進行中であっても、必要に応じてソフトキー「表示の 選択」で表示値のモードを切り替えることができます (46 ページ の「連続測定の表示値の設定」を参照 )。ステータス表示には現在 設定されている MIN、ACTL、MAX、DIFF のいずれかの表示モードが 点灯します。 ソフトキー「連続測定の終了」を押すと、いつでも現在進行中の 連続測定を停止させることができます。測定値が指定した合計数 に達すると、ND は連続測定を自動的に終了します。 ソフトキー「動的リセット」は、保存のために ENTER キーか外部 信号を使用し、記録モード として MIN、MAX または DIFF のいず れかを選択した場合にのみ表示されます。このソフトキーを押す と、MIN、MAX および DIFF 値がゼロにリセットされます。 B:図 I。17 ソフトキーレベル 1 の標準画面 連続測定に関するあらゆる重要な設定、そして以前記録した連続測 定の評価の方法は「連続測定」メニューにあります。 B:図 I。18 連続測定が開始された „ M3A780GXH-128M は連続測定の開始時に内部 MIN/MAX/DIFF メモ リをリセットし、最後に記録した連続測定の測定値を 消去します。 „ 新しい連続測定は、現在進行中の連続測定を終了させ てからでないと開始できません。 「SPC」メニューの呼出し 統計的プロセスコントロール (SPC) に関する重要な設定や進行中お よび終了した SPC の評価方法はすべて、 「SPC」メニューにありま す。 U「SPC」メニューには標準画面のソフトキーレベル U 1 にあるソフト キー「SPC [ 連続測定 ]」からアクセスできます。 メニューコマンド「SPC の評価」 、 「SPC の設定」 、 「統計の削除」を 使用すると、詳細な設定が可能です。 次の項ではメニューコマンドについて詳しく説明します。 B:図 I。19「SPC」メニュー 48 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 SPC の評価 M3A780GXH-128M では統計的プロセスコントロール中に保存された測定値の解 析に次の方法が用意されています。 U「SPC」メニューを呼び出します。 メニューコマンド「SPC の評価」を選択します。測定値の個数、 測定値の最大値および最小値、差分値 (MAX-MIN)、中間値、標準 偏差といった SPC の統計データの概要が表示されます。これらの データは FIFO メモリに入っている測定値がベースになっていま す。画面右上に表示されているのはサンプルカウンタ x/y z です。 たとえば、値 1/5 51 が表示されます。x は現在のサンプル内で の測定の番号で、y はサンプル単位の測定値の個数、そして z は 現在の記録されている測定の回数です。M3A780GXH-128M のスイッチオン直 後でもすぐに評価を呼び出すことができます。保存されている値 の個数は SPC のサンプル定義によって異なります (52 ページの 「サンプル」を参照 )。 U ソフトキー「エキスポート」を押すと、記録したデータをコン B:図 I。20 SPC の統計データ ピュータに転送できます。 U 記録した全測定値の表を開くには、ソフトキー「測定値」を押し ます。測定値は行毎およびページ毎に 24 個ずつ表示されます。 U「下へ」キーおよび「上へ」キーを使うと、測定値表をページ単位 でスクロールできます。 U ここで左のソフトキーを使用すると、評価済みのすべてのグラフ タイプを順番に切り替えることができます。グラフタイプには、 値パターン、ヒストグラム、管理図 x 、管理図 s、管理図 r があ ります。C キーを押すと「SPC」メニューに戻ります。 U M3A780GXH-128M 49 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール U U U ソフトキー「値パターン」を押すと、許容限界の下限値 LT、上限 値 UT、公称寸法 ( 公差中心 ) NS、中間値 x が記入された測定値 の画像表示が表示されます。 グラフにはそれぞれ最後から 30 個の 測定値が表示されます。ソフトキー ⇐ および ⇒ を使用すると、 測定値を 25 個ずつ前後に切り替えることができます。 測定値のヒストグラムを表示させるには、ソフトキー「ヒストグ ラム」を押します。そうすると、記録されたすべての測定値が 10 のクラスに分類されます。他には、許容限界 LT および UT、公称 寸法 ( 公差中心 ) NS、中間値 x が記入されています。統計的プ ロセスコントロールを再起動したときに十分な測定値が存在すれ ば ( 少なくともサンプル数とサンプル毎の値の積の半分 )、 M3A780GXH-128M によって確率密度関数もヒストグラムに記入されます。 M3A780GXH-128M はヒストグラムの右隣で工程能力指数 cp および cpk を計 B:図 I。21 値パターン 算します。この値を基に、決められた仕様の範囲内での工程の確 実性を推測することができます。 ソフトキー「管理図 x 」を押すと、中間値図 ( x 図 ) が表示されま す。ここにはサンプルの中間値が登録されていて、最後から 30 個 までの値が表示されます。 ソフトキー ⇐ および ⇒ を使用すると、 測定値を 25 個ずつ前後に切り替えることができます。 管理図には 他に、中間値の下側の管理限界 LCL x 、中間値の上側の管理限界 UCL x 、全測定値の中間値 x が記入されています。管理限界の上 下をオーバーしているかどうかだけでなく、各中間値の位置もこ の管理図の評価には重要です。ここでは例えば、トレンドやラン が見られるかどうかなどといったことが重要になります。これに 関する詳しい情報については、専門書または DIN ISO 21747 を参 照してください。 B:図 I。22 ヒストグラム B:図 I。23 管理図 x 50 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 U U U ソフトキー「管理図 s」を押すと、標準偏差 s の管理図が表示さ れます (s 図 )。ここにはサンプルの標準偏差 s が登録されてい て、最後から 30 個までの値が表示されます。ソフトキー ⇐ およ び ⇒ を使用すると、 測定値を 25 個ずつ前後に切り替えることが できます。管理図には他に、標準偏差の上側の管理限界 UCL s、標 準偏差の中間値 s が記入されています。ND は計算された s 値も表 示します。 ソフトキー「管理図 r」を押すと、r 図 を表示できます。レンジ r ( 英語で range) はサンプルの最小値と最大値の差です。これは プロセスの分散の大きさです。 表示可能な値は最後から 30 個まで です。ソフトキー ⇐ および ⇒ を使用すると、測定値を 25 個ず つ前後に切り替えることができます。管理図には他に、レンジの 上側の管理限界 UCL r、レンジの中間値 r が記入されています。 ND は計算された r 値も表示します。 ソフトキー「SPC の評価」を押すと、統計データの一覧に戻りま す。 B:図 I。24 管理図 s B:図 I。25 管理図 r M3A780GXH-128M 51 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール SPC の設定 SPC のパラメータを設定するには、サブメニュー「SPC の設定」を 呼び出します。 U「SPC」メニューを呼び出します。 U メニューコマンド「SPC の設定」を選択します。そうすると、サ ブメニュー「SPC の設定」が開きます。ここでは、パラメータを 設定するための以下のメニューコマンドが使用できます。 „ サンプル „ 公差 „ 管理限界かんりげんかい „ 分布の種類 „ 測定値の保存 B:図 I。26 サブメニュー「SPC の設定」 次の項ではメニューコマンドについて詳しく説明します。 サンプル „ サンプル用のパラメータは、統計的プロセスコント ロールの測定値の合計数を指定するのに使用します。 „ 入力されている値を変更すると、画面に警告メッセー ジが表示されます。変更を適用するには、ND が FIFO メモリに保存されているデータを削除する必要があり ます。入力内容を ENTER キーで確定するか、C キーで この操作をキャンセルしてください。 入力画面「サンプル」を呼び出します。 サブメニュー「SPC の設定」でメニューコマンド「サンプル」を 選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 U 数字キーを使用して「サンプル数」フィールドに個数を入力し、 入力内容を ENTER キーで確定します。 サンプル数には 2 から 100 までが入力可能です。 U「サンプル毎の値」フィールドには数字キーでサンプル単位の測定 値の個数を入力します。入力内容を ENTER キーで確定します。サ ンプル単位の測定値の個数には 3 から 10 までの値が入力可能で す。 U 入力されている値を変更すると、画面に警告メッセージが表示さ れます。変更を適用するには、ND が FIFO メモリに保存されてい るデータを削除する必要があります。入力内容を ENTER キーで確 定するか、C キーでこの操作をキャンセルしてください。 U B:図 I。27 サンプル 52 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 公差 入力されている値を変更すると、画面に警告メッセージ が表示されます。変更を適用するには、ND が FIFO メモ リに保存されているデータを削除する必要があります。 入力内容を ENTER キーで確定するか、C キーでこの操作 をキャンセルしてください。 入力画面「公差」では統計的プロセスコントロールの許容限界を設 定します。 U U U サブメニュー「SPC の設定」でメニューコマンド「公差」を選択 し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 数字キーを使用して「下限」 、 「公称寸法」 、 「上限」のフィールド に下側の許容限界、公称寸法、上側の許容限界の値を入力します。 許容限界の上限値および下限値は分類限界の上下の値に一致し、 これらの値を超えると ND が X41 Sub-D ポートの 17 ピンと 18 ピ ンをアクティブにします (58 ページの「分類」を参照 )。 表示値の色を分類マークに合わせて変えるには、ソフトキー「赤、 緑/ [ 表示 青 ] を押します。デフォルトでは青になっています (58 ページの「分類」を参照 )。 「下限」のパラメータ値は「公称寸法」と「上限」の値よ り小さく、 「上限」のパラメータ値は「公称寸法」の値よ りも大きくなければならないことにご注意ください。 B:図 I。28 公差 M3A780GXH-128M 53 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール 管理限界 „ 管理限界が間違っていると分散が大きくなってしまい ます。 „ 統計的プロセスコントロール中に測定値が管理限界の 上下を超えると、M3A780GXH-128M に警告メッセージが表示さ れ、表示が該当する管理図に切り替わります。データ 収集は継続されます。 入力画面「管理限界」では管理図の管理限界を設定します。 サブメニュー「SPC の設定」でメニューコマンド「管理限界」を 選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 U「UCL x 」と「LCL x 」フィールドに管理限界の上限と下限の値 ( x 図の ) を数字キーで入力します。 U 数字キーを使用し、 「UCL s」フィールドに s 図の管理限界の上限 値を入力します。 U 数字キーを使用し、 「UCL r」フィールドに r 図の管理限界の上限 値を入力します。 U 入力内容を ENTER で確定します。 U B:図 I。29 管理限界 UCL x と LCL x B:図 I。30 管理限界 UCL s と UCL r 54 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 分布の種類 入力画面「分布の種類」では、ヒストグラムに付属する密度関数を M3A780GXH-128M にどのように計算させ、描画させるのかを指定します。 U U サブメニュー「SPC の設定」でメニューコマンド「分布の種類」 を選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「分布」で分布の種類を切り替えます。左寄りのプロ セスの例には、下側が自然に制限されているため 0 よりも小さく なることのできない形状公差や位置交差が挙げられます。次の設 定が可能です。 „ 対称 „ 左寄り „ 右寄り B:図 I。31 分布の種類 測定値の保存 入力画面「測定値の保存」では、M3A780GXH-128M が統計的プロセスコント ロールの測定値を保存するときのトリガーを指定します。 U U サブメニュー「SPC の設定」でメニューコマンド「測定値の保存」 を選択し、ENTER キーで入力画面を呼び出します。 ソフトキー「保存」で「保存」パラメータに次のうちのどれか 1 つを選択します。 „ X41 ポートの外部信号 (22 ピンまたは 23 ピン ) „ ENTER キー „ ND は統計的プロセスコントロール中に記録されたデー タを停電しても失われないように保存します。再度ス イッチを入れて SPC を続行すると、以前記録された データを続けて使用できます。 „ 保存した測定値をすべて削除することも可能です。そ うするには、メニューコマンド「統計の削除」を使用 します (56 ページの「SPC の統計の削除」を参照 )。 ????? B:図 I。32 測定値の保存 M3A780GXH-128M 55 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール SPC の統計の削除 メニューコマンド「統計の削除」を使用すると、これまでに保存し た測定データをすべて破棄して、統計的プロセスコントロールを新 たに開始することができます。 U「SPC」メニューを呼び出します。 U メニューコマンド「統計の削除」を選択し、この操作を ENTER キーで承認するか、 または C キーでこの操作をキャンセルします。 ENTER キーを選択した場合は、記録された測定データがすべて FIFO メモリから削除されます。 B:図 I。33 メニューコマンド「統計の削除」 SPC の開始と停止 ワークへの危険 „ 統計的プロセスコントロール中に測定値が管理限界の 上下を超えると、M3A780GXH-128M に警告メッセージが表示さ れ、表示が該当する管理図に切り替わります。データ 収集は継続されます。 „ 定義した許容限界の上下を測定値が超えると、色をオ ンにしてあれば、それが赤い分類マークと赤い文字で 表示されます。 X41 Sub-D ポートの 17 ピンまたは 18 ピンはアクティブです。 „ M3A780GXH-128M は SPC の起動時、 以前すでに開始していた測定 値の保存を続行します。これまでのサンプル測定値は FIFO メモリに保存されたままになります。このメモリ が削除されるのは、入力画面「サンプル」および「公 差」で SPC 設定に変更を加えたときか、メニューコマ ンド「統計の削除」で測定データを意図的に削除した 場合に限られます (56 ページの「SPC の統計の削除」 を参照 )。 „ 新しい SPC は、 現在の SPC を終了し、 記録された測定 値を削除してからでないと開始できません (56 ページ の「SPC の統計の削除」を参照 )。 56 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 グラフおよび管理図の測定値やデータは、常に現在設定 されている表示モードに基づきます (27 ページの「軸の 表示モード」を参照 )。 „ 表示モード「X1」では、SPC のデータは入力 X1 のエ ンコーダのものです。 „ 表示モード「X2」では、SPC のデータは入力 X2 のエ ンコーダのものです。 „ 表示モード「X1:X2」では、SPC のデータは指定され た軸カップリング値 (X1+X2、X1-X2、f(X1, X2) のい ずれか ) のものです。 U U ?????????????ソフトキー「SPC の開始」を押して SPC 機能を開始します。代わ りにソフトキー「連続測定の開始」が表示される場合は、 「連続測 定」メニューで M3A780GXH-128M のモードを「SPC」に設定してください (42 ページの「操作モードの切替え」を参照 )。ディスプレイの情 報バーの左側に表示されているのはサンプルカウンタ x y/z で す。たとえば、値 1 51/125 が表示されます。x は現在のサンプ ル内での測定の番号で、y は現在の記録されている測定の回数、 そして z は入力した測定値の合計数です。 ソフトキー「評価」を使用すると、いつでも現在進行中の SPC の 評価に切り替え、すでに保存されている測定値を分析することが できます (49 ページの「SPC の評価」を参照 )。 ソフトキー「測定値の削除」を使用すると、最後に記録した測定 値を再び削除することができます。この操作は ENTER キーで確定 するか、C キーでキャンセルしてください。 ソフトキー「SPC の終了」を使用すると、いつでも進行中の統計 的プロセスコントロールを停止し、後から再び開始することがで きます。 U U B:図 I。34 ソフトキーレベル 1 の標準画面 U 統計的プロセスコントロールに関するあらゆる重要な設定、そして 以前記録した SPC の評価の方法は「SPC」メニューにあります。 B:図 I。35 SPC 用のデータ収集が開始された M3A780GXH-128M 57 I – 5 連続測定と統計的プロセスコントロール I – 6 分類 I – 6 分類 分類機能 分類では、 表示されている値が M3A780GXH-128M によって上下の分類限界と比 較され、分類結果が表示値と結果としてステータス表示に同じカ ラーで表示されます。 „ 緑色に点灯するマーク:= 緑色で表示される値は分類限界内の値です。 „ 赤色に点灯するマーク:< または > 赤色で表示される値は、定義されている分類限界よりも上または 下の値です。 また、分類の結果は M3A780GXH-128M によって X41 ポート の 2 つのスイッ チ出力 (17 ピンおよび 18 ピン ) を介して出力されます (96 ページ の「X41 Sub-D ポートのスイッチ出力」を参照 )。 „ 表示されている値が分類下限よりも小さいときは、17 ピンがアク ティブになります。 „ 表示されている値が分類上限よりも大きいときは、18 ピンがアク ティブになります。 分類モードには次の 3 つのクラスがあります。 „ 公差内 „ 公差以上 „ 公差以下 つまり、分類限界は SPC の許容限界に一致することになります。 B:図 I。7 ステータス表示「分類」 58 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 分類パラメータの設定 U U U U U U U 標準画面のソフトキーレベル 1 を選択します。 ソフトキー「分類」を押して入力画面「分類」を呼び出します。 パラメータ「分類」のソフトキー「オン/オフ」を押して分類 モードを起動します。 分類モードの表示値の色を指定するには、ソフトキー「赤、緑/ [ 表示 青 ]」を押します。デフォルトでは青になっています。 パラメータ「下限」で数字キーを使用して希望の分類下限を入力 します。 パラメータ「上限」で分類上限を指定します。 ENTER キーでこの入力を確定するか、 C キーでキャンセルしてくだ さい。 すべての分類信号が点灯している場合は、分類の上限が 下限よりも小さくなっています。上記の説明のようにこ れらのパラメータを変更してください。 B:図 I。8 分類 M3A780GXH-128M 59 I – 6 分類 I – 7 エラーメッセージ I – 7 エラーメッセージ 概要 M3A780GXH-128M を使用して作業しているときに、様々なエラーメッセージが 表示されることがあります。M3A780GXH-128M は各カテゴリの最後のエラーを それぞれ保存します。このメッセージは C キーまたは X41 Sub-D ポートの 2 ピンの外部信号で解除することができます。 最後のエラーがまだ解除されていないうちに新し いエラーが発生した場合は、最後に発生したエ ラーが表示されます。このエラーを解除すると、 再び以前のエラーが表示されます。ND は各エ ラーカテゴリの最後のエラーをメモリ内で解除す るために保存します。 次の一覧は原因を手早く突き止めるのに役立ちます。 エラーメッセージ エラー:リファレンスマークの間隔! エラー原因とトラブルシューティング 「システム設定」メニューのメニューコマンド「エンコーダの定義」で設定した リファレンスマークの間隔が、リファレンスマークの実際の間隔と一致してい ません。1 接続されている装置が DSR 信号を送信していません。 ND がエンコーダ (EnDat 2. 1/2. 2 のみ ) との通信エラーを確認しました。ケー ブルを一旦抜いてからもう一度差し込むか、カウンタのスイッチを切ってから もう一度入れて、装置を再起動させてください。1 エンコーダ入力 X1 または X2 の入力周波数が高すぎます。 移動速度が高すぎる 場合など。エンコーダの点検には M3A780GXH-128M の診断機能を使用してください。1 表示する測定値が大き過ぎるか小さ過ぎます。新しい原点を設定するか、その 原点に戻ります。 軸 X1/X2 のエンコーダ (EnDat 2. 1/2. 2 のみ ) は様々な理由でエラービットを セットすることがあります。ケーブルを一旦抜いてからもう一度差し込むか、 ND のスイッチを切ってからもう一度入れて、装置を再起動させてください。エ ラーが再び発生する場合は、ND の診断機能を使うと詳しいことがわかる可能性 があります。1 入力 X1 または X2 のエンコーダ信号が小さ過ぎます。 エンコーダが汚れている 場合など。エンコーダの点検には M3A780GXH-128M の診断機能を使用してください。1 入力 X1 または X2 のエンコーダ信号が大き過ぎます。 エンコーダの取付け位置 が正しくない場合など。エンコーダの点検には M3A780GXH-128M の診断機能を使用して ください。1 測定値出力の 2 つのコマンドが続けて出るのが速過ぎます。 DSR 信号がありません! EnDat の接続トラブル! X1/X2 のエラー:入力周波数が高過ぎ ます! エラー:ディスプレイオーバーフ ロー! X1/X2 の位置エラー! X1/X2 のエラー:エンコーダ信号が小 さ過ぎます! X1/X2 のエラー:エンコーダ信号が大 き過ぎます! インタフェースのコマンドが速過ぎま す! 60 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 エラーメッセージ 管理限界オーバー! エラー原因とトラブルシューティング 評価中にサンプルがプログラミングされている管理限界の上限または下限を オーバーしました。該当する管理図を確認し、必要に応じてプロセス設定を変 更してください。このエラーが発生した場合、エラーピン 19 はセットされて いませんが、このエラーを引き起こした管理図に自動的に切り替わります。 このエラーは接続されている装置にとって重大なものです。X41 ポートの 19 ピンでエラー信号がアクティブです。 すべての分類信号が点灯している場合は、分類の上限が 下限よりも小さくなっています。入力画面「分類」でこ れらのパラメータを変更してください。 1 M3A780GXH-128M 61 I – 7 エラーメッセージ I – 7 エラーメッセージ 62 I 位置表示装置 M3A780GXH-128M の使用方法 運転開始、 技術データ M3A780GXH-128M 63 II – 1 据付と電気接続 II – 1 据付と電気接続 納入範囲 „ 位置表示装置 M3A780GXH-128M には次の接続口があります。 „ ASROCK のエンコーダを軸 X1 用のインタフェース 11 µAss、 1 Vss、EnDat 2. 1/2. 2 のいずれかと接続するために、エンコー ダモジュールが 1 つ標準装備に含まれています。 „ データ転送用の 2 つのシリアルポート: V. 24/RS-232-C (X31) および USB タイプ B (UART、X32) „ 自動化タスクに使用される X41 Sub-D ポートのスイッチ入力と スイッチ出力 „ 2, 5 m の電源ケーブル ( 欧州型プラグ付き ) „ 装置のクイックスタートガイド オプションのアクセサリ „ 2 本目の軸 X2 用のインタフェース 11 µAss、1 Vss、EnDat 2. 1/ 2. 2 のいずれかで ASROCK のエンコーダを接続するためのエン コーダモジュール „ ±10 V の電圧インタフェースを持つアナログセンサ ( 軸エラー補 正用の温度センサが好ましい ) 用の入力モジュール X1 および ( または ) X2 としてのアナログモジュール „ TCP/IP プロトコルを使用したネットワーク接続のためのイーサ ネットモジュール (100baseT) „ 19 インチの制御盤への取付け用マウンティングプレート „ ASROCK のエンコーダ用の様々なアダプタケーブル (Sub-D プ ラグ付き ) „ Sub-D プラグ付き測定プローブ „ V. 24/RS-232-C ポート用のデータ転送ケーブル „ USB ポート用のデータ転送ケーブル B:図 II。2 接続口 X26 X2 (X27) X41 X32/X31 X1 64 II 運転開始、技術データ 据付 周囲条件 特徴 保護等級 (EN 60529) 作動温度 保管温度 相対湿度 重量 数値 ハウジング背面 IP 40 ハウジング前面 IP 54 0° ~ 50 °C (32° ~ 122 °F) -40 ° ~ 85 °C (-40 ° ~ 185 °F) < 75 % ( 年間平均 ) < 90 % ( 稀なケース ) 約 2. 5 kg (5. 5 ポンド ) 据付場所 M3A780GXH-128M は通気の良い場所に、通常の運転中にアクセスしやすいよう に設置してください。 M3A780GXH-128M の設置と固定 M3A780GXH-128M はハウジングの下側で M4 ボルトを使用して固定することが できます。穴の間隔に関しては、ページ 138 の接続寸法をご覧くだ さい。 マウンティングプレート ( オプション ) を使用すると、 M3A780GXH-128M を制 御盤の中に取り付けることが可能です (141 ページの「19- インチの 制御盤への取付け用マウンティングプレート- 」を参照 )。ND は 19 インチの制御盤の中に 2 台隣同士に据え付けることが可能な寸法に なっています (138 ページの「接続寸法せつぞくすんぽう」を参照 )。 位置表示装置 M3A780GXH-128M は積み重ねて置くことも可能です。上側に溝 が付いており、積み重ねられた表示装置が滑らないようになってい ます。 2 つの積み重ね方 ( 参照 B:図 II。2) があります。 „ 前面の角度を 10 度後ろにずらして上下に積み重ねます。 „ 上下に垂直に積み重ねる:この場合は、後ろにずれている固定穴 に ND の前側の脚を取り付けます。 10° B:図 II。3 表示装置の積み重ね方 M3A780GXH-128M 65 II – 1 据付と電気接続 II – 1 据付と電気接続 電磁両立性/ CE 適合性 M3A780GXH-128M は次の専門基礎規格に関して、 EMC 指令 2004/108/EC を満た しています。 „ イミュニティ EN 61000-6-2。詳細: „ ESD EN 61000-4-2 „ 電磁界 EN 61000-4-3 „ バースト EN 61000-4-4 „ サージ EN 61000-4-5 „ 伝導性イミュニティ EN 61000-4-6 „ 放射イミュニティ DIN EN 61000-6-4。詳細: „ ISM 機器用 EN 55011 „ 情報技術装置用 EN 55022 クラス B 66 II 運転開始、技術データ 電気接続 電気的要件 感電の危険! 装置を開く前に電源プラグを抜いてください。 保護接地導体を接続してください (67 ページの「接地」 を参照 )。 保護接地導体は絶対に切断されていてはいけません。 内部コンポーネントへの危険! プラグ類は必ず装置のスイッチを切った状態で接続した り外したりしてください。 絶対に純正のヒューズ以外は使用しないでください。 種類 交流電圧 電力 周波数 ヒューズ 数値 100 ~ 240 V の間 30 W まで 50/60 Hz 2 x T500 mA B:図 II。4 電源カプラーの配線 L N 電源カプラーの配線 ND には欧州型プラグの付いたケーブル用のソケットがハウジングの 背面に付いています。参照 B:図 II。3: 接点の電源接続口: 接点の保護接地: 電源ケーブルの最小断面 積: ケーブル最大長さ: 接地 内部コンポーネントへの危険! ハウジング背面にあるアース接続口は機械の中心的な接 地点と接続されていなければなりません。 接続端子の最小断面積:6 mm2。参照 B:図 II。4。 L と N B:図 II。5 ハウジング背面の電源とアースの接続 口 0, 75 mm2 3 m M3A780GXH-128M 67 II – 1 据付と電気接続 II – 1 据付と電気接続 予防的なメンテナンスおよび修理 予防的なメンテナンスは特に必要ありません。掃除には繊維の残ら ない乾いた布で軽く拭き取ってください。 感電の危険! „ 修理は必ず権限のある専門家に依頼してください。 „ 弊社サービスの連絡先は本装置マニュアルの最後の ページに記載されています。 エンコーダの接続 M3A780GXH-128M は次のエンコーダで使用できます。 „ 正弦波出力信号を持つインクリメンタルエンコーダ (11 µAss また は 1 Vss インタフェース ) „ 双方向インタフェース EnDat 2. 1/2. 2- を持つアブソリュートエン コーダ (EnDat 2. 1 インタフェースを持つ場合、 インクリメンタル 信号が無視されるため、ソリューションは限定されます )。 „ オプション:±10 V- インタフェースを持つアナログセンサ ハウジング背面に付いているエンコーダ入力モジュール用のスロッ トには、X1 および X2 と記されています。 感電の危険! インタフェース X1 と X2 ( オプション ) は EN 50 178 の電源からの安全絶縁を満たしています。 プラグ類は必ず装置のスイッチを切った状態で接続した り外したりしてください。 次の入力信号用の X1/X2 (15 極、ソケット ) 入力信号 11 µAss 1 Vss EnDat 2. 1/2. 2 ケーブル最大長 さ 30 m 60 m 100 m Sub-D ポート B:図 II。6 接続口 X26 X2 (X27) X41 X32/X31 X1 最大入力周波数 100 kHz 500 kHz - 68 II 運転開始、技術データ X1/X2 のピン割当て 15 極の Sub-D ポート 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ハウジング 外部シールド 外部シールド I0 + R+ サイクル ( イ ンバース ) 外部シールド I2 I1 A – 0 V センサ B – 5 V センサ 5 V センサ データ ( イン バース ) 0 V センサ 内部シールド I0 R– サイクル B:図 II。7 ハウジング背面にあるエンコーダ入力 用の 15 極のエンコーダプラグ X1 お よび X2 入力信号 11µAss I1 + 0 V UN I2 + 5 V Up 入力信号 1 Vss A + 0 V UN B + 5 V Up 5 V Up データ 0 V UN EnDat 2. 1/2. 2 1 8 9 15 「システム設定」メニューではエンコーダのパラメータを 設定します (72 ページの「エンコーダの定義」を参照 )。 オプション:アナログセンサ接続用の入力 X1 および X2 の ±10 V インタフェースを持つアナログモジュール この接続口にアナログのリニアエンコーダを接続したり、X2 に電圧 インタフェースを持つ温度センサを接続したりすることができます。 電圧値は ND によって読み取り可能な測定値に変換されます。 アナログモジュールについては個別の説明書が同梱されています。 M3A780GXH-128M 69 II – 1 据付と電気接続 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 「システム設定」メニュー M3A780GXH-128M では運転パラメータの設定用に「加工設定」と「システム設 定」の 2 つのメニューが用意されています。 „ 「加工設定」メニューのパラメータを使用して、それぞれの加工を 特殊な要件に合わせて調整します。30 ページの「加工設定かこう せってい」を参照。 „ 「システム設定」メニューではエンコーダ、表示、通信のパラメー タを定義します。 「システム設定」メニューの呼出し: U U U ソフトキー「設定」を押します。そうすると、 「加工設定」メ ニューが開きます。 続いてソフトキー「システム設定」を押します。 数字キーで正しいパスワード 95148 を入力し、ENTER で確定しま す。 B:図 II。3 「システム設定」メニュー 「システム設定」メニューのパラメータは、初回インストール後に定 義します。通常は設定を頻繁に変更する必要はありません。そのた め、 「システム設定」メニューのパラメータはパスワードで保護され ています。 パスワードは M3A780GXH-128M がオンになっている間有効になり ます。ND のスイッチを切ってから再びスイッチを入れる と、パスワードの再入力が必要になります。 70 II 運転開始、技術データ 「システム設定」メニューでは次のソフトキーを使用できます ( 参照 B:図 II。7): „ 加工設定 このソフトキーを使用すると「加工設定」メニューのパラメータ にアクセスできます (30 ページの「加工設定かこうせってい」を 参照 )。 „ インポート/エキスポート このソフトキーを選択すると、運転パラメータのデータを転送す るためのソフトキー「インポート」または「エキスポート」が使 用可能になります (102 ページの「インポートおよびエキスポート 機能を含むシリアルデータ転送」を参照 )。 „ ヘルプ このソフトキーで内蔵ヘルプシステムを呼び出します。 「ナビゲーション」キーを使用すると、メニューコマンドのページを 素早く選択できます。入力画面を表示させて編集するには、 「下へ」 キーおよび「上へ」キーで希望するメニューコマンドを選択してか ら ENTER を押します。 メニューコマンドに関する詳しい説明は次ページ以降をご覧くださ い。 M3A780GXH-128M 71 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 エンコーダの定義 入力画面「エンコーダの定義」では、接続されているエンコーダに 合わせて M3A780GXH-128M を設定します。 U U U U メニュー「システム設定」を開くと、カーソルは自動的にメ ニューコマンド「エンコーダの定義」に移動します。選択内容を ENTER キーで確定します。 入力画面「アプリケーションの設定」でアプリケーションとして すでに 2 本の軸を選択している場合は、使用可能なエンコーダ入 力のリストが入力 X1 および X2 の表示と共に表示されます。 設定する入力を選択し、ENTER キーで確定します。 カーソルは「エンコーダタイプ」フィールドに配置されます。ソ フトキー「タイプ」でエンコーダのタイプを切り替えます: „ 長さ:リニアエンコーダ „ 角度:角度エンコーダ „ 補正 : 入力 X2 に温度センサの付いたアナログモジュール ( オプ ション ) を接続し、入力 X1 にリニアエンコーダを接続した場 合は、温度変化による軸エラー補正の設定用に補正オプション を選択します。 „ センサ : アナログモジュール ( オプション ) および接続されたア ナログセンサによる入力用 選択内容を ENTER キーで確定します。 ND は取得した測定信号を自動的に「エンコーダ信号」フィールド に登録します:信号なし、1 Vss、11 µAss、ENDAT 2. 1、 EnDat 2. 2 またはアナログのいずれか。 B:図 II。4 入力画面「エンコーダの定義」 U U B:図 II。5 エンコーダタイプ 72 II 運転開始、技術データ インクリメンタルリニアエンコーダ U 数字キーを使って「信号周期」フィールドに希望する信号周期を µm 単位で入力するか、ソフトキー「低く」および「高く」を使っ て、事前定義されているレベルをスクロールします (99 ページの 「エンコーダのパラメータえんこーだのぱらめーた」を参照 )。 U「リファレンスマーク」フィールドではソフトキー「REF マーク」 で、エンコーダにはリファレンスマークがないか、1 つだけある か、または距離コード化タイプのリファレンスマークがあるのか ( なし、1 つ、コード化/ . . . ) を選択します。距離コード化タイ プのリファレンスマークの場合は、リファレンスマークの間隔を 信号周期 500、1000、2000、5000 の中から選択します。 U「外部 REF」フィールドではソフトキー「オン/オフ」で X41 ポー トの 25 ピンをアクティブにするかどうかを指定します。 このピン により原点復帰モードをオフまたはオンにすることができます。 それにより現在の状態が変更されます。 U「カウント方向」フィールドではソフトキー「正/ 負」でカウン ト方向を選択します。移動方向がエンコーダのカウント方向と同 じ場合は、カウント方向正を選択します。方向が一致しない場合 は負を選択します。 U「エラーモニタ」フィールドでは、カウントエラーを ND に監視さ せて表示させるかどうかをソフトキー「エラー」で指定します。 「エラーモニタ」には次の中から設定を選択できます:オフ、周波 数、汚れまたは周波数と汚れのいずれか。エラーメッセージが表 示されたら C キーで承認します。 パラメータ「エラーモニタ」をオフにすると、M3A780GXH-128M は エンコーダのエラーを無視します。 B:図 II。6 インクリメンタルリニアエンコーダ用 の入力画面 B:図 II。7 インクリメンタルリニアエンコーダ用 の入力画面 カウントエラーは汚れや周波数オーバーによって発生します。 „ 汚れの場合は、定義されている限界値より測定信号が小さくなり ます。 „ 周波数エラーの場合は、定義されている限界値より信号周波数が 大きくなります。 B:図 II。8 インクリメンタルリニアエンコーダ用 の入力画面 M3A780GXH-128M 73 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 インクリメンタル角度エンコーダ U「信号周期」フィールドに 1 回転 (360°) 毎の信号周期を直接入 力します (99 ページの「エンコーダのパラメータえんこーだのぱ らめーた」を参照 )。 「下へ」キーを押して次のパラメータに移動 します。 U「リファレンスマーク」フィールドには、数字キーを使用して 1 回 転 (360°) 毎のリファレンスマークの数を、 「なし」の場合は 0 、 「1 つ」の場合は 1 という具合に入力します。 U「外部 REF」フィールドではソフトキー「オン/オフ」で X41 ポー トの 25 ピンをアクティブにするかどうかを指定します。 このピン により原点復帰モードをオフまたはオンにすることができます。 それにより現在の状態が変更されます。 U「カウント方向」フィールドではソフトキー「正/ 負」でカウン B:図 II。9 インクリメンタル角度エンコーダ用の ト方向を選択します。移動方向がエンコーダのカウント方向と同 入力画面 じ場合は、カウント方向「正」を選択します。方向が一致しない 場合は「負」を選択します。 U「エラーモニタ」フィールドでは、カウントエラーを ND に監視さ せて表示させるかどうかをソフトキー「エラー」で指定します。 「エラーモニタ」には次の中から設定を選択できます:オフ、周波 数、汚れまたは周波数と汚れのいずれか。エラーメッセージが表 示されたら C キーで承認します。 パラメータ「エラーモニタ」をオフにすると、M3A780GXH-128M は エンコーダのエラーを無視します。 カウントエラーは汚れや周波数オーバーによって発生します。 „ 汚れの場合は、定義されている限界値より測定信号が小さくなり ます。 „ 周波数エラーの場合は、定義されている限界値より信号周波数が 大きくなります。 B:図 II。10 インクリメンタル角度エンコーダ用の 入力画面 B:図 II。11 インクリメンタル角度エンコーダ用の 入力画面 74 II 運転開始、技術データ アブソリュートエンコーダ EnDat 2. 1/2. 2 インタフェースを持つアブソリュートエ ンコーダの場合は、カウント方向およびエラーモニタの みをパラメータで指定できます。 入力画面「エンコーダの定義」の他のすべてのフィール ドには、M3A780GXH-128M がエンコーダから読み取った情報が表示 されます。 ソフトキー「ENDAT データ」を押すと、エンコーダの電 子 ID ラベルを表示させることができます。この画面内 でソフトキー「ゼロ点の削除」を押すと、既存のゼロ点 シフトを解除することができます。 EnDat 2. 1 インタフェースを持つ場合、インクリメンタ ル信号が無視されるため、ソリューションは限定されま す。 B:図 II。12 アブソリュートエンコーダ用の入力画 面 M3A780GXH-128M 75 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 ±10 V インタフェースを持つアナログセンサ ( 温度センサが好まし い) U「カウント方向」フィールドではソフトキー「正/ 負」でカウン ト方向を選択します。移動方向がエンコーダのカウント方向と同 じ場合は、カウント方向「正」を選択します。方向が一致しない 場合は「負」を選択します。 U アナログセンサを正しく定義するための次の 4 つのフィールドに 任意の 2 つの電圧値と測定値のペアを入力してください : まず 「電圧 1」および「測定値 1」フィールドに入力し、次に「電 圧 2」および「測定値 2」フィールドに入力します。M3A780GXH-128M はそ こから、 入力電圧と測定値の直線関係を -10 V から +10 V の範囲 で算出します。測定精度をできるだけ高くするために、電圧値を 5 mV の精度で入力してください。 U 入力 X2 の「エンコーダの定義」メニューで、 「エンコーダタイプ」 に補正を選択した場合は、さらに温度変化による軸エラー補正を B:図 II。13 アナログセンサ用の入力画面 設定するためのパラメータを 2 つ入力できます。 U「膨張係数」フィールドには膨張係数 A の値を単位 µm/mK で入力 します。 U「基準温度」フィールドには、計測された温度から引く温度 TB を 入力します。 U 軸エラー補正は次の数式から計算されます。 L_1 = L_0 * (1 + A * (T - TB)) „ L_1:軸エラー補正後の入力 X1 のエンコーダの補正済み長さ値 „ L_0:入力 X1 のエンコーダの補正されていない、表示された長 さ値 „ A:膨張係数 (µm/mK) „ T:計測された温度 (°C) B:図 II。14 アナログセンサ用の入力画面 „ TB: 定義済みの基準温度(°C) U U 入力内容を ENTER キーで確定します。 M3A780GXH-128M では、計測された温度は情報バーの左側に常に表示されま す。 B:図 II。15 温度センサ用の入力画面 76 II 運転開始、技術データ 表示設定 入力画面「表示設定」では様々なエンコーダの測定値の表示ピッチ を指定します。 U「システム設定」メニューでメニューコマンド「表示設定」を選択 U U します。 入力画面「アプリケーションの設定」でアプリケーションとして すでに 2 本の軸を選択している場合は、使用可能なエンコーダ入 力のリストが入力 X1 および X2 の表示と共に表示されます。 パラメータで指定する入力を選択し、ENTER キーで確定します。 選択可能な表示ピッチは信号周期によって異なります。 設定可能な最小の表示ピッチは、4096 で分割された信号 周期から算出された四捨五入の値に相当します。リニア エンコーダの場合は表示ピッチ 0. 5 mm から 0. 001 µm、 角度エンコーダの場合は 0. 5° から 0. 000001° (00°00'00. 1") が設定可能です。 B:図 II。16 リニアエンコーダ用の入力画面「表示 設定」 リニアエンコーダ U「表示ピッチ X1 および X2」フィールドでソフトキー「低く」また は「高く」を使用して軸の表示ピッチを設定します。 角度エンコーダ U「表示ピッチ X1 および X2」フィールドでソフトキー「低く」また は「高く」を使用して軸の表示ピッチを設定します。 U「角度表示」フィールドではソフトキー「角度」で次の 3 つの表示 を選択できます。 „ +/- 180 度 „ 360 度 „ +/- 無限 U「表示ピッチ B:図 II。17 角度エンコーダ用の入力画面「表示設 定」 補正用アナログセンサ X1 および X2」フィールドでソフトキー「低く」また は「高く」を使用して測定値の表示ピッチを設定します。選択可 能な最小表示ピッチは測定値の電圧値への割当てによって異なり ます。ND は入力電圧範囲 ±10 V を 4096 ピッチに分けるので、 その結果 5 mV のピッチになります。 軸カップリングの場合は、両方の軸の高い方の表示ピッ チが表示に使用されます。 B:図 II。18 アナログセンサ用の入力画面「表示設 定」 M3A780GXH-128M 77 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 アプリケーションの設定 入力画面「アプリケーションの設定」では、位置表示装置を適用す るアプリケーション用のパラメータを設定します ( 参照 B:図 II。 23)。 U「システム設定」メニューでメニューコマンド「アプリケーション U の設定」を選択します。 「アプリケーション」フィールドではソフトキー「1 軸/ 2 軸」 を使用し、アクティブにする入力を設定できます。 „ 1 軸モードでは入力 X1 のみがアクティブになります。 „ 2 軸モードでは入力 X1 と X2 がアクティブになります。軸値は 個別に、または軸カップリング値として表示させることができ ます。このフィールドで 2 軸を指定すると、ソフトキー「関数 f (X1, X2)」が表示され、このソフトキーで軸カップリング用の 数式を入力することができます (79 ページの「軸カップリング 用の数式」を参照 )。 B:図 II。19 入力画面「アプリケーションの設定」 キーボードロックは「キーボード」フィールドおよびソフトキー 「キーロック」でオンやオフにできます。キーボードのロックを再 び解除するには、 「ナビゲーション」キーを 3 秒以上押し続けま す。パスワード 246584 を入力してキーボードのロックを解除し、 ENTER キーで確定するか、C キーでキャンセルします。 U「下へ」キーを押して次のパラメータに移動します。 U ソフトキー 「第 2 小数点」 を使用すると、 1/1000 mm (inch) 後の 2 つ目の小数点を表示させたり、または非表示にすることができ ます。 U ソフトキー「スタート画面」を使用すると、スイッチを入れた後 にスタート画面を表示させるかどうかを設定できます。 U「下へ」キーを押して次のパラメータに移動します。 U「位置表示装置」フィールドには位置表示装置のタイプが表示され ます。 U「ソフトウェアバージョン」フィールドには、現在インストールさ れているソフトウェアのバージョンとその ID 番号 が表示されま す。必要に応じてソフトウェアバージョンを更新するには、104 ページの「ソフトウェアアップデート ( ファームウェアアップ デート ) のインストール」を参照。 U ソフトキー「デフォルト」はすべてのパラメータを出荷時の状態 に戻します。この操作を ENTER キーで確定するか、このプロセス を C キーでキャンセルしてください。 U B:図 II。20 入力画面「アプリケーションの設定」 入力 X2 の温度センサによる軸エラー補正では ND が軸エ ラーを補正します (76 ページの 「±10 V インタフェース を持つアナログセンサ ( 温度センサが好ましい )」を参 照 )。 B:図 II。21 入力画面「アプリケーションの設定」 78 II 運転開始、技術データ 軸カップリング用の数式 アクティブな画面の中で軸カップリング用に任意の数式を入力でき ます。数式の作成には 3 つのソフトキーレベルに渡る次の記号と変 数、演算が使用できます。 „ 基本計算の種類:加算、減算、乗算、除算 „ 括弧 „ 三角関数:サイン、コサイン、タンジェント、アークサイン、 アークコサイン、アークタンジェント „ 円周率 Pi „ 軸変数 X1 および X2 U 数式を入力してください。 U 入力した記号を削除するには、 「下へ」キーを押します。 U 入力内容を ENTER キーで確定すると、 M3A780GXH-128M が数式のシンタック スエラーを調べて、数式が正しくない場合はエラーメッセージを 出力します。 „ 数式チェックの際に M3A780GXH-128M は、閉じ括弧があるかど うか、必要な演算子 ( 例えば 3X1 は 3*X1 と入力され ている必要があります ) がすべて揃っているかを重点 的にチェックします。 „ 軸値を除数に使用する場合は、ゼロによる除算や、表 示値のオーバーフローになることがあります。M3A780GXH-128M はこれらのエラーをトラップして、ディスプレイには 代わりにオーバーフローを表示します。該当する軸で ゼロの範囲から出れば、M3A780GXH-128M は再び正しい数値を表 示します。 „ ただし M3A780GXH-128M は、入力した数式がユーザの求める結 果を導くものであるかどうかをチェックすることはで きません。これに関してはユーザが自分でチェックす るしかありません。 B:図 II。22 数式入力用の入力画面 B:図 II。23 数式入力用の入力画面 M3A780GXH-128M 79 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 エラー補正 エンコーダによって求められる切断工具の移動距離は、工具が実際 に移動した距離と必ずしも一致しません。そのような測定エラーは スピンドルピッチエラーまたは軸の曲りや傾斜によって起こること があります。 エラーの種類によって線形エラーと非線形エラーに分けられます。 こうしたエラーはハイデンハインの VM 101 などの比較測定器で検 出できます。エラー分析を使用すると偏差の種類や必要な線形また は非線形のエラー補正を特定することができます。 M3A780GXH-128M はこれらのエラーを補正することができます。各軸のどのエ ンコーダにも独自のエラー補正を 1 つプログラミングできます。 また温度の影響も ND は補正できます。そのためには、入力 X1 にリ ニアエンコーダを、そして入力 X2 にアナログモジュールをインス トールし ( オプション )、温度センサを接続する必要があります。 角度エンコーダを使用する場合は非線形のエラー補正し か使用できません。 80 II 運転開始、技術データ 線形エラー補正 ( 角度エンコーダには無関係 ) 線形エラー補正は、基準ゲージを使用した比較測長によって線形偏 差が計測する長さ全体にわたっていることが分かった場合に使用で きます。M3A780GXH-128M はこの偏差を補正係数 LEC で数学的に補正できま す。 線形補正係数の計算には次の数式を使用してください。 6 S – M⎞ ----------------LEC = ⎛ ⎝ M ⎠ × 10 ppm S: 基準ゲージで測定された長さ M: 軸のエンコーダで測定された長さ ppm: parts per million ( 英語 ) は 100 万分の 1 という意味で す。 1 ppm = 10-6= 1 µm/m = 1 µinch/inch 例: 基準ゲージが測定した長さが 500 mm であり、 X 軸のリニアエンコー ダが測定した長さが 499. 95 mm しかない場合、X 軸の補正係数は 100 ppm になります。 6 500 – ( 499, 95 )⎞ ------------------------------------------------ × 10 ppm = 100ppm LEC = ⎛ ⎝ ⎠ 499, 95 線形エラー補正の入力: U「システム設定」メニューでメニューコマンド「エラー補正」を選 択します。 入力画面「アプリケーションの設定」でアプリケーションとして すでに 2 本の軸を選択している場合は、入力 X1 および X2 の表 示と共に使用可能な 2 つのエンコーダ入力のエラー補正を設定で きます。 U パラメータを設定する入力を選択します。 U ソフトキー「エラー補正」で補正を指定します。 „ オフは補正なしを意味します。 „ 0. 0 ppm:数字キーを使用して算出された線形補正係数を ppm で入 力します。 „ 非線形 (82 ページの「非線形エラー補正」を参照 )。 U U U B:図 II。24 線形エラー補正用の入力画面 必要であれば「上へ」キーまたは「下へ」キーで次の入力を選択 し、エラー補正を設定します。 入力内容を ENTER キーで確定します。 M3A780GXH-128M 81 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 非線形エラー補正 „ 非線形エラー補正はリファレンスマークのあるエン コーダ、アブソリュートエンコーダ、アナログセンサ に対して使用できます。 „ 非線形のエラー補正が有効になるようにするには、先 にリファレンスマークを通過させる必要があります。 そうしないとエラー補正は行われません。 比較測長が交互エラーもしくは変動エラーを示す場合は、非線形エ ラー補正を使用してください。 M3A780GXH-128M は軸毎に 200 個までの補正点 をサポートしています。2 つの隣接する補正点間のエラーの検出は 直線補間で行われます。必要な補正値を算出して補正値表に登録す る必要があります。 角度エンコーダの場合は、 M3A780GXH-128M が 180 個の補正点をそれぞれ 2° の間隔で指定します。 非線形エラー補正の選択: U「システム設定」メニューでメニューコマンド「エラー補正」を選 U U U 択します。 入力画面「アプリケーションの設定」でアプリケーションとして すでに 2 本の軸を選択している場合は、入力 X1 および X2 の表 示と共に使用可能な 2 つのエンコーダ入力のエラー補正を設定で きます。 パラメータを設定する入力を選択します。 ソフトキー「エラー補正」で非線形の補正を選択します。 B:図 II。25 非線形エラー補正用の入力画面 82 II 運転開始、技術データ 補正値表の作成: U U U U 新しい補正値表を作成する場合は、ソフトキー「表の編集」を押 します。入力画面「補正値表」が開きます。 補正する必要のある軸によってエラーが呼び出されないことがあ ります。 「エラー原因軸」フィールドでソフトキー「X1/X2」を押 し、該当する軸を選択します。 補正点はすべて (200 個まで ) 互いから等間隔で離れています。 補 正点同士の間隔を指定してください。そうするには、 「補正点の間 隔」フィールドでソフトキー「間隔」を押すか、または ENTER キーを押してください。 値を入力したら ENTER キーで確定します。 開始点を入力します。 „ 開始点がわかっている場合:開始点を入力します。そうするに は、 「開始点」フィールドでソフトキー「開始点」を押すか、ま B:図 II。26 補正値表 たは ENTER キーを押してください。開始点はエンコーダの原点 が基準になっています。 „ 開始点がわかっていない場合:開始点に移動します。事前にエ ンコーダのリファレンス走行が行われている必要があることに ご注意ください。ソフトキー「位置ティーチ」を押します。 ENTER キーで位置を確定します。 表示」行に補正する軸の現在の値が、入力した基準点が考慮 されずに表示されます。 新しい開始点を入力すると、M3A780GXH-128M が補正値表の以前の 値を変更します。 B:図 II。27 補正値表 U「REF B:図 II。28 補正値表:開始点の入力 M3A780GXH-128M 83 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 補正値表の設定: U 表の内容を表示させるには、ソフトキー「表の編集」を押します。 挿入または変更する補正点へカーソルを移動させます。選択した 内容を ENTER キーで確定します。 この位置で測定されたエラーを入力します。ENTER キーで確定し ます。 入力が終了したら C キーで表を閉じて、入力画面「補正値表」に 戻ります。 U「上へ」キーまたは「下へ」キー、あるいは数字キーを使用して、 U U 画像の読取り: M3A780GXH-128M は補正値表を表または画像として表示することができます。 画像には、測定値に関連した転換エラーが表示されます。画像には 固定された点間隔が含まれています。 補正値表の表示: ソフトキー「表の編集」を押します。 U「上へ」キーまたは「下へ」キー、あるいは数字キーを使用して、 表内でカーソルを移動させます。 U ソフトキー「表示」を押すと、表モードと画像モードが切り替わ ります。 U ソフトキー「拡大」および「縮小」を使用し、画像を 20 および 200 ポイントにズームします。拡大された状態でソフトキー ⇐ および ⇒ を押すと、表示を 20 ポイント前後させることができ ます。 U B:図 II。29 補正値表の編集 B:図 II。30 測定値の測定されたエラーの入力 B:図 II。31 補正値の画像表示 84 II 運転開始、技術データ 補正値表のデータはシリアルポートでコンピュータに転送して保存 したり、コンピュータからダウンロードしたりすることができます (86 ページの「シリアルポートの設定」を参照 )。 現在の補正値表のエキスポート: U U U ソフトキー「表の編集」を押します。 ソフトキー「インポート/エキスポート」を押します。 ソフトキー「表のエキスポート」を押します。 新しい補正値表のインポート: U U U U ソフトキー「表の編集」を押します。 ソフトキー「インポート/エキスポート」を押します。 ソフトキー「表のインポート」を押します。 ソフトキー「インポート レディ」を押します。 B:図 II。32 補正値のインポートまたはエキスポー ト B:図 II。33 補正値のインポート M3A780GXH-128M 85 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 シリアルポートの設定 M3A780GXH-128M には V. 24/RS-232-C (X31) と USB (UART、 X32) の 2 つのシ リアルポートがあります。 感電の危険! ポート X31 と X32 は EN 50 178 の電源からの安全絶縁 を満たしています。 プラグ類は必ず装置のスイッチを切った状態で接続した り外したりしてください。 既存のインタフェースにシリアルデータポートのあるプリンタやコ ンピュータを接続して、次のタスクを実行することができます。 „ 測定値、補正値表、設定ファイルをプリンタやコンピュータに転 送する。 „ 補正値表や設定ファイルをコンピュータから受信する。 „ さらにこれらのポートを介して M3A780GXH-128M を外部から操作することも 可能です。 必要に応じて、イーサネットモジュール (100baseT) を使用して イーサネットポートを X26/X27 ポートに装備することもできます。 ポートの設定 U「システム設定」メニューでメニューコマンド「ポートの設定」を 選択します。 U「シリアルポート」フィールドでソフトキー「USB/RS-232」を押す と、どのポートを使用するか設定できます。 U「ボーレート」フィールドはソフトキー「下げる」または「上げ る」で 110、150、300、600、1200、2400、9600、19200、38400、 57600、115200 のいずれかに設定します。 X26 X2 (X27) X41 X32/X31 X1 B:図 II。34 接続口 B:図 II。35 データポート V. 24/RS-232-C B:図 II。36 データポート USB (UART) 86 II 運転開始、技術データ U「データビット」フィールドで、ソフトキー「7/8」を使用して ビットの値を 7 または 8 に設定します。 U「ストップビット」フィールドでは、ソフトキー「1/2」を使用し て値を 1 または 2 に設定します。 U「パリティ」フィールドでは、使用可能なソフトキーでなし、直 線、非直線のいずれかに設定します。 U「出力終了」フィールドは転送終了時に送信する復帰の数を指定し ます。個数の値は 0 がデフォルトになっています。数字キーを使 用してこの値を 0 から 99 までの正の整数に変更します。 シリアルポートを有効または無効にするためのパラメー タはありません。データは外部装置が受信可能状態に なっているときに限り、シリアルポートに転送させるこ とができます。 ケーブルの接続、ピン割当て、データの入出力、外部条件に関する 情報は、101 ページの「データポート」を参照。 シリアルポートの設定は、M3A780GXH-128M のスイッチを切っても保持されま す。 データは次の順序で転送されます:スタートビット、 データビット、パリティビット、ストップビット。 B:図 II。37 データポート:パラメータ入力 B:図 II。38 データポート:パラメータ入力 M3A780GXH-128M 87 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 診断 「診断」メニューのメニューコマンドを使うとキーボード、ディスプ レイ、接続されているエンコーダ、供給電圧、スイッチ入力/出力 の機能をテストすることができます ( 参照 B:図 II。43)。 U「システム設定」メニューでメニューコマンド「診断」を選択しま U す。 希望のテストを選択します。テストに関する情報は次の項にあり ます。 キーボードテスト M3A780GXH-128M のディスプレイに表示されているキーボードで、キーをどれ か 1 つ押して離すと確認できます。 U U ND のテストしたいキーおよびソフトキーを押してください。キー をどれか 1 つ押すと、画面のそのキーの上に点が表示されます。 この点は、そのキーが正しく機能していることを表しています。 キーボードテストを終了するには C キーを 2 回押します。 B:図 II。39 「診断」メニュー ディスプレイテスト 液晶ディスプレイのテスト: U 液晶ディスプレイのカラーをテストするには、ENTER キーを 4 回 押します ( 黒で内側に白い面、白で内側に黒い面、赤 - 緑 - 青、 標準設定に戻る )。 B:図 II。40 キーボードテスト B:図 II。41 ディスプレイテスト 88 II 運転開始、技術データ エンコーダテスト このテストを行うことにより、11 µAss、1 Vss、EnDat 2. 1/2. 2 イ ンタフェースの信号、またはアナログモジュールに印加されている 電圧を調べることができます。 U U 入力画面「アプリケーションの設定」でアプリケーションとして すでに 2 本の軸を選択している場合は、2 台の使用可能なエン コーダに対するテストを選択できます。 希望するエンコーダ入力 X1 または X2 を選択し、 ENTER で確定し ます。 11 µAss または 1 Vss インタフェースのあるエンコーダ: U エンコーダを移動させるとチャネル A と B の信号がリサージュ図 形として画像で表示され ( 参照 B:図 II。46)、振幅、バランス、 位相オフセットが表示されます。 B:図 II。42 エンコーダテスト:1 Vss インタ フェース B:図 II。43 エンコーダテスト:11 µAss インタ フェース M3A780GXH-128M 89 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 EnDat 2. 1/2. 2 インタフェースのあるエンコーダ: 接続されている装置の電子 ID ラベルが画面に表示されます:伝送 形式、信号周期、測定ピッチ、識別可能な回転数、ID 番号とシリ アル番号。 U EnDat 2. 2 インタフェースのエンコーダの場合のみ:ソフトキー 「診断」を押すと、エンコーダの機能残量を表示する画面が開きま す。 „ インクリメンタル経路 (INC) „ 絶対経路 (ABS) „ ポジション値算定 U U ソフトキー「アラーム」を押すと、接続されているエンコーダが どのアラームをサポートしているのか、そしてエラーが発生して いるかどうかを確認することができます。該当するアラームの前 に付いているカラーの四角が状態を表します。 „ グレーは接続されているエンコーダがこのアラームをサポート していないことを表します。 „ 緑は接続されているエンコーダがこのアラームをサポートして おり、まだエラーが発生していないことを表します。 „ 赤はエラーが発生していることを表します。 ソフトキー「警告」を押し、接続されているエンコーダがどの警 告をサポートしているか、また警告が発生していないかどうか確 認します。該当する警告の前に付いているカラーの四角が状態を 表します。 „ グレーは接続されているエンコーダがこの警告をサポートして いないことを表します。 „ 緑は接続されているエンコーダがこの警告をサポートしており、 まだ警告が発生していないことを表します。 „ 赤は警告が発生していることを表します。 「アラーム」または「警告」ウィンドウ内のソフトキー「リセッ ト」を押すと、発生したアラームまたは警告を消去することがで きます。 B:図 II。44 エンコーダテスト: EnDat 2. 1/2. 2 インタフェース U B:図 II。45 エンコーダテスト: EnDat 2. 2 インタフェース U B:図 II。46 エンコーダテスト: EnDat 2. 1/2. 2 インタフェース 90 II 運転開始、技術データ ±10 V インタフェースを持つアナログセンサ: U 画面にはアナログモジュールの入力に印加されている電圧が数値 と棒グラフで表示されます。 供給電圧 エンコーダ入力 X1 および X2 ( オプション ) の表示されている供給 電圧の高さを確認してください。これらは通常、ケーブルが長い場 合でもエンコーダの電圧レベルが仕様通り、5 V ± 5 % になるよう に、5 V より若干高くなっているはずです。 B:図 II。47 エンコーダテスト:アナログセンサ B:図 II。48 供給電圧 M3A780GXH-128M 91 II – 2 システム設定 II – 2 システム設定 スイッチ入力のテスト 内部コンポーネントへの危険! „ 外部回路の電圧は EN 50178 の保護特別低電圧を満た している必要があります。 „ 誘導負荷はインダクタンスに平行にして抑制ダイオー ドと接続してください。 内部コンポーネントへの危険! シールドケーブルを使用する場合のみ、シールドをコネ クタハウジングの上に置いてください。 ND は X41 Sub-D ポートのすべてのスイッチ入力をリスト表示します (94 ページの「X41 Sub-D ポートのスイッチ入力」を参照 )。ピンと その名称、グレーまたは緑の点、現在の状態 HIGH または LOW が記 載されています。X41 ポートの入力の機能をテストすることができ ます。 U あるピンをアクティブ (=LOW) にしたときに、 該当するピン名の後 ろの灰色の点が緑色に点灯し、状態が LOW に変われば、正常に機 能しています。 B:図 II。49 スイッチ入力のテスト 92 II 運転開始、技術データ スイッチ出力のテスト 内部コンポーネントへの危険! „ 外部回路の電圧は EN 50178 の保護特別低電圧を満た している必要があります。 „ 誘導負荷はインダクタンスに平行にして抑制ダイオー ドと接続してください。 内部コンポーネントへの危険! シールドケーブルを使用する場合のみ、シールドをコネ クタハウジングの上に置いてください。 M3A780GXH-128M は画面に X41 ポートのスイッチ出力をすべて、 その名称とグ レーまたは緑の点、 現在の状態 HIGH または LOW と共に表示します (96 ページの「X41 Sub-D ポートのスイッチ出力」を参照 )。スイッ チ出力テストを開始します。 U U ソフトキー「テスト実行」を押すと、M3A780GXH-128M はすべての出力を順 番に 1 s ずつアクティブに切り替えます (=LOW、OpenCollector)。 テストの実行を終了するにはソフトキー「実際の状態」か C キー を押してください。 B:図 II。50 スイッチ出力のテスト M3A780GXH-128M 93 II – 2 システム設定 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ出力 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ 出力 X41 Sub-D ポートのスイッチ入力 内部コンポーネントへの危険! „ 外部回路の電圧は EN 50178 の保護特別低電圧を満た している必要があります。 „ 誘導負荷はインダクタンスに平行にして抑制ダイオー ドと接続してください。 内部コンポーネントへの危険! シールドケーブルを使用する場合のみ、シールドをコネ クタハウジングの上に置いてください。 B:図 II。4 接続口 ピン 1, 10 2 3 4 5 6 7 8 9 22 23 24 25 12, 13 11, 20, 21 機能 0 V ゼロセット、エラーメッセージの削除。 軸/軸カップリングを原点の値に設定する。 リファレンスマーク信号を無視する (X1)。 連続測定開始/表示 f(X1, X2) 連続測定の表示値の外部選択/表示 X1 連続測定の最小値の表示/表示 X2 連続測定の最大値の表示/表示 X1+X2 連続測定の MAX と MIN の差の表示/表示 X1-X2 パルス:測定値の出力 接点:測定値の出力 リファレンスマーク信号を無視する (X2、オプション )。 REF モードをオフまたはオンにする ( 現在の REF 状態が変更される )。 割当てない。 空き ページ 95 ページ 22 ページ 95 および ページ 44 ページ 95 ページ 40 ページ 31 ページを参照 X26 X2 (X27) X41 X32/X31 X1 94 II 運転開始、技術データ 特殊なケース: 現在の測定値 ACTL を連続測定時に表示する場合に入力 7、8、9 に該当:これらの入力のうちのどれもアクティ ブになっていないか、もしくは 2 つ以上がアクティブに なっていなければなりません。 入力信号 信号 内部 Pull-up 抵抗 制御 数値 1kΩ アクティブ Low 0 V に対する端子接続または TTL- チップ の Low レベルによ る (114 ページの「スイッチ信 号後の測定値の出力」を参照 ) tV ≤ 2 ms tmin ≥ 30 ms 1 2 1 ゼロセット/設定用の遅延 全信号の最小パルス時間 (except for pin 22 and 23: see Page 114) 入力の信号レベル 状態 High Low レベル + 3. 9 V ≤ U ≤ + 15 V – 0. 5 V ≤ U ≤ + 0. 9 V; I ≤ 6 mA B:図 II。5 X41 で測定値出力を行うためのスイッ チ入力、1:接点、2:パルス リファレンスマーク信号を無視する 4 ピンの入力がアクティブになっていると、軸 X1 のリファレンス マーク信号が無視されます。24 ピンの入力がアクティブになってい ると、 軸 X2 ( オプション ) のリファレンスマーク信号が無視されま す。よく使われるアプリケーションは、ロータリーエンコーダとス ピンドルによる長さ測定です。この場合、カムスイッチが特定の箇 所でリファレンス信号を解放します。 M3A780GXH-128M 95 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ出力 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ出力 X41 Sub-D ポートのスイッチ出力 内部コンポーネントへの危険! „ 外部回路の電圧は EN 50178 の保護特別低電圧を満た している必要があります。 „ 誘導負荷はインダクタンスに平行にして抑制ダイオー ドと接続してください。 内部コンポーネントへの危険! シールドケーブルを使用する場合のみ、シールドをコネ クタハウジングの上に置いてください。 ピン 14 15 16 17 18 19 出力信号 信号 Open-Collector 出力 信号出力までの遅延 ゼロ交差の信号時間、スイッ チリミット A1、A2 出力の信号レベル 状態 High Low レベル U ≤ + 32 V; I ≤ 10 µA U ≤ + 0. 4 V; I ≤ 100 mA B:図 II。6 Open-Collector 出力 数値 アクティブ Low tV ≤ 20 ms t0 ≥ 180 ms 機能 表示は 0 測定値はスイッチリミット A1 以上。 測定値はスイッチリミット A2 以上。 測定値は分類下限よりも小さい。 測定値は分類上限よりも大きい。 エラー (60 ページの「エラーメッセージ」を参照 ) 96 II 運転開始、技術データ スイッチリミット パラメータで指定されているスイッチリミット 1 に達すると ( 右上 の図を参照 )、出力 2 がアクティブになります (3:距離 )。A1 と A2 の 2 つのスイッチリミットを設定できます (38 ページの「ス イッチ信号」を参照 )。ゼロ交差用には別の出力が用意されていま す (98 ページの「ゼロ交差」を参照 )。 操作モード「残り距離」では、スイッチ出力 A1 (15 ピン ) および A2 (16 ピン ) の持つ機能が異なります:これらの出力は、表示値に 対してゼロ対称です。例えば、A1 に対してスイッチ点として 10 mm を入力すると、出力 A1 は +10 mm および - 10 mm で切り替わりま す。B:図 II。59 は、負の方向からゼロに移動するときに、出力信 号 A1 を示します:A1 = 10 mm、tV1 ≤ 30 ms、tV2 ≤ 180 ms。 2 1 3 1 1 B:図 II。7 スイッチリミット A1 -10 0 10 s Pin 15 (A1) tv1 tv2 t B:図 II。8 スイッチリミット A1 = 10 mm の 15 ピンの時間的な信号パターン M3A780GXH-128M 97 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ出力 II – 3 スイッチ入力およびスイッチ出力 分類限界 測定値が分類限界をオーバーすると、17 ピンまたは 18 ピンの出力 がアクティブになります (58 ページの「分類」を参照 )。 例:右上図参照 „ 1:下限 „ 2:上限 „ 3:測定値 < 分類下限 „ 4:測定値 > 分類上限 エラー時のスイッチ信号 ND は測定信号、入力周波数、データ出力などを常に監視しており、 エラーメッセージでエラーを表示します。測定やデータ出力に大き な影響を与えるエラーが発生すると、19 ピンの出力がアクティブに なります。これにより、自動化されたプロセスでの監視が可能にな ります。 ゼロ交差 表示値が 0 になると、14 ピンの出力がアクティブになります。信号 の最短時間は 180 ms です。 3 1 4 1 1 2 1 B:図 II。9 分類限界 5 1 ERROR xx B:図 II。10 エラー時のスイッチ信号、5:時間 7 1 6 1 B:図 II。11 ゼロ交差、6:移動方向、7:距離 II 運転開始、技術データ 98 II – 4 エンコーダのパラメータえん こーだのぱらめーた 表の値 次の表には ASROCK の様々なエンコーダが掲載されています。 表にはエンコーダに定義する必要のある運転パラメータが含まれて います。入力内容のほとんどはエンコーダの取扱説明書に記載され ています。 ASROCK のリニアエンコーダ エンコーダ SPECTO ST 12/30 METRO MT 60/101 METRO MT 12xx/25xx CERTO CT 25xx/60xx LS 388C LS 487 LS 487C LS 186 LS 186C LF 183 LF 183C LB 382 LB 382C LC 183 LC 483 LIDA 18x LIDA 48x LIDA 28x LIDA 583 LIF 181R LIF 181C LIF 581R LIF 581C 信号周期 20 µm 10 µm 2 µm 2 µm 20 µm 20 µm 20 µm 4 µm 40 µm 選択なし 40 µm 200 µm 20 µm 8 µm 8 µm リファレンスマーク 1 1 1 1 コード化/ 1000 1 コード化/ 1000 1 コード化/ 1000 1 コード化/ 5000 1 コード化/ 2000 なし アブソリュート 1 1 1 1 コード化/ 5000 1 コード化/ 5000 M3A780GXH-128M 99 II – 4 エンコーダのパラメータえんこーだのぱらめー た II – 4 エンコーダのパラメータえんこーだのぱらめー た ASROCK の角度エンコーダ エンコーダ ROD 48x ERN x80 ROC 425 ECN x25 ROQ 437 EQN 437 ROD 280 ROD 280C RON 28x RON 28xC RON 785 RON 785C RON 886 RON 886C RCN 22x RCN 729 RCN 829 信号周期 1000 . . . 5000 選択なし 選択なし 18000 18000 18000 36000 選択なし 選択なし リファレンスマーク 1 なし アブソリュート なし アブソリュート 1 コード化/ 36 1 コード化/ 36 1 コード化/ 36 1 コード化/ 72 なし アブソリュート なし アブソリュート 100 II 運転開始、技術データ II – 5 データポート データ通信 M3A780GXH-128M には V. 24/RS- 232 (X31) と USB (UART、 X32) の 2 つのシリ アルポートがあります。 内部コンポーネントへの危険! ポート X31 と X32 は EN 50 178 の電源からの安全絶縁 を満たしています。 プラグ類は必ず装置のスイッチを切った状態で接続した り外したりしてください。 シリアルポートはデータをエキスポートしたり、外部装置からイン ポートする双方向データ通信をサポートし、 外部装置による M3A780GXH-128M のリモートコントロールを可能にします。 必要に応じて、イーサネットモジュール (100baseT) を 使用してイーサネットポートを X26/X27 ポートに装備し て、ND を TCP/IP プロトコル経由でネットワークに接続 することもできます。 次のデータは M3A780GXH-128M からシリアルデータポートを持つ外部装置に転 送されます。 „ 加工およびシステム設定パラメータ „ 非線形補正値表 „ 測定値の出力 次のデータは外部装置から M3A780GXH-128M に転送できます。 „ キーコマンド „ 加工およびシステム設定パラメータ „ 非線形補正値表 „ ソフトウェアアップデート ( ファームウェアアップデート ) 次ページ以降には、データポートの設定に関して知っておくべきこ とが記載されています。 „ インポートおよびエキスポート機能を含むシリアルデータ転送 „ ソフトウェアアップデート (ファームウェアアップデート) のイン ストール „ M3A780GXH-128M の接続ケーブルの配線 „ 外部操作がいぶそうさ B:図 II。6 V. 24/RS-232-C を介したデータ通信 V. 24/RS-232-C M3A780GXH-128M 101 II – 5 データポート II – 5 データポート インポートおよびエキスポート機能を含むシリア ルデータ転送 シリアルポート V. 24/RS- 232 (X31) および USB タイプ B (UART、 X32) はハウジングの背面にあります。これらのポートで次の装置を 接続することができます (105 ページの「接続ケーブルの配線」を参 照 )。 „ シリアルデータポートのあるプリンタ „ シリアルデータポートのあるパーソナルコンピュータ (PC) 内部コンポーネントへの危険! ポート X31 と X32 は EN 50 178 の電源からの安全絶縁 を満たしています。 プラグ類は必ず装置のスイッチを切った状態で接続した り外したりしてください。 データ転送用に ND のシステムパラメータを設定してください (86 ページの「シリアルポートの設定」を参照 )。 データ転送をサポートしている機能では、M3A780GXH-128M が画面にソフト キー「インポート/エキスポート」を表示します。このソフトキー を選択すると、2 つのソフトキーが使用できるようになります。 „ 「インポート」を押すと、データをコンピュータから転送できま す。 „ 「エキスポート」を押すと、データをコンピュータやプリンタに転 送できます。 データを M3A780GXH-128M からプリンタへ転送する シリアルデータポートでデータをプリンタへ転送するには、ソフト キー「エキスポート」を押します。プリンタがデータをすぐにプリ ントアウトできるように、 M3A780GXH-128M はデータを ASCII テキスト形式で 転送します。 データを M3A780GXH-128M から PC へ転送する M3A780GXH-128M と PC の間でデータを転送するには、PC に Windows ® に標 準で含まれているハイパーターミナルや TNCremoNT などの通信ソフ トがインストールされている必要があります。TNCremoNT はハイデ ンハインから無料でご提供しています。このソフトウェアは、ハイ デンハインのウェブサイト (www. heidenhain. de) のダウンロードエ リアの「サービスおよび各種資料」にあります。 さらに詳しい情報が必要な場合は、ASROCK の代理店にお問合せ ください。これらのソフトウェアはシリアルケーブル接続を通じて 送受信されるデータの準備を行います。データはすべて ASCII テキ スト形式で、M3A780GXH-128M と PC 間で転送されます。 1 5 6 9 B:図 II。7 V. 24/RS-232-C 用プラグ 2 1 3 4 B:図 II。8 USB タイプ B ソケット (UART) 102 II 運転開始、技術データ データを M3A780GXH-128M から PC へエキスポートする場合は、PC がデータ をファイルに保存できるように、先に PC のデータ受信準備をして おく必要があります。そのためには、ASCII テキストデータを COM ポートから PC 上のファイルに取り込めるように通信プログラムを 設定します。PC のデータ受信の準備ができたら、ソフトキー「エキ スポート」で M3A780GXH-128M からのデータ転送を開始させます。 データを PC から M3A780GXH-128M へ転送する データを PC から M3A780GXH-128M にインポートする場合は、 事前に M3A780GXH-128M のデータ受信準備をしておく必要があります。 U ソフトキー「インポート」を押します。M3A780GXH-128M の準備ができたら、 希望のファイルを ASCII テキスト形式で転送できるように PC 上 の通信プログラムを設定します。 データ形式 データ形式は「システム設定」メニューでパラメータ「シリアル ポート」を使用して定義できます (86 ページの「シリアルポートの 設定」を参照 )。 Kermit や Xmodem などの通信プロトコルは M3A780GXH-128M でサ ポートされていません。 制御文字 測定値の呼出し: 中断: 継続: エラーメッセージの照会: STX DC3 DC1 ENQ (Control (Control (Control (Control B) S) Q) E) 測定値出力の例は、114 ページの「測定値の出力」の項をご覧くださ い。 M3A780GXH-128M 103 II – 5 データポート II – 5 データポート ソフトウェアアップデート ( ファームウェアアッ プデート ) のインストール 必要に応じて、ご使用の ND 用のソフトウェアアップデート ( ファームウェアアップデート ) をハイデンハインのウェブサイトか らダウンロードすることができます。このアップデートは、 www. heidenhain. de のダウンロードエリアの「サービスおよび各種 資料」にあります。 ソフトウェアアップデート ( ファームウェアアップデート ) をイン ストールするには次の手順に従ってください。 U シリアルポート USB タイプ B (UART、X32) をパーソナルコン ピュータ (PC) と接続します。105 ページの「接続ケーブルの配 線」を参照。 内部コンポーネントへの危険! ポート X31 と X32 は EN 50 178 の電源からの安全絶縁 を満たしています。 プラグ類は必ず装置のスイッチを切った状態で接続した り外したりしてください。 ソフトウェアアップデートは USB ポート経由でのみ可能 で、V. 24/RS- 232 (X31) ポート経由ではできません。 U U U U U U U U USB ポート経由で転送を行うには、 デバイスドライバが PC にイン ストールされている必要があります。105 ページの「接続ケーブル の配線」を参照。 ファイルをダブルクリックして PC 上でソフトウェアアップデート ( ファームウェアアップデート ) を開始します。 ND で C キーと ENTER キーを同時に押しながら、 ND のスイッチを 入れます。ND が現在インストールされているハードウェアと ファームウェアのバージョンを表示し、ソフトウェアのダウン ロード ( ファームウェアのダウンロード ) の準備が完了します。 参照 B:図 II。66。 PC 上で「スタート」ボタンを押してアップデートを開始します。 ソフトウェア (ファームウェア) のインストールが終了するまでお 待ちください。ND が自動的に再起動し、スタート画面が表示され ます。 ダイアログ言語を変更する場合はソフトキー「言語」を押し、選 択内容を ENTER キーで確定します。 標準画面を表示させるには任意の他のキーを押します。 これで ND の運転準備は完了です (21 ページの「M3A780GXH-128M のスイッチオン」を 参照 )。 PC のインストールウィンドウを閉じます。 B:図 II。9 ソフトウェアアップデート ( ファーム ウェアアップデート ) 104 II 運転開始、技術データ 接続ケーブルの配線 接続ケーブルの配線は接続する装置によって異なります ( 外部装置 に関する技術資料を参照してください )。 V. 24/RS-232-C (X31) の完全な配線 M3A780GXH-128M と PC 間の通信は、これらが互いにシリアルケーブルで接続 されている場合にのみ可能です。 データ転送ケーブル V. 24/RS-232-C Sub-D ( ソケット ) 9 極/ Sub-D ( ソケット ) 9 極 ID 番号 366964-xx ピン 1 3 2 7 8 6 5 4 9 信号レベル 信号 TXD、RXD RTS、CTS DSR、DTR 信号レベル 「1」= 「アク ティブ」 –3 V ~ –15 V + 3 V ~ + 15 V 信号レベル 「0」= 「非アクティブ」 + 3 V ~ + 15 V –3 V ~ –15 V 割当て 割当てない TXD RXD RTS CTS DSR SIGNAL GND DTR 割当てない 送信データ 受信データ 送信リクエスト 送信準備完了 転送ユニット レディ 機能接地 データターミナル レディ B:図 II。10 ハンドシェイクを使用するシリアル ポートのピン割当て 機能 ND 28x NC 1 RxD 2 TxD 3 DTR 4 GND 5 DSR 6 RTS 7 CTS 8 NC 9 D9 1 NC 2 RxD 3 TxD 4 DTR 5 GND 6 DSR 7 RTS 8 CTS 9 NC ND 28x NC 1 RxD 2 TxD 3 DTR 4 GND 5 DSR 6 RTS 7 CTS 8 NC 9 D9 2 RxD 3 TxD 5 GND B:図 II。11 ハンドシェイクを使用しないシリアル ポートのピン割当て M3A780GXH-128M 105 II – 5 データポート II – 5 データポート USB タイプ B (UART)、(DIN IEC 61076-3-108) のソケット ピン 1 2 3 4 割当て VCC DD+ GND 機能 +5 V データ ( インバース ) データ 機能接地 2 1 位置表示装置を USB ポートを使用してコンピュータと接続する場合 は、 専用の USB ドライバが必要になります。 Windows 2000、 Windows XP および Windows Vista 用のドライバファイルは TNCremoNT プロ グラムのインストールディレクトリまたはハイデンハインのウェブ サイト (www. heidenhain. de) のダウンロードエリアの「サービスお よび各種資料」にあります。 ダウンロード後にファイルを実行し、その後位置表示装置をコン ピュータと接続してスイッチを入れてください。続いて自動的に起 動する Windows ハードウェアアシスタントに従って USB ドライバを インストールしてください。 ケーブル長:5 m まで 3 4 B:図 II。12 USB タイプ B ソケットのピン割当て 106 II 運転開始、技術データ データポート V. 24/RS-232-C または USB を介した 外部操作 キーコマンド シリアルデータポート V. 24/RS-232-C (X31) および USB (UART、 X32) は、外部装置による M3A780GXH-128M のリモートコントロールを可能に します。次のキーコマンドが使用できます。 フォーマット <ESC>TXXXX<CR> <ESC>AXXXX<CR> <ESC>FXXXX<CR> <ESC>SXXXX<CR> コマンド順序 <ESC>T0000<CR> <ESC>T0001<CR> <ESC>T0002<CR> <ESC>T0003<CR> <ESC>T0004<CR> <ESC>T0005<CR> <ESC>T0006<CR> <ESC>T0007<CR> <ESC>T0008<CR> <ESC>T0009<CR> <ESC>T0100<CR> <ESC>T0101<CR> <ESC>T0102<CR> <ESC>T0103<CR> <ESC>T0104<CR> <ESC>T0105<CR> <ESC>T0106<CR> <ESC>T0107<CR> <ESC>T0108<CR> <ESC>T0109<CR> M3A780GXH-128M キーが押されている。 画面内容の出力。 機能の実行。 特殊機能の実行。 機能 0 キー 1 キー 2 キー 3 キー 4 キー 5 キー 6 キー 7 キー 8 キー 9 キー C キー – キー . [. . . ] = DIRECTION = DIRECTION = SIGN. PERIOD = SIGN. PERIOD = SP/R = SP/R = COUNT MODE = COUNT MODE = DP PLACES = + + 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 0 1. 000000 1. 000000 94 1 120 1 0 0 20 20 36000 36000 5 5 4 意味 開始記号 (#) 装置:M3A780GXH-128M、測定単位 DEG ( 英語:degree)、DMS または rad 長さ測定単位:mm = 0、inch = 1 角度測定単位:DEG = 0 ( 度 )、DMS = 1、rad = 2 X1:エンコーダタイプ:長さ = 0、角度 = 1 X2:エンコーダタイプ:長さ = 0、角度 = 1 X1:エンコーダ信号:0 = 11 µA、1 = 1 Vss、2 = Endat、3 = アナログ X2:エンコーダ信号:0 = 11 µA、1 = 1 Vss、2 = Endat、3 = アナログ 表示:0 = X1、1 = X2、2 = X1 + X2、3 = X1 - X2、4 = f(X1, X2) X1:角度表示:0 = +/- 180°、1 = 360°、2 = +/- 無限 X2:角度表示:0 = +/- 180°、1 = 360°、2 = +/- 無限 X1:スケーリング:0 = オフ、1 = オン X2:スケーリング:0 = オフ、1 = オン X1:スケーリング係数 = 1. 000000 ( デフォルト ) X2:スケーリング係数 = 1. 000000 ( デフォルト ) 画面輝度:0 ~ 100 % (80% がデフォルト ) スクリーンセーバ:0 = オフ、1 = オン スクリーンセーバの時間:120 分 スタート画面:0 = オフ、1 = オン X1:カウント方向:0 = 正、1 = 負 X2:カウント方向:0 = 正、1 = 負 X1:信号周期:20 µm (10 µm がデフォルト ) X2:信号周期:20 µm (10 µm がデフォルト ) X1:1 回転毎の信号周期:36000 がデフォルト X2:1 回転毎の信号周期:36000 がデフォルト X1:カウント方法:0 ~ 5 = 5、0 ~ 2 = 2、0 ~ 1 = 1 X2:カウント方法:0 ~ 5 = 5、0 ~ 2 = 2、0 ~ 1 = 1 X1:カンマ位置:4 がデフォルト 122 II 運転開始、技術データ パラメータ P34. 2 P35. 1 P35. 2 P36. 1 P36. 2 P37. 1 P37. 2 P38 P40. 1 P40. 2 P41. 1 P41. 2 P43 . 1 P43 0. 2 P44. 1 P44. 2 P45. 1 P45. 2 P46. 1 P46. 2 P47 P48 P49 P50 P51 P52 P53 P54 DP PLACES = REF ON/OFF = REF ON/OFF = REF MARK = REF MARK = ALARM = ALARM = EXT. REF = ENC. = ANALOG U1 = ANALOG U1 = ANALOG U2 = ANALOG U2 = ANALOG. POS1 = ANALOG. POS1 = ANALOG. POS2 = ANALOG. POS2 = ANALOG FCT = REF. = RS232/USB = BAUD RATE = DATA BIT = STOP BIT = PARITY BIT = + + + + + + + + 4 1 1 5 5 3 3 1 2 2 0. 0 0. 0 10. 000 10. 000 10. 000 10. 000 10. 0000 10. 0000 10. 0000 10. 0000 9. 4 20. 00 1 1 11 0 0 1 意味 X2:カンマ位置:4 がデフォルト X1:リファレンスマーク:0 = オフ、1 = オン X2:リファレンスマーク:0 = オフ、1 = オン X1:0 = リファレンスマーク 1 つ、1 ~ 6:コード化されたリファレンス マーク X2:0 = リファレンスマーク 1 つ、1 ~ 6:コード化されたリファレンス マーク X1:0 = オフ、1 = 周波数、2 = 汚れ、3 = 周波数と汚れ X2:0 = オフ、1 = 周波数、2 = 汚れ、3 = 周波数と汚れ 外部 REF 入力: 0 = 非アクティブ、 、1 = アクティブ X1:軸補正:0 = オフ、1= 線形、2 = 非線形補正 X2:軸補正:0 = オフ、1= 線形、2 = 非線形補正 X1:線形補正:0. 0 µm/m ( デフォルト ) X2:線形補正:0. 0 µm/m ( デフォルト ) X1:アナログプラグインカード:電圧 1 = 10. 000 V ( デフォルト ) X2:アナログプラグインカード:電圧 1 = 10. 000 V ( デフォルト ) X1:アナログプラグインカード:電圧 2 = -10. 000 V ( デフォルト ) X2:アナログプラグインカード:電圧 2 = -10. 000 V ( デフォルト ) X1:アナログプラグインカード:位置 1 (10. 000 がデフォルト ) X2:アナログプラグインカード:位置 1 (10. 000 がデフォルト ) X1:アナログプラグインカード:位置 2 (-10. 000 がデフォルト ) X2:アナログプラグインカード:位置 2 (-10. 000 がデフォルト ) 温度補正:係数 +9. 4 µ/K ( デフォルト ) 温度補正:基準温度 +20. 0 ° ( デフォルト ) 温度補正:0 = オフ、1 = オン インタフェース:0 = RS232、1= USB ボーレート = 115200 (0 - 11)、7 がデフォルト データビット:0 = 7 ビット、1 = 8 ビット ストップビット:0 = 2 ストップビット、1 = 1 ストップビット パリティビット:0 = なし、1 = even、2 = odd M3A780GXH-128M 123 II – 7 パラメータおよび補正値表の入出力 II – 7 パラメータおよび補正値表の入出力 パラメータ P55 P56 P60 P61 P62 P63 P64 P70 P71 P72 P73 P74 P75 P76 P77 P78 P79 P80 P81 P82 P83 P84 P85 P86 P87 P88 P89 P90 P91 BLANK LINE = DISP. FREEZE = PRESET = A1 ON/OFF = A2 ON/OFF = LIMIT A1 = LIMIT A2 = SORTING = LOWER. LIMIT = UPPER. LIMIT = SORT. COLOR = EXT. INPUTS = SERIES. MEAS. = TIME SEC = TIME MIN = TIME H = + + + + 1 0 0. 0000 1 1 0. 0000 0. 0000 1 25. 4000 25. 8000 1 0 2 1 2 10 5 0 0 0 1 0 0 25 3 + + + + 0. 0000 0. 0000 0. 0000 0. 0000 意味 ブランク行:1 (0 ~ 99) 表示停止:0 = 現在、1 = 停止、2 = 停止中 外部セット用の値:0. 0000 スイッチ出力 A1:0 = オフ、1 = オン スイッチ出力 A2:0 = オフ、1 = オン スイッチ出力 A1 の値:0. 0000 スイッチ出力 A2 の値:0. 0000 分類:0 = オフ、1 = オン 分類限界の下限値 (SPC)、0. 0000 がデフォルト 分類限界の上限値 (SPC)、0. 0000 がデフォルト 分類表示の色:0 = 青、1 = 赤、緑 外部入力の機能:0 = バージョン 1、1 = バージョン 2 (X1+X2. . . ) 連続測定時の表示:0 = オフ、1 = Min、2 = 実際、3 = Max、4 = Diff 測定値の記録:0 = オフ、1 = オン 保存:0 = 間隔、2 = 外部信号、3 = ENTER キー 測定値の個数:10 (0 ~ 10000)、0 がデフォルト 連続測定の時間ウィンドウ ( 秒 ):5 秒、0 秒がデフォルト 連続測定の時間ウィンドウ ( 分 ):0 分がデフォルト 連続測定の時間ウィンドウ ( 時間 ):0 時間がデフォルト 連続測定のプロービング間隔:20 ミリ秒 ~ 10 秒、0 ミリ秒がデフォル ト 連続測定/ SPC:1 = SPC がアクティブ、0 = 連続測定がアクティブ 測定値の保存 (SPC):0 = ENTER キー、1 = 外部信号 SPC 分割モデル: 0 = 対称、1 = 左側、2 = 右側 サンプルの個数:25 がデフォルト サンプル毎の測定値の個数:5 がデフォルト SPC の公称寸法 ( 公差中心 ) の値:0. 0000 がデフォルト 管理限界の上限値 (SPC:X 管理図 ):0. 0000 がデフォルト 管理限界の下限値 (SPC:X 管理図 ):0. 0000 がデフォルト 管理限界の上限値 (SPC:S 管理図 ):0. 0000 がデフォルト INTERVALL = MEAS. /SPC = LATCH SPC = MODEL SPC = NR. [. . . ]

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