ユーザーズガイド ASUS T4-P5G43

[. . . ] Uwe Strahle, Research Center Karlsruhe, Germany and Cédric Vonesch, Imaging Centre IGBMC, Illkirch, France ➋ － ➐ EGFP （改変型 GFP） トランスジェニックマウス。 資料提供 ： Dr. [. . . ] Massimo Pasqualetti, Università di Pisa and Dr. Filippo Rijli, Imaging Centre IGBMC, Illkirch, France ライカ MacroFluo™ の開発に際し、 Jean Luc VoneschとDidier Hentsch （Institut de Génétique et de Biologie Moléculaire et Cellulaire の両氏には多大なるご協力をいただきま (IGBMC), Illkirch, France ） した。 感謝申し上げます。 2 ➊ ➋ ➌ ➍ ➎ ➏ ➐ 3 • 全体像から細部の拡大像まで、高精度 で観察 • 細部の正確な解析と 3D 観察 ライカ MacroFluo ™ システムは、モジュラーシ ステムで豊富なアクセサリをラインナップ。個々 のアプリケーションに応じた顕微鏡システムを 構築できます。 16 MacroFluo ™ Z16 APO A • アポクロマート補正付きズームシステム （手動または電動、ズーム比 6:1 およ び 16:1）で高い色再現性 • 6:1 ズーム：NA（＝開口数）が大きく、 最適な照明効果 バー • 16:1 ズーム：1 台で広い観察倍率をカ • 高品質の対物レンズを多数ラインナップ 実体顕微鏡で Z スタック画像を取得する場合、 Z 位置移動で試料が横方向にずれる視差の問題 があります。ライカ MacroFluo ™ では、光学 系に一軸のマクロスコープ（ライカ Z シリーズ） を採用することで視差の問題を解消し、さらに 広い作動距離と視野径、最高度の精度を同時 に実現しました。デジタル画像を処理、解析し、 計測する際の精度がぐんと向上します。 ライカ Z16 APO（A）は、アポクロマート補正 された 16:1 ズーム（手動または電動）本体を ベースとし、ズーム調整範囲は 7. 1× ～ 115× （1× PlanApo 対物レンズ使用時）と広く、構 造幅 330 nm まで（5× HR 対物レンズ）の蛍 光試料を観察することができます。たとえばニ ワトリの胚や神経系統の明瞭な輪郭の画像や、 タンパク発現などの詳細を高倍率、高分解能で 観察できます。 6 MacroFluo ™ Z6 APO A ライカ Z6 APO（A）は、アポクロマート補正さ れた 6. 3:1 ズーム （手動または電動） 本体をベー スとし、対物レンズによって 351 lp/mm（1× プ ランアクロマート対物レンズ使用時）から、最 高 1500 lp / mm（5× HR 対物レンズ）までの マクロ分解能を実現、最小で 330nm 幅の微細 構造を解像できます。ズームレンズの NA（＝ 開口数）は大きく、低倍率で明るい蛍光が得ら れます。電動ズーム、アイリス絞り、内蔵微動 フォーカス機能に加えて、新しい電動フォーカ スにより、実験手順の自動化を容易に実現でき ます。観察条件をいつでも再現でき、実験の信 頼性が向上します。 44 5 • 光源とズーム光学系を連結 – 効果的な 照明で視野全体を均一にライティング • 試料にマッチしたフィルターを選択可 能 – 蛍光色素選択の自由度が向上 • 試料に適した透過特性と ゼロピクセル シフトのフィルター – シャープな画像。 多重染色でも安心して使用 ライカ MacroFluo ™ には高品質の蛍光フィルターターレッ トを装備。最適な励起強度と卓越した輝 度および均一な照明が保証されます。快適に回転するターレッ トには、 最大 5 個のフィルターキュー ブをセッ トできます。照明は光路に直接挿入することで、正確な照明、最大の照明効果、ズーム 設定に関係なく視野全体にわたり均等な明るさが得られます。 • ライカ EL6000：ファイバーソフトウェア 制御のシャッターコントロールを備え、 視野全体を均等に照明、画像の連続撮 影に適しています。 • ライカ SFL100：長寿命でコストパフォー マンスに優れた、コンパクトな LED 照 明。通常のルーチン観察に最適です。 励起強度が可変でき、最適な画質が得 られます。 新しい蛍光色素や蛍光タンパク質が次々と開発され、蛍光フィルターも最適な特性の選択が必要と なっています。ライカは Z16 APO（A）用にフィルターキューブを多数提供。またお客様の希望に 応じて特注フィルターキューブも提供、 あらゆるアプリケーションで最善の透過特性が実現されます。 ゼロピクセルシフト技術は、フィルターキューブを切り替えたときに異なる波長間で画素ずれが起き るのを防ぐもので、多色蛍光実験に理想の前提条件を提供します。 • ライカ SFL4000：LED モジュールを 5 個 までセッ ト、組み合わせにより特定の蛍 光色を励起できます。生細胞への光毒 性が低く抑えられ、長時間のタイムラプ ス実験に最適。 ライカ EL6000 は、アベレージライフタイム 2000 時間の長寿命光源です。煩雑なランプ交換による 実験中断がなくなるため、常時点灯のルーチンワークに最適です。また、一般的な超寿命バルブ より波長特性が蛍光用ＨＢＯバルブに近く、抜けのよい観察像を得られます。 ライカ SFL100 は、光源に LED を採用。10, 000 時間の長寿命、高い S/N 比、コンパク トなボディ 設計など LED の特徴を活かし、安定した環境での観察を実現しました。励起は 470nm の単一波長 に設計、光量調整機能付きでルーチン観察に最適です。 ライカ SFL4000 は長寿命（10, 000 時間） 、低光毒性を実現した蛍光 LED 光源です。最大 5 波長ま での LED を搭載可能。専用のバンドパスフィルターとの組み合わせでタイムラプスに最適な照明 系を実現します。 ➊ – ➌ GFP を発現したニワトリの翼。データ提供：Institut Albert Bonniot, Grenoble, France ➍ GFP を 発現したトランスジェニックマウス。データ提供：Dr. に高コントラストをつける独自のロッ ターマンコントラストも搭載し、盛り上がって見えるポジモードと くぼんで見えるネガモードを表現できます。 載置時にデリケートな扱いを要求される試料のために、オプショ ンのグライディングステージが用意されています。さらに、ライ カ IsoPro ™ 電動ステージを使用すると、特に大きな試料の部分 スキャンを含め、マルチポジション実験を正確に行うことができ ます。また、ヒーター付き光学ガラス製試料ステージを備えたラ イカ MATS 恒温制御システムで、ステージ表面全体を均等な温 度に保つこともできます。長期間にわたり温度を一定に保つこと で、タイムラプス実験を高い精度で行うことができます。 ライカ透過光ベース ： シンプルな透過光照明、 斜照明、 レリー フコントラストのどれを選択しても、試料から最善の結果を 得ることができます。 マルチユーザー環境では、研究分野によって異なる要求をすべ て満たす、適応能力の高さが機種選定の重要な基準となります。 MacroFluo ™はモジュラー設計のため、ズームシステム、各種 アクセサリは多彩なラインナップからご希望のものをお選びいた だけます。 IsoPro ™ 電動クロスステージ：これを使えば、試料の XY スキャンを自動で簡単に行えます。 ライカ SmartTouch ™：顕微鏡の電動機能をタッチパネル と個別にプログラム可能なコントロールボタンで簡単に制 御、モニターできます。 9 ライカ専用ソフトウェア LAS（Leica Application Suite）により、 電動マクロスコープ、デジタルカメラおよび照明アクセサリが完 全制御できます。直観操作のソフトウェアソリューションである LAS が、ルーチンワークにおいても、研究目的の顕微鏡画像解 析においても、作業に伴う負担を大幅に軽減します。 MM AF MetaMorph の導入によりパワーアップしたライカ MM AF イ メージング システム。優れた画像取得 / 処理 / 解析と充実した自 動化ツールにより、ライカ MM AF は細胞の機能解明の新しい 手がかりを研究者に提供します。 ライカ MM AF は柔軟性と汎用性が高く、タイムラプス、多次元 画像取得、3D 再構築などの操作や、形態解析、コローカリゼー ション、輝度解析などにおいて、パワフルなシステムとしてご使 用いただけます。生細胞イメージングを用いる実験では、ライ カ MM AF によりスピードと柔軟性、比類のないカスタマ サポー トが同時に実現されるため、素早く良好なデータを得ることがで きます。 LAS LAS MM AF （上から） ： キイロショウジョウバエの複眼。 データ提供：Dr. Tricoire, Institut Jacques Monod, Université de Paris, France マーカーを付けた 5 つの粒子が描いた軌跡。 MM AF 3D データ提供：Prof. [. . . ] に高コントラストをつける独自のロッ ターマンコントラストも搭載し、盛り上がって見えるポジモードと くぼんで見えるネガモードを表現できます。 載置時にデリケートな扱いを要求される試料のために、オプショ ンのグライディングステージが用意されています。さらに、ライ カ IsoPro ™ 電動ステージを使用すると、特に大きな試料の部分 スキャンを含め、マルチポジション実験を正確に行うことができ ます。また、ヒーター付き光学ガラス製試料ステージを備えたラ イカ MATS 恒温制御システムで、ステージ表面全体を均等な温 度に保つこともできます。長期間にわたり温度を一定に保つこと で、タイムラプス実験を高い精度で行うことができます。 ライカ透過光ベース ： シンプルな透過光照明、 斜照明、 レリー フコントラストのどれを選択しても、試料から最善の結果を 得ることができます。 マルチユーザー環境では、研究分野によって異なる要求をすべ て満たす、適応能力の高さが機種選定の重要な基準となります。 MacroFluo ™はモジュラー設計のため、ズームシステム、各種 アクセサリは多彩なラインナップからご希望のものをお選びいた だけます。 IsoPro ™ 電動クロスステージ：これを使えば、試料の XY スキャンを自動で簡単に行えます。 ライカ SmartTouch ™：顕微鏡の電動機能をタッチパネル と個別にプログラム可能なコントロールボタンで簡単に制 御、モニターできます。 9 ライカ専用ソフトウェア LAS（Leica Application Suite）により、 電動マクロスコープ、デジタルカメラおよび照明アクセサリが完 全制御できます。直観操作のソフトウェアソリューションである LAS が、ルーチンワークにおいても、研究目的の顕微鏡画像解 析においても、作業に伴う負担を大幅に軽減します。 MM AF MetaMorph の導入によりパワーアップしたライカ MM AF イ メージング システム。優れた画像取得 / 処理 / 解析と充実した自 動化ツールにより、ライカ MM AF は細胞の機能解明の新しい 手がかりを研究者に提供します。 ライカ MM AF は柔軟性と汎用性が高く、タイムラプス、多次元 画像取得、3D 再構築などの操作や、形態解析、コローカリゼー ション、輝度解析などにおいて、パワフルなシステムとしてご使 用いただけます。生細胞イメージングを用いる実験では、ライ カ MM AF によりスピードと柔軟性、比類のないカスタマ サポー トが同時に実現されるため、素早く良好なデータを得ることがで きます。 LAS LAS MM AF （上から） ： キイロショウジョウバエの複眼。 データ提供：Dr. [. . . ]