ユーザーズガイド DENON DN-X600

[. . . ] 豊富な入出力端子 本機の入出力は以下のとおりです。 入力 • CD　2 系統 • PHONO　2 系統 • マイク　1 系統 • AUX1　1 系統 • AUX2　1 系統／エフェクト 1 系統 （兼用） 出力 • マスター　2 系統 • ブース　1 系統／エフェクト 1 系統 （兼用） 入出力 • USB オーディオ　4 系統 更に、 USB MIDI および端子出力の MIDI インターフェース機 能を搭載する、 96kHz/32bit DAC 対応の DJ フルデジタル ミキサーです。 2. [. . . ] その他 • マイク入力時に背景音を減衰するダッキング機能を搭載。 • チャンネルフェーダー、クロスフェーダースタート機能を 搭載。 • 自動スタンバイ機能搭載 （エコモード） 携帯電話使用時のご注意 本機の近くで携帯電話をご使用になると、雑音が入る場合があ ります。携帯電話は本機から離れた位置で使用してください。 ご使用になる前に 各部の名称とはたらき お手入れについて • キャビネットや操作パネル部分の汚れは、柔らかい布で軽く 拭き取ってください。化学ぞうきんをご使用の際は、その注 意書きに従ってください。 • ベンジンやシンナーなどの有機溶剤および殺虫剤などが本機 に付着すると、変質や変色の原因になりますので使用しない でください。 接続 本機を寒いところから急に暖かいところに移動させたり、本機 を設置した部屋の温度を暖房などで急に上げたりすると、内部 （動作部） に水滴が付くことがあります （結露） 。結露したまま本 本機内部の放熱を良くするために、壁や他の機器との間は、十 機を使用すると、正常に動作せず、故障の原因となることがあ 分に離して設置してください。 ります。結露した場合は、本機の電源を切ったまま 1 ～ 2 時 間放置してから使用してください。 使用上のご注意 結露 （つゆつき） について 基本操作 設置について エフェクター機能 フェーダー スタート機能 USB 設定 故障かな？と思ったら 主な仕様 ステレオ音のエチケット • 隣近所への配慮 （おもいやり） を十分にいた しましょう。 • 特に静かな夜間は、小さな音でも通りやす いものです。夜間の音楽鑑賞には、特に気 を配りましょう。 保証と修理 索引 系統図 2 各部の名称とはたらき トップパネル 各部のはたらきなど詳しい説明については、 （） 内のページをご覧ください。 （USB） q USBイネーブル表示 E2 E3 E4 E5 E6 E2 E3 E4 • パソコンと接続しているときは薄い青色 に点灯します。 • MIDI コマンドを出力しているときは濃い 青色に点灯します。 o エフェクト選択つまみ （EFX SELECT） ···································· （11） （EFX FREQ） ········································· （11） Q0 エフェクトフィルター調節つまみ E1 E0 W9 W8 W7 W6 q w ・ センド、 エフェクト ・ センドレベル w ブース e r t y W5 W4 W3 W2 W1 u i o Q0 E7 W0 Q9 Q8 Q3 E8 E9 Q1 Q2 調節つまみ （DRY/WET） ········································· （11） （BOOTH/SEND LEVEL） ····················· （5） BOOTH/EFX SEND 端子の出力レベルを Q3 エフェクトON/OFF ボタン （ON/OFF） ············································ （11） 調節します。 Q4 チャンネルエフェクトセンドボタン e ディスプレイ （EFX SEND） ········································· （11） BPM 値や機器の設定を表示します。 • AUTO BPM の対象になっているときは （11） r ビート表示············································· 点滅します。 t ビート切り替えボタン Q5 チャンネルフェーダー （BEAT） ··································· （11、 14、 15） （CH FADER） · ·································· （9、 12） （TAP/LOCK/AUTO/ y タップボタン Q6 クロスフェーダー INPUT BPM） ························· （11、 14、 15） （CROSS FADER） ·························· （9、 12） TAP： • ボタンをくり返し押すと、押した間隔の Q7 ヘッドホンレベル調節つまみ （PHONES LEVEL） ································ （9） BPM 値を計測します。 ヘッドホンをご使用になるときは、音量を LOCK： 上げすぎないようにご注意ください。 • オート BPM モード中にこのボタンを 1 回押すと、自動計測した BPM 値をロッ Q8 スプリットCUEボタン （SPLIT CUE） ········································· （9） クします。 AUTO BPM： （PAN） · ······· （9） Q9 ヘッドホンパン調節つまみ • 1 秒間押すと、オート BPM モードにな W0 チャンネルモニター切り替えボタン り、計測したBPM 値を表示します。 （MONITOR CH1/CH2） ······················· （9） INPUT BPM： • 2 秒以上押し続けると、 BPM インプット W1 チャンネルフェーダーコンター調節つまみ （CH FADER CONTOUR） ·················· （13） モードになり、 t ビート切り替えボタン クロスフェーダーコンター調節つまみ W2 で、直接 BPM 値を入力できます。再度、 （CROSS FADER CONTOUR） ········· （13） このボタンを押すと本モードを解除しま す。 W3 マイク/AUX1送出レベル調節つまみ ・ リターンモード切り替えボタン u センド （SEND/RETURN） ······························· （10） （SEND/RETURN） ······························· （10） （LEVEL） ·················································· （9） マイク信号または AUX1 入力信号のマス ター出力への送出レベルを調節します。 （CUE） ············· （11） Q1 エフェクトCUEボタン Q2 ドライ/ウェット調節つまみ Q7 Q4 Q5 Q6 Q5 Q4 ・ リターンモード表示 i センド 3 トップパネル W4 マイク/AUX1エフェクトインサーション ボタン(EFX INS)···································· （9） （HI、 MID、 LOW） ····································· （9） マイク入力信号および AUX1 入力信号に E5 マスター出力レベル調節つまみ 各種エフェクト効果をかけることができま （MASTER LEVEL） ······························· （9） す。AUTO BPM の対象になっているとき E6 マスターエフェクトインサーション は点滅します。 ボタン(EFX INS)··························· （11、 14） W5 マイク/AUX1 EQ調節つまみ ボタンを押すと、マスター出力信号に対し （HI/LOW） ··············································· （9） て各種エフェクト効果が得られます。 マイク入力信号および AUX1 入力信号の AUTO BPMの対象になっているときは点 周波数特性を調節します。 滅します。 W6 マイク/AUX1入力切り替えボタン E7 チャンネルキューマスターレベルメーター （SELECT） ··············································· （9） （CH1、 CH2、 L/CUE、 R/PGM） E4 チャンネルアイソレータEQ調節つまみ フロントパネル u y t r ご使用になる前に 各部の名称とはたらき 接続 基本操作 W7 マイク/AUX1入力表示 （MIC/AUX1） ·········································· （9） マイク /AUX1 入 力レベル用シグナル / ピークメータです。 消灯： • 入力無し。 （－ 60dBFS 未満） 緑色： • 入力有り。 （－ 60dBFS 以上～－ 20dBFS 未満） 橙色： • 入力適正レベル （－ 20dBFS 以上～－ 6dBFS 未満） 赤色： • 入力レベルオーバー （－ 6dBFS 以上） （9） W8 SIG/PK表示············································ 2 つの表示モードを切り替えて表示できま す。 スプリット CUE OFF： • マスター出力音声レベルを表示します。 スプリット CUE ON： • 右チャンネルマスター CUE （モノラル） 、 左チャンネル CUE （モノラル） の音声レベ ルを表示します。 メーター表示切り替えボタン·············· （14） q w e エフェクター機能 （PHONES） q ヘッドフォン端子 w チャンネルフェーダースタートスイッチ E8 チャンネルキューマスターレベル E9 マスターレベルモード表示 電源がオンのときに、本機の操作 （※） を約 8 （CH FADER START） · ························ （12） 時間しなかったときや、現在の入力ソースの 入力が約 8 時間ないときに、本機は自動的に e クロスフェーダースタートスイッチ （CROSS FADER START） ················ （12） スタンバイモードになります。 自動スタンバイ機能について nn フェーダー スタート機能 r クロスフェーダートルク調整穴 t スタンバイモードスイッチ ※ ： マイクトリム調節つまみの操作は除きます。 USB 設定 W9 ダッキングON/OFFボタン E0 マイクトリム調節つまみ （DUCKING） ············································ （9） (MIC TRIM)··········································· （9） マイク入力信号および AUX1 入力信号の 入力レベルを調整します。 （MASTER） • マスター出力モードのときは赤く点灯し ます。 • チャンネル入力モードのときは消灯しま す。 （FLEX FADAR ADJ. ） ························ （13） （STANDBY MODE） ····························· （4） • ON： 自動スタンバイ機能を有効にします。 • OFF： 自動スタンバイ機能は無効です。 （STANDBY） ··········································· （4） スタンバイモードのときは赤く点灯します。 自 動スタンバイ機 能によってスタンバイ モードになっているときに押すと、スタン バイモードを解除し、電源がオンになりま す。 故障かな？と思ったら y スタンバイ表示 主な仕様 （MIC） ··············· （9） E1 マイクON/OFFボタン E2 チャンネル入力ソース切り替えつまみ （SOURCE SEL） · ······················ （9、 12、 15） （LEVEL） ·················································· （9） （RESTART） ············ （4） u リスタートボタン 保証と修理 E3 チャンネル入力レベル調節つまみ 索引 系統図 4 リアパネル Q3 Q2 Q1 Q0 o q w e r t y u i （POWER） ························ （9） t AUX2/エフェクト ・ リターン入力端子 （MIC） q 電源スイッチ o MIC入力端子 （AUX2 IN/EFX RTN） ······················· （6、 8） XLR コネクターのバランス型のマイクロホ （バランス型） 端子 w マスター出力 RETURN （入力） ： （MASTER OUT） ··································· （7） • 外部エフェクトプロセッサーの出力端子 ピン配置： と接続します。 1. グランド （GND） AUX2 （入力） ： 2. ホット （HOT） • 外部機器の出力端子と接続します。 3. コールド （COLD） 適応端子： （AUX1 IN） ··········· （6） y オーディオ入力端子 CANNON XLR-3-31 または同等品 （CH1、 CH2） ········· （6） u オーディオ入力端子 MM カートリッジ （ムービングマグネット （アンバランス型） 端子 e マスター出力 式） のターンテーブル （RIAA） または CD プ （MASTER OUT） ··································· （7） レーヤー等の機器と接続します。 ・ センド出力端子 r ブース/エフェクト ンと接続します。 ピン配置： 1. コールド （COLD） 適応端子： CANNON XLR-3-32 または同等品 （BOOTH/EFX SEND） ······················ （7、 8） i フェーダー出力端子 SEND （出力） ： （FADER1、 2） ··································· （6、 12） • 外部エフェクトプロセッサーの入力端子 DN-S1200、 DN-S3700 等のフェーダー入 と接続します。 力端子と接続します。接続には 3. 5mm ス BOOTH （出力） ： テレオミニプラグを使用します。 • アクティブスピーカーの入力端子と接続 します。 （SIGNAL GND） ·········· （6） Q0 信号アース端子 （USB B） ······················ （8、 15） Q1 USB B端子 Q2 入出力モード切り替えスイッチ （SELECT A、 B） ·································· （7、 8） r と t の端子の機能を切り替えます。 ご注意 入力モード （SELECT） の各設定 （A または B） では 出力と入力の音声レベルが異なります。接続する機 器に合わせて正しいレベルを設定してください。 Q3 モノラル出力切り替えスイッチ （MONO） · ················································· （7） “ON” にすると、 L と R の端子からミックス モノラル音声を出力します。 5 接続 ご注意 • すべての接続が終わるまで、電源プラグをコンセントに差し込まないでください。 • 接続する機器の取扱説明書も必ずお読みください。 • 接続ケーブルのプラグは確実に接続端子に接続してください。 不完全な接続は、雑音の原因となります。 • 左右のチャンネルを確かめてから、正しく L と L、 R と R を接続してください。 • 入力と出力は正しく接続してください。 • 接続ケーブルは、電源コードやスピーカーケーブルと一緒に束ねないでください。雑音の原因 となることがあります。 ご使用になる前に 各部の名称とはたらき 入力端子の接続 外部機器からの入力 外部機器 2 AUDIO OUT L R ターンテーブル 2 AUDIO OUT L R SIGNAL GND ターンテーブル 1 SIGNAL GND AUDIO OUT L R 接続 L R L R L R 準備 接続に使用するケーブル ご使用になる機器に合わせて、ケーブルをご用意ください。 外部機器 1 AUDIO OUT L R CD プレーヤー 1 CD プレーヤー 2 L R L R L R 基本操作 AUDIO OUT L R FADER AUDIO OUT L R FADER エフェクター機能 L R L R RCA 入力端子用 nn L R L R L R L R L R フェーダー スタート機能 RCA ピンプラグケーブル （別売り） L R XLR 入出力端子用 nn バランスケーブル （別売り） USB 設定 フェーダー端子用 nn ステレオミニプラグケーブル （別売り） ご注意 • AUX2/ エフェクト・ リターン入 力 端 子を、 AUX2 入 力 端 子としてお使いになるときは SELECT スイッチを “A” にしてください。 • 本機に DJ 用 CD プレーヤーを接続して、フェーダースタート機能をお使いになるときは、本 機と CD プレーヤーの FADER 端子間の接続をしてください。 故障かな？と思ったら USB 端子用 nn USB ケーブル （付属） 主な仕様 保証と修理 索引 系統図 6 入力端子の接続 出力端子の接続 アンプへの出力 モノラルオーディオ出力に切り替えるには nn モノラル出力切替スイッチを “ON” にする。 • “OFF” にするとステレオ出 力になりま す。 マイクの接続 ブース出力端子の接続 ブース出 力 端 子をアクティブスピーカー などのオーディオモニターに接続するとき は、 SELECT スイッチを “A” にしてくださ い。 アクティブ スピーカーなど AUDIO IN R L L R XLR コネクターのバランス型のマイクロホンと接続します。 ピン配置： 1. コールド （COLD） 適応端子： CANNON XLR-3-32 または同等品 L R メインバランス パワーアンプ AUDIO IN L R メインアンバランス パワーアンプ AUDIO IN R L L R L R 7 入出力端子の接続 パソコンの接続 外部エフェクトプロセッサーの接続 外 部 エ フ ェ ク ト プ ロ セ ッ サ ー を EFX SEND、 EFX RTN 端 子に接 続するときは SELECT スイッチを “B” にしてください。 USB 端子 外部エフェク ト プロセッサー AUDIO AUDIO OUT L R AUDIO IN L R ご使用になる前に 各部の名称とはたらき 電源の接続 プラグをコンセントに差し込んでください。 ご注意 電源プラグは確実に差し込んでください。不完全な接続は、故障また は雑音発生の原因になります。 接続 基本操作 L R L R 本機をパソコンに接続してお使いになる前に、 「パソコンの OS の設定」(v13 ページ ) の設定をおこなってください。 エフェクター機能 L R L R 本機と接続できるパソコンについて nn • 本機の接続可能なパソコンの OS バージョン • Windows XP SP3 以降 （32Bit のみ） • Windows Vista SP2 以降 (32、 64Bit) • Windows 7(32、 64Bit) • Mac OSX 10. 6. 4 以降 この OS バージョン以外のパソコンは USB MIDI に対応して いない場合があります。そのため本機と USB 接続後、パソ コンが異常動作する場合があります。 • 本機は Mac OS 10. 6. 4 の動作確認をしています。Mac OS 10. 6. 3 以前でご使用になると、パソコンを本機に接続してお 使いになっているときに、本機からの音声出力が不安定にな る場合があります。 また、 本機は CoreAudio 標準のオーディ オドライバで動作します。この標準のドライバで動作保証し ているアプリケーションソフトウェアをご使用ください。 • Microsoft、 Windows は、米国 Microsoft Corporation の 米国およびその他の国における登録商標または商標です。 Mac、 Mac OS は、 米 国およびその他の国における Apple Computer Inc. [. . . ] dm-pro. jp) に記載しているお近くの修理相 談窓口へご相談ください。 • 修理を依頼されるときのために、梱包材は保 存しておくことをおすすめします。 19 ご使用になる前に 各部の名称とはたらき 主な仕様 接続 基本操作 エフェクター機能 フェーダー スタート機能 USB 設定 故障かな？と思ったら 保証と修理 索引 系統図 系統図 20 [. . . ]