ユーザーズガイド DUCATI DESMOSEDICI RR

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   DUCATI DESMOSEDICI RR (3997 ko)

マニュアル抽象的: マニュアル DUCATI DESMOSEDICI RR

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[. . . ] オーナーズマニュアル J 1 J 2 Ducati モーターサイクルをお買い上げ頂きありがとうござ います。貴方をドゥカティストの仲間として迎えるのは、私 共にとって何よりもの喜びです。 新しいモーターサイクル を日常的に利用されるだけではなく、 ロングツーリングも楽 しまれることと思います。Ducati モーターホールディング 社は、 そのライディングが常に快適で楽しいものであるよう 願っています。 私共は、アフターサービスの改善に絶えず努めていますが、 その努力の一環として、 お客様にこのマニュアルに記載され た正しい使用方法、 特に慣らし運転の項を順守して頂くよう お願いしております。そうすることにより、 Ducati モーター サイクルは、あなたの要求にいつでも応え、最高のライディ ングがいつも楽しめることでしょう。 修理作業や適切なアドバイスが必要な場合は、 Ducati オフィ シャルディーラーにご連絡下さい。 楽しいライディングを! 注意 ドゥカティモーターホールディング社は、本マニュア ルの編集過程で誤りが生じたとしても、 これに対しいかなる 責任も負うものではありません。 ここに記載された情報は、 印刷時点において最新のものです。 ドゥカティモーター ホールディング社は、本製品の発展、進化によって生じた必 要な変更、修正を施す権利を保有します。 安全のために、そして保証を有効にするため、またドゥカ ティモーターサイクルの信頼性、価値を保全するために、 ドゥカティオリジナルパーツのみをご使用下さい。 警告 本マニュアルは車両の一部とみなされ、車両を売却す る場合には、常に新しい所有者に渡さなければなりません。 J 3 目次 44 チョークレバー 45 フロントブレーキコントロールレバー 46 リアブレーキコントロールペダル 46 ギアチェンジコントロールペダル ギアチェンジペダルおよびリアブレーキペダルの 47 位置調整 はじめに 6 7 主要構成部品 / 装備 49 保証について 6 シンボルマーク 6 安全運転のための注意 許容最大積載量 8 識別データ 9 車両上の配置 49 50 燃料タンクキャップ 51 サイドスタンド 52 ステアリングダンパー フロントフォークアジャスターの調整 53 リアショックアブソーバーアジャスターの調整 57 車高の調整 55 操作系 10 J コマンド類の配置 10 11 インストルメントパネル LCD の主な機能 13 LCD -パラメータ設定 / 表示 15 イモビライザーシステム 36 コードカード 37 イモビライザーの解除作業 38 キーの複製 40 イグニッションスイッチ / ステアリングロック 42 左側スイッチ クラッチコントロールレバー 43 右側スイッチ 44 44 スロットルグリップ 運転のしかた 慣らし運転の方法 58 走行前のチェック 60 エンジンの始動 61 車両の発進 63 ブレーキング 63 車両の停止 64 駐車 64 65 燃料の補給 66 付属アクセサリー USB コンパレーター 67 58 41 4 主な整備作業とメンテナンス フェアリングの取り外し 68 71 クーラントレベルの点検および補充 ブレーキ / クラッチ液レベルの点検 73 75 ブレーキパッドの摩耗点検 接続部の潤滑 76 スロットルグリップの調整 77 78 バッテリーの充電 トランスミッションチェーン張力の点検 79 トランスミッションチェーンの潤滑 80 ハイ / ロービーム電球の交換 81 パーキングランプ電球の交換 82 83 リアターンインジケーター 83 ナンバープレートランプ 84 ヘッドランプの光軸調整 85 リアビューミラーの調整 チューブレスタイヤ 86 88 エンジンオイルレベルの点検 89 スパークプラグの清掃と交換 車両の清掃 90 長期間の保管 91 重要注意事項 91 68 全体寸法 (mm) 96 重量 96 エンジン 98 タイミングシステム 98 性能データ 98 スパークプラグ 99 燃料供給 99 ブレーキ 99 トランスミッション 100 フレーム 101 ホイール 101 タイヤ 101 サスペンション 102 エキゾーストシステム 102 カラーバリエーション 102 エレクトリカルシステム 103 テクニカルデータ 96 定期点検メモ 107 メンテナンス 92 定期メンテナンスプログラム:ディーラーが実施する 作業 92 定期メンテナンスプログラム:オーナーが実施する 作業 95 J 5 はじめに シンボルマーク この車両についてより良い理解を深めるため、 当マニュアル を注意深くお読み下さい。車両について、不明な点、さらに 詳しくお知りになりたい点がある場合には、ご購入先のオ フィシャルディーラーにお尋ね下さい。 当マニュアルに記 載された情報は、あなたの走行にきっと役立つことでしょ う。ドゥカティモーターホールディング社は、快適で楽しい 走行を願いつつ、 長期にわたってあなたの車両の性能が保た れるようお手伝いしていきたいと思っております。 本マニュアルには注意事項として、 下記のシンボルマークが 使用されています: 保証について あなた自身のため、また製品の信頼性を保証するために、特 に専門的技術が要求される整備作業は、Ducati オフィシャ ルディーラーまたはサービスセンターにお委せ頂くよう強 くお薦めします。 ドゥカティ正規ディーラーの熟練したスタッフが、 どのよう な整備作業も行える適切な器材道具と、完璧な互換性、円滑 な作動、 ロングライフを保証するドゥカティオリジナルパー ツのみを使用して、最善のサービスを提供致します。 全てのドゥカティモーターサイクルには保証書が添付され ています。 車両を競技やそれに類する目的に使用した場合 には保証の対象外となります。また保証期間中に、 車両の一 部でも Ducati オリジナルパーツでない物と交換したり、改 造したり、変更した場合、本社の保証は適用されません。 警告 この説明を順守しなかった場合、重度の負傷および死 亡にまで至る危険性があります。 重要 車両ならびに車両構成部品に損傷の可能性がありま す。 注意 作業上の追加注意事項 文中の「右」 、 「左」の表記は乗車位置から見た場合の表示で す。 J 6 安全運転のための注意 警告 運転する前に読んで下さい。 多くの事故の殆どは経験不足のために起こります。 走行す る際は常に免許証を所持しているか確かめて下さい。 免許証 は期限が有効でお客様の車種の運転に適したものが必要で す。 あなたの車両を未経験者、 および有効免許証を持っていない ライダーに貸さないで下さい。 ライダーは常にヘルメットおよび運転に適した服装を着用 しなければなりません。 視界を制限したり、操作の妨げになるアクセサリーやライ ディングウエアーは着用しないで下さい。 屋内では絶対にエンジンを始動したり、 作動させたりしない で下さい。排気ガスは有毒で、短時間で意識を失ったり、さ らには死亡にまで至る危険性があります。 車両を運転中、 ライダーは足をフットペグに載せていなけれ ばなりません。 急な進路変更や路面状況の変化に対応できるよう、 ライダー は常に両手でしっかりとハンドルバーを保持して下さい。 走行地域の道交法、法律を遵守して運転して下さい。 常に指示された速度制限を厳守するとともに、 視界や道路条 件、混雑の割合に合わせて、常に速度を調整して下さい。 レーンチェンジする時や曲がる時には、 常に適時にターンイ ンジケーターを使用して早めに合図して下さい。 良好な視界を保ち、前方の車両の”死角”に入って走行しな いようにして下さい。 交差点や、私有地の出口に近い場所、駐車場、高速道路への 進入路等を走行する場合は充分に注意して下さい。 給油時は常にエンジンを停止し、給油の際、エンジンやエキ ゾーストパイプにガソリンがこぼれないように注意して下 さい。 給油時は絶対に喫煙しないで下さい。 給油の際に、 人体に有毒な気化したガソリンを吸い込む可能 性があります。 もしガソリンが皮膚や衣服に付着した場合 は、直ちに石鹸と水で洗浄し衣服を取り替えて下さい。 車両から離れる場合は、常にキーを抜いて下さい。 エンジン、エキゾーストパイプ、サイレンサーはエンジン停 止後も長時間高熱を保ちます。 警告 エキゾーストシステムは、エンジンスイッチを切った 後も熱い場合があります。手を触れないよう充分注意し、車 両を木材、 木の葉などの可燃物のそばに駐車しないようにし て下さい。 車両は人や物がぶつからないような場所にサイドスタンド を使用して駐車して下さい。 平面でないところや柔らかい地面、 および車両が倒れる可能 性がある場所には絶対に駐車しないで下さい。 J 7 許容最大積載量 この車両は長距離を最大積載時にも安全に走行できるよう に設計されています。 重量をバランス良く配分することは、 通常の安全走行に必要 な注意事項です。凸凹道を走行したり、急な進路変更を必要 とする時のトラブルを避けるために、特に重要です。 積載容量について 走行時の車両総重量は ライダー、荷物、オプションパーツの合計重量で 320 Kg 以内でなければなりません。 積み荷は車両の中心に近く、 できる限り低い位置に配置する よう努めて下さい。 積み荷は車両にしっかりと固定して下さい。 積み荷が完全に 固定されていないと転倒の原因になります。 車両が不安定になりますので、 ステアリングヘッドやフロン トマッドガード部に、 体積や重量のあるものを載せないで下 さい。 フレームのすき間に絶対に物を挟まないで下さい。 可動部分 の妨げになる恐れがあります。 タイヤが、86 ページに定められた規定空気圧を保持し、ま た良いコンディションにあることを確かめて下さい。 J 8 識別データ すべての Ducati モーターサイクルはフレームナンバー ( 図 1) とエンジンナンバー ( 図 2) の 2 種類の製造番号で確認 できます。 フレーム N. [. . . ] IMMO IMMO IMMO IMMO IMMO CAN 30. 0 34. 0 36. 0 37. 0 37. 1 37. 3 37. 4 37. 5 38. 0 エラー エンジンコントロールユニットエラー ピックアップセンサーエラー スピードセンサーエラー イモビライザーエラー イモビライザーエラー イモビライザーエラー イモビライザーエラー イモビライザーエラー CAN ラインエラー J 34 ヘッドランプ " インテリジェンス " 点灯機能 この機能ではエンジンが停止 (Key Off) の状態でもヘッドラ ンプの " プログラムされた " 作動が可能です。 Key OFF 後、インストルメントパネルは 60 秒間作動状態を 保ち、その間にポジション B "t" のボタン (1、図 8) を押 すとヘッドランプを使用する事が可能です。 この 60 秒間にポジション B "t" のボタン (1、 図 8) を押す ごとに、インストルメントパネルは 30 秒間ヘッドランプを 点灯します。続けてポジション B "t" のボタン (1、 図 8) ヘッドランプ“インテリジェンス”消灯機能 最大 180 秒間まで点灯 この機能ではヘッドランプが自動的に OFF となり、バッテ を押す回数は最大 6 回まで加算され、 リーの消費量を抑えます。この機能は次の 3 つの場合に作動 時間を延長する事ができます。 1 回目にポジション B "t" のボタン (1、図 8) を押すとヘッ します: - 1 つ目は、キーを OFF から ON にした際、エンジンが始動 ドランプの 30 秒間点灯がスタートします。点灯を継続する しなかった場合、秒後にヘッドランプは OFF になり、エ には30秒が終了する前にボタンを押さなければなりません。 30 秒が経過するとインストルメントパネルはヘッドランプ ンジンを再始動した時のみに ON になります。 - 2 つ目は、 ヘッドランプを使用した状態で車両を通常使用 を解除するため、もう 30 秒間点灯を「継続」することはで した後、右側スイッチにある RUN-STOP ボタンを介してエ きません。 この機能をリセットするには最低一回の Key-On / Key-Off ンジンを止めた時。 この場合、 エンジン停止 60 秒後、 ヘッドランプは消灯し、 をする必要があります。 機能作動中に突然バッテリーが無くなるなどの理由で電源 エンジンを始動した時に点灯します。 - 3 つめは、エンジン始動時にヘッドランプが消灯し、エン が遮断された場合、電源をリセットする為、インストルメン トパネルは機能を OFF( インストルメントパネルは 60 秒間作 ジンが作動状態に入ると同時に点灯する時。 動状態を保持しません ) にします。 バックランプ機能 インストルメントパネルのランプ機能は、パーキングラン プ、もしくはロー / ハイビームが ON になっている場合のみ 機能します。 周囲の明るさ、 気温を検知するセンサーによってメーターパ ネルのバックライトは自動的 に ON/OFF の状態に切り換わります。 J 35 イモビライザーシステム 注意 この車両には電子制御でエンジンをブロックする盗難防止 2 本のキーには、キーの識別番号の書かれたプレート 装置 ( イモビライザー ) が搭載されています。イモビライ (1) が付いています。 ザーは、毎回エンジンを停止する度に自動的に作動します。 各キーボディにはトランスポンダーが内蔵されています。 ト ランスポンダーからの信号は、 イグニッションスイッチ部に 組み込まれたアンテナを介してコントロールユニットに送 られます。この信号はパスワードの役割を果たし、 イグニッ ションキーがスイッチに差し込まれる度に、 毎回変更されま す。CPU が “パスワード”によってキーを承認した時のみ エンジンが始動します。 キー ( 図 24) 車両には、以下のキーが付属しています: - キー B( 黒 )2 本 キーには " イモビライザーシステムコード " が内蔵されてい ます。 注意 Ducati のディーラーが作業を行う際に、 コードカード を必要とする場合があります。 黒いキー (B) は、 通常のイグニッションキーで以下に使用さ れます: - エンジンの始動 - 燃料タンクキャップの開閉 - シートロックの解除 B J 36 1 図 24 警告 キーとプレート (1) は別の安全な場所に保管して下さ い。 通常は 2 本の黒いキーの内、1 本のみを使用するようにして ください。 コードカード キーと併せてコードカード ( 図 25) が付属しています。 カー ドには、キー ON 後にエンジンブロックが作動した場合に使 用する電子コード (A、図 26) が記載されています。 警告 コードカードは安全な場所に保管して下さい。イモビ ライザーシステムに問題が生じ、琥珀色の車両診断ランプ (9、図 4) の点灯で表示され、エンジンブロック状態になっ た場合に、エンジンブロックを解除する際にひつような為、 ライダーは常にコードカード上に記載されている電子コー ドを携帯することをお勧めします この作業はコードカードに記載されている電子コード(エレ クトロニックコード ) がなければ出来ません。 図 25 A 警告 コードカードはディーラーでキーを紛失した際、また はキーの交換に際するイモビライザーシステムの再プログ ラミング時にも必要です。 図 26 J 37 イモビライザーの解除作業 " イモビライザーブロック " 時には、" イモビライザー解除 " をインストルメントパネルの下記の機能にて作業を行う事 ができます: メニューの "CODE" ページに入ります。 注意 このメニューは最低一つのイモビライザーエラーが検 知されていないと使用できません。 メニューのこのページに入ると、 まず "00000" と表示されま す。この時点でポジション B"t" のボタン (1、図 8) を 3 秒 押すとコードカード上に記載されている電子コード入力作 業に移行します。 B A A A B A A B A A B A A B A Insert CODE OK? J 38 図 27 コードの入力: この作業を選択すると、一番左の数字が点滅し始めます。 ボタン (1、図 8): 1 秒ごとに数字が増 ポジション B"t" の状態で押すたびに、 えます。 ポジション A"s" で押すと 2 つ目の数値入力に移ります。ポ 1 秒ごとに数字が増え ジション B"t" の状態で押すたびに、 ます。 ポジション A"s" を押すと 3 つ目の数値入力に移ります。ポ 1 秒ごとに数字が増え ジション B"t" の状態で押すたびに、 ます。 ポジション A"s" を押すと 4 つ目の数値入力に移ります。ポ 1 秒ごとに数字が増え ジション B"t" の状態で押すたびに、 ます。 ポジション A"s" を押すと 5 つ目の数値入力に移ります。ポ 1 秒ごとに数字が増え ジション B"t" の状態で押すたびに、 ます。 ポジション A"s" を押すとコードを確認し入力します。 この時点で、コードが正確に入力された場合 "CODE" 表示と 入力したコードが同時に 4 秒間点滅します。 車両診断ランプ (9、図 4) は消灯し、インストルメントパネルは自動的にメ ニューから出て、エンジンの始動を許可します。 インストルメントパネルにエラーがある状態のままの場合、 次回のキー ON 時にもエンジンブロック状態になります。 コードが正しく入力されなかった場合、 インストルメントパ ネルは自動的に "CODE" メニューに戻り "00000" を表示しま す。 J 39 操作 イグニッションキーを ON から OFF の位置に回す度に、シス テムはエンジンブロックを作動します。 エンジンの始動に は、キーを OFF から ON の位置にして下さい: 1) コードが承認されると、システムはエンジンブロックを 解除します。START ボタン (2、図 31) を押すと、エンジンが 始動します。 2) 車両診断ランプ (9、図 4) が点灯した時点でポジション 図 8) を押すと "Error IMMO" と表示され、 "t" のボタン (1、 コードが承認されなかった事を示します。キーを OFF の位置 に戻して、再度 ON の位置に回します。それでもエンジンが 始動しない場合は、付属している他の黒キーを使い、もう一 度試して下さい。 もしこの方法でもまだブロックが解除さ れない場合は、Ducati サービスセンターに御連絡下さい。 キーの複製 追加のキーが必要な場合は、 お持ちのキー全てとコードカー ドを持って Ducati サービスセンターにご依頼下さい。 Ducati サービスセンターは新しいキー、 およびお手元のキー を再プログラミングします。 Ducati アシスタントサービスは、お客様が車両のオーナー である証明の提示を求める事がありますので、 必要書類をご 持参下さい。 この作業時に再メモリーされなかったキーのメモリーは削 除されて無効となるため、 エンジンを始動する為に使用する ことはできません。 注意 オーナー変更の場合、全てのキーとコードカードを新 しいオーナーに譲り渡されなければなりません。 警告 強い衝撃を与えるとキーに内蔵された電子部品を損傷 しますので注意してください。 作業中は常に同じキーのみをを使用してください。 違う キーを使用すると、 システムのコード承認の妨げになる場合 があります。 J 40 イグニッションスイッチ / ステアリ ングロック ( 図 28) 燃料タンクの前に配置され、4 つのポジションがあります: A) B) C) D) ON: エンジン、ランプが作動 OFF: エンジン、ランプ機能停止 LOCK: ステアリングロック作動 P: パーキングランプ+ステアリングロック作動 B A C D 注意 キーを (C)、(D) の位置にするには、キーを押してか ら回して下さい。(B)、(C)、(D) の位置ではキーを引き抜く ことができます。 図 28 J 41 左側スイッチ ( 図 29) 1) ディマースイッチ、ビームの選択、2 ポジション: = ロービーム ON = ハイビーム ON 2) ボタン = ターンインジケーター、3 ポジション: 中央 = OFF = 左折 = 右折 ターンインジケーターを消すには中央部に戻したスイッチ を押します。 3) ボタン = 警告ホーン 4 1 5 2 3 図 29 4) ボタン = フラッシャー (FLASH) およびインストル メントパネルコントロール 5) インストルメントパネルコントロールボタン、 2 ポジショ ン: ポジション "s" ポジション "t" J 42 クラッチコントロールレバー レバー (1) でクラッチの接続を操作します。 この機種にはアジャスター (2) がついており、 レバーとハン ドルバー上のハンドル間の調整が可能です。 レバーの間隔はアジャスター (2) の 10 クリックで調整でき ます。時計回りに回すとレバーはハンドルバーから離れま す。アジャスターを反時計回りに回すと近づきます。 レバー (1) を引くと、 エンジンの回転がトランスミッション およびリアホイールに伝わらなくなります。 クラッチの適 切な操作は、スムーズなライディング、特に発進時に重要で す。 警告 クラッチ及びブレーキレバーの調整は、車両が停止し た状態で行います。 2 1 図 30 重要 クラッチレバーを正しく操作することで、トランス ミッションの損傷を避け、 車両の寿命を延ばすことができま す。 注意 サ イ ド ス タ ン ド を 降 ろ し、ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン が ニュートラルの状態でエンジンを始動させることができま す。また、ギアが入った状態で始動する時は、クラッチレ バーを引いて下さい (この場合サイドスタンドは降ろしませ ん) 。 J 43 右側スイッチ ( 図 31) 1) ENGINE STOP ( エンジンストップ ) スイッチには 2 つの ポジションがあります: (RUN) = エンジン作動 (OFF) = エンジン停止 1 4 A B 3 警告 このスイッチは、エンジンを直ちに停止させなければ ならない緊急時等に使用することを目的としています。 エ ンジン停止後は、再始動ができるようにスイッチを ポ ジションに戻して下さい。 重要 ランプを点灯した状態で走行した後、スイッチ (1) で エンジンを停機し、イグニッションキーを ON のままにする と、ランプは点灯し続け、バッテリーを使い切ることができ ます。 2) ボタン=エンジン始動 2 図 31 チョークレバー ( 図 31) スロットルグリップ ( 図 31) 右ハンドルバーのスロットルグリップ (3) は、 スロットルボ ディの開閉を制御します。グリップを緩めると、 自動的に元 の位置 ( アイドリング状態 ) に戻ります。 チョークコントロールレバー(4) は冷間時のエンジン始動を 容易にし、また、始動後のアイドリング回転数を増加させる ために使用します。 コントロールポジション: A - コントロールレバーが閉じた状態 B - コントロールレバーが全開の状態 レバーの位置は、 エンジンの暖機状態に合わせて調整可能で す。(61 ページ参照 ) 重要 J 44 エンジンが暖機時はレバーを使用しないで下さい。レ バーを開いたまま走行しないで下さい。 フロントブレーキコントロールレ バー ( 図 32 、図 33) レバー (1) をスロットルグリップの方向へ引くと、 フロント ブレーキがかかります。 このレバーは油圧で作動するため、 軽く握るだけで充分です。 この機種には左側スイッチ上にアジャスター(2) が付いてお り、 レバーとハンドルバー上グリップ間の間隔調整できるよ うになっています。 時計回りに回すとレバーはスロットルグリップから離れま す。アジャスターを反時計回りに回すと近づきます。 1 図 32 2 図 33 J 45 リアブレーキコントロールペダル ( 図 34) ペダル (1) を下に踏むことで、リアブレーキが機能します。 システムは油圧式で作動します。 1 図 34 ギアチェンジコントロールペダル ( 図 35) ギアチェンジペダルは中央にニュートラルNポジションがあ り、自動的にこのポジションに戻ります。ギアがこのポジ ションの時はインストルメントパネル上に N ランプ (3、図 4) が表示されます。 ペダルは以下のように動かせます: 下へ=シフトダウンおよび 1 速へのチェンジは、 ペダルを下 に押します。この時、 インストルメントパネルの N ランプが 消えます。 上へ=ペダルを上へ上げることで、2 速から順次 3、4、5、6 速へとチェンジします。 一回の操作が一速分のチェンジに相当します。 6 5 4 3 2 N 1 図 35 J 46 ギアチェンジペダルおよびリアブ レーキペダルの位置調整 ( 図 36 、図 37) ギアチェンジペダルとリアブレーキペダルのポジションは、 それぞれのライダーのライディングスタイルとフットレス トの位置に合わせて調整することができます。 ギアチェンジペダルのポジションは次の手順で調整します: ロッド (1) を固定しながら、 ナット (2) と (3) を緩めます。 注意 ナット (2) は、逆ネジになっています。 ギアチェンジペダルを好みの位置に定めながら、レンチで ロッド (1) の六角部分を回します。 ロッドに対して両ロックナットを締め付けます。 2 1 3 図 36 J 47 リアブレーキコントロールペダルの位置調整は以下の手順 で行います: ナット (4) を緩めます。 ペダルが好みの位置になるまで、 アジャスター (5) を回しま す。 ロックナット (4) を 2. 3 Nm のトルクで締め付けます。 ペダルを手で押しながら、 ブレーキがかかり始めるまでに約 1. 5 ~ 2 mm の遊びがあるかを確認します。 遊びがが上記でない場合、 マスターシリンダーコントロール ロッドの長さを次の手順で調整します: ネジ (6) を緩め、 エキセントリックハブ (7) を遊びを増やす 為には締め、減らす為には緩めます。 ネジ (6) を 7. 5 Nm のトルクで締め付け、再度遊びを点検し ます。 7 6 5 4 図 37 J 48 主要構成部品 / 装備 4 8 9 車両上の配置 ( 図 38) 1) 燃料タンクキャップ 2) シートの開閉 3) サイドスタンド 4) ステアリングダンパー 5) リアビューミラー 6) フロントフォークアジャスター 7) リアショックアブソーバーアジャスター 8) 車高バランス調整用リンケージ 9) エキゾーストサイレンサー(64ページ、 "注意事項"参照) 10) 触媒システム 3 5 6 7 10 5 1 2 図 38 J 49 燃料タンクキャップ ( 図 39) 開け方 キャップの保護カバー (1) を起こし、 イグニッションキーを 差し込み、 時計回りに 1/4 回転してロックを解除すれば、 キャップを開けることができます。 キャップを持ち上げて下さい。 閉め方 キーの差し込まれたキャップを押して閉じ、 キーを反時計 回りに回して、 元の位置に戻してから抜き取ります。保護カ バー (1) を閉めます。 1 注意 キャップはキーが差し込まれていないと閉まりませ ん。 図 39 警告 燃料補給 (65 ページ参照 ) 後は毎回、キャップが正し い位置で確実に閉まっていることを確かめて下さい。 J 50 サイドスタンド ( 図 40) 重要 サイドスタンドを使用する前に、 地面が適しているか、 平らであるかを確かめて下さい。 柔らかい地面、砂利、日光で柔らかくなったアスファルト等 にパーキングすることは、車両転倒の原因となります。 傾斜面に駐車する場合は、 常にリアホイールが斜面の低い方 に向くようにして下さい。 サイドスタンドを使用するには、ハンドルバーを両手で掴 み、車体を支えながら、スタンドのフック (1) を足でいっぱ いに押します。 次に、スタンドがしっかりと路面に着くま で、車体を徐々に傾けていきます。 注意 定期的にスタンド ( 内側と外側 2 つのスプリングの損 傷と摩耗 ) と安全センサー(2) の作動を点検することをお勧 めします。 注意 スタンドを降ろし、トランスミッションがニュートラ ルの状態でエンジンを始動させることができます。ギアが 入った状態で始動する時は、 クラッチレバーを引いて下さい ( この際サイドスタンドは降ろしません) 。 警告 サイドスタンド使用時には、車両にまたがらないで下 さい。 サイドスタンドを元の位置 ( 水平位置 ) に戻すには、 車両を 右側に傾けながら、足でフック (1) を持ち上げます。 2 1 図 40 J 51 ステアリングダンパー ( 図 41) フロントフォーク左側レッグ上に配置されており、 フォーク およびフレームに固定されています。 このダンパーのお陰でステアリングはより正確でより安定 し、あらゆるコンディションでの操縦性がアップしました。 つまみ (1) を時計回りに回すと、ステアリングはより硬く、 反時計回りに回すと軟らかくなります。 "click" で調整ポジションの変化が確認できます。 1 警告 コントロールを失う可能性がありますので、走行中に つまみ (1) の位置を変えないで下さい。 図 41 J 52 フロントフォークアジャスターの調 整 フロントフォークには、 リバウンド / コンプレッション / ス プリングプリロードダンピングアジャスターが装備されて います。 この調整は外部スクリューアジャスターにて行います: 1) 油圧ブレーキのリバウンドダンピング調整図 42 2) 内部スプリングプリロード調整図 42 3) 高速時 ( 図 42) および低速時 ( 図 43) のコンプレッショ ンダンピング調整 車両をサイドスタンドを使い、安定した場所に配置します。 リバウンドダンピングを調整する際は、 適切なレンチを使用 し、 右側フォークレッグ端部にあるアジャスター (1) を回し ます。 低速時のコンプレッションダンピングを調整する際は、 適切 なレンチを使用し、 左側フォークレッグ端部にあるアジャス ター (3、図 42) を回します。 高速時のコンプレッションダンピングを調整する際は、 適切 なレンチを使用し、 左側フォークレッグ下部にあるアジャス ター (3、図 43) を回します。 調整スクリュー (1 と 3) を回すと、カチッと言う音がしま す。一回の音がダンピング 1 段に相当します。アジャスター を完全にロックが掛かるまで締めると、 最高のダンピング値 "0" のポジションになります。この位置から、反時計回り方 向に廻してカチッという音でダンピングを 1 段目、2 段目、 …と数えます。 3 1 2 図 42 J 53 標準設定: コンプレッション: 上部アジャスター ( 左側レッグ ) 10 クリック 下部アジャスター ( フォークレッグ )10 クリック リバウンド: 12 クリック スプリングプリロード ( 図 42):3 mm (1 回転 =1mm) スプリングの硬度:10. 5 N/mm 調整範囲 高速 / 低速時コンプレッション: 20 クリック リバウンド: 20 クリック スプリングプリロード ( 図 42):15 mm (1 回転 =1mm) 各フォーク内部のスプリングプリロードを変更するには、 六 角アジャスターナット (2、図 42) を 22 mm 六角レンチで回 します。 3 図 43 重要 両フォークは同じ設定にして下さい。 J 54 リアショックアブソーバーアジャス ターの調整 ( 図 44、図 45) リアショックアブソーバーは荷重に合わせてバランスを調 整できるよう外部アジャスターを装備しています。 左側にあるアジャスター(1) は高速時のコンプレッションダ ンピングを調整します。 左側にあるアジャスター(2) は低速時のコンプレッションダ ンピングを調整します。 アジャスター(3) はスイングアームにショックアブソーバー を固定部上部にあり、拡張(リバウンド)時の油圧ブレーキ を調整します。 時計回りにアジャスターを回すとダンピングが強くなり、 反 対方向に回すと弱くなります。 標準設定 : アジャスターが完全に閉じた状態から時計回りに: 高速時用コンプレッションアジャスター(1) を 8 クリック緩 めます。 低速時用コンプレッションアジャスター (2) を 24 クリック 緩めます。 リバウンドアジャスター (3) を 18 クリック緩めます。 スプリングプリロード: 7 mm アジャスター(4) はアウタースプリングプリロードを調整し ます。 4 1 2 図 44 3 図 45 J 55 調整範囲: 高速時コンプレッション: 48 クリック (4 回転 ) 低速時コンプレッション: 20 クリック (4 回転 ) リバウンド: 25 クリック スプリングプリロード: 8 mm J 56 車高の調整 ( 図 46、図 47) この車両の車高は、Ducati 社の技術者がさまざまな走行状 態でテストを行い決定しています。 車高の調整は非常にデリケートな作業ですので、 不適切な変 更作業を行うとライダーの身体に危険をもたらします。 標準車高を変更する前に、基準値 (H、図 46) を測定してお くことをお薦めします。 ライダーはアブソーバーのポジションを変更し、 自分のライ ディングスタイルに合わせた車高の変更が可能です。 車高を変更するにはオープンエンドレンチを使用してフ ラット (2) を操作し、ロックナット (1) を緩めます。 調整後はナット (1) を 25 Nm のトルクで締め付けます。 図 46 H 1 2 図 47 J 57 運転のしかた 最初の 100 km は、ブレーキディスクに対してパッドの摩擦 材を適切に慣らすために、優しくブレーキをかけ、急なブ レーキや長い間ブレーキをかけることは避けて下さい。 全ての機械部分を互いに馴染ませるため、また、エンジンの 主要部分の寿命に悪影響が出ないよう、乱暴な加速と、特に 上り坂での長時間の高速回転は避けて下さい。 定期的にチェーンを点検し、必要であれば潤滑し、調整して 下さい。 慣らし運転の方法 慣らし運転時の最高速度 ( 図 48) 慣らし運転期間中の最高許容回転数: 1) 1000 km まで 2) 1000 ~ 2500 km まで 1000 km まで 最初の 1000 km までは、 タコメーターに注意し、 5500 ~ 6000 回転 (rpm) を超えてはいけません。 最初の数時間は、 制限された回転数の範囲内でエンジンの負 荷と回転数をさまざまに変えることをお勧めします。 エンジン、ブレーキ、サスペンションのより効果的な慣らし には、カーブの多い、起伏に富んだ場所を走行することが理 想的です。 J 58 1000 ~ 2500 km まで この期間ではエンジンから、 よりパワーを引き出す事は可能 ですが、下記の回転数を決して超えないようにして下さい: 7000 rpm 0 ÷ 1000 Km 1000 ÷ 2500 Km 重要 慣らし運転期間は、当マニュアルで指定された点検、 整備を必ず受けて下さい。 順守されなかった結果としての エンジンの損傷、および寿命の短縮などについて、Ducati モーターホールディング社はいかなる責任も負いません。 慣らし運転の方法を遵守することでエンジンの寿命を延ば し、調整、オーバーホールの回数を減らすことが可能です。 図 48 J 59 走行前のチェック 警告 走行前にこれらの点検を怠った場合、車体およびライ ダーに損傷が及ぶおそれがあります。 走行前に以下の点検を実施して下さい: タンク内の燃料残量の点検 タンク内の燃料の残量を確認します。 必要であれば給油し て下さい (65 ページ参照 )。 エンジンオイルレベル エンジンオイル量をオイルパンの点検窓からチェックしま す。 必要であればオイルを補充して下さい (88 ページ参照 )。 ブレーキ、クラッチ液レベル 各リザーバー内のフルードレベルを確認します(73ページ参 照 )。 冷却液量 冷却水タンクの液量を確認し、 必要であれば指定冷却水を補 充して下さい (71 ページ参照 )。 タイヤコンディション 空気圧と摩耗度を点検します (86 ページ参照 )。 操作系の点検 ブレーキ、クラッチ、スロットルグリップ、ギアチェンジの 機能を確認します。 ランプ、インジケーター類 ランプ、インジケーター、ホーンが適切に機能するかを確認 します。 電球が切れている場合には交換して下さい (81 ページ参照 )。 各種ロック フィラープラグが確実に閉じているか確認します(50ページ)。 スタンド サイドスタンド (51 ページ参照 ) がスムーズに作動し、 適切 な位置にあるかをチェックします。 警告 不良な点がある場合には、 車両の使用を中止し、 Ducati オフィシャルディーラーにご連絡下さい。 J 60 エンジンの始動 注意 暖機されたエンジンを始動する場合は、高温時の始動 の方法に従ってください。 警告 エンジンを始動する前に、運転に必要な操作系の取り 扱いに慣れておいて下さい (10 ページ )。 常温時の始動 (10 °C/50 °F ~ 35 °C/95°F): 1) イグニッションキーを ON の位置にします ( 図 49)。イン ストルメントパネルの緑のランプ N と赤のランプが点いて いる事を確認します。 図 49 注意 サイドスタンドを下ろし、ギアがニュートラルの状態 でエンジンを始動させることができます。または、ギアが 入った状態で始動する時は、 クラッチレバーを引いたままの 状態で始動させてください(この時サイドスタンドは上がっ ていなければなりません )。 重要 油圧表示灯はエンジン始動後、数秒で消えなければな りません (11 ページ )。 警告 サイドスタンドが完全に上がっていない場合 ( 水平 )、 2) チョークレバー (1) を (B、図 50) の位置にします。 安全センサーが作動し始動できません。 3) エンジンストップスイッチ (2、図 50) が (RUN) の位置に なっていることを確認し、 始動ボタン(3、 図50)を押します。 このモデルにはワンタッチスターター( サーボイグニッショ ン ) が搭載されています。 この機能によりボタン (3) をすぐ放してもエンジンのワン タッチ始動が可能です。 J 61 エンジンの自動始動に必要なボタン (3) を押す秒数は、 エン ジンの温度により変わってきます。 エンジンが作動している時、 このシステムはエンジン始動の ドライブを妨げます。 エンジンが始動しない場合は、 2秒ほど待ってからボタン(3) をもう一度押し直します。 スロットルグリップを回さず、自動的に始動させます。 2 1 A B 注意 バッテリーが切れているとエンジン始動システムが自 動的に動かなくなります。 4) チョークレバー (1) を少しずつ垂直なポジション (A、図 50) にします。 3 図 50 警告 屋内では絶対にエンジンを始動したり、作動させたり しないで下さい。排気ガスは有毒で、 短時間で意識を失った り、さらには死亡にまで至る危険性があります。 高温時の始動 (35°C/95°F 以上 ): チョークは使わずに、" 常温時の始動 " と同じ手順で行いま す (1、図 50)。 低温時の始動 (10°C/50°F 以下 ): " 常温時の始動 " と同じ手順で、エンジン暖機を 5 分間行い ます。 J 62 車両の発進 1) クラッチレバーを引いてクラッチを切ります。 2)1 速に変速するためにギアチェンジペダルをつま先でしっ かり押し下げます。 3) スロットルグリップを回してエンジンの回転数を上げ、 同 時にクラッチレバーを徐々につなぐと、 車両は発進し始めま す。 4) クラッチレバーを完全に放し、エンジンの回転数を上げ ます。 5) シフトアップするには、エンジン回転数を落とすために スロットルを戻し、クラッチを切り、ギアチェンジレバーを もち上げ、クラッチレバーを放します。 シフトダウンするには、スロットルグリップを戻し、クラッ チレバーを引いてから、 ギアを同調させやすくするためにエ ンジンを軽くふかしてシフトダウンし、 クラッチをつなぎま す。 操作類は適切に素早く操作しなければなりません。 上り坂を 走行する際には、車速が落ちてきたらすぐにシフトダウン し、 車両への異常なストレスやエンジンのノッキングを避け て下さい。 ブレーキング 減速するには、 最初にスロットルグリップを戻してエンジン ブレーキをかけ、 それからブレーキングします。エンジンが 急に止まるのを防ぐため、車両が停止する前に、クラッチを 切ります。 警告 レバーとペダルの内、片方だけ使用するとブレーキ効 力が低下します。 ブレーキを強く、 または乱暴にかけるとホイールがロックさ れ、車両のコントロールがきかなくなります。 雨中を走行する際や、 滑りやすい路面上ではブレーキ力が著 しく低下します。 こういったコンディションでは慎重で優 しいブレーキ操作を心がけて下さい。 急ブレーキは車両の コントロールを失わせる危険があります。 長く急な下り坂 を走行する際にはシフトダウンしてエンジンブレーキを使 用します。ブレーキは断続的に短時間だけ使用して下さい。 ブレーキの長時間にわたる連続的使用は、 摩耗材の過熱を招 き、 ブレーキ能力の著しい低下の原因となります。規定空気 圧値以外のタイヤはブレーキ能力を低下させるとともに摩 耗を早め、 また運転の確実性と、 カーブでの安定を欠きます。 重要 キャブレターのオーバーフローやトランスミッション のスナッチを招く激しい加速操作は避けて下さい。 ギアを 変速した後もクラッチレバーを引いたままでいると、 機械部 分の過熱や摩擦部分の異常な摩耗を引き起こします。 J 63 車両の停止 スロットルグリップを緩めると、 車両は 徐々にスピードを 落とし始めます。 シフトダウンしながらクラッチをつない でいき、 最後に 1 速からニュートラルに入れます。ブレーキ をかけると、 車両を完全に停止させることができます。エン ジンを停止させるには、 キーを OFF (41 ページ ) にします。 警告 発進を妨げるタイプの盗難防止用ロック ( ディスク ロック、スプロケットロック等 ) は大変危険で、車両の機能 とライダーの安全をおびやかす惧れがあります。 駐車 停止させた車両をサイドスタンドを使い駐車します。(51 ページ参照 ) 盗難防止のため、ハンドルを左に振りきり、キーを LOCK の 位置にします。 車両をガレージ、その他の建物内に駐車する際には、換気が 充分され、車両の近くに熱源が無いことを確認して下さい。 必要な場合には、 車両を認識しやすいようにイグニッション キーをPの位置にするとパーキングランプを点灯しておくこ とができます。 重要 このスイッチを長時間 P の位置にしておくと、バッテ リー切れの原因になります。 監視できない場所にキーを付 けたままで車両を駐車しないで下さい。 警告 J エキゾーストシステムは、エンジンスイッチを切った 後も熱い場合があります。手を触れないよう充分注意し、車 両を木材、 木の葉などの可燃物のそばに駐車しないようにし て下さい。 64 燃料の補給 ( 図 警告 51) 給油の際、 入れすぎないように注意してください。燃料は給 油口の下縁をこえてはいけません。 Max level ガソリンは無鉛に出来るだけ近いもの、もしくはオク タン数が最低95のものを使用します(97ページ” 補給” 参照)。 給油口の上部に燃料が溜まってないことを確認します。 図 51 J 65 付属アクセサリー ( 図 52) 左サイドフェアリング内側には以下のツールが入ったケー スが装備されています: オーナーズマニュアル ツールキット ( 下記参照 ): - ボックスレンチ ( ッ 14 mm、長さ:145 mm) - ボックスレンチ操作用ロッド - リバーシブルドライバー - ドライバー用ハンドル - ダブルレンチ (8x10 mm) - アレンレンチ 3 mm - アレンレンチ 4 mm - アレンレンチ 5 mm - アレンレンチ 6 mm - ヒューズ用ピンセット 図 52 J 66 USB コンパレーター キットには USB コンパレーター (1) が 1 つ付属しています。 キャップ (2) および主要配線に接続したコネクター(3) と共 にシート下に配置して使用します。 "LCD - 設定 / パラメーターの表示 " の "USB コンパレーター " 作業を参照してください。 1 図 53 3 1 2 図 54 J 67 主な整備作業とメンテナン ス フェアリング フェアリングを取り外すには、 シート下部にあるアレンレン チを使用して下記をケ回転緩めます: フレームに固定しているネジ (1) 4 本 ヘッドランプフェアリングに固定しているネジ (2) 4 本 エンジンラグに固定しているネジ (3) 4 本 フェアリングを車両の前方に向けて引き抜きます。 フェアリングサポートブラケットに固定しているネジ (4)2 本をケ回転緩めます。 注意 フェアリングの取り外し 車両を正しく整備、修理するためには、該当部分を取り外す ことが必要です。 エンジンラグを取りつけるには、サイドスタンドを下 ろし、ラグをラグ本体の開口部に通します。 警告 取り外したパーツはしっかりと正確に取り付け直して 下さい。適切な取り付けがされないと、走行中に部品が脱落 し、車両のコントロールを失なう危険があります。 1 重要 車体の塗装部分、及びスクリーンのプレキシグラスに 傷を付けないため、 スクリュー再装着の際には常に専用ナイ ロンワッシャーをお使い下さい。 2 J 68 3 図 55 リアビューミラー リアビューミラーを固定しているネジ (1) をゆるめます。 固定ピン (2) をフェアリングサポート (4) に固定しているピ ン (3) から外します。保護ラバー (5) を外し、ターンインジ ケーターコネクター (6) を切り離します。 同様の作業を繰り返し、 もう片方のリアビューミラーを取り 外します。 4 5 重要 取り付ける際には、 " 中強度ネジロック剤 " をネジ (1) のスレッドに塗布します。 図 56 3 2 3 1 図 57 J 69 ヘッドランプフェアリング 注意 ヘッドランプフェアリングを車体から外すには、前項 に図示されているように、 まずリアビューミラーおよびサイ ドフェアリングを取り外す必要があります。 ヘッドランプサポートにフェアリングを固定しているネジ (1) を緩めます。 注意 取り付ける際は、ヘッドランプフェアリングの後に、 サイドフェアリングおよびリアビューミラーを取り付けま す。 1 図 58 J 70 クーラントレベルの点検および補充 ( 図 59) 車両右側のエキスパンションタンク内のクーラントレベル を点検します。 液体レベルは (1) と (2) の間でなければなり ません。(2) ラインは MAX レベル、(1) ラインは MIN レベル に相当します。 液体レベルが MIN 以下の場合は補充します。 注意 タンクを車両左側下部、フロントホイールと右側フェ アリングの間から見るとクーラント液レベルの目視点検が 簡単です。 2 1 図 59 J 71 右側フェアリングを取り外します。(68 ページ ) フィラープラグ (3、図 60) ゆるめ、希釈水と不凍液 SHELL Advance Coolant または Glycoshell (35 ~ 40%) の混合液を MAX のレベルになるまで補充します。 キャップ (3) をきちんと閉め、 取り外したパーツを元通りに 取りつけます。 上記に示された混合液を使用することで最良のコンディ ションを保つ事が出来ます (-20°C/-4°F から凍結し始めます )。 クーリングシステム全体の許容量:4 dm3 ( リットル ) サーモスタット始動温度 65°C ~ 2°C 電動ファン始動温度 102°C 電動ファン停止温度 100°C 3 図 60 警告 この作業は、エンジン冷間時に車両が完全に垂直で安 定した状態で行って下さい。 J 72 ブレーキ / クラッチ液レベルの点検 ブレーキ、クラッチ液面のレベルは、絶対に各リザーバーの MIN 目盛り以下になってはいけません ( 図 61)( 図示はフロ ントおよびリアブレーキ液リザーバー )。 液体レベルが下がりすぎると、回路内にエアが混入し、シス テム作動に悪影響を及ぼします。 また、定期点検表に指示されたブレーキ / クラッチ液補充 及び交換は、 オフィシャルディーラーの修理工場に依頼して 下さい ( 保証書参照 )。 重要 ブレーキ、 クラッチシステムのパイプは 全て 4 年毎に 交換して下さい。 ブレーキシステム ブレーキパッドが減っていないのに、ブレーキレバー、ブ レーキペダルの過度の遊びに気付いた場合には、 システムを 点検しエアを排出する必要があるため、Ducati オフィシャ ルディーラーにご連絡下さい。 図 61 警告 ブレーキ / クラッチ液はプラスチックの塗装部分に損 傷を与えますので、 こぼさないようにして下さい。これらの 液体は腐食性で傷損害を与える恐れがあります。 異なった 品質のオイルを混ぜないで下さい。 ガスケットの状態をチェックしてください。 J 73 クラッチシステム クラッチレバーに過度の遊びがあり、ギアチェンジの際ク ラッチにスナッチやジャダーが出る場合は、 システム内にエ アが混入している事があります。 システムを点検しエアを 排出する必要があるため、Ducati オフィシャルディーラー にご連絡下さい。 警告 クラッチ液レベルはタンク内で、クラッチディスクの 磨耗にしたがって上昇しやすい性質を持っています。 既定の レベルを超えないで下さい ( 最小から 3 mm 上 )。 図 62 J 74 ブレーキパッドの摩耗点検 ( 図 63) ブレーキパッドには摩耗チェックマークがあり、 キャリパー からパッドを外すことなく、 容易にチェックできます。摩耗 材に刻まれた溝が見えているうちはパッドの通常使用範囲 です。 MIN 1 mm 重要 ブレーキパッドの交換は Ducati オフィシャルディー ラーで実施して下さい。 図 63 J 75 接続部の潤滑 スロットルおよびスターターのケーブル外部のシースの状 態を定期的に点検する必要があります。 外側プラスチック 部に亀裂や押し潰された跡があってはいけません。 操作類 を動かして、 被膜の中でケーブルがスムーズに動くか確認し て下さい。もし何らかの抵抗や、動きにくい箇所がある場合 には、Ducati オフィシャルディーラーまたはサービスセン ターでケーブルを交換して下さい。 スロットルトランスミッションの場合、 このようなことを避 けるには、2 本の固定ネジ (1、図 64) を緩めてスロットルを 開け、ケーブルの両端とプーリーをグリース SHELL Advance Grease または Retinax LX2 にて潤滑します。 1 警告 プーリーの中にケーブルを入れ、注意しながらスロッ トルを閉めます。 カバーを付け、 ネジ (1) を 10 Nm のトルクで締め付けます。 サイドスタンドのスムーズな作動を確保するために、 汚れを 取り除き、全ての可動部分に指定のグリース SHELL Alvania R3 を塗布して下さい。 図 64 J 76 スロットルグリップの調整 スロットルケーブルは、ハンドルバーのどの位置において も、 スロットルグリップの遊びが 1. 5 ~ 2. 0 mm なければな りません。必要であれば、 スロットルグリップにあるアジャ スター (1 および 2、図 65) を使用して調整します。 アジャスター (1) はスロットル開度調整用で、(2) は閉度調 整用です。 スロットルケーブルにより大幅な調整が必要な場合は、ス ロットルボディ右側にあるアジャスター (3) を使用します。 アジャスターから保護カバーを外し、 ロックナットを緩めま す。アジャスターを適切に使用して調整します:遊びを増や すには時計回り、減らすには反時計回りに回します。調整が 終了したらロックナットを締め、 アジャスターに保護キャッ プを取り付けます。 1 1, 5÷2 mm 2 1, 5÷2 mm ➤ ➤ 図 65 3 図 66 J 77 バッテリーの充電 ( 図 67、図 68) バッテリーの充電は付属のバッテリーチャージャーを使用 してください。 ライダーシートを取り外し、 チャージャーにバッテリーコネ クターアダプター (1) を接続し、 車両診断用電源供給ケーブ ル (2) につなぎます。 1 1 2 警告 バッテリーは可燃性のガスを発生します。火気、熱源 のそばに置かないで下さい。 重要 バッテリーチャージャーが220Vのプラグにしっかり接 続されているかを確認します。 チャージ状況は中央の LED(3) カラーで確認できます。 LED オレンジ:充電中 LED 緑:充電終了 図 67 3 警告 バッテリーは幼児の手の届かないところに置いて下さ い。 J 78 図 68 トランスミッションチェーン張力の 点検 重要 チェーン張力の調整はオフィシャルディーラーまたは 指定されたサービスセンターに依頼してください。 サイドスタンドで停車している車両のチェーン下部アーム 中央を指で押し下げて放します。 チェーンシャフト中央とス イングアームアルミニウムの最終距離を測定します。 測定値 は 52 ~ 54mm 間でなければなりません。 張力を調整するには: リアホイールシャフトのナット (1、 図 69. 2) をゆるめます。 スイングアーム両サイドにあるネジ (2) を同じだけ、 張力を 増やすには時計回り、減らすには反対に回します。張力を減 らす場合、ホイールを前方に押す必要があります。 ホイールアライメント確実に行うため、 スイングアーム両サ イドの位置決めマーク (A) の位置を点検します。 52÷54 mm 図 69. 1 . 1 警告 テンショナーのロックナット (1、 図 69. 2) の正しい締 め付けは、ライダーの安全を守る上でとても重要です。 重要 不適切なチェーンの張りは、トランスミッション部品 の磨耗を促進させます。 A 2 図 69. 2 J 79 トランスミッションチェーンの潤滑 この車両には、泥などの侵入を防ぎ、潤滑をより保つ O リン グシールの付いたチェーンが装備されています。 チェーンを洗浄する場合には損傷を防ぐため、 リングシール の 損 傷 を 防 止 す る た め、専 用 の 溶 剤 を 使 用 し て 下 さ い。 ウォッシャー等でスチームや圧力のかかった水で洗浄しな いで下さい。 洗浄後は、コンプレッションエアーでチェーンを乾かし、 SHELL Advance Chain または Advance Teflon Chain で潤滑 します。 重要 指定オイル以外を塗布した場合には、チェーン、フロ ント / リアスプロケットに損傷を与える可能性がありま す。 J 80 ハイ / ロービーム電球の交換 切れた電球を交換する前に、 新しい電球が 103 ページの " エ レクトリカルシステム"の各仕様に適合しているか確認しま す。 部品を付け直す前に新しい電球がちゃんと点くか確認 してください。 図 70 にはロービーム (LO)、ハイビーム (HI) およびパーキ ングランプ (1) 配置が図示されています。 ヘッドランプ 上部ランプボディのロックリングナット(2)を反時計回りに 回して右側の電球を取り外します。 新しい同じタイプの電球 と交換します。 取り付ける際はロックリングナット(2)を時計回りに回して 電球を固定します。 左側の電球も右側の電球と同様にして外し、交換します。 1 LO HI 図 70 2 図 71 J 81 注意 ヘッドランプの電球を交換する際、ヘッドランプ本体 から主要配線ケーブルを切り離す必要はありません。 注意 レンズの部分には、絶対に指で触れないで下さい。電 球の高度が落ちる原因となります。 取り付け 電球の交換終了後、カバーを配置し、レバーを押しながら閉 じます。 パーキングランプ電球の交換 ヘッドランプサポートに手を入れ、 ベースからホルダーを抜 き取り、ロックリングナットを回してパーキングランプ (1) の電球を交換します。 溶断した電球を交換します。 取り付ける際は電球 (1) を時計回りに回し、 電球を固定しま す。 1 J 82 図 72 リアターンインジケーター ( 図 73) リアターンインジケーターの電球の交換にはターンインジ ケーター (1) ボディを 4/1 回転回し、レンズをインジケー ターサポートから抜き取ります。 電球はバイヨネットベースタイプなので、 取り外すには押し ながら反時計回りに回します。交換した新しい電球は、 押し ながら時計回りにカチッという音がするまで回して取り付 けます。 ターンインジケーターボディ (3) を取り付け、サ ポートに 4/1 回転回して取り付けます。 1 2 図 73 ナンバープレートランプ ( 図 74) テールガードにプレートを固定しているネジ (3) をゆるめ、 ナンバープレートランプ電球を外します。 車両からナンバープレートホルダーを外し、 電球を抜き取り 交換します。 3 3 図 74 J 83 ヘッドランプの光軸調整 ( 図 75) ヘッドランプの光軸をチェックするには、 適切な空気圧のタ イヤの車両にまたがり、車体を垂直に保ち、縦軸に対して正 しい角度を保持します。車両は壁またはスクリーンから 10m の距離に配置します。 壁にヘッドランプの中心と同じ高さ で水平に線を引き、 また車体の縦軸に一致する垂直線も引き ます。 この作業はできれば薄明時に実施して下さい。 ロービームを点灯します: 光の照射範囲の高さが ( 照射された部分と明るいの部分と の境界の上限 )、地上からヘッドランプの中心までの高さの 9/10 以下でなければなりません。 9 x 10 10 m x 注意 この方法は、イタリアの基準で制定された照射角度に 準拠したものです。 イタリア以外の国での使用は、 それぞれの国で法規に従い調 整してください。 図 75 J 84 左側ヘッドランプの水平方向の光軸調整は、 ヘッドランプ裏 にある調整ネジ (1、図 76) にて行います。 スクリューを時 計回りに回すと光軸は右に、 反時計回りに回すと左に移動し ます。 左側ヘッドランプの垂直方向の光軸調整は、 ヘッドランプ裏 にある調整ネジ (2、図 76) にて行います。 スクリューを時 計回りに回すと光軸は下がり、 反時計回りに回すと上がりま す。 前記の作業を繰り返し、右側ランプの調整を行います。 1 2 図 76 リアビューミラーの調整 ( 図 77) (A) を手で押し、ミラーを調整します。 A 図 77 J 85 チューブレスタイヤ フロントタイヤ空気圧: 2. 2bar ~ 2. 3 Kg/cm2 リアタイヤ空気圧: 2. 2bar ~ 2. 4 Kg/cm2 タイヤの空気圧は気温や標高の影響も受けます。 したがって、走行する場所の気温と標高の条件に合わせて チェックし、調整することをお薦めします。 タイヤの修理、交換 ( チューブレス ) タイヤに小さな穴が開いた場合、 チューブレスタイヤであれ ば空気の減り方が遅いため、気付くまで時間がかかります。 タイヤの空気圧が下がってきた場合には、 パンクの可能性を チェックします。 警告 タイヤがパンクした場合はタイヤを交換して下さい。 交換する際は、標準装備タイヤと同じメーカー、タイプを指 定してください。 走行中のエア漏れを防ぐため、タイヤのバルブキャップが しっかり締まっていることを確認します。 チューブタイプ のタイヤは絶対に使用しないで下さい。突然タイヤが破裂 し、ライダー、パッセンジャーの安全に大きな危険を及ぼし ます。 タイヤ交換の後には、必ずバランスチェックを行って下さ い。 重要 タイヤの空気圧はタイヤ冷間時に測定しなければなり ません。 フロントリムがダメージを受けないように、 悪路を走行する 時はタイヤの空気圧を 0. 2 ~ 0. 3bar 上げて下さい。 重要 ホイールのバランスウェイトを外したり、移動させた りしないで下さい。 注意 タイヤの交換が必要な場合は、ホイールを正しく着脱 することが大切ですので、ドゥカティオフィシャルディー ラーの修理工場にお任せ下さい。 J 86 タイヤ摩耗の限界 タイヤのトレッド面が一番摩耗している箇所の (S、 図 78) 溝 の深さを測定します: 溝の深さは 2mm 以下、 または道交法の規定値以下であっては なりません。 S 重要 タイヤに傷やヒビがないか、特に側面を注意深く目視 点検し、ひどい損傷がある場合には交換して下さい。出っ張 りや他と大きく異なる箇所は内部の損傷を表わしているの で、タイヤを交換しなければなりません。 トレッドに入り込んだ石や異物は取り除いて下さい。 図 78 J 87 エンジンオイルレベルの点検 ( 図 79) エンジンオイル量はクラッチカバーの上にある点検窓(1)で チェックする事が出来ます 。レベルチェックは車体を垂直に配置し、 エンジンが冷えた 状態で行ってください。オイル液面は、 点検窓の横に指示さ れた目盛の間になければなりません。 オイルレベルが低い 時にはエンジンオイル SHELL Advance Ultra 4 を補充する必 要があります。フィラーキャップ (2) を開け、 オイルを正し いレベルまで補充します。キャップを取り付けます。 2 1 重要 定期点検表保証書に指示されている、エンジンオイル とフィルターの交換は、 オフィシャルディーラーまたはサー ビスセンターに依頼して下さい。 粘度 SAE 15W-50 車両使用環境の気温が表示された指定範囲内であれば、 表に 示された以外の粘度のオイルも使用できます。 Unigrade 図 79 10W 20W 20 30 40 20W–40 20W–50 15W–40 15W–50 10W–40 10W–30 –10 0 10 20 30 40 C J 88 Multigrade スパークプラグはスムーズなエンジンの作動に重要で、 定期 的な点検が必要です。 定期的に検査をすることにより良好なエンジンの状態を保 つ事が可能になります。 スパークプラグの点検、または交換はオフィシャルディー ラーまたはサービスセンターに依頼してください。 中央電極 のセラミック製絶縁体の色具合をチェックします:均等な薄 い茶色の場合はエンジンの良好なコンディションを示しま す。 注意 中央電極の摩耗状態、電極間の距離の点検: 2-0. 8 ± 0. 1 mm 2-0, 8 ÷ 0, 1 mm 1 図 80 スパークプラグの清掃と交換 ( 図 80) 重要 広すぎたり、狭すぎたりするとエンジン性能に影響を 及ぼし、 また、 始動困難やアイドリングの不安定を招きます。 J 89 車両の清掃 ペンキ塗装部分とメタリック塗装部分のオリジナルな艶を 長い間保つため、走行する道路のコンディションに合わせ て、車両を定期的に清掃、洗車しなければなりません。車両 に損傷を与えないように、 強すぎる洗剤や溶剤を使用しない ために専用の洗剤と水を使って洗車します。 警告 洗車後は、ブレーキ能力が落ちることがあります。ブ レーキディスクには絶対に、 グリースやその他のいかなるオ イルを付けないで下さい。 ブレーキ能力が失われます。ディ スクは非油性の溶剤で清掃してください。 重要 走行後のボディがまだ暖かい間は、水染み等を防ぐた めすぐには洗車をしないで下さい。高温や、 ウオッシャー等 の圧力のかかった水で洗浄しないで下さい。 ウオッシャー 等の使用は、サスペンションやホイールベアリング、電装部 分、エアー吸入口、マフラーの磨耗や変形をもたらすおそれ があります。 もしもエンジンにひどく汚れた部分や油脂汚れなどがある 時は、油取り用洗剤を使って、トランスミッション系統 ( チェーン、ギア、リム等 ) に洗剤がかからない様に洗浄しま す。水道水で良くすすぎ、 車体全表面部をセーム革で拭きま す。 J 90 長期間の保管 車両を長期間使用しない場合には、 保管する前に以下の作業 を実施するようお薦めします: 車両を清掃します。 燃料タンクを空にします。 スパークプラグの穴からシリンダーの中に数滴のエンジン オイルを注入し、 エンジンを手で数回転させてシリンダー内 壁に保護膜を形成させます。 サービススタンドを使って車両を支えます。 ケーブルを外し、バッテリーを取り外します。 1ヶ月以上車両を使用しなかった場合には、バッテリーの点 検と充電、交換を行う必要があります。 結露を防止し塗装を保護するため、車体はカバーで覆いま す。 車体カバーはドゥカティパフォーマンスにて取り扱ってい ます。 重要注意事項 国によっては ( フランス、ドイツ、イギリス、スイス等 ) 排 気ガス、騒音規制の基準を設けている場合があります。 法に義務付けられた定期点検を行う他、 規制に適さない部品 がある場合は、適合する Ducati オリジナルパーツと取り代 えて下さい。 J 91 メンテナンス 定期メンテナンスプログラム:ディーラーが実施する作業 Km. x1000 メンテナンス項目 / 作業内容 ( ㎞ / マイル毎、または経過時間 *) エンジンオイル交換 エンジンオイルフィルター交換 エンジンオイルインテークフィルター清掃 エンジンオイル圧点検 バルブの遊び点検、調整 (1) タイミングホイールシャフトの摩耗点検必要であれば交換 全てのマグネシウム製カバー (5) のネジの点検および締め付け ギアチェンジフォークおよびギアチェンジホイールカップリングの摩耗点検 スパークプラグの点検と清掃 必要であれば交換 エアフィルターの点検と清掃 (1) マイル x1000 月数 1 0. 6 6 12 7. 5 12 24 15 24 36 22. 5 36 48 30 48 60 37. 5 60 • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • J 92 Km. x1000 メンテナンス項目 / 作業内容 ( ㎞ / マイル毎、または経過時間 *) エアフィルターの交換 スロットルボディの点検 ( 同調とアイドリング )(1) ブレーキ / クラッチ液レベルの点検 ブレーキ / クラッチ液の交換 ブレーキ / クラッチコントロールの点検、調整 スロットル / チョークの点検と潤滑 タイヤ圧、磨耗点検 ブレーキパッドの点検 必要であれば交換 ステアリングヘッドベアリングの点検 チェーン張力、アライメント点検と潤滑 クラッチプレートの点検 必要であれば交換 (1) 冷却液レベルのチェック (3) 冷却液の交換 (3) 電動ファンおよびクーリングシステムの機能点検 (3) リアホイールの伸縮ジョイント点検 ホイールハブベアリングの点検 ランプ、インジケーターの点検 エンジン~フレーム固定スクリュー、ナット締め付け点検 サイドスタンドの点検 マイル x1000 月数 1 0. 6 6 12 7. 5 12 24 15 24 36 22. 5 36 48 30 48 60 37. 5 60 • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • 93 J Km. x1000 メンテナンス項目 / 作業内容 ( ㎞ / マイル毎、または経過時間 *) フロントホイールのナット締め付け点検 リアホイールのナット締め付け点検 燃料フィルターの交換 (2) アウターフューエルホースの点検 フロントフォークオイルの交換 フロントフォーク / リアショックアブソーバーオイル漏れ点検 フロントスプロケット固定具の点検 潤滑、グリースの塗布全般 バッテリーの点検と充電 道路上の試運転 車両の清掃 ワークショップマニュアル記載のスポークリムホイールの点検 (1) - (4) マイル x1000 月数 1 0. 6 6 12 7. 5 12 24 15 24 36 22. 5 36 48 30 48 60 37. 5 60 • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • * 走行距離 ( ㎞ ) または経過月数のうち、どちらか最初の期限に達した場合に作業を実施して下さい。 (1) (2) (3) (4) (5) 規定走行距離 ( ㎞ ) に達した場合に行う作業 金属製タンクを搭載した車両のみ実施する作業 クーラントによる冷却システムを搭載した車両のみ実施する作業 スポークリムホイールを搭載した車両のみ実施する作業 ジェネレーターカバー、クラッチ、タイミングシステム、ヘッド、オイルパン J 94 定期メンテナンスプログラム:オーナーが実施する作業 Km. x1000 メンテナンス項目 / 作業内容 ( ㎞ / マイル毎、もしくは経過時間 *) マイル x1000 月数 エンジンオイルレベル点検 ブレーキ / クラッチ液レベルの点検 タイヤ圧、磨耗点検 チェーン張力の点検と潤滑 ブレーキパッドの点検 必要であれば、ディーラーにて交換して下さい。 * 走行距離 ( ㎞ ) または経過月数のうち、どちらか最初の期限に達した場合に作業を実施して下さい。 1 0. 6 6 • • • • • J 95 テクニカルデータ 全体寸法 (mm) 重量 重量 ( 燃料およびバッテリー抜き ) 171 Kg 重量 ( 燃料込み ): 320 Kg ( 図 81) 警告 重量制限を遵守しない場合、操縦性と性能の低下を招 き、車両のコントロールを失う原因となります。 760 813 395 124 1430 2040 図 81 J 96 850 1102 燃料補給 燃料タンク、リザーブ 4 リットルを含む 潤滑システム回路 フロント / リアブレーキシステム、クラッチ 電極保護液 フロントフォーク 冷却回路 タイプ オクタン最低値 95 の無鉛ガソリン SHELL - Advance Ultra 4 油圧システム用 SHELL - Advance Brake DOT 4 15 dm3(リットル) 3. 7 dm3 ( リットル ) - 配線用スプレー SHELL - Advance Contact Cleaner SHELL - Advance Fork 7. 5 または Donax TA 300cc ( 各シャフト ) 不凍液 SHELL - Advance Coolant または Glycoshell 4 dm3( リットル ) 35 ~ 40% + 水溶液 重要 絶対に燃料、オイル等には添加剤を加えないで下さい。 J 97 エンジン デズモドロミック、1 気筒につき 4 バルブ、ヘッドには 2 つ のカムシャフトクランクシャフトよりギアを介して制御し ます。 ボア mm:86 ストローク mm:42. 56 総排気量 cm3:989 圧縮比:13. 5 ± 0. 5:1 クランクシャフト最大出力 (95/1/CE)、kW/ 馬力: 133 kW/180. 8 馬力 /13. 750rpm クランクシャフト最大出力(レーシングエキゾースト) (95/ 1/CE)、kW/ 馬力: 147. 1 kW/200 馬力 /13. 800rpm クランクシャフトトルク最大回転数、(95/1/EC): 104 Nm / 10. 500 rpm クランクシャフトトルク最大回転数(レーシングエキゾース ト ) (95/1/CE): 116 Nm / 11. 8 Kgm/10. 500rpm 最大回転数、rpm:14200 デスモドロミックタイミングシステム ( 図 82) 1) 2) 3) 4) 5) 6) オープニング ( アッパー ) ロッカーアーム オープニングロッカーシム クロージング ( もしくはロア ) ロッカーアームシム クロージング ( もしくはロア ) ロッカーアーム カムシャフト バルブ 性能データ 各ギアにおける最高速度への到達は適切な指定点検整備を 受けて、適正な慣らし期間が済んだ後に限ります。 1 5 2 5 重要 いかなることがあっても許容最大回転数を越えた状態 で走行してはいけません。 タイミングシステム J デスモドロミックシステム:シリンダーごとに 4 本のバル ブ、 8 本のロッカーアーム (4 オープニングロッカーアーム、 4 クロージングロッカーアーム ) クランクシャフトよりス パーギアとギアトレインで駆動されるカムシャフトによっ て制御されます。 3 6 4 1 図 82 98 スパークプラグ メーカー: NGK タイプ: MAR10A-J 燃料供給 MARELLI 製 a/n - a/n タイプエレクトリカルインジェク ションシステム 4 スロットルボディ スロットルボディ直径: 50 mm インジェクター ( 各シリンダー ):1 インジェクター穴:12 燃料供給 : 95-98 RON ディスク径: 330 mm 右側ハンドルレバーによる油圧コントロール。 ブレーキキャリパーメーカー: BREMBO タイプ: 34-4 ピストン M4-34a ブレーキパッド材質: TT 2910 HH ポンプ型式: PR18/19 リア 穴付き固定ディスク、スチール製 ディスク径: 240 mm 車体右側ペダルによる油圧作動 メーカー: BREMBO タイプ: P34c ピストン ブレーキパッド材質: FERIT I/D 450FF ポンプ型式: PS 11 b ブレーキ フロント 穴付きセミフローティングダブルディスク ブレーキシュー材質: スチール製 ハウジング材質: スチール製 J 99 警告 ブレーキ液は腐食性です。誤って目や皮膚に付いた場 合は大量の流水で洗浄して下さい。 トランスミッション 乾式クラッチ / 左側ハンドルバーレバーによる操作 スパーギアによる一次減速 エンジンスプロケット / クラッチスプロケット比: 30/54 6 速コンスタントメッシュギア、車体左側ペダルによる操作 ギアスプロケット / リアスプロケット比: 16/44 変速比: 1 速 14/40 2 速 17/35 3 速 20/32 4 速 23/31 5 速 22/26 6 速 23/25 トランスミッションチェーン: メーカー: DID タイプ: 525 HV 2 サイズ: 5/8”x 5/16” リンク数: 112+1 オープンリンク 重要 上記のギア比は認可されたものですので、いかなるこ とがあっても変更してはいけません。 この車両を競技用に仕様変更する場合には、 Ducati モーター ホールディング社から特別なギア比に関する情報を提供い たしますので、 オフィシャルディーラーにお問い合わせ下さ い。 警告 リアスプロケットの交換作業は、オフィシャルディー ラーにお任せ下さい。 この部品の誤った交換作業はライ ダーの安全に深刻な危険をもたらし、 車両に回復不能な損傷 を与える原因となります。 J 100 フレーム ALS 450 スチール製パイプを用いたトレリスチューブフ レームおよび鋳造スチール製プレート ステアリングアングル ( 片方 ): 25° タイヤ フロント " チューブレス " ラジアルタイヤ サイズ: 120/70-ZR17 リア " チューブレス " ラジアルタイヤ サイズ: 200/55-ZR16 ホイール 7 スポークマグネシウム合金製リム フロント サイズ: MT 3. 50x17" リア サイズ: MT 6. 25x16" ホイールはシャフト取り外し可 J 101 サスペンション フロント 加圧倒立フォーク、 プリロード ( フォークインナースプリン グ ) 及びリバウンド / コンプレッションダンピング調整シス テム付き スタンションチューブ直径: TIN 加工 43 mm フォークレッグ作動長: 120 mm エキゾーストシステム ヨーロッパの汚染防止規制 EURO3 に適合した触媒システム USA. バージョン : 触媒システムなし カラーバリエーション マルボロレッド pal 926 D 399 PALINI、 クリアー、部品番号:228. 880 (PPG) コルサレッドフレーム、ブラックホイール ホワイトナンバーホルダー付きコルサレッド、部品番号: リア F_473. 101 (PPG) プレス使用リバウンド、 コンプレッション ( 高速 / 低速時 )、 クリアー、部品番号:228. 880 (PPG) スプリングプリロード調整可モノショックアブソーバー コルサレッドフレーム、ブラックホイール このシステムは車両に高い安定性をもたらします。 ショックアブソーバーストローク: 70 mm ホイールトラベル 124 mm J 102 エレクトリカルシステム 主要構成パーツは以下の通りです: ヘッドランプ : 電球:2 x H11 (12V-55W) パーキングランプ : 電球:2 x H16W (12V-6W) ハンドルバースイッチ: ターンインジケーター : フロント:LED リア:電球 : R10W (12V-10W) オレンジ 警告ホーン ストップランプスイッチ バッテリー、12V-10Ah ジェネレーター、12V-480W レギュレーター、バッテリー横に 30A の保護ヒューズ付き スターターモーター、12V-0. 7kW テールランプストップランプ : LED ナンバープレートランプ : 電球 : W5W (12-5W) 注意 電球の交換については 81 ページの " 電球の交換 " を参 照してください。 J 103 ヒューズ メインヒューズボックス (1、図 83) はフレーム左側に配置 されています。ヒューズの交換には、 各ヒューズの配置と定 格が表記された保護カバーを外してください。 ヒューズ(2)はエレクトロニックレギュレーターを保護しま す。交換の際は保護キャップを取り外して下さい。 切れたヒューズは、 インナーフィラメントが溶断しているこ とで確認できます (3、図 84)。 1 重要 回路のショートを防止するために、ヒューズ交換の前 には、イグニッションキーを OFF にして下さい。 図 83 警告 表示されている規定以外のヒューズは決して使用しな いで下さい。このルールを守らない場合には、 電気回路に損 傷を招き、火災の原因となります。 3 3 J 104 図 84 インジェクション / エレクトリカルシステム配線図凡例 1) 右側スイッチ 2) イモビライザーアンテナ 3) キースイッチ 4) ヒューズボックス 5) ファンリレー 6) 左サイドファン 7) 右サイドファン 8) スターターモーター 9) マスターヒューズ付きスターターコンタクター 10) " 耐震 " ダイオード 11) バッテリー 12) アース 13) レギュレーター 14) ジェネレーター 15) 右リアターンインジケーター 16) テールランプ 17) 左リアターンインジケーター 18) 燃料タンク 19) インジェクションリレー 20) データ取得 21) 自動診断コネクター 22) サイドスタンドスイッチ 23) スピードセンサー 24) ラムダセンサー 25) 左ホリゾンタルコイル 01 26) 右ホリゾンタルコイル 02 27) 左バーチカルコイル V3 28) 右バーチカルコイル V4 29) 左ホリゾンタルインジェクター 01 30) 右ホリゾンタルインジェクター 02 31) 左バーチカルインジェクター V3 32) 右バーチカルインジェクター V4 33) スロットルポジションセンサー 34) エンジン回転 / 作動センサー 35) 冷却液温度センサー 36) エンジン中央コントロールユニット 37) オイルプレッシャースイッチ 38) ニュートラルスイッチ 39) クラッチスイッチ 40) リアストップスイッチ 41) フロントストップスイッチ 42) 左側スイッチ 43) 警告ホーン 44) 気温センサー 45) バタフライ (Exup) バルブ 46) ターゲット 47) 計器類 ( インストルメントパネル ) 48) ランプリレー 49) 左フロントターンインジケーター 50) ヘッドランプ 51) 右フロントターンインジケーター 52) 左ホリゾンタルシリンダースパークプラグ 01 53) 右ホリゾンタルシリンダースパークプラグ 02 54) 左バーチカルシリンダースパークプラグ V3 55) 右側バーチカルシリンダースパークプラグ V4 J 105 配線カラー表 B 青 W 白 V 紫 Bk 黒 Y 黄 R 赤 Lb ライトブルー Gr グレー G 緑 Bn 茶 O オレンジ P ピンク ヒューズボックス凡例 ( 図 83) 配置 1 内容 キーオン、 スターターコンタ クター、 ラムダセンサー、 ス トップランプ ランプ 内容 インストルメントパネル インジェクション エンジンコントロールユ ニット ファン アンペア値 10 A 2 3 4 6 4 5 15 A 15 A 5 A 20 A 5 A 7. 5 A 注意 配線図はマニュアルの最後尾にあります。 J 106 定期点検メモ Km 1000 12000 24000 36000 48000 60000 Ducati サービスセンター名 走行距離 実施日 J 107 Stampato 10/2007 Cod. [. . . ] +39 051 6413111 Fax +39 051 406580 www. ducati. com [. . . ]

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