ユーザーズガイド DUCATI GT 1000

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マニュアル抽象的: マニュアル DUCATI GT 1000

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[. . . ] オーナーズマニュアル GT 1000 J 1 J 2 この度は当社の製品をお選びくださりありがとうございま す。お客様を喜んでドゥカティストの一員としてお迎えい たします。この新しい Ducati モーターサイクルが日常使用 のみならずロングツーリングにおいても、その走行が常に 快適で楽しいものでありますよう、Ducati モーターホール ディング社は願っております。 お客様に常により良いサービスをお届けするために、 Ducati モーターホールディング社は、このマニュアルに記 載された正しい使用方法、特に慣らしの項目に関して遵守 していただくようお客様にお願い申し上げます。そうする ことで、お客様の Ducati モーターサイクルは常にお客様 の要求に応えてくれるでしょう。 あらゆる修理作業や適切なアドバイスが必要な場合は、 Ducati 正規ディーラーの整備工場にお任せください。 他のどこよりも Ducati を熟知したエキスパート達がいつ も万全の体制でお客様のご要望にお答えいたします。 楽しいライディングを! メモ Ducati Motor Holding モーターホールディング社は、 本マニュアルの作成においての誤記および脱字について一 切の責任を負うものではありません。本マニュアルに記載 されている情報はすべて、発行の日付をもって最新のもの とします。Ducati Motor Holding モーターホールディング 社は、製品を改良、発展させていくために必要とされる、 あらゆる変更を行う権利を保有します。 安全性、保証、信頼性、そして Ducati モーターサイクル の価値のために、Ducati 純正部品のみをご使用ください。 警告 本マニュアルは車両の一部を形成するものであり、車 両を譲渡する場合には、常に新しい所有者に譲渡しなけれ ばなりません。 J 3 目次 20 ステアリングロック ハンドルバー左側スイッチ 21 22 クラッチレバー ( 23 ハンドルバー右側スイッチ スロットルグリップ 23 24 フロントブレーキレバー 25 リアブレーキペダル ギアシフトペダル 25 シフトペダルとリアブレーキペダルの調整 26 イントロダクション 保証 6 シンボルマーク 6 安全運転上の注意 7 最大積載量 8 製造番号 9 6 主要構成部品 / 装備 28 30 配置図 28 29 燃料タンクキャップ シートロックおよびヘルメットホルダー サイドスタンド 32 33 リアショックアジャスター 操作系 10 運転のしかた 34 34 操作類の位置 10 メーターパネル 11 液晶パネルユニットの機能 13 イモビライザーシステム 16 16 キー コードカード 17 スロットルグリップを使用したイモビライザーによるエン ジン作動禁止の解除手順 18 キーの複製 19 イグニッションスイッチと モーターサイクル使用初期の注意事項 始動前のチェック 35 エンジンの始動 36 モーターサイクルの発進 38 ブレーキング 38 モーターサイクルの停止 39 駐車 39 燃料補給 40 41 工具セット J 4 主な整備作業とメンテナンス ブレーキ / クラッチ液量のチェック 42 44 ブレーキパッドの摩耗チェック ジョイント部への給油 45 スロットルケーブルの調整 46 47 バッテリーの充電 チェーンテンションの点検 49 チェーンの注油 50 ライトバルブの交換 51 フロント方向指示器 53 54 リア方向指示器 55 ナンバープレートライト ストップライト 56 ヘッドライトの光軸調整 57 タイヤ 58 エンジンオイル量の点検 60 61 スパークプラグの清掃と交換 清掃一般 62 長期間の保管 63 外国のオーナーにとって重要な事項 63 42 全体寸法 (mm) 68 重量 68 補給 69 エンジン 70 タイミングシステム 70 性能データ 71 ブレーキ 71 トランスミッション 72 フレーム 73 ホイール 73 タイヤ 73 スパークプラグ 73 燃料供給: 74 サスペンション 74 エキゾーストシステム 74 カラーバリエーション 74 電装 75 技術仕様 68 定期点検メモ 79 メンテナンス 64 64 メンテナンスプログラム: 公認の整備工場で行うメンテナンス メンテナンスプログラム: お客様が行えるメンテナンス 67 J 5 イントロダクション シンボルマーク Ducati Motor Holding モーターホールディング社は、お客 様がモーターサイクルをより良く理解できるよう、本マ ニュアルを注意深く読まれることをお薦めします。お客様 のモーターサイクルについて、お問い合わせのある場合に は、ご購入先の正規ディーラーあるいは公認の整備工場に お尋ねください。スタッフからの最新の情報は、お客様の 走行に役立つでしょう。また Ducati モーターホールディン グ社は、本マニュアルが、快適で楽しい走行と、お客様の モーターサイクルの素晴しい性能を長い間変わらずに保て る一助となることを望んでいます。本マニュアルには特別 な意味を持つ注記を盛り込んでいます。 保証 お客様ご自身、および 製品の信頼性を保証するために、特に専門的技術が要求さ れる整備作業は、Ducati 正規ディーラーあるいは公認の整 備工場にお任せいただくよう強くお薦めします。 Ducati 正規ディーラースタッフは高度に熟練しており、最 適な器具を使用して作業を行う能力を保持し、また、 Ducati 純正部品だけを使用して、 「ロングライフ」 「円滑な 作動」 「完璧な互換性」について最良な保証をいたします。 全ての Ducati モーターサイクルには保証書が添付されて います。しかし、車両を競技やそれに類することに使用し た場合には保証の対象外となります。また保証期間中に、 たとえ車両の一部でも Ducati 純正部品でないものと交換 したり、また改造・変更した場合は、Ducati モーター社の 保証は適用されません。 警告 この説明を遵守しなかった場合、重度の負傷および死 亡に至らしめる危険性があります。 重要 モーターサイクルおよびその部品類に 損傷を与える危険性があります。 メモ 作業上の追加注意事項です。 文中の「右」 、 「左」の表記は車両の進行方向に向かっての 位置を示します。 J 6 安全運転上の注意 警告 運転する前に読んでください。 多くの事故はしばしば不慣れなために起こります。走行する 際は常に免許証を携帯していることを確認して下さい。免許 証はお客様のモーターサイクルの運転に適したものが必要で す。 お客様のモーターサイクルを未経験者、および有効免許証を 持っていないライダーに貸してはいけません。 ライダーおよびパッセンジャーは、常に適切なライディング ウエアーを着用し、安全なヘルメットを被らなければなりま せん。 視界を制限したり、引っかかって操作の妨げになるアクセサ リーや物が付いていない、適切なライディングウエアーを着 用してください。 屋内では絶対にエンジンを始動させないでください。排気ガ スや排煙は 有毒で、意識喪失や場合によっては 短時間で死亡に至る危険性ももたらします。 ライダーおよびパッセンジャーは、モーターサイクルが動い ている間は足をフットレストに載せていて下さい。 急な進路変更や、 路面状況の変化に対処できるよう、ライダーは 常に両手で しっかりとハンドルバーを保持し、パッセンジャーは常に両 手で後部シートの専用ベルトをしっかりと保持してくださ い。 走行地域の道交法、および法律を遵守して運転してくださ い。 常に指示された速度制限を厳守するとともに、視界や道路条 件、混雑の状況に合わせて、適切な速度を守ってください。 車線変更をする時や曲がろうとする時は、常に適時に方向指 示器を使用して 合図してください。 良好な視界を保ち、前方の車両の " 死角 " に入って走行しな いようにしてください。 交差点や、私有地の出口に近い場所、駐車場、高速道路への 進入路等を走行する場合は充分に注意してください。 給油時は常にエンジンを停止し、給油の際、エンジンやエキ ゾーストパイプにガソリンをこぼさないよう特に注意してく ださい。 給油時は絶対に喫煙しないでください。 給油の際に、人体に有毒な気化した燃料を吸い込む可能性が あります。もしも燃料が皮膚や衣服に付着した場合は、直ち に石鹸と水で洗浄し衣服を取り替えてください。 モーターサイクルから離れる場合は、常にキーを抜いてくだ さい。 エンジン、エキゾーストパイプ、マフラーはエンジン停止後 も長時間熱くなっています。 警告 エキゾーストシステムは、エンジンスイッチを切った 後も熱い場合があります。エキゾーストシステムに接触し ないよう十分に注意し、車両を木材、木の葉などの可燃物 のそばに駐車しないようにして下さい。 モーターサイクルは人や物がぶつからないような場所にサ イドスタンドを使用して駐車してください。 平坦でない場所や柔らかい土壌には駐車しないでください。 モーターサイクルが転倒する恐れがあります。 J 7 最大積載量 お客様のモーターサイクルは、許容最大重量の荷物を積載 しても、長距離を安全かつ快適に走行できるよう設計され たものです。 モーターサイクル上にバランス良く重量を配分することは 通常の安全走行に必要な注意で、特に凸凹道を走行したり、 急な進路変更を必要とする時のトラブルを避けるため重要 です。 積載量について 走行時の全車体重量は ライダー、パッセンジャー、荷物、オプションパーツの重 量を含んだ合計で、次の値を超えてはなりません。 390 Kg. 6) に "MAInt" と表示された場合は、 定期点検の時期に来ていることを知らせます。 キーを ON の 位置に回すたびに 5 秒間ディスプレイに表示されます。 ディスプレイに "MAInt" と表示された場合は、DUCATI 正規 ディーラーか公認のサービスセンターにご連絡ください。 メーターパネルのバックライト キーを ON の位置に回し、5 秒以内にボタン (B、図 6) を 押すと、ボタンを押すごとにメーターパネルの輝度が変わ ります。 警告 メーターパネルコントロールボタンを操作する場合 は、モーターサイクルを停車してから行ってください。運 転中には決してメーターパネルコントロールボタンを操作 しないでください。 J 14 ヘッドライトの自動消灯機能 ヘッドライトが自動的に消えるので、バッテリーの消費を 抑えることが出来ます。 次の 2 つの場合、この機能は作動します: - ひとつは、キーを OFF から ON に回した後、エンジンが 始動されなかった場合。60 秒経つとヘッドライトは消 え、次にキーを OFF から ON に回した時にのみ、または エンジンを始動した結果として、再び点灯します。 - 次は、モーターサイクルを通常に使用した後、ヘッドラ イトが点灯したまま、エンジンストップ (1, 図 13) の ボタンを使ってエンジンを止めた場合。この場合、エン ジンを止めてから 60 秒経つとヘッドライトは消え、次 にエンジンを始動した時、あるいはキーを OFF から ON に回した時に再び作動します。 メモ エンジン始動のときも、システムではヘッドライトが いったん消えるようにします。エンジンがスタートしてか ら再び点灯します。 J 15 イモビライザーシステム このモーターサイクルは、盗難防止機能の向上のためイモ ビライザーを装備しています。イモビライザーはイグニッ ションスイッチ OFF 時にエンジンの作動を禁止する電子シ ステムです。 出力信号を調整する電子装置が各イグニッションキーの ハンドグリップに内蔵されています。この信号はイグニッ ションを ON に回した時、スイッチに内蔵された特殊アン テナから出力され、毎回変更されます。この変調信号は 「パスワード」として機能し、 「認可」イグニッションキー がエンジンの始動に使用されていることを CPU に伝達しま す。CPU は信号を認識すると、エンジンを始動させます。 警告 キー A ( 赤色 ) には、キーをベストな状態に保ち、 他のキーとの接触を防ぐためゴム製のカバーが取り付けら れています。必要な場合以外は絶対にこのカバーを取り外 さないでください。 キー B は通常使用するイグニッションキーで、以下に使用 します。 - エンジン始動 - 燃料タンクキャップのロック解除 - シートのロック キー A にはキー B と同様の機能があります。 また必要な場 合は、黒色キーの削除および再プログラムができます。 キー ( 図 7) J オーナーに支給されるキーは以下の 1 組です。 - キー A (1 本 ) ( 赤色 ) この「赤いキー」はメンテナンスの道具であり、モーター サイクルのイモビライザーシステムの一部です。キーには イモビライザーシステムの「コード」が内蔵されており、 日常には使用しないでください。メンテナンス作業を実施 するために、Ducati ディーラーは、お客様にこのキーを持 参するように尋ねる場合があります。安全のために、この 赤いキーは交換することはできません。メンテナンス作業 にキーが必要な時、キーを提供できない場合は、エンジン コントロールユニット、メーターパネル、イグニッション 装置を交換する必要が生じ、これらの交換費用はかなり高 く、またお客様の負担となります。赤いキーは安全な場所 に保管してください。 - キー B (2 本 ) ( 黒色 ) B A 1 16 図7 メモ 3 本のキーには識別番号を記載した小型プレート (1, 図 7) が付属しています。 警告 キーはそれぞれ別の場所に保管してください。プレー ト (1, 図 7) およびキー A は安全な場所に保管してくださ い。 モーターサイクル使用時には、2 本のうちのどちらか 1 本 の同じ黒色キーを常に使用することをお薦めします。 コードカード キーには以下が記載されたコードカード ( 図 8) が付属し ています。電子コード (A、図 9) は、イグニッションキー を ON にしてもモーターサイクルが始動しないなど、エン ジンの作動のブロック時に使用します。 図8 警告 コードカードは安全な場所に保管してください。ただ し、スロットルグリップを使用した手順に従いロック解除 しなければならない場合に必要となるので、モーターサイ クルを運転する際には電子コードが印刷されているコード カードを携帯するようお薦めします。 イモビライザーシステムに不具合がある場合、橙色の EOBD パイロットランプ (7, 図 4. 1) が点灯するので、以下の方 法で「エンジン作動禁止」機能を無効にできます。 ただしこの操作は、コードカードの電子コードを知ってい る場合にのみ実施可能です。 A 図9 J 17 スロットルグリップを使用したイモ ビライザーによるエンジン作動禁止 の解除手順 たままとなります。この場合は、キーを OFF の位置に 戻し、手順 1 から何度でもやり直すことができます。 メモ J スロットルグリップを設定時間より早く戻した場合、 1) キーを ON に回し、スロットルを全開に保持します。そ パイロットランプが再度点灯します。 のままの状態にします。 8 秒後に EOBD (7, 図 4. 1) パイロットランプが消灯し この場合、キーを OFF にして回して、手順 (1) からやり直 さなければなりません。 ます。 2) EOBD パイロットランプが消灯したら直ちにスロットル を戻します。 3) ここで、解除用の電子コードを入力します。このコー ドは、納車時にディーラーからお客様に渡される CODE CARD に記載されています。EOBD パイロットランプが再 び点灯し、点滅します。 EOBD パイロットランプ (7, 図 4. 1) の点滅回数がシー クレットコードの最初の数字と同じになるまで数えま す。 スロットルグリップを全開のポジションにします。1 桁 目の入力が認識されると、EOBD パイロットランプが 4 秒間点灯します。スロットルグリップをまったく操作 しないと、EOBD パイロットランプが 20 回点滅した後、 点灯状態になります。この場合は、手順 1 からやり直 す必要があります。 4) EOBD パイロットランプが消灯したら直ちにスロットル を戻します。 5) 手順 (3) と (4) をコードの最終桁まで繰り返します。 6) スロットルグリップを放した時コードが正しく入力さ れていると、EOBD パイロットランプが点滅して解除が 行われたことを示します。4 秒後にパイロットランプは 通常の状態(消灯)に戻ります。コードが正しく入力 されなかった場合は、EOBD パイロットランプが点灯し 18 作動値 イグニッションキーを ON から OFF に回すたびに、イモビ ライザーがエンジンの作動を禁止します。エンジンを始動 するため、イグニッションキーを再度 OFF から ON に戻す と以下のようになります。 キーの複製 キーを複製したい場合は、お手持ちのすべてのキー、およ びコードカードを DUCATI サービスネットワークにお持ち ください。 DUCATI サービスが合計 8 本まで新しいキーのプログラムお よびオリジナルキーの再プログラムを行います。 この時お客様がモーターサイクルの正当な所有者である証 明を求める場合があります。必ず証明できる書類をお持ち ください。 お持ちにならなかったキーのコードは、キーを紛失した場 合使用できないようにするためメモリから削除されます。 1) CPU がコードを認識すると、メーターパネルのパイ ロットランプ (6, 図 4. 1) が短時間点滅します。これ はイモビライザーシステムがキーコードを認識し、エ ンジン始動が可能なことを示します。START ボタン (2, 図 13) を押すと、エンジンが始動します。 2) パイロットランプ (6, 図 4. 1) または EOBD パイロット ランプ (7, 図 4. 1) が点灯したままの状態の場合は、 コードが認識されなかったことを示します。この場合、 メモ イグニッションキーを OFF に戻し、再度 ON にします。 モーターサイクルを売却された場合は、必ずすべての これでもエンジンが始動しない場合は、もう 1 本の黒 キーおよびコードカードを新しい所有者にお渡しください。 色キーで試してみてください。このキーでも始動しな い場合は、DUCATI サービスネットワークにご相談くだ さい。 3) パイロットランプ (6, 図 4. 1) が点滅したままの場合 は、イモビライザーシステムの不具合がスロットルグ リップを使用した解除手順などによりリセットされた ことを示します。キーを OFF にしてから ON に戻すと、 イモビライザーパイロットランプは正常作動に戻りま す(手順 1 参照) 。 警告 キーは電子部品を内蔵しています。落とす、またはぶ つけると損傷する恐れがあります。 作業中は 1 本のキーのみを使用してください。複数のキー を使用すると、使用するキーのコードをシステムが認識で きない場合があります。 J 19 イグニッションスイッチと ステアリングロック ( 図 10) 燃料タンクの前に配置され、4 つのポジションが選べます。 A) B) C) D) ON: ライト ON、エンジン作動 OFF: ライト OFF、エンジン停止 LOCK: ステアリングロック P: パーキングライトおよびステアリングロック B A C D メモ キーを (C)、(D) の位置にするには、押してから回し てください。(B)、(C)、(D) の位置ではキーを引き抜くこ とができます。 図 10 J 20 ハンドルバー左側スイッチ ( 図 11) 1) ライト切り替えスイッチ = 2 つのポジションがありま す。 - ポジション = ロービーム - ポジション = ハイビーム 2) スイッチ = 方向指示器には 3 つのポジションがあ ります。 - 中央 = OFF - ポジション = 左折 - ポジション = 右折 方向指示器を消すには、 中央に戻ってきたレバーを押してください。 3) スイッチ 4) スイッチ = 警告ホーン = ハイビーム点滅 1 4 2 3 図 11 J 21 クラッチレバー ( 図 12) 4 1 クラッチを操作するレバー(1)にはアジャスター(2)が 付いており、レバーとグリップとの間隔を調整できます。 調整手順は、レバー (1) を完全に前方に放した状態でア ジャスター (2) を 4 つのうちの 1 つの位置に回します。以 下の点に注意してください: 1 の位置ではレバーとグリップの間隔が最大になり、4 では 最小になります。 レバー (1) を引くと、エンジンの回転がトランスミッション およびリアホイールに伝わらなくなります。クラッチの適 切な操作は、スムーズなライディング、特に発進時に重要 です。 3 2 2 警告 クラッチレバーの調整は、モーターサイクルを停止し た状態で行ってください。 重要 クラッチレバーを正しく操作することで、トランス ミッションのダメージを回避し、モーターサイクルの寿命 を延ばすことができます。 メモ エンジンは、サイドスタンドを下ろしてトランスミッ ションをニュートラルにしたまま始動できます。ギアを入 れた状態でモーターサイクルを始動する場合は、クラッチ レバーを引いてください。この場合、必ずサイドスタンド を上げてください。 J 22 1 図 12 ハンドルバー右側スイッチ ( 図 13) 1) ENGINE STOP(エンジン停止)スイッチ = 2 つのポジ ションがあります。 - ポジション (RUN) = エンジン作動 - ポジション (OFF) = エンジン停止 警告 このスイッチは、エンジンを直ちに停止させることが 必要な緊急時等に使用することを目的としています。エン ジン停止後は、 再始動可能なようにスイッチを作動 ポジションに戻してください。 1 3 重要 ライトを点灯させて走行し、スイッチ (1) でエンジン を切りキーを ON の状態にしたままにするとライトが点いた ままになるのでバッテリーを消費する原因になります。 2) スタータースイッチ = エンジン始動 2 図 13 スロットルグリップ(図 13) ハンドルバー右側のスロットルグリップ (3) は、スロット ルバルブを開く操作をします。スロットルを開けている時 にグリップの握りを緩めると、自動的に元の位置 ( アイド リング状態 ) に戻ります。 J 23 フロントブレーキレバー ( 図 14) レバー (1) をグリップの方向へ引くと、フロントブレーキ を作動させることができます。このレバーは油圧で作動す るため、軽く握るだけで充分です。 この機種にはアジャスター (2) が付いており、レバーとグ リップとの間隔が調整できるようになっています。 調整手順は、レバー (1) を完全に前方に放した状態でア ジャスター (2) を 4 つのうちの 1 つの位置に回します。 以下の点に注意してください: 1 の位置ではレバーとグリップの間隔が最大になり、4 では 最小になります。 警告 クラッチレバーの調整は、モーターサイクルを停止し た状態で行ってください。 1 2 図 14 警告 これらのレバーの操作を行う前に、以下に示された ページ 36 の指示をお読みください。 J 24 リアブレーキペダル ( 図 15) ペダル (1) を下に踏むことで、リアブレーキが機能しま す。 システムは油圧式で作動します。 1 図 15 ギアシフトペダル(図 16) ギアシフトペダルには自動的に戻る中央のニュートラル位 置 N とその他 2 方向に作動します。 下方 = 1 速へのチェンジおよびシフトダウンはペダルを下 に押します。ニュートラルのポジションから 1 速にチェン ジした時に、 メーターパネルのパイロットランプ N が消え ます。 上方 = 2 速ギア、そして引き続き 3 速、4 速、5 速 、6 速 へシフトアップしていくときはペダルを上げます。 1 回の操作が一速分のチェンジに相当します。 6 5 4 3 2 N 1 図 16 J 25 シフトペダルとリアブレーキペダル の調整 ライダーの好みに合わせて、フットレストに対するシフト ペダルやリアブレーキペダルの位置を調整できます。 シフトペダルの調整は以下の手順で行います: リンケージ (1) を固定して、 ロックナット (2) および (3) を緩めます。 2 1 3 メモ ナット (2) は逆ネジです。 リンケージ (1) の六角形部分にスパナをかけて回し、シフ トペダルを好みの位置に合わせます。 リンケージに対して両方のロックナットを締めます。 図 17 J 26 リアブレーキペダルの調整は以下の手順で行います: ロックナット (4) を緩めます。 アジャスター (5) を回して、ペダルを好みの位置に合わせ ます。 ロックナット (4) を締めます。 ペダルを手で押しながら、ブレーキがかかり始めるまでに 約 1. 5 ~ 2 mm の遊びがあるかを確認します。 遊びが上記の範囲にない場合には、ポンプのマスターシ リンダーロッドの長さを次の手順で調整します。 ロッドの上にあるロックナット (6) を緩めます。 ロッドをフォーク (7) に締め込むと遊びが増加し、緩める と遊びが減少します。 ロックナット (6) を締めてロッドを固定し、再度遊びを確 認します。 4 5 6 7 図 18 J 27 主要構成部品 / 装備 4 2 5 配置図 1) 2) 3) 4) 5) 6) ( 図 19) 燃料タンクキャップ シートロックおよびヘルメットホルダー サイドスタンド バックミラー リアショックアジャスター 触媒装置(USA バージョンを除く) 6 3 1 J 28 6 図 19 燃料タンクキャップ ( 図 20 および 図 21) 開け方 キャップのプロテクションカバー (1) を起こし、イグニッ ションキーを差し込み、時計回りに 1/4 回転回してロック を解除すれば、キャップを開けることができます。 キャップ (2) を持ち上げてください。 閉め方 キーの差し込まれたキャップを閉じ、キーを反時計回りに 元の位置に回してから抜き取ります。プロテクションカ バー (1) を閉めます。 1 メモ キャップはキーが差し込まれていないと閉じられま せん。 図 20 警告 給油を行った後は(ページ 40 参照)毎回必ずキャッ プが正しい位置できちんと閉められているか確認してくだ さい。 2 1 図 21 J 29 シートロックおよびヘルメットホル ダー 開け方 ( 図 22) 錠 (1) にキーを挿し込み時計方向に回してフレームから シートの留め金を外します。フレームのフック (2) から シートのストッパー (3) を抜き取り、シートを後方に引い て抜き取ります。 0 OP 2 E N 1 1 図 22 4 3 J 30 図 23 フレームの後方のシート下に、ドライバーとパッセン ジャーのためのヘルメットフック (4, 図 23 - 図 24) があ ります。ヘルメットにヘルメットホルダーケーブルを通し、 ケーブルの端をフックに取り付けます。ヘルメットを下げ、 シートを元の通りに固定します。 4 警告 この装置はモーターサイクルを駐車させている間にヘ ルメットを安全確実に保持しておくためのものです。走行 中はヘルメットを車体から下げておかないでください。運 転操作の妨げになり、車両のコントロールを失う危険性が あります。 閉め方 全ての構成部品や装備がシート下のスペースに正しく収め られ固定されていることを確認してください。フレームの フック (2, 図 22) にシートのストッパー (3, 図 23) を挿 し入れてから、シートの後端部分を錠の掛け金がカチッと 音がするまで押し込みます。シートがフレームにしっかり と固定されたことを確認し、キーを錠 (1, 図 22) から抜い てください。 図 24 J 31 サイドスタンド 重要 ( 図 25) メモ 定期的にスタンド ( 内側と外側 2 つのスプリングの 損傷と摩耗 ) と安全センサー (2) の作動を点検することを お薦めします。 サイドスタンドを使用する前に、地面が適している か、平らであるかを確かめてください。柔らかい地面、砂 利、日光で柔らかくなったアスファルト等にパーキングす ることは、モーターサイクルに損傷をもたらす転倒の原因 となります。 もしも傾斜面にパーキングする場合、常にリアホイール側 を斜面の低い方になるようにしてください。 サイドスタンドを使用するには、つま足で ( ハンドルバー を両手でつかんでモーターサイクルを支えながら ) スタン ドのフック (1) を止まるまで矢印方向に押します。次に モーターサイクルを、スタンドがしっかりと路面に着くま で徐々に傾けていきます。 メモ エンジンは、サイドスタンドを下ろしてトランスミッ ションをニュートラルにしたまま始動できます。ギアを入 れた状態でモーターサイクルを始動する場合は、クラッチ レバーを引いてください。この場合、必ずサイドスタンド を上げてください。 警告 サイドスタンド使用時には、モーターサイクルにまた がらないでください。 サイドスタンドを元の位置 ( 水平位置 ) に戻すには、 モー ターサイクルを右側に傾けながら、足の甲でフック (1) を 持ち上げます。 2 1 J 32 図 25 リアショックアジャスター ( 図 26) リアショックアブソーバーは荷重に合わせて調整できるよ う外部アジャスターを装備しています。 アブソーバー上部の 2 枚のリングナット (1) は、 スプリン グプリロードの調整に使用します。 スプリングプリロードを変更するには、リングナットを回 します。リングナットを締めたり緩めたりして、プリロー ドを強くしたり弱くしたりします。 標準設定はプリロードの最小値。そのポジションから、4 ポジション 1 段 = 4 mm のみ増加させることができます。 ショックアブソーバーのプリロードスプリングの標準長: 214±1, 5 mm. 1 1 図 26 J 33 運転のしかた モーターサイクル使用初期の注意事 項 エンジン最大許容回転数 ( 図 27) 慣らし運転期間中および通常使用においてのエンジン最大 許容回転数: 1) 1000 km まで 2) 1000 ~ 2500 km まで 1000 1000 km 2500 1000 km まで 最初の 1000 km までは、タコメーターの制限された回転数 を絶対に超えないでください: 5, 500 ~ 6, 000 rpm. [. . . ] 差動ピストンブレーキキャリパー メーカー: BREMBO 型式: 30/32 ピストン ブレーキパッド材質: Toshiba TT 2172 HH. ポンプ形式: PSC 16/25. リア 孔開き固定式ディスク ブレーキレース素材: ステンレススチール ディスク径: 245 mm 車体右側ペダルによる油圧作動。 有効面積: 25 cm2. ブレーキパッド材質: Toshiba TT 2172 HH. ポンプ形式: PS 11 警告 ブレーキ液は侵食性があります。液が付着した部分は 大量の流水で洗浄してください。 J 71 トランスミッション 湿式多板式クラッチ ハンドルバー左側レバーによる油圧作 動。 エンジンとギアボックスメインシャフト間の駆動伝達はス トレートカットギアによる。 変速比 33/61. ギア 6 速 左側ペダル操作によるギアチェンジ ピニオン / スプロケット比 15/39. 総ギア比: 1 速 15/37 2 速 17/30 3 速 20/27 4 速 22/24 5 速 24/23 6 速 28/24 チェーンによるギアボックスとリアホイール間駆動伝達: メーカー: RK 型式: 525 GXW サイズ: 5/8" x 5/16" リンク数: 100. 重要 上記のギア比は認可されたもので、どのような場合で も変更してはいけません。 この車両を競技用に仕様変更する場合には、Ducati モー ターホールディング社から 特別なギア比に関する情報を提 供いたします。取り扱いと純正交換部品に関しては、正規 ディーラーまたは公認の整備工場にお問い合わせください。 警告 リアスプロケットの交換作業は、正規ディーラーまた は公認の整備工場にお任せください。誤った交換作業はラ イダーおよびパッセンジャーの安全に深刻な危険をもたら し、車両に回復不能な損傷を与える原因になります。 J 72 フレーム トレリスフレーム、上部は特に耐久性のあるアルミニウム チューブ。 ステアリング切れ角 ( 左右 ): 28°. トレール: 92 mm タイヤ フロント ラジアルチューブタイヤ サイズ: 120/70-R17. リア ラジアルチューブタイヤ サイズ: 180/55-R17. ホイール スポークリム フロント サイズ: 3. 50 x 17" リア メーカー: BREMBO サイズ: 5. 50 x 17" フロントホイールのアクスルシャフトは取り外し可能です。 スパークプラグ メーカー: CHAMPION 型式: RA 6 HC. または メーカー: NGK 型式: DCPR8E J 73 燃料供給: MARELLI 間接電子インジェクション CPU 5AM2 スロットルボディ口径: 45 mm 各気筒ごとインジェクター: 1 各気筒ごとホール: 1 燃料: 95-98 RON エキゾーストシステム 排気ガス規制 Euro 3 に準拠した触媒を採用。 カラーバリエーション シルバー 部品番号:928D151 (PAL) ライトメタルグレー 部品番号:*0026 (PPG) クリアー 部品番号:228. 880 (PPG) ブラックカラーフレーム、クロムリム ホワイトストライプ付き Ducati ルシッドブラック 248. 514 (PPG) 透明 228. 880 (PPG); フレームはブラック、リムはクロームメッキ サスペンション フロント 軽量油圧式倒立フォーク フォーク径: 43 mm 作動長: 120 mm リア スプリングプリロード調節可能ダンパーは、下部はスチー ル製スイングアーム下部に、上部はフレームに接合。この システムは、モーターサイクルに高い安定性をもたらしま す。 ダンパーストローク: 94. 5 mm ホイールトラベル 133 mm J 74 電装 主要構成パーツは以下の通りです。 フロントヘッドライト: バルブタイプ: H4 (12V-55/60W). パーキングライト: バルブタイプ: W5W (12V-4W). ハンドルバースイッチ : 方向指示器 : バルブタイプ: W16W (12V-16W). 警告ホーン ストップライトスイッチ バッテリー、12V-10 Ah. [. . . ] B/W R/Bk Bk R/Y W/G O R/Y Bk Bk/G Bn/W IAW5AM BODY 1 BODY 8 BODY 24 BODY 13 BODY 28 BODY 9 BODY 33 BODY 11 BODY 32 BODY 22 BODY 7 BODY 27 BODY 4 BODY 17 BODY 38 BODY 6 BODY 16 ENGINE 38 ENGINE 10 ENGINE 28 ENGINE 37 ENGINE 32 ENGINE 3 ENGINE 20 ENGINE 13 ENGINE 22 ENGINE 14 ENGINE 5 Bk Bk/B W/B G B/Y W/B G/W B Bk/V O/W R/G AMP AMP 16 17 AMP Bk/B G/B Lb O/B P/Bk R/Y R/Bk W/R Bn/Bk O/W 33 Gr/B Gr/G P/Y G/Y Bn/R O Bk/G Gr/Bk Bn/R Gr/R Bk/G Bk/G sc. 1B sc. 1A field Bk/V Gr W V Lb Bk/G W O Bn/R Bk G Bk/G Bn/R W/R W/G R/B W/Bk R/Y Y/Bk W R/B V/Bk Bk/G G/R Bk/V Bn/R Gr/Bk G/Bk E29 A E14 B E22 E13 D + f 2 3 Bk/G B HI LO G O Gr TURN RBk BY RY DIMMER PUSH OFF RBk Br PASSING R/B Gr/R Y/G R/B Gr/R W/Y C R PUSH OFF BkW BkY HORN N L ENGINE 23 ENGINE 25 ENGINE 35 ENGINE 34 ENGINE 29 ENGINE 18 ENGINE 9 ENGINE 19 ENGINE 17 3 2 1 SSS 1 2 3 4 AMP Bn/W Bn/W HALL 2 1 AIR/PRESS GND f 1 1 3 2 1 A C B 2 1 2 1 1 38 36 2 OIL MOT POT f f f f f f f f f 1 2 1 2 32 31 3 2 30 29 28 27 1 2 1 A B C GT1000 f 34 f A B C D f V O 19 V O W/R 18 20 f f f f 26 25 24 23 SPEED Bk 41 40 38 G/Y P/Y 2 2 N. C. f 39 37 35 22 Gr/G 21 Gr/B 3 f 1 2 2 1 3 2 1 f [. . . ]

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