ユーザーズガイド HP STORAGEWORKS DAT 160 SCSI TAPE DRIVE STORAGEWORKS DAT SCSIテープドライブ ユーザーガイド (Q1573 - 90910, 2007年2月)

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マニュアル抽象的: マニュアル HP STORAGEWORKS DAT 160 SCSI TAPE DRIVE STORAGEWORKS DAT SCSIテープドライブ ユーザーガイド (Q1573 - 90910, 2007年2月)

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[. . . ] HP StorageWorks DAT SCSIテープ ドライブ ユーザー ガイド 製品番号: Q1573–90910 第2版: 2007年2月 ご注意 © Copyright 2005, 2007 Hewlett-Packard Development Company, L. P. 本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。Hewlett-Packard Company製品およびサービスに対する保証について は、当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではあり ません。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対して、責任を 負いかねますのでご了承ください。 Microsoft、Windows、Windows XP、およびWindows NTは、米国におけるMicrosoft Corporationの登録商標です。 UNIXは、The Open Groupの登録商標です。 目次 本書について . . 9 9 9 10 10 11 11 対象読者 . 表記上の規則および記号 HPテクニカル サポート . [. . . ] その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こす恐れがある警告事項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの消失を引き起こす恐れがある注意事項を表します。 重要: 詳細情報または特定の手順を示します。 注記: 補足情報を示します。 HPテクニカル サポート この製品のテクニカルサポートについては、次のHPサポートのWebサイトに記載されています。 10 本書について http://www. hp. com/support(日本語) 製品の保証 HP StorageWorks製品の保証については、保証に関する次のWebサイトを参照してください。 http://www. hp. com/go/storagewarranty(日本語) HP Webサイト その他の製品情報については、以下のHP Webサイトを参照してください。 • • • • http://www. hp. com(英語) http://www. hp. com/go/storage(英語) http://www. hp. com/support/manuals(英語) http://www. hp. com/support/downloads(英語) DAT SCSIテープ ドライブ 11 12 本書について 1 はじめに HP StorageWorks DATテープ ドライブの各モデル 本書では、次のHP StorageWorks DAT SCSIテープ ドライブ モデルの取り付けと操作の方法につい て説明します。 • HP StorageWorks DAT 160 • HP StorageWorks DAT 72 • HP StorageWorks DAT 40 製品仕様の詳細は、HPのWebサイトhttp://www. hp. com(英語)を参照してください。 1. イジェクト ボタン 図1 HP StorageWorks DAT 160テープ ドライブの正面側 DAT SCSIテープ ドライブ 13 1 2 3 1. イジェクト ボタン 図2 HP StorageWorks DAT 72および40テープ ドライブの正面側 サポートされているオペレーティング システム HP StorageWorks DAT SCSIドライブは、Windows® 、NetWare、UNIX、Tru64、Linux、など主要なオペレー ティング システム搭載のサーバに接続できます。サポートされているオペレーティング システムのバージョ ンの最新情報については、HPのWebサイトhttp://www. hp. com/go/connect/(英語)で「 HP StorageWorks Tape Software Compatibility 」の項を参照してください。 ドライブをサーバに接続する方法 次にガイドラインを示します。 • 最適なパフォーマンスを得るには、SCSIバスにテープ ドライブのみを接続します。 • SCSIバスは必ずターミネートしてください。 • テープ ドライブをディスク ドライブまたはRAIDコントローラと同じSCSIバスに接続しないでください (ProLiantサーバでSmartアレイ6i RAIDコントローラを使用して接続している場合を除く)。 サーバにSCSIホスト バス アダプタ(HBA)を適切に取り付けて設定するか、または内蔵型のSCSIコント ローラと適切なSCSIケーブルを入手する必要があります。 SCSIバス タイプが重要な理由 SCSIバス タイプによって、バス上のデバイス間のデータ転送速度および使用可能なケーブルの最大 長が決まります。このドライブは、バースト転送速度160MB/秒に対応しています。このパフォーマンス 水準を引き出すには、同等またはそれ以上の仕様のSCSIバスにドライブを接続してください。これに は、以下のものが必要です。 • Ultra160またはUltra320 SCSIバス。ドライブをより低い仕様のSCSIバスに接続しても動作します が、データの転送速度は低下します。 • LVD定格SCSIケーブルとターミネータ。LVDインターフェースによって、データはドライブの最高速 度で転送されます。 14 はじめに 注記: ドライブと高電圧ディファレンシャル(HVD)SCSIデバイスとの互換性はありません。 表2 SCSIバスのサポート タイプ SCSIバスのタイプ Ultra160 LVD、Ultra320 LVD Ultra2 LVD、Ultra Wide LVD Ultra wide、SE Ultra narrow、SE High Voltage Differential(高電 圧ディファレンシャル) サポート はい。推奨構成です。 はい。使用可能ですが、パフォーマンスが低下する場合があります。 はい。ただし、パフォーマンスが低下するので、この構成はお勧めできません。 はい。ただし、パフォーマンスが極端に低下し、適切なケーブルまたはアダプ タが必要になるので、お勧めできません。 いいえ。ドライブは動作しません。また、ドライブやコントローラが破損する ことがあります。 SCSIバス タイプとSCSI IDを確認する方法 多くのオペレーティング システムでは、HP Library & Tape ToolsをHP StorageWorks Tape CD-ROMまた はHPのWebサイトhttp://www. hp. com/jp/ltt/(日本語)からインストールして実行し、サーバの現在の設 定を確認できます(「診断ツール」(55ページ)も参照)。これによって、使用中のSCSIバスとSCSI IDに 関する情報を入手できます 内蔵テープ ドライブの取り付け要件 マウント用ベイ HP StorageWorks DATテープ ドライブを取り付けるには、業界標準の5 ¼インチのハーフハイト ベイが必要 です。電力要件は、次のとおりです。 表3 電力要件 電圧 5V 12V 1. 54A 0. 26A 電流(通常時) DAT 160 DAT 72/40 0. 7A 0. 3A DAT 160 1. 61A 1. 3A 電流(最大) DAT 72/40 0. 8A 1. 0A マウント用部品 通常のサーバには、マウント用トレイやレールは必要ありません。デバイスをサーバのシャーシに挿入し、 ネジで固定するだけです。一部のサーバには、トレイとレールが内蔵されています。 その他の業界標準サーバ用のレール キットも使用できます。詳細については、HPのWebサイト http://www. hp. com/go/connect(英語)を参照してください。 標準以外のマウント用レールを使用し、予備の部品がないサーバもあります。その場合は、テープ ドライ ブを取り付ける前にサーバのメーカーから必要な部品を購入しておいてください。 HP StorageWorks Tape CD-ROMの使用 HP StorageWorks Tape CD-ROMには、テープ ドライブに関する重要な情報と、お使いのテープ ドライブで 最高のパフォーマンスを得るためのユーティリティが収録されています。 DAT SCSIテープ ドライブ 15 HP StorageWorks Tape CD-ROMを使用し、このガイドの説明に従って取り付け状態を確認し、取り付け後 のパフォーマンスの確認とトラブルシューティングを行います。次の場合に便利です。 • • • • • 製品の取り付け(ドライバへのアクセス、取り付け確認、およびパフォーマンス情報とツール) 製品情報の習得 製品のユーザー登録 メディアのオンライン購入 HP Library & Tape Toolsを使用したトラブルシューティング 16 はじめに 2 ドライバとバックアップ ソフトウェア ドライバのインストール Windowsへのインストール HP StorageWorks DAT SCSIテープ ドライブを使用するには、ドライバが1つ必要です。 • hpdat。これはすべてのHP DAT製品に対応したテープ ドライバです。定期的に更新されており、HP StorageWorks CD-ROMまたはHPサポートのWebサイトから入手できます。 CDには、Microsoftオペレーティング システム(Windows Server 2000、Windows Server 2003、および Windows XP)用のドライバ インストール パッケージが収録されています。Windowsのデバイスの管理を使 用してテープ ドライバを手動でインストールする場合、ドライバはCD-ROMのdriversディレクトリにあります。 重要: テープ ドライブを接続する前に、HP StorageWorks CD-ROMに収録されているインストーラ パッケージ を使用してドライバをインストールすることを強くお勧めします。 HPサポートのWebサイトhttp://www. hp. com/support(日本語)に、ドライバの更新が提供される場合があり ます。CD-ROMのインストーラを使用した後で、これらのドライバをインストールすることをお勧めします。 テープ ドライブを接続する前の推奨インストール手順 1. StorageWorks CDを挿入します。 [install drivers]リンクを選択します。 自動インストーラを実行し、手順に従ってドライバをシステムにロードします。 本書の説明に従い、テープ ドライブを設置し再起動すると、テープ ドライブが自動的に検出さ れ、適切なドライバが使用されます。 テープ ドライブを接続した後にインストールする場合の手順 まだドライバをインストールしていない場合、サーバとテープ ドライブの電源をオンにすると、Windowsの新 しいハードウェアの検索ウィザードが実行されます。 次のいずれかの操作を行います。 画面の指示に従って、CD-ROMで必須ドライバを探します。 または 1. ウィザードをキャンセルし、HP StorageWorks CD-ROMを挿入します。 CD-ROMの[install drivers]リンクを選択します。 自動インストーラを実行し、手順に従ってドライバをシステムにロードします。 インストールが完了すると、テープ ドライブを使用できるようになります。 UNIXへのインストール 推奨バックアップ アプリケーションでは、オペレーティング システムに標準搭載されているデバイス ドライ バを使用します。ドライバをアップグレードするには、CD-ROMの『UNIX設定ガイド』の説明に従って、パッ チを適用してオペレーティング システムを最新バージョンにするか、またはデバイス ファイルを構成するこ とをお勧めします。このガイドには、インストールの確認方法も掲載されています。 DAT SCSIテープ ドライブ 17 注記: 『UNIX設定ガイド』には、Linux上でのインストールとインストールの確認手順も掲載されています。 IA64へのインストール HP IntegrityサーバなどのIA64システムにインストールする場合、バックアップ アプリケーショ ンのアップグレードおよびドライバが提供されているかについての最新情報をHPのWebサイト http://www. hp. com/go/connect(英語)で確認してください。 バックアップ ソフトウェアのアップグレード ソフトウェアの互換性をHPのWebサイトhttp://www. hp. com/jp/tape_connect(日本語)で必ず確認し、推奨 されるアップグレードをすべてインストールしてください。 注記: 一部のバックアップ アプリケーションでは、HP Ultrium Tapeドライバではなくアプリケーション固 有のテープ ドライバの使用が要求されます。 最適なパフォーマンスを得るために大切なことは、お客様のシステム構成に最適なバックアップ アプリケー ションを使用することです。テープ ドライブをスタンドアロン サーバに直接接続する設定では、シング ル サーバ環境用のバックアップ ソフトウェアを使用できます。ネットワーク構成には、エンタープライ ズ環境をサポートするバックアップ ソフトウェアが必要です。HP、Symantec、Legato、Yosemite、および Computer Associatesは、これに適した製品を提供しています。以上の製品およびその他の製品の詳しい 情報については、接続性に関するWebサイトを参照してください。 1. 接続性に関するWebサイトhttp://www. hp. com/go/connect(英語)にアクセスし、[tape backup]を選 択します。 [software compatibility]を選択します。 オペレーティング システムとテープ ドライブ モデルの組み合わせを表から選択します。サポートさ れているバックアップ アプリケーションの一覧が表示されます。この一覧によって、各自の構成と HP OBDR(One-Button Disaster Recovery)との互換性がわかります(HP StorageWorksのすべて のDATテープ ドライブは、HP OBDRをサポートします。ただし、この機能はシステム設定とバック アップ アプリケーションもHP OBDRをサポートする場合のみ使用できます。「HP OBDRの使用方 法」(51ページ)を参照してください)。 バックアップ アプリケーションがHP StorageWorks DATテープ ドライブをサポートしていることを確認 し、必要に応じてアップグレードやパッチをダウンロードしてください。 4. 18 ドライバとバックアップ ソフトウェア 3 内蔵DATテープ ドライブの取り付け 外付けDATテープ ドライブを取り付ける場合は、「外付けDATテープ ドライブの取り付け」(29ページ) を参照してください。 取り外し可能DATテープ ドライブを取り付ける場合は、「取り外し可能DATテープ ドライブの取り付 け」(33ページ)を参照してください。 ドライブのSCSI IDを確認する HP StorageWorks DATドライブの出荷時のSCSI IDは3番です。SCSIバスに接続される機器には一意の SCSI IDを割り当てる必要があります。ドライブには、0~15の間で未使用の番号を割り当てられます。ただ し、SCSI IDの7番は使用しないでください。この番号は、SCSIコントローラによって使用されます。また、 SCSI IDの0番は、通常ブート ディスクに割り当てられているため使用できません。SCSIバスにつながれて いる機器がテープ ドライブしかない場合を除き、この番号を使用しないでください。 注意: 静電気により電子部品が損傷する恐れがあります。可能な場合は常に静電気防止リスト バンドを着 用するようにしてください。リスト バンドを持ち合わせていない場合、テープ ドライブを袋から取り出す 前にサーバの金属部分(背面の板など)に触れて静電気を中和してください。 図3 SCSI IDを確認する 1. SCSI IDをデフォルト値3から変更する必要があるかどうかを確認します。 DAT SCSIテープ ドライブ 19 多くのオペレーティング システムでは、HP Library & Tape ToolsをHP StorageWorks Tape CD-ROM からインストールして実行し、サーバの現行のSCSI設定を確認できます(「HP Library & Tape Tools」(55ページ)を参照)。これによって、使用中のSCSIバスとSCSI IDに関する情報を入手できます HP StorageWorks Tape CD-ROMの『UNIX設定ガイド』にも、UNIXサーバで既存のデバイスのSCSI ID を確認する方法の説明があります。 2. 必要に応じて、テープ ドライブのSCSI IDを変更します。 図3に示すように、SCSI IDはドライブ背面の一連のピンにジャンパを取り付けて設定します。ピンセット またはラジオペンチを使用してジャンパを移動し、設定したいIDに対応するパターンになるようにしてく ださい。TPジャンパは、決して動かしてはなりません。これは常に設定しておきます。 注記: 予備のジャンパがドライブに付属します。ドライブは圧縮を有効にして出荷されます。 これは圧縮ジャンパを取り外して無効にすることができますが、一般にはお勧めでき ません。詳しくは、HP StorageWorks Tape CD-ROMに収録されている『UNIX設定ガイ ド』を参照してください。 マウント用ベイを準備する 注意: けがをしたり、サーバやテープ ドライブが破損しないように、ドライブの取り付け中は必ず電源 コンセントを抜いておいてください。 1. 必要な工具と資料を揃えます。 • プラス ドライバ • マイナス ドライバ(マイナス ネジを使用するサーバの場合) • トルクス(Torx)ドライバ(トルクス ネジを使用するサーバの場合) • サーバのマニュアル(取り付け中に参照するため) システムを通常どおりシャットダウンし、サーバと接続されている周辺機器の電源をオフにします。 サーバのマニュアルに従って、サーバのカバーとフロント パネルを取り外します。 サーバの内部の作業を行うため、新しいデバイスを所定の位置に入れやすいように、他のデバイスに 接続されている信号ケーブルや電源ケーブルを取り外さなければならない場合もあります。その際 は、正しく元に戻せるように、位置と接続のメモを取っておきます。 2. 3. 20 内蔵DATテープ ドライブの取り付け 図4 一般的なProLiantサーバのカバーの取り外し 図5 一般的なAlphaServerのカバーの取り外し 4. ご使用のサーバのマニュアルの説明に従って、サーバの予備の5¼インチ ベイからフィラー パネルを 取り外します。「ドライブを固定する」(26ページ)で使用するため、ネジを保管します。 これで、テープ ドライブを取り付けることができます。 マウント用部品を取り付ける サーバに設置するためにテープ ドライブに特別なレールやマウント用部品を取り付ける必要があ る場合は、ここで取り付けてください。特別なマウント用部品が必要ない場合は、「ドライブの取り 付け」(24ページ)に進んでください。 DAT SCSIテープ ドライブ 21 注意: 静電気により電子部品が損傷する恐れがあります。帯電防止リスト ストラップがあれば、必ず着用し てください。ない場合は、サーバの電源を切ってカバーを外してから、シャーシの金属部分に触れてく ださい。または、取り付ける前に、ドライブの金属部分に触れてください。 HP ProLiantサーバ 注記: テープ ドライブ付属のマウント用部品は、図とは若干異なる場合があります。 サーバの種類が異なるとマウント方法も異なります。サーバにテープ ドライブを固定するためのロック機構 が組み込まれている場合もあります。「ドライブを固定する」(26ページ)を参照してください。 正しいマウント方法およびサーバにマウント用部品が付属するかどうかについては、HP ProLiantサー バのマニュアルを確認してください。 マウント用レール ML530やML570のような一部のHP ProLiantサーバには、マウント用レールが必要です。マウント用レール は金属製またはプラスチック製で、サーバのドライブ ベイのフィラー パネルに取り付けます。 通常のプラス ドライバを使用して正しいレールを取り付けます。図6(22ページ)に示すように、テー プ ドライブに付属しているM3ネジを使用します。 必ず付属のM3ネジを使用してください。レールはM3ネジとはネジ山やサイズが異なるネジを使ってフィ ラー パネルに取り付けることはできますが、これらは使用しないでください。不明な点がある場合は、HP ProLiantサーバのマニュアルを参照してください。 図6 マウント用レールの取り付け マウント用ネジ ML350やML370などの、マウント用レールを使用することなく特別なネジを使うだけのHP ProLiantサー バ モデルもあります。 トルクス ドライバを使用して、適切なネジを取り付けます。M3ネジを別途購入しなければならない場合があ ります。図7(23ページ)に示すように、ネジを配置します。 • HP ProLiant ML350の場合: M3マウント用ネジを使用します。標準のM3ネジよりネジ頭が太く なっています。 22 内蔵DATテープ ドライブの取り付け • HP ProLiant ML370の場合: オフセット マウント用M3ネジを使用します。厚みのあるオフセット部 が付いており、標準のM3ネジよりネジ頭が太くなっています。 1 2 1. オフセット マウント用M3ネジ 図7 マウント用ネジの取り付け その他のサーバ 該当するマウント用部品を取り付けます。取り付け方法については、各メーカーのマニュアルを参 照してください。 • トレイが必要なサーバに取り付ける場合は、テープ ドライブをトレイの上に置きます。 • マウント レールを必要とするサーバに取り付ける場合は、テープ ドライブにレールを取り付けます。 • フィラー パネルにスナップ式のマウント用レールが取り付けられているサーバもあります。このレー ルは取り外してからネジでテープ ドライブに取り付けることができます。 ドライブを取り付けて電源ケーブルを接続する 図8(24ページ)に示すように、ベイのスロットにトレイまたはレールを合わせて、テープ ドライブを空いて いるベイに滑り込ませます。 DAT SCSIテープ ドライブ 23 図8 テープ ドライブを取り付ける サーバでマウント用部品を使用しない場合は、シャーシの穴とテープ ドライブ側面の穴の位置が合ってい ることを確認します。 これからケーブルを適した位置に通すためにドライブを移動する場合があるので、この時点では、ドライ ブを固定しないでください。 電源ケーブルとSCSIケーブルを接続する テープ ドライブの高パフォーマンスを維持するためには、推奨するSCSIバスに接続し、適切なSCSIケーブ ルを使用することが重要です(「SCSIバス タイプが重要な理由」(14ページ)を参照)。 1. サーバまたはHBAのマニュアルで、SCSIバスとケーブルがUltra160までのバス速度をサポートしてい ることを確認してください。SCSI HBA(ホスト バス アダプタ)への接続には、テープ ドライブに付属の SCSIリボン ケーブルを使用することをお勧めします。 図9(25ページ)に示すように、予備の電源ケーブルをサーバ内部の電源装置から電源コネクタに 取り付けます。 図9(25ページ)に示すように、サーバの内蔵SCSIバスの予備コネクタまたはHBAのSCSIリボン ケー ブルをドライブのSCSIコネクタに接続します。 ドライブがSCSIチェーンの最後のデバイスである場合、SCSIケーブルを正しくターミネートする必 要があります。 2. 4. 24 内蔵DATテープ ドライブの取り付け 1および7. ターミネータ付きSCSIケーブル 2および4. SCSIコントローラ 図9 電源ケーブルとSCSIケーブルを接続する SCSIターミネータを接続する場所 ターミネータはSCSIバスの出発点と終着点の2か所に存在する必要があり、それ以外のところには存在し てはなりません。HBAでは通常ターミネータの機能がデフォルトで有効になっています。また、大半の内部 SCSIケーブルにはターミネータが取り付けられています。通常、ターミネータは小さなプラスチック製の長 方形のブロックで、ケーブルの一端に取り付けられ、「SCSIターミネータ」であることが示されています。 したがって、HBAがバスの最初のデバイスである場合、図9(25ページ)の項目1に示されているように、2番 目のターミネータが最後のデバイスの後に接続されているかどうかを確認する必要があります。 DAT SCSIテープ ドライブ 25 ドライブを固定する 注記: サーバ ラッチとお使いのサーバ モデルの側面は、図とは異なる場合があります。サーバのマ ニュアルも参照してください。 マウント用部品を使用する場合(HP ProLiant) 「マウント用部品を取り付ける」(21ページ)の説明に従って、正しいマウント用レールまたは固定ネジを必 ず使用してください。このサーバは、テープ ドライブの固定にロック機構も使います。 1. 図10(26ページ)に示すように、サーバ ラッチを押し下げ、所定の位置にテープ ドライブをロックします。 1. サーバ ラッチ 図10 マウント用部品を使ってドライブを固定する方法 2. 空いているベイにブランク プレートを差し込み、サーバのカバーを元どおりに取り付けます。 マウント用部品を使用しない場合 1. テープ ドライブに付属しているM3ネジを使用します。図11(27ページ)のように、シャーシの穴とドライ ブ側面の穴の位置が合っていることを確認し、通常のプラス ドライバを使用してM3ネジを固定します。 26 内蔵DATテープ ドライブの取り付け 1. M3ネジ(テープ ドライブに付属) 図11 マウント用部品を使用しないでドライブを固定する 2. 空いているベイにブランク プレートを差し込み、サーバのカバーを元どおりに取り付けます。 DAT SCSIテープ ドライブ 27 28 内蔵DATテープ ドライブの取り付け 4 外付けDATテープ ドライブの取り付け 内蔵DATテープ ドライブを取り付ける場合は、「内蔵DATテープ ドライブの取り付け」(19ページ)を参 照してください。 取り外し可能DATテープ ドライブを取り付ける場合は、「取り外し可能DATテープ ドライブの取り付 け」(33ページ)を参照してください。 ドライブのSCSI IDを確認する HP StorageWorks DATドライブには、出荷時にデフォルトの SCSI ID 3が設定されています。SCSIバスの各 デバイスには固有のSCSI ID番号を割り当てる必要があります。ドライブには、0~15の間で未使用の番号 を割り当てられます。ただし、SCSI IDの7番は使用しないでください。この番号は、SCSIコントローラによっ て使用されます。また、SCSI IDの0番は、通常ブート ディスクに割り当てられているため使用できません。 SCSIバスにつながれている機器がテープ ドライブしかない場合を除き、この番号を使用しないでください。 図12 SCSI IDを設定する 1. [. . . ] イジェクト ボタン 図23 HP StorageWorks DAT 160外付けドライブからのDAT 160カートリッジの取り出し 2. ドライブが現在実行中の作業を完了すると、テープが最初に巻き戻され、カートリッジがイジェク トされます。このシーケンスは、書き込み可能なカートリッジの場合には約25秒、書き込み禁止 のカートリッジの場合には約10秒かかります。 ドライブの電源オフ 確実な動作のため、読み込み、書き込み、高速検索、ロード、アンロード中は電源をオフにしないでください。 46 テープ ドライブの操作 8 適切なメディアを使用する 最高のパフォーマンスを得るために、HPブランドのメディアをお勧めします。オンラインでのご注文は、HP のWebサイトhttp://www. hp. com/jp/storage/media(日本語)にアクセスしてください。インターネットにアクセ スできない場合、テープ カートリッジとクリーニング カートリッジの注文については、HP StorageWorks Tape CD-ROMに収録されているユーザー ガイドを参照してください。 データ カートリッジ HP StorageWorks DAT 160テープ ドライブとHP DAT 160カートリッジ HP StorageWorks DAT 160ドライブで使用できるカートリッジは、HP DAT 160カートリッジ(C8011A)だ けです。このカートリッジは、以前のフォーマットより幅が広く旧モデルのテープ ドライブには挿入でき ません。HP StorageWorks DAT 160テープ ドライブの性能を最大限に引き出し容量を最大限に利用す るには、DAT 160カートリッジが最適です。DAT 160テープ ドライブは、以前の一部のフォーマットとの 下位互換性も備えています。表5(48ページ)を参照してください。 WORMデータ カートリッジ HP StorageWorks DAT 160テープ ドライブは、再書き込み可能なデータ カートリッジと追記型(WORM) データ カートリッジをサポートしています。追記型(WORM)のデータカートリッジには、高いレベ ルのデータ セキュリティを確保するために、テープ カートリッジのデータの過失による改ざんまたは悪意の ある改ざんに対する備えがあります。WORMデータ カートリッジでは、テープ カートリッジの最大容量まで データを追加することはできますが、データを消去したり、上書きしたりすることはできません。WORM カートリッジを既存のデータを上書きできるように改造しようとすると、メディアが書き込み禁止になり 元には戻せなくなります。そのメディアは、改造の程度によっては、WORMドライブで読み取ることはで きますが、バックアップ データを追記することはできなくなります。 WORMデータ カートリッジは、独自のツートン カラーで容易に区別できるようになっています。WORM カートリッジには書き込み禁止用のスライダはなく、HP StorageWorksのWORM対応テープ ドライブ 以外では使用できません。 バックアップ ソフトウェア アプリケーションやアーカイブ ソフトウェア アプリケーションがWORMカート リッジをサポートしているかどうかを確認するには、HPのWebサイトhttp://www. hp. com/go/connect(英 語)にアクセスしてください。 HP StorageWorksテープ ドライブとWORMカートリッジが、貴社のビジネスにおける情報 ライフサイクル管理と法的要件を満たすためにどのように役立つかについての情報は、 http://h18006. www1. hp. com/products/storageworks/wormdps/index. html(英語)のHPビジネス サポート セ ンターを参照してください。 互換性 最適なパフォーマンスとストレージ容量を得るためには、ドライブのフォーマットに一致するテープ カート リッジを、通常は1日あたり1個のみ使用します。以下の組み合わせが理想的です。 • HP製のDAT 160カートリッジとDAT 160テープ ドライブ • HP製のDAT 72カートリッジとDAT 72テープ ドライブ • HP製のDDS-4カートリッジとDAT 40テープ ドライブ HP StorageWorks DATテープ ドライブには完全な下位互換性がありますが、古いテープ フォーマットは新 しいバージョンのものよりも表面が粗いため、古いテープ フォーマットを使用すると、テープ ドライブの寿命 が短くなることがあります。表5(48ページ)に、ドライブ モデルとカートリッジの互換性を示します。各テープ ドライブの推奨メディアは、網掛けで表示されています。容量は、2:1の圧縮比を想定しています。 DAT SCSIテープ ドライブ 47 表5 データ カートリッジの互換性 DDS-2 120メートル HP StorageWorks DAT 160 サポート対象 外 DDS-3 125メートル サポート対象 外 DDS-4 150メートル 読み込み/書 き込み DAT 72 170メートル 読み込み/書 き込み DAT 160 170メートル 160GB* C8011A HP StorageWorks DAT 72 サポート対象 外 読み込み/書 き込み 読み込み/書 き込み 72GB* C8010A サポート対象 外 HP StorageWorks DAT 40 読み込み/書 き込み 読み込み/書 き込み 40GB* C5718A サポート対象 外 サポート対象 外 * 圧縮比2対1を想定した容量 注記: DDS-1カートリッジは、HP StorageWorks DATドライブではサポートされていません。 カートリッジの書き込み禁止 カートリッジのデータの変更や上書きを防止したい場合は、カートリッジを書き込み禁止にすることが できます。 注記: DAT 160 WORMデータ カートリッジには、書き込み禁止タブはありません。DAT 160 WORMデータ カー トリッジのデータは上書きも消去もできません。 カートリッジの書き込み禁止の設定を変更する前には、必ずテープ ドライブからカートリッジを取り 出してください。 • カートリッジを書き込み禁止にするには、カートリッジの背面にあるタブをスライドして認識用 の穴が開いている状態にします。 • カートリッジを書き込み可能に戻すには、タブを元の位置にスライドして認識用の穴を閉じます。 カートリッジを書き込み禁止にしても、磁気(またはバルク消磁)からカートリッジを保護することはで きません。 48 適切なメディアを使用する 1. タブが閉じている。カートリッジは書き込み可能 2. タブが開いている。カートリッジは書き込み禁止 図24 カートリッジの書き込み禁止設定 クリーニング カートリッジ HPのクリーニング カートリッジを使用して、毎週1回テープ ドライブをクリーニングすることをお勧めしま す。2種類のクリーニング カートリッジが用意されています。DAT 160テープ ドライブでは、DAT 160クリー ニング カートリッジを使用する必要があります。表6(49ページ)を参照してください。 表6 クリーニング カートリッジの互換性 テープ ドライブのモデル HP StorageWorks DAT 160テープ ドライブ その他すべてのHP StorageWorks DATテープ ドライブ 必要なクリーニング カートリッジ DAT 160クリーニング カートリッジ(製品番号C8015A) を使用する必要があります。 標準のクリーニング カートリッジ(製品番号C5709A) を使用する必要があります。 綿棒を使用するなど、その他のヘッド クリーニング方法は避けてください。クリーニング カートリッジは、 特殊なテープを使用してテープ ヘッドをクリーニングします。クリーニング カートリッジは、50回(また はカートリッジのパッケージに記載されている回数)しか使用できません。ドライブをクリーニングする 際、カートリッジを使用するたびにボックスにチェックマークを記入してください。すべてのボックスに チェックマークが付いたら、クリーニング カートリッジを交換してください。新しいクリーニング カートリッ ジは、HPからご購入いただけます。 1. 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