ユーザーズガイド HP SURESTORE 10/100 TAPE LIBRARY

[. . . ] hp surestore テープ ライブラリ ユーザーズ ガイド モデル : 80 スロット 100 スロット 部品番号 : C9179-90002 第4版 2002 2002 年 1 月 © 2002 Hewlett-Packard Company 注記 本書には、著作権法で保護されている情報が含まれています。すべての 権利は所有者に帰属します。本書のいかなる部分についても複写、複製 またはほかの言語に翻訳することは禁じられています。本書の記載内容 は予告なしに変更されることがあります。 hp surestore テープ ライブラリ ユーザーズ ガイド 2 編集履歴 第1版: 第2版: 2000 年 6 月 : C9170-90000 第1版 2000 年 12 月 : C9179-90000 ユーザー用コメント用紙と DLT と Ultirum のドラ イブおよびメディア情報を追加。ライブラリ モ デル番号、トラブルシューティング手順、技術仕 様、 ファイバー チャネル設定、 リモート管理カー ドの機能、メールスロット オプション、前面パ ネルの情報を更新。 2001 年 8 月 : C9179-90001 ライブラリのモデルをモデル 6/80、8/80、10/ 100 のみに更新。DLT および Ultrium ドライブの 情報を追加。ファイバー チャネル概要の付録を 削除、フォーマットの編集、アクセサリー キッ トの情報を更新、 電源装置と外観ドアの交換方法 を追加。 2002 年 1 月 : C9179-90002 テープ ライブラリ モデル 4/100 の情報を追加。 第3版: 第4版: hp surestore テープ ライブラリ ユーザーズ ガイド 3 保証書 注記 サポートおよびサービスに関する詳細は、付録 B を参照してください。 HP 製品 : HP Surestore テープ ライブラリ モデル 10/100 限定保証期間 : 1 年間 1. HP は、 上記の期間中、 HP 製ハードウェア、 アクセサリー、 付属品につ いて、材質および品質に不良がないことを保証します。保証期間中に 該当する不良の通知がなされた場合、不良と判断された製品につい て、HP は自己の裁量により修理するか同等のものと交換いたします。 交換する製品は、新品または新品同様のものとなります。 2. HP は、 上記の保証期間中、 HP 製ソフトウェアについて、 正しくインス トールされ通常の使用がなされていることを前提として、材質や品質 の不良によるプログラム実行の失敗がないことを保証します。保証期 間中にこのような不良についての通知を受けた場合、HP は、該当す る不良を原因としてプログラム実行不能となっているソフトウェア 媒体を交換いたします。 3. HP は、 HP製品の動作において機能停止や不良が皆無であることを保証 しません。保証条件に基づき、HP が合理的な期間内に製品の修理ま たは交換ができなかった場合、お客様から製品を返品していただく際 に購入金額を払い戻しいたします。 4. [. . . ] [-] または [+] を使用して、 時間帯を選択します。 UTC とは、 協定世界時 を表します。 （68 ページの表 12 を参照してください。 ）これにより、 ホスト時間とライブラリ時間をシンクロナイズさせることができま す。 5. [OK] を押して変更を保存します。変更を保存せずに終了する場合は、 [Quit] を押します。 注記 夏時間などの時間変更は自動的には実行されず、誤差は 1 年につき 1 時 間以内です。必要に応じて調整してください。 第 3 章 : 日付と時刻を設定する 67 表 12 世界の時間帯 UTC -12 UTC -11 UTC -10 UTC -9 UTC -8 UTC -7 UTC -6 UTC -5 UTC -4 UTC -3 UTC -2 UTC -1 UTC UTC +1 UTC +2 UTC +3 UTC +3:30 UTC +4 UTC +4:30 UTC +5 UTC +5:30 UTC +6 UTC +7 UTC +8 UTC +9 UTC +9:30 UTC +10 UTC +11 UTC +12 エニウェトク、クワジャリン ミッドウェイ諸島、サモア ハワイ アラスカ 太平洋標準時（アメリカとカナダ） 、ティファナ 山岳標準時（アメリカとカナダ） 、アリゾナ 中央標準時（アメリカとカナダ） 、サスカチュワン、メキシコシティ、テグシガ ルパ 東部標準時（アメリカとカナダ） 、ボゴタ、リマ 大西洋標準時（カナダ） 、カラカス、ラパス ブラジリア、ブエノスアイレス、ジョージタウン 中部大西洋 大西洋 イギリス、リスボン、モンロヴィア、カサブランカ ベルリン、ストックホルム、ローマ、ベルン、ブリュッセル、ウィーン、パリ、 マドリード、アムステルダム、プラハ、ワルシャワ、ブダペスト アテネ、ヘルシンキ、イスタンブール、カイロ、東欧、ハラレ、プレトリア、 イスラエル バグダッド、クウェート、ナイロビ、リヤド、モスクワ、サンクトペテルブル グ、カザン、ヴォルゴグラード テヘラン アブダビ、マスカット、トビリシ カブール イスラマバード、カラチ、エカチェリンブルグ、タシュケント ボンベイ、カルカッタ、マドラス、ニューデリー、コロンボ アルマトゥイ、ダッカ バンコク、ジャカルタ、ハノイ 北京、重慶、ウルムチ、香港、パース、シンガポール、台北 東京、大阪、札幌、ソウル、ヤクーツク アデレード、ダーウィン ブリズベーン、メルボルン、シドニー、グアム、ポートモレスビー、ウラジオ ストク、ホバート マガダン、ソロモン諸島、ニューカレドニア フィジー、カムチャッカ、マーシャル諸島、オークランド、ウェリントン 第 3 章 : 日付と時刻を設定する 68 ライブラリに関する情報を取得する Information および Administration メニューから次の情報を確認するこ とができます。 n n n n n n ライブラリ情報 ドライブ情報 設定の表示 日付と時刻 ファームウェアのバージョン番号 電源装置 この情報は、リモート アクセスから利用することもできます。56 ペー ジのリモート管理カードを使用するを参照してください。 注記 ライブラリ情報 Main Menu -> Information -> Library Information 次の手順に従って、ライブラリに関する情報を表示します。70 ページの 表 13 には、各オプションについての説明が記載されています。 1. Library Information メニューから次のいずれかのオプションを選択 します。 — Library Status — Hard Error Log — Recovered (Soft) Error Log — Odometer — Identity 2. [Back] を選択して、Library Information メニューに戻ります。 第 3 章 : ライブラリに関する情報を取得する 69 表 13 ライブラリ情報 メニュー オプション Library Status 情報 ライブラリの全般的なステータスに関する情 報と一部使用可能なステータスに関する情報 を表示します。 （一部使用可能なステータスに 関しては、76 ページを参照してください。 ） 回復不能なエラー（ハード エラー）の履歴を 表示します。 ハード エラーがないことを示す メッセージを返すか、エラーのリストを表示 します。[Older] または [Newer] を使用して、 リスト項目を選択します。 回復済みエラー（1 回または複数回の試行で 解決できたエラー、ソフト エラーとも言う） の履歴を表示します。 ソフト エラーがないこ とを示すメッセージを返すか、エラーのリス トを表示します。[Older] または [Newer] を 使用して、リスト項目を選択します。 テープがスロットから移動された回数（ス ワップ）を表示します。 ライブラリのシリアル番号を表示します。 Hard Error Log （83 ページ） Recovered (Soft) Error Log （76 ページ） Odometer Identity 第 3 章 : ライブラリに関する情報を取得する 70 ドライブ情報 Main Menu -> Information -> Drive Information 1. Drive Information メニューから [-] または [+] キーを使用して、 ドライ ブ モジュールを選択します。 2. [OK] を選択し、次のオプションを表示して、1 つ選択します。 — Event Log: ドライブ エラー、オンラインとオフラインの切り 換え、ドライブ クリーニングなどを含む、選択したドライブに 関する重要な履歴を表示します。このログは、ドライブを取り 出した後でも利用できます。 — Odometer: 電源がオンになっていた時間とドライブにテープが ロードされた回数を表示します。 — Identity: ドライブの種類、 シリアル番号、 ファームウェアのバー ジョン番号を表示します。 設定情報 Main Menu -> Information -> View Configuration View Configuration メニューから、表示したいライブラリの機能を選択 します。次の情報を表示することができます。 （工場出荷時のデフォルト 値に関しては、51 ページを参照してください。 ） n n n n n n パスワード有効ステータス ネットワーク アクセス設定 メールスロットの設定 SCSI ID 設定またはファイバー チャネル ステータス 電源を入れ直した後に SCSI エレメント予約を保存するかどうか その他の設定オプション （回復済みエラーのログとメディア アクセス の防止） 第 3 章 : ライブラリに関する情報を取得する 71 日付と時刻 Main Menu -> Information -> Date and Time このメニューにアクセスして、ライブラリの日付、時刻、時間帯の設定 を表示します。[Powered] キーを使用して、電源がオンにされた最新の 日付と時刻を表示することができます。 （日付と時刻の設定に関する情報 については、67 ページを参照してください。 ） ファームウェアのバージョン番号 Main Menu -> Information -> Firmware Revisions Firmware Revisions メニューから次の情報を表示することができます。 （ファームウェアのアップグレードに関する情報は、124 ページを参照し てください。 ） n n ライブラリ テープ ドライブ 電源装置 Main Menu -> Information -> Power Supplies Power Supplies メニューから、 電源装置のステータスおよび予備電源の 有無に関する情報を表示することができます。 第 3 章 : ライブラリに関する情報を取得する 72 4 エラーおよびトラブルシュー ティングについて この章の内容 この章では、次の項目について説明しています。 n n n n n トラブルシューティングの概要 74 ページ エラー ステータスについて 76 ページ ライブラリ LED の意味 87 ページ 一般的なトラブルシューティング 98 ページ 診断サポート ツール 105 ページ 73 トラブルシューティングの概要 次に、トラブルシューティング処理の概要を示します。詳細は、後に続 くページに記載されています。 Identify the type of error. エラーのタイプを識別する LEDflashing が Is the 前面パネルの front panel LED ?琥珀色に点滅しているか amber? いいえ、 琥珀色に No, solid amber 点灯している ライブラリが一部使用可能に available. Seeこの章の the Partial なっている。 Availability section of this 「一部使用可能」 を参照。 The library is partially chapter. はい。 このマニュアルの Yes. Follow the recommendations on the front 前面パネルに関する指示 panel and in this manual. に従う。 If the error cannot be エラーがそれでも解決 resolved, call service for できない場合は、 サービス 担当者に連絡する。 resolution. 第 4 章 : トラブルシューティングの概要 74 エラー タイプについて ライブラリの使用時に発生する可能性のあるエラーは、いくつかのカテ ゴリーに分けられます。各カテゴリーに応じたトラブルシューティング 処理が必要です。詳細は、この章の後半で説明します。 ソフト （回復 Soft (Recovered) Errors 済み） エラー ホスト、 ソフト Host, Software, ウェア、 メディア and Media Errors のエラー Partial 一部使用可能 Availability 状態 State Hard Errors ハード エラー 前面パネルの LED が Front panel LED is 緑に点滅 flashing green ライブラリにエラーが 発生したが、操作を Library had error, but 再試行することにより recovered from it by 問題が解決した。 retrying the operation. ライブラリは完全に The library is still fully 操作可能である。 operational. ソフト エラー ログに Soft error log contains 履歴が保存される。 history. From the front 以下の操作により panel select: 内容を確認できる。 INFORMATION -> INFORMATION -> LIBRARY LIBRARY -> INFORMATION INFORMATION -> RECOVERED (SOFT) RECOVERED (SOFT) ERROR LOG ERROR LOG 前面パネルの LED が Front panel LED is 琥珀色に点灯 solid amber ライブラリにエラーが 発生し、解決する Library has a condition 必要がある。 that needs to be まだライブラリを resolved. You can still 操作できる状態である。 operate the library in 前面パネルの LED が Front panel LED is 琥珀色に点滅 flashing amber ライブラリにエラーが 発生し、復帰できない。 Library had error and エラーを解決するまで cannot recover from it. ライブラリを操作 You cannot operate the することはできない。 library until the error is SCSI ホスト バス SCSI Host Bus アダプタ Adapter カード Card 互換性のないドライバ Driver conflicts Incompatible HBA 互換性のない HBA SCSI ID の競合 conflict SCSI ID this state. 前面パネルから以下の 操作を行うことにより More information is 詳しい情報を available from the 確認できる。 front panel: INFORMATION -> INFORMATION -> LIBRARY LIBRARY INFORMATION -> -> INFORMATION LIBRARY STATUS LIBRARY STATUS resolved. ハード エラー ログに 履歴が保存される。 The hard error log 以下の操作により contains error 内容を確認できる。 information. From the INFORMATION -> front panel select: LIBRARY -> INFORMATION INFORMATION LIBRARY -> HARD ERROR LOG INFORMATION -> テープ Tape メディア Media 損傷を受けたテープ Tape damaged 書込み禁止のテープ Tape write protected 使用回数限度を超えた Cleaning cartridge expired クリーニング カートリッジ Incompatible media or 互換性のないメディアや cleaning cartridge クリーニング カートリッジ ネットワークの問題 Network Problems 遅い、混んでいる Slow or busy データが流れていない Data not streaming 電源が不安定 Power unstable ケーブル接続や設定が Not properly cabled or 正しくない configured HARD ERROR LOG Server サーバ Hardware problems ハードウェア上の問題 BIOS BIOS settings の設定 Incorrect or conflicting ドライバが不正 / 競合 drivers Insufficient memory メモリが足りない プロセッサが遅い Processor too slow バックアップ Backup Software ソフトウェア Incorrect software ソフトウェアを configuration 誤って設定 Configuration changes to host ホストと設定が異なる 第 4 章 : トラブルシューティングの概要 75 エラー ステータスについて このセクションでは、次のエラー タイプによる相違点を説明します。 n n n n 回復済み（ソフト）エラー 76 ページ 一部使用可能ステータス 78 ページ 回復不能（ハード）エラー 83 ページ ホスト ソフトウェアとメディアのエラー 85 ページ 回復済み（ソフト）エラー 回復済み（ソフト）エラーとは、ライブラリ操作の再試行によって回避 したハードウェア エラーのことです。 回復済みエラーがユーザーの目に留まることはあまりありませんが、通 常は操作に時間がかかり、ソフト エラー ログに記録されます。 Main Menu -> Information -> Library Information -> Recovered (Soft) Error Log エラーが深刻になることを未然に防ぐため、ソフト エラー ログを定期的 にチェックしてください。あるライブラリ コンポーネントにエラーが多 く発生している場合、そのコンポーネントが故障している可能性があり ます。また、ライブラリに原因不明の回復不能なエラーが発生した場合、 ソフト エラー ログをチェックして問題のある箇所の特定に利用するこ ともできます。 さらに、回復済みエラーはソフトウェア タイムアウトの原因特定にも利 用できます。ホスト コンピュータのバックアップ ソフトウェアは通常、 各操作に対して一定の待ち時間を設定します。ライブラリの操作がバッ クアップ ソフトウェアの待ち時間よりも長くかかった場合、失敗した操 作をライブラリが再試行した可能性があります。タイムアウトが発生す ると、バスがリセットされます。 注記 日付と時刻スタンプをエラー解決の手がかりとして利用できます。 第 4 章 : エラー ステータスについて 76 図 12 ソフト エラー ログの使用 失敗したコンポー Monitor and track components that might ネントの fail. 監視および追跡 ソフト ログ Review エラー the soft error log to: の用途 エラー履歴を見て See error history to ほかのエラーの発生 determine why other errors have occurred. 原因を決定 バックアップ Identify the reason for ソフトウェア backup software 時間切れの理由識別 timeouts. 第 4 章 : エラー ステータスについて 77 一部使用可能ステータス ライブラリが一部使用可能ステータスにある場合、その状態でも機能し ますが、79 ページの表 14 に示すような対策を施してください。このス テータスが発生すると、前面パネルに Partly Available と表示され、問 題が修正されるまで前面パネル ディスプレイの下のバーが琥珀色に点灯 し続けます。 注記 一部使用可能ステータスは通常、設定に問題がある際に発生することが 多く、ハードウェアの故障によるものとは限りません。 一部使用可能ステータスは、次の例のようにデフォルトのホーム画面に 表示されます。前面パネルでは、表示できる領域が狭いため、 「Partly Available」という文字が表示されます。 ホーム画面の中央にあるアイコンボタンからは、Library Status メニュー と一部使用可能ステータスに関する情報に直接アクセスすることができ ます。ライブラリの一部使用可能ステータスに変更があったときには、 このアイコンとステータス バーのアイコンが反転（背景が黒く反転した アイコン）表示されます。アイコンのこの反転表示はユーザーの注意を 促すためのものであり、Library Status メニューを表示してクリアするこ とができます。 一部使用可能ステータスの詳細を表示するには、メニューを次のように たどってログを表示してください。 Main Menu -> Information -> Library Information -> Library Status 一部使用可能ステータスは、 79 ページの表 14 に示されている原因によっ て発生します。 状況は、 ライブラリの前面パネルまたはリモート管理カー ド用のライブラリ管理ウェブページに表示されます。 第 4 章 : エラー ステータスについて 78 表 14 一部使用可能ステータスの原因 ステータス Date and time not set Drive not present 原因 前面パネルの日付と時刻が設定さ れていません。 ライブラリがドライブ モジュー ルを検出できません。 注意 : 通常、このエラーは、ドラ イブが物理的にライブラリから取 り外されたときに発生します。ま た、 オンライン ドライブ修復時に 短時間発生することもあります。 電源を入れ直している間は、この 状態が続きます。 Drive offline ドライブが次の原因により、オフ ラインになっています。 n n 対策 日 付 と 時 刻 を 設 定 し ま す。 （67 ページの 日付と時刻を設定する を参照してください。 ） ライブラリにドライブがある場合 : n n n n ライブラリの電源を切ります。 ドライブ モジュールを再度取り 付けます。 ライブラリの電源を入れます。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 前面パネルからドライブをオン ラインにします。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 ケーブルの配線とターミネー ションを確認します。 前面パネルまたはリモート管理 カード用のライブラリ管理ウェ ブページからエラー ログを チェックして、原因を特定しま す。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 n n n n 前面パネル、ホスト コン ピュータまたはライブラリ コ ントローラからオフラインに した。 ドライブが電源投入テストに 失敗した。 ドライブ モジュール ボードが 電源投入テストに失敗した。 ドライブとのシリアル通信に 失敗した。 テープのロード / アンロードに 失敗した。 n n n n n Drive online pending Drive firmware mismatch ドライブが存在し電源も投入され ていますが、古いファームウェア を使っています。 ドライブが存在し電源も投入され ていますが、ファームウェアのバー ジョン番号が異なっています。 n ドライブのファームウェアを アップデートします。 （72 ページを参照してください。 ） ドライブのファームウェアを アップデートします。 （124 ページ を参照してくださ い。 ） 79 n 第 4 章 : エラー ステータスについて 表 14 一部使用可能ステータスの原因 ステータス Drive needs cleaning Drive critical error 原因 1 台またはそれ以上のドライブを クリーニングする必要があります。 ドライブに重大な問題が発生しま した。 n 対策 ドライブをクリーニングします。 （47 ページを参照してください。 ） 前面パネルまたはリモート管理 カード用のライブラリ管理ウェブ ページから Drive Event Log を チェックして、原因を特定します。 サービス担当者に連絡してください。 ファイバー チャネルの設定が正 しく行われていることを確認し ます。 SCSI ケーブルのピンが折れたり、 曲がったりしていないことを確 認します。 SCSI ケーブルをしっかりと接続 し、ライブラリを再起動します。 問題が解決しない場合は、SCSI ケーブルを交換します。 サービス担当者に連絡してください。 ライブラリのファームウェアを アップデートします （124 ページ を参照） 。これにより、同じリビ ジョンのファームウェアがライ ブラリの全コンポーネントで使 われるようになります。 注記 : これは、部品を交換したと きによく発生する問題です。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 サービス担当者に連絡してください。 すべてのマガジンが正しく取り 付けられていることを確認しま す（44 ページの図 9 を参照） 。 n n Drive not on Fibre Channel ド ライブがラ イブラリ コン ト ローラによって検出されました が、ほかのどのファイバー チャネ ル インターフェースによっても 検出できません。 n n n n n Upgrade library firmware ライブラリのコンポーネントの一 部が、ほかのライブラリと互換性 のないファームウェアを使ってい ます。 n Library fan failure ライブラリ カードのファンが故 障しています。 n n Magazines missing ライブラリがマガジンの一部を検 出できませんでした。 n 第 4 章 : エラー ステータスについて 80 表 14 一部使用可能ステータスの原因 ステータス Door open 原因 1 つまたは複数のテープ ドアが開い ています。ライブラリ ロボットは、 ドアが閉まるまで動作しません。 マガジンがそのドライブの種類と 互換性がありません。 n 対策 ドアが閉まっていることを確認 します。 ご使用のドライブの種類に合っ たマガジンを使用していること を確認してください。 （付録 C を 参照してください。 ） メールスロットのドアが閉まっ ていることを確認します。 Incompatible magazine(s) n Mailslot open メールスロットのドアが開いてい ま す。ラ イブラリ ロ ボットは、 メールスロットのドアが閉まるま で動作しません。 ライブラリがリモート管理カード を検出できませんでした。 n RMC not present n n n ライブラリの電源を入れ直しま す。 カードを取り付け直します。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 カードを取り付け直します。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 Front panel not present ライブラリが前面パネルのディス プレイを検出できませんでした。 n n Slave card not present ライブラリがスレーブ コントロー ラ カードを検出できませんでした。 注記 : スレーブ コントローラ カー ドは、最下位レベル以外のすべて のライブラリに必要です。 n n n Remote management card failed リモート管理カードが電源投入テ ストに失敗しました。 n n 第 4 章 : エラー ステータスについて 81 表 14 一部使用可能ステータスの原因 ステータス Front panel failed 原因 前面パネル ディスプレイが電源 投入テストに失敗しました。 n n 対策 ライブラリの電源を入れ直しま す。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 Slave card failed ラ イブラリの スレーブ コン ト ローラ カードが電源投入テスト に失敗しました。 注記 : スレーブ コントローラ カー ドは、最下位レベル以外のすべて のライブラリに必要です。 n n Fibre Channel interface failed ファイバー チャネル カードが電 源投入テストに失敗しました。 （通 常、 LVDS ドライブや HVDS バスの ターミネータなどの SCSI バスに問 題があることが原因です。 ） n ファイバー チャネル インター フェースに適切な SCSI ターミ ネータとテープ ドライブが接続 されていることを確認し、 ライブ ラリを再起動します。 ライブラリの電源を入れ直しま す。 サービス担当者に連絡してくだ さい。 どの電源装置が故障しているか を判断します。LED ステータスの 情報については、97 ページを参 照してください。 サービス担当者に連絡して、 電源 装置を交換してください。 n n Power supply fault ライブラリが、1 台またはそれ以 上の予備電源装置の故障を検出し ました。 n n 第 4 章 : エラー ステータスについて 82 回復不能（ハード）エラー 回復不能エラーが発生すると、前面パネルにエラーが発生したことを通 知するメッセージが表示され、LED バーが琥珀色に点滅します。このエ ラーを解決するまで、ライブラリの操作は行えません。 注記 この情報は、ハード エラー ログの最新項目として記録されます。 ハード エラー ログを表示して、 過去に発生したエラー イベントをチェッ クすることにより、エラーの解決に役立てることができます。このログ を表示するには、前面パネルからメニューを次のようにたどるか、中央 にあるアイコン ボタンを押します。 Main Menu -> Information -> Library Information -> Hard Error Log 注記 日付と時刻スタンプをエラー解決の手がかりとして利用できます。エ ラー ログをチェックするには、 [Older] を選択してエラー履歴を表示し、 [Newer] を選択して最近発生したエラーを表示します。 エラー情報には、次の情報が含まれます。 n n n n n n n エラー イベントの時刻スタンプ エラー コード番号 問題を起こした可能性のあるライブラリ コンポーネント エラー コードの説明 回復の方法 エラー タイプの詳細を示すエラー コード修飾子 工場での診断に使用されるシーケンス番号 第 4 章 : エラー ステータスについて 83 次の手順に従って、問題を解決します。 1. 最初のエラー メッセージが表示された画面または Hard Error Log か ら、[More] を選択してエラーに関する詳しい情報を表示します。 2. [. . . ] ファームウェア ウィンドウを閉じます。 5. [By Product] デバイス リスト タブでライブラリを選択してから、 [Firmware] ボタンを選択します。ライブラリおよびドライブの最新 バージョンが自動的に選択されます。 6. Start Update を選択して、ライブラリまたはドライブ、もしくはその 両方のファームウェアをアップグレードします。 第 5 章 : ファームウェアをアップグレードする 126 ファームウェアのアップグレード テープを使用する（ドライブ用ファー ムウェアのみ） 1. ドライブのアップグレード テープを入手するには、 サービス担当員に 連絡してください。 2. [. . . ]