ユーザーズガイド ROLAND SYSTEM-165

Lastmanualsはユーザー主導型のハードウエア及びソフトウエアのマニュアル(ユーザーガイド・マニュアル・クイックスタート・技術情報など)を共有・保存・検索サービスを提供します。 製品を購入する前に必ずユーザーガイドを読みましょう!!!

もしこの書類があなたがお探しの取扱説明書・マニュアル・機能説明・回路図の場合は、今すぐダウンロード。Lastmanualsでは手軽に早くROLAND SYSTEM-165のユーザマニュアルを入手できます。 ROLAND SYSTEM-165のユーザーガイドがあなたのお役に立てばと思っています。

ROLAND SYSTEM-165のユーザーガイドをLastmanualsがお手伝いします。


Mode d'emploi ROLAND SYSTEM-165
Download
マニュアル抽象的: マニュアル ROLAND SYSTEM-165

詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。

[. . . ] 45 ONE TOUCH 音色の詳細設定をする . 46 ピアノ音色の詳細設定をする. 46 鍵盤のタッチ感を設定する. 48 チューニングを微調整する. [. . . ] Initialize ]ボタンで画面を切り替え、カーソル[ ] [ ]ボタンを押して設定するパラメーターにカーソルを 以下のメニューは、カーソルを移動したあと[ENTER]ボタンを押し、次の画面で設定するパラメーターを選びます。 4. [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで値を設定します。 パラメーターの詳細は、次のピアノ・パラメーター表をご覧ください。 5. 設定を保存したいときは、 [LAYER EDIT] (WRITE)ボタンを押します。 確認画面が表示されます。 保存するときは[ENTER]ボタンを、保存をやめるときは[EXIT/SHIFT]ボタンを押します。 6. 設定が終わったら、 [EXIT/SHIFT]ボタンを押します。 ONE TOUCH PIANO 画面に戻ります。 ご注意 !選んでいるピアノ音色によっては、値を変えても効果が変わらないことがあります。 46 ONE TOUCH 音色の詳細設定をする ピアノ・パラメーター パラメーター (トーン名) Stereo Width Nuance Lid 設定範囲 – CENTER、 L01-01R 〜 L63-63R TYPE1、2、3 1〜7 解説 トーンを選びます。 値が大きいほど音の広がりが増します。 左右の音の位相を変化させることで、音色の微妙なニュアンスを変えます。 ※ ヘッドホンをご使用の場合は、効果がわかりにくくなります。 グランドピアノの大屋根の開き具合による音の明るさを再現します。 値が大きいほど屋根が開き、明るい音になります。 アコースティック・ピアノのダンパー・ノイズ(ダンパー・ペダルを踏んで、弦が開放されたと きに鳴る音)を調節します。 値が大きいほど弦が開放されたときに鳴る音が大きくなります。 アコースティック・ピアノのアリコートで共振した音を調節します。 値が大きくなるほど共鳴音が大きくなります。 アリコートとは? Duplex Scale 0 〜 127 アリコートとは、弦の手前側と奥側の部分を共振させる方式のことをいいます。 弦の倍音を響かせることで、豊かで輝かしい音を得ることができます。 弦の手前側と奥側の部分にはダンパー(音を止める機構)がないため、鍵盤を弾いた 後指を上げて弦の音を止めても、共振した音は残ることになります。 Damper Noise 0 〜 127 String Resonance OFF、1 〜 127 アコースティック・ピアノでは、鍵盤を弾くと、すでに押さえている鍵の弦が共鳴します。この 共鳴を再現する機能を「ストリング・レゾナンス」といいます。 値が大きいほど効果のかかり具合が大きくなります。 アコースティック・ピアノのキー・オフ音(鍵盤を離したときの微妙な音)などの共鳴音を調節 します。 値が大きくなるほど共鳴音が大きくなります。 アコースティック・ピアノを弾いたときの、ハンマーが弦を叩く音を調節します。 値が大きいほどハンマーが弦を叩く音が大きくなります。 値が大きいほど硬い音になり、小さくすると柔らかい音になります。 鍵盤を弱く弾いたときの音の出かたを変えます。ソロ演奏に適した設定にしたり、バンド演奏で も音が埋もれないように調節することができます。 値を大きくすると、弱いタッチでもある程度大きな音で鳴るため、バンド演奏でも音が埋もれに くくなります。 ※ 値を変えても音色変化は大きいままです。 Key Off Resonance OFF、1 〜 127 Hammer Noise Tone Character -2 〜 0 〜 +2 -5 ~ 0 ~ +5 Sound Lift 0 〜 127 47 ONE TOUCH 音色の詳細設定をする 鍵盤のタッチ感を設定する 鍵盤を弾くタッチ感などを調節します。 この設定を変えると、エディットの Key Touch の設定も変わり ます(P. 71) 。 パラメーター 設定範囲 SPR LIGHT 解説 LIGHT よりもさらに軽い設定 です。 鍵盤のタッチ感を軽めの設定に します。 MEDIUM より弱いタッ チでフォルティッシモ(ff)が 出せるので、鍵盤が軽くなった ように感じられます。力の弱い かたでも、演奏しやすい設定で す。 鍵盤のタッチ感を標準設定にし ます。最も自然なタッチで弾け ます。アコースティック・ピア ノに一番近いタッチです。 鍵盤のタッチ感を重めの設定に します。 MEDIUM より強いタッ チで弾かないとフォルティッシ モ(ff)が出せなくなるので、 鍵盤が重くなったように感じら れます。ダイナミックに弾くと き、 さらに感情がこめられます。 HEAVY よりさらに重い設定で す。 鍵盤のタッチ感を Key Touch の設定よりさらに細かく調節し ます。Key Touch の設定値間 をさらに細かく設定することが できます。 値が大きいほどタッチ感が重く なります。 この設定値が上限または下限を 超えると、その値に合わせて Key Touch の 5 段階の値も自 動的に切り替わります。 パラメーター 設定範囲 REAL Velocity 1 〜 127 解説 鍵盤を弾く強さによって音量や 音の鳴りかたが変化します。 鍵盤を弾く強さに関わらず、音 量や音の鳴りかたが設定した値 で一定になります。 鍵盤を押した瞬間から発音する までのタイミングを設定しま す。 -63 〜 +63 値がマイナスのときは、強く弾 いたときの発音のタイミングが 遅くなります。値がプラスのと きは、弱く弾いたときの発音の タイミングが遅くなります。 鍵域による鍵盤のタッチ感を設 定します。 -63 〜 +63 値が大きいほど、鍵域の高い鍵 はより重く、鍵域の低い鍵はよ り軽い設定になります。 通常のピアノの深さでノート・ オフします。 深い位置でノート・オフします。 エレクトリック・ピアノなどの 音色に適しています。 チューニングを微調整する 鍵盤をひとつずつ選んで、チューニングの微調整をします。 0. 1 セント単位で、− 50. 0 から+ 50. 0 セントの範囲で設定で きます。 (1 半音 =100 セント) パラメーター Type 設定値 OFF、PRST(PRESET) 、USER 1. ピアノ音色の詳細設定の(P. 46)の操作 3 で、 「2. Micro Tune Edit」を選んで[ENTER]ボタンを押します。 Micro Tune Edit 画面が表示されます。 LIGHT Key Touch MEDIUM [EXIT/SHIFT]ボタンを押すと、ひとつ前の画面に戻ります。 HEAVY 2. カーソル[ ]ボタンを押して、 「TYPE」の設定値にカー ソルを移動します。 3. [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで、タイ プを選びます。 4. カーソル[ します。 ]ボタンを押して、数値にカーソルを移動 SPR HEAVY 5. 調節したい鍵を押して、指定します。 6. [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで、値を 設定します。 7. 設定を保存したいときは、 [LAYER EDIT] (WRITE)ボ タンを押します。 設定は「USER」に記憶されます。 Key Touch Offset -10 〜 +9 ペダルを踏んだときの共鳴音を変える ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音(シンパセティック・レ ゾナンス)を調節します。 アコースティック ・ ピアノでは、ダンパー ・ ペダルを踏んだときに、 弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して、豊かな響きと広がりが加わ ります。この共鳴音を再現します。 パラメーター SW Depth Damper 設定値 OFF、ON 0 〜 127 0 〜 127 解説 ON にすると効果がかかります。 効果の深さ ダンパーペダルの踏み込み量 (レゾナンス音を制御します) Velo Delay Sens (Velocity Delay Sensitivity) Velo Keyflw Sens (Velocity Keyfollow Sensitivity) Pre LPF 入力音の高域成分をカットす 16 〜 15000 Hz、 るフィルターの基準周波数 BYPASS (BYPASS:カットしない) BYPASS、16 〜 15000 Hz 200 〜 8000 Hz -15 〜 +15 dB 入力音の低域成分をカットす るフィルターの基準周波数 (BYPASS:カットしない) 入力音の特定の周波数帯を増減 するフィルターの基準周波数 入力音の特定の周波数帯を増減 するフィルターの増幅/減衰量 STANDARD Key Off Position Pre HPF Peaking Freq Peaking Gain DEEP 48 ONE TOUCH 音色の詳細設定をする パラメーター Peaking Q 設定値 0. 5、1. 0、2. 0、 4. 0、8. 0 解説 Peaking Gain で増幅/減衰す る周波数帯の幅(値が大きいほ ど幅は狭くなります) 設定を初期状態にする One Touch Piano の設定を、初期状態に戻します。 HF Damp レゾナンス音の高域成分をカッ 16 〜 15000 Hz、 トする基準周波数(BYPASS: BYPASS カットしない) BYPASS、16 〜 15000 Hz 1〜7 0 〜 127 0 〜 127 0 〜 127 レゾナンス音の低域成分をカッ トする基準周波数(BYPASS: カットしない) グランドピアノの大屋根の開き 具合による音色変化 出力音量 うなり具合 うなり成分の音量 1. ピアノ音色の詳細設定 (P. 46) の操作 3 で 「5. Initialize」 を選んで[ENTER]ボタンを押します。 イニシャライズ画面が表示されます。 LF Damp Freq Lid Level P-Sft Amount P-Sft Level P-Sft LPF 初期化をやめるときは[EXIT/SHIFT]ボタンを押して、 メニュー 画面に戻ります。 うなり成分の高域成分をカット 16 〜 15000 Hz、 するフィルターの基準周波数 BYPASS (BYPASS:カットしない) BYPASS、16 〜 15000 Hz 0 〜 127 0 〜 64 うなり成分の低域成分をカット するフィルターの基準周波数 (BYPASS:カットしない) うなり成分をさらに共鳴させる 量 ダンパーペダルを踏んでいない ときの共鳴音の深さ 2. [ENTER]ボタンを押します。 確認の画面が表示されます。 P-Sft HPF P-Sft to Rev Damper offset 操作を中止するときは[EXIT/SHIFT]ボタンを押します。 イコライザーを設定する イコライザーを設定します。 パラメーター SW C2 Low Freq Low Gain Mid1 Freq Mid1 Gain Mid1 Q Mid2 Freq Mid2 Gain Mid2 Q 設定値 OFF、ON Low Gain、High Gain、Level 200、400 Hz -15 〜 +15 dB 200 〜 8000 Hz -15 〜 +15 dB 0. 5、1. 0、2. 0、 4. 0、8. 0 200 〜 8000 Hz -15 〜 +15 dB 0. 5、1. 0、2. 0、 4. 0、8. 0 2000、4000、 8000 Hz -15 〜 +15 dB 0 〜 127 解説 ON にすると効果がかかります。 MFX 2 CTRL で制御するパラ メータを選択します。 低域の基準周波数 低域の増幅/減衰量 中域 1 の基準周波数 中域 1 の増幅/減衰量 中域 1 の幅 値を大きくするほど幅が狭くな ります。 中域 2 の基準周波数 中域 2 の増幅/減衰量 中域 2 の幅 値を大きくするほど幅が狭くな ります。 高域の基準周波数 高域の増幅/減衰量 出力音量 3. もう一度[ENTER]ボタンを押します。 ONE TOUCH PIANO ボタンの音色が初期化されます。 High Freq High Gain Level 49 ONE TOUCH 音色の詳細設定をする E. ピアノ音色の詳細設定をする SYSTEM-165 にはスーパーナチュラル E. ピアノ音源が搭載されています。 スーパーナチュラル E. ピアノ音源は、60 〜 80 年代のビンテージ・エレクトリック・ピアノの種類や特徴を忠実にモデリングして発音す るローランドのまったく新しい音源です。代表的な E. ピアノのモデリングにとどまらず、まったく新しいタイプの E. ピアノ音色も用意さ れています。 従来のシンセサイザーのパラメーターとは異なり、専門のエンジニアや調律師が行うような多彩な音作りが可能です。たとえば、ピックアッ プの位置を変更したり、発音部の部品を交換するといった効果を簡単に得ることができます。 ご注意 !PIANO ボタンを押すと、音色の設定を除く各種設定は、電源投入時の状態になります。 残しておきたい設定は、ライブ・セットに記憶してください(P. 45) 。 1. ONE TOUCH E. PIANO 画面で[DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで、設定するバリエーションを選びます。 2. [TONE EDIT]ボタンを押します。 音色の設定画面が表示されます。 3. カーソル[ ] [ 移動します。 1. Initialize ]ボタンで画面を切り替え、カーソル[ ] [ ]ボタンを押して設定するパラメーターにカーソルを 以下のメニューは、カーソルを移動した後[ENTER]ボタンを押し、次の画面で設定するパラメーターを選びます。 4. [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで値を設定します。 パラメーターの詳細は次の E. ピアノの詳細設定 (P. 50) の操作 3 で 「2. Initialize」 を 選んで[ENTER]ボタンを押します。 イニシャライズ画面が表示されます。 2. [ENTER]ボタンを押します。 確認の画面が表示されます。 STAGE TWIN ギター・アンプでの演奏を再現します。 パラメーター Treble Bass Tremolo Sw Tremolo Rate Mode Tremolo Rate(Hz) Tremolo Rate(♪) Tremolo Depth 設定値 -50 〜 +50 -50 〜 +50 OFF、ON Hz、音符(*1) 0. 05 〜 10. 00Hz 音符(*1) 0 〜 127 解説 高音の増幅/減衰量 低音の増幅/減衰量 トレモロをオン/オフします。 音符のとき、テンポに同期しま す。 トレモロのかかる周期(Hz) トレモロのかかる周期(♪) トレモロのかかる深さ トレモロをかける LFO 波形の デューティーを設定します。値 を大きくすると、L チャンネル の LFO 波形のデューティーが 大きくなります。R チャンネル は小さくなります。 スピーカーの種類 ※ LINE のときはスピーカーを 通しません。 歪み具合 出力音量 操作を中止するときは[EXIT/SHIFT]ボタンを押します。 3. もう一度[ENTER]ボタンを押します。 ONE TOUCH E. PIANO ボタンの音色が初期化されます。 Tremolo Duty -10 〜 +10 Speaker Sim Drive Level LINE、OLD、 NEW、WURLY、 TWIN 0 〜 48 0 〜 127 音符(*1) : (3 連 64 分音符) 、 (64 分音符) 、 (32 分音符) 、 (3 連 32 分音符) 、 (3 連 16 分音符) 、 (付点 32 分音符) 、 (16 分音符) 、 (3 連 8 分音符) 、 (付点 16 分音符) 、 (8 分音符) 、 (3 連 4 分音符) 、 (付点 8 分音符) 、(4 分音符) 、 (3 連 2 分音符) 、 (付点 4 分音符) 、 (2 分音符) 、 (3 連全音符) 、 (付点 2 分音符) 、 (全音符) 、 (3 連二全音符) 、 (付点全音符) 、 (二全音符) 53 音色の詳細設定をする トーンの設定をする レイヤーに割り当てられているトーンを細かく設定することができます。 選んでいるトーンによっては、変更することができないパラメーターがあります。 1. ライブ・セット画面で[TONE EDIT]ボタンを押します。 [TONE EDIT]ボタンが点灯し、TONE EDIT 画面が表示されます。 2. カーソル[ ] [ ]ボタンを押して、画面を切り替え、カーソル[ を押して、設定するパラメーターにカーソルを移動します。 ] [ ]ボタン 以下のメニューは、 カーソルを移動した後 [ENTER] ボタンを押し、 次の画面で設定するパラメーター を選びます。 • Micro Tune Edit →『チューニングを微調整する』 (P. 48) • Sym. Resonance →『ペダルを踏んだときの共鳴音を変える』 (P. 48) 3. [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで値を設定します。 4. 設定が終わったら、 [TONE EDIT]ボタンを押してインジケーターを消灯させます。 ライブ・セット画面に戻ります。 ご注意 !ピアノ音色、トーン・ホイール・オルガン音色やスーパーナチュラル E. ピアノ音色を選んでいると、設定できない項目があります。そ のような項目は設定値が「---」と表示されます。 トーン・パラメーター一覧 パラメーター Layer Tone 設定値 説明 Upper1、 Upper2、 設定するレイヤーを選びます。 Lower1、Lower2 「Layer」で選んだレイヤーに割り当てられているトーンが表示されます。 LIVE SET ボタンを使ってトーンを選ぶこともできます。 Piano Type1 Piano Type2 E. Piano Type Sound Lift Enhancer Mid Boost Sound Focus Sw Sound Focus Value タッチの強弱により音量変化を抑えながら、ステレオ感を減らしてバンドで抜ける音にします。 この設定は SuperNATURAL Piano のみに効果がかかります。 ステレオ感を減らします。 この設定は SuperNATURAL Piano のみに効果がかかります。 柔らかな音から派手な音に変化します。 この設定は特定の SuperNATURAL E. Piano 音色のみに効果がかかります。 タッチの強弱による音量変化を抑えます。 高域の倍音成分をコントロールすることで、音ヌケをよくします。 ※ この設定は SuperNATURAL Piano には効果がかかりません。 中域を持ち上げます。 ※ この設定は SuperNATURAL Piano には効果がかかりません。 サウンド・フォーカスをオン/オフします。SOUND FOCUS[ON/OFF]ボタンを押すとこの設定が切り替わり ます。 音色によっては意図した効果が得られない場合があります。 0 ~ 127 効果の深さを設定します。SOUND FOCUS[DEPTH]つまみを回すとこの値が変化します。 音色によっては意図した効果が得られない場合があります。 トーンにかけるマルチ・エフェクトを設定します。 MFX 1 – マルチ・エフェクトは、音そのものを変化させて、まったく違う種類の音に変える汎用のエフェクトです。84 種 類のタイプを持ち、その中から目的にあったものを選んで使います。 ディストーション、フランジャーなどの単一のエフェクトで構成されたもの以外に、それらを直列や並列につない だものまで、さまざまなタイプが用意されています。また、マルチ・エフェクトのタイプの中にもリバーブ、コー ラスがありますが、後述のリバーブ(P. 74)やコーラス(P. 75)とは別系統で扱います。 SYSTEM-165 ではトーンに対して 2 つのマルチ・エフェクトをかけることができます。2 つのマルチ・エフェクト は直列に接続されています。 トーンの音の高さ(ピッチ)を設定します。 音の高さを半音単位で設定します。 Sound Focus Type OFF、ON MFX 2 – Coarse Tune -48 〜 +48(+/4 オクターブ) 54 音色の詳細設定をする パラメーター Fine Tune 設定値 -50 〜 +50(+/50 セント) 説明 トーンの音の高さ(ピッチ)を設定します。 音の高さを 1 セント単位で設定します。 トーンの鳴らしかたをポリフォニック(POLY)にするか、モノフォニック(MONO)にするかを設定します。 単音楽器(サックスやフルートなど)のトーンを使うときは、 「MONO」にすると効果的です。 また、 「MONO LEGATO」に設定すると、モノフォニックで演奏するときにレガートをかけることができます。レガートとは、音と音 の間をなめらかに切れ目を感じさせないように演奏する方法です。ギターのハンマリング・オンやプリング・オフのような効果が得られ ます。 MONO POLY MONO LEGATO Portamento SW Portamento Time Bend Range Attack Time (Offset) ON、OFF 1 音ずつ最後に押した鍵の音だけが鳴ります。 複数の音が同時に鳴ります。 モノフォニックでレガートをかけます。 はじめに弾いた鍵と次に弾いた鍵との間の音程をなめらかに変化させる効果のことを「ポルタメント」といいます。 Mono/Poly の値を MONO に設定したときにポルタメントをかけると、バイオリンなどのスライド奏法のような 効果が得られます。 ポルタメント効果をかけた音の高さが変化する時間を設定します。値が大きくなるほど、次の音の高さに移動する 時間が長くなります。 Mono/Poly 0 〜 127 0 〜 24 (半音単位) ピッチ・ベンド・レバーを動かしたときのピッチの変化量を半音単位で設定します(2 オクターブ) 。 キーを押さえてから、音が立ち上がるまでの時間です。 値を大きくすると立ち上がりがゆるやかに、小さくすると立ち上がりが鋭くなります。 ※ この設定を変えても、トーンによっては、思ったような効果が得られないことがあります。 キーを離してから、音が消えるまでの時間です。 値を大きくすると余韻の長い音になり、小さくすると歯切れの良い音になります。 ※ この設定を変えても、トーンによっては、思ったような効果が得られないことがあります。 フィルターの開き具合を調節します。 -64 〜 +63 値を大きくすると音が明るくなり、小さくすると暗くなります。 ※ この設定を変えても、トーンによっては、思ったような効果が得られないことがあります。 カットオフ周波数付近の音の成分を強調し、音にクセをつけます。設定値を上げすぎると発振して音がひずむこと があります。 値が大きくなるとクセが強くなり、小さくすると弱くなります。 ※ この設定を変えても、トーンによっては、思ったような効果が得られないことがあります。 音が立ち上がってから、音量が下がっていくまでの時間です。 値を大きくすると音量が下がるまでの時間が長くなり、小さくすると短くなります。 ※ この設定を変えても、トーンによっては、思ったような効果が得られないことがあります。 Release Time (Offset) Cutoff (Offset) Resonance (Offset) Decay Time (Offset) ピアノ・カテゴリーの音色を選んでいるときは、以下のパラメーターを調節できます。 • Stereo Width(P. 47) • Nuance(P. 47) • Lid(P. 47) • Damper Noise(P. 47) • Duplex Scale(P. 47) • String Resonance(P. 47) • Key Off Resonance(P. 47) • Hammer Noise(P. 47) • Tone Character(P. 47) • Sound Lift(P. 47) • Micro Tune(P. 48) • Sym. Resonance(P. 48) ご注意 !Sound Focus Type、Sound Focus Sw、Sound Focus Value、Damper Noise、Duplex Scale、Sym. Resonance は UPPER1 のみに効くため、Layer で UPPER1 を選んだときだけ表示されます。 55 音色の詳細設定をする レイヤーの設定をする SYSTEM-165 は、内部パートを本体のボタンと鍵盤で自由にコントロールするための 4 つのパート(UPPER 1、UPPER 2、LOWER 1、 LOWER 2)を持っています。 内部パートをコントロールするこの 4 つのパートをレイヤー(Layer)といいます。 レイヤーは SYSTEM-165 の鍵盤でスプリット(P. 29)などの操作も簡単にでき、レイヤーごとにより細かい設定が可能です。 ご注意 !選んでいるトーンによっては、変更することができないパラメーターがあります。 1. [LAYER EDIT]ボタンを押します。 [LAYER EDIT]ボタンが点灯し、LAYER EDIT 画面が表示されます。 LAYER スイッチがオフのレイヤーは、薄い色で表示されます。 2. カーソル[ ] [ ]ボタンを押して、画面を切り替えます。 ] [ ] [ ]ボタンを押して、設定するパラメーターにカーソルを [ 3. カーソル[ ] 移動します。 4. [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイヤルで値を設定します。 [DEC]ボタンと[INC]ボタンを同時に押すと、設定値は基準値になります。 5. 設定が終わったら、 [LAYER EDIT]ボタンを押してインジケーターを消灯させます。 ライブ・セット画面に戻ります。 レイヤー・パラメーター一覧 パラメーター TONE 設定値 説明 レイヤーに割り当てられているトーンが表示されます。 ONE TOUCH ボタンと LIVE SET ボタンを使ってトーンを選ぶこともできます。 各レイヤーの音量を設定します。 音量の設定は、主に複数のトーンを鳴らしているときに、レイヤー間の音量バランスをとるために使います。 パンの設定は、ステレオ出力するときの、各レイヤーの音像の定位です。L の数字が大きくなるほど左から音が聞 こえます。R の数字が大きくなるほど、右から音が聞こえます。0 にすると、中央から音が聞こえます。 リバーブ効果、コーラス効果の深さを設定します。 0 〜 127 この設定値が「0」になっていると、REVERB[DEPTH]つまみ、または CHORUS/DELAY[DEPTH]つま みを回しても、効果がかかりません。 各レイヤーを、それぞれ異なる音の高さに移調(トランスポーズ)させて演奏することができます。 TRA (Transpose) -48 〜 0 〜 +48 複数のレイヤーを鳴らしているときに、一方のトーンをオクターブ違いに設定すると、厚みのあるトーンを作るこ とができます。また、 スプリット(P. 29)にして、 ロワーでベースのトーンを鳴らすような場合に、 より低い音で鳴 らすことができます。 [TRANSPOSE]ボタンで、全レイヤーに同じトランスポーズ量を設定することもできます。詳しくは、 『鍵盤の 音の高さを変える(TRANSPOSE) 』 (P. 32)をご覧ください。 通常の演奏状態で[SPLIT]ボタンを押すと、スプリット・ポイントで鍵域が分かれ、1 つの鍵盤で 2 つのトーン を鳴らすことができます。 LWR(Key Range Lower) A0 〜 C8 Key Range を使うと、さらに鍵域を細かく設定できます。 各レイヤーの鍵域の下限と上限を設定します。鍵域の下限を上限より上げたり、上限を下限より下げることはでき ません。 設定するパラメーターにカーソルを移動したら、指定する鍵を押し、 [ENTER]ボタンを押して設定することもで きます。 キー・レンジの設定は、 [SPLIT]ボタンがオン(P. 29)のときだけ有効です。 [SPLIT]ボタンがオフのときは、 「FUL」と表示されます。このとき、 [DEC] [INC]ボタンまたは VALUE ダイ ヤルで「FUL」以外に値を変えると、自動的に[SPLIT]ボタンがオンになります。 スプリット・ポイント(P. 29)を変更すると、キー・レンジ の値も変わります。 VOL(Volume) 0 〜 127 PAN REV(Reverb Amount) CHO(Chorus Amount) L64 〜 0 〜 R63 UPR(Key Range Upper) 56 音色の詳細設定をする パラメーター 設定値 説明 鍵盤を弾く強さによるトーンの鳴る範囲の下限(VRL)と、上限(VRU)を設定します。 鍵盤を弾く強さでトーンを鳴らし分けたいときに設定します。 トーンによって、この設定が無効なものがあります。 ベロシティーに対する音量の変化のしかたを設定します。 VRL(Velocity 1 〜 127 Range Lower) VRU(Velocity 1 〜 127 Range Upper) Sns (Velocity Sense) -63 〜 +63 設定値が+(プラス)のときは、鍵盤を強く弾くほど音量が大きくなり、−(マイナス)のときは、強く弾くほど 小さくなります。 トーンによって、この設定が無効なものがあります。 鍵盤を弾いたときのベロシティーの最大値を設定します。 Max(Velocity Max) V. Reserve (Voice Reserve) Dp F1 F2 PB Md S1 S2 LW2 LW1 UP2 UP1 1 〜 127 値を小さくすると、鍵盤を強く弾いても音量があまり大きくなりません。 トーンによって、この設定が無効なものがあります。 0 ~ 64 128 ボイスを超える発音数で演奏された場合に、各レイヤーが確保するボイス数を設定します。 ダンパー・ペダルで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 FC1 端子に接続したペダルで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 FC2 端子に接続したペダルで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 ピッチ・ベンド・レバーで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 モジュレーション・レバーで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 ON、OFF [S1]ボタンで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 [S2]ボタンで、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 CONTROL スライダー(LW2)で、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 CONTROL スライダー(LW1)で、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 CONTROL スライダー(UP2)で、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 CONTROL スライダー(UP1)で、各レイヤーをコントロールするか(ON) 、しないか(OFF)を設定します。 57 SYSTEM-165 をマスター・キーボードにする SYSTEM-165 のリア・パネルにある MIDI OUT 端子に外部の MIDI 機器を接続して、SYSTEM-165 から接続した MIDI 機器をコントロール することができます。 通常、 SYSTEM-165 は、 ノート情報を MIDI OUT 端子から送信していますが、 [MIDI]ボタンを押して点灯させると、 ノート情報だけでなく、 外部 MIDI 機器のさまざまな設定をコントロールすることができます。 内部音源と外部音源は独立してコントロールすることができます。 [MIDI] ボタンを押して点灯させると、 SYSTEM-165 で外部 MIDI 音源 (EXTERNAL レイヤー) をコントロールする状態になります。 [MIDI] ボタンを押してレイヤーをコントロールするか、EXTERNAL レイヤーをコントロールするかを切り替えます。 また、外部音源に送信する MIDI 情報の詳細設定をすることができます。 MIDIとは MIDI(ミディ : Musical Instrument Digital Interface)とは、 電子楽器やパソコンの間で演奏などの情報をやりとりできる統一規格です。 MIDI 端子を持つ機器同士を MIDI ケーブルで接続すると、1 台の MIDI キーボードで複数の楽器を鳴らす、複数の MIDI 楽器をアンサンブ ルで演奏する、曲の演奏の進行に合わせて自動的に設定を変える、などができるようになります。 MIDI 端子について SYSTEM-165 の MIDI 端子には次の 3 種類があり、それぞれはたらきが異なります。 MIDI IN 端子 外部の MIDI 機器から送られてくる MIDI 情報を受信します。MIDI 情報を受信した SYSTEM-165 は、音を出す、音色を切り替えるなどの動 作をします。 MIDI OUT 端子 外部の MIDI 機器に対して MIDI 情報を送信します。SYSTEM-165 では、MIDI OUT 端子からコントローラー部の演奏情報を送信するとき に使います。 MIDI THRU 端子 MIDI IN 端子で受信したメッセージを、そのまま外部 MIDI 機器へ送信します。複数の MIDI 機器を同時に使用するときなどに使います。 メモ SYSTEM-165 では、MIDI THRU/OUT 3 端子のはたらきを変えることができます(P. 69) 。 V-LINK 対応. 映像機器 音源 パソコン USB 端子 MIDI IN 端子 MIDI OUT 端子 USB 端子 SYSTEM-165 ご注意 !USB ケーブルは 5m 以内のものをお使いください。 58 SYSTEM-165 をマスター・キーボードにする レイヤーごとに音量を調節する LAYER. [. . . ] [LAYER EDIT]ボタン→ Velocity Max(P. 57) . [LAYER EDIT]ボタン→ Velocity Range(P. 57) コーラス/ディレイの設定 トーンごとにコーラス/ディレイ量を変える . CHORUS/DELAY[DEPTH]つまみ(P. 33) トーンごとにコーラス量を変える . . [LAYER EDIT]ボタン→ Chorus Amount(P. 56) コーラスのタイプを変える . [. . . ]

ROLAND SYSTEM-165ダウンロード上のご注意

Lastmanualsはユーザー主導型のハードウエア及びソフトウエアのマニュアル(ユーザーガイド・マニュアル・クイックスタート・技術情報など)を共有・保存・検索サービスを提供します。
お探しの書類がなかったり、不完全だったり、言語が違ったり、モデル名や言語が説明と違う場合など、いかなる場合でもLastmanualsはその責を負いません。またLastmanualsは翻訳のサービスもしていません。

規約に同意して「マニュアルをダウンロード」をクリックすればROLAND SYSTEM-165のマニュアルのダウンロードが開始されます。

マニュアルを検索

 

Copyright © 2015 - LastManuals - すべての権利。
指定の商標やブランド名はそれぞれ個別の所有者のものです。

flag