ユーザーズガイド ACER B236HL

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マニュアル抽象的: マニュアル ACER B236HL

詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。

[. . . ] Do not install near any heat sources such as radiators, heat registers, stoves, or other apparatus (including amplifiers) that produce heat. Do not defeat the safety purpose of the polarized or grounding-type plug. A polarized plug has two blades with one wider than the other. A grounding type plug has two blades and a third grounding prong. [. . . ] 23 入出力特性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 寸法図 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 ブロックダイアグラム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 保証とアフターサービス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 保証書 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 6 B236HL 取扱説明書 はじめに このたびは、ヤマハ マトリクスプロセッサー B236HLをお買い求めいただきまして、ありがとうございます。 B236HLの優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活用いただきますようお願い申しあげま す。また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願いします。 付属品(お確かめください) • B236HL取扱説明書(本書) ※本書に保証書が掲載されています。 ファームウェアのバージョンについて B236HLのファームウェアのアップデートやバージョンの確 認は、MTX Editorで行ないます。操作方法については、 「MTX Editor取扱説明書」を参照してください。 また最新のファームウェアは、以下のウェブサイトのダウン ロードページからダウンロードしてください。 http://www. yamahaproaudio. com/japan/ja/ • 電源ケーブル • ユーロブロックプラグ (16ピン、3. 50mmピッチ) 1個 • ユーロブロックプラグ (3ピン、タブ付き、5. 08mmピッチ) 16個 • 結束バンド 16本 ラックマウント時の注意 この機器が動作保証する室温は0∼40℃です。この機器を 他の機器と一緒にEIA標準のラックにマウントする場合、各 機器からの熱でラック内の温度が上昇し、十分な性能を発揮 できないことがあります。この機器に熱がこもらないよう に、必ず以下の条件でラックにマウントしてください。 • パワーアンプなどの発熱しやすい機器(XMVシリーズを 除く)と一緒にマウントする場合は、他の機器との間を 1U以上空けてください。また、このスペースは通風パネ ルを取り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保 してください。 • ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から10cm 以上離し、十分な通気を確保してください。ラック背面 を開放できない場合は、ラックに市販のファンキットな どの強制換気用装置を設置してください。ファンキット を取り付けた場合は、ラックの背面を閉じた方が放熱効 果が大きくなることもあります。詳しくはラックおよび ファンキットの取扱説明書を参照してください。 B236HL 取扱説明書 7 B236HLの紹介 特長 • 中小規模設備に適したシグナルプロセッサー B236HLは店舗や宴会場などの中小規模設備に適したシグナ ルプロセッサーです。26ch×8chのマトリクスミキサー の他、3バンドのパラメトリックEQ、コンプレッサー / ゲート、オートゲインコントロール、8つのプライオリ ティーダッカー、4系統のフィードバックサプレッサーを 搭載しています。また出力段には4バンドのパラメトリッ クEQ、ディレイの他、スピーカープロセッサーなど、 数々の高機能/高音質のプロセッサーを搭載しています。 • 新開発のデジタル音声伝送フォーマット「YDIF」を搭載 「YDIF」はイーサーネットケーブルを使い、最大16チャ ンネルの音声とワードクロックを送受信できるデジタル音 声伝送フォーマットです。最長30mのイーサーネット ケーブルを使って機器間を簡単に接続できます。 • 多彩な入出力とSDメモリーカードスロットを装備 8系統の高音質モノラルマイクライン入力、2系統のステ レオライン入力に加えて、デジタル入出力として「YDIF」 経由で最大16chの入力が可能です。再生用SDメモリー カードスロットも装備し、SDメモリーカードに保存され たMP3/WAVの音声ファイルを再生することができます。 出力も8系統のアナログモノラルの他、 「YDIF」経由で最 大16chデジタルの出力が可能です。 • 外部コントロールに対応 専用の壁埋め込み型コントロールパネル「DCP」シリーズ を[DCP]端子に接続することにより、手軽に複数ゾーンの 音量制御、プリセットの切り替えが可能です。イーサー ネットケーブルによるデイジーチェーン配線で、最大8台 の「DCP」シリーズコントロールパネルが接続可能です。 B236HLから末端のコントロールパネルまでの合計ケーブル 長は最長200mで、電力も同時に供給するため、部屋の 最適な位置にコントロールパネルを配置できます。また AMX/Crestronなどのタッチパネル機器からコントロー ルするためのNETWORK端子や[GPI]端子も装備してい ます。 • 2系統のエフェクトを内蔵 パーティールームや宴会場などで手軽に使えるエフェクト を2系統内蔵。専用機を増設することなく、手軽にリバー ブやカラオケエコーの効果が得られます。 • システム全体のデザインを実現する専用アプリケーション ソフト「MTX Editor」 「MTX Editor」はB236HLのパラメーターを設定するアプ リケーションソフトです。設備設計のワークフローに沿っ た操作画面で、簡単にシステム設計と設定(もしくは調整) ができます。ヤマハ製スピーカーのスピーカーライブラ リーも内蔵し、スピーカーの性能を最大限に活かす設定が 簡単に行なえます。 • iPhoneアプリに対応 専用のiPhoneアプリを使い、専用壁埋め込み型コント ロールパネルと同様に音量制御やプリセット制御が簡単に 行なえます。iPhone/iPod touchを使い、手軽に店舗や 宴会場などの音響システムをコントロールできます。 MTX Editorについて MTX EditorはMTXシリーズを使用したシステムを統括し て構築、コントロールするためのWindows OS用のソフト ウェアです。 MTX Editor、MTX Editor取扱説明書は以下のウェブサイ トからダウンロードしてご使用ください。 http://www. yamahaproaudio. com/japan/ja/ MTX Editorのインストール方法や、B236HLとコンピュー ターの接続方法については、 「MTXセットアップマニュア ル」をご覧ください。 PDFマニュアルの活用方法 MTX Editor取扱説明書は、PDF形式の電子ファイルに なっています。このファイルは、コンピューターでご覧いた だけます。コンピューターでご覧いただくソフトウェアとし て「Adobe® Reader®」を使うと、用語をすばやく検索し たり、必要な部分だけを印刷したり、リンクをクリックして 該当する項目を開いたりすることができます。特に用語検索 とリンク機能は、電子ファイルならではの便利な機能です。 ぜひご活用ください。 最新のAdobe Reader は下記のウェブサイトからダウン ロードできます。 http://www. adobe. com/jp/ 8 B236HL 取扱説明書 各部の名称と機能 フロントパネル q we t yu i o !0 !4 88 r q SDメモリーカードスロット SDメモリーカードを挿入します。オーディオファイル (MP3ファイルおよびWAVファイル)を記録したSDメ モリーカードを使用し、音楽や効果音を再生します。 カードを抜き差しするときは、スロットに装着されてい るカバーを取り外してください。 SDメモリーカードの取り扱い方法については19ページ を、オーディオファイルの再生方法については「MTX Editor取扱説明書」を参照してください。 !1 !2 !3 !0 [NETWORK]インジケーター リアパネルのNETWORK端子(10ページ)を介して外部 機器とリンクが確立しているとき緑色に点灯します。ま た、データの通信中は点滅します。 !1 [YDIF]インジケーター リアパネルの[YDIF IN]端子(11ページ)と他の機器の [YDIF OUT]端子が正常に接続されているとき緑色に点 灯します。 w [INPUT PEAK]インジケーター 1∼8 各INPUTチャンネルの入力レベルが−3dBFS以上のと き赤色に点灯します。 !2 [SCHEDULER]インジケーター スケジューラー (17ページ)でイベントが設定されてい るとき黄色に点灯し、イベントの1分前になると点滅し ます。 e [INPUT SIGNAL]インジケーター 1∼8 各INPUTチャンネルの入力レベルが−40dBFS以上の とき緑色に点灯します。 !3 [SD/ACT]インジケーター qSDメモリーカードスロットにSDメモリーカードが挿 入され、正常に認識されると黄色に点灯します。SDメモ リーカードにアクセスしているときは点滅します。 r [OUTPUT SIGNAL]インジケーター 1∼8 各OUTPUTチャンネルの出力レベルが−40dBFS以上 のとき緑色に点灯します。 !4 電源スイッチ 電源スイッチです。スイッチが の場合、電源がオン になっています。スイッチが の場合、電源がオフに なっています。 t [PRESET]ディスプレイ 主にプリセット番号を表示します。また、UNIT ID、ア ラート番号、メッセージなども表示します。 NOTE • 電源スイッチを連続してすばやく切り替えないでくださ い。また、電源スイッチをオフにしてからオンにする場 合は、6秒以上の間隔を空けてください。誤動作の原因 になることがあります。 • 電源スイッチがオフの状態でも微電流が流れています。 長時間使用しないときは、必ず電源コードをACコンセ ントから抜いてください。 y [▲]/[▼]ボタン 上記の[PRESET]ディスプレイに表示されるプリセット 番号やアラート番号を切り替えます。 u [ENTER]ボタン 上記の[PRESET]ディスプレイに表示されている項目を 確定します。 アラート番号が表示されているときにこのボタンを押す と、プリセット番号の表示に戻ります。 i [ALERT]インジケーター アラートが発生すると、[PRESET]ディスプレイにア ラート番号が表示され、このインジケーターが赤色に点 滅します。 o [POWER]インジケーター 本体の電源がオンのとき緑色に点灯します。 B236HL 取扱説明書 9 各部の名称と機能 リアパネル q e u i !0 !1 !2 w r t y o NOTE B236HLには、端子の形状が同じでも機能がまったく異なるもの があります(例:[DCP]端子、NETWORK端子、[YDIF]端子)。 各端子の説明に従って適切な接続を行なってください。機器の 故障の原因になることがあります。 コントロールパネルは1台のB236HLにつき8台まで接続 できます。また、B236HLから末端のコントロールパネル までの合計ケーブル長は最長200mです。 禁止 • コントロールパネルをB236HLの[DCP]端子以外の端子 には接続しないでください。電気的に互換性がないた め、火災や故障の原因になることがあります。 • [DCP]端子にはDCPなどの別売コントロールパネル以 外の機器を絶対に接続しないでください。機器および本 体が故障するおそれがあります。 q AC IN端子 付属の電源コードを接続して電源を供給するための端子 です。まずこの機器と電源コードを接続し、次に電源プ ラグをコンセントに差し込みます。 w アース用ネジ 付属の電源コードは3芯プラグですので、ACコンセント が接地されていればB236HLは電源コードから適切にアー ス接続されます。さらに、このネジをアース接続するこ とで、ハムノイズや干渉ノイズを改善できる場合があり ます。 y NETWORK端子 AutoMDI/MDI-X対応のイーサーネット端子です。コン ピューターと直接接続するか、ネットワークスイッチを 経由して、コンピューターや周辺機器、外部コントロー ラーと通信します。CAT5e以上のイーサーネットケーブ ルを使用してください。 e [GPI]端子 制御信号を入出力するGPI (General Purpose Interface)用のユーロブロック端子です。 B236HLには7ポートのアナログ/デジタル入力と1ポー トのデジタル入力、および4ポートの出力があります。 [IN]-1∼7端子は0∼5V間の電圧を検知します。[IN]-8 端子のみ+24V入力に対応しており、2. 5∼24V間の電 圧はHigh、2. 5V未満の電圧はLowとして検知します。 [OUT]-1∼4端子はオープンコレクター出力で、オープ ンまたは接地(Ground)に変化します。+5VDC端子の出 力電圧は5Vです。 接続の際は付属のユーロブロックプラグを使用してくだ さい(12ページ「ユーロブロックプラグの取り付け方法」 参照)。 また、詳しい接続方法や使用例については「[GPI]端子を 使って接続する」(18ページ)を参照してください。 u [UNIT ID]ロータリースイッチ 複数の機器を同一のネットワーク内で接続している場合、 B236HLを個別に認識するためのUNIT IDを設定します。 下記のディップスイッチ1および2を上位桁、このロー タリースイッチを下位桁として組み合わせて、01から 3Fまで最大63通りのUNIT IDを設定できます。 NOTE •「00」(ディップスイッチ1および2をOFF、ロータリー スイッチを0に設定)はUNIT IDとして使用しないでく ださい。 • [UNIT ID]ロータリースイッチの設定後は電源を入れ直 してください。 i ディップスイッチ B236HLの設定をするためのディップスイッチです。 注意 [IN]-1∼7端子には5Vを超える電圧を入力しないでくだ さい。機器が故障するおそれがあります。 NOTE 設定の変更は電源をオフにしてから行なってください。電 源がオンの時に設定を変更しても一度電源をオフにしない と設定の変更が反映されません。 r [RS-232C]端子 AMX/CrestronなどのRS-232C対応コントローラーの 接続に使用するD-SUB9ピンの端子です。 詳細な設定については以降を参照してください。 スイッチのイラストは以下で上下を表わしています。 スイッチ 状態 スイッチが上に倒れている状態を表わします。 スイッチが下に倒れている状態を表わします。 t [DCP]端子 DCP1V4Sなどの別売コントロールパネルをデイジー チェーン接続し、B236HLを制御します。8ピンすべてが 接続されているCAT5e以上のイーサーネットストレー トケーブルを使用してください。 10 B236HL 取扱説明書 各部の名称と機能  スイッチ1∼2(UNIT ID) このスイッチを上位桁、上記の[UNIT ID]ロータリー スイッチを下位桁として組み合わせて、01から3Fま で最大63通りのUNIT IDを設定できます。 スイッチの位置 設定 UNIT IDが 「0x」 UNIT IDが 「1x」 UNIT IDが 「2x」 UNIT IDが 「3x」 機能 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が01から0F となります。 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が10から1F となります。 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が20から2F となります。 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が30から3F となります。  スイッチ7∼8(START UP MODE) B236HLの電源をオンにしたときに本体を初期化するか どうかを設定します。 スイッチの位置 設定 機能 通常の動作モードです。 B236HLの電源をオンにした とき、電源をオフにする直 前の状態を保持したまま起 動します。 RESUME INIT. 本体を初期化し、工場出荷 (INITIALIZE) 状態にします(19ページ)。 o [YDIF]端子 MTXシステムを構成する機器とリング接続し、デジタル 音声信号の送受信を行ないます。8ピンすべてがスト レート結線されているCAT5e以上のイーサーネット STPケーブル(シールド付きツイストペアケーブル)を使 用してください。 機器間の最大ケーブル長は30mで、接続できる[YDIF] 端子搭載機器の合計台数は8台までです。詳しくは 「MTX Editor取扱説明書」を参照してください。 NOTE 「00」(ディップスイッチ1および2をOFF、ロータ リースイッチを0に設定)はUNIT IDとして使用しない でください。  スイッチ3∼4 使用しません。工場出荷時の設定(上側)にして、ご使 用ください。 !0 [ST IN]端子 CDプレーヤーなどからのアナログオーディオ信号を入力 するアンバランス型RCAピン端子です。  スイッチ5(PANEL LOCK) フロントパネルの操作子をロックします。フロントパ ネルからの誤操作を避けたい場合に使用します。 スイッチの位置 設定 UNLOCK 機能 フロントパネルの操作子が 操作可能になります。 フロントパネルの操作子が ロックされ、操作できない ようになります。コン ピューターや外部コント ローラーからは操作できま す。 !1 [INPUT]/[OUTPUT]端子 アナログのオーディオ信号を入出力するバランス型入出 力端子です。[INPUT]端子にはラインレベル機器やマイ クロフォンを、[OUTPUT]端子にはラインレベル機器を 接続します。[INPUT]端子にはヘッドアンプが内蔵され ており、+48Vのファンタム電源の供給もできます。内 蔵ヘッドアンプのゲインとファンタム電源のオン/オフ は、MTX Editorで設定できます。 接続の際は付属のユーロブロックプラグを使用してくだ さい(12ページ「ユーロブロックプラグの取り付け方法」 参照)。 LOCK  スイッチ6(IP SETTING) B236HLのIPアドレスをどのように設定するかを選択 します。 スイッチの位置 設定 機能 UNIT IDによってIPアドレ スが設定され、 「192. 168. 0. (UNIT ID)」 となります。 MTX Editorの設定によっ てIPアドレスが決まります (「MTX Editor取扱説明 書」参照)。 NOTE 内蔵ヘッドアンプのゲインを+17dBと+18dBの間で変 化させると、内部的にPADのオン/オフが切り替わりま す。ファンタム電源を使用中で、[INPUT]端子に接続され ている機器のHotとCold間のインピーダンスに差がある 場合にはノイズが発生することがあります。 UNIT ID !2 排気口 B236HLには冷却用ファンが装備されています。ここから 排気が行なわれますので、障害物などで排気口をふさぐ ことのないようにご注意ください。 PC NOTE ご購入後はじめてコンピューターと接続するときは、 必ず「UNIT ID」に設定してください。また、その後 UNIT IDを使用せずにIPアドレスを設定したい場合は、 MTX Editor からIPアドレスを設定したあとで「PC」 に切り替えてください。 排気口 B236HL 取扱説明書 11 各部の名称と機能 ■ ユーロブロックプラグの取り付け方法 [INPUT]/[OUTPUT]端子および[GPI]端子には付属の ユーロブロックプラグを使って接続します。 1. 端子ネジをゆるめます。 ゆるめる マイナスドライバー 事前準備(ケーブルの処理) 約7mm (GPI端子の場合は 約5mm) 端子ネジ ユーロブロックプラグ 約20mm タブ * タブ付きのユーロブロックプラグを使って 説明しています。 • ユーロブロックプラグに取り付けるケーブルにはより 線を使用し、図のようにむき出して配線してくださ い。また、ユーロブロックでの配線は、ケーブルの重 さや振動による金属疲労により、より線が切れやすく なる場合があります。[INPUT]/[OUTPUT]端子に接 続するケーブルは、付属の結束バンドでユーロブロッ クプラグ(3ピン)のタブに固定してください(右記参 照)。ラックマウント時は、なるべく束線バーなどを 使用してケーブルを結束して固定してください。 NOTE マイナスドライバーは、[GPI]端子用のユーロブロック プラグ(16ピン)の場合はブレード幅が2mm以下のも のを、[INPUT]/[OUTPUT]端子用のユーロブロック プラグ(3ピン)の場合は3mm以下のものを使用してく ださい。 3mm以下 NOTE より線にははんだめっきしないでください。 • 可搬設備などで頻繁に抜き差しする場合は、絶縁ス リーブ付き棒端子の使用を推奨します。棒端子のコン ダクター部は、外径1. 6mm([GPI]端子の場合は 1. 3mm)以下で、長さ約7mm([GPI]端子の場合は約 5mm)のもの(Phoenix Contact社製AI0, 5-6WHな ど)をご使用ください。 約7mm (GPI端子の場合は 約5mm) 2. ケーブルを差し込みます。 + – G 1. 6mm以下 (GPI端子の場合は1. 3mm) 3. 端子ネジをしっかりと締め付けます。 ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してくださ い。 4. [INPUT]/[OUTPUT]端子用のユーロブロックプ ラグ(3ピン)の場合は、付属の結束バンドを使って ケーブルをタブに固定します。 NOTE 結束バンドの不要な部分は必要に応じて切除してくだ さい。 12 B236HL 取扱説明書 各部の名称と機能 5. ユーロブロックプラグを本体の[GPI]端子または [INPUT]/[OUTPUT]端子に装着します。 NOTE [INPUT]端子にアンバランスケーブルを接続する場合 は、ユーロブロックの「−」と「G」をジャンパー線 で接続してください。 + – G B236HL 取扱説明書 13 クイックガイド ここでは、B236HLを使ってMTXシステムを構築するための基本的な設定、および接続の手順を紹介します。 設備によっては必要のない手順も含まれていることがありますので、その場合は次の手順にお進みくださ い。 事前準備 実際に設置/配線する前に、MTX Editorで必要な設定を行 ないます。 7. 信号処理をチェックします。 B236HLに音声信号を入力し、MTX Editorでメーターを チェックし、音量やルーティングが正しく設定されてい るかどうかを確認します。 8. 音声が適正なレベルでスピーカーから出力されるよ うに、B236HLの出力のレベルとアンプの出力のレベ ルを調整します。 出力チャンネルをひとつずつONにし、出力レベルを調 整します。 9. プリセットをストア(保存)します。 ほかのプリセットについても、同様の呼び出し/設定/ 保存を行ないます。 10. 設定を保存し、MTX Editorを終了します。 拡張子「. mtx」が付いたプロジェクトファイルが作成 されます。 NOTE オンライン状態で設定した内容はB236HL本体に保存され ますが、今後のメンテナンスや再調整のためにMTX Editorを使ってプロジェクトファイルとして保存してお くことをお勧めします。 16 B236HL 取扱説明書 各種操作方法 プリセットを呼び出す (プリセットの切り替え) MTXシステムでは、入出力ポートのパッチやマトリクスミ キサーの設定、同一MTXシステム内のXMVアンプのパラ メーターなどをまとめて「プリセット」として本体やMTX Editorに保存し、呼び出すことができます。 MTXシステムごとに50個のプリセットを保存できます。 プリセットの編集はMTX Editorを使用して行ないます。 1つのプリセットには以下のような設定が含まれます。 • 入力/出力ポートの設定とパッチ • 入力/出力チャンネルのゲインやEQの設定 • マトリクスミキサーの設定 • ゾーンの設定 • ルーティングの設定 • エフェクトの設定 • DCAやMUTEグループの設定 • 同一MTXシステム内のXMVに関するパラメーター設定 • プリセットネーム 詳細は「MTX Editor取扱説明書」を参照してください。 スケジューラーを設定する あらかじめ設定しておいた日時にプリセットを切り替えた り、SDメモリーカードに保存してある曲や効果音を再生で きます。これらの個々の設定を「イベント(Event)」と呼び ます。 イベントの設定は、MTX Editorの「Scheduler」ダイアロ グで行ないます。詳しい操作方法については、 「MTX Editor取扱説明書」をご覧ください。 <使用例1> 時間帯によってBGMと再生エリアを切り替える 商業施設などで、時間帯によってBGMの種類を変えたり、 BGMを流すエリアを分けることができます。 9:00 12:00 14:00 18:00 22:00 屋内 活気のある BGM さわやかな BGM 穏やかな BGM BGMなし 雰囲気のある BGM 屋外 BGM なし ■ B236HLでのプリセットの切り替え方法 1. [PRESET]ディスプレイを確認しながら[▲]/[▼] ボタンを押し、呼び出したいプリセット番号を選 択します。 この間、[PRESET]ディスプレイが点滅します。 <使用例2> 曜日によって再生する時間帯を切り替える 商業施設などで、曜日や営業時間によってBGMのパターン や再生する時間帯を変えることができます。 • 月∼金曜日 10:00 BGMパターン1 20:00 2. [ENTER]ボタンを押して確定します。 [PRESET]ディスプレイの点滅が止まり、プリセット の呼び出しが完了します。 NOTE • [PRESET]ディスプレイが点滅している状態で30秒 以上放置すると、元のプリセット番号に戻ります。 • DCPシリーズなどのコントロールパネルを接続する と、プリセットを簡単に切り替えることができます。 • 土曜日 10:00 BGMパターン2 22:00 • 日曜日 時計を設定する MTXシステムとして接続されているすべての機器の内蔵時 計は、MTX Editorとオンライン状態にするたびにコン ピューターの時計の日付および時間が送信され、自動的に更 新されます。 MTX Editorの「Clock」ダイアログからコンピューターの 時計の日時を送信すると、同一ネットワークに接続されてい るすべての機器の日時を更新します。 詳しい操作方法については、 「MTX Editor取扱説明書」を ご覧ください。 12:00 BGMパターン3 20:00 このほか、クリスマスなどの季節物のBGMを流したり、休 業日に再生を止めたりなどの例外パターンも設定できます。 B236HL 取扱説明書 17 各種操作方法 [GPI]端子を使って接続する リアパネルの[GPI]端子にGPI (General Purpose Interface)機器を接続します。GPIを使い、コントローラー などの外部機器と制御信号を入出力します。 • [GPI IN]端子を使った接続例 例:B236HLをスイッチでコントロールする場合 B236HL +5VDC +V CPU IN 100k A/D B236HLには8ポートの入力と4ポートの出力があります。 • +5VDC端子の出力電圧は5Vです。取り出せる電流は 2端子合計で最大100mAです。 スイッチ/可変抵抗器とLED/リレーを同時に使用する 場合は、一方の端子をスイッチ/可変抵抗器に、もう一 方の端子をLED/リレーに接続してください。 • [IN]-1∼7端子は0∼5V間の電圧を検知します。[IN]8端子のみ+24V入力に対応しており、2. 5∼24V間の 電圧はHigh、2. 5V未満の電圧はLowとして検知しま す。 • [OUT]-1∼4端子はオープンコレクター出力で、オープ ンまたは接地(Ground)に変化します。印加できる電圧 は最大+12Vです。流せる電流は1ポート当たり最大 75mAです。 GPIコントローラーへのパラメーターの割り当てなどの設定 は、MTX Editorを使用します。 [GPI]端子の接続には、ユーロブロックプラグ(16ピン)を 使用します。詳しくは「ユーロブロックプラグの取り付け方 法」(12ページ)を参照してください。 例:B236HLを10kΩ Bカーブ可変抵抗器でコントロールする 場合 B236HL +5VDC +V CPU IN GND 100k A/D 可変抵抗器 • [GPI OUT]端子を使った接続例 例:B236HLから外部機器のLEDを点灯させる場合 B236HL NOTE MTX Editorで各入出力チャンネルを設定することにより、 接続したGPI外部機器からのプリセットリコールや任意のパ ラメーターの変更、GPI外部機器への信号送信などが可能と なります。設定方法は「MTX Editor取扱説明書」を参照し てください。 +5VDC +V 10 CPU OUT 最大75mA 注意 OUT端子に流れる電流は75mAを超えないようにしてくださ い。 例:B236HLから外部機器のリレーを切り替えてLEDを点灯さ せる場合 B236HL +5VDC +V 10 CPU 最大75mA + OUT – NOTE [GPI]端子の入力電圧の検出範囲を調節する方法(キャリブ レーション)は、 「MTX Editor取扱説明書」を参照してくだ さい。 18 B236HL 取扱説明書 各種操作方法 SDメモリーカードに保存したオーディ オファイルをB236HLで再生する B236HLは、市販のSDメモリーカードを使うことにより、 CDプレーヤーなどのオーディオ再生機器を接続することな く音楽や効果音などのオーディオファイルを再生できます。 B236HLで再生できるオーディオファイルのフォーマットは MP3およびWAVです。 ここでは、SDメモリーカードの取り扱い方法について説明 します。SDメモリーカードに保存したオーディオファイル を再生するには、MTX Editorでの設定が必要です。詳細に ついては、 「MTX Editor取扱説明書」を参照してください。 B236HLを初期化する B236HLの内蔵メモリーを初期化し、工場出荷状態にします。 1. B236HLの電源をオフにします。 2. リアパネルのディップスイッチ7および8を「INIT. (INITIALIZE)」に設定します。 3. B236HLの電源をオンにします。 初期化が実行されます。 フロントパネルの[ALERT]インジケーター、および [NETWORK]から[SD/ACT]までのインジケーターで実 行状況が確認できます。 • 初期化実行中: [NETWORK]から[SD/ACT]までのインジケー ターがすべて点滅します。 NOTE SD形式またはSDHC形式のメモリーカードをご使用くださ い(SDXC形式には対応していません)。ただし、メモリー カードの製造元や種類によっては本体で正しく動作しないも のもあります。 ■ SDメモリーカードを入れる 1. 2. 5mmの六角レンチを使用してSDメモリーカー ドスロットのカバーを開けます。 2. [. . . ] 11 [UNIT ID]ロータリースイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 [YDIF]インジケーター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 [YDIF]端子 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 ア アース用ネジ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 アラート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9, 22 イベント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 インストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 ウィザード画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 カ 各部の名称と機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 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