ユーザーズガイド APRILIA SCARABEO 400-500 2006
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APRILIA SCARABEO 400-500のユーザーガイドをLastmanualsがお手伝いします。
マニュアル抽象的: マニュアル APRILIA SCARABEO 400-5002006
詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。
[. . . ] 12 操作装置とメーター類の配置 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 メーターパネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 メーターおよびインジケーター一覧 . . . . . . . . . 15 主要操作装置 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] 19 ステアリングロック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19 補助装備 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 デジタルクロック / カレンダー . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 LCD 多機能ディスプレイ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21 デジタルトリップメーター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 TRIP 1/TRIP 2 のリセット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23 工具キット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23 ライダーシートのロック / ロック解除 . . . . . . 23 書類入れ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 小物入れ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 ヘルメットケース . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50 スタンドの点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52 スイッチの点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52 フロントおよびリアサスペンションの 点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52 リアサスペンションの調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53 ステアリングの点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53 エンジン支軸の点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54 左右点検カバーの取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 フロントフェアリングの取り外し . . . . . . . . . . . . . 55 バックミラーの取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56 ヘッドライトカバーの取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . 56 スロットルケーブルの調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57 スパークプラグ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58 バッテリー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59 バッテリーを長期間使用しない場合 . . . . . . . . . 59 バッテリーカバーの取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60 ターミナルおよび電極の点検と清掃 . . . . . . . . . 60 バッテリーの取り外し . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60 バッテリー液量の点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 名 : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] 電話番号 . : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
重要 盗難防止を強化するために、本車体 はエンジンロック電子制御装置
by を備えて い ま す。イグニッションキーを抜き取ると自動 的に作動します。 予 備の キ ーは安全な場 所 に 保管 してくだ さい。これを紛失すると、複製を作ること はできなくなり、車体の多数の部品 ( 錠だ けではなく ) を交換する必要が生じます。 キーには、柄の部分に電子装置 - トランス ポンダ - が搭載されています。 この装置は、 コミ ュテータに 内 蔵 されている 専 用アン テ ナ が 始 動の際に発 信 する 無 線 周 波信号 を調整します。調整信号は “ 合言葉 “ を構 成し、専 用の コ ン ピ ューター ボッ クスが キ ーを 認 識し、エンジン 始 動を 許可 しま す。
重要 この オ ー ナ ー ズ マニュアルに記入 された事項で 盗難 車が確 認 される ケ ース がよくあります。
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メンテ ナ ンス
火災の危険があります。 電気系構成要素には、燃料及びその他の引 火物を近づけないで下さい。 点検整備を 始 める前には必 ず エンジンを 止め、キーをイグニッションスイッチから 抜いて、エンジンと排気系統が冷えるのを 待ちます。できれば作業用スタンドなどを 用い車体を持ち上げ、堅く水平な床面に置 きます。 作 業 を開 始 する前に作 業 場の 換 気 を確 認 してください。 火傷の危険がありますので、熱くなってい るエンジンや 排 気 系統 に 触 れないよう 充 分注意してください。 いかなるメカ部品やパーツも 口 にくわえ ないでください。部品には食べてよいもの はないばかりか、健康を害するものや有毒 なものもあります。 通 常のメンテ ナ ンスは ユ ー ザ ーでも 行 な えますが、中には特殊工具や技術的知識を 必要とするものもあります。 アシスタンスサービス、技術的アドバイス などが必要な場合は、aprilia 正規ディー ラーにご相談ください。適切で迅速なサー ビスをお約束します。 修理や 定期 点検整備の 後 には路上での走 行テストを aprilia 正規ディーラーに依頼 されるようお薦めします。 ただし、メンテナンス作業の後にはご自分 でも必ず予備点検を行なってください。 33 頁 ( 走行前の点検 ) 参照。
特に指示がない限り、パーツの取り付けは 取り外しの逆の手順で行なってください。 メンテ ナ ンス作 業 の際は ゴム 手 袋 の 着 用 をお薦めします。
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定期点検整備表 aprilia 正規ディーラーにて行なう作業
点検箇所
アクセルケーブル ( 調整 ) クラッチベルト ステアリング、ステアリングベアリング ホイールベアリング エンジンオイルフィルター クラッチ バルブの遊びの調整 ブレーキ系統 冷却系統 ストップライトスイッチ ブレーキオイル 冷却液 エンジンオイル フォークオイル トランスミッションオイル クラッチローラー、クラッチプラスチックガイド ホイール / タイヤ、タイヤ空気圧 ナット、ボルト、ネジ類の締め付け ブレーキオイル清掃 その後は 18000 Km 走行ごと
慣らし運転後 [1000 km (625 mi)]
6000 km (3750 mi) または 12000 km (7500 mi) また 8ヶ月ごと は 16ヶ月ごと
6000 km 走行ごと :
6000 km (3750 mi) 走行ごと : 2000 km (1250 mi) 走行ごと :
/ 2 年ごと : / 2 年ごと :
/6000 km (3750 mi) 走行ごと :
3000 km (1875 mi) 走行ごと :
30000 km (18750 mi) 走行ごとまたは 4 年ごと : 24000 km 走行ごと :
= 点検。必要な場合は清掃、調整、潤滑、交換など。 = 清掃 ; = 交換 ; = 調整。 車体を雨の多い地域、埃っぽい場所、舗装されていない路上で使用する場合は、メンテナンス作業をより頻繁に行ってください。
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aprilia 正規ディーラーにて行なう作業 ( ユーザーでも実施可能なもの )
点検箇所
燃料パイプ エンジンオイルフィルター バッテリー - 電解液面 スパークプラグ アイドリングイグニッション エアクリーナー アクセル機能 ブレーキ機能 ライト系統 ブレーキオイル 冷却液 エンジンオイル ライト類の向き/機能 ホイール / タイヤ、タイヤ空気圧 サスペンション エンジンオイル警告灯 フロント・リアブレーキパッド摩耗度 エンジン始動のつど : 毎月 :
慣らし運転後 [1000 km (625 mi)]
6000 km (3750 mi) または 12000 km (7500 mi) また 8ヶ月ごと は 16ヶ月ごと
4 年ごと : 24000 km (15000 mi) 走行ごと 48000 km (30000 mi) 走行ごと : :
2000 km (1250 mi) 走行ごと : 1000 km (625 mi) 走行ごと :
(*)
2000 km (1250 mi) 走行ごと :
= 点検。必要な場合は清掃、調整、潤滑、交換など。 = 清掃 ; = 交換 ; = 調整。 車体を雨の多い地域、埃っぽい場所、舗装されていない路上で使用する場合は、メンテナンス作業をより頻繁に行ってください。
(*) 点検には、15-16 頁 : メーターおよびインジケーター一覧を参照してください。
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車体認識番号 フレームナンバーおよびエンジンナン バーをこの ペ ージに 控 えておくようお薦 めします。 フ レ ー ムナ ンバーはス ペ アパーツを オ ー ダーする際に必要な場合があります。
重要
フレームナンバー フ レ ー ムナ ンバーはフ レ ー ム のセンター パイプの上に刻印されています。読み取る には、書類入れ (24 頁 ( 書類入れ )) を開け て、はめ込み式の保護カバーを取り外す必 要があります。 フレームナンバー
エンジンナンバー エンジン ナ ンバーは、リアショ ッ クア ブ ソ ーバーの下 方 サ ポ ー ト 近 くに 刻印 され ています。 エンジンナンバー
これらの 認 識 番号 を改ざんするこ とは重い 刑 事 処 罰 および行 政 処 罰 の対象 になります。特にフレームナンバーを改ざ んした場合は正規 保証 外の 扱 いになりま す。
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) 5
* ( 4 6
ヘルメットケースの取り外し センタースタンドを使って車体を立て、ラ イダーシートを起こします。23 頁 ( ライ ダーシートのロック / ロック解除 ) 参照。
" 熱 成 形 マ ット を ケ ースの中から取り 出
重要 作業の詳しい説明は、必ず取り外し および取り付けを行なう前に、納 品 時 に ケ ースの中に入っている 説明 書 をお読み ください。
" シート下のカバー(1) を 2 本のネジ (2) を
し、ケ ースの ふ たと ベ ースの 間 に置い て、ケースが閉まらないようにします。 " プラスチックケース (4) を開け、 車体側の ケ ー ブ ル (6) から ヘ ルメ ットケ ースの ケーブル (5) を外します。
7
重要 プラスチックケース (4) を閉める前 に、ケースの中の調整ネジを約 10 mm 緩 めてください。
" 固定ネジ 4 本 (7) を緩めて取り外し、 ケー
緩めて外します。 " ケースのコネクター (3) を外します。 ヘルメットケースを開けます。 24 頁 ( ヘル メットケース ) 参照。
" ケ ースの中の 調 整 ネ ジを 完 全に 締 めつ
スを持ち上げます。ケースを損傷しない ように取り 扱 いは 丁寧 に行なってくだ さい。
7
けます。
ヘルメットケースを再び取り付ける際は、 安 定 しているかどうかを確かめてから、 ケースの接続用ピン (3) を取り付け、車体 側の ケ ー ブ ル (6) に ヘ ルメ ットケ ースの ケーブル (5) を再び接続します。
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液面が“MAX”マークを超えないようにして ください。また決して “MIN” マーク以下に ならないよう注意してください。エンジン に重大な損傷を与える危険があります。
" 必要な場合は 次 の手順でエンジン オ イ
ルを補給してください。
補給
(
エンジンオイル量の点検と補給
)
" エンジンを停止して冷まします。オイル
" 注入口 (2) から少量のオイルを注ぎます。
26 頁 ( 潤滑油 )、41 頁 ( メンテナンス ) お よび 75 頁 ( 指定油脂類表 ) をよく読んでく ださい。 点検
がクランク内に排出し、オイルを冷ます ことができます。
重要
重要 車体を 堅 く 水 平 な 地面 に置いてく ださい。
" センタースタンドを使って車体を立て
上記の操作を行なわないと、正しい エンジンオイルの液面が測定できなくなり ます。 す。
約 1 分ほど待ってクランク内でのオイル の均一化をはかります。 " オイルの液面を点検し、必要ならばさら にオイルを補給します。 " 補給を少量ずつ、オイルが適量になるま で行います。 " 補給が終わったら、キャップ計量棒 (1) を元どおり締めます。
" キャップ計量棒 (1) を回して取り外しま " オ イルとの 接触 部分を 清潔 な 布 で 拭 き " キャップ計量棒 (1) を注入口 (2) に入れ " キャップ計量棒 (1) を再び抜き取って、
ます。
取ります。
て完全に締めます。
オイルが不足したまま、あるいは汚れたり 不 適切な オ イルのまま車体を使用しない でください。運転系統の消耗を早め、修理 できないような 故障 を ひ きおこすことが あります。
エンジンと 排 気系統は、非 常に 熱 くなり、 エンジン 停止後 もし ば らくは 熱 いままと なります。作 業 を開 始 する前に、断熱 グ ローブをはめるか、エンジンと排気系統が 冷えるのを待ってください。
棒上のオイルのレベルを読み取ります : MAX = 最大レベル MIN = 最低レベル “MAX” と “MIN” の液量差は約 : 近くまで達していれば適量です。
– 400 cc
" 液面がキャップ計量棒の “MAX” マーク
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使用済みのオイルには、環境を汚染する物 質が含まれています。エンジンオイルの交 換は、aprilia 正規ディーラーまでご依頼 ください。環境保護の規定に従って使用済 みオイルの処理を行ないます。
" オイルのドレンプラグ (4) を回して取り
4 *
" エンジンを停止して冷まします。オイル "
エンジンオイルおよびフィルターの交換 26 頁 ( 潤滑油 )、41 頁 ( メンテナンス ) お よび 75 頁 ( 指定油脂類表 ) をよく読んでく ださい。 車体を 堅 く 水 平 な 地面 に置いてく ださい。
" センタースタンドを使って車体を立て
" " " "
がクランク内に排出し、オイルを冷ます ことができます。
重要
重要
上記の操作を行なわないと、正しい エンジンオイルの液面が測定できなくなり ます。
ます。
エンジンと 排 気系統は、非 常に 熱 くなり、 エンジン 停止後 もし ば らくは 熱 いままと なります。作 業 を開 始 する前に、断熱 グ ローブをはめるか、エンジンと排気系統が 冷えるのを待ってください。
交換は、 aprilia 正規ディーラーにご依頼く ださい。 " キャップ計量棒 (1) を回して取り外しま す。 " エンジン オ イルフィルターカー ト リ ッ ジ (3) を回して取り外します。
外し、エンジンオイルを完全に排出させ ます。 新しい オ イルフィルターカー ト リ ッ ジ (3) を取り付け、フィルターのオーリン グに薄くオイルを塗ります。 オイルのドレンプラグ (4) を元どおり締 めます。 エンジンオイル注入口 (2) から約 1700 cc のエンジンオイルを注ぎ入れます。 キャップ計量棒 (1) を元どおり締めます。 エンジンを始動し、そのまま約 1 分間ア イドリン グ させます。エンジンを 停止 し、冷まします。再びエンジンオイルの 液面をキャップ計量棒 (1) を使って確か め、必要な場合は 補給 します。その際、 液面が “MAX” マークを超えないようにし てください。
オイルの補給および交換には、SAE 粘度 5/W 40 の新しいオイル、 API ST 規格と同等 以上の品質のオイルを使用してください。
オイルが不足したまま、あるいは汚れたり 不 適切な オ イルのまま車体を使用しない でください。運転系統の消耗を早め、修理 できないような 故障 を ひ きおこすことが あります。
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" キャップ計量棒 (1) を注入口に入れて完 " キャップ計量棒 (1) を再び抜き取って、
全に締めます。
棒上のオイルのレベルを読み取ります :
MAX = 最大レベル MIN = 最低レベル
" 液面がキャップ計量棒の “MAX” マーク
(
トランスミッションオイル量の点検と補 給 26 頁 ( 潤滑油 )、41 頁 ( メンテナンス ) お よび 75 頁 ( 指定油脂類表 ) をよく読んでく ださい。 車体を 堅 く 水 平 な 地面 に置いてく ださい。
" センタースタンドを使って車体を立て
近くまで達していれば適量です。
(
補給 " 注入口から少量のオイルを注ぎます。約 1 分ほど待ってクランク内でのオイルの 均一化をはかります。 " オイルの液面を点検し、必要ならばさら にオイルを補給します。 " 補給を少量ずつ、オイルが適量になるま で行います。 " 補給が終わったら、キャップ計量棒 (1) を元どおり締めます。 SAE 粘度 80W/90 の API GL3 規格と同等以 上の品質のオイルを使用してください。
液面が“MAX”マークを超えないようにして ください。また決して “MIN” マーク以下に ならないよう注意してください。エンジン に重大な損傷を与える危険があります。
" 必要な場合は 次 の手順で オ イルを 補給
重要
してください。
ます。
エンジンと 排 気系統は、非 常に 熱 くなり、 エンジン 停止後 もし ば らくは 熱 いままと なります。作 業 を開 始 する前に、断熱 グ ローブをはめるか、エンジンと排気系統が 冷えるのを待ってください。
" キャップ計量棒 (1) を回して取り外しま " オ イルとの 接触 部分を 清潔 な 布 で 拭 き
す。
オイルが不足したまま、あるいは汚れたり 不 適切な オ イルのまま車体を使用しない でください。運転系統の消耗を早め、修理 できないような 故障 を ひ きおこすことが あります。
取ります。
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" エンジンを停止して冷まします。オイル
重要 上記の操作を行なわないと、正しい エンジン オ イルの 液面 が 測 定 できなくな ります。 交換は、 aprilia 正規ディーラーにご依頼く ださい。
2
トランスミッションオイルの交換 26 頁 ( 潤滑油 )、41 頁 ( メンテナンス ) お よび 75 頁 ( 指定油脂類表 ) をよく読んでく ださい。 車体を 堅 く 水 平 な 地面 に置いてく ださい。
" センタースタンドを使って車体を立て
がクランク内に排出し、オイルを冷ます ことができます。
+ *
*
トランスミッションオイルの交換の際、オ イルがリア ブレ ー キ ディスクに 触 れない ように注意してください。
" キャップ計量棒 (1) を回して取り外しま " " " "
エアクリーナー 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 エアクリーナーは、6000 km (3750 mi) 走 行ごとに点検してください。車体の使用条 件によっても異なります。 埃 の多い路 面 や 濡 れた路 面 を走行した場 合にはさらに 頻繁 に 清掃 や 交 換 を行って ください。 エアクリー ナ ーの 清掃 には、エアクリー ナーを車体から取り外す必要があります。 エアクリーナーの取り外し " センタースタンドを使って車体を立て ます。 " ライダーシートを起こします。 23 頁 ( ラ イダーシートのロック / ロック解除 ) 参 照。 " ヘルメットケースを取り外します。 45 頁 ( ヘルメットケースの取り外し ) 参照。 " エアクリーナーケースのカバー (4) を固 定している 6 本のネジ (3) を回して取り 外します。
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重要
ます。
エンジンと 排 気系統は、非 常に 熱 くなり、 エンジン 停止後 もし ば らくは 熱 いままと なります。作 業 を開 始 する前に、断熱 グ ローブをはめるか、エンジンと排気系統が 冷えるのを待ってください。
" "
す。 ト ランス ミッ ション オ イル 排 出 口 の ネ ジ (2) を回して取り外します。 適 当 な 容量 の 容 器 の中へ ト ランス ミッ ションオイルを完全に排出させます。 ト ランス ミッ ション オ イル 排 出 口 の ネ ジ (2) を元どおり締めます。 指 定油脂類 表に記載されているタイ プ の ト ランス ミッ ション オ イルを約 250 cc 注ぎ入れます。 キャップ計量棒 (1) を元どおり締めます。 再び ト ランス ミッ ション オ イルの 液面 を キャップ計量 棒 (1) を使って確かめ、 必要な場合は補給します。その際、液面 が “MAX” マークを超えないようにしてく ださい。
オイルの補給および交換には、指定油脂類 表に記載されているタイ プ の新しい オ イ ルを使用します。
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,
+
" エアクリーナー (5) を取り出します。
ブレーキパッドの磨耗の点検 エアクリー ナ ーに 油 をささないでくださ い。クリーナーおよびエンジンの作動が正 確になされなくなります。 27 頁 ( ブレーキオイル - 注意事項 )、27 頁 ( ディスクブレーキ ) および 41 頁 ( メンテ ナンス ) をよく読んでください。
エアクリーナーの清掃
エアクリー ナ ーの 洗浄 に ガ ソ リンや 可燃 性溶剤を使わないでください。火災や爆発 を起こす原因となり大変危険です。 エアクリー ナ ーの 洗浄 に 添加 物 や 溶 液 を 使わないでください。エアクリーナーケー ス内に湿気がたまる原因となります。圧縮 空気のみ使用してください。
" エアクリーナー (5) に圧縮空気を吹き付
エアクリーナー(5) を再び取り付けるには、 元どおりの位置に挿入し、パッキンが完全 にはまっていることを確認します。エアク リーナーケースのカバー (4) を閉めます。
重要 以下の 説明 は一つの ブレ ー キ 系統 についてですが、前後輪ともに共通です。
初回は 1000 km (625 mi) 走行後、 その後は 2000 km (1250 mi) 走行ごとに、ブレーキ パッドの摩耗を点検してください。ブレー キパッドの摩耗は使用状況、運転の仕方、 道路状態などによって変わります。
けて汚れを取り除きます。
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* )
(
.
(<, ==
(<, ==
走行前には毎回、必ずブレーキパッドの摩 耗を点検してください。 ブレ ー キ パ ッ ドの 摩耗 を 簡 単 に点検する には :
" センタースタンドを使って車体を立て " ブレ ー キ ディスクとパ ッ ドの 間 を 覗 い
リアブレーキキャリパー – ブレーキパッド(1) 2つとも下方から後方 へ向かって。
" 摩擦材が ( たとえ 1 個のパッドでも )1, 5
mm 程度の厚さまでに摩耗している場合 は、パッドを 2 つとも交換します。
ます。
て摩擦面を目で点検します :
摩擦材が限度以上に摩耗すると、ブレーキ パッドの金属製ホルダーが直接ディスクに 触れ、その結果ブレーキングの際に金属音 や火花が発生します。また、制 動 力 が 弱 ま り危険な他、 ディスクにも損傷を与えます。
– フロントブレーキパッド (2) – リアブレーキパッド (3)
ブ レ ー キ パ ッ ド の 交 換 は aprilia 正 規 ディーラーにご依頼ください。
フロントブレーキキャリパー – 両方とも下方から前方へ向かって。
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)
フロントおよびリアサスペンションの点 検 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。
) (
(
フロントフォークのオイル交換は aprilia 正規ディーラーにご依頼ください。正確で 迅速なサービスをお約束します。 30000 km (18750 mi) 走行ごと、 または 4 年 ごとにフ ロ ン ト フォーク オ イルを 交 換 し てください。 初回は 1000 km (625 mi) 走行後、 その後は 6000 km (3750 mi) 走行ごとに、 次の点検を 行なってください :
" フ ロ ン トブレ ー キレ バーを 引 いた状態
スタンドの点検 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。
スイッチの点検 この車体には 2 つのスイッチがあります :
– リアブレーキコントロールレバー上のス トップライトスイッチ ( コンビ )。 – フロントブレーキコントロールレバー上の ストップライトスイッチ。
サイドスタンドのみ。 転倒または転覆の危険があります。
重要 以下の説明は一つのスタンドについ てですが、サイド、センターともに共通で す。
スタンド (1) は ひ っかかりなどがなくス ムーズに回らなければなりません。 以下の点検を行なってください : " スプリング (2) に損傷、 摩耗、 錆び、 劣化 などがないか点検します。 " スタンドがス ム ー ズ に 回 るか確 認 しま す。必要な場合はジョイント部の潤滑を 行なってください。 75 頁 ( 指定油脂類表 ) 参照。 52
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アシスタンスサービス、技術的アドバイス などが必要な場合は、aprilia 正規ディー ラーにご相談ください。適切で迅速なサー ビスをお約束します。
で、繰り返しハンドルバーを押し下げて フロントフォークを押し込んでみます。 " フォーク が ゆ っくり 滑 ら かに上下し、 フォーク ロッ ドに オ イルが 漏 れていな ければ正常です。 " 全ての部品の取り付けに 緩みがないか、 フ ロ ン ト およびリアサス ペ ンションの 連結部が正常に機能しているか、確認し てください。
動作になんらかの 異 常がある場合や 専門 技 術 者 の 手 助 け が 必 要 な 場 合 に は、 aprilia 正規ディーラーにご相談くださ い。
(
リアサスペンションの調整 リアサスペンションは、二重効果 ( コンプ レッション / エクステンションブレーキ ) を持つショ ッ クア ブソ ーバー一組から構 成され、サイレントブロックを通してエン ジンに固定されています。 工場出荷時の標準設定は、体重約 70 kg の ライダーにあわせてあります。体重や各自 の使用に従って、調整リング (1) を扇形レ ンチ ( 付属 ) で動かして最良の走行条件を 設定します ( 表参照 )。
リアサスペンション・スプリングプリロー ド調整表
調整リング 機能 平衡状態
ステアリングの点検 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 時 々ステアリン グ の 遊 びの 有無 を点検す ることをお薦めします。 ステアリングの点検には : " センタースタンドを使って車体を立て ます。
回転 ( A 方向 )
回転 (B 方向 )
スプリングプ スプリングプ リロード増加 リロード減少 車体の 平衡状 車体の 平衡状 態 はきつくな 態は緩くなる る 舗 装された 普 舗 装されてい 通の道路 ない道路 パ ッ セ ン ライダーのみ ジャー + ライ ダー
推奨される 道路 注
重要 高さや支えとなる面が、確実に車体 を 支 えられるような 台 を使用してくださ い。
" スポンジ状の布を間に入れて、台を車体
両 方 のショ ッ クア ブソ ーバーを 同 じよう に調整してください。
の下に置き、フロントホイールが自由に 動けるようにします。車体が倒れないよ うに注意してください。
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ハンドルショックアブソーバー 車体の安定を確認してください。
" フォークを前後に動かしてください。
エンジン支軸の点検 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 エンジンの 支軸 の ブッ シン グ の 間 の 遊 び を定期的に点検してください。 点検するには :
41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 最大積載量 ( ライダー + パッセンジャー + 荷物 ) で走行する際、ハンドルのショック アブソーバーを調整することができます。
フォークを動かしすぎると、スタンドが動 き、ステアリングの遊びを正確に判断する ことができません。その場合、上記の操作 を数回繰り返してください。
" 遊びが激しすぎる場合は、aprilia
正規 ディーラーにご相談ください。再び最良 な状態に設定します。
調整するには : " 調整リング (1) を時計回りに回して、 ショックアブソーバーを制限します。
" センタースタンドを使って車体を立て " タイヤを左右に動かします。 " 遊びがある場合は、aprilia 正規ディー
ます。
ラーにご相談ください。再び最良な状態 に設定します。
調整リングをきつめることにより、ショッ クアブソーバーの調整の抑制が増加し、ハ ンドル回しがきつくなるので、結果として 操縦しにくくなります。
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8 * ( ( ) , + , )
左右点検カバーの取り外し 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。
" センタースタンドを使って車体を立て
, + , +
+
フロントフェアリングの取り外し 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。
" センタースタンドを使って車体を立て
取り外しの際、はめ合せ用の突起にあるク リップが落ちないよう注意してください。
" フ ロ ン ト フ ェ アリン グ を車体に 固 定 し
ます。 " 点検カバーを固定している 6 本のネジ (1) を回して取り外します。 " パッセンジャーペダルの 2 本のネジを回 して取り外します。
ます。 " フロントフェアリング保護カバー (3) を 固定している 4 本のネジ (2) を回して取 り外します。
ている 4 本のネジ (5) を回して取り外し ます。 " フロントフェアリング (6) を取り外しま す。
作業は慎重に行なってください。下方のは め合せ用の突起を損傷しないよう注意して ください。プ ラス チッ ク部品や 塗 装 部品 は、掻き傷をつけたり割ったりしないよう 慎重に扱ってください。
再び取り付ける際は、はめ合せ用の突起を 正確にはめてください。
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)
プラスチック部品や塗装部品は、掻き傷を つけたり 割 ったりしないよう 慎 重に 扱 っ てください。
" バックミラー (2) を上方向に抜き取りま " 栓 (1) を回収します。
3
す。
(
バックミラーの取り外し 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 以下の 説明 は一つのバ ッ ク ミ ラーについ てですが、左右ともに共通です。 " センタースタンドを使って車体を立て ます。
ヘッドライトカバーの取り外し 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。
" センタースタンドを使って車体を立て " ハンドルを完全に右にきってネジ (3) を " 反対側も 同 じように、ハ ンドルを左に
ます。
取り外します。
重要 左右のバックミラーの部品を別々に
まとめてください。
" 栓 (1) を回して緩めます。
きってから外します。
バックミラー (2) が落ちないように手で支 えてください。
作業は慎重に行なってください。 はめ合せ用の突起を損傷しないよう注意し てください。 プラスチック部品や塗装部品は、掻き傷を つけたり 割 ったりしないよう 慎 重に 扱 っ てください。
56
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8 4 7
5
6
" 図の矢印にあるように、ヘッドライトカ " ヘッドライトコネクター (4) を配線から
9
バーの下の方を少しだけ持ち上げ、取り 外さずに開けます。
外します。 " ヘッ ドライ ト カバーを 静 かに 引 いて取 り外します。
遊 びが適 当 でない場合は 次 の手順で 調 整 してください :
" センタースタンドを使って車体を立て " 保護チューブ (5) をずらします。 " ロックナット (6) を緩めます。 " 遊びが適正になるよう、 アジャスター (7) " 調整後ロックナット (6) を締め、再度ス
ます。
再び取り付ける際は、はめ合せ用の突起を 相応するクリ ップ とともに正確にはめて ください。 スロットルケーブルの調整 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 ス ロット ル ケ ー ブ ルの 遊 びは グ リ ップ 根 元の周縁で測定して 2 ~ 3 mm が適当です。
を回して調整します。
" 保護チューブ (5) を元どおり被せます。 " チューブ (8) はエンジンの開放に作用し " チューブ (9) はエンジンの閉鎖に作用し
ロットルケーブルの遊びを点検します。 ます。 ます。
遊びを調整した後は、ハ ンドルをどの角度 に回してもアイドリング回転数が常に一定 であること、また、スロットルグリップは 手を離すとスムーズに定位置に戻ることを 確認してください。
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(
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スパークプラグ 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 スパークプラグは、6000 km (3750 mi) 走 行ごとに点検し、 12000 Km (7500 mi) 走行 ごとに交換してください。 定期 的にスパーク プ ラ グ を取り外して付 着したカーボンなどを取り除き、必要な場 合は交換してください。 スパークプラグを取り出すには : " 点検カバーを取り外します。 55 頁 ( 左右 点検カバーの取り外し ) 参照。車体の左 側から作業を行ないます。
スパークプラグの取り外しと清掃 :
い。絶縁碍子がひび割れていたり、電極 が錆びていたり、カーボンが異常に多く 付着している場合には、スパークプラグ を交換してください。 " 電極間隙を隙間ゲージで測定します。電 極の間隙は、0, 7 ~ 0, 8 mm が適当です。 必要であれ ば 外側の電 極 を 曲 げて 調 整 してください。作業は慎重に行なってく ださい。 " ワ ッ シャーの状態も点検してください。 ワッシャーを取り付け、ネジ山をいため ないよう注意 深 くスパーク プ ラ グ を手 でねじ込んでください。 " 工具キットにあるプラグレンチで 1/2 回 転させ、ワッシャーを押さえつけます。 スパークプラグ規定締め付けトルク : 12 ~ 14 Nm (1, 2 ~ 1, 4 kgm).
火傷の危険がありますので、エンジンおよ びマフラーが室温に戻るまで冷ましてから 以下の作業を始めてください。 " スパークプラグの高圧ケーブルから キャップ (1) を取り外します。 " スパーク プ ラ グベ ースの 汚 れを全て取 り除きます。工具キットにあるプラグレ ンチを使って、スパークプラグを回して 緩 め、取り 出 します。このときシリン ダー 内 に 埃 や 異 物 が入らないように注 意してください。 " スパークプラグの電極と絶縁碍子に カー ボ ンや 錆 が付 着 していないか確 認 してください。必要な場合は、スパーク プラグ専用の掃除機、針金、および / ま たは 金属 ブ ラシを使って 清掃 してくだ さい。 " 空気 を 噴射 してエンジン 内 に取り 除 か れた 汚 れが入らないようにしてくださ
スパークプラグがしっかり締められていな いと、エンジンがオーバーヒートして重大 な損傷を受けることがあります。 必 ず 推奨 タイ プ のスパーク プ ラ グ を使用 してください。71 頁 ( テクニカルデータ ) 参照。それ以外のスパークプラグを使用す ると、エンジンの性能が損なわれたり、寿 命が短くなったりします。
" エンジンの 振動で外れたりしないよう、
スパーク プ ラ グ に キャップ をしっかり かぶせます。 " 右側の点検カバーを元どおり取り付けま す。55 頁 ( 左右点検カバーの取り外し ) 参照。
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バッテリー 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 初回は 1000 km (625 mi) 走行ごと、 その後 は 6000 km (3750 mi) 走行ごとに、バッテ リー 液 の 量 および電 極 の 接 合部を点検し てください。
バ ッ テリーは子 供 の手の 届 かない場 所 に 保管してください。 バ ッ テリー 液 が流 出 すると大 変 危険です ので、車体を傾けすぎないように注意して ください。
バ ッ テリー ケ ー ブ ルの 極 性を 決 して逆に しないでください。 火災の危険があります。 電気系構成要素には、燃料及びその他の引 火物を近づけないで下さい。 バッテリー 液は 有毒 で 腐 食性があります。 硫酸を含むため、皮膚に付くと火傷の原因 になります。メンテナンス作業を行なう際 は、保 護服、顔 面用マスクおよびゴ ーグル を着用してください。万一バッテリー液が 皮膚に付いた場合は、流水で充分に 洗い落 としてください。 万一 バ ッ テリー 液が 眼 に入った場合には、 流水で 15 分間洗い落とし、 直ちに眼科医の 診察を受けてください。 万一 バ ッ テリー 液を飲み込んだ場合には、 まず多量 の水か牛乳 を飲み、その後マグネ シウムを含んだ牛乳か植物性オイルを飲ん で、直ちに医師の診察を受けてください。 バッテリーは爆発性のガスを発 散 します。 火気、火花、煙草、熱源などにバッテリー を近付けないでください。 バッテリー充電中や使用中は周囲の換気に 注意し、充電中に発生するガスを吸わない ように気をつけてください。 バッテリーの取り付け及び取り外しは、イ グニッションスイッチを “ ” の位置にし て行ってください。この位置にないと、部 品を損傷するおそれがあります。バ ッ テ リーケーブルを接続するときは (+) を先に、 (–) を後に接続します。 ケーブルを外すとき は逆の順序で外します。 バッテリー液は腐食性があります。 バ ッ テリーを特に プ ラス チッ ク製の部分 にこぼさないようにしてください。 メンテ ナ ンスフリータイ プ のバ ッ テリー を 搭 載する場合、充 電には 専 用のバ ッ テ リーチャージャー ( 一定電圧 / 電流または 一定電圧 ) を使用してください。 通常のバ ッ テリー チャ ージ ャ ーを使用す ると、バッテリーを損傷するおそれがあり ます。
バッテリーを長期間使用しない場合 15 日間以上モーターサイクルを使用しな い場合は、バッテリーの硫化を防ぐため充 電が必要です。61 頁 ( バッテリーの充電 ) 参照 : " バッテリーを取り出します。 60 頁 ( バッ テリーの取り外し ) 参照。涼しく乾燥し た場所を選んで保管してください。 特に 冬 期 や 長期間 使用しない場合には、 バッテリーの劣化を防ぐため定期的に ( 毎月 1 回程度 ) バッテリーの充電状態を 点検し充電してください。 " 通常の 充 電 方式 でいっ ぱ いに 充 電しま す。 61 頁 ( バッテリーの充電 ) 参照。 モーターサイクルに 搭 載したままの場合 は、バッテリーケーブルを電極から外して ください。
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59
8 2 1 ,
3 4
9
?
バッテリーカバーの取り外し 59 頁 ( バッテリー) をよく読んでください。
重要 車体を堅く水平な地面に置いてくだ さい。
" 書類入れ (1) を開けます。 24 頁 ( 書類入れ " バッテリーカバーは、はめ込み式で固定
) 参照。
ターミナルおよび電極の点検と清掃 " バッテリーカバーを取り外します。左記 ( バッテリーカバーの取り外し ) 参照。 " イグニッションスイッチが “ ” の位置 になっていることを確認します。 " バッテリーケーブルのターミナル (3) お よびバッテリーの電極 (4) について次の 点を確認してください :
されていますので、取り外しにはドライ バーを使用してください。その際、無理 な 力 をかけて損傷しないよう注意して ください。 " バッテリーカバー (2) を取り外します。
– 損傷などがなく良い状態であること ( また、 錆や付着物がないこと ); – 中性グリースまたはワセリンで保護されて いること。
バッテリーの取り外し " バッテリーカバーを取り外します。左記 ( バッテリーカバーの取り外し ) 参照。 " バッテリーエア抜きチューブ (5) を外し ます。 " まず (-) を外し、次に (+) を外します。 " ネジ (6) を回して取り外し、 バッテリーの ブラケット (7) を取り外します。 " バッテリー (8) を持ち上げながら取り出 します。涼しく乾いた場所で、平らな台 の上にバッテリーを置きます。 取り出したバッテリーは安全で子供の手の 届かない場所に保管してください。 " バ ッ テリーカバーを 元 どおり取り付け ます。左記 ( バッテリーカバーの取り外 し ) 参照。 取 り 扱 い は 慎 重 に 行 な っ て く だ さ い。 チューブが外れているためバッテリー液が 流出する恐れがあります。
清掃が必要な場合は : " まず (-) を外し、次に (+) を外します。 " 金属ブラシを使って、付着した錆などを よく落とします。 " まず (+) を接続し、 次に (–) を接続します。 " 中性 グ リースまたは ワ セリンでター ミ ナルおよび電極を保護します。
60
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バッテリーの充電 " バッテリーを取り出します。 60 頁 ( バッ テリーの取り外し ) 参照。 " キャップを外します。 " バッテリー液量を点検します。左記 ( バッテリー液量の点検 ) 参照。 " バッテリーを充電器に接続します。 " 充電に使用する電流は、バッテリーの容 量の 10 分 1 のをお薦めします。 " バ ッ テリーを 充 電し 終 えたら、バ ッ テ リー液量を再び点検し、必要なら蒸留水 で補給してください。 " キャップを元どおり締めます。 バッテリー液量の点検 バッテリー液量の点検を行なうには : " バッテリーカバーを取り外します。 60 頁 ( バッテリーカバーの取り外し ) 参照。 " バッテリー液の液面が、バッテリー上に 刻印された “MIN” マークと “MAX” マーク の間にあることを確認してください。 液面がその位置にない場合は :
" キャップを外します。
*
)
(
充電後もしばらくの間ガスが発生し続けま すので、バッテリーは充 電器から取 り外し た後 5 ~ 10 分程度待ってから取り付けてく ださい。
バッテリーの取り付け " バッテリーカバーを取り外します。 60 頁 ( バッテリーカバーの取り外し ) 参照。 " バッテリー (1) を車体に戻します。 " バッテリーのブラケット (2) を元どおり 取り付け、ネジ (3) を締めます。 バッテリーのチューブは必ず接続してくだ さい。硫 酸 のガスが通気孔からもれて、電 気系統、塗装部分、特にゴムやパッキンを 腐食する恐れがあります。 " まず (+) を接続し、 次に (–) を接続します。 " 中性 グ リースまたは ワ セリンでター ミ ナルおよび電極を保護します。 " バッテリー (1) の通気チューブを元どお り接続します。 " バ ッ テリーカバーを 元 どおり取り付け ます。 60 頁 ( バッテリーカバーの取り外 し ) 参照。
ブレーキ液の補給には、蒸留水のみを使用 してください。“MAX” マークを超えない ように注意してください。充電の間にさら に液面が上昇します。
" 蒸留水を補給して、バッテリー液量の適
正化をはかります。
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8 A , ?+ ( * )
ヒューズの交換 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。 ヒ ュー ズ の点検は 次 の手順で行なってく ださい : " バッテリーカバーを取り外します。 60 頁 ( バッテリーカバーの取り外し ) 参照。 ま たは、ヘッドライトカバーを取り外しま す。 56 頁 ( ヘッドライトカバーの取り外 し ) 参照。 " ヒューズを一つずつ取り出し、フィラメ ント (1) が切れていないか点検します。 " 切れたヒューズを交換する前に、できる だけ切れた原因を調べてください。 " ヒ ュー ズ が切れている場合は 同 じ電流 容量の新しいヒューズに交換します。 二次ヒューズの遮断回路 ( ヘッドライト ) – 15A ヒューズ (2)
9
– 15A ヒューズ (3)
電圧レギュレーターから : イグニッション、 ス トップ / スターターライト・リレー ( 電装図 の A )。 イグニッションスイッチから : エンジンキル ・ リレー、ストップライト ( 電装図の B )。
欠陥のあるヒューズを修理して使わないで ください。 また、規格に合ったヒューズ以外は決して 使わないでください。ショートした場合に は電 気 系統 に損傷を 与 えるだけでなく 火 災の危険もあります。
– 15A ヒューズ (4)
– 15A ヒューズ (5) – 3A ヒューズ (6)
イグニッションスイッチから : パーキングラ イト、警告 ホ ーン、メーターパネルライト、 冷却ファン・リレー、ラジオ ( 電装図の C )。 メインヒューズから書類入れの電源。
重要 ヒューズが頻繁に切れる場合は電気
系統がショートしているか、過負荷になっ ている 箇 所 があると考えられますので、 aprilia 正規ディーラーにご相談ください。
重要 交換にスペアヒューズを使用した場 合は、新品の同じヒューズを必ずその場所 に補充しておいてください。
" バ ッ テリーカバーを 元 どおり取り付け
– 15A ヒューズ (7) – 3A ヒューズ (8)
スペア スペア
電圧レギュレーターからコンピューターボッ クスの永久給電 ( 電装図の E)。
電 気 部品が作動しなかったり動作が 不 規 則な場合、またはエンジンの始動ができな い場合などは 各ヒ ュー ズ を点検してくだ さい。 まず 3 A および 15 A ヒューズから点検し、 その後 30 A ヒューズを点検してください。 62
オーナーズマニュアル Scarabeo 500
ます。 60 頁 ( バッテリーカバーの取り外 し ) 参照。または、ヘッドライトカバー を取り付けます。 56 頁 ( ヘッドライトカ バーの取り外し ) 参照。
– 空き (9)
(> (( () (+
(*
メインヒューズの遮断回路 ( バッテリー ) – 30A ヒューズ (10)
– 20A ヒューズ (11) – 30A ヒューズ (12) – 20A ヒューズ (13)
スペア スペア
バッテリーから : イグニッションスイッチ、 ヒューズ (2)、ヘルメットケースライト、冷却 ファン、メーターパネル永久給電。 バッテリーから : 電圧レギュレーター、 ヒュー ズ (3)、ヒューズ (5)。
ヘッドライトの光軸調整 ヘッ ドライ ト の 光 軸 を 簡 単 に点検するに は、垂直な壁から 10 メートル離れた場所 にモーターサイクルを停めます。この間の 地面は水平でなくてはなりません。 乗車して ヘッ ドライ ト を ロ ービー ム にし ます。光の照射範囲がヘッドライトの高さ よりもやや下 ( ヘッ ドライ ト の 地 上 高 の 9/10 程度 ) を照らしていれば正常です。
ヘッドライト光軸の調整方法 : " 書類入れを開け、 アジャスター (14) の保 護キャップを取り除きます。 " ドライバーをヘッドライトアジャス ター内に挿入します。アジャスターのネ ジを回し調整します。 時計回 りに 回 すと 光 軸 が上 向 きになり ます。 反 時計回 りに 回 すと 光 軸 が下 向 きにな ります。
光軸用のアジャスターのネジを ( 光軸を下 向きにする目的で ) ネジの頭から計算して 15 mm 以上緩めないでください。
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ライトバルブ 41 頁 ( メンテナンス ) をよく読んでくださ い。
フロントウィンカーライトバルブの交換 左記 ( ライトバルブ ) をよく読んでくださ い。
火災の危険があります。 電気系構成要素には、燃料及びその他の引 火物を近づけないで下さい。
重要 ウィンカーライトバルブの交換を行 なうのに、ウィンカーレンズ自体を取り外 す必要はありません。
ライトバルブの交換方法 : " ヘッドライトカバーを取り外します。 56 頁 ( ヘッドライトカバーの取り外し ) 参 照。
ヘッドライトの光線調整 USA " 書類入れを開け、バッテリーカバーを取 り外します。 60 頁 ( バッテリーカバーの 取り外し ) 参照。 " ドライバーを上の 図 のとおりに 挿 入し ます。アジャスターのネジを回し調整し ます。 ヘッドライト光線の調整方法 : " 時計回りに回すと光線が左に動きます ( 進行方向に対して )。 反 時計回 りに 回 すと 光 線 が右に動きま す ( 進行方向に対して )。
ライトバルブを交換する前にイグニッショ ンスイッチが “ ” の位置に来ていること を確認し、数 分間待ってライトバルブを冷 まします。 また、清潔は手袋をはめるか、清潔な乾い た 布 でライ ト バル ブ を持つようにしてく ださい。 ライ ト バル ブ を指 紋 などで 汚 さないでく ださい。ライトバルブの過熱や破裂の原因 となります。 ライ ト バル ブ に素手で 触 れた場合はアル コールを使って指紋などの汚れを拭き 取ってください。ライトバルブがいたむ原 因となります。 配 線 ケ ー ブ ルを 引 っ 張 らないよう注意し てください。 ヒ ュー ズ を点検してく だ さい。6 2 頁 ( ヒューズの交換 ) 参照。
作業は慎重に行なってください。 はめ合せ用の突起を損傷しないよう注意し てください。
" ウィンカーライトの後ろ側から、バルブ
ソケットのはめ合せ用の突起 2 個所を押 します。 " ライトバルブを抜き取ります。
重要ライトバルブの
2 本のガイドピンを バルブ ソ ケットのガイドに合わせながら、 ライトバルブを正しく挿入してください。
" 同 じタイ プ の新品を正しく取り付けま " 取り外しと逆の手順で取り付けを行い
重 要ライトバルブを交換する前に各
す。
ます。
64
オーナーズマニュアル Scarabeo 500
ロービームライトバルブ
1
ハイビームライトバルブ " バルブソケット / ライトバルブを反時計 回りに回して、抜き取ります。
コネクターを取り出す際に配線ケーブルを 引っ張らないよう注意してください。
" ライ ト バル ブ の コネ クターを 掴 んで 引
2
" バル ブソケットを反時計回 りに 回 して、 " ライトバルブを抜き取ります。
張り、ライトバルブから外します。
コネクターからバルブソケット/ライトバル ブを抜き取 る際に、特にはめ合せ用の突起 2 個所を損傷しないよう注意してください。
" ライトバルブを抜き取ります。 " 同 じタイ プ の新品を正しく取り付けま
放物面から抜き取ります。
3
ヘッドライトバルブの交換 64 頁 ( ライトバルブ ) をよく読んでくださ い。 ヘッ ドライ ト には 次 のバル ブ が取り付け られています :
– ハイビームライトバルブ (1)1 個 – ロービームライトバルブ (2)1 個 – パーキングライトバルブ (3)1 個
再び取り付けるには : 3 つのはめ込み部分 を放物面のガイドに合わせながら、ライト バルブを正しく挿入してください。
" バル ブソケット を 元 どおりの位置に置
重要ライトバルブの
す。 取り外しと逆の手順で取り付けを行い ます。
重要 保護キャップを元どおり取り付ける
き、時計回りに回します。 " ライ ト バル ブ の コネ クターを 元 どおり 接続します。
際は、“PUSH” マーク全体とその 周 辺 を しっかりと押して突起部をはめ合せ、水が 入ることのないようにしてください。
ライトバルブの交換方法 : " ヘッドライトカバーを取り外します。 56 頁 ( ヘッドライトカバーの取り外し ) 参 照。
重要 保護キャップを元どおり取り付ける 際は、“PUSH” マーク全体とその 周 辺 を しっかりと押して、水が入ることのないよ うにしてください。その後突起部をはめ合 せます。
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65
9
8
+ (
パーキングライトバルブ
,
)
*
テールライトバルブの交換 64 頁 ( ライトバルブ ) をよく読んでくださ い。 以下の作業を行なう際、配線ケーブルを無 理に引っ張らないよう注意してください。
バルブソケットを取り出す際に配線ケーブ ルを引っ張らないよう注意してください。
" パー キ ン グ ライ ト の下の 方 からバル ブ
テールライトには2つのパーキング/ストッ プライトバルブ (3) が取り付けられていま す。 ライトバルブの交換方法 : " 2 本のネジ (3) を回して取り外し、 テール レンズ (4) を取り外します。
ソケット (1) を掴んで抜き取ります。 " パーキングライトバルブ (2) を抜き取り、 同じタイプの新品と交換します。
作業は慎重に行なってください。 はめ合せ用の突起を損傷しないよう注意し てください。
" 両側を軽く押しながら内部レンズ (5) を " テールライトバルブ (6) を反時計回りに
取り外します。
回して、放物面 (7) から抜き取ります。
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重要 ライトバルブの 2 本のガイドピンを バルブ ソ ケットのガイドに合わせながら、 ライトバルブを正しく挿入してください。
" 同 じタイ プ の新品を正しく取り付けま
(( A (>
す。
重要 再び取り付ける際は、テールレンズ を元の位置に正しく戻してください。
?
テールレンズを損傷しないよう、ネジ (3) は強く締め過ぎないでください。 リアウィンカーライトバルブの交換 ライトバルブの交換方法 : " ネジ (8) を回して取り外し、 ウィンカーレ ンズを取り外します。 " ネジ (9) を回して内部レンズ (10) を取り 外します。 " ウ ィンカーライ ト バル ブ を反 時計回 り に回して、 放物面(11)から抜き取ります。 ナンバープレートライトバルブの交換 64 頁 ( ライトバルブ ) をよく読んでくだ さい。 ライトバルブの交換方法 :
()
バルブソケットを取り出す際に配線ケーブ ルを引っ張らないよう注意してください。
" バルブソケット (12) を掴んで引張り、 外 " ライトバルブを抜き取り、同じタイプの
します。
新品と交換します。
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輸送 の際の注意事項 燃料タンクを空にする モーターサイクルを輸送する前に、燃料タ ンクを完全に空にする必要があります。 68 頁 ( 燃料タンクを空にする ) 参照。よく乾 いていることを確かめてください。 運搬中は燃料やオイル、冷却液などが漏れ ないよう、車体を垂直に保ちしっかりと固 定してください。 故障したモーターサイクルは、路上を牽引 せず専用の運送車で運搬してください。 25 頁 ( 燃料 ) をよく読んでください。
" " " センタースタンドを使って車体を立て
火災の危険があります。 エンジンおよびマフラーを完全に冷まして から作業を行なってください。 燃料のガスは健康に有害です。 作 業 を開 始 する前に作 業 場の 換 気 を確 認 してください。 燃料のガスを吸いこまないように注意して ください。 煙草を吸ったり、火気を使用したりしない でください。 環境保護 のため 燃料 は適切に 処 理してく ださい。
" "
ます。車体は堅く水平な地面に置いてく ださい。 エンジンを停止し、 冷めるのを待ちます。 燃料 タンク 内 の 燃料 より 容量 の大きい 容器を選び、車体の左側の地面に置きま す。 燃料タンクのキャップを外します。 燃料タンクを空にする際は、手動のポン プまたは類似の方法を使います。ポンプ ユニット ( タンク内の燃料測量器 ) を損 傷しないよう注意して作 業 してくださ い。
燃料タンクを空にし終わったら、タンクの キャップを元どおり締めてください。
68
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清掃 ブレーキをかけるようにしてください。正 常な状態に戻すためにはブレーキ操作を繰 り返し行なってください。 また、走行前には必ず予備点検を行なって ください。 33 頁 ( 走行前の点検 ) 参照。 塗装面に付着した埃や泥を落とすには、低 圧力 の 水 を 噴射 して 汚 れた部分を 充 分に 濡らした後、水で薄めた洗剤 ( 水の 2 ~ 4%)に洗車用の柔らかいスポンジを浸して 泥や汚れを拭き取ります。さらに水で充分 すすぎ落としてから、セーム皮などで水分 を拭き取ります。エンジンの外部は油落と し、ブラシ、布などを使って清掃してくだ さい。 次のような特殊な地域や条件下でモーター サイクルを使用した場合は頻繁に清掃を行 なってください :
" 環境汚染地域 ( 市街地、工場地区 )。 " 塩分や湿度の高い地域 ( 海辺、高温、高 " 環境 / 季節による特殊条件の地域 ( 冬季 " 車体に産業塵芥、汚染物質、タール、昆
てしまい、塗装を傷めます。 車体のプラスチック部品の清掃には、 40 °C を超える液体は使用しないでください。 以下のような部分には高圧の水 や空気、蒸 気などを吹 き付けないでください:ホイー ル ハ ブ、左右ハ ンドルの各 装置、ベア リン グ、ブレーキ ポ ンプ、メーターパ ネ ル、マ フラー、書類 / 工具キット入れ、イグニッ ションスイッチ / ステアリングロック。 ゴム部品、プラスチック部品、シートなど の洗浄 には中性 石鹸 を使用してください。 アルコール、ベンジン、溶剤などは使わな いでください。
湿の気候 )。
は道路に塩や凍結防止剤を撒く地域 )。
虫の死骸、鳥の糞などを残さないよう注 意してください。 " 木 の下には 駐 車しないようにしてくだ さい。季 節によっては車に 落 ちる 樹脂、 木の実、葉などに含まれる物質で塗装を 傷めることがあります。
洗車に関する注意事項 1) 小物入れや書類入れからすべての物品 を取り除きます。シート下の書類入れ はモケットのマットも取り除きます。 2) ケースがしっかり閉まっていることを 確認します。 3) 洗浄には中性洗剤のみを使用し、水で 充分すすぎ落とします。その際、高圧 の水を使用しないでください。( 69 頁 ( 清掃 ) 参照 )。
滑 る危険がありますのでシートには保 護 ワックスなどを塗らないでください。
洗車後はブレーキパッドの表面に残った水 のせいでブレーキの効きが一時的に悪くな ることがあります。事故防止のため 早めに
シリコンワックスで磨き上げるときは、よ く洗車・乾燥した後にしてください。 つや消し塗装部分には研磨剤入りのク リームを使用しないでください。 日光のあたる場所、特に夏の暑い日差しの 下で車体が 熱 くなっている 時 には 洗 車し ないでください。洗剤が洗い流す前に乾い
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PU SH
ZADI
長期間の保管 長期間使用の予定がない場合は、トラブル を 避け るためにいく つ かの注意が必要で す。 また、格納前に必要な修理と全般的な点検 を必ず行なってください。そうしないと後 日 使用するときに 忘 れて ト ラ ブ ルを 起 こ す原因となります。 次の作業を行なってください : " 燃料タンクを完全に空にします。 " スパークプラグを取り外します。58 頁 ( スパークプラグ ) 参照。 " シ リ ン ダ ーにエンジン オ イルをス プ ー ン一杯 (5 -10 cm) 注ぎます。
" イグニッションスイッチを “
" " "
" " " " "
重要 オイルがはねた場合の保護用に、ス パーク プ ラ グ の 近 くのシリンダーの上に 清潔な布を置いてください。
” に位置 させ、スターターボタン “ ” を数秒間 押 して オ イルがシリンダーの表 面 に 均 一にいきわたるようにします。 保護用の布を取り除きます。 スパークプラグを取り付けます。 バッテリーを取り外します。 60 頁 ( バッ テリーの取り外し ) および 59 頁 ( バッテ リーを長期間使用しない場合 ) 参照。 車体を洗い乾かします。69 頁 ( 清掃 ) 参 照。 塗装面をワックスで磨きます。 タイヤ の空気圧を規定どおりにします。 71 頁 ( テクニカルデータ ) 参照。 専 用のスタンドを使って両 輪 を 床 から 浮かせます。 直射日光の当たらない、涼しく乾燥した 温 度 変化 の少ない場 所 に 保管 してくだ さい。
" 湿気が入らないよう、マフラーの先端に " 車体にカバーをかけてください。ただし
ビニール袋などをかぶせて縛ります。
プ ラス チッ クや 防 水 性の 材質 の 物 は 避 けてください。
長期間使用しなかった後では " カバーを外しモーターサイクルを 清掃 します。 69 頁 ( 清掃 ) 参照。 " バッテリーの充電状態を点検します。 61 頁 ( バッテリーの充電 ) 参照。その後、 バ ッ テリーをモーターサイクルに 搭 載 します。61 頁 ( バッテリーの取り付け ) 参照。 " 燃料タンクにガソリンを補給します。 25 頁 ( 燃料 ) 参照。 " 走行前の予備点検を行ないます。33 頁 ( 走行前の点検 ) 参照。
交通量の少ない場所であまりスピードを上げず に、数キロ程度の試験走行を行なってください。 70
オーナーズマニュアル Scarabeo 500
テクニカルデータ
寸法 全長 全幅 全高 ( スクリーンを含む ) シート高 ホイールベース 最低地上高 走行時車両重量 型式 バルブ数 気筒数 総排気量 ボア / ストローク 圧縮比 始動方式 アイドリング回転数 クラッチ ギア 潤滑システム 冷却方式 トランスミッション クラッチ 1次 2次 合計エンジン比 / ホイール 2310 mm 785 mm 1435 mm 800 mm 1590 mm 170 mm 234 Kg 単気筒 4 サイクル、4 バルブ、フライホイール側ドライビングチェーンに よるモノシャフトカム方式 4 1 460 cm3 92 mm / 69 mm 10, 5 : 1 セルモーター 1450 ± 50 回転 / 分 自動、乾式遠心 自動 トロコイドポンプ ( クランク内 ) による強制循環、オイルフィルター、油 圧調整バイパス 水冷、遠心ポンプによる強制循環 自動継続 V 字形ベルト ギア 短 1/14, 083 長 1/5, 406
エンジン
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容 量等
燃料タンク ( リザーブ含む ) リザーブタンク エンジンオイル - オイルおよびオイルフィルター交換時 - オーバーホール交換時 トランスミッションオイル 冷却液 (50% 水 + 50% エチルグリコール不凍液 ) フロントフォーク用オイル 乗車定員 最大積載量 ( ライダー + 荷物 ) 最大積載量 ( ライダー + パッセンジャー + 荷物 )
17 リットル 2 リットル 1500 cm3 1700 cm3 ~ 250 cm 1, 5 リットル 230 cm3 ( 各ロッドにつき ) 2 105 kg 180 kg Ø38 mm 単一イグニッション 径 39 mm 電子式燃料噴射、セルモーター燃料ポンプ ハイオク無鉛ガソリン (4 Stars UK ), 最低オクタン価 95 (N. O. R. M. ) およ び 85 (N. O. M. M. ) 高度耐久性鋼鉄製フレーム 28°, 50’ 112 mm 油圧式テレスコピックフォーク 110 mm リア 油圧式ツインショックアブソーバー、ダブル効果、負荷調整付き 110 mm ディスクブレーキ - Ø 260 mm - 油圧式トランスミッション ダブルディスクブレーキ - フロント Ø 260 mm リア Ø 220 mm 軽合金 16”x3, 00 16”x3, 75
燃料供給システム 燃料
モデル形式 ディフューザー 型式 ガソリン 型式 キャスター トレール フロント ストローク リア ホイールストローク フロント リアコンビ 型式 フロント リア
フレーム
サスペンション
ブレーキ ホイール
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タイヤ
型式 フロント リア 空気圧ライダーのみ フロント リア 空気圧ライダーおよびパッセンジャー フロント リア
チューブレス 110 /80 -16” 55S 140 /70 -16” 65S または 66S 2, 2 bar 2, 4 bar 2, 3 bar 2, 6 bar C. D. I. / 誘導性 イグニッションコンピューターボックスによる可変アドバンサ CHAMPION RG6YC NGK - CR7EKB 0, 7 ~ 0, 8 mm 12 V - 14 Ah 20 -15 - 3 A 14V - 380W 12V - 55W / 12V - 35W 12V - 5W 12V - 10W ( リア )/ 12V - 10W ( フロント ) 12V - 5W/21W 12V - 5W LED LED
イグニッション スパークプラグ
型式 アドバンサ 標準品 – 代替品 スパークプラグ電極間隙 バッテリー ヒューズ オルタネーター ( 永久磁石による ) ロービーム / ハイビームライト フロントパーキングライト リア / フロントウィンカーライト リアパーキングライト / ストップライト ナンバープレートライト スピードメーターライト ハンドルストップライト
電気系統
バルブ
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インジケーター
ウィンカーライトインジケーター エンジンオイル警告灯 ロービームインジケーター ハイビームインジケーター 燃料警告灯 ブレーキパッド磨耗インジケーター 冷却液高温警告灯
LED LED LED LED LED LED LED
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指定油脂類表
エンジンオイル ( 推奨品 ): SUPERBIKE 4、SAE 5W - 40 または 4T FORMULA RACING、SAE 5W - 40。 上記推奨品以外でも、A. P. I. SJ 規格と同等以上の品質のメーカー品オイルを使用しても差し支えありません。 トランスミッションオイル ( 推奨品 ): F. C. 、SAE 75W - 90 または GEAR SYNTH SAE 75W - 90。 上記推奨品以外でも、A. P. I. [. . . ]
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