ユーザーズガイド ASUS X52JB

[. . . ] 必要であれば排気ファンと冗長スイッチおよび UPS を先にインストールする 1. 冷却用の排気ファン ユニットを使用する場合は、ユニットに付属の説明書に記載さ れた手順に従ってインストールしてください。 注記 ほとんどの ASUS NetServer にはファン システムが内蔵されていますが、この場 合、ラック前面と背面のドアには、通気用の穴が必要です。このタイロのドアで あれば、外部に排気ファンを取り付ける必要はありません。 2. 、停電電源装置(UPS)を使用する場合は、装置に同梱されている説明書にしたがっ て、UPS 用のレールを取り付け、UPS をラックに固定します。なお、UPS はラックの一 番下に取り付けてください。UPS は設置後すぐにコンセントに差し込み、バッテリの 充電を始めてください。 10 第1章 NetServer LH 3000r ケーブル接続の準備 3. 冗長スイッチを使用する場合は、付録 B に表示されているいずれかの構成で取り付 けてください。 9. [. . . ] 冗長スイッチを使用する場合は、付録 B に表示されているいずれかの構成で取り付 けてください。 9. ラックにコンポーネントを取り付ける コンポーネントの設置場所を確認する ラック内のコンポーネントの設置場所については、ご注文いただいた時点のレイアウト、詳 細などが書かれた注文書の情報を参考にして決めます。 これらの書類がお手元にない場合は、ASUS ラック構成ツールを使って各コンポーネントの 設置場所を決めてください。 また、あらかじめ ASUS NetServer ラック構成ツール (ASUS Rack Assistant など) を使えば、注 文書の作成が簡単になり、ご注文の内容を自動的にチェックすることができます。これら のツールは、ASUS Web サイトから入手できます。次のアドレスにアクセスし、検索テキスト ボックスに「rack configuration tools」と入力します。 http://www. hp. com/go/netserver 続いて「Ordering NetServers」、「Select a Configuration」、「Configuration Software」または 「Rack Assistant」ににんでください。 ラックにコンポーネントを取り付ける 1. サーバをご注文いただいた時点のレイアウトと、各コンポーネントに同梱されている 説明書にしたがって、各ユニットをラックに取り付けます。まだレイアウトを決定してい ない場合は、ASUS の Web サイトからダウンロードできる ASUS ラック構成ツールを使って レイアウトを作成できます。 2. ラック設置型の ASUS NetServer およびマスストレージ付属のユーザまたはインストール ガイドには、ラックに各装置を設置する手順が記載されています。それ以外のサー バやマスストレージをご使用の場合、ラック設置手順は、オロションのラックマウント キット付属の説明書に記載されています。詳細は、ユーザまたはインストール ガイド、 ユニットに付属のラックマウント キット説明書をご覧ください。 注意 ラック転倒防止のため、スライドに機器を取り付ける前に、必ず転倒防止板を 引き出すか、これをボルト止めしてください。また、ラック前面や背面から機器 を出し入れするときは、必ず一度に 1 つずつ引き出してください。 3. UPS、冗長スイッチ、および分電ユニットをまだ取り付けていなければ、ここで取り付 けます。最初に設置するコンポーネントのラック マウント キットを、ラックの一番下、 つまり電源コンポーネントのすぐ上から順に取り付けていきます。構成についての説 明と例は、第 2 章と第 3 章にあります。 11 第1章 NetServer LH 3000r ケーブル接続の準備 注記 安全上、または作業上の便宜のため、各コンポーネントは必ずラックの下から 上へ順に取り付けてください。 4. 各コンポーネントをレールやベース上に設置する前に、必ず、前方の支各の外側か らラック ナットを取り付けてください。このようにあらかじめラック ナットの位置を決め ておけば、コンポーネントの前面をラックの前面に揃えて固定することができます(た だし、装置の中には、ネジや棒ナットを使って装置をラックに固定し、ラック ナットは 不要なものもあります)。 5. 各ユニットを付属のレール、取付け金具、スライドなどに取り付けます。 注意 ラックは、転倒の危険があります。サーバはかなりの重量があるため、マウント レールへの取付けには力が要ります。サーバをラックへ取り付ける際は、あら かじめ電源やハードディスク ドライブを取り外して、できるだけ重量をトくし ておいてください。 ラック内にコンポーネントが正しく固定できたら、ハードディスク ドライブと電源装 置を元の位置に戻し、そのコンポーネントにフロント パネル (ベゼル) を取り付 けます。 6. 以上の手順で、ラックの下から上に、各コンポーネントを順に取り付けていきます。コ ンポーネント間の隙間は、フィラー パネルで埋めてください。 10. ケーブルの接続と配線 注記 本書の第 3 章では、ラックに設置した ASUS NetServer LH 3000r のケーブルの接 続手順を図を用いて詳しく説明しています。 ケーブルの接続手順の概要は、次のとおりです。 ASUS NetServer LH 3000r にケーブルを接続する前の準備 ● ● ● ● 各サーバにどのコンポーネントを接続するかをあらかじめ決めておきます。 ラックの支各にケーブル ガイドを取り付けます。ケーブル ガイドに付属の手順を参 照してください。 ケーブル整理アームをサーバの背面とラックの支各に取り付けます。 PDU (分電ユニット) の構成を決めて、取り付けます。 12 第1章 NetServer LH 3000r ケーブル接続の準備 周辺装置への LH 3000r データ ケーブルの接続 ● ● データ接続をどのようにするか決めます。 データ ケーブルをサーバに接続します。データ ケーブルの端に各サーバに同梱さ れている色別のタイラッロとラベルを付けます。こうすることにより、後でケーブルの作 業がしやすくなります。 保守作業時にラックからサーバを取り出せるように、ケーブルの長さに十分な余裕を もたせます。 データ ケーブルを各コンポーネントに接続します。 ● ● 電源コードの接続 ● ● ● 各コンポーネントを分電ユニット (PDU: Power Distribution Unit) に接続します。 各 PDU を、停電電源ユニット (UPS) に接続します (オロション)。 PDU と UPS がある場合は、これらのケーブルを分岐回路に接続します。 ケーブルの整理と配線 ● ● ケーブルをケーブル整理アームに通し、所定の位置に固定します。 ケーブルをケーブル ガイドに通し、所定の位置に固定します。 ラック内のコンポーネントの電源のオンとオフ ● ● 本書の第 3 章「電源投入手順」にしたがって、コンポーネントの電源を入れます サーバの電源をオフにする必要がある場合は、第 3 章の「電源切断手順」に従いま す。 11. システムを構成し、ドアと側面パネルを取り付ける NetServer のユーザおよびインストール ガイドを参照して、システムを構成します。 必要があれば、前面と背面にドアを取り付け、さらに側面パネルを取り付けます。取り付け 手順は、ラックとコンポーネントに同梱されている説明書と図を参照してください。 13 ラックケーブル配線リファレンス ラック構成ツール 本章は、ASUS ラック構成ツールからユーザーが頻繁に参照すると考えられる事項を抜粋し たもので、特に以下の参照情報について説明します。 ● ● ● ● ● ● 必須コンポーネントとオロションのコンポーネント ラック電源サブシステムの構成と配置 電流および電力要件 ラック内におけるコンポーネントの配置 ケーブル整理アームおよびケーブル ガイドを通すケーブル配線 動作温度管理と通風 ASUS ラック構成ツールは、世界中で ASUS の Web からダウンロードできます。インターネット ブ ラウザに以下のアドレスを入力してください。 www. hp. com/go/netserver この Web サイトで検索テキストボックスに「configuration tools」と入力します。続いて「Rack Configuration」、「Rack Assistant」、「Order Assistant」ににんでください。 構成ツールについての説明があり、設置の際に利用するためにツールをダウンロードでき ます。このツールを使用して、お使いになるシステムのコンポーネントのラックへの配置を 決めることができます。 15 第2章 ラックケーブル配線リファレンス 電源コードの接続にのするリファレンスとガイドライン ASUS NetServer LH 3000r の電源にのするに関事項 ASUS NetServer LH 3000r の電圧は AC100～240 V に設定することができます。 上記の電 圧に対応した電源装置 (UPS) と分電ユニット (PDU) が用意されています。また、冗長 スイッチも提供されています。 ASUS NetServer LH 3000r の電圧を設定する際は、次の事項に留意してください。 ◊ ◊ ◊ ◊ ◊ 各サーバには、お使いになるの地に合った電源コードが同梱されています (詳細 は表 2-2 参照)。 ASUS NetServer LH 3000r の各電源装置は個別のジャンパ コードを使用していま す。 米国市場向けには AC100/120、200/208、220/230/240 V で出荷されます。 米国以外のの地向けでは、AC200/208 V または 220/230/240 V の構成がありま す。 定格 3000 VA(2250 ワット)の、停電電源装置 (UPS) は、どちらの電圧でも使用 できます。また、2200 VA(1600 ワット)の UPS は AC110/120 または 220/230/240 V に使用できます (表 2-1 参照)。 AC100/120 V では、定格 16 A のワイド レンジ分電ユニットが使用できます(コンセ ント 9 個)。 AC220/208 および 220/230/240 V では、定格 16 A のワイド レンジ分電ユニット が使用できます。定格 10 A の拡張 PDU も使用できます(図 2-1 参照)。 電源、電流、およびコンセント数などの要件に応じて、1 つのラック内に 1 つまたは 複数の PDU を設置することができます(表 2-4 参照)。 ◊ ◊ ◊ 16 第2章 ラックケーブル配線リファレンス 使用できる電源ケーブルとコンポーネント コンポーネントをラックに設置すると、ラックに電 源 サブシステムが必要になります。 ASUS NetServer LH 3000r は、以下のように接続することをお勧めします。 ● ● ● 分電ユニット (PDU) に接続する (図 2-1 参照) 、停電電源装置 (UPS) を取り付ける (表 2-1 参照) 適切に保護された分岐回路または回路に接続する (第 1 章の「ケーブル接続前の準 備: サーキット ブレーカ」参照) 冗長スイッチは UPS と分岐回路間または PDU と分岐回路間で使用できます。 詳細は、表 2-2 および付録 B に記載されています。 注記 表 2-2 に、ASUS NetServer LH 3000r のラック電源サブシステムで使用するケーブル、コン ポーネント、およびコンセントについての詳しい一覧があります。 表 2-1 UPS モデルと電力定格 使用できる無停電電源装置 (UPS) APC モデル NS3000RM3U NS2200RM3U NS3000RMT3U NS2200RMI3U NS3000RMI3U 注1 注2 注3 電圧 AC 100/200 V AC 100/120 V3 AC 200/208 V AC 230/240 V AC 230/240 V 電力 (VA)1 3000 2200 3000 2200 3000 電力 (ワット)2 2250 1600 2250 1600 2250 UPS の供給電力定格を超えていないことを確認してください。各コンポーネントの供給電力 を合計し、UPS が対応する電力定格を超えないようにしてください。 UPS の消費電力定格を超えないようにしてください。各コンポーネントのワット数を合計し、 UPS が対応するワット数を超えないようにしてください。 日本向けの 100 V UPS については、American Power Conversion Corporation(APC)にお問 い合わせ下さい。 17 第2章 ラックケーブル配線リファレンス 表 2-2 ASUS NetServer LH 3000r で使用できるプラグとコンセント AC100/120 V 電源 LH 3000r ジャンパ コード RackStorage/12 および/12FC および PDU ジャンパ コード PDU モデル番号 8120-8378 NEMA 5-15 プラグ、2. 3 m、16AWG E7742A、2. 5 m C13/C14 AC200/208 V 電源 C13/C14、2. 5 m E7742A、2. 5 m C13/C14 AC230/240V 電源 C13/C14、2. 5 m E7742A、2. 5 m、 C13/C14 E7675A (16 A) E7671A (16 A) E7672A (16 A、コード、 および 10 A) 4 できる:10 A プラグを 16 アンペアに接続 (コンセ ントの数を増やすため に使用) 4 着脱可能 E7803A、4. 5m NEMA L6-20P/C19 E7803A、4. 5m NEMA L6-20P/C19 E7805A 4. 5 m NEMA L6-30P/C19 E7671A (16 A) E7672A (16 A、コード、お よび 10 A) 4 できる:10 A プラグを 16 アンペアに接続 (コンセ ントの数を増やすため に使用) 4 着脱可能 E7804A、4. 0 m IEC C20/C19 E7806A、4. 5 m C19/終端処理なし 7804A、4. 5 m C20/C19 E7809A、4. 5 m CEE 7/7 - C195 複数の PDU を｢デイ ジー チェイン接続｣でき るかどうか?サーバをラックの A. Begin with 奥 に差し入れる。 the Server all the way in. B. B. 電源ケーブルとデータ Plug power and ケーブ data ルをサーバ 背面に 差し 込む。 of cables into the back the Server. F. ケーブルを Dress ケーブル ガイド cables のフックに掛け through る。 the fingers of the Cable Guide. C. C. ケーブルをケーブ Gather ル整理アームの左端 Cables at left に寄せる。 Next to Cable Management Arm flange. E. アームの内 側と外側 でケーブルをケーブル E. Determine whether to tie wrap タイで固定する。 cables into the inner and outer sections of the Arm. D. ケーブルをアームの内 D. Arrange cables側 から、 肘の部分、 外側 の順に through the inner 通す。 section of the arm, around the elbow, and through the outer section. 図 3-10 ケーブルをアームに通したところ 2. ケーブルをアームの内側のスロットに通します。必要な場合は、NetServer に付属の 結束ストラッロでケーブルをケーブル アームに固定します。 52 第3章 LH 3000r のケーブル配線および接続手順 警告 ASUS NetServer LH 3000r をラックから引き出す前に、必ずラック前面で転倒防 止板を引き出してください。 ラックからコンポーネントを引き出すときには、1 度に 1 つずつとしてください。 さもないと、ラックが転倒する危険があります。 注記 スライドをラックの前部支各に固定しているネジは外さないでください。LCD コ ントロール パネルの下のハンドルを引いて、NetServer を引き出します。 3. [. . . ] ケーブルをアームの内 D. Arrange cables側 から、 肘の部分、 外側 の順に through the inner 通す。 section of the arm, around the elbow, and through the outer section. 図 3-10 ケーブルをアームに通したところ 2. ケーブルをアームの内側のスロットに通します。必要な場合は、NetServer に付属の 結束ストラッロでケーブルをケーブル アームに固定します。 52 第3章 LH 3000r のケーブル配線および接続手順 警告 ASUS NetServer LH 3000r をラックから引き出す前に、必ずラック前面で転倒防 止板を引き出してください。 ラックからコンポーネントを引き出すときには、1 度に 1 つずつとしてください。 さもないと、ラックが転倒する危険があります。 注記 スライドをラックの前部支各に固定しているネジは外さないでください。LCD コ ントロール パネルの下のハンドルを引いて、NetServer を引き出します。 3. フロント ベゼルを外し、転倒防止板を引き出します。NetServer をカチッと音がするま でいっぱいに引き出し、必要なケーブルの長さを決めます。図 3-11 を参照してくださ い。NetServer をラックから出し入れして、ケーブルアームにケーブルを固定する結 束ストラッロが必要かどうか確認します。図 3－9 を参照してください。アームに沿って 等間隔にストラッロを取り付けます。 PCI To ボ ードへ PCI ケーブル整理アームを引き 出して、ケーブルの長さ Extend the Cable Management Arm に 余裕 がある こ とを確認してから、ケーブル ガイド to ensure you have enough cable に通す。 before routing cables through the Cable Guide. 図 3-11 サーバを引き出してケーブルの長さを調整する 53 第3章 LH 3000r のケーブル配線および接続手順 4. [. . . ]