ユーザーズガイド FUJITSU SCANSNAP S1500M

[. . . ] はじめに スキャンスナップ このたびは、カラーイメージスキャナ ScanSnap S1500/S1500M（以下、ScanSnap と呼び ます。 ）をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 本書は、ScanSnap の取り扱い方、および基本的な操作方法について説明しています。 ご使用の際には、本書、安全上のご注意、およびスタートアップガイドをよくお読みにな り、ScanSnap を正しくご使用くださるよう、お願いいたします。 本書が、ScanSnap S1500/S1500M を活用していただくために、皆様のお役に立つことを 願っております。 お使いのオペレーティングシステムが Microsoft® Windows® の場合、本書を表示 / 印刷する には、アドビ システムズ社の Adobe® Acrobat® 7. 0 以降、または Adobe® Reader® 7. 0 以降 が必要です。 2008 年 2009 年 12 月 12 月 初版 2版 Microsoft、 Windows、Windows Vista、PowerPoint、SharePoint、および Entourage は、米 国 Microsoft Corporation の米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。 Word および Excel は、米国 Microsoft Corporation の製品です。 Apple、Apple ロゴ、Mac、Mac OS、および iPhoto は、Apple Inc. 2 本書の読み方 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 ScanSnap について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 ScanSnap の特長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] 右クリックメニューから「Scan ボタンの設定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 2. 「読み取りモード」タブの「カラーモードの選択」で、 「グレー」または「白 黒」を選択します。 3. ［OK］ボタンをクリックして、ScanSnap 設定画面を閉じます。 164 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 4. ScanSnap に原稿をセットします。 「読み取りできる原稿」 （27 ページ）および「原稿のセット方法」 （29 ページ）を参照 してください。 5. ScanSnap の［Scan］ボタンを押します。 ⇒ グレーまたは白黒のイメージデータが出力されます。 165 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ ■ カラー原稿を高圧縮します 読み取ったカラー原稿のイメージデータを高圧縮して保存することができます。膨大な紙文 書も高圧縮して読み取れば、コンパクトな PDF ファイルにまとめて保存できます。 カラー原稿を高圧縮する場合は、以下の手順で設定を変更します。 • 「カラー高圧縮」では、文字部分と背景部分を分離して背景部分を高圧縮します。そのた め、文字ベースの原稿を読み取ると、文字が綺麗なままファイルサイズを小さくすること ができます。一方、写真や図などは、背景とみなされて高圧縮されるため、イメージデー タが劣化しますので、写真などの読み取りには適していません。 e- スキャンモードの場合は、カラー原稿を高圧縮して読み取ることはできません。 • 1. 右クリックメニューから「Scan ボタンの設定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 2. 「読み取りモード」タブの「カラーモードの選択」で、 「カラー高圧縮」を選 択します。 3. ［OK］ボタンをクリックして、ScanSnap 設定画面を閉じます。 166 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 4. ScanSnap に原稿をセットします。 「読み取りできる原稿」 （27 ページ）および「原稿のセット方法」 （29 ページ）を参照 してください。 5. ScanSnap の［Scan］ボタンを押します。 ⇒ 高圧縮されたイメージデータが出力されます。 167 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ ■ 読み取ったイメージデータから白紙ページを削除します 読み取ったイメージデータから、不要な白紙ページを自動的に削除することができます。た とえば、両面・片面原稿が混在している場合、両面読み取りを行えば、片面原稿の裏面（白 紙ページ）のイメージデータは削除されます。 白紙ページを削除する場合は、以下の手順で設定を変更します。 • 以下のような原稿は、白紙ページとして識別される場合があります。 - 白紙原稿内に、文字が極端に少ない場合 - 白色でなくても、ページ全体が一様色（無地）の場合（黒色も含みます） このような原稿を読み取る場合は、 「白紙ページを自動的に削除します」チェックボックス のチェックをはずしてください。 また、読み取った原稿を廃棄される場合は、誤って削除されたページがないかどうかを必 ずご確認ください。 名刺ファイリング ＯＣＲ と連携する場合は、白紙ページは削除されません。 • 1. 右クリックメニューから「Scan ボタンの設定」または「e- スキャンの設 定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 168 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 2. 「読み取りモード」タブの［オプション］ボタンをクリックします。 ⇒「読み取りモードオプション」画面が表示されます。 3. 「白紙ページを自動的に削除します」チェックボックスにチェックを付けま す。 4. ［OK］ボタンをクリックして、すべての画面を閉じます。 5. ScanSnap に原稿をセットします。 「読み取りできる原稿」 （27 ページ）および「原稿のセット方法」 （29 ページ）を参照 してください。 6. ScanSnap の［Scan］ボタンを押します。 ⇒ 白紙ページの削除されたイメージデータが出力されます。 169 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ ■ 文字列の傾きを補正します 原稿内の文字列が傾いて印刷されている場合でも、文字列の傾きを検出し、その傾きを補正 することができます。本設定は、原稿内に印刷されている文字列が傾いて印刷されている場 合に有効です。 文字列の傾きを補正する場合は、以下の手順で設定を変更します。 • 最大± 5 度までの傾きを補正できます。 原稿中の文字列を基準にして補正するため、以下のような原稿はイメージデータが傾く場 合があります。 - 文字間や行間が極端に狭い、または文字が接触している原稿 - 白抜きや装飾文字が多い原稿 - 写真や図などが多く、文字の少ない原稿 - 文字の背景に模様がある原稿 - 図面など、文字が一定方向を向いていない原稿 - 斜め方向の長い直線がある原稿 - 手書き文字の原稿 このような原稿を読み取る場合は、 「文字列の傾きを自動的に補正します」チェックボック スのチェックをはずしてください。 A3 キャリアシートで読み取る場合、文字列の傾きは補正されません。 • 原稿が傾いて読み取られた場合の補正は、 「文字列の傾きを自動的に補正します」を有効にし なくても常に実施されています。 1. 右クリックメニューから「Scan ボタンの設定」または「e- スキャンの設 定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 170 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 2. 「読み取りモード」タブの［オプション］ボタンをクリックします。 ⇒「読み取りモードオプション」画面が表示されます。 3. 「文字列の傾きを自動的に補正します」チェックボックスにチェックを付け ます。 4. ［OK］ボタンをクリックして、すべての画面を閉じます。 5. ScanSnap に原稿をセットします。 「読み取りできる原稿」 （27 ページ）および「原稿のセット方法」 （29 ページ）を参照 してください。 6. ScanSnap の［Scan］ボタンを押します。 ⇒ 文字列の傾きが補正されたイメージデータが出力されます。 171 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ ■ 向きがバラバラな原稿の向きをそろえて出力します 一般的なオフィスで使用されている文書の中には、同じ用紙サイズの原稿でも、原稿の向き が縦 / 横混在している場合があります。 また、上とじ / 下とじの両面原稿は、上下逆さまに印刷されています。 このような原稿を読み取った場合に、自動的に向きをそろえて出力することができます。 原稿の向きをそろえて出力する場合は、以下の手順で設定を変更します。 原稿中の文字列を基準にして補正するため、以下のような原稿は正しい向きに補正されない 場合があります。 • 極端に大きい文字や小さい文字が多い原稿 • 文字間や行間が極端に狭い、または文字が接触している原稿 • 写真や図などが多く、文字の少ない原稿 • 文字の背景が不均一色の原稿 例：網掛けされている文字 • 装飾文字が多い原稿 例：影、白抜きなど装飾がされている文字 • 文字の背景に模様がある原稿 例：絵や図と重なっている文字 • 下線や罫線に接触している文字が多い原稿 • 図面など、文字が一定方向を向いていない原稿 • アルファベット大文字だけで書かれている原稿 • 手書き文字の原稿 • 傾いた原稿 • サポート言語 （日本語 / 英語 / フランス語 / ドイツ語 / イタリア語 / スペイン語 / 中国語 （簡体字） / 中国語（繁体字）/ 韓国語 / ロシア語 / ポルトガル語）以外の言語の原稿 • 複雑なレイアウトの原稿 • ノイズの多い原稿 • 薄い文字の原稿 • かすれた文字の原稿 このような原稿を読み取る場合は、 「原稿の向きを自動的に補正します」チェックボックスの チェックをはずしてください。 1. 右クリックメニューから「Scan ボタンの設定」または「e- スキャンの設 定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 172 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 2. 「読み取りモード」タブの［オプション］ボタンをクリックします。 ⇒「読み取りモードオプション」画面が表示されます。 3. 「原稿の向きを自動的に補正します」チェックボックスにチェックを付けま す。 4. ［OK］ボタンをクリックして、すべての画面を閉じます。 5. ScanSnap に原稿をセットします。 「読み取りできる原稿」 （27 ページ）および「原稿のセット方法」 （29 ページ）を参照 してください。 6. ScanSnap の［Scan］ボタンを押します。 ⇒ 向きのそろったイメージデータが出力されます。 173 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ ■ 幅や長さの違う原稿を同時に読み取ります 幅や長さの違う原稿を同時にセットして読み取ることができます。 幅や長さの違う原稿を同時に読み取る場合は、以下の手順で設定を変更します。 1. 右クリックメニューから「Scan ボタンの設定」または「e- スキャンの設 定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 2. 「原稿」タブの「原稿サイズの選択」で「サイズ自動検出」を選択します。 174 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 3. 「マルチフィード検出」で「長さで検出」以外を選択します。 「長さで検出」を選択して幅や長さの違う原稿を同時に読み取ると、マルチフィードが 検出され、読み取りできません。 4. ［OK］ボタンをクリックして、ScanSnap 設定画面を閉じます。　　 5. ScanSnap に原稿をセットします。 1. 原稿の先端をそろえます。 2. 原稿をホッパーの中央にセットします。 175 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ • すべての原稿が、ピックローラ（中央）の下に来るようにセットしてください。 ピックローラからはずれた位置に原稿があると、給紙できません。 ピックローラの幅 • サイドガイドは、読み取る原稿の中で最大幅の原稿に合わせてください。 • 最大幅以外の原稿については、まっすぐ読み取られるように原稿をセットしてくださ い。原稿が斜めに読み取られた場合、イメージデータの乱れ（イメージデータの欠け / イメージデータに斜めの線が入る）や、 原稿サイズと一致しないイメージデータが出 力される、などの現象が発生する場合があります。原稿がまっすぐ搬送されない場合 は、幅の同じ原稿に分けて、継続読み取りを有効にしての読み取りをおすすめします。 また、原稿がサイドガイドに突き当たっていないと、原稿づまりとなる場合がありま す。 6. ScanSnap の［Scan］ボタンを押します。 ⇒ それぞれの原稿サイズに一致するイメージデータが出力されます。　 原稿が斜めに読み取られた場合に、原稿サイズと一致しないイメージが出力される場合 があります。 176 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ ■ A4 サイズより大きい原稿を読み取ります A3 や B4 のような A4 サイズより大きい原稿を、A3 キャリアシートを使用して読み取るこ とができます。原稿を 2 つ折りにして両面読み取りを行い、1 つのイメージデータにつなぎ 合わせて出力します。A4 サイズ以下の両面印刷された原稿を読み取って、見開き状態にし て 1 つのイメージデータに出力することもできます。 A4 サイズより大きい原稿を読み取る場合は、以下の手順で設定を変更します。 • 原稿の折り曲げ部分の検出誤差により、イメージデータが欠ける場合があります。精度を 求める読み取りにはお薦めできません。 • e- スキャンモードの場合は、見開き状態のイメージデータを出力することはできません。 • ScanSnap 設定画面の「読み取りモード」タブ→「オプション」→「文字列の傾きを自動的 に補正します」チェックボックスは無効となります。 1. 右クリックメニューから、 「Scan ボタンの設定」を選択します。 ⇒ ScanSnap 設定画面が表示されます。 2. 「原稿」タブで、 ［A3 キャリアシート設定］ボタンをクリックします。 右クリックメニューから「e- スキャンの設定」を選択した場合は、 「原稿」タブに［A3 キャリアシート設定］ボタンは表示されません。 ⇒「A3 キャリアシート設定」画面が表示されます。 177 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 3. 「実行モード」で「見開き画像を出力します」を選択して、 ［OK］ボタンを クリックします。 A3 キャリアシート設定の詳細については、ScanSnap Manager のヘルプを参照してく ださい。 4. 「原稿」タブの「原稿サイズの選択」で、 「サイズ自動検出」を選択します。 178 ScanSnap のいろいろな使い方＜ Windows 編＞ 5. 「読み取りモード」タブの「読み取り面の選択」で、 「両面読み取り」を選択 します。 「片面読み取り」を行うと、 「表裏の画像をそれぞれ出力します」で片面読み取りを 行った場合と同じ出力結果になります。 6. ［OK］ボタンをクリックして、ScanSnap 設定画面を閉じます。 7. ScanSnap に原稿をセットします。 1. [. . . ] 26 電源コネクター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 動作環境 Windows . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21 Mac OS . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 は行 白紙ページを削除 Windows . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ]