ユーザーズガイド HP BLADESYSTEM BC1500 BLADE PC PC SESSION ALLOCATION MANAGER(SAM)管理者用ユーザ ガイド (2006年3月)
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マニュアル抽象的: マニュアル HP BLADESYSTEM BC1500 BLADE PC PC SESSION ALLOCATION MANAGER(SAM)管理者用ユーザ ガイド (2006年3月)
詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。
[. . . ] 2–3 2. 2 HP SAMブレード サービス ソフトウェアのインストールと有効化 . 2–4 2. 2. 1 HP SAMブレード サービスのインストール. 2–4 2. 2. 2 HP SAM登録サービスの設定ファイルの作成 . 2–4 2. 2. 3 HP SAM登録サービスの起動/再起動 . [. . . ] 3–3 3. 3. 2 セキュリティ グループまたは組織単位のHP SAM管理者ロールへの追加 . 3–4 3. 3. 3 HP SAM管理者ロールからのユーザの削除 . 3–4 3. 4 HP SAM管理者コンソールのタブ . 3–5 3. 4. 2 [ユーザとロール]タブ . 3–9 3. 4. 5 [システム設定]タブ . 3–16
HP SAM管理者用ユーザ ガ イ ド
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A フ ァ イ アウ ォ ールに関する規定 B よ く あ る質問 C ブ レ ー ド サービ スのエ ラ ー コ ー ド
用語集
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HP SAM管理者用ユーザ ガ イ ド
1
は じ めに
1. 1 概要
HP が提供する CCI(Consolidated Client Infrastructure)ソリューションは、エンド ユーザに従来の慣れ親し んだデスクトップ環境の利便性を提供しながら、デスクトップ コンピューティングとストレージのリソー スを、管理が容易で安全性の高いデータ センタに集中させます。企業は長期にわたってサーバベース コン ピューティング(SBC)を使用し、複数のリモート ユーザがアクセスできるサーバ上にデスクトップ アプ リケーションの仮想インスタンスを作成してきました。HP の CCI は、このような仮想デスクトップの代替 機能を新たに提供します。 HP PC SAM(Session Allocation Manager)システムは、CCI 配備の管理における制御ポイントになります。 特に、ユーザのアクセス デバイス(クライアント)からリモート デスクトップ セッション(Blade PC)へ の Microsoft リモート デスクトップの接続割り当てを管理します。セッションが専用の Blade PC に存在する か、仮想ハードウェア プラットフォーム上の別のセッションとともに存在するかに関わらず、HP SAM シ ステムでは、ユーザは必要に応じてこれらのデスクトップ セッションを利用できます。
1. 1. 1
主な機能
■ ■ ■ ■ ■ ■
コンピューティング リソース(Blade PC)へのユーザの割り当てシステム コンピューティング リソース(Blade PC)の自己登録 デスクトップ セッションのプロビジョニングのための簡単なユーザ管理 オプションでユーザの置き換えが可能な、クライアントのリモート デスクトップ設定の集中管理 フォローミー ローミングとユーザ セッションの永続的なサポート 使用状況と容量計画のレポート
HP SAMは論理的に次の3つの領域に分類されます。
■ ■ ■
Thin Clientやほかのアクセス デバイス上で動作するHP SAMクライアント アプリケーション コンピューティング リソースで動作するHP SAMブレード サービス HP SAMサーバとSQLデータベース
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は じ めに
HP SAMクライアント アプリケーション
HP SAMブレード サービス
HP SAM Webおよび SQLデータベース
1. 1. 2
機能 (高レベルな概要)
1. クライアント アクセス デバイス(デスクトップ、ノートブック コンピュータ、Thin Client)上のユー ザがデスクトップ セッションを要求すると、 HP SAMクライアントはHP SAM Webサーバへ要求を送信 します。 a. HP SAMは、サーバのフェイルオーバをサポートするように設定できます。HP SAM Webサーバが 応答しない場合、 HP SAMクライアントは要求の送信先をリスト内の次のHP SAM Webサーバにし ます。 HP SAMクライアントは、HP SAMサーバにユーザ名とドメイン情報を送信します。
b. 管理者権限を持つアカウントでサーバにログインします。 HPSAM-xx. MSI インストール ファイルを実行します(xx は、英語の場合は EN、日本語の場合は JP に 置き換えます) 。 ようこそ画面で、[次へ]をクリックします。 HP SAM Web サーバのインストールの場合は、インストーラからユーザ アカウントの入力を求められ ます。ユーザ アカウントは、HP SAM WebサイトとHP SAMサーバ サービスの所有者です。
✎
このアカウントは、 個人的なアカウントではなく、 サービス アカウントにすることを強くおすすめします。 このアカウント名とパスワードは、 HP SAMへの中断を最小限に抑えるために、 変更の頻度をできるだけ低 くするようにしてください。
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2-1
イ ン ス ト ール
5.
以下の画面では、HP SAM Webアプリケーションのみ、HP SAM SQLデータベースのみ、またはこの両 方のインストールを選択できます。デフォルトは両方です。[SAM Web Site]または[SAM Database]の 横にあるプルダウンの矢印をクリックして、オプションのリストを表示します。[次へ]をクリックして 続行します。
デフォルトの選択: [Always install] (常にインストールす る) インストールしな い場合は、ここを クリックします。
6. 7.
インストール フォルダはデフォルトのままにするか、または[参照]ボタンをクリックして変更します。 [次へ]をクリックして続行します。 SQL サーバ名、SQL 認証のユーザ名、およびパスワードを入力します。アプリケーションを正常にイ ンストールするには、SQL ユーザ アカウントが SQL サーバにデータベースを作成可能な必要がありま す。HP SAMデータベースが存在しない場合は、インストール処理によって作成されます。すでに存在 する場合は、 インストール処理によって、 WebサーバがHP SAMデータベース サーバにリンクされます。
8. 9.
[Web Resources Configuration](Webリソースの構成)画面で、[次へ]をクリックします。 [New Web Site](新規のWebサイト)を選択して新規Webインストールを行うか、または既存のWebサ イトを選択して、既存のWebサーバにインストールするかHP SAMをアップグレードします。
10. [IP アドレス ] ドロップダウン リストをクリックし、Web サイトを適切な IP アドレスにマッピングしま す。 11. [次へ]をクリックしてインストールを始めるか、または[キャンセル]をクリックして終了します。 12. インストールが完了したら、[Finish](終了)をクリックします。
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HP SAM管理者用ユーザ ガ イ ド
イ ン ス ト ール
13. ネットワーク環境でハードウェアまたはソフトウェア ファイアウォールを使用している場合は、HP SAM WebサーバやSQLサーバのために、ファイアウォールに次の変更を加える必要があります。
❏
Webサーバ
◆
受信:
– – – – ◆ – – – ❏ ◆ ◆
クライアント(TCP/ANY)からWebサーバ(TCP/80:HTTP)へ Blade PC(TCP/ANY)からWebサーバ(TCP/80:HTTP)へ admin_workstation(TCP/ANY)からWebサーバ(TCP/443:HTTPS)へ Blade PC(TCP/47777)からWebサーバ(TCP/47777:カスタム)へ Webサーバ(TCP/ANY)からSQL_Server(TCP/1433:MSSQL)へ Webサーバ(TCP/ANY)からBlade PC(TCP/139:RPC)へ Webサーバ(UDP/47777)からBlade PC(UDP/47777:カスタム)へ
送信:
SQL Server(Webサーバと同じマシン上で動作していない場合のみ) 受信:
– –
Webサーバ(TCP/ANY)からSQL_Server(TCP/1433)へ なし
送信:
2. 1. 1
ユーザへのHP SAM管理者ア ク セスの許可
ドメイン管理者とローカル サーバ管理者は、自動的に HP SAM 管理者のグループのメンバになります。 Administrator アカウントを使用してログインするのではなく、HP SAM 管理者アクセス リストにセキュリ ティ グループまたは個別の名前を追加することによってシステムを更新することを強くおすすめします。 これにより、だれがいつ何をしたかを追跡することが容易になります。 他のユーザをHP SAM管理者として追加するには、HP SAM管理コンソールにアクセスし、これらのユーザ を管理者ロールに追加します。詳しい手順については、3-5 ページの「[ ユーザとロール ] タブ」を参照して ください。
2. 1. 2
HP SAM システムの設定
HP SAM管理コンソールにログインし、[システム設定]タブに移動して、適切な変更を加えます。詳しい手 順については、3-10ページの「[システム設定]タブ」を参照してください。
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イ ン ス ト ール
2. 2
HP SAM ブ レー ド サービ ス ソ フ ト ウ ェ アの イ ンス ト ール と 有効化
このソフトウェアを手動でインストールするには、次の手順を実行します。 1. 2-4ページの「HP SAMブレード サービスのインストール」 2-4ページの「HP SAM登録サービスの設定ファイルの作成」 2-6ページの「HP SAM登録サービスの起動/再起動」 2-6ページの「HP SAMブレード サービスのテスト」
2. 2. 1 HP SAM ブ レー ド サービ スの イ ンス ト ール
■ ■ ■
ローカルの管理者権限を持つアカウントでBlade PCにログインし、bladesvc-xx. msiファイル(xxは、英 語の場合はEN、日本語の場合はJPに置き換えます)を実行してサービスをインストールします。 サービスを停止するために、[コントロール パネル](クラシック表示の場合)→[管理ツール]→[サービ ス]の順に選択し、HP SAM Registration Serviceを探します。サービスが実行中であれば、停止します。 サービスのCFGファイルを、HP SAMに一致するようにカスタマイズします。C:\Program Files\ Hewlett-Packard\HP PC Session Allocation Manager Registration Serviceフォルダに移動し、 hpevent. cfg-sample ファイルを編集します。このファイルのカスタマイズ方法について詳しくは、2-4 ページの「HP SAM登録サービスの設定ファイルの作成」を参照してください。 設定ファイルをカスタマイズしたら、サンプル ファイルの名前をhpevent. cfgに変更します(または [Save As](名前を付けて保存)を選択します) 。
■ ■ ■
[コントロール パネル ]→[ 管理ツール]→ [サービス] の順に選択してHP SAM Registration Service という 名前のサービスを起動することにより、HP SAM登録サービスを起動します。 Blade PCにファイアウォールがインストールされている場合は、次のポートを有効にします。
❏
受信:
◆ ◆ ◆ ❏ ◆ ◆
Webサーバ(UDP/47777)からBlade PC(UDP/47777)へ Webサーバ(TCP/ANY)からBlade PC(TCP/139)へ クライアント(TCP/ANY)からBlade PC(TCP/3389)へ
送信: Blade PC(TCP/ANY)からWebサーバ(TCP/80:HTTP)へ Blade PC(UDP/47777)からWebサーバ(UDP/47777)へ
✎
ポートを有効にするための別の選択肢に、ソフトウェア サービス自体を有効にする方法があります。HP SAM登録サービス ソフトウェアを有効にするには、ファイアウォールの説明に従って操作してください。
2. 2. 2 HP SAM登録サービスの設定フ ァ イ ルの作成
HP SAM 登録サービスの設定ファイルは、hpevent. cfg という名前の INI テキスト ファイルです。HP SAM 登 録サービスは、設定ファイルを見つけるために、その場所を次に示す順序で探します。ファイルが見つか ると検索は停止し、そのファイルの内容が抽出されます。
■ ■
サービスの格納先と同じディレクトリ内(通常は、C:\Program Files\Hewlett-Packard\HP PC Session Allocation Manager Registration Service\) %SystemRoot%内(通常は、C:\windows\)
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イ ン ス ト ール
■
%SystemDrive%内(通常は、C:\)
サンプルのテンプレートを次に示します。[WebServerList]と[RolesList]の2つのセクションを更新する必要 があります。 [hpEventCfg] Gateway=WebServerList Role=RolesList ;ServicePort=47777 [WebServerList] server1. yourdomain server2. yourdomain [RolesList] sample-role-1 sample-role-2 [WebServerList] [WebServerList]セクションには、 1つまたは複数のHP SAM Webサーバが一覧表示されます。 各HP SAM Web サーバ(プライマリおよびフェイルオーバ)は、1 行に 1 つずつ表示されます。サービスは、このリストを 指定されている順序で使用します。リスト内の先頭の HP SAM Web サーバが最初に試行されます。それが 失敗すると、サービスは引き続き残りの HP SAM Web サーバをその順番どおりに試行します。正常な接続 が確立された場合、残りのHP SAM Webサーバは使用されません。 サーバの行を変更するには、単に、server1. yourdomainの文字列を適切なサーバ名に変更します(Web サーバのDNS名または静的IPアドレスを使用してください) 。たとえば、次のように指定します。
■ ■
HPSAMservername 10. 1. 2. 3
[RolesList] [RolesList] セクションには、Blade PC が所属することのできる 1 つまたは複数のロールのリストが表示され ます。ロールとは、コンピューティング リソース(Blade PC)の機能的なコレクションです。リスト内の 先頭のロールは、Blade PC のプライマリ ロールです。その他のロール(存在する場合)はすべて、プライ マリでないロールと見なされます。 Blade PCは、次に示す優先順位でユーザに割り当てられます。
■ ■ ■
このロールにのみ割り当てられている使用可能なBlade PC 複数のロールに割り当てられている使用可能なBlade PCの中で、このロールがプライマリのもの 複数のロールに割り当てられている使用可能なBlade PCの中で、このロールがプライマリでないもの
✎
Blade PC で設定ファイルが変更された場合は常に、変更を有効にするためにサービスを再起動する必要が あります。
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イ ン ス ト ール
2. 2. 3 HP SAM登録サービスの起動/再起動
このサービスは、サービス アプレット([コントロール パネル](クラシック表示の場合)→[管理ツール]→ [サービス]の順に選択)またはコマンド ラインから起動または停止することができます。
■ ■
サービス アプレットでは、このサービスはHP SAM Registration Serviceと表示されています。 さらに、このサービスは、C:> net start daesvc および C:> net stop daesvc という構文を使用して、コマ ンド ラインから起動または停止することができます。
また、HP Rapid Deployment Packなどのツールを使用して起動または停止することもできます。その手順に ついては、HP Rapid Deployment Packのマニュアルを参照してください。
2. 2. 4 HP SAM ブ レー ド サービ スのテス ト
HP SAM 管理コンソールにログインし、[ リソース ] タブをクリックして、割り当てられたロール内の Blade PCを検索します。
■ ■
Blade PCが見つからない場合は、 ファイアウォール設定を確認するとともに、 そのBlade PC上でサービ スが起動されたことを確認してください。 コンピューティング リソースが見つかったら、[ リソース ] タブを選択し、画面の右下にある [ 操作 ] ド ロップダウン メニューから[同期]を選択します。
✎
同期操作の後でBlade PCにオフラインのマークが付けられている場合は、 通常、 HP SAM WebサーバがBlade PCと通信できないことを示しています。Blade PC上のファイアウォール設定を調べて、ポート47777または HP SAM登録サービスでの受信が許可されていることを確認してください。 ファイアウォールを一時的に無 効にしてから再度有効にすると、ファイアウォールが必要なトラフィックをブロックしているかどうかが わかります。
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2. 3
HP SAM ク ラ イ ア ン ト ソ フ ト ウ ェ アの イ ンス ト ール と 有効化
HP SAMには、Windows XP EmbeddedベースおよびWindows CE 5. 0ベースのクライアントに加え、Microsoft Internet Explorer ベースの HP SAM クライアントもあります。Windows XP Embedded ベースのクライアント は、Windows 2000およびWindows XPオペレーティング システムでも動作します。 HP SAMクライアントを使用するには、 クライアント アクセス デバイス上でリモート デスクトップ接続が 動作している必要があります。 HP SAM Internet Explorerベースのクライアントとその他のHP SAMクライアントの機能には、 次の相違点が あります。 HP SAM ク ラ イ アン ト の比較 機能 Internet Explorerベース
Windows 2000 Windows XP Windows XP Embedded 自動 フ ェ イ ルオ ーバの サポー ト Internet Explorer ブ ラ ウ ザの必要性 実行のために ActiveX コ ン ト ロールを ダウ ン ロ ー ド する必要性 言語
Windows XP Embedded ベース
Windows 2000 Windows XP Windows XP Embedded
Windows CE 5. 0 ベース
Windows CE 5. 0
オペ レ ーテ ィ ン グ シ ス テムのサポー ト
√ √ √
英語、日本語 英語、日本語
√
英語
2. 3. 1 Internet Explorerベースの ク ラ イ ア ン ト
クライアント アクセス デバイスは、Internet Explorer を使用して HP SAM にアクセスできます。HP SAM Internet Explorer ベ ース のク ライ アン トを 使用 する には、Internet Explorer のア ドレ ス バー にサ ーバ 名 (http://HPSAMservername)を入力します。 アクセス デバイスが初めて HP SAM サーバにアクセスする場合、クライアントには、2 つの ActiveX コント ロール(HP SAM Time Zone Download Control および Remote Desktop Client Control)をインストールする必 要があります。 これらのコントロールのインストール場所は、 %SystemRoot%\Downloaded Program Files\ フォルダです。 この他にも、 HP SAMサーバから制御できるHP SAM Internet Explorerベースのクライアントの設定がありま す。詳しくは、このガイドの第3章にある「[システム設定]タブ」を参照してください。
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イ ン ス ト ール
✎
[信頼済みサイト]のリストにHP SAM Webサーバを追加することをおすすめします。この操作は、クライア ント アクセス デバイスの [ セキュリティ ]タブで [ ツール ] → [インターネット オプション ] の順に選択するこ とで実行できます。 ファイアウォールがインストールされている場合は、HP SAM サーバ クライアントからのアクセスを許可 するために適切な変更を加える必要があります。たとえば、HP Sygate Security Agentがインストールされて いる場合は、IEXPLORE. EXEアプリケーション用にポート3389を許可するためのルールを追加します。 HP SAM ActiveXコントロールは、Webサーバのインストール プロセス中に、HP SAM Webサーバ上の配布 のためのソースとして保存されます。 アップグレード中にHP SAM WebサーバでActiveXコントロールが置き換えられた場合は、クライアント ア クセス デバイスが次にHP SAM Webサーバに接続したときに、 HP SAMクライアントが新しいバージョンに 自動的にアップグレードされます。 Windows XP Embeddedを実行しているHP Thin Clientの場合は、 Thin Clientイメージの一部として保存されて いないかぎり、 アクセス デバイスが再起動されるたびにActiveXコンポーネントのインストールが繰り返さ れる可能性があります。
2. 3. 2 Windows XP Embeddedベースの ク ラ イ アン ト
Windows XP Embedded ベースの Thin Client またはデスクトップ / ノートブック PC に HP SAM クライアントを インストールするには、以下の手順で操作します。 1. ローカルの管理者権限を持つアカウントでアクセス デバイスにログインし、 scw32-xx. msiファイル (xx は、英語の場合は EN、日本語の場合は JP に置き換えます)を実行して Windows XP ベースのクライア ントをインストールします。 2. インストール ウィザードの説明に沿って操作します。 ソフトウェアがインストールされたら、プログラムが[スタート]メニュー([スタート]→[すべてのプロ グラム]→[Hewlett-Packard]→[HP PC Session Allocation Client]) に配置されていることを確認します。 カ ス タ マ イ ズの手順 (推奨) 1. HP SAMクライアントを起動します。 HP SAM Webサーバ名を入力します。 [オプション]ボタンをクリックします。 必要に応じて、接続の設定を変更します。 [設定の保存]ボタンをクリックします。 [Save in](保存先)ドロップダウン ボックスの[Desktop](デスクトップ)を選択します。 [保存]ボタンをクリックします。
他にも、設定が可能なオプションがあります。これらのオプションは、. HP SAM ファイルを手動で編集す ることにより設定できます。[HPRDC] セクション内でサポートされているキーと値のリストを次に示しま す。
■ ■
Gateways:文字列の値。HP SAMサーバのリストを表示するセクションを指しています。 DefaultPolicy:文字列の値。デフォルトで選択されるようにするポリシーです。
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■
DefaultDomain:文字列の値。クライアントUIの[ドメイン]編集ボックスに読み込まれるデフォルト値 です。この値を指定しないと、プログラムはユーザのログイン情報からドメインの決定を試みますが、 ログイン情報は正確でない場合があります。
■
Policies:文字列の値。[オプション]セクションの最初のタブにあるクライアントの[接続の種類]ドロッ プダウン ボックスに読み込まれるポリシーを一覧表示するセクションを指しています。このオプショ ンを使用すると、管理者はさまざまな接続の種類に関連したいくつかのポリシーを事前に定義できま す。 Autodial:整数値(0 または 1) 。この値が 1 に設定されていると、プログラムはユーザのログイン情報 入力を待つことなく、起動時に自動的に接続を試みます。デフォルト値は0(オフ)です。
■ ■ ■
DefaultUsername:文字列の値。この値を指定しないと、プログラムはユーザのログイン情報からユー ザ名の決定を試みますが、ログイン情報は正確でない場合があります。 DefaultInsecurePassword:文字列の値。このフィールドを使用すると、[パスワード]ボックスに事前に 値を設定できます。このフィールドは、セキュリティが重要でない環境での自動化された負荷テスト のために用意されています。
Ä
注意 : [DefaultInsecurePassword]フィールドはプレーン テキスト形式であるため、運用環境では使用しな いでください。
■
Failover:整数値。この値が 1 に設定されていると、クライアントのフェイルオーバ機能が有効になり ます。複数の Web サーバが定義されている場合、あるコンピューティング リソースへの接続が失敗す ると、クライアントは次の使用可能なコンピューティング リソースにフェイルオーバします。この機 能を有効にすると、ユーザは新しい HP SAM サーバを入力できなくなります。ただし、設定ファイル に定義されているWebサーバの中から選択することはできます。デフォルト値は0(オフ)です。
■
EnablePassword:整数値(0 または 1) 。この値が 1 に設定されていると、クライアント ユーザ インタ フェースに[パスワード]ボックスが表示されます。 この値が0に設定されていると、 [パスワード]ボック スは使用できません。デフォルト値は0(オフ)です。
■
ConnectionPort:1~65535の範囲の短整数値。リモート デスクトップ サービス(リモート デスクトッ プなど)が待機するポートです。リモート デスクトップの場合は、この値が指定されていないとデ フォルト値の3389になります。0の値は無視されます。
■
UILanguage:2文字の言語識別子。現在、サポートされている唯一の識別子は、日本語を示すJPです。 識別子がサポートされていない場合や、設定ファイル内にプロパティが存在しない場合、アプリケー ションはデフォルト値のUS英語を使用します。特定の言語をサポートするには、言語サポートDLLが 存在する必要があります。
✎
指定される UILanguage は、インストールされている HP SAM クライアント アプリケーションと同じ言語ま たは英語のどちらかでなければなりません。英語版の HP SAM クライアント アプリケーションがインス トールされている場合は、この値を他の言語に変更しないでください。ディスク容量を最小限に抑えるた めに、英語版のHP SAMクライアント アプリケーションには、その他のHP SAMクライアント言語DLLは含 まれていません。
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イ ン ス ト ール
クライアント アプリケーションを複数のクライアント アクセス デバイスに配備するには、さまざまな方 法が使用できます。次に2つの例を示します。
■
HP Rapid Deployment Packなどのソフトウェア配備ツールを使用します。 a. クライアント ユニットにクライアント アプリケーション (scw32-xx. msi) をインストールします。 クライアントの設定ファイルを、 HP SAMで動作するように更新します (前に述べたカスタマイズ の手順を参照) 。
■
scw32-xx. msi ファイルと hprdc. sam ファイルを Web サイトまたはファイル共有に置きます。次に、ユー ザに次の操作を実行するよう指示します。 a. [. . . ] 適切なフィルタリングが実行されるようにフィルタ設定を行います。デフォルト値は[すべて]で、すべ てのアカウントが表示されます。 [サーチ]ボタンをクリックします。 [UPN名]列で対象となる名前をクリックします。 [ポリシーまたはロールにユーザを割り当てる]ページが表示されます。 4. 対象となるロールにチェックを入れるか外します。
✎
ユーザをHP SAM接続ポリシーに割り当てるには、まずポリシーを作成し(未作成の場合) 、ここで割り当 てます。このアカウント レベルでポリシーの割り当てを行うと、現在のロールに割り当てられているポリ シーが置き換わり、さらに Global Policy が置き換わります。ポリシーの作成方法については、3-9 ページの 「[ポリシー ]タブ」を参照してください。 5. 変更を適用するには、[保存]ボタンをクリックします。変更せずに終了するには、[キャンセル]ボタン をクリックします。
3. 4. 2. 3 新規ユーザの追加
パブリック以外のロールからコンピューティング リソース(Blade PC)を要求するには、ユーザがアクセ ス リストに存在する必要があります。ユーザは、セキュリティ グループまたは組織単位に、個人として追 加することができます。 システムが追加対象のアカウントを検索する場合、 HP SAM WEBサーバ ドメイン、 または [システム設定 ] → [Active Directory] タブで割り当てられている Microsoft LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバが使用されます。 個別ユーザへのア ク セスの許可 ユーザ数が少ない場合は、対象となるロール アクセス リストにアカウント名を直接追加します。 1. [以下の項目で検索]を[ユーザ]に設定します。 次のパラメータを1つ以上入力します。 a. [. . . ]
HP BLADESYSTEM BC1500 BLADE PCダウンロード上のご注意
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お探しの書類がなかったり、不完全だったり、言語が違ったり、モデル名や言語が説明と違う場合など、いかなる場合でもLastmanualsはその責を負いません。またLastmanualsは翻訳のサービスもしていません。
規約に同意して「マニュアルをダウンロード」をクリックすればHP BLADESYSTEM BC1500 BLADE PCのマニュアルのダウンロードが開始されます。