ユーザーズガイド HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVER JETDIRECT ADMINISTRATOR'S GUIDE
Lastmanualsはユーザー主導型のハードウエア及びソフトウエアのマニュアル(ユーザーガイド・マニュアル・クイックスタート・技術情報など)を共有・保存・検索サービスを提供します。 製品を購入する前に必ずユーザーガイドを読みましょう!!!
もしこの書類があなたがお探しの取扱説明書・マニュアル・機能説明・回路図の場合は、今すぐダウンロード。Lastmanualsでは手軽に早くHP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVERのユーザマニュアルを入手できます。 HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVERのユーザーガイドがあなたのお役に立てばと思っています。
HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVERのユーザーガイドをLastmanualsがお手伝いします。
この製品に関連したマニュアルもダウンロードできます。
HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVER (631 ko) HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVER JETDIRECT ADMINISTRATOR'S GUIDE (2123 ko) HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVER JETDIRECT EXTERNAL USB COMPATIBILITY (71 ko) HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVER JETDIRECT EX PRINT SERVERS PRODUCT UPDATE: POWER SUPPLY MODULES (38 ko)
マニュアル抽象的: マニュアル HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVER JETDIRECT ADMINISTRATOR'S GUIDE
詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。
[. . . ] HP Jetdirect
en3700 ew2400 620n
ۯၑ৪ဥ΄ͼΡ
管理者用ガイド
HP Jetdirect プリント サーバー
モデル:
620n en3700 ew2400
© 2003-2004 Copyright Hewlett-Packard Development Company, L. P. © 2002 Copyright Hewlett-Packard Company
無断転載禁止。著作権法で認められるものを除き、事前に書面による承諾がない場合の、 複製、引用、翻訳は認められません。 本書に含まれる情報は、予告なしに変更されることがあります。
HP 製品およびサービスに対する唯一の保証内容は、各製品およびサービスに付属する明 示的保証書に記述されています。この中に記述されていない内容については、一切の保証 は行われません。HP は本書に関する技術的および編集上の誤りや遺漏に関する責任を負 わないものとします。
第 4 版、2004 年 9 月 登録商標
Microsoft®、MS-DOS®、Windows® は、Microsoft Corporation の米国における登録商 標です。NetWare® および Novell® は、Novell Corporation の登録商標です。IBM®、 IBM Warp Server®、Operating System/2® は、International Business Machines Corp. の登録商標です。Ethernet は、Xerox Corporation の登録商標です。PostScript は、 Adobe Systems, Incorporated の商標です。UNIX® は、Open Group の登録商標です。
目次
1. HP Jetdirect プリント サーバーの紹介
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] デフォルトはコマンド ライン インタフェースになっています。 タをメニュー インタフェースで設定するには Menu と入力します。詳 細については、 「ユーザー インタフェース オプション」を参照してくだ さい。 サポートされているコマンドおよびパラメータの一覧については、 「Telnet のコマンドとパラメータ」を参照してください。
ユーザー インタフェース オプション
HP Jetdirect プリント サーバーでは、Telnet コマンドを入力する 2 種類の インタフェース オプション、 コマンド ライン インタフェース ( デフォルト ) とメニュー インタフェースが用意されています。
JAWW
TCP/IP の概要 77
コマンド ライン インタフェース ( デフォルト )
Telnet コマンド ライン インタフェースを使用して設定パラメータを設定す る手順は次のとおりです。
注記
Telnet セッション中に「?」を入力すると、使用可能な設 定パラメータ、コマンドの正しい形式、そしてコマンドの 一覧が表示されます。
追加の ( 拡張 ) コマンドの一覧を表示するには、コマンド 「advanced」を入力してから「?」を入力します。 現在の設定情報を表示するには、 「 /」を入力します。
1. Telnet プロンプト「>」で次のように入力します。
<parameter>:<value>
それから Enter キーを押してください。<parameter> は定義する設 定パラメータ、 各 <value> はそのパラメータに割り当てる定義値です。 パラメータのエントリの最後にはキャリッジ リターンが続きます。 設定パラメータについては、表 3. 4 を参照してください。
2. さらに設定パラメータを設定する場合はこの手順を繰り返します。
「exit」または「quit」を入力 3. 設定パラメータの入力が終了したら、 します ( どちらを入力するかはシステムによって異なります )。 変更した設定を保存するかどうか尋ねられたら、保存する場合は「Y」 ( デフォルト )、保存しない場合は「N」を入力します。 「exit」や「quit」の代わりに「save」を入力した場合、設定を保存 するかどうか尋ねるプロンプトは表示されません。
JAWW
TCP/IP の概要 78
表 3. 4 は、使用可能な Telnet コマンドと Telnet のコマンドとパラメータ。 パラメータの一覧です。
注記
パラメータを ( たとえば BOOTP サーバーや DHCP サー バーなどから ) 動的に指定する場合は、最初に手動設定に セットしておかないと Telnet を使って値を変更すること はできません。手動設定にセットする方法については、 ip-config コマンドのセクションを参照してください。
IP アドレスを手動で変更した場合は必ず、サブネット マ スクとデフォルト ゲートウェイも同時に設定し直す必要 があります。
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (1/18)
説明 ヘルプと Telnet コマンドを表示します。 現在の値を表示します。 設定パラメータへのアクセスに使用する メニュー インタフェース を表示します。 拡張コマンドを有効にします。ヘルプ (?) で表示されるコマンド の一覧に拡張コマンドが含まれます。 拡張コマンドを無効にします。ヘルプ (?) で表示されるコマンド の一覧に拡張コマンドは含まれません ( デフォルト )。 設定値を保存してセッションを終了します。 セッションを終了します。 設定を編集用にファイルにエクスポートし、 Telnet や TFTP を使っ てインポートします ( このコマンドは、UNIX など、入出力のリダ イレクトをサポートしているシステムでのみサポートされます )。
ユーザー コントロール コマンド コマンド
?/ menu advanced general save exit export
General ( 一般 )
コマンド 説明 管理者パスワードを設定します ( 内蔵 Web サーバーおよび HP Web 「passwd jd1234 jd1234」 Jetadmin と共有されます )。たとえば、 と入力すると、パスワードは「jd1234」に設定されます。確認のた め、 「jd1234」を 2 回入力することに注目してください。
passwd
16 文字までの英数字を使用できます。次の Telnet セッションの 開始時に、ユーザー名とこのパスワードを入力するよう求めるプ ロンプトが表示されます。
このパスワードをクリアするには、パスワードと確認用エントリ を入力せずにこのコマンドを入力します。 パスワードはコールド リセットを行うとクリアされます。
JAWW
TCP/IP の概要 79
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (2/18)
通常はシステムのロケーションの識別に使用される、英数字で構 成される文字列 ( 最大 255 文字 )。 通常はネットワークやデバイスの管理者名の識別に使用される、 英数字で構成される文字列 ( 最大 255 文字 )。
sys-location sys-contact ssl-state
Web 通信を行う際のプリント サーバーのセキュリティ レベルを 設定します。 1 ( デフォルト ): HTTPS ポートへの強制ルート変更。HTTPS (Secure HTTP) 通信のみを使用できます。 2: HTTPS への強制ルート変更はできません。HTTP と HTTPS
通信は使用できます。
security-reset
プリント サーバーのセキュリティ設定を、工場出荷時のデフォル ト値にリセットします。0 ( デフォルト ) の場合はリセットしませ ん。1 はセキュリティ設定をリセットします。
Wireless 802. 11 Main ( ワイヤレス 802. 11 基本設定 )
コマンド 説明
network-type
802. 11g ワイヤレス ネットワーク トポロジを指定します。 Infrastructure: プリント サーバーはネットワークにおいて、ア
クセス ポイントを通じて他のワイヤードおよびワイヤレス デバイ スと通信します。
Ad Hoc: ( デフォルト ) プリント サーバーはアクセス ポイントを 使用せずに、他のワイヤレス デバイスと直接通信します。 desired-ssid
プリント サーバーに、希望する Service Set Identifier (SSID)、 つまりネットワーク名を指定します。32 文字までの英数字を使用 できます。 工場出荷時のデフォルト SSID は、 Ad Hoc モードの hpsetup と なっています。Infrastructure モードのネットワークでは、SSID hpsetup は使用しないでください。
ssid コマンドがエントリなしで (SSID がブランク ) 発行された場 合、 希望する SSID に <AUTO> が割り当てられます。 AUTO の場 合、認証設定で一致する最初のネットワークに関連付けられます。 encryption wep-key-method
暗号化を使用するかどうかを指定します。0 の場合は無効に、1 ( デ フォルト ) の場合は有効になります。
WEP キー入力のフォーマットを指定します。WEP キー入力は、 適切な長さでなければなりません。 ASCII: ( デフォルト ) ASCII コードの英数字 (0 ~ 9、 a ~ z、 A~ Z) を使用します。40/64 ビット暗号化の場合、5 文字を入力しま す。104/128 ビット暗号化の場合、13 文字を入力します。ASCII
エントリでは、大文字と小文字の区別があります。
HEX: 16 進数 (0 ~ 9、a ~ f、A ~ F) を使用します。40/64 ビッ ト暗号化の場合、10 桁の 16 進数を入力します。104/128 ビット 暗号化の場合、26 桁の 16 進数を入力します。HEX エントリで は、大文字と小文字の区別はありません。
JAWW
TCP/IP の概要 80
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (3/18)
静的 WEP (Wired Equivalent Privacy) 暗号化キーを指定します。 プリント サーバーでは、4 つあるキー ポジション (Key 1、2、3、 4) を使用してキーを最大 4 つまで保存できます。WEP キーを入 力するには、キー ポジションと、その後に暗号化キーの値を指定 します。たとえば、
wep-key
wep-key 1 0123456789net
このように指定すると、値 0123456789net が指定された 128 ビット WEP キーが Key 1 に割り当てられます。
wep-key-method コマンドを使用して、キー値の形式 (16 進 数、または ASCII 英数字 ) を指定できます。かわりに、キー ポジ ションの後にオプション パラメータ (ASCII または HEX) を挿入
することもできます。たとえば、
wep-key 1 ASCII 0123456789net
このように指定すると、ASCII コードの文字列値 0123456789net が指定された 128 ビット WEP キーが Key 1 に 割り当てられます。 静的 WEP キーを割り当てる場合、キー ポジションとキー値がネッ トワーク上の他のワイヤレス デバイスに一致するようにしてくださ い。入力したキー値の長さはすべて同じでなければならず、WEP キーの長さは適切な文字数または桁数でなければなりません。
transmit-key
WEP キー ポジション (1、2、3、4) を指定します。これは、プリ ント サーバーが暗号化通信に使用します。たとえば、 transmit-key 2
これは、Key 2 が暗号化通信に使用されることを指定し、ネット ワーク上の他のデバイスに一致させます。
desired-channel
(Ad Hoc) プリント サーバーが Ad Hoc ネットワークへの関連付け を要求するときに使用するチャネルを指定します。ew2400 の場 合、デフォルトはチャネル 11 です。 10: チャネル 10 (2457MHz) を使用します。 11: チャネル 11 (2462MHz) を使用します。
プリント サーバーは、任意のチャンネル上の指定 Ad Hoc ネット ワークの検出と関連付けが失敗したときに、このチャネルを使用 して使用可能であることをブロードキャストします。
auth-type
ネットワーク アクセスが使用可能になる前の、プリント サーバー のリンクベースの認証方法を指定します。
Open: ( デフォルト ) ワイヤレス ネットワークがネットワーク ア クセスの認証を要求しない場合に Open System 認証を使用しま
す。ただし、この場合でもデータのセキュリティを確保するため に、ネットワークで引き続き WEP 暗号化キーが使用されている 場合があります。
Shared_Key: ネットワークの各デバイスに対してネットワーク アクセス用の同一の秘密 WEP キーを設定する必要がある場合、 Shared Key 認証を使用します。 WPA-PSK 認証を設定するときに、wpa-auth-type コマンド と一緒に Shared_Key を選択することはできません。
JAWW
TCP/IP の概要 81
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (4/18)
このコマンドは、auth-type コマンドの Shared Key 認証オプ ションとは互換性がありません。このコマンドを使用して、 WPA-PSK 認証を指定します。
wpa-auth-type
PSK: WPA-PSK は、認証サーバーが使用されていない場合に高
度な認証を提供します。この場合、デバイス認証は仮共有キーに よって行われます。仮共有キーは、psk-passphrase コマンド を使用してネットワーク パスフレーズを指定すると生成されま す。dynamic-encrypt コマンドでは Robust オプションを セットする必要があります。
psk-passphrase
ネットワークの仮共有キーを生成するのに使用されるパスフレー ズを指定します。 パスフレーズは、 16 進で 21 ~ 7E までの ASCII 文字 ( 文字 0 ~ 9、a ~ z、A ~ Z、および特殊文字 !、@、#、$、 %、^、&、(、)、_、+、=、-、{、}、[、]、¥、“、<、>、?、“、‘、 ~) を使って 8 ~ 63 文字の範囲で作成する必要があります。
dynamic-encrypt
WPA-PSK 認証では、このコマンドを使用してプリント サーバー に Wi-Fi Protected Access (WPA) 動的暗号化を設定します。コ マンド オプションとして Robust を指定します。
説明
802. 11 Wireless Diagnostics (802. 11 ワイヤレス 診断 )
コマンド
Current SSID Current Channel Signal Strength
( 読み取り専用パラメータ ) ワイヤレス プリント サーバーが接続 されるネットワーク名 (SSID)。 ( 読み取り専用パラメータ ) ワイヤレス プリント サーバーが現在 使用しているチャネル名。 ( 読み取り専用パラメータ ) プリント サーバーが受信する無線信号 の強さ。 < 空白 >: プリント サーバーによるスキャン中に無線信号が検出で きませんでした。 No Signal: どのチャンネルでも無線信号が検出されませんでした。 Poor/Marginal/Good/Excellent: 検出された信号強度レベルを
示します。
Access Point Mac
( 読み取り専用パラメータ ) Infrastructure モードの通信において 使用されるアクセス ポイントの MAC アドレス。たとえば、 00:a0:f8:38:7a:f7
となっている場合、MAC アドレス 00a0f8387af7 がネットワー ク上の通信に使用されたことを示します。
JAWW
TCP/IP の概要 82
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (5/18)
説明 英数字の文字列 ( 最大 32 文字 )。ネットワーク デバイスの名前に この文字列を割り当てたり、ネットワーク デバイスの名前をこの 文字列に変更したりします。たとえば、 「host-name printer1」と入力するとデバイスに名前「printer1」が 割り当てられます。 デフォルトのホスト名は NPIxxxxxx で、 xxxxxx の部分は LAN ハードウェア (MAC) アドレスの最後の 6 桁です。
TCP/IP Main (TCP/IP の基本設定 )
コマンド
host-name
ip-config
設定方法を指定します。
manual: プリント サーバーは、(Telnet や内蔵 Web サーバー、 コントロール パネル、インストール / 管理ソフトウェアなど ) 手 動設定ツールを使用して IP パラメータが設定されるまで待機しま す。ステータスは User Specified になります。 bootp: プリント サーバーはネットワークに対して BOOTP リク エストを送信し、動的 IP 設定を行います。 dhcp: プリント サーバーはネットワークに対して DHCP リクエ ストを送信し、動的 IP 設定を行います。 auto_ip: プリント サーバーには一意のリンクローカル アドレス 169. 254. x. x が自動的に設定されます。 ip
プリント サーバーの IP アドレスをドット区切り表記で指定しま す。例:
ip-config ip
manual
192. 168. 45. 39
この例では、ip-config で手動設定を指定し、ip でプリント サーバーの IP アドレス 192. 168. 45. 39 を手動設定しています。
0. 0. 0. 0 を指定すると IP アドレスはクリアされます。
終了して新しい IP アドレスを保存したら、次の Telnet 接続では その IP アドレスを指定する必要があります。
subnet-mask
受信したメッセージに示されている IP アドレスの中の、ネット ワークおよびホストを示す部分を認識するのに使用する ( ドット 区切り表記の ) 値。たとえば、
subnet-mask 255. 255. 255. 0
と指定すると、サブネット マスク値 255. 255. 255. 0 がプリント サーバーに格納されます。値を 0. 0. 0. 0 と指定するとサブネット マスクは無効になります。詳細については、付録 A を参照してく ださい。
default-gw
デフォルト ゲートウェイの IP アドレスをドット区切り表記で指定 します。たとえば、
default-gw 192. 168. 40. 1
と指定すると、 プリント サーバーのデフォルト ゲートウェイの IP アドレスとして 192. 168. 40. 1 が割り当てられます。 注記:HP Jetdirect プリント サーバーの設定が DHCP で行われ た場合にサブネット マスクやデフォルトのゲートウェイ アドレス を手動で変更すると、 プリント サーバーの IP アドレスも手動で変 更する必要があります。このように変更すると、DHCP で割り当 てられたアドレスは DHCP IP アドレス プールに戻されます。
JAWW
TCP/IP の概要 83
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (6/18)
( 読み取り専用パラメータ ) HP Jetdirect プリント サーバーの最 新の IP アドレスの設定を行った (BOOTP や DHCP サーバーと いった ) サーバーの IP アドレス。 ( 読み取り専用パラメータ ) HP Jetdirect プリント サーバーに TFTP パラメータを割り当てた TFTP サーバーの IP アドレス。 ( 読み取り専用パラメータ ) TFTP サーバー上の TFTP ファイルの パスとファイル名。たとえば、 hpnp/printer1. cfg
デバイスのドメイン名。たとえば、
Config Server
TFTP Server TFTP Filename
domain-name
domain-name support. hp. com
と指定すると、ドメイン名として support. hp. com が割り当て られます。 このドメイン名にはホスト名は含まれません。これは FQDN (Fully Qualified Domain Name の略、printer1. support. hp. com など ) ではありません。
pri-dns-svr sec-dns-svr pri-wins-svr sec-wins-svr smtp-svr
プライマリ DNS (Domain Name System) サーバーの IP アドレス。 プライマリ DNS サーバーが使用できない場合に使用されるセカ ンダリ DNS サーバーの IP アドレス。 プライマリ WINS (Windows Internet Naming Service) サーバー の IP アドレス。ドット区切り表記です。 セカンダリ WINS (Windows Internet Naming Service) サーバー の IP アドレス。ドット区切り表記です。
(SMTP メール サーバー) 電子メール送信用 SMTP (Simple Mail Transport Protocol) サーバーの IP アドレス。この機能をサポー
トしているスキャン デバイスで使用します。
TCP/IP Print Options (TCP/IP 印刷オプション )
コマンド 説明 プリント サーバーでの TCP ポート 9100 への印刷出力を有効また は無効にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有 効になります。
9100-printing
ftp-printing ipp-printing
0 の場合は無効に、 FTP による印刷機能を有効または無効にします。 1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。(TCP ポート 20、21) IPP を使用する印刷機能を有効または無効にします。0 の場合は 無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。(TCP ポート 631) LPD を使用する印刷機能を有効または無効にします。無効の場合 は 0、有効の場合は 1 ( デフォルト ) です。(TCP ポート 515) LPD バナー ページの印刷を有効または無効にします。0 の場合、 バナー ページは無効です。 1 ( デフォルト ) の場合はバナー ページ が有効になります。
lpd-printing banner
JAWW
TCP/IP の概要 84
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (7/18)
プリンタで Port 9100 印刷接続を閉じる前にすべての TCP パケッ トについて ACK ( 応答確認 ) を必要とするどうかを指定します。 ポート番号とオプション値を指定します。HP 内蔵プリント サー オプション値が 0 バーの場合、 デフォルトのポート番号は 1 です。 ( デフォルト ) の場合はインターロックを使用できません。1 の場 合は使用できます。たとえば、 「interlock 1 1」と指定すると、ポート番号 1 でインター ロックが有効になります。
interlock
mult-tcp-conn
( 複数のポートのサーバーのみ ) 複数の TCP 接続の有効 / 無効を
切り替えます。複数のポートの使用を制限できます。
1 ( デフォルト ): 複数の接続が許可されます。 0: 複数の接続は許可されません。 buffer-packing TCP/IP パケットのバッファ圧縮を有効または無効にします。 1 ( デフォルト ): 通常は 0 で、データ バッファはプリンタに送信
される前に圧縮されます。
0: バッファ圧縮は無効になり、データは受信した状態のままでプ
リンタに送信されます。
write-mode
TCP PSH フラグを設定してデバイスからクライアントへのデー
タ転送を制御します。
0 ( デフォルト ): このオプションは無効です。フラグはセットされ
ません。 すべてのデータ パケットにプッシュ ビッ 1: all-push オプション。 トがセットされます。
TCP/IP LPD Queues (TCP/IP LPD キュー )
コマンド 説明 ユーザー定義のキューを追加します。 キュー名 ( 表示可能な ASCII 文字で最大 32 文字 )、前付加文字列名、後付加文字列名、処理す るキュー ( 通常は RAW) をコマンドラインで指定する必要があり ます。ユーザー定義のキューは最大で 6 つまで追加できます。 ユーザー指定のキューを削除します。deleteq コマンド ラインで キュー名を指定する必要があります。 印刷ジョブに指定されたキューが不明な場合に使用するキューの 名前。デフォルトでは、デフォルト キューは AUTO です。 プリント データの前あるいは後ろにユーザー定義の文字列を追加 します。文字列は最大で 8 つまで指定可能です。文字列名および 文字列の内容は addstring コマンド ラインで指定します。 ユーザー定義の文字列を削除します。文字列名は deletestring コ マンド ラインで指定します。
addq
deleteq defaultq addstring
deletestring
TCP/IP Raw Print Ports (TCP/IP Raw 印刷ポート )
コマンド 説明
raw-port
TCP ポート 9100 への印刷用にさらに追加するポートを指定しま 実際にどのポートが指 す。 有効なポートは 3000 ~ 9000 ですが、 定可能かはアプリケーションによって異なります。最大 2 つの ポートが指定可能です。
JAWW
TCP/IP の概要 85
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (8/18)
説明
TCP/IP Access Control (TCP/IP アクセス制御 )
コマンド
allow
HP Jetdirect プリント サーバーに格納されているホスト アクセス リストにエントリを作成します。各エントリには、プリンタに接 続可能なホストやホストのネットワークが指定されます。このコ マンドのフォーマットは「allow netnum [mask]」で、netnum はネットワーク番号またはホストの IP アドレス、mask は、アク セスを確認するために使用される、ネットワーク番号やホスト ア アクセス リスト ドレスに適用されるアドレス ビット マスクです。 に指定可能なエントリは最大 10 です。エントリがない場合は、す べてのホストでアクセスが許可されます。たとえば、 allow 192. 0. 0. 0 allow 192. 168. 1. 2
と指定した場合は 1 つのホストのみアクセスが許可されます。こ の場合にはデフォルトのマスク 255. 255. 255. 255 が適用されま す。明示的に指定する必要はありません。
255. 0. 0. 0
と指定するとネットワーク 192 上のホストのアクセスが許可されます。
allow 0 と指定するとホスト アクセス リストがクリアされます。
詳細については、第 7 章を参照してください。
TCP/IP Other Settings (TCP/IP その他の設定 )
コマンド 説明 プリント サーバー上での syslog サーバーの動作を有効または無効 にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効にな ります。(UDP ポート 514)
syslog-config
syslog-svr
syslog サーバーの IP アドレスをドット区切り表記で指定します。 ここで指定されたサーバーに HP Jetdirect プリント サーバーから syslog メッセージが送信されます。たとえば、 syslog-svr: 192. 168. 40. 1
と指定すると 192. 168. 40. 1 を syslog サーバーの IP アドレスと して割り当てます。 詳細については、付録 A を参照してください。
syslog-max
HP Jetdirect プリント サーバーが 1 分あたりに送信可能な syslog メッ セージの最大数を指定します。この設定により、管理者はログ ファイ ルのサイズを制御できます。 デフォルトは 1 分あたり 10 となっていま す。ゼロに設定すると、syslog メッセージの数は無制限となります。 syslog サーバーに送信される syslog メッセージのフィルタリングを 制御します。フィルタの範囲は 0 から 8 までで、0 が最も厳しく、8 が最も一般的になります。指定されたフィルタ レベルより低い ( つ まり優先順位が高い ) メッセージだけが報告されます。デフォルト 設定は 8 で、あらゆる優先順位のメッセージが送信されます。 0 を指定した場合、すべての syslog メッセージが無効になります。
メッセージのソース ファシリティを特定するために使用するコー ド ( トラブルの解決時に、選択されたメッセージのソースを特定す る場合など )。デフォルトで HP Jetdirect プリント サーバーは ローカル ソース ファシリティ コードとして LPR を使用しますが、 ユーザーの値 local0 ~ local7 を使って個々のプリント サーバー またはプリント サーバーのグループを特定することもできます。
syslog-priority
syslog-facility
JAWW
TCP/IP の概要 86
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (9/18)
プリント サーバー上での Service Location Protocol (SLP) 操作 を有効または無効にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。SLP は、HP ソフトウェア アプリケー ションで (UDP ポート 427 を使って ) 自動的にデバイスを検出す るのに使用されます。 ネットワーク デバイス テーブルから削除されないようにプリント サーバーがマルチキャスト パケットをネットワークに送信する時 間間隔を指定します。スイッチなど、一部のインフラストラク チャ デバイスは、アクティブなデバイスを、ネットワークにおい て非アクティブであるためにデバイス テーブルから削除する場合 があります。この機能を有効にするには、1 ~ 1440 ( 分 ) の値を 設定します。この機能を無効にするには 0 を設定します。
slp-config
slp-keep-alive
mdns-config
mDNS (Multicast Domain Name System) サービスを有効また は無効にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有 効になります。mDNS は一般に、通常の DNS サーバーが利用で きない小規模ネットワークで、IP アドレスと名前の解決を (UDP ポート 5353 経由で ) 行うのに使用されます。
このデバイスまたはサービスに割り当てられている、最大 64 文字 この名前は不変であり、 の英数字の ASCII 文字列を示します。 (IP アドレスなどの ) ソケット情報がセッションごとに変更される場 合に、特定のデバイスまたはサービスを解決するのに使用されま す。Apple Rendezvous ではこのサービスが表示されます。デ フォルトのサービス名はプリンタ モデルと LAN ハードウェア (MAC) アドレスです。
mdns-service-name
mDNS Domain Name
( 読み取り専用パラメータ ) デバイスに割り当てられている ユー mDNS ドメイン名を <host name>. local の形式で示します。
ザー指定のホスト名が割り当てられていない場合、デフォルトの ホスト名 NPIxxxxxx が使用されます。ここで、xxxxxx は LAN ハードウェア (MAC) アドレスの最後の 6 桁です。
mdns-pri-svc
印刷に使用する、優先順位が最も高い mDNS サービスを指定しま す。このパラメータの設定は、次のオプション番号の中から 1 つ を選択して行います。
1: ポート 9100 による印刷 2: IPP ポートによる印刷 3: デフォルトの LPD raw キュー 4: デフォルトの LPD テキスト キュー 5: デフォルトの LPD 自動キュー 6: デフォルトの binps ( バイナリ Postscript) キュー 7 ~ 12: ユーザー指定の LPD キューが定義されている場合、ユー ザー指定の LPD キュー 5 ~ 10 に対応します。
デフォルトでどれが選択されるかはプリンタによって異なります が、通常はポート 9100 による印刷か、LPD binps です。
ttl-slp
Service Location Protocol (SLP) パケットの IP マルチキャスト 「生存時間」(TTL) の設定を指定します。デフォルト値は 4 ホップ 指定可能な範囲は ( ローカル ネットワークからのルータ数 ) です。 1 ~ 15 です。-1 を指定するとマルチキャスト機能が無効になり ます。
JAWW
TCP/IP の概要 87
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (10/18)
プリント サーバーによる IP バージョン 4 マルチキャスト パケッ トの受信および送信を有効または無効にします。0 の場合は無効 に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。 アイドル状態の印刷データ接続を確立したままにしておく秒数を 指定する整数値 (1 ~ 3600)。たとえば、
ipv4-multicast
idle-timeout
idle-timeout 120
と指定すると、アイドル タイムアウト値は 120 秒となります。 デフォルトは 270 秒です。0 を指定すると接続は終了しないため、 他のホストから接続できなくなります。
user-timeout
Telnet や FTP セッションを自動切断する前にアイドル状態して おく秒数を指定する (1 ~ 3600 までの ) 整数値。デフォルトは 900 秒です。0 を指定した場合、タイムアウトは無効になります。
注意:1 ~ 5 程度の小さな値を指定すると Telnet の使用を事実上 無効にできます。このように指定すると、何らかの変更を行う前 に Telnet セッションが終了するためです。
cold-reset
TCP/IP を工場出荷時の設定にセットします。コールド リセット 後はプリント サーバーの電源を入れ直してください。 IPX/SPX や AppleTalk といった他のサブシステムのパラメータには影響あり
ません。 プリント サーバーの内蔵 Web サーバーを有効または無効にしま す。 0 の場合は無効に、 1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。 詳細については、第 4 章を参照してください。 内蔵 Web サーバーの診断ページの更新間隔を秒単位で (1 ~ 99999) 指定します。0 に設定した場合、リフレッシュ レートは無 効になります。 ローカル サブネット (Ethernet MSS=1460 バイト以上 ) あるいは リモート サブネット (MSS=536 バイト ) との通信を行う際に使用 するよう HP Jetdirect プリント サーバーが通知する最大セグメン ト サイズ (MSS) を指定します。
ews-config
web-refresh
tcp-mss
0: ( デフォルト ) すべてのネットワークがローカルであるとみなさ れます (Ethernet MSS=1460 バイト以上 )。 1: サブネットについては MSS=1460 バイト ( 以上 )、リモート ネットワークについては MSS=536 バイトを使用します。 2: ローカル サブネットを除き、すべてのネットワークがリモート (MSS=536 バイト ) であるとみなされます。 MSS の設定は、データの再転送を引き起こしかねない IP フラグ メンテーションが発生するのを防ぐのに役立つため、パフォーマ ンスの向上につながります。 tcp-msl
最大セグメント寿命 (MSL) を秒単位で指定します。指定できる値 の範囲は 5 ~ 120 秒です。デフォルトは 15 秒です。
JAWW
TCP/IP の概要 88
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (11/18)
ネットワーク ゲートウェイが設定されていない場合にデバイスの IP アドレスをゲートウェイとして自動的に割り当てるかどうかを 指定します。
gw-disable
0: このデバイスの IP アドレスを使用するゲートウェイが割り当て られます。 1: ゲートウェイは割り当てられません。ゲートウェイアドレス 0. 0. 0. 0 が設定されます。 default-ip TCP/IP の強制的な再設定の際 ( たとえば電源を入れ直したときや BOOTP/DHCP を使用するよう手動で設定したとき )、プリント サーバーでネットワークから IP アドレスを取得できない場合に使 用する IP アドレスを指定します。 DEFAULT_IP: 一般的なデフォルトの IP アドレス 192. 0. 0. 192
を設定します。
AUTO_IP: リンクローカル IP アドレス 169. 254. x. x を設定します。
初期設定は、最初に電源がオンになったときに取得された IP アド レスによって決まります。
default-ip-dhcp
一般的なデフォルトの IP アドレス 192. 0. 0. 192 またはリンクロー カル IP アドレス 169. 254. x. x が自動的に割り当てられている場合 に、 DHCP リクエストを定期的に発信するかどうかを指定します。
0: DHCP リクエストを無効にします。 1 ( デフォルト ): DHCP リクエストを有効にします。 dhcp-fqdn-config dhcp-fqdn-behavior DHCP と手動 FQDN (Fully Qualified Domain Name) の設定を、 設定のいずれか、または両方を使って行うように指定します。 FQDN はそのデバイスのホスト名とドメイン名で構成されます。 次のいずれかのコマンド値を選択してください。 0 ( デフォルト ): ホスト名とドメイン名の設定に DHCP を使用す ることもできます。ホスト名は手動の設定方法 ( 内蔵 Web サー バーやプリンタのコントロール パネル、Telnet など ) を使って変 更することもできます。しかし、DHCP で設定されたドメイン名
を手動で変更することはできません。
1: DHCP による設定のみを保持します。FQDN が DHCP によっ て設定されると、手動で変更することはできません。 2: 手動設定を保持します。設定を手動で行うことができます。 DHCP は設定が工場出荷時のデフォルト値の場合のみ使用でき
ます。
3: 手動設定のみを保持します。手動で設定することはできますが、 DHCP による設定は許可されません。 dhcp-arbitration
プリント サーバーが DHCP 設定の開始を待機する時間 ( 秒 ) を指 定します。1 ~ 10 の値を設定できます。デフォルトは 5 秒です。
JAWW
TCP/IP の概要 89
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (12/18)
内蔵 Web サーバーにアクセスしている間のプライバシー設定をプ リント サーバーに指定します。このコマンドは、製品の使用に関 する統計データを HP に送信するかどうかを制御します。HP が データを収集するには、インターネットへのアクセスが必要です。
phone-home-config
2: データの送信を許可するかどうかについて、ユーザーが内蔵 Web サーバーの [Networking] タブに最初にアクセスしたときに
選択を求めます。これは工場出荷時のコールド リセット値です。 この値は変更すると、再び選択することはできません。
1: 確認メッセージを表示せずに HP へのデータ送信を許可します。 0: 確認メッセージを表示せずに HP へのデータ送信を無効にします。 TCP/IP Diagnostics (TCP/IP 診断 )
コマンド 説明
Last Config IP TCP Conns Refused TCP Access Denied
( 読み取り専用パラメータ ) HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスの設定を行ったシステムの IP アドレス。 ( 読み取り専用パラメータ ) プリント サーバーに拒否されたクライ アント TCP 接続の数。 ( 読み取り専用パラメータ ) 接続可能なエントリがプリント サー バーのホスト アクセス リストにないためにクライアント システム からプリントサーバーへのアクセスが拒否された回数。 ( 読み取り専用パラメータ ) DHCP IP アドレスのリース時間 ( 秒 )。 ( 読み取り専用パラメータ ) DHCP のリース更新時間を ( 秒単位で ) 指定する、DHCP T1 タイムアウト。 ( 読み取り専用パラメータ ) DHCP のリース再バインド時間を ( 秒 単位で ) 指定する、DHCP T2 タイムアウト。
説明 プリント サーバー上での SNMP 操作を有効または無効にします。 0 の場合は SNMP が無効に、 1 ( デフォルト ) の場合は有効になり ます。 注意: SNMP を無効にすると、HP Web Jetadmin などの管理ア プリケーションとの通信だけでなく、すべての SNMP エージェン ト (SNMP v1、v2、v3) も無効になります。さらに、最新の HP ダウンロード ユーティリティによるファームウェアのアップグ レードも無効になります。
DHCP Lease Time DHCP Renew Time DHCP Rebind Time SNMP
コマンド
snmp-config
get-cmnty-name
HP Jetdirect プリント サーバーがどの SNMP GetRequest に応 答するかを決定するパスワードを指定します。これはオプション です。ユーザー指定の取得コミュニティ名が設定されている場合、 プリント サーバーはユーザー指定のコミュニティ名と工場出荷時 のデフォルトのいずれかに応答します。コミュニティ名は ASCII 文字でなければなりません。最大文字数は 255 文字です。
JAWW
TCP/IP の概要 90
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (13/18)
HP Jetdirect プリント サーバーがどの SNMP SetRequests ( 制御 関数 ) に応答するかを決定するパスワードを指定します。送られて きた SNMP SetRequest に対してプリント サーバーが応答するに は、その SNMP SetRequest のコミュニティ名がプリント サー バーの「設定コミュニティ名」と一致する必要があります ( セキュ リティを強化するために、プリント サーバーのホスト アクセス リ ストを通じての設定アクセスを制限することもできます )。コミュ ニティ名は ASCII 文字でなければなりません。最大文字数は 255 文字です。
デフォルトの取得コミュニティ名を有効または無効にします。
set-cmnty-name
default-get-cmnty
0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。
このパラメータを無効にすると、SNMP 管理アプリケーションと の通信が禁止されることがあります。
SNMP Traps (SNMP トラップ )
コマンド 説明 プリント サーバーで SNMP 認証トラップを送信する ( オン ) か送信 しない ( オフ ) かを設定します。認証トラップは、SNMP リクエス トは受信したもののコミュニティ名チェックに失敗したことを示し ます。0 の場合はオフ、1 ( デフォルト ) の場合はオンになります。 ホストの IP アドレスを HP Jetdirect プリント サーバーの SNMP トラップ宛先リストに入力します。コマンドのフォーマットは次 のとおりです。
auth-trap
trap-dest
trap-dest:ip-address [ コミュニティ名 ] [ ポート番号 ]
デフォルトのコミュニティ名は「public」で、デフォルトの SNMP ポート番号は「162」です。ポート番号は、コミュニティ 名なしで指定することはできません。 このテーブルを削除するには、 「trap-dest: 0」と指定します。 このリストが空の場合、プリント サーバーでは SNMP トラップ を送信しません。このリストの最大エントリ数は 3 です。SNMP トラップ宛先リストはデフォルトでは空になっています。SNMP トラップを受信するには、SNMP トラップ宛先リストに一覧表示 されているシステムで、そのトラップをリッスンするトラップ デーモンが動作している必要があります。
IPX/SPX
コマンド 説明 プリント サーバー上での IPX/SPX プロトコル処理を有効または 無効にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効 になります。たとえば、
ipx-config
ipx-config 0 と指定すると、 IPX/SPX 操作が無効になります。 ipx-unitname ( プリント サーバー名 ) プリント サーバーに割り当てられている、 英数字で構成されるユーザー割り当ての名前 ( 最大 31 文字 )。こ の名前のデフォルトは NPIxxxxxx で、 xxxxxx の部分は LAN ハー ドウェア アドレスの最後の 6 桁の数字です。 ( 読み取り専用パラメータ ) IPX ネットワーク番号およびそのネット ワークで検出されたノード番号を、 NNNNNNNN:hhhhhhhh (16 進数 ) の形式で示します。NNNNNNNN はネットワーク番号、hhhhhhhh は プリント サーバーの LAN ハードウェア アドレスです。
Address
JAWW
TCP/IP の概要 91
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (14/18)
お使いのプリント サーバー モデルで使用できる IPX フレーム タ イプの設定を指定します。AUTO ( デフォルト )、EN_SNAP、 EN_8022、EN_8023、EN_II が指定可能です。詳細については、 第 9 章を参照してください。
ipx-frametype
ipx-sapinterval
HP Jetdirect プリント サーバーが、ネットワーク上で行われる SAP (Service Advertising Protocol) ブロードキャストの合間に 待機する間隔 (1 ~ 3600 秒 ) を指定します。デフォルトは 60 秒 です。0 を指定すると SAP ブロードキャストは無効になります。 ( 読み取り専用パラメータ ) プリント サーバーに設定されている NetWare モードが RPRINTER モードと QSERVER モードのい
ずれであるかを示します。 プリント サーバーの NDS ツリー名を指定する、英数字で構成さ れる文字列。最大文字数は 31 文字です。
ipx-mode
ipx-nds-tree ipx-nds-context ipx-job-poll
HP Jetdirect プリント サーバーの NDS コンテキストを指定する、 英数字で構成される文字列。最大文字数は 256 文字です。 HP Jetdirect プリント サーバーがプリント キュー内の印刷ジョ ブをチェックする間隔 (1 ~ 255 秒 ) を指定します。デフォルトは 2 秒です。 PJL (Printer Job Language) による IPX バナー ページの印刷を 有効または無効にします。0 の場合、バナー ページは無効です。1 ( デフォルト ) の場合はバナー ページが有効になります。 PJL による IPX ジョブ終了通知の有効 / 無効を切り替えます。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。 PJL による IPX トナー残量少通知の有効 / 無効を切り替えます。 0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。
pjl-banner ipx-banner pjl-eoj ipx-eoj pjl-toner-low ipx-toner-low AppleTalk
コマンド
説明 プリント サーバー上での AppleTalk (EtherTalk) プロトコル処理 を有効または無効にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。たとえば、
appletalk
appletalk 0 と指定すると AppleTalk 操作が無効になります。 name-override Name ( 外付けプリント サーバーのみ ) AppleTalk ネットワークの名前を 指定します。32 文字まで使用できます。 ( 読み取り専用パラメータ ) AppleTalk ネットワーク上のプリンタ 名。名前の後に番号が付いているときは同名のデバイスが複数ある ことを示し、その中の N 番目のデバイスであることを意味します。 ( 読み取り専用パラメータ ) Jetdirect プリント サーバーによって 報告された、AppleTalk ネットワーク プリンタ タイプを示しま す。プリンタ タイプは最大 3 つまでレポートされます。 ( 読み取り専用パラメータ ) プリンタが設置されている AppleTalk ネットワーク ゾーンの名前。 ( 読み取り専用パラメータ ) AppleTalk の phase 2 (P2) は HP Jetdirect プリント サーバーであらかじめ設定されています。
Print Type
Zone Phase
JAWW
TCP/IP の概要 92
表 3. 4
Status
Telnet のコマンドとパラメータ (15/18)
( 読み取り専用パラメータ ) 現在の AppleTalk 設定のステータスを 示します。 READY: HP Jetdirect プリント サーバーがデータ待ちの状態で
あることを示します。
DISABLED: AppleTalk が手動で無効にされたことを示します。 INITIALIZING: プリント サーバーがノードのアドレスまたは名前 を登録中であることを示します。その他のステータス メッセージ が表示される場合もあります。 DLC/LLC
コマンド 説明 プリント サーバー上での DLC/LLC プロトコル処理を有効または 無効にします。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効 になります。たとえば、
dlc/llc-config
dlc/llc-config 0 と指定すると DLC/LLC 操作は無効に
なります。
strict-8022
DLC/LLC プロトコルの解釈を制御します。 0 ( デフォルト ): 無効。つまり厳密には解釈されません。 1: 有効。つまり厳密に解釈されます。
Other ( その他 )
コマンド 説明
upgrade
1 つまたは複数の Jetdirect プリント サーバーに対してファーム ウェア アップグレード ファイルの名前と位置を設定します。
注意:コマンド パラメータが正しく入力されていて、アップグレー ド ファイルが現在インストールされているバージョンよりも新しい バージョンであることを確認してください。アップグレード ファイ ルの内容が現在インストールされているバージョンより新しいバー ジョンの場合、プリント サーバーはアップグレードを試みます。 コマンドのフォーマットは次のとおりです。
upgrade:<TFTP server IP> <Version> <Product Number> <Filename>
ここで、
<TFTP Server IP> は TFTP サーバーの IP アドレスです。 <Version> にはアップグレード ファイルのファームウェアのバー ジョンを指定します。 <Product Number> には、プリント サーバーの製品番号を正しく 指定する必要があります。 <Filename> はファームウェア アップグレード ファイルのパスと ファイル名です。 laa
工場出荷時に割り当てられている LAN ハードウェア (MAC) アド レスに代わるローカル管理アドレス (LAA) を指定します。LAA を 使用する場合、16 進で 12 桁のユーザー指定の文字列を入力する 必要があります。
Ethernet プリント サーバーの場合、 LAA アドレスは 16 進数 X2、 X6、XA、または XE で始まっていなければなりません。ここで、 X は 0 ~ F の任意の 16 進数です。
デフォルトのアドレスは工場出荷時に割り当てられたアドレスです。
JAWW
TCP/IP の概要 93
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (16/18)
(Web スキャン設定 ) Web スキャンをサポートしているデバイス に接続したときの、プリント サーバーでの Web スキャン機能の 有効 / 無効を切り替えます。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。
アイドル状態のスキャン接続を確立したままにしておく秒数 (1 ~ 3600)。0 を指定した場合、タイムアウトは無効になります。デ フォルトは 300 秒です。
webscan-config
scan-idle-timeout
scan-email-config
( 電子メール スキャン設定 ) Web スキャン サーバーの scan-to-email 機能の有効 / 無効を切り替えます。0 の場合は無効 に、1 ( デフォルト ) の場合は有効になります。 (MFP 設定 ) 多機能周辺機器あるいはオールインワンの周辺機器に 付属しているクライアント ソフトウェアをプリント サーバーでサ ポートするかどうかを指定します。 0 ( デフォルト ): クライアント ソフトウェアのサポートは無効に なります ( 印刷のみが可能です )。 1: クライアント ソフトウェアのサポートが有効になります ( 印刷 とスキャンが可能です )。
MFP-config
usb-mode
HP Jetdirect プリント サーバーの USB ポートで使われる通信 モードを指定します。
●
取り付け Auto ( デフォルト ): 自動でネゴシエーションを行い、 られているプリンタやデバイスで使用可能な最善の通信モー ドを設定します。
●
MLC: (Multiple Logical Channels) 複数のチャンネルを使用 して印刷、スキャン、ステータス通信を同時に行うことを可 能にする、HP 独自の通信モード。 BIDIR: プリンタとプリント サーバー間の双方向通信をサポー トしている標準の接続。プリント サーバーは印刷データを送 信し、プリンタからはステータスを受信します。 UNIDIR: データを ( プリンタへの ) 1 方向にのみ転送する標準
の接続。
●
●
usb-speed
( 読み取り専用パラメータ、 USB 2. 0 対応製品のみ ) HP Jetdirect プリント サーバーとデバイス間の USB 接続の、自動ネゴシエー トされた通信速度を示します。
●
Full Speed: USB v2. 0 仕様に指定されているとおり 12 Mbits/sec で、USB v1. 1 仕様と互換性があります。 Hi-Speed: 480 Mbits/sec で、 USB v2. 0 デバイスでのみ使用
可能です。
●
●
Disconnected: USB ポートは接続されていません。
JAWW
TCP/IP の概要 94
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (17/18)
プリント サーバーからプリンタへと Jetdirect 設定 / ステータス ページ を送信する際に使用されるプリンタ ジョブ言語 (PJL) を指定します。
●
status-page-lang
プリント サーバーに電源が投入 Auto ( デフォルト ): PDL は、 されたとき、あるいはコールド リセットされた後に自動的に 検出されます。
●
PCL: Hewlett-Packard プリンタ 制御言語 (Hewlett-Packard Printer Control Language) ASCII: 標準 ASCII 文字 HPGL2: Hewlett-Packard グラフィックス言語 (Hewlett-Packard Graphics Language) (v2) PS: Postscript 言語
● ●
●
link-type
(10/100 Fast Ethernet) プリント サーバーのリンク速度 (10 また は 100 Mbps) および通信モード ( 全二重または半二重 ) を設定し ます。AUTO、100FULL、100HALF、10FULL、10HALF が
選択可能です。
AUTO ( デフォルト ) を指定すると、プリント サーバーでは自動
ネゴシエートを使用してリンク速度およびモードを決定します。 自動ネゴシエートに失敗した場合は、100HALF が設定されます。
network-select
( モデル ew2400 などのワイヤード / ワイヤレスのデュアル ポー ト付き HP Jetdirect 製品の場合 ) プリント サーバーの有効な動作 を指定します。
●
Auto ( デフォルト ): ネットワーク ケーブルが接続されている かどうかを自動的に検出します。ネットワーク ケーブルが接 続されていない場合は、IEEE 802. 11g ワイヤレス ポートの みが有効になります。ネットワーク ケーブルが接続されてい る場合は、 IEEE 802. 3 ワイヤード ポートのみが有効になりま す。ワイヤレス ネットワークの使用中にネットワーク ケーブ ルを接続するときは注意してください。デバイスへのワイヤ レス アクセスが強制的に終了します。 Wired: 802. 3 ワイヤード ポートのみが有効になります。 Wireless: 802. 11g ワイヤレス ポートのみが有効になります。
● ●
job-timeout
( 外付けプリント サーバーのみ ) この間隔が経過すると、プリンタ に対してアイドル状態にある接続 (USB ポート使用した接続など )
が閉じます。
30 秒から 4294967295 秒までの整数値を指定できます。0 を指 定すると、デフォルト値の 270 秒が使用されます。 Support ( サポート )
コマンド 説明
Web JetAdmin URL
( 読み取り専用パラメータ ) HP Web Jetadmin でこのデバイスが 検出されると、HP Web Jetadmin にアクセスできるよう、デバ イスに対してこの URL が指定されます。 ( 読み取り専用パラメータ ) HP Web Jetadmin でこのデバイスが 検出されると、この HP Web Jetadmin ホスト名が ( あれば ) 指 定されます。
通常は、このデバイスに関するサポートが必要な場合に連絡する、 担当者の名前を示すのに使用されます。
Web JetAdmin Name
support-name
JAWW
TCP/IP の概要 95
表 3. 4
Telnet のコマンドとパラメータ (18/18)
通常は、このデバイス関するサポートが必要な場合に連絡する、 電話番号や内線番号を指定するのに使用されます。 このデバイスの製品情報が掲載されている、インターネットある いはイントラネットの Web URL アドレス。 テクニカル サポート情報が掲載されている、インターネットある いはイントラネットの Web URL アドレス。
support-number support-url tech-support-url
メニュー インタフェース
Telnet のコマンド プロンプトで「menu」と入力すると、オプションのメ ニュー インタフェースが表示されます。メニュー インタフェースを使用す るとことで、コマンドを覚えなくてもすみ、また、設定パラメータにアクセ スしやすい構造的なメニュー一覧を利用できます。
メニュー インタフェースの例として、TCP/IP メニューを使用したときの図 を 図 3. 1 に示します。
● ●
[ メイン メニュー ] 画面から、メニュー番号を選んで入力します。サブ メニューがあれば、サブメニュー番号を選んで入力します。
パラメータ設定を変更したいときは、プロンプトで「Y」(「Yes」の意 味 ) を入力します。 パラメータを変更する場合は、Backspace キーを使って設定を編集し てください。認識できない値が入力された場合は、適切な入力オプショ ンが表示されます。
注記
メニューを終了するまで、そして変更を保存するかどうか のプロンプトが表示された場合は保存するよう選択するま で、変更内容は Jetdirect プリント サーバーには保存され ません。
JAWW
TCP/IP の概要 96
図 3. 1
例:メニュー インタフェースの使用
Main Menu ------------------------------1. Exit Telnet Enter Selection => 2
[2] を選択して [TCP/IP Menu] を選 びます。
TCP/IP Menu ------------------------------1. TCP/IP TCP/IP TCP/IP TCP/IP TCP/IP TCP/IP Return - Main Settings - Print Options - Raw Print Ports - Access Control - Other Settings - Diagnostics to Main Menu
Enter Selection => 1
[1] を 選 択 し て [TCP/IP Main Settings] で一覧表示 されているパラメータを表示 します。
TCP/IP - Main Settings ------------------------------Host Name IP Config Method IP Address Subnet Mask Default Gateway Config Server TFTP Server TFTP File Name Domain Name DNS Server Pri WINS Server Sec WINS Server SMTP Mail Server : : : : : : : : : : : : : printer1 USER SPECIFIED 192. 168. 45. 39 255. 255. 0. 0 192. 168. 40. 1 192. 168. 2. 21 192. 168. 2. 21 hpnp/print. cfg Not Specified Not Specified Not Specified Not Specified Not Specified
Would you like to change any of the settings?(Y/[N]):Y
これらのパラメータを編集するには、 「Y」を入力します。Backspace キーを 使用してパラメータを編集してください。 セッション終了時に保存するまで、変更内容は保存されません。
JAWW
TCP/IP の概要 97
Telnet を使用して既存の IP 設定を消去する
コマンド ラインで次の Telnet セッション中に IP アドレスを消去するには、 ように入力します。
1. cold-reset と入力し、Enter を押します。 2. quit と入力し、Enter を押して Telnet を終了します。 3. プリント サーバーの電源を入れ直します。
注記 この手順によって TCP/IP パラメータがすべてリセットさ れます。ただしリセットされるのは TCP/IP サブシステム のみです。IPX/SPX や AppleTalk といった他のサブシス テムのパラメータには影響はありません。 すべてのパラメータを工場出荷時のデフォルト値にリセッ トする方法については、第 8 章を参照してください。
内蔵 Web サーバーの使用
内蔵 Web サーバーをサポートしている HP Jetdirect プリント サーバーで は IP パラメータの設定を行うことができます。詳細については、第 4 章を 参照してください。
JAWW
TCP/IP の概要 98
プリンタのコントロール パネルの使用
プリンタでサポートされていれば、 HP Jetdirect 内蔵プリント サーバーでは、 プリンタのコントロール パネルからアクセスできる設定メニューを利用でき ます。このメニューを使用すると、ネットワーク プロトコルの有効 / 無効を 切り替えたり、基本的なネットワーク パラメータをセットしたりできます。
注記
プリンタのコントロール パネルの使用方法の詳細につい ては、プリンタのマニュアルを参照してください。
プリンタのコントロール パネルから HP Jetdirect メニューにアクセスする と、以下の TCP/IP ネットワーク設定パラメータをセットできます。
● IP ホスト名 ● DHCP リースの動作 ( リリースまたは延長 ) ● プリント サーバーの IP アドレス ● サブネット マスク ● デフォルト ゲートウェイ アドレス ● syslog サーバー アドレス ● アイドル タイムアウト時間
コントロール パネルで設定可能な範囲よりもっと詳細な TCP/IP パラメータ を設定する必要がある場合は、本章で説明されているとおり、別の方法 ( た とえば Telnet や内蔵 Web サーバー ) を使用する必要があります。
TCP/IP パラメータの設定をプリンタのコントロール パネルから行えるよう HP Jetdirect プリント サーバーが設定されている場合は、電源を切って入 れ直しても、プリンタのコントロール パネルから行ったその TCP/IP パラ メータの設定はプリント サーバー上に保存されます。
JAWW
TCP/IP の概要 99
他のネットワークへの移動
注記
HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、このセクションでは、ネットワークへのワイヤレス接 続はすでに確立しているものとして説明していきます。 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを他のネット ワークに移動させる場合は、移動先のネットワークに対し て新しいワイヤレス接続を確立する必要があります。
IP アドレスが設定されている HP Jetdirect プリント サーバーを新しい ネットワークへ移動させる場合、 IP アドレスが新しいネットワーク上のアド レスとコンフリクトすることがないように注意してください。新しいネット ワークで使用可能な IP アドレスにプリント サーバーの IP アドレスを変更 するか、現在の IP アドレスを消去し、プリント サーバーを新しいネット ワークにインストールした後で新しいアドレスを設定することができます。 プリント サーバーを工場出荷時のデフォルト設定にリセットする方法につ いては、第 8 章、 「HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルの解決」を参 照してください。
現在の BOOTP サーバーが見つからない場合は、別の BOOTP サーバーを 見つけ、そのサーバーを使用するようプリンタを設定する必要があります。 プリント サーバーで BOOTP や DHCP、 RARP を使用するよう設定されて いた場合は、該当するシステム ファイルを編集して設定を更新します。( プ リンタのコントロール パネルや Telnet から ) IP アドレスが手動で設定され ていた場合は、本章で説明されている方法で IP アドレスを設定し直してく ださい。
JAWW
TCP/IP の概要 100
4
内蔵 Web サーバーの使用 はじめに
互換性のある Web ブラウザからイン HP Jetdirect プリント サーバーには、 トラネットを通じてアクセスできる内蔵 Web サーバーが用意されています。 内蔵 Web サーバーを使用すると、 HP Jetdirect プリント サーバーや接続さ れているネットワーク デバイス ( プリンタや、 多機能のオールインワン デバ イスなど ) の構成および管理ページにアクセスできます。 ブラウザ ウィンドウ上部のタブを使用すると、 デバイスおよびネットワーク ページにアクセスできます。表示されるタブと機能は、デバイスの機能およ び HP Jetdirect プリント サーバーのファームウェアのバージョンによって 異なります。
●
接続されているデバイスの独自の Web ページを表示できる場合は、そ のデバイスの使用可能なタブと機能が、Jetdirect プリント サーバーの [Networking] タブと併せて表示されます。デバイス ページの説明に ついては、お使いのプリンタまたは MFP デバイスに付属している内蔵 Web サーバーのマニュアルを参照してください。 接続されているデバイスの Web ページを利用できない場合は、 Jetdirect プリント サーバーによって [Home] と [Networking] という 2 つのタ ブが表示されます。
●
HP Jetdirect プリント サーバーによって表示される一般的な [Home] およ び [Networking] タブは、 それぞれ図 4. 1 および図 4. 2 のようになります。 詳細については、 「HP Jetdirect の [Home] タブ」および「[Networking] タブ」を参照してください。
JAWW
101
HP Jetdirect の [Home] タブ
図 4. 1
HP Jetdirect の標準的な [Home] タブ
[Networking] タブ
左側にメニュー 項目
図 4. 2
HP Jetdirect の [Networking] タブ
ネットワーク パラメータの説明は、 「[Networking] タブ」を参照してくだ さい。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 102
必要な条件
互換性のある Web ブラウザ
内蔵 Web サーバーにアクセスするには、 互換性のある Web ブラウザを使用 する必要があります。一般的に、内蔵 Web サーバーは HTML 4. 01 および カスケーディング スタイル シートをサポートしている Web ブラウザで使用 できます。
Hewlett-Packard では、最新および旧バージョンの多くのブラウザをさま ざまなシステムにおいてテストしています。一般的には、次のブラウザを使 用することをお勧めします。
● Microsoft Internet Explorer 5. 0 以降 ● Netscape Navigator 6. 0 以降
ブラウザに関する例外 テスト時に問題が確認されているため、次のブラウザは使用しないことをお 勧めします。
● Netscape Navigator 6. 2. x (SSL 使用 )
サポートされている HP Web Jetadmin のバージョン
HP Web Jetadmin は、ブラウザベースのエンタープライズ向けネットワー ク デバイス管理ツールです。このツールは次の URL の HP オンライン サ ポートから入手できます。 http://www. hp. com/go/webjetadmin
改善されたセキュリティ機能を最大限に活用するため、HP Jetdirect 内蔵 Web サーバーを使用する場合は HP Web Jetadmin バージョン 7. 8 以降を お勧めします。HP Web Jetadmin を使用すると、SNMP v3 エージェント を有効にして、プリント サーバー上に SNMP v3 アカウントをシームレス に作成することができます。
HP HP Web Jetadmin がこのデバイスを統一 URL を通じて検出した場合、 Web Jetadmin へのリンクが内蔵 Web サーバーに表示されます。
現在サポートされているブラウザは、HP Web Jetadmin と内蔵 Web サー バーで異なります。HP Web Jetadmin でサポートされているブラウザにつ いては、http://www. hp. com/go/webjetadmin を参照してください。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 103
内蔵 Web サーバーを使用した表示
注記
HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、このセクションでは、ネットワークへのワイヤレス接 続はすでに確立しているものとして説明していきます。
ネットワークへのワイヤレス接続が確立していない場合 は、内蔵 Web サーバーを使用して、ネットワークのワイ ヤレス設定に合わせて HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを設定できます。
内蔵 Web サーバーを使用するには、HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスを設定しておく必要があります。IP アドレスの説明と、TCP/IP ネットワークの概要については、付録 A を参照してください。 プリント サーバーで IP アドレスを設定するには、多くの方法があります。 たとえば、プリント サーバーに電源を入れるたびに、BOOTP (Bootstrap Protocol) または DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使用 し、 ネットワークを通じて IP パラメータを自動的に設定できます。 また、 プ リンタのコントロール パネル ( この機能を備えている内蔵プリント サーバー 付きのプリンタの場合 )、Telnet、 「arp」および「ping」コマンド、HP Web その他の管理ソフトウェアを使用して IP パラメータを手動で設 Jetadmin、 定することもできます。TCP/IP 設定オプションの詳細については、第 3 章 を参照してください。 電源がオンになると、ネットワークから有効な IP アドレスを取得できない HP Jetdirect プリント サーバーは自分自身に対して、一般的なデフォルト の IP アドレス 192. 0. 0. 192 または 169. 254. 1. 0 ~ 169. 254. 254. 255 の範囲 のリンクローカル アドレスを自動的に割り当てます。プリント サーバーに 対して設定されている IP アドレスは、プリント サーバーの Jetdirect 構成 ページを調べることで知ることができます。詳細については、第 3 章を参照 してください。 一般的なデフォルトの IP アドレス 192. 0. 0. 192 が割り当てられた場合、お 使いのコンピュータに対して同じ IP ネットワーク番号を一時的に設定する か、あるいは内蔵 Web サーバーにアクセスできるようプリント サーバーへ のルートを確立する必要があります。 内蔵 Web サーバーにアクセスするには、以下の手順に従います。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 104
1. サポートされている Web ブラウザを実行します。 2. プリント サーバーの IP アドレスを URL として入力します。
図 4. 3
IP アドレスの入力
3. セキュリティ アラートとともに操作指示が表示されたら、[ はい ] をク リックして次に進みます。
内蔵 Web サーバーでは初期アクセスに標準 HTTP を使用します。ただ し、 プリント サーバーにインストールされている X. 509 準拠の証明書を 識別用に使用して、プリント サーバーがセキュアなサイトとして表示さ れるよう設定することもできます。正しく設定されていれば、HTTPS (Secure HTTP) による暗号化されたブラウザ通信を使用してセキュア なアクセスを実現できます。 お勧めはできませんが、 プリント サーバーを HTTPS で操作するよう設 定している場合は、 [ インターネット オプション ] メニューを使用して、 セキュリティ警告を無視するようブラウザを設定することもできます。 Mgmt. Protocols を参照してください。 表示されるのは、 HP Jetdirect 4. 内蔵 Web サーバー ページが表示されます。 プリント サーバーのホーム ページ、およびデバイスによって表示される デバイス ページのいずれかです。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 105
操作上の注意
● ●
設定パラメータ値を入力または変更したら、[Apply] をクリックして変 更を有効にするか、[Cancel] をクリックして変更を消去します。
IP アドレスを変更すると、内蔵 Web サーバーへの接続が終了します。 接続を再び確立するには、新しい IP アドレスを使用します。 HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスを変更す ると、変更前の IP アドレスを使ってこのプリンタに印刷 出力するよう設定されていたクライアントからは印刷でき なくなります。
注意
●
内蔵 Web サーバーを使用すると、 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サー バーのワイヤレス ネットワーク接続パラメータにアクセスできます。
注意
ワイヤレス ネットワーク設定を変更すると、 ネットワーク への接続が遮断される場合があります。この場合、再接続 するには新しい設定に合わせてシステムを調整する必要が あります。 また、 プリント サーバーとネットワークとの接続が遮断さ れてしまった場合にプリント サーバーを工場出荷時のデ フォルトにリセットして再インストールする必要が生じる ことがあります。
● ●
HP ew2400 などの価格重視型のプリンタでサポートされていない機能 および設定パラメータは表示されません。
: Novell NetWare ネットワーク [Network Settings] ページの [IPX/SPX] タブを使用して、 Novell Directory Services (NDS) キュー サーバー モード のパラメータを設定します。内蔵 Web サーバーは Novell サーバー上に NDS オブジェクト ( プリント サーバー、プリンタ、プリント キュー オブ ジェクト ) を作成しないことに注意してください。これらのオブジェクトを 作成するには、NWAdmin などの Novell NetWare ユーティリティを使用 するか、または HP ユーティリティ (HP Web Jetadmin) で NDS の IPX/SPX スタックを設定します。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 106
HP Jetdirect の [Home] タブ
接続されているデバイスの Web サーバーにアクセスできない場合、あるい は Web サーバーが存在しない場合、 [Home] タブには HP Jetdirect のホー ム ページが表示されます。HP Jetdirect のホーム ページには、接続されて いるデバイスを表す汎用のプリンタ グラフィックが表示されます。また、 ファームウェア バージョン、 HP Jetdirect プリント サーバーの製品モデル、 およびネットワーク アドレスが、 検索できるデバイス情報と併せて表示され ます。表 4. 1 に、HP Jetdirect のホーム ページに表示される項目の一覧を 示します。
表 4. 1
項目
HP Jetdirect のホーム ページに表示される項目 (1/2)
説明
[Home] タブ
Jetdirect の [Home] ページを表示します。取り付けられている デバイスによって表示される Web ページにアクセスできる場合
は、このタブは表示されません。
< 各デバイスのタブ >
接続されているネットワーク デバイス ( プリンタや、多機能の オールインワン デバイスなど ) に、サポートされている内蔵 Web サーバーが組み込まれている場合にのみ、各種デバイスの タブが表示されます。各デバイスのタブでは、そのデバイスに よって提供される Web ページにアクセスできます。 ネットワークの設定、セキュリティ、および診断パラメータにア クセスできます。詳細については、[Networking] タブを参照し てください。
[Networking] タブ
Device Info
HP Jetdirect プリント サーバーを通じてネットワークに接続さ れているデバイス ( プリンタや、多機能のオールインワン デバイ スのモデル名など ) を識別します。
デバイスから取得できるその他の情報も表示されます ( ページ カ ウントやコントロール パネルのステータスなど )。表示される情 報は、接続されているデバイスの機能によって異なります。
Select Language
HP Jetdirect の Web ページが多言語をサポートしている場合に 表示されます。サポートする言語は、ブラウザの言語の基本設定 を使用して選択することもできます。
サポートされる非英語言語を表示するには、ブラウザの設定で クッキーを使用可能にする必要があります。
Scan
接続されているネットワーク デバイスを Web Scan サーバーが サポートしており、 Web Scan サーバーが有効になっている場合 に、このサーバーを HP Jetdirect プリント サーバーで実行しま す。Web Scan では、Web ブラウザを使用してデバイスから簡 単なスキャンを実行できます。scan-to-email 設定オプションも 表示されます。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 107
表 4. 1
項目
HP Jetdirect のホーム ページに表示される項目 (2/2)
説明 デバイスに割り当てられ、HP Jetdirect プリント サーバーに格 「[Networking] タブ」 納されている IP ホスト名を指定します。 の [TCP/IP] を参照してください。
Host Name
System Up Time
HP Jetdirect プリント サーバーまたはネットワーク デバイスに
最後に電源を入れてからの経過時間。
System Contact
このデバイスの担当者の名前を示す文字列 (HP Jetdirect プリン 「[Networking] タブ」の ト サーバーに格納されています )。 [TCP/IP] を参照してください。 このデバイスの物理的な場所を示す文字列 (HP Jetdirect プリン ト サーバーに格納されています )。[Networking] の [TCP/IP] の 構成ページを参照してください。
System Location
HP Jetdirect Firmware Version
HP Jetdirect プリント サーバーのモデル番号 (J7934A など )。 HP Jetdirect プリント サーバーにインストールされている操作
コマンドのバージョン。
IP Address
HP Jetdirect プリント サーバーで設定されたインターネット プ ロトコル アドレス。IP Address の概要については、付録 A を参 照してください。 HP Jetdirect プリント サーバーの LAN ハードウェア ( つまり MAC、Media Access Control) のアドレス。この一意のアドレ スは Hewlett-Packard によって割り当てられていますが、ロー
カルで管理することもできます。
Hardware Address
LAA ( ローカル管理 アドレス )
LAN ハードウェア (MAC) アドレスを置き換えるローカル管理ア ドレス (LAA)。LAA はネットワーク管理者によるローカルな管 理の下に設定できます。デフォルトでは、LAA は工場出荷時に 割り当てられた LAN ハードウェア アドレスです。
管理者パスワードが設定されているかどうかを示します。このパ スワードは、HP Jetdirect プリント サーバーとの Telnet セッ ションを通じて、 あるいは HP Web Jetadmin から設定すること もできます。
Admin Password
(EIO プリント サーバーのみ ) パスワードは選択されているプリ ンタと同期されているため、このパスワードはプリンタ セキュ リティの Web ページからセットされている場合もあります。
管理者パスワードを設定したりクリアしたりするには、[Admin
Password] ページを使用します。
管理者パスワードが設定されている場合は、ネットワーク パラ メータにアクセスするためのユーザー名とパスワードの入力を求 めるプロンプトが表示されます。詳細については、[Help] をク リックするか、このマニュアルの「Admin. Account」のセク ションを参照してください。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 108
[Networking] タブ
[Networking] タブには、HP Jetdirect のネットワーク設定パラメータと ステータスが表示されます。左側にあるメニュー項目から、構成ページやス テータス ページへアクセスできます。
表 4. 2
[Networking] のメニュー項目
[CONFIGURATION] セクション
● ●
Network Settings Other Settings
● ●
Privacy Settings Select Language
[SECURITY] セクション
● ●
Settings Authorization
● ● ●
Mgmt. Protocols Wireless 802. 1x 認証
[DIAGNOSTICS] セクション
● ●
Network Statistics Protocol Info
●
Configuration Page
HP への製品情報の送信
内蔵 Web サーバーの [Networking] タブに最初にアクセスすると、 イン ターネットを通じて製品情報を HP に送信することを許可するかどうか尋 ねるプロンプトが表示されます。HP が収集した製品識別情報および使用 状況を示すデータは、製品の機能およびサービスを向上させるために使用 します。HP のプライバシ ポリシーに基づき、個人データは収集しません。 「Hewlett-Packard Online Privacy Statement」を参照してください。
[ いいえ ] を押した場合、この選択を記録したログ エントリが HP に送信さ れる場合があります。 データ収集が拒否されたというログ エントリを HP が 作成できないようにするには、以下のいずれかを実行します。
●
インターネットへのアクセスを無効にしてから、 [ いいえ ] を押します。 たとえば Web プロキシ サーバーを無効にすると、お使いのブラウザで インターネットへのアクセスを無効にできます。[ いいえ ] を押した後、 インターネットへのアクセスを再び有効にします。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 109
●
Telnet を使ってこの機能を無効にしてから、[ いいえ ] を押します。
a. Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスに Telnet 接続をします。 b. ユーザー名とパスワードを入力するよう求めるプロンプトが表示 されたら、ユーザー名に「Admin」を入力します。次にプリント
サーバーに割り当てられているパスワードを入力します。
c.
Telnet コマンド「phone-home-config: 0」を入力します。
す。Telnet プログラムからこの情報を保存するかどうかを尋ねら れます。保存する場合は「Y」と入力します。
d. この設定を保存して終了するには、コマンド「quit」を入力しま
●
SNMP 管理ユーティリティまたは SNMP コマンド ライン ユーティリ ティを使用してこの機能を無効にしてから、 オブ [ いいえ ] を押します。 ジェクト識別子 (OID) は . 1. 3. 6. 1. 4. 1. 11. 2. 4. 3. 7. 31. 0 で、ゼロ (0) に設 定する必要があります。
この機能の有効 / 無効は、 [Networking] タブの下の [Privacy Settings] ページを使用していつでも切り替えることができます。
Network Settings
[Network Settings] ページでは、802. 11 ( ワイヤレス Ethernet) や TCP/IP、IPX/SPX、AppleTalk、DLC/LLC、SNMP プロトコルの設定パ ラメータを設定したり変更したりできます。パラメータの設定を割り当てる には、希望の値を入力し、[Apply] をクリックします。 802. 11 ( ワイヤレス Ethernet)
注記
HP Jetdirect ew2400 ワイヤード / ワイヤレス プリント サーバーは、ワイヤードまたはワイヤレスのネットワーク 環境で使用されます。 接続タイプを指定するには、 「その他 の設定」ページの「Network Connection」を参照してく ださい。
[802. 11] ページでは、IEEE 802. 11 ワイヤレス Ethernet 接続用のワイヤ レス ネットワーク設定パラメータを設定したり変更したりできます。さら に、基本的な TCP/IP 設定も同時に行うことできます。
この設定パラメータについては、表 4. 3 にまとめてあります。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 110
ネットワークへのワイヤレス接続に必要なすべての設定 [802. 11] タブには、 パラメータを指定できる、単一の静的なページが表示されます。入力した設 定内容を確定する場合は [Apply] を、無視する場合は [Cancel] をクリッ クします。工場出荷時のデフォルト値にリセットする場合は [Reset to defaults] をクリックします。 かわりに、[802. 11] ページの最上部にある [Use Wizard] ボタンをクリッ クして、ワイヤレス ネットワーク接続を設定することもできます。このボタ ンをクリックすると、設定ウィザードが起動します。このウィザードでは、 必要な 802. 11 ワイヤレス設定パラメータを設定します。不要なパラメータ の設定はスキップすることもできます。
注記
ウィザードを正しく終了しなかった場合 ( たとえば、 [Cancel] ボタンを使用しないなど )、[Operation Failed] 画面が表示されることがあります。その場合、2 分くらい してからもう一度ウィザードを開くようにしてください。
注記
工場出荷時のデフォルト設定 (Ad Hoc モード ) の HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーは、権限のないク ライアントからでも簡単にアクセスできるようになってい ます。このため、工場出荷時のデフォルト設定のままで必 要以上に電源を入れておくことのないようにしてくださ い。また、設定に変更を加える場合はその変更内容をよく 確認する必要があります。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 111
表 4. 3
項目
802. 11 設定パラメータ (1/4)
説明 「Ad Hoc」( つまりピア ツー ピア ) は、ネットワーク上のワイヤレス デ バイスが互いに直接通信を行うワイヤレス通信トポロジです。アクセス ポイントは使用されません。Ad Hoc モードは、IBSS (Independent Basic Service Set) や「コンピュータ ツー コンピュータ」モードとも呼 ばれます。
Ad Hoc ( ピア ツー ピア )
HP Jetdirect の工場出荷時のデフォルトは Ad Hoc モードになっていま す。したがって、プリント サーバーと最初に通信を行うときは、ワイヤ レス コンピュータを Ad Hoc モードに設定する必要があります。 Channel (Ad Hoc モードのみ ) 任意のチャンネルが使われている指定されたアド
ホック ネットワークにプリント サーバーを関連付けられなかったとき に、そのプリント サーバーが使用可能であることをブロードキャストす るために使用される無線周波数を指定します。 工場出荷時のデフォルトでは、 チャンネル 11 (2462 MHz) が使用されま す。また、チャンネル 10 (2457 MHz) も使用可能です。
Infrastructure
「Infrastructure」は、各ワイヤレス ネットワーク デバイスがアクセス ポ イントを介して通信を行うワイヤレス通信トポロジです。アクセス ポイ ントはゲートウェイやベース ステーションのようなデバイスで、ワイヤ レス通信を受信して他のネットワーク デバイスに転送します。一般的 に、アクセス ポイントはワイヤレス デバイスをワイヤード ネットワー クに接続する役割を果たします。Infrastructure モードは大規模ネット ワークに向いたトポロジです。
Infrastructure モードは、BSS (Basic Service Set) や「スター トポロ ジ」 、 「エンタープライズ モード」とも呼ばれます。 Select Network Name (SSID) HP Jetdirect プリント サーバーが接続されるワイヤレス ネットワークの 名前を指定または選択します。このネットワーク名は SSID (Service Set Identifier) とも呼ばれ、大規模インフラストラクチャ モード ネット ワークに通常関連付けられている ESS (Extended Service Set) を識別 するために使用されます。検出された SSID がプリント サーバーに表示
されます。 たとえば信号強度、暗号化、および認証方法に基づいてネットワーク ア クセスを制御しているネットワークなどでは、このフィールドは、空 ( つ まり、 「ブランク」) にすることができます。
HP Jetdirect プリント サーバーに工場出荷時のデフォルトとして設定さ れている SSID は「hpsetup」です。プリント サーバーと最初に通信を 行うときは、ワイヤレス コンピュータの SSID も「hpsetup」に設定す る必要があります ( 注記:SSID は大文字小文字が区別されます。大文 字小文字を正しく設定するようにしてください )。 Refresh
このボタンをクリックすると、プリント サーバーが検出したネットワー ク名のリストが更新されます。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 112
表 4. 3
項目
802. 11 設定パラメータ (2/4)
説明
Open System
( 認証なし ) ワイヤレス ネットワークで、ネットワークにアクセスする
のにデバイス認証やセキュリティ確保の必要がない場合にこの認証方法 を選択します。ただし、この場合でもデータのプライバシを確保するた めに、ネットワークで引き続き WEP 暗号化キーが使用されている場合 があります。
Shared Key
(WEP キーが必要 ) ワイヤレス ネットワーク上の各デバイスで、ネット ワークにアクセスしたり通信を行ったりするのに共有暗号化キー ( つま り共有の「パスワード」値 ) を使用する場合はこの認証方法を選択して
ください。ネットワーク上の各デバイスはそれぞれ同じキーを使用する 必要があります。HP Jetdirect プリント サーバーでは、暗号化ネット ワーク通信用に IEEE 802. 11 WEP (Wired Equivalent Privacy) キーが サポートされています。Shared Key 認証を選択した場合は WEP キー を 1 つ、あるいは複数 設定する必要があります。
WPA-PSK
高度な認証を行うには [Wi-Fi Protected Access Pre-Shared Key (WPA-PSK)] を選択します。WPA-PSK は通常、認証サーバーを使用し ない小規模ネットワークで使用されます。WPA-PSK 認証が選択されて いる場合、ネットワークの仮共有キーを生成するのに使用するネット ワーク パスフレーズを入力する必要があります。また、動的暗号化を選 択する必要があります。 ネットワークでの WPA-PSK 認証に使用する仮共有キーを生成するのに 使用するネットワーク パスフレーズを入力します。 パスフレーズは、16 進で 21 ~ 7E までの ASCII 文字 ( 文字 0 ~ 9、a ~ z、A ~ Z、および特殊文字 !、@、#、$、%、^、&、(、)、_、+、 =、-、{、}、[、]、¥、“、<、>、?、“、‘、~) を使って 8 ~ 63 文字の範 囲で作成する必要があります。
Pass-phrase
Disabled (No encryption) Dynamic
ワイヤレス ネットワークにおいて、ネットワークへのアクセスや通信に 暗号化キーを使用しない場合は、[Disabled] を選択してください。
(WPA-PSK 認証専用 ) WPA-PSK 認証を行うよう設定されている場合、 プリント サーバーでは動的 WPA 暗号化プロトコルを使用する必要があ
ります。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 113
表 4. 3
項目
802. 11 設定パラメータ (3/4)
説明 ワイヤレス ネットワークでの基本的なアクセス コントロールおよびデー タのプライバシ保護に WEP (Wired Equivalent Privacy) キーを使用す る場合は、[Static (WEP)] を選択します。この場合、ネットワーク管理 者の管理の下、ネットワーク上の各ワイヤレス デバイスに対して同じ キーを設定する必要があります。
Static (WEP)
[Encrypt transmit data using]: 現在アクティブなキーを選択します。 HP Jetdirect プリント サーバーでは、 4 つあるキー ポジション (Key 1、 2、3、4) を使用してキーを最大 4 つまで保存できます。しかし、対象と なるネットワーク ( つまり SSID) では 1 度に 1 つのキーのみがアクティ ブになります。デフォルトのアクティブ キーは Key 1 です。
注記: WEP キーを入力する際には、ネットワーク上の他のワイヤレ ス デバイスと一致するキー ポジション ( フィールド ) を入力するよ うにしてください。たとえば、ワイヤレス ネットワーク上の他のデ バイスでアクティブ キーとして Key 2 の WEP キーが使用されてい る場合、Jetdirect プリント サーバーの Key 2 フィールドにも同じ WEP キーを入力し、アクティブ キーとして Key 2 を選択する必要 があります。キー ポジションが違うと、暗号化および復号化の結果 にも違いが生じます。
HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでは、40/64 ビットおよび 104/128 ビット暗号化用の WEP キーがサポートされています。WEP キーを 1 つ、あるいは複数入力する方法は次のとおりです。 [Input keys in]: WEP キーを英数字で指定するか、それとも 16 進数で
指定するかを選択します。
ASCII (8 ビット ) 文字を使用して WEP キーを入力する場合は 使用可能な英数字は 0 ~ 9、 a ~ z、 A~ [Alphanumeric] を選択します。 Z に限定されます ( 注記:英数字の場合は大文字小文字が区別されます。 小文字 a ~ z で入力するのと大文字 A ~ Z で入力するのでは、 WEP キー の値は異なります )。 WEP キーを 16 進 (4 ビット ) で入力する場合は [Hexadecimal] を選 択します。16 進数は 0 ~ 9、a ~ f、A ~ F を使って表記します ( 注記: 16 進数の場合は大文字と小文字の区別がありません。小文字 a ~ f で入 力する場合と、大文字で A ~ F と入力する場合の WEP キーの値は同じ です )。 40/64 ビット暗号化と 104/128 ビット暗号化のいずれの場合でも、入力 する各キーの長さは同じでなければなりません。各 Key フィールドに は、 「64 ビット」暗号化の場合は英数字 5 文字または 10 桁の 16 進数 「128 ビット」暗号化の場合は英数字 13 文字または 26 桁 (40 ビット )、 の 16 進数 (104 ビット ) を入力します ( 注記:どちらの場合でも、24 ビットの「初期化ベクタ」が自動的に追加されます )。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 114
表 4. 3
項目
802. 11 設定パラメータ (4/4)
説明 最初のネットワーク設定でプリント サーバーへの再接続を最小限に抑え られるよう、[802. 11] ページでは、ワイヤレス接続設定を行うのと同時 に次の基本的な TCP/IP 設定を行うことが可能となっています。
● ● ● ●
TCP/IP settings
IP Configuration Method IP Address Subnet Mask Default Gateway
これらのパラメータの説明については、この後の「TCP/IP」を参照して ください。
TCP/IP
表 4. 4 にまとめられている設定パラメータが表示されます。 [TCP/IP] ページには、
表 4. 4
項目
TCP/IP の設定 (1/3)
説明
IP Configuration Method
HP Jetdirect プリント サーバーが IP 設定パラメータの取得に使用する 方法を選択します。選択肢は、[BOOTP]( デフォルト )、[DHCP]、 [Manual]、[Auto IP] です。 [BOOTP] または [DHCP] では、プリント サーバーに電源を入れるたび に、 BOOTP または DHCP サーバーによって IP パラメータが自動的に 設定されます。 [Manual] を選択すると、この Web ページやその他の使用可能なツール を使って、基本的な IP パラメータを手動で入力できます。 [Auto IP] を選択した場合、一意のリンクローカル アドレス 169. 254. x. x が割り当てられます。
詳細については、第 3 章を参照してください。
Host Name
ネットワーク デバイスのわかりやすい IP 名 (SNMP SysName オブ ジェクト ) を指定します。名前は最大 32 文字の ASCII 文字で、先頭は 文字でなければなりませんが、最後には文字または数字のいずれかを使 用できます。デフォルト名は NPIxxxxxx で、xxxxxx の部分は LAN ハードウェア (MAC) アドレスの最後の 6 桁です。 このフィールドを使用して、HP Jetdirect プリント サーバーのイン ターネット プロトコル アドレスを割り当てます。IP アドレスは、 「n. n. n. n」の形式で表される 4 バイト (32 ビット ) のアドレスです ( こ こで、 「n」は 0 ~ 255 の数字 )。
IP Address
IP アドレスは、TCP/IP ネットワーク上のノードを一意に識別します。 重複した IP アドレスは使用できません。 TCP/IP ネットワークでは、 IP アドレスの詳細については、付録 A を参照してください。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 115
表 4. 4
項目
TCP/IP の設定 (2/3)
説明 サブネットを使用する場合は、このフィールドを使用して、サブネット マスクを手動で割り当てます。サブネット マスクは 32 ビットの数値で あり、これを IP アドレスに適用すると、ネットワークとサブネットを 指定するビットや、ノードを一意に指定するビットが指定されます。 サブネット マスクの詳細については、付録 A を参照してください。
Subnet Mask
Default Gateway
他のネットワークやサブネットワークへの接続に使用するルータやコン ピュータの IP アドレスを識別します。
Domain Name
HP Jetdirect プリント サーバーが常駐するドメインの DNS (Domain Name System) 名 (support. company. com など )。ホスト名は含まれ ません。したがって、これは FQDN (Fully Qualified Domain Name。 printer1. support. hp. com など ) ではありません。
プライマリ WINS (Windows Internet Naming Service) サーバーの IP アドレスを指定します。WINS サーバーは、ネットワーク コンピュー タおよびデバイスに IP アドレスと名前解決サービスを提供します。 プライマリ WINS サーバーを利用できない場合に WINS に使用する IP アドレスを指定します。
Primary WINS Server
Secondary WINS Server Syslog Server
HP Jetdirect プリント サーバーからの syslog メッセージを受信するよ うに設定されたホスト コンピュータの IP アドレスを指定します。 Syslog Server を指定しないと、syslog メッセージは無効になります。
詳細については、付録 A を参照してください。
Syslog Maximum Messages
HP Jetdirect プリント サーバーが 1 分あたりに送信可能な syslog メッ セージの最大数を指定します。この設定により、管理者はログ ファイル のサイズを制御できます。 デフォルトは 1 分あたり 10 となっています。 0 に設定すると、最大数は定義されません。 syslog サーバーに送信される syslog メッセージをフィルタリングする 方法。フィルタの範囲は 0 ~ 8 で、0 は条件が最も厳しく、8 は最も一 般的になります。指定したフィルタ レベルより低い ( または優先順位が 高い ) メッセージだけが報告されます。デフォルト値は 8 で、この場合 はすべての syslog メッセージが報告されます。0 の値を指定すると、 実際には syslog のレポートが無効になります。
アイドル接続を開いたままにできる時間 ( 秒 ) を指定します。設定でき る最大値は 3600 秒間です。デフォルト値は 270 です。0 に設定すると、 タイムアウトは無効になり、ネットワークの反対側のデバイス ( ワーク ステーションなど ) によって閉じられるまで、 TCP/IP 接続は開いたまま になります。
Syslog Priority
Idle Timeout
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 116
表 4. 4
項目
TCP/IP の設定 (3/3)
説明
TTL/SLP
SLP (Service Location Protocol) パケットの IP マルチキャストの TTL デフォルト値は 4 ホップ ( ロー (Time To Live) 検出設定を指定します。 カル ネットワークからのルータ数 ) です。範囲は 1 ~ 15 です。-1 に設
定すると、マルチキャスト機能は無効になります。
Auto IP ( リンクローカル ) アドレスが設定されているプリント サー バーの場合、このフィールドは無視されます。送信パケットの TTL は 常に 255 に設定され、リンクローカル ネットワークに制限されます。 System Contact
このデバイスに割り当てられた管理者またはサービス担当者を識別しま す。このフィールドには、電話番号などの情報を入れることができます。 このパラメータを設定すると、このパラメータは HP Jetdirect ホーム ページに表示されます。
System Location
デバイスの物理的な場所、または関連情報を指定します。最大 64 文字 の印刷可能な ASCII 文字だけが使用できます。 このパラメータを設定すると、このパラメータは HP Jetdirect ホーム ページに表示されます。
Banner Page
印刷ジョブの LPD バナー ページの印刷を有効にするか、無効にするか を指定します。現在サポートされているプリント サーバーでは、1 つの ポート ( ポート 1) だけが使用できます。
Default IP
TCP/IP の強制的な再設定の際 ( たとえば BOOTP/DHCP を使用するよ う手動で設定したとき ) に、プリント サーバーでネットワークから IP アドレスを取得できない場合に使用する IP アドレスを指定します。 LEGACY DEFAULT_IP: 一般的なデフォルトの IP アドレス 192. 0. 0. 192
を設定します。
AUTO_IP: リンクローカル IP アドレス 169. 254. x. x を設定します。
初期設定は、最初に電源がオンになったときに取得された IP アドレス によって決まります。
Send DHCP requests
一般的なデフォルトの IP アドレス 192. 0. 0. 192 またはリンクローカル IP アドレス 169. 254. x. x が自動的に割り当てられている場合に、 DHCP リクエストを定期的に発信するかどうかを指定するチェック ボックスです。
DHCP リクエストを無効にするにはこのチェックボックスをクリアし
ます。
DHCP リクエストを有効にするにはこのチェックボックスをチェック します ( デフォルト )。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 117
IPX/SPX [IPX/SPX] タブでは、Novell NetWare または IPX/SPX 互換ネットワー ク (Microsoft ネットワークなど ) での操作用に、 HP Jetdirect プリント サー バ ー で IPX/SPX (Internet Packet Exchange/Sequenced Packet Exchange) パラメータを設定できます。このページの項目の説明は、表 4. 5 を参照してください。
注意
Microsoft ネットワークで IPX/SPX を通じてダイレクト モード印刷を行っている場合は、IPX/SPX を無効にしな いでください。
Novell NetWare ネットワークの場合
● ●
内蔵 Web サーバーは、 NDS (Novell Directory Services) 環境のキュー サーバー モードの選択に使用されることがあります。 内蔵 Web サーバーを使用して、NDS プリント サーバー、プリンタ、お よびキュー オブジェクトを作成することはできません。 これらのオブジェ クトを作成するには、他のツールやユーティリティを使用してください。
表 4. 5
項目
IPX/SPX Settings (1/2)
説明
IPX/SPX Enable
HP Jetdirect プリント サーバーで IPX/SPX プロトコルを有効または無 効にします。このチェックボックスが空の場合、IPX/SPX は無効にな
ります。
IPX/SPX Frame Type
ネットワーク上の HP Jetdirect プリント サーバーによって使用される IPX/SPX フレーム タイプを指定します。1 つのフレーム タイプを設定 すると、その他のすべてのフレーム タイプはカウントされ、破棄され ます。
●
[AUTO] ( デフォルト ) では、すべてのフレーム タイプを検知し、最 初に検出したものを設定します。 EN_8023: フレーム タイプを IEEE 802. 3 フレーム上の IPX に限定
します。
●
● ●
EN_II: フレーム タイプを Ethernet フレーム上の IPX に限定します。 EN_8022: フレーム タイプを IEEE 802. 2 (IEEE 802. 3) フレーム 上の IPX に限定します。 EN_SNAP: フレーム タイプを SNAP (IEEE 802. 3) フレーム上の IPX に限定します。
●
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 118
表 4. 5
項目
IPX/SPX Settings (2/2)
説明
SAP Interval
HP Jetdirect プリント サーバーが SAP (Service Advertising Protocol) メッセージを送信する間隔 ( 秒 ) を指定します。このメッ セージは、Novell NetWare ネットワークでのサービス機能を通知する ブロードキャストです。SAP メッセージを無効にするには、値「0」を
使用します。
Print Server Name
HP Jetdirect プリント サーバーの NetWare プリンタ名を指定します ( 英数字のみ )。デフォルト名は NPIxxxxxx です。ここで、xxxxxx は、HP Jetdirect プリント サーバーの LAN ハードウェア (MAC) ア ドレスの最後の 6 桁です。
このデバイスの NDS ツリーの名前を指定します。NDS (Novell Directory Services) ツリー名は、ネットワークで使用する構成ツリー の名前を指します。NDS のサポートを無効にするには、このフィール ドを空白にします。 プリント サーバーの NDS コンテキストは、プリント サーバー オブジェ クトが含まれる NDS コンテナまたは構成単位を指します。プリント キューおよびデバイス オブジェクトは、NDS ツリー内部のどの位置に置 くこともできますが、HP Jetdirect プリント サーバーは、完全修飾され たプリント サーバー オブジェクト名を使用して設定する必要があります。 たとえば、プリント サーバーオブジェクトがコンテナ 「marketing. mytown. lj」内で検出された場合、完全修飾されたプリント サーバー コンテキスト名 (CN) は、 「OU=marketing. OU=mytown. O=lj」 となります。
NDS Tree Name
NDS Context
( ここで、OU は構成単位コンテナ、O は NDS ツリー内部の構成コン テナです )。また、プリント サーバーも「marketing. mytown. lj」を受 け入れます。 NDS のサポートを無効にするには、このフィールドを空白にします。
注記:NDS オブジェクトは、内蔵 Web サーバーで作成することはで きません。
Job Poll Interval
( ジョブのポーリング間隔 ) HP Jetdirect プリント サーバーがプリント キュー内の印刷ジョブをチェックする間隔 ( 秒単位 ) を指定します。 Printer Job Language (PJL) パラメータで、表示される次のパラメー タを有効 ( チェック ) または無効に ( クリア ) します。
●
PJL Configuration
Banner Page ( バナー ページ ) ( 印刷ジョブ間のセパレータ ページ
の印刷用 )
●
End-Of-Job Notification ( ジョブ終了通知 ) ( これをプリンタから 受信すると、ジョブ終了のメッセージがクライアント アプリケー ションに転送される ) Toner Low Notification ( トナー残量少通知 ) ( これをプリンタから 受信すると、HP Jetdirect プリント サーバーはメッセージ「toner low」をクライアント アプリケーションに転送する )
●
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 119
AppleTalk [AppleTalk] タ ブで は、HP Jetdirect プリント サーバーの主要な AppleTalk 設定を指定できます。このページの項目の説明は、表 4. 6 を参照 してください。
注記 表示される AppleTalk パラメータには、 ネットワークで通 知される AppleTalk プリンタのタイプなどがあります。
HP Jetdirect プリント サーバーは、AppleTalk Phase 2 だけをサポートしています。
表 4. 6
項目
AppleTalk Settings
説明 プリント サーバーで AppleTalk プロトコルを有効 ( チェック ) または 無効 ( クリア ) にします。AppleTalk が有効になっている場合は、プリ ント サーバーに格納されている AppleTalk パラメータが表示されます。
[AppleTalk Enable]
チェックボックス
Device (AppleTalk) Name
AppleTalk ネットワーク上のプリンタの名前を指定します。ネット ワーク上ですでに使用済み名前を入力すると、Jetdirect の構成ページ で指定した AppleTalk 名の末尾に番号が振られます。これは、重複し
ていることを示す番号です。
Print Type
ネットワーク上で公示されているプリンタの種類です。2 種類まで表示 「HP LaserJet」と「LaserWriter」)。 できます ( たとえば、 プリンタが使用できる AppleTalk ネットワーク ゾーンを選択します。 デフォルトで、現在選択されているゾーンが表示されます。 使用可能なゾーンのリストを更新するには、 [Refresh selected zone
Zone
Info] ボタンをクリックします。
DLC/LLC
表示されるチェックボックスを使用すると、HP Jetdirect プリント サー バーで DLC/LLC (Data Link Control/Logical Link Control) プロトコル を有効に ( チェック ) または無効に ( クリア ) できます。チェックボックス をクリアすると、DLC/LLC プロトコルは無効になります。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 120
SNMP
表示される SNMP (Simple Network Management Protocol) パラメータ を指定または変更できます。表 4. 7 を参照してください。 注意
HP Web Jetadmin を使用してデバイスを管理する場合 は、HP Web Jetadmin を使用して、SNMP v3 およびプ リント サーバーの他のセキュリティ項目をシームレスに 設定する必要があります。
内蔵 Web サーバーを使用して SNMP v3 アカウントを作 成すると、 既存の SNMP v3 アカウントはすべて消去され ます。また、新規作成した SNMP v3 アカウントの情報を SNMP 管理アプリケーションに実装する必要があります。 詳細については、SNMP v3 を参照してください。
表 4. 7
項目
SNMP の設定 (1/2)
説明 このオプションは、プリント サーバー上の SNMP v1/v2c エー ジェントを有効にします。プリント サーバーへの管理アクセス を制御するため、カスタム コミュニティ名を使用できます。
Enable SNMPv1/v2 read-write access
SNMP 設定コミュニティ名は、HP Jetdirect プリント サーバー の SNMP 情報の設定 ( つまり「書き込み」) を行う際に必要なパ スワードです。 SNMP 取得コミュニティ名は、HP Jetdirect プリント サーバー の SNMP 情報の取得 ( つまり「読み込み」) を行う際に必要なパ
スワードです。 プリント サーバーが応答するには、着信する SNMP 該当するコミュニティ名が SetRequest または GetRequest に、 含まれている必要があります。 コミュニティ名は、255 文字までの ASCII 文字でなければなり ません。 デフォルトの取得コミュニティ名は「public」です。チェック ボックスをチェックすることで、このデフォルトを無効にしてア クセスを制限できます。 注記: 「public」が無効の場合、一部のポート モニタや検出 ユーティリティが正しく動作しないことがあります。
Enable SNMPv1/v2 read-only access
このオプションは、プリント サーバー上の SNMP v1/v2c エー ジェントを有効にしますが、読み取り専用アクセスに制限されま す。書き込みアクセスは不可です。デフォルトの取得コミュニ ティ名「public」は自動的に有効になります。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 121
表 4. 7
項目
SNMP の設定 (2/2)
説明 このオプションは、プリント サーバー上の SNMP v1/v2c エー ジェントを無効にします。ネットワーク環境の安全性を確保する ため、このオプションを指定することをお勧めします。SNMP v1/v2c が無効の場合、一部のポート モニタや検出ユーティリ ティが適切に動作しないことがあります。
Disable SNMPv1/v2
Enable SNMPv3
( 多機能 HP Jetdirect プリント サーバーのみ ) プリント サーバー 上の SNMP v3 エージェントを有効に ( チェック ) または無効に ( クリア ) します。
有効な場合、SNMP v3 アカウントはプリント サーバー上に作成 されている必要があります。また、アカウント情報が SNMP v3 管理アプリケーション上に実装されていなければなりません。ア カウントを作成する際は、次の情報を入力します。
User Name: SNMP v3 アカウント ユーザー名。 Authentication Key: Message Digest Algorithm 5 (MD5、 RFC 1321) を使って SNMP パケットの内容を認証するための 16 進 数値 (16 バイト )。 Privacy Key: DES (Data Encryption Standard) アルゴリズムに よって SNMP パケットのデータ部分を暗号化するための 16 進数 値 (16 バイト )。 Context Name: このユーザーが SNMP オブジェクトにアクセス できるビュー コンテキスト。これは、必ず「Jetdirect」です。
Other Settings
この項目からは、管理や印刷用のさまざまな設定オプションにアクセスでき ます。次のタブがあります。
● ●
その他の設定 : その他の高度なプロトコルと機能を有効にします。
Firmware Upgrade: 使用している HP Jetdirect プリント サーバーを 新しい機能や強化された機能でアップグレードします ( モデル ew2400 のアップグレード機能は限定的で、ワイヤード ネットワーク接続が必要 です )。 LPD Queues: LPD ( ライン プリンタ デーモン ) 印刷サービスでの印刷 に使用するプリント キューを設定します。 USB 設定 : ( 外付けプリント サーバーのみ ) USB (Universal Serial Bus) 接続パラメータを設定します。 Support Info: 左側のフレームの [Other Links] の下位にある [Support] リンクを設定します。 Refresh Rate: 内蔵 Web 診断ページを更新する時間間隔を秒単位で設定
します。
● ● ● ●
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 122
その他の設定
[Miscellaneous Settings] のパラメータを使用すると、次に説明する高度な プロトコルや機能を設定できます。表 4. 8 を参照してください。
表 4. 8
項目
その他の設定 (1/5)
説明 選択したクライアント アプリケーション ソフトウェアが、 HP Jetdirect プリント サーバーを自動的に検出し、識別するために使用する SLP (Service Location Protocol) を有効または無効にします。
SLP Config
Telnet Config
Telnet を使用した HP Jetdirect 設定パラメータへのアクセスを有効ま たは無効にします。詳細については、第 3 章を参照してください。 mDNS (Multicast Domain Name System) サービスを有効または無効 にします。mDNS は一般に、通常の DNS サーバーが使用されていない 小規模ネットワークで、 IP アドレスと名前の解決を (UDP ポート 5353 経由で ) 行うのに使用されます。
プリント サーバーによる IP バージョン 4 マルチキャスト パケットの受 信および送信を有効または無効にします。 ポート 9100 サービスを有効または無効にします。ポート 9100 は、 HP Jetdirect プリント サーバーの HP 独自の raw TCP/IP ポートであ り、印刷用のデフォルトのポートです。HP ソフトウェア (HP Standard Port など ) からアクセスします。
mDNS
Multicast IPv4
9100 Config
FTP Printing
HP Jetdirect プリント サーバーで印刷用に使用できる File Transfer Protocol サービスを有効または無効にします。詳細については、第 6
章を参照してください。
LPD Printing
HP Jetdirect プリント サーバーの Line Printer Daemon サービスを有 効または無効にします。HP Jetdirect プリント サーバー上の LPD は、 TCP/IP システムにライン プリンタ スプール サービスを提供します。 詳細については、第 5 章を参照してください。 HP Jetdirect プリント サーバーでの Internet Printing Protocol を有効 または無効にします。プリンタが正しく接続され、アクセス可能になる と、IPP を使用し、インターネット ( またはイントラネット ) を通じて このデバイスに印刷できます。正しく設定された IPP クライアント シ ステムも必要です。IPP クライアント ソフトウェアの詳細については、 第 2 章を参照してください。
IPP Printing
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 123
表 4. 8
項目
その他の設定 (2/5)
説明
Link settings
(10/100TX 有線ネットワークの場合のみ ) HP Jetdirect 10/100TX プ リント サーバーのネットワーク リンク速度 (10 または 100Mbps) と通 信モード ( 全二重または半二重 ) を設定します。指定可能な設定を次に 示します。
注意:リンクの設定を変更すると、プリント サーバーおよびネット ワーク デバイスとのネットワーク通信が失われることがあります。
●
AUTO: ( デフォルト ) プリント サーバーは、自動ネゴシエーション を使用して、ネットワークのリンク速度と通信モードを一致させま す。自動ネゴシエーションに失敗すると、[100TXHALF] が設定さ れます。 10TXFULL: 10 Mbps、全二重オペレーション。 10TXHALF: 10 Mbps、半二重オペレーション。 100TXFULL: 100 Mbps、全二重オペレーション。 100TXHALF: 100 Mbps、半二重オペレーション。
● ● ● ●
Network Connection
HP Jetdirect ew2400 ワイヤード / ワイヤレス プリント サーバーは、 ネットワーク ケーブルを使用する 802. 3 ワイヤード ポート、または 802. 11 ワイヤレス ポートのどちらかでネットワーク接続をサポートし ます。一度に有効にできるポートは 1 つだけです。これらのプリント
サーバーでは、有効なポートの動作を指定する必要があります。
●
AUTO ( ケーブルの検出 ): 802. 3 ネットワーク ケーブルが接続され ているかどうかを自動的に検出します。ネットワーク ケーブルが接 続されていない場合は、802. 11 ワイヤレス ポートのみが有効にな ります。ネットワーク ケーブルが接続されている場合は、802. 3 ワ イヤード ポートのみが有効になります。 Disable Wire: ケーブルが接続されているかどうかに関わらず、 802. 3 ワイヤード ポートを無効にします。802. 11 ワイヤレス ポー
トのみが有効になります。
●
●
Disable Radio: 802. 11 ワイヤレス ポートを無効にします。802. 3 ワイヤード ポートのみが有効になります。
Primary DNS Server Secondary DNS Server Email (SMTP) Server
プライマリ DNS (Domain Name System) サーバーの IP アドレスを指 定します。 プライマリ DNS サーバーが使用できない場合に使用されるセカンダリ DNS サーバーの IP アドレスを指定します。 優先使用する電子メール送信用 SMTP (Simple Mail Transport Protocol) サーバーの IP アドレスを指定して、サポートされているス キャン デバイスから送信します。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 124
表 4. 8
項目
その他の設定 (3/5)
説明 アイドル状態の接続を確立したままにできる時間 ( 秒 ) を指定します。 最大値は 3600 で、デフォルト値は 300 です。0 に設定した場合、タイ ムアウトは無効になり、デバイスにアクセス中のネットワーク システ ムによって切断されるまで、接続は確立したままになります。 工場出荷時に割り当てられている LAN ハードウェア (MAC) アドレスに 代わるローカル管理アドレス (LAA) を指定します。LAA を使用する場 合、 16 進数で 12 桁のユーザー指定の文字列を入力する必要があります。
Scan Idle Timeout
Locally Administered Address
Ethernet プリント サーバーの場合、LAA アドレスは 16 進数 X2、X6、 または XE で始まっていなければなりません。 ここで、 XA、 Xは0~F の任意の 16 進数です。
デフォルトのアドレスは工場出荷時に割り当てられたアドレスです。
Syslog Facility
メッセージの符号化されたソース ファシリティを指定します ( トラブル の解決時に選択されたメッセージのソースを特定する場合など )。HP デフォルトではソース ファシリティ コー Jetdirect プリント サーバーは、 ドとして LPR を使用しますが、ローカル ユーザーの値 local0 ~ local7 を使って個々のプリント サーバーまたはプリント サーバーのグループを 特定することもできます。
On fatal error
( サポートされているプリント サーバーのみ ) 接続されたデバイスの操 作中に、プリント サーバーが致命的なエラーを検出した場合の措置を 指定します。
●
Halt ( デフォルト ): プリント サーバーのネットワーク操作は一時中 断されます。ユーザーの介入が必要です。 Reboot: プリント サーバーは、プリンタの電源を入れ直したときと 同じように再起動します。
●
Error page type
( サポートされているプリント サーバーのみ ) 致命的なエラーが発生し た場合に自動的に印刷される診断ページの種類を指定します。
●
Basic ( デフォルト ): [Default Diagnostic Page] が印刷されます。 ユーザーが可読の形式でエラーの概要を示したページです。 Full: 最大 5 ページの完全な診断情報が印刷されます。このページに は、エラー検出時点のプリント サーバーの状態が詳しく示されま す。場合によっては、HP サポートのスタッフがこのページを解釈 する必要があります。 None: 診断ページは印刷されません。
●
●
Dynamic Raw Port Setting
この設定では、TCP ポート 9100 への印刷用にポートを追加で指定で きます。有効なポートは 3000 ~ 9000 ですが、実際にどのポートが指 定可能かはアプリケーションによって異なります。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 125
表 4. 8
項目
その他の設定 (4/5)
説明 セキュリティを確保するために、ネットワークを使用するプリンタの サービスを無効にする 2 つのフィールドが用意されています。どちらの フィールドにも、そのサービスのネットワーク通信に使用されるポート 番号を指定する必要があります。各フィールドには最大 5 つのポートを 有効なポート番号の範囲は 1 ~ 指定できます ( 例:[5, 10, 40, 20, 50])。 65535 です。
Disable listening on these ports
[Streams]: このフィールドには、データ ストリームを渡すサービスに 使用するポート番号を入力します。データ ストリームでは、データの到 着を保証するために TCP (Transport Control Protocol) を使用します。 [Datagrams]: このフィールドには、データグラムを渡すサービスに使
用するポート番号を入力します。データグラムは一般にブロードキャス ト メッセージに使用され、UDP (User Datagram Protocol) を使用し ます。UDP はコネクションレスのプロトコルで、データの到着および エラー リカバリは保証されません。
Enable MFP and AIO software support
HP 多機能デバイス (MFP またはオールインワン ) に付属のソフトウェ アによってクライアント コンピュータにインストールされたスキャン 機能を、プリント サーバーがサポートするかどうかを指定します。
無効の場合、プリント サーバーはネットワーク印刷以外のクライアン ト ソフトウェア デバイス機能をサポートしません。 プリント サーバーの Web スキャン機能のサポートは、個別に制御され ています。
Enable Web Scan
プリント サーバーの組み込み Web スキャン機能による基本スキャン機 能の使用を有効または無効にします。Web スキャンの使用の設定は、 前述の [Enable MFP and AIO software support] の設定とは別個になっ ています。
Enable Scan-to-email
scan-to-email のサポートを有効または無効にします。このパラメータ が有効な場合、scan-to-email を使用できるほか、スキャンしたファイ
ルのダウンロードや表示も可能です。
scan-to-email 機能は、メール サーバーが指定されている場合のみ使用 できます。電子メール サーバーは、前述の Email (SMTP) Server パラ
メータで指定します。
mDNS Service Name
このデバイスまたはサービスに割り当てられている、最大 64 文字の英 数字の ASCII 文字列を示します。この名前は不変であり、(IP アドレス などの ) ソケット情報がセッションごとに変更される場合に、特定のデ バイスまたはサービスを解決するために使用されます。Apple Rendezvous ではこのサービスが表示されます。デフォルトのサービ ス名はプリンタ モデルと LAN ハードウェア (MAC) アドレスです。
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 126
表 4. 8
項目
その他の設定 (5/5)
説明
mDNS Domain Name
( 読み取り専用パラメータ ) デバイスに割り当てられている mDNS ドメ イン名を <host name>. local の形式で示します。ユーザー指定のホス ト名が割り当てられていない場合、デフォルトのホスト名 NPIxxxxxx が使用されます。ここで、xxxxxx は LAN ハードウェア (MAC) アドレ スの最後の 6 桁です。
印刷に使用する、優先順位が最も高い mDNS サービスを指定します。こ のパラメータの設定は、次のオプションの中から 1 つを選択して行います。
mDNS Highest Priority Service
[9100 Printing]: HP 独自のポート 9100 を使った raw IP 印刷 [IPP Printing]: Internet Printing Protocol 印刷 [LPD Printing (RAW)]: デフォルトの LPD raw キューによる印刷 [LPD Printing (TEXT)]: デフォルトの LPD text キューによる印刷 [LPD Printing (AUTO)]: デフォルトの LPD auto キューによる印刷 [LPD Printing (BINPS)]: デフォルトの LPD バイナリ Postscript キュー
による印刷
[LPD Printing (<user-defined>)]: 設定されている場合、最大 5 つの ユーザー指定の LPD キューがリストされます。 <user-defined> はユー ザー指定の LPD 印刷キューの名前です。
デフォルトの選択はプリンタによって異なりますが、通常は [9100
Printing] または [LPD Printing (BINPS)] です。 Proxy Server
プリンタ /MFP の内蔵アプリケーションで使用されるプロキシ サーバーを 指定します。プロキシ サーバーは通常、ネットワーク クライアントから インターネットにアクセスするために使用されます。プロキシ サーバーで は、ネットワーク クライアントが利用できるよう Web ページのキャッ シュを行い、ある程度のインターネット セキュリティを実現します。 プロキシ サーバーを指定するには、IP アドレスまたは FQDN を入力し ます。FQDN は最大 64 文字まで指定できます。 ネットワークによっては、プロキシ サーバー アドレスを独立サービス プロバイダ (ISP) に問い合わせなければならない場合があります。
Proxy Server Port
プロキシ サーバーが、クライアントのサポートに使用するポート番号 を入力します。このポート番号は、ネットワークでのプロキシ アク ティビティ用に予約されたポートを識別します。指定可能な値は 0 ~ 65535 です。 プロキシ サーバーにユーザー アカウントが設定されている場合は、 そのユーザー アカウント名を入力します。 プロキシ サーバーにユーザー アカウントが設定されている場合は、 そのユーザー アカウントのパスワードを入力します。 プロキシ サーバー経由でアクセスする必要のない Web アドレス、ホス ト名、ドメイン名を入力します。エントリを区切るにはセミコロン (;) を使用します。
Proxy Server User Name Proxy Server Password Proxy Server Exception List
JAWW
内蔵 Web サーバーの使用 127
Firmware Upgrade
ファームウェア アップグレードをサポートするプリント サーバーの場合、 こ のページではプリント サーバーを新機能でアップグレードできます。
注記
HP Jetdirect ew2400 プリント サーバーのアップグレード 機能は限定的です。アップグレードにはネットワーク ケー ブルを使用する必要があります。ワイヤレス接続による ファームウェア アップグレードはサポートされていません。
プリント サーバーのファームウェア アップグレード ファイルは、使用して いるシステムに適したものでなければなりません。該当するアップグレード ファイルを識別して取得するには、次の HP オンライン サポート ページに アクセスしてください。
http://www. hp. com/go/webjetadmin_firmware
このページで、次の処理を行います。
1. プリント サーバーのモデルとアップグレード ファイルを検索します。 2. アップグレード ファイルのバージョンをチェックして、プリント サー バーにインストールされているバージョンよりも新しいことを確認しま す。アップグレード ファイルの方が新しい場合は、このファイルをダウ ンロードします。アップグレード ファイルの方が古い場合は、アップグ レードする必要はありません。
内蔵 Web サーバーを使用してプリント サーバーをアップグレードするには :
[Browse] をクリックして 1. [. . . ] Microsoft Windows NT 4. 0 (DLC/LLC) を使用している場合、プリン タが [Hewlett-Packard ネットワーク周辺機器ポートの追加 ] ダイアロ グ ボックスに表示されますか?
■
■ ■
Jetdirect 構成ページの、ネットワークおよび HP Jetdirect の設定 を確認します。構成ページの詳細については、第 9 章を参照してくだ さい。 プリンタのコントロール パネル ( コントロール パネル付きのプリンタ の場合 ) を使って、プリンタのネットワーク設定を確認します。 プリンタが物理的に同じサブネット上にあることと、ルータを介して 接続されていないことを確認します。
14. HP Web Jetadmin がサポートされているシステムの場合、プリンタは HP Web Jetadmin に応答しますか?
■
■ ■
Jetdirect 構成ページの、ネットワークおよび HP Jetdirect の設定 を確認します。構成ページの詳細については、第 9 章を参照してくだ さい。 プリンタのコントロール パネル ( コントロール パネル付きのプリンタ の場合 ) を使って、プリンタのネットワーク設定を確認します。 HP Web JetAdmin ソフトウェアのオンライン ヘルプで、トラブル の解決の項を参照してください。
JAWW
HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルの解決 195
ワイヤレス プリント サーバーのトラブル シューティング
初期セットアップ時に通信できない
ワイヤレス通信を使ってプリント サーバーを設定している場合は、 以下を確 認してください。
●
ワイヤレス コンピュータの設定が、HP Jetdirect プリント サーバーの 次のデフォルトのワイヤレス ネットワーク設定と一致していること。
■ ■ ■
通信モード:Ad Hoc ネットワーク名 (SSID):hpsetup 暗号化 (WEP):<Disabled> ネットワーク名 (SSID) は大文字小文字が区別されます。 小文字で「hpsetup」と指定してください。
注記
● ● ● ● ●
HP Jetdirect プリント サーバーの電源が入っており、正しく動作して いること (Jetdirect の構成ページを印刷してください )。 HP Jetdirect プリント サーバーの有効範囲内にいること。
「hpsetup」 の ) Ad Hoc ネットワークに参加しているデバイス (SSID が が 6 つ未満であること。
SSID が「hpsetup」に設定されているアクセス ポイントが近くにない こと。
複数のプリント サーバーを同時に設定しようとしていないこと。プリン 設定を行うプリント サーバー以外は電源 ト サーバーが複数ある場合は、 をオフにしてください。
JAWW
HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルの解決 196
初期セットアップ後に通信できない
HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーとネットワークとの接続設定に 成功した後に、ネットワーク コンピュータが (「ping」コマンドなどを使っ て ) プリンタと通信できない場合は、次の方法を試してみてください。
●
ネットワークの設定をすべて確認してく Jetdirect 構成ページを印刷し、 ださい。一般的には、次の項目のエントリが間違っていることがエラー の原因である場合が少なくありません。
■ ■ ■ ■ ■ ■
通信モード (Ad Hoc または Infrastructure) ネットワーク名 (SSID)。大文字小文字は区別されます。 認証方法 暗号化レベル、暗号化キーのエントリ、指定されている発信キー IP アドレス BSSID (Basic Service Set Identifier)。これにより、SSID が同一の 場合でも各ワイヤレス LAN を区別できます。
● ●
プリンタがネットワークの有効範囲内にあることを確認します。本章の 「受信状況やパフォーマンスの改善」を参照してください。 ワイヤレス対応の PC とその PC のユーティリティを使って、プリンタ の設置場所の信号の強さを確認します。検出された信号の強さは、HP Jetdirect 構成ページに記述されているプリント サーバーの信号の強さ とだいたい同じでなければなりません。
設定したチャンネルが構成ページと一致していない
(Ad Hoc モードのみ ) HP の設定ツールでは、HP Jetdirect ワイヤレス プ リント サーバーのチャンネルとしてチャンネル 10 か 11 ( デフォルト ) が選 択可能です。 このチャンネルは、 プリント サーバーが既存のワイヤレス ネッ トワークを検出して参加するのに失敗した場合に、自分のネットワーク名 (SSID) をブロードキャストする目的にのみ使用されます。ネットワークに 参加可能な場合は、ネットワークで使用されるチャンネルへと設定変更され ます。
実際にネットワークで使用されているネットワー Jetdirect 構成ページには、 ク チャンネルが表記されます。ネットワークが検出されない場合、使用され るブロードキャスト チャンネルは構成ページに表記されません。
JAWW
HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルの解決 197
HP Jetdirect Install Network Printer ウィザードが 使用できない
HP Jetdirect Install Network Printer ウィザード (Windows) は、ワイヤ レス ネットワークにアクセスできるよう HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーのネットワーク接続設定を行うのに使用されます。
このウィザードが使用できない場合は、他の設定ツールを試してください。 使用可能な他の方法には次のものがあります。
● 内蔵 Web サーバー ( 第 4 章を参照 ) ● Telnet ( 第 3 章を参照 )
注記
これらの方法を使用する場合、設定可能なパラメータが限 定される場合があります。
受信状況やパフォーマンスの改善
ワイヤレス LAN 無線信号は屋内にあるほとんどの建造物を貫通できます が、障害物によってはその周りで反射する場合があります。ただし、ワイヤ レス通信の有効範囲およびパフォーマンスは、 ユーザー数やワイヤレス ハー ドウェアの質および物理的な設置場所、無線信号発生源による干渉 ( たとえ ば電子レンジやコードレス電話は、ワイヤレス LAN 信号と干渉する可能性 のある、同じ帯域の周波数を使用します ) など、さまざまな要素に左右され ます。一般的に、距離や障害物、干渉が増えるにしたがって、HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーのデータ転送レートは低下します。 症状
● ●
信号の強さ (HP Jetdirect 構成ページまたは内蔵 Web サーバーを参照 ) が微弱または弱である。 プリント ジョブが極端に遅い。
調整方法
●
プリンタや HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの向きを変えま す。 一般的に、 プリント サーバーをアクセス ポイントあるいはワイヤレ ス PC のほうに向けると受信状況やパフォーマンスが向上します。
JAWW
HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルの解決 198
●
干渉源を減らすか除去します。金属製の物体は電波信号を吸収あるいは 減衰させる場合があります。また、電子レンジやコードレス電話などの 機器は同じ帯域の周波数を使用します。 プリンタと、アクセス ポイントまたはワイヤレス PC との距離を近くし ます。これは、次のいずれかの方法によって実現できます。
■ ■ ■
●
プリンタを移動させる アクセス ポイントやワイヤレス PC を移動させる 別のアクセス ポイントをさらに追加する (Infrastructure モードのみ )
●
アクセス ポイントのアンテナを伸ばす。たいていのオフィス環境では、 アクセス ポイントのアンテナを伸ばすことですべてのワイヤレス デバ イスの有効範囲を広げ、パフォーマンスを向上させることができます。
ファームウェアがダウンロードできない
HP ew2400 ファームウェア アップグレードは、ワイヤード / ケーブル接続 で実行する必要があります。 他の HP Jetdirect プリント サーバーと同様に、 ファームウェア アップグレードは HP Download Manager (Windows) や HP Web Jetadmin、FTP (File Transfer Protocol) といったツールを使用 してダウンロードできます。 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでファームウェアのダウンロー ドに失敗した場合は、 ダウンロード プロセスを再起動してもう一度実行して ください。電源を入れ直した場合でも、ダウンロードに失敗する前のプリン ト サーバーの設定が復旧します。
JAWW
HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルの解決 199
LPD UNIX の設定のトラブルシューティング
注記
HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立されているものとして説明していきます。
以下のトラブルシューティング手順では、HP Jetdirect プリント サーバー を使用する際に発生する印刷上の問題を解決する方法について説明します。
1. Jetdirect の構成ページを印刷します。
間違っている場合は、 2. IP 設定値が正しいことを確認します。 HP Jetdirect プリント サーバーを設定し直します。
3. [. . . ]
HP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVERダウンロード上のご注意
Lastmanualsはユーザー主導型のハードウエア及びソフトウエアのマニュアル(ユーザーガイド・マニュアル・クイックスタート・技術情報など)を共有・保存・検索サービスを提供します。
お探しの書類がなかったり、不完全だったり、言語が違ったり、モデル名や言語が説明と違う場合など、いかなる場合でもLastmanualsはその責を負いません。またLastmanualsは翻訳のサービスもしていません。
規約に同意して「マニュアルをダウンロード」をクリックすればHP JETDIRECT EN3700 FAST ETHERNET PRINT SERVERのマニュアルのダウンロードが開始されます。