ユーザーズガイド HP STORAGEWORKS COMMAND VIEW EVA SOFTWARE
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マニュアル抽象的: マニュアル HP STORAGEWORKS COMMAND VIEW EVA SOFTWARE
詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。
[. . . ] HP StorageWorks Command View EVAユー ザー ガイド
製品番号: T5494-96011 第6版: 2008年2月
ご注意 © Copyright 2004, 2008 Hewlett-Packard Development Company, L. P. 本書で取り扱っているコンピュータ ソフトウェアは秘密情報であり、その保有、使用、または複製には、Hewlett-Packard Company から許諾を得る必要があります。米国政府の連邦調達規則であるFAR 12. 211および12. 212の規定に従って、コマーシャル コン ピュータ ソフトウェア、コンピュータ ソフトウェア ドキュメンテーションおよびコマーシャル アイテムのテクニカル データ(Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items)は、ベンダが提供する標準使用許 諾規定に基づいて米国政府に使用許諾が付与されます。 本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP製品、またはサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随す る明示的な保証文によってのみ規定されるものとします。ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。ここに含まれ る技術的、編集上の誤り、または欠如について、HPはいかなる責任も負いません。 MicrosoftおよびWindowsは、米国におけるMicrosoft Corporationの登録商標です。
目次
本書について . .
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対象読者 . 表記上の規則およびシンボル HPのテクニカル サポート . [. . . ] 8.
[パスワードを有効(Enable password)]をクリックします。 [パスワード アクセスの有効]ダイアログ ボックスが表示されます。 [OK]をクリックします。 ステータス ウィンドウが表示され、設定が成功したかを示します。 [OK]をクリックして、[ストレージ システム パスワード アクセス(Storage System Password Access)] ウィンドウに戻ります。
アレイの初期化
設置したばかりのアレイは、初期化されていないストレージ システムとして表示されます。アレイを初期化す ると、アレイを使用できるようになります。また、コントローラが動作上のペアとして結合され(HP EVA4400以 外のモデル)、アレイ上で準備段階のデータ構造が確立されます。また、デフォルト ディスク グループと呼ば れる最初のディスク グループがセットアップされます。HP Command View EVAの既存のバージョンをアップ グレードする場合は、アレイの初期設定は変更されないため、既存の他のコンポーネントも維持されます。 管理サーバにWEBESをインストールしている場合、新しいアレイに権利を追加する詳細 な手順については、WEBESのドキュメントを参照してください。詳しくは、HPのWebサイト http://h18000. www1. hp. com/support/svctools(英語)を参照してください。 注記: アレイを初期化(または再初期化)する場合、スタンバイ管理サーバでHP Command View EVAサービスを 再起動する必要があります。詳細については、「HP Command View EVAサービスの再起動」(39ページ) と「アレイの管理に複数の管理サーバを使用する場合」(29ページ)を参照してください。 アレイを初期化するときは、次の操作を行います。 • アレイの名前を入力します。 次の追加またはオプションのタスクも実行できます。 • • • • • • デフォルト ディスク グループに含めるディスクの数を入力します。 ドライブ タイプを設定します。 アレイの日付と時刻を設定します。 コンソールLUN IDを入力します。 ディスク障害保護レベルを選択します。 コメントを入力します。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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これらのタスクの実行手順については、オンライン ヘルプを参照してください。
ライセンス
次の機能には、ライセンスが必要です。 • HP Command View EVAの操作 • 複製機能(HP Business Copy EVA、HP Continuous Access EVA)の使用 HP Command View EVAライセンスを購入する場合、ライセンスはテラバイト単位で発行されます。各 ライセンスは、特定のアレイに関連付けられています。別のアレイに転送することはできません。別 のアレイ モデルにアップグレードする場合は、HP Command View EVAモデルのアップグレード ライ センスを購入する必要があります。たとえば、EVA3000からEVA6x00へアップグレードする場合は、 EVA3000での無制限TB容量ライセンスにアップグレードしてから、EVA3000からEVA6x00へのアッ プグレード ライセンスを購入する必要があります。無制限ライセンスがある場合にのみ、別のアレ イ モデルにアップグレードできます。アップグレード ライセンスについて詳しくは、HPのWebサイト http://h50146. www5. hp. com/products/storage/software/cv_eva/index. html(日本語)にあるHP Command View EVAのQuickSpecsを参照してください。
ライセンス キーの入力
アレイを初期化する前か後に、ライセンス キー(パスワードともいいます)を入力することができます。 詳しい手順については、『HP StorageWorks Enterprise Virtual Arrayライセンス キー インストール手順』 を参照してください。 注記: アレイの管理に複数の管理サーバを使用しており、複製ライセンス キーをアップグレードする必要が ある場合は、すべての実行中の管理用コマンドまたはReplication Managerのジョブとコマンドが完了し てからアップグレードを開始することをお勧めします。ライセンス キーのアップグレードに使用する管理 サーバがアレイを管理していない場合、アップグレードの実行と同時にそのサーバが自動的にアレイ を管理するサーバになります。これにより、他の管理サーバから開始されたすべてのジョブとコマンド が失敗します。これらのジョブとコマンドを再開するには、管理コントロールを他の管理サーバに戻して ください。「アレイの管理に複数の管理サーバを使用する場合」(29ページ)を参照してください。
ライセンスのインポート
ライセンス キーは、[サーバ オプション]に含まれる[ライセンスのインポート]オプションを使用してHP Command View EVAにインストールすることもできます。HPパスワード認証電子メールには、ライセンス キーを含むテキスト ファイル(. dat拡張子の付いたパスワード ファイル)が添付されています。一般的なパ スワード ファイル名は、 T3726A_512383. dat です。 パスワード ファイルからライセンスをインストールするには、以下の手順に従ってください。 1. セッション ペインで[サーバ オプション(Server Options)]をクリックします。 [ライセンスのインポート/エクスポート(Import/Export Licenses)]をクリックします。 [ライセンスのインポート(Import Licenses)]の下の指定されたスペースに、ライセンス ファイルの位 置を入力します。[参照]ボタンを使用して、ローカル システム上のライセンス ファイルの位置を 示すこともできます。 [ライセンスのインポート(Import Licenses)]をクリックして、操作を完了します。
4.
ライセンスの取得
ライセンス キーは、[サーバ オプション]に含まれる[ライセンスのエクスポート]オプションを使用してHP Command View EVAから取得できます。ライセンス キーのコピーをテキスト ファイルに保存するには、以 下の手順に従ってください。 1. セッション ペインで[サーバ オプション(Server Options)]をクリックします。
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手順の開始
2. 4.
[ライセンスのインポート/エクスポート(Import/Export Licenses)]をクリックします。 [ライセンスのエクスポート(Export Licenses)]をクリックします。 ファイルのダウンロード オプションを示すポップアップ ウィンドウが表示されます。 ローカル システムで[保存]をクリックしてライセンス キーをファイルに保存します。
HP Systems Insight Managerからのシングル サイン オンの利用
シングル サイン オン(SSO)は、HP Command View EVAとの信頼関係を確立することによって、HP Systems Insight Manager(HP SIM)からのシングル ログインを可能にします。HP SIMのユーザーは、 ユーザー名とパスワードを再入力しなくても、HP Command View EVAのアレイの[ストレージ システム プロパティ(Storage System Properties)]ページに直接移動することができます。HP SIMアカウントのア クセス レベルは、HP Command View EVAに渡されます。従って、管理者権限のあるアカウントはHP Command View EVAでアクセス権限をもちます。HP SIMのユーザー アカウントは、HP Command View EVA ではユーザー権限しかありません。 HP SIM 5. 2以降では、cv-tools. xmlファイルが自動的にインストールされて設定されます。HP SIM 5. 2より前 のバージョンに対してSSOを有効にするには、以下の手順に従ってください。 1. 次のいずれかのフォルダから cv-tools. xml ファイルをHP SIMサーバにコピーします(ファイルは、 一時フォルダまたはその他の利用可能なフォルダにコピーできます)。 • GPS—C:\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\Element Manager for StorageWorks HSV\tools • SMA — C:\Program Files\Compaq\SANworks\Element Manager for StorageWorks HSV\tools SIMサーバでコマンド ウィンドウを開きます。 cv-tools. xml ファイルが格納されているディレクトリに移動します。 コマンド プロンプトに次のコマンドを入力します。 mxtool —af cv-tools. xml 以下のようなメッセージが発行されます。
2. 4.
C:\tmp\SIM>mxtool —af cv-tools. xml Successfully parsed tool file. Successfully added tool named “CommandView EVA as Administrator” Successfully added tool named “CommandView EVA as User” Successfully added 2 tools
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ブラウザ セッションを更新します。 使用可能なアレイに移動し、[Systems]ページの[Tools & Links]タブを選択します。 [Command View EVA]リンクをクリックします。 HP Command View EVAが起動し、[ストレージ システム プロパティ(Storage System Properties)] ページが開きます。 注記: HP Command View EVAのログイン ページが開いた場合は、HP Systems Insight Manager サービスを再起動する必要があります。
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手順の開始
2 HP Command View EVAの設定
この章では、HP Command View EVAユーザー インターフェースの設定オプションについて説明しま す。[管理サーバ オプション]ウィンドウから利用できる他の設定オプションについては、HP Command View EVAのオンライン ヘルプを参照してください。
ユーザー インターフェース オプションの設定
[ユーザー インタフェース オプション]を設定するには、以下の手順に従ってください。 1. セッション ペインで[サーバ オプション(Server Options)]をクリックします。 [管理サーバ オプション(Management Server Options)]ウィンドウが開きます。 [ユーザー インタフェース オプション(User interface options)]をクリックします。 [ユーザー インタフェース オプション(User interface options)]ウィンドウが表示されます。 [全般オプション(General Options)]の下で、必要な設定を編集または選択します。次のようなオプ ションが用意されています。 • [ツリー オブジェクトの表示(Tree objects displayed)]— ナビゲーション ペインに表示できるオブ ジェクトの最大数を設定します。オブジェクトのデフォルトの表示数は100です。 • オブジェクトの数が少ない場合は、[ツリー オブジェクトの表示(Tree objects displayed)] の値を、SAN内のオブジェクト数よりも大きい値に設定してください。これにより、ユー ザーがツリーを選択する際に、管理サーバがブラウザに完全なツリー構造を送信す るようにできます。 • オブジェクトの数が100を超える場合は、[ツリー オブジェクトの表示(Tree objects displayed)]を、SAN内のオブジェクト数よりも少ない値(例:20、50)に設定してください。こ れにより、ユーザーがツリーを選択する際に、性能が最適化され、管理サーバがブラウザ に一定数のオブジェクトを送信するようにできます。ブラウザにナビゲーション ボタンを含 む特別なページが表示され、他のツリー オブジェクトを要求できます。 • [新しいホストのためのデフォルトのオペレーティング システム(Default operating system for new hosts)]— リストからオペレーティング システムを選択します。このオペレーティング シ ステムが、ホスト追加時のデフォルトとして設定されます。 [表示更新オプション(Display Refresh Options)]の下で、ナビゲーション ペインまたはコンテンツ ペイン に必要な設定を編集または選択します。次のオプションが用意されています。 • [更新を有効にする(Enable refresh)]— このチェック ボックスを選択すると、選択されたペイ ンの一定間隔での更新が開始されます。このチェックボックスを選択しない場合、ペインの 自動的な更新は行われません。すべてのペインを、ブラウザの更新機能を使用して手 動で更新する必要があります。 • [更新間隔(Refresh interval)]— 選択されたペインの更新間隔を、時間で入力します(有効な値は 45~600秒)。たとえば、60を入力すると、選択されたペインの表示は60秒ごとに更新されます。 [変更の保存(Save changes)]をクリックします。
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ページ フッター メッセージの作成
[ページ フッター メッセージの設定]を使用して、管理サーバ上のブラウザ セッションを対象に、コンテンツ ペ イン下部に表示されるテキスト メッセージを入力または編集します。このメッセージは、セキュリティ メッセー ジや該当する他の情報として使うことができます。メッセージの最大長は64文字で、赤色で表示されます。 ページ フッター メッセージを設定するには、以下の手順に従ってください。 1. セッション ペインで[サーバ オプション(Server Options)]をクリックします。 [管理サーバ オプション(Management Server Options)]ウィンドウが開きます。
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2. 4.
[ページ フッター メッセージ オプション(Page footer message options)]をクリックします。 [ページ フッター メッセージの設定(Set Page Footer Message)]ウィンドウが表示されます。 テキスト ボックスにテキストを入力するか、または既存のメッセージを編集します。 [変更の保存(Save changes)]をクリックします。 コンテンツ ペイン下部に、新しいメッセージが赤色で表示されます。
監査ログ オプションの設定
監査ログ オプション機能を使用して、HP Command View EVAのユーザー インターフェースで行われた操 作を記録します。記録された操作によりイベントが生成され、ログファイルに記録されます。イベントが生 成される操作には、次のようなものがあります。 • ユーザーのログインとログオフ • ユーザーのアクセス権に関する操作(例:参照のみ可能なユーザーに対しては、 Access Denied イベントが生成される) • EVAの状態を変更する操作(仮想ディスクの作成など) • HP Command View EVAの構成を変更する操作(ページ フッター メッセージの変更など) これらのイベントを次のログの1つ、または両方に送信することができます。また、リモート サーバのディレ クトリを指定して、ログを格納することもできます。 • 監査ログ • オペレーティング システムのアプリケーション ログ 監査ログを設定するには、以下の手順に従ってください。 1. セッション ペインで[サーバ オプション(Server Options)]をクリックします。 [管理サーバ オプション(Management Server Options)]ウィンドウが開きます。 [監査ログ オプション(Audit logging options)]をクリックします。 [監査ログ オプション(Audit logging options)]ウィンドウが表示されます。 これらのイベントを格納するログ、ログを格納するディレクトリ、ログのサイズ、ログを保持する 期間を選択します。 詳細な手順については、HP Command View EVAのオンライン ヘルプを参照してください。 4. [変更の保存(Save changes)]をクリックします。
監査ログを格納するリモートの場所の設定
監査ログ オプションを設定すると、ローカルまたはリモート サーバでファイルを格納する場所を指定でき ます。リモート サーバの特定の場所にファイルを格納するには、そのリモート サーバがHP Command View EVAがインストールされている管理サーバにアクセス可能である必要があります。必要であれ ば、ネットワーク管理者に問い合わせて、HP Command View EVAサーバがリモート サーバにアクセス できるようにアクセス権を設定してもらいます。 アクセス権が設定されれば、以下の手順を実行します。 1. (HP Command View EVAがインストールされている)管理サーバの[サービス]ウィンドウを開きます。 [HP Command View EVA]サービスを右クリックして、[停止]を選択します。 [HP Command View EVA]サービスを再度右クリックして、[プロパティ]を選択します。 [HP Command View EVAサービスのプロパティ]ウィンドウが表示されます。 [ログオン]タブを選択します。 [ログオン]ボックスで、[アカウント]を選択し、リモート サーバのユーザー名とパスワードを正し く入力します。 [OK]を クリックしてプロパティ ウィンドウを閉じます。
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HP Command View EVAの設定
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サービスを再度右クリックして、[開始]を選択します。
注記: ログを格納する場所をローカル サーバに変更する場合、ユーザー インターフェースの[監査ログ オプ ション]ウィンドウにある[ログのファイルへの出力(Log to a file)]セクションの[ログのパス(Log location)] ボックスにログを格納する場所を入力し、[変更の保存(Save changes)]をクリックする必要があります。 [ログのファイルへの出力(Log to a file)]セクションで[無効(Disabled)]を選択した場合、監視ログが完全 に無効になります。これはリモート サーバに対するロギングを無効にするだけではありません。 何らかの理由で、要求した場所にログが格納できない場合、エラー メッセージが表示されます。
ポートとタイムアウト パラメータの変更
HP Command View EVAユーザー インターフェースへのログインに使用するポートを変更できま す。(デフォルトのポートは2372です)。また、タイムアウト パラメータも変更できます。このパラ メータは、ブラウザ セッションがタイムアウトし、ユーザーに再度ログインを求めるまでのユーザー が操作を行わない間の時間を示しています。これらのパラメータを変更するには、 <install location>\Hewlett-Packard\SANworks\Element Manager for StorageWorks HSV\config ディレクトリにある cveva. cfg ファイルを編集する必要があります。(SMA上にHP Command View EVAをインストールした場合、ディレクトリは C:\Program Files\Compaq\SANworks\Element Manager for StorageWorks HSV\config になります。) テキスト エディタを使用して、このファイルを編集できます。次のセクションを編集します。 Section Webserver { # The port for SSL connections # Default: 2372 port 2372 # The time limit on HTTP sessions in seconds # Default: 3600 (1 hour) # Set the value to zero to disable the timeout feature timeout 3600 }
ポートまたはタイムアウト パラメータの値を正しく変更し、 cveva. cfg ファイルを保存してください。変 更を有効にするには、HP Command View EVAサービスを再起動する必要があります。手順について は、「HP Command View EVAサービスの再起動」(39ページ)を参照してください。 注記: すでに使用中のポートを入力した場合、HP Command View EVAサービスを再起動しても、ポートが ビジーであるという表示はされません。サービスの[状態]には、「開始」と表示されます。ユーザー インターフェースを開こうとして、「 Page cannot be displayed 」というエラー メッセージが表 示されたときにのみ、ポートがビジーであることがわかります。また、Windowsアプリケーションのイ ベント ログにイベントが記録されます。このファイルをもう一度開いて別のポートを指定し、サー ビスを再起動する必要があります。
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HP Command View EVAの設定
3 ストレージ環境の管理
この章では、HP Command View EVAを使用してストレージ環境を管理する方法について説明します。詳細 手順については、HP Command View EVAのオンライン ヘルプを参照してください。 HP Command View EVAのインストール時に、ナビゲーション ペインに、アレイの初期フォルダ構成が 作成されます。最初に作成されるフォルダは、仮想ディスク、ホスト、ディスク グループ、データ複製、 およびハードウェアです。ホストや仮想ディスクを細かく整理したり管理を円滑にするために、サブ フォルダを作成することができます。
ハードウェアのステータスと稼動状況の確認
ご使用のEVAモデルに応じて、ハードウェアはフォルダに整理されています。たとえば、(特定のEVAモデ ルでは)コントローラ エンクロージャ、ドライブ エンクロージャ、およびラックのフォルダが表示されます。各 フォルダをたどって、ハードウェアの各コンポーネントの情報を表示できます。たとえば、コントローラ エンク ロージャでは、製造元、モデル番号、WWN、動作状態、使用可能メモリ容量などの一般情報を確認できま す。また、コントローラ ポートの詳細情報も表示できます。アレイのディスプレイおよびステータス インジ ケータについて詳しくは、『HP StorageWorks Enterprise Virual Arrayユーザ ガイド』を参照してください。
iSCSIデバイスの設定
HP Command View EVAを使用すると、iSCSIデバイス(iSCSI接続オプションと呼ばれます)を含むEVA を管理できます。iSCSIコントローラを含む構成の場合は、iSCSIコントローラを以下の手順に従って設 定してください。 1. iSCSIデバイスを取り付けます。取り付けの手順については、『HP StorageWorks EVA iSCSI connectivity quick start instructions』を参照してください。 HP Command View EVAは、アレイ検出プロセスの中にiSCSIコントローラを自動的に検出します。何ら かの理由でiSCSIコントローラが検出されなかった場合は、ナビゲーション ペインに移動してハード ウェア フォルダにあるiSCSIデバイスのアイコンを選択し、次の操作を実行してください。 • [iSCSIデバイスの検出(Discover iSCSI Devices)]をクリックして、検出サイクルを強制的 に実行します。 • 検出サイクルでデバイスが検出されなかった場合は、[iSCSIデバイスの追加(Add iSCSI Device)]をクリックしてデバイスを手動で追加します。 注記: HP Command View EVAがデバイスを検出しない、またはデバイスのIPアドレスを手動で 入力したときにエラー メッセージが表示される場合は、iSCSIコントローラのファイバ チャ ネル ポートがEVAのホスト ポートとゾーニングされているかを確認してください。 検出サイクルは、単一のiSCSIコントローラ オブジェクトをホスト(Hosts)フォルダに追加します。iSCSIホスト を追加すれば、任意の仮想ディスクをホストに提供するのと同様に、仮想ディスクをiSCSIホストに提供する ことができます。詳細については、「仮想ディスクのホストへの提供」(26ページ)を参照してください。 注記: iSCSIホストを手動で削除することはできませんが、ユーザーがiSCSIコントローラを削除した場合 は自動的に削除されます。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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ディスク グループの作成
ディスク グループとは、ストレージ プールを構成する物理ディスクの集合です。このストレージ プールから、 仮想ディスクを作成できます。アレイの初期設定時に、デフォルト ディスク グループが作成されます。リモー ト複製などの機能用に新しいディスク グループを作成することもできますが、小規模のディスク グループを 多数作成するよりも、大規模のディスク グループを1つ作成するほうが高性能です。複数のディスク グルー プの作成手順については、『HP StorageWorks Enterprise Virtual Arrayユーザー ガイド』を参照してください。
ホストの追加
ホストには、ファイバ チャネル(FC)とiSCSIの2種類があります。FCホストは、ファイバ チャネル アダプタ (FCA)を介してファブリックに接続し、アレイ コントローラを介してストレージに直接アクセスします。iSCSIホ ストは、MPX100(ブリッジともいいます)を介してアレイに接続します。 HP Command View EVAを使用して、ホストを追加し、アレイから認識されるようにしてください。追加したホ ストがアレイに書き込みI/Oを行えるようにするには、ホストがオンラインでファブリックまたはブリッジに 接続されていなければなりません。 ホストを追加するときは、次の点に注意してください。 • アレイ上のストレージにアクセスするには、ホストをそのアレイに追加する必要があります。 • 追加するホストがオンラインである必要はありません。 • ホストの名前、IPアドレス、FCAポートのWorld Wide Name、およびオペレーティング システムを入力 します。必要に応じて、コメントを入力します。 • HP Command View EVAに追加した後で、ホストのプロパティ ページにあるホストに任意の数の ポートを定義することができます。
仮想ディスクの作成
仮想ディスク(ユーザー インターフェースでは、Vdiskと呼ばれます)は、ディスク グループ内に作成される 擬似的なディスク ドライブです。ユーザーは、名前、冗長レベル、容量など、仮想ディスクに一連の特性を 割り当てることができます。仮想ディスクの容量に、現在のサイズより小さい値を指定することができます。 注意: 基礎となる仮想ディスク サイズを変更する前に、ホスト オペレーティング システムがボリューム サイ ズの変更を処理できることを確認してください。一部のオペレーティング システムでは、サイズを変更 すると、システムが不安定になったりデータが消失したりする場合があります。 一部のオペレーティング システムでは、論理ユニット番号を設定する必要があります。仮想ディスクを作 成する際に、OSユニットIDを変更できます。OpenVMSおよびTru64 UNIXでは、各仮想ディスクに、固有 のOSユニットIDを入力してください。 注記: WindowsでGUIDパーティション テーブル(GPT)を使用している場合は、仮想ディスクは、ホスト ボ リューム サイズよりも1GB以上大きくなければなりません。
仮想ディスクのホストへの提供
仮想ディスクを提供すると、その仮想ディスクのストレージがホストに提供されます。ホストが仮想ディスク を使用できるようにするには、仮想ディスクを提供する必要があります。仮想ディスクは、作成中または作 成後、ホストに提供できます。仮想ディスクの作成は、ホストに提供する前に完了しておく必要があり ます。仮想ディスクの作成中にホストに提供する場合は、その仮想ディスクが作成されて提供されるま で、管理サーバが他のタスクを行うことはできません。このため、仮想ディスクが作成されるまで待っ てから、ホストに提供することをお勧めします。
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ストレージ環境の管理
DRグループの作成(オプション)
仮想ディスクをリモートで複製する場合は、データ複製 フォルダにDRグループを作成してください。DR グループの詳細については、HP Command View EVAのオンライン ヘルプ、または『HP StorageWorks Continuous Access EVA administrator guide』を参照してください。
アレイの保守
この章では、HP Command View EVAを使用してアレイを保守する方法について説明します。
コントローラ ソフトウェアの更新
コントローラ ソフトウェアのアップデートについては、次の表を参照してください。 アップグレード
HP Command View EVAおよびディスク ドライブ ファー ムウェアを同時に コントローラ ファームウェア ディスク ドライブ ファームウェア — 個々のディスク ドラ イブまたは複数のディスク ドライブ 『HP StorageWorks Enterprise Virtual Array disk drive firmware upgrade read me first』
参照先
『HP StorageWorks Enterprise Virtual Array updating product software instructions』
アレイのシャットダウン
アレイをシャットダウンするには、以下の手順に従ってください。 注意: シャットダウン手順を開始する前に、アクティブなコマンド、「階層化」アプリケーション(HP Storage System Scripting Utility、HP Continuous Access EVA、HP Business Copy EVA、またはHP Replication Solutions Managerなど)、または機能が終了していることを確認してください。アレイをシャットダウンす ると、ホスト アプリケーションはアプリケーション データを利用できなくなります。1台のアレイ コント ローラをシャットダウンした場合は、提供されている仮想ディスクのパフォーマンスに影響があります。 1. ナビゲーション ペインでアレイを選択します。 [初期化済みストレージ システム プロパティ(Initialized Storage System Properties)]ウィンドウが 表示されます。 2. [シャットダウン(Shut down)]をクリックします。 [シャットダウン オプション(Shutdown Options)]ウィンドウが表示されます。 [システム シャットダウン(System Shutdown)]の下で[電源切断(Power Down)]をクリックします。 シャットダウンに遅延を設定する場合は、[シャットダウン遅延(Shutdown delay)]ボックスに遅延 時間の値を入力します(分単位)。 コントローラは正しい手順でシャットダウンを行った後、電源を切ります。次に、ディスク エンクロージャ の電源が切られます。シャットダウンが完了するまで待ってください。 4. コントローラの背面にある電源スイッチを切ります。コントローラ モデルによって、図3または図4の図 中番号4を参照してください。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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1. ターゲットベース管理(TBM)モジュール 4. HP担当者用に予約済み
図3 HSV300コントローラ — 背面
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1. デュアル コントローラ インターコネクト 3. CAB(キャビネット アドレス バス) 4. [. . . ] プロンプトが表示されたら、ファイルをローカル ハードディスク ドライブに保存します (イベント ファイ ルのファイル名のフォーマットは GetEventfile. xxxxx です)。 サポート技術者にファイルをEmailで送ります。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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イベントの管理
5 HP Command View EVAのトラブルシュー ティング
この章では、パフォーマンスを最適化するための推奨事項、およびHP Command View EVAで発生する可 能性のある問題とその解決法について説明します。
パフォーマンスの最適化
パフォーマンスを最適化するには、次の点に注意してください。 • 管理権限を持たないユーザーがアレイに接続することがありますが、その数はできるだけ減 らしてください。 • ディスク グループの数はできるだけ減らしてください。 • ユーティリティのセッションは、一度に1つのみ開くようにしてください。 • ユーティリティを使用してコントローラ フェールオーバーを実行する場合は、ユーザー インター フェースは使用しないでください。 • コード ロードなど、すべての管理機能の実行には、アレイのオペレータ コントロール パネルではなく HP Command View EVAを使用してください。アレイを使用して管理機能を実行する場合は、最初に HP Command View EVAをシャットダウンし、管理機能を実行した後で再起動する必要があります。 • ファームウェアのアップグレードが完了したら、Ctrl+F5を押してキャッシュ ファイルを更新します。
HP Command View EVAサービスの再起動
HP Command View EVAサービスを再起動するには、以下の手順に従ってください。 1. 管理サーバの[サービス]ウィンドウを開きます。 [HP Command View EVA]サービスを右クリックして、[停止]を選択します。 もう一度[HP Command View EVA]サービスを右クリックして、[開始]を選択します。
右クリック メニューの使用
ブラウザの設定によっては、右クリック メニューが無効になっている場合があります。ブラウザ設定で右ク リック メニューが有効になっている場合は、HP Command View EVAインターフェースの使用時に、Internet Explorerの次の右クリック メニュー オプション(またはMozillaの同様の機能)を使用しないでください。 • • • • [新しいウィンドウで開く] [対象をファイルに保存] [デスクトップ項目として設定] [お気に入りに追加]
これらの右クリック メニュー オプションを選択すると、正しい状況設定が行われないままユーザー インター フェースにリダイレクトされるため、誤った情報が表示されることがあります。
管理サーバとアレイ間の通信パスの障害
症状: ナビゲーション ペインでアレイのアイコンが灰色になり、その上に黄色の三角形が表示され、管 理サーバとアレイの間で通信が行われていないことを示している。 解決策: 以下のことを確認してください。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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• ファブリック スイッチとそのゾーンは、正しく設定する必要があります。詳細については、スイッチ のドキュメントを参照してください。 • 管理サーバは、ホスト バス アダプタを経由して、ファブリック上で利用可能なストレージを検出でき ます。Emulex設定ユーティリティまたはQLogic設定ユーティリティ(SANblade)を使用して、この 操作を実行してください。 • アレイを接続して電源を入れ、アレイ ソフトウェアを完全に起動します。管理サーバは、起動処理 中のアレイを検出できないことがあります。 • 適切な形式の同じパスワードが、1台のコントローラのオペレータ コントロール パネル(OCP)(また はHP EVA4400上のWebベースのオペレータ コントロール パネル)と、管理サーバに入力されてい る必要があります(パスワード保護を適用する場合)。管理サーバはアレイとの通信にこのパス ワードを使用し、アレイはこのパスワードで管理サーバを検証します。 注記: パスワードの問題は、通信パスの問題に似ていることがあります。疑いがある場合は、アレイと管 理サーバのパスワードが一致していることを確認してください。 アレイが応答しない場合は、[ストレージ システムから応答がありません(Storage System Not Responding)] ページが表示されます。[パスのテスト]をクリックして、管理サーバにアレイ コントローラのホスト ポート のいずれかへの有効なパスが設定されていることを確認してください。パス テストの出力にはすべて のコントローラ ホスト ポートが一覧表示され、マスタ ポートの識別および各ポートのコマンド ステータ スの状態確認ができます。 注記: パス テストの出力では、コントローラ ホスト ポートは、ホスト ポートのWorld Wide IDではなくコン トローラのWorld Wide Nameで識別されます。 コマンド ステータスには、以下の状態があります。 • • • • Ready— コマンドを受け入れることができます。 Busy— 現在コマンドの処理中であるため、他のコマンドを受け入れることができません。 Waiting— コマンドの一部のみが処理されました。 Not Available— このバージョンのコントローラ ソフトウェアでは、コマンド ステータス オプション をサポートしていません。
ほとんどの状況下で、通信パスの問題は一時的なものです。HP Command View EVAは、アレイが管理コ マンドに応答できるようになったときに、接続を復旧します。この問題が頻繁に発生する、または短時間で 自然に解消しない場合は、HPのサポート窓口にお問い合わせください。HPのサポート窓口で詳しい分析 ができるように、パス テスト出力の画面キャプチャを保存することをお勧めしています。
Evact. exe
evact. exeツールは、HP Command View EVAとEVAディスク アレイの間のパス通信の問題を診断します。パ ス通信の継続的な監視にevact. exeを使用することはお勧めしません。
ユーザー インターフェースのエラー メッセージ
症状: ユーザー インターフェースでタスクを実行しているときに、「 This page cannot be displayed 」などのエラー メッセージが表示される。 解決策: ブラウザ設定が正しいことを確認してください。詳細については、『HP Command View EVAイ ンストール ガイド』のブラウザ設定を参照してください。ブラウザ設定が正しい場合は、ブラウザの 表示を次のように更新してください。 • Internet Explorerでは、Ctrl+F5キーを押してください。 • Mozillaでは、Shiftキーを押しながら、同時に[再読み込み]をクリックしてください。 エラー メッセージは表示されなくなるはずです。
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HP Command View EVAのトラブルシューティング
iSCSIデバイスへの通信リンクでの障害
症状: [iSCSIコントローラ プロパティ(iSCSI Controller Properties)]ウィンドウ上の複数のボックスに、 unavailable または unknown と表示される。これは、HP Command View EVAとiSCSIデバイス間の通信 リンクが切断されている可能性があることを示しています。 解決策: DOSプロンプトのウィンドウを開いて、iSCSIデバイスに対してpingを実行してください。pingに成功 した場合は、[iSCSIコントローラ プロパティ(iSCSI Controller Properties)]ウィンドウで[更新(Refresh)]をク リックし、通信ステータスを更新してください。状態が変わらない場合は、iSCSIコントローラのファイバ チャ ネル ポートがEVAのホスト ポートとゾーニングしているかを確認してください。
空きコントローラ ホスト ポートについての接続障害警告
症状: コントローラ プロパティ ウィンドウの接続状態ボックスに、空きホスト ポートについて 接続障害 ( Connection failed ) と表示される。 解決策: 空きホスト ポートに、光学式のループバック コネクタを挿入します。 [接続状態]ボックスに、 接続中( Connected ) と表示されます。光学式のループバック コネクタについて の詳細は、最寄りのHPのサポート窓口にお問い合わせください。
ディスク エンクロージャで何かが故障していることが報告される
症状: ディスク エンクロージャで何かが故障しているため、ナビゲーション ペインのシェルフ全体に赤色 の「X」マークが表示される。 解決策: 障害の原因となっているコンポーネントを確認するために、以下の情報を参照してください。
トランシーバ(またはGBIC)の故障
故障したトランシーバ(またはGBIC)には、次のような症状がみられます。 • このエンティティについてのイベント ログ エントリを確認するには、ご使用のコントローラの ユーザー ガイドを参照してください。 • [ディスク エンクロージャ プロパティ(Disk Enclosure Properties)]ウィンドウに、次のような情報が 表示されます。 • [電源(Power)]タブの状態は 良好( Good ) • [冷却(Cooling)]タブのセンサーのステータスは、 OK • [I/Oおよび通信(I/O-Comm)]タブのI/Oモジュールの状態は Bad または Not Installed
I/Oモジュールの故障
故障したI/Oモジュールには、次のような症状がみられます。 • このエンティティについてのイベント ログ エントリを確認するには、ご使用のコントローラの ユーザー ガイドを参照してください。 • [ディスク エンクロージャ プロパティ(Disk Enclosure Properties)]ウィンドウに、次のような情報が 表示されます。 • [電源(Power)]タブの状態は 良好( Good ) • [冷却(Cooling)]タブのセンサーのステータスは、 OK • [I/Oおよび通信(I/O-Comm)]タブのI/Oモジュールの状態は Not Installed または Failed
空冷ファン/パワー サプライの故障
故障した空冷ファン/パワー サプライには、次のような症状がみられます。 • このエンティティについてのイベント ログ エントリを確認するには、ご使用のコントローラの ユーザー ガイドを参照してください。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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• [ディスク エンクロージャ プロパティ(Disk Enclosure Properties)]ウィンドウに、次のような情報が 表示されます。 • [電源(Power)]タブのパワー サプライの状態は不明( Unknown ) • [冷却(Cooling)]タブの空冷ファンの状態は不明( Unknown )、パワー サプライの温度センサー のステータスは Not Available
DRグループ作成時に、デフォルト値を変更できない
症状: DRグループ作成時に、フェールセーフ(Failsafe)モードまたは書き込み(Write)モードのデフォル ト値を変更しようとすると失敗することがある。 解決策: DRグループの作成後に、フェールセーフ(Failsafe)モードと書き込み(Write)モードの設定を確認 してください。必要であれば、値を変更してから保存してください。
DRグループが両方のサイトで複製元になる
症状: 特定の条件下で、DRグループが両方のサイトで複製元になる。たとえば、サイト間リンクが切断さ れている間、DRグループは機能を停止します。サイト間リンクが復旧しても、以下のような場合は、DR グループは両方のサイトで複製元になります。 • 予定外のフェールオーバー中に、ユーザーが停止オプション付きでフェールオーバーを発行した場合 • 予定外のフェールオーバーの前後(ただし、サイト間リンクが使用できるようになる前)に、DRグ ループの 自動停止 を有効にした場合 • 予定外のフェールオーバーの前後(ただし、サイト間リンクが使用できるようになる前)に、DRグ ループを 停止 するように設定した場合 解決策: HP Command View EVAまたはStorage System Scripting Utilityを使用して、DRグループを再 開してください。
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HP Command View EVAのトラブルシューティング
6 アレイ パフォーマンスの監視
HP StorageWorks Command View EVAPerfを使用して、コマンド ライン インターフェースまたはグラフィカル ユーザー インターフェースからEVAのパフォーマンス測定値を監視および表示します。Microsoft Excelなど の外部アプリケーションでパフォーマンス測定値を表示することもできます。この場合は、事前に、データを CSV(カンマ区切り値)またはTSV(タブ区切り値)フォーマットでエクスポートしてください。 次の測定値を監視および表示できます。 • • • • • • • • • • アレイ アレイ コントローラ DRグループ DRトンネル ホスト接続 ホスト ポートの統計値 物理ディスク ポート ステータス 複製 仮想ディスク
コンポーネント
HP Command View EVAPerfの各コンポーネントは、次のディレクトリにインストールされます。 C:\Program Files\Hewlett-Packard\EVA Performance Monitor EVAPerfソフトウェアは、以下のコンポーネントで構成されています。 • evapdcs. exe— ホストから認識できるEVAからデータを収集し、メモリ キャッシュに保存する EVA Data Collection Service • evaperf. exe— HP Command View EVAPerfコマンド ライン インターフェース • evapmext. dll— グラフィカル ユーザー インターフェースのWindowsパフォーマンス モニタの DLL拡張子 • EVAPerf-TLViz-Formatter. exe–HP Command View EVAPerfの all–コマンドの出力を、 HP TLVizツールを使用して表示できるようにフォーマットするEVAPerf TLViz Formatterのユー ザー インターフェース • EVADATA. MDB–データベースに格納されている all–コマンドの出力を表示するために使用す る、Microsoft Accessデータベースのテンプレート。コマンド出力からのデータは、個々のテーブ ルに格納される • MSADODC. OCX–EVAPerf TLVIZ Formatterのユーザー インターフェースを動作させるために 必要なファイル
HP Command View EVAPerfの設定
アレイの監視を開始するには、HP Command View EVAPerfを正しく設定する必要があります。 • EVA Data Collection service • EVA Data Collection Serviceは、TCPポート860を使用します。このため、ファイアウォールで、こ のポートを開いておかなければならない場合があります。 • HP Command View EVAPerfのインストール時には、サービスは手動起動に設定されています。 • HP Command View EVAPerfコマンド ライン インターフェースを実行すると、サービスが起動し、 ホストが再起動されるまで動作を続けます。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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• Windowsパフォーマンス モニタをバックグラウンドでのログに使用する場合は、サービスが自 動起動するように設定してください。このサービスを開始する前にログを実行すると、サービ スの起動時間は、Windowsパフォーマンス モニタが最初のデータ サンプルを待つ時間を超 える可能性があります。 • Windowsのサービス マネージャを使用して、サービスを開始/停止することもできます。 • HP Command View EVAPerfコマンド ライン インターフェース • コマンド ライン インターフェースは、必ず、インストールされているディレクトリから実行してくだ さい。他のディレクトリから実行すると、必要な設定ファイルが見つかりません。 • アレイ • パフォーマンス測定基準を収集するアレイが初期化されていることを確認してください。初期化 されていない場合、「 Failure to get metrics 」のエラー メッセージが表示されます。この エラー メッセージは、(アレイ上の他の動作により)アレイが応答しない場合、またはコントロー ラ ソフトウェアのアップグレード中に測定基準を集めようとした場合にも表示されます。 • 各アレイに個別の名前を使用することをお勧めします。例えば、SANにアレイを追加する際 にそのアレイの名前がSANにある別のアレイと同じである場合、SANに追加する前にその アレイの名前を変更してください。SANに同じ名前のアレイが複数存在する場合、予期せ ぬ動作をする可能性があります。
EVAperfサービスへのリモート接続
ユーザーは、EVAperfクライアントを使用してEVAperfサービスにリモート接続することができます。 注記: EVAperfサービスにリモート接続するには、EVAperfサービスの動作するシステムのアカウント ユー ザー名とパスワードが必要です。 1. コマンド ウィンドウを開きます。 HP Command View EVAPerfをインストールしたディレクトリに移動します。 次のコマンドを入力します。 server host port [username] [-usessl] ここで、各パラメータは次のとおりです。
Host Port Username Usessl EVAperfサービスの動作するサーバのホスト名です。 EVAデータ収集サービスがRPC要求をリスンするTCPポートです。 EVAperfサービスの動作するサーバのアカウント ユーザー名です。 SSL接続を開くことのできるスイッチです。SSLが有効な場合、ログインに使用され るユーザー アカウントは、HP Storage AdminsまたはHP Storage Usersのいずれ かに属する必要があります。
禁止されているコマンド
リモートEVAperfクライアントから次のコマンドを実行することはできません。 • • • • • • • • dpw wwn luns pfa [array]* pfd pfh pfs pfvd [vdisk]* spw WWN password
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アレイ パフォーマンスの監視
• vpw • rc
パスワード保護されたアレイへのアクセスの有効化
監視対象のアレイがパスワードで保護されている場合、アレイのWorld Wide Name(WWN)とパスワードを 識別する必要があります。 注記: アレイ パスワードは、最初に、アレイ コントローラのオペレータ コントロール パネル(OCP)で入力され るか、HP EVA4400用のWebベースのオペレータ コントロール パネルを使用して入力されます。アレイ のWWNには、大文字も小文字も使用できます。また、ハイフンは入れても入れなくてもかまいません。 たとえば、 5000-1FE1-5000-CD30 、 5000-1fe1-5000-cd30 、および 50001FE15000cd30 は、 WWNエントリとして、すべて有効です。 HP Command View EVAPerfがパスワード保護されたアレイにアクセスできるようにするには、以下の手 順に従ってください。 1. コマンド ウィンドウを開きます。 HP Command View EVAPerfをインストールしたディレクトリに移動します。 次のコマンドを入力します。 evaperf spw array_WWN array_password ここで、各パラメータは次のとおりです。 • array_WWN は、アレイのWWNです。 • array_password は、アレイ コントローラのOCPまたはWebベースのOCPに入力したパ スワードです。 例: C:\evapmt>evaperf spw 5000–1FE1–5000–A9F0 RSGHSVxx Setting the password for array WWN: 5000–1FE1–5000–A9F0 Password set アレイのパスワードを確認するには、次のコマンドを入力します。 evaperf vpw パスワードは確認されてから、暗号化され arraypass. conf ファイルに追加されます。アレイ上でパス ワードが変更されていると、誤ったパスワードが入力される可能性があります(それ以外では、誤った パスワードが入力される可能性はありません)。
フレンドリ ネームの作成
アレイ、仮想ディスク、ホストなどのオブジェクトのWWNを「フレンドリ ネーム」と呼ばれるユーザーが理 解しやすい識別子と関連付けることができます。たとえば、WWNの5000-1FE1-5000-A9F0で識別され ているアレイを、「RSG14HSV1」で識別できます。この情報は、HP Command View EVAから取得できま す。また、HP Command View EVAPerfで使用することもできます。 注記: オブジェクト名は、ナビゲーション ツリーの同じルート ブランチのどこにも複製できません。たとえば、 仮想ディスクをmydisk001と命名する場合、タイプに関係なく、mydisk001という名前の別のオブジェ クトは同じルート ブランチに存在できません。
HP StorageWorks Command View EVAユーザー ガイド
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フレンドリ ネーム ホスト ファイルの作成
フレンドリ ネーム ホスト ファイルを作成するには、HP Command View EVAのインストール中に作成された アカウントのユーザー名とパスワードが必要です。 以下の手順を実行してください。 1. [. . . ]
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