ユーザーズガイド KYOSHO V-ONE III EVA XANAVI NISMO Z

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Mode d'emploi KYOSHO V-ONE III EVA XANAVI NISMO Z
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マニュアル抽象的: マニュアル KYOSHO V-ONE III EVA XANAVI NISMO Z

詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。

[. . . ] 10 第 2 章 アプリケーションの構造および一般的な導入方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . アプリケーションのアーキテクチャ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . アプリケーションの機能アルゴリズム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 一般的な導入方法. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] 配布ファイルのアーカイブを、サーバのファイルシステム内にある ディレクトリにコピーします。 以下のコマンドを使用して、アーカイブを解凍します。 # tar zxvf scm-smtpgw-linux-<version_number>. tar. gz アーカイブにはインストーラおよびアプリケーションファイルの ファイルツリーが含まれており、上記コマンドによってこれらが解 凍されます。 3. 以下のインストールスクリプトを実行します。 # cd <package_directory> # . /install. sh 2. コマンドを入力すると、アプリケーションは自動的にインストールされます。 Mandriva 2006 ディストリビューションでのアプリケーションセット アップ手順は、他の場合と多少異なります。これらシステムで正常に機 能させるため、いくつか追加作業を行う必要があります (第 9 章を参 照)。 3. 2. FreeBSD が稼働しているサーバへのイ ンストール FreeBSD OS が稼働しているサーバに Kaspersky Mail Gateway をインストー ルするための配布ファイルは、pkg パッケージとして提供されます。 Kaspersky Mail Gateway のインストール 23 Kaspersky Mail Gateway のインストールを pkg パッケージから開始 するには、 お使いの FreeBSD ディストリビューションのバージョンに 従って、コマンドラインで以下のように入力します。 # pkg_add scm-smtpgw-freebsd-4. x-<version_number>. tgz または: # pkg_add scm-smtpgw-freebsd-5. x-<version_number>. tgz または: # pkg_add scm-smtpgw-freebsd6. x-<version_number>. tgz コマンドを入力すると、アプリケーションは自動的にインストールされます。 Spamtest フィルタを FreeBSD 5. x および 6. x ディストリビューショ ンで正常に機能させるには、 作業カーネルの設定ファイル内に以下の行 が必要です。 options COMPAT_FREEBSD4 3. 3. インストール手順 インストールエラーは、さまざまな理由で発生します。エラーメッセー ジが表示された場合は、 コンピュータがハードウェア要件とソフトウェ ア要件を満たしていることを確認し (セクション 1. 3 を参照)、さらに システムへ root としてログインする必要があります。 サーバ上にアプリケーションをインストールするには、次の手順に従います。 手順1. システムの準備 このステージでは、アプリケーションのシステムグループとユーザアカウントが 作成されます。デフォルトのグループは kavusers、デフォルトのユーザアカウ 今後は、 このユーザアカウント (root ではなく) の下でア ントは kavuser です。 プリケーションが起動することでシステム保護が強化されます。 手順2. サーバ上の宛先ディレクトリへのアプリケーションファイル のコピー インストーラが、サーバ上にあるコピー先ディレクトリへ、アプリケーションフ ァイルのコピーを開始します。アプリケーションファイルがコピーされるディレ クトリの詳しい説明については、セクション A. 1 を参照してください。 アプリケーションを rpm パッケージからインストールした場合は、 24 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 ス ク リ プ ト postinstall. pl ( デ フ ォ ル ト で /opt/kav/5. 5/scmsmtpgw/setup/ ディレクトリに置かれています ) を実 行して以下の手順を行う必要があります。 手順3. インストール後のタスク インストール後の設定には、以下の手順があります。 • • smtpgw コンポーネントの設定 (セクション 3. 4 を参照) ライセンスキーのインストールと登録 インストールの時点でライセンスキーが手元にない場合 ( インターネッ ト経由でアプリケーションを購入したがライセンスキーをまだ受け取っ ていない場合など) は、インストール後に初めて使用するときに、アプリ ケーションをアクティブにすることができます。詳細については、セクシ ョン 5. 6 を参照してください。ライセンスキーがインストールされてい ないと、インストールプロセス中に、アンチウイルスデータベースおよび コンテンツフィルトレーションデータベースをアップデートできず、 smtpgw コンポーネントを起動できないのでご注意ください。キーのイン ストール後に手動で行う必要があります。 keepup2date コンポーネントの設定。 アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルタリングデータ ベースのインストール (アップデート)。 アプリケーション使用の前に、アンチウイルスデータベースおよびコン テンツフィルトレーションデータベースをインストールする必要があ ります。ウイルスの検知と除去は、その時点でわかっているウイルスの 説明とそれらウイルスの除去方法が含まれるアンチウイルスデータ ベースのレコードを使用して行われます。アンチウイルススキャンおよ びメールメッセージの処理は、アンチウイルスデータベースがないと実 行できません。 このアプリケーションは、スパム検知 (メッセージコンテンツおよび添 付ファイルの分析を使用した迷惑メールの兆候の特定) にコンテンツ フィルトレーションデータベースを採用しています。 • Webmin モジュールのインストール。 アプリケーションリモート管理用の Webmin モジュールは、Webmin ア プリケーションがデフォルトディレクトリ内に置かれている場合に限り、 正しくインストールすることができます。 モジュールのインストール後に、 • • Kaspersky Mail Gateway のインストール 25 このアプリケーションを作業するための設定方法に関する詳細手順が知 らされます。 • smtpgw コンポーネントの起動。 インストール後に Kaspersky Mail Gateway が要求どおりに機能開始 しなかった場合は、設定内容を確認します。特に、メールトラフィック 受信用に指定したポート番号に注意してください。また、アプリケーシ ョンログファイルも確認します。 これらの手順を完了すると、インストール手順の終了後すぐに、関連のメッセー ジがサーバコンソール上に表示されます。 3. 4. アプリケーションの設定 ファイルがサーバにコピーされるとすぐに、システム設定プロセスが開始します。 使用するパッケージマネージャに基づいて、設定プロセスが自動的に開始される か (パッケージマネージャが rpm などの対話型スクリプトの使用を許可しない 場合 ) 、管理者によるいくつかの追加作業が必要となります。全ての設定は、 /etc/kav/5. 5/scm-smtpgw/ ディレクトリ 内にデフ ォルト インストー ルされた smtpgw. conf ファイルに保管されます。 サーバにファイル rpm インストールパッケージを使用している場合は、 がコピーされた後、以下のコマンドを入力して設定を開始します。 # /opt/kav/5. 5/scm-smtpgw/setup/postinstall. pl 設定手順には、以下のタスクがあります。 • DSN および通知の作成時に SMTP コマンド内でアプリケーションの識 別に使用されるサーバ名の設定 (管理者が行う。 smtpgw. conf 設定ファ イルの [smtpgw. network] セクション、Hostname パラメータ)。パラ メータ値として、サーバの完全ドメイン名を指定する必要があります。 以下の作業に使用されるドメイン名の設定。 o Postmaster アドレスを割り当てる ([smtpgw. network] セク ション、Postmaster パラメータ)。 送信者の通知返信用アドレスを割り当てる ([smtpgw. policy] セクション、NotifyFromAdress パラメータ)。 管理者のアドレスを定義する ([smtpgw. policy] セクション、 AdminNotifyAddress パラメータ)。 • o o 26 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 o • このドメインへの着信メールを許可する ([smtpgw. options] セクション、RelayRule パラメータ)。 着信メールトラフィックを待機するインターフェースとポートの定義 ([smtpgw. network] セクション、ListenOn パラメータ)。ポート名と IP アドレスを、<x. x. x. x:z> の形式で入力します。 x. x. x. x は IP アドレス、z はポート番号です。 ロ ー カ ル ネ ッ ト ワ ー ク ID の 指 定 ([smtpgw. access] セ ク シ ョ ン 、 RelayRule パラメータ)。この値は、メッセージ送付と処理のルールを割 り当てるために使用されます。たとえば、メール処理に関する組織固有の ルール、 または特定ドメインから来たメールメッセージのブロックに関す るルールなどです。次の形式を使用して、値を指定します。<x. x. x. x>、 <x. x. x. x/y. y. y. y>、または <x. x. x. x/y> x. x. x. x は IP アドレス、y. y. y. y または y はサブネットマスクです。 すべての処理済みメッセージの転送先となるサーバの指定 (必要な場合。 ホスト名を、 [smtpgw. forward] セクション、 ForwardRoute パラメータ)。 <x. x. x. x:z> の形式で入力します。 x. x. x. x は IP アドレス、z はポート番号です。 プロキシサーバ名の指定 ([updater. options] セクション、ProxyAddress パラメータ)。このオプションは、プロキシサーバを介してインターネッ トに接続するコンピュータに必要です。 ア AV モジュールおよび Spamtest フィルタの動作を微調整するための、 プリケーション設定ファイルの変更 (オプション)。 • • • • 上記の手順をすべて正しく完了すると、アプリケーションが作業を開始するのに 必要な設定すべてが設定ファイルに揃います。 システムのインストールと設定が終了したら、Kaspersky Mail Gateway の設定をチェックし、パフォーマンスをテストすることをお勧めしま す。詳細については、第 7 章を参照してください。 3. 5. Kaspersky Mail Gateway を管理する Webmin モジュールのインストール Kaspersky Mail Gateway の動作は、Webmin を使用して Web ブラウザ経由で リモート管理することができます。 こ Webmin は、Linux/Unix システムの管理を簡単なものにするプログラムです。 Kaspersky Mail Gateway のインストール 27 のソフトウェアはモジュール構造に基づいており、新規モジュールの接続とカス タムモジュールの開発をサポートしています。 Webmin に関する追加情報の入手 と、ディストリビューションパッケージのダウンロードは、公式のプログラム Web ページ (www. webmin. com) から行うことができます。 Kaspersky Mail Gateway の配布パッケージには、Webmin モジュールが含まれ ています。 Webmin モジュールへの接続は、既に Webmin がインストールされ ている場合はインストール後のアプリケーション設定時に行うか、または Webmin インストール後の任意の時期に行うことができます。 これ以降では、 Webmin モジュールに接続して Kaspersky Mail Gateway を管理 できるようにするために必要な手順を詳しく説明します。 インストール手続 Webmin のインストールでデフォルト設定を使用した場合は、 きの終了後すぐに HTTP/HTTPS を使用してポート 10000 に接続し、Web ブ ラウザからこのプログラムにアクセスすることができます。 Webmin モジュールをインストールして Kaspersky Mail Gateway を 管理できるようにするには、以下の手順を実行します。 1. Webmin 管 理 者 の 権 限 を 使 用 し て 、 Web ブ ラ ウ ザ を 使 っ て Webmin にアクセスします。 プログラムメニューの [Webmin Configuration] タブを選択し、 [Webmin Modules] セクションに進みます。 [From Local File option in the Install Module] セクションを選択 し、 をクリックします (図 4 を参照)。 2. 3. 図 4. [Install Module] セクション 4. 製品の Webmin モジュールへのパスを入力し、 [OK] をクリックし ます。 Webmin モジュールは、/opt/kav/5. 5/scm-smtpgw/setup/ ディレクトリ (Linux デ ィ ス ト リ ビ ュ ー シ ョ ン ) ま た は /usr/local/share/kav/5. 5/scm-smtpgw/setup ディレクトリ (FreeBS デ 28 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 ィストリビューション) にデフォルトインストールされた scm-smtpgw. wbm ファイル内にあります。 Webmin モジュールが正常にインストールされると、そのことを知らせるメッ セージが画面に表示されます。 [Others] タブのアイコン ( 図 5 を参照 ) をクリックすると、 Kaspersky Mail Gateway の設定にアクセスすることができます。 図 5. アンチウイルスデータベースおよびコン テンツフィルトレーションデータベー スのアップデート コンテンツフィルトレーションデータベースは、スパムフィルタリング (メッ セージコンテンツおよび添付ファイルの分析を使用した迷惑メールの特定) に使 用されます。 アンチウイルスデータベースは、感染オブジェクトのスキャンおよび感染除去に 使用されます。データベースには、現在知られている全ウイルスの説明と、これ らウイルスの影響を受けたオブジェクトの感染を除去するためのメソッドが含 まれています。 keepup2date コンポーネントは、ソ フトウェ アアッ プ デートを 行うために Kaspersky Mail Gateway に組み込まれています。アップデートは、以下のカス ペルスキーラブスのアップデートサーバから取得されます。 http://downloads1. kaspersky-labs. com/ http://downloads2. kaspersky-labs. com/ ftp://downloads1. kaspersky-labs. com/ など。 インストールパッケージに含まれる updcfg. xml ファイルには、利用可能なアッ プデートサーバすべての URL が一覧となっています。 プロキシサーバを介した接続に対する keepup2date コンポーネントは、 基本認証をサポートしています。 アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルトレーションデータベー スをアップデートするために、 keepup2date コンポーネントはアップデートサー バリストからアドレスを選択し、そのサーバからアップデートのダウンロードを 試みます。そのサーバが利用できない場合は、別のサーバに接続し、アップデー トのダウンロードを試みます。 コンテンツフィルトレーションデータベースのアップデートは、20 分おきに、 カスペルスキーラブスのアップデートサーバから入手可能 になります。アンチウイルスデータベースのアップデートは、1 時間 おきに、 カスペルスキーラブスのアップデートサーバから入手可能に なります。 アップデートサーバに接続すると、keepup2date は、入手可能なアップデートを 特定してダウンロードします。 20 分おきにデータベースをアップデートするように keepup2date コ ンポーネントを設定することを、強くお勧めします。 アップデートに成功すると、 設定ファイルの [updater. options] セクション内に アンチウイルス保護とスパムフィルトレーション 43 ある PostUpdateCmd パラメータの値として指定されたコマンドが実行されま す。 デフォルトでは、 このコマンドはアプリケーションを自動的に再起動します。 アップデートされたデータベースをアプリケーションに使用させるには、再起動 が必要です。このパラメータを不正に変更すると、アプリケーションがアップ デート済みデータベースを使用できなくなるか、誤動作の原因となる可能性があ ります。 keepup2date コ ン ポ ー ネ ン ト の 設 定 は す べ て 、 設 定 フ ァ イ ル の [updater. *] セクションに保管されます。 Kaspersky Mail Gateway を使用するためのライセンスを購入してあり、メール トラフィックのアンチウイルススキャンだけが許可されている場合は、コンテン ツフィルトレーションデータベース用アップデートのダウンロードを無効にす ることができます。そのように設定するには、[updater. options] セクション内 の UpdateBases パラメータに av という値を割り当てます。 [updater. options] UpdateBases=av ネットワークが複雑な構造となっている場合は、カスペルスキーラブスのアップ デートサーバから 20 分おきにアップデートをダウンロードし、これをネット ワークディレクトリに置くことをお勧めします。ネットワーク接続しているその 他コンピュータを継続的にアップデートするには、このディレクトリからアップ デートをコピーするようにローカルコンピュータを設定します。このアップデー トシナリオの実施方法詳細については、セクション 5. 1. 3 を参照してください。 アップデートプロセスは、cron ユーティリティを使用して自動的に実行するよ うにスケジューリングするか (セクション 5. 1. 1 を参照)、 またはコマンドライン から手動で実行することができます (セクション 5. 1. 2 を参照)。keepup2date コンポーネントの起動には、root 権限が必要です。 5. 1. 1. アンチウイルスデータベースおよびコンテンツ フィルトレーションデータベースの自動アッ プデート アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルトレーションデータベー スの定期的な自動アップデートを、cron ユーティリティを使用してスケジュー リングすることができます。 タスク : アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルト レーションデータベースを 20 分おきに自動アップデートするよう に、 アプリケーションを設定する。 アップデートサーバは、 updcfg. xml 44 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 ファイルからデフォルトで選択されます。 このコンポーネントの動作 で発生したエラーだけを、システム ログに記録してください。すべ てのタスク開始に関する一般ログを保持しておきます。 コンソールに は情報を出力しないでください。 解決法: 上記のタスクを実行するには、以下の手順を実行します。 1. アプリケーション設定ファイルで、以下のパラメータに対して以 下の値を指定します。 [updater. options] KeepSilent=true [updater. report] Append=true ReportLevel=1 2. root ユーザ (またはその他特権ユーザ) に対して以下の文字列を 入力することで、cron プロセス (crontab -e) のルールを設定す るファイルを編集します。以下の行を追加します。 Linux の場合: */20 * * * * /opt/kav/5. 5/scm smtpgw/bin/keepup2date FreeBSD の場合: */20 * * * * /usr/local/share/kav/5. 5/scm smtpgw/bin/keepup2date 5. 1. 2. アンチウイルスデータベースおよびコンテンツ フィルトレーションデータベースの手動アッ プデート アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルトレーションデータベー スのアップデートを、コマンドラインからいつでも開始することができます。 タスク : アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルト レーションデータベースのアップデートを開始し、 アップデート結果 を /tmp/updatesreport. log ファイルに保存する。 解決法: タスクを達成するには、root (またはその他特権ユーザ) とし てログインし、コマンドラインで以下のように入力します。 アンチウイルス保護とスパムフィルトレーション 45 # keepup2date . l /tmp/updatesreport. log アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルトレーションデータベー スを複数のサーバでアップデートする必要がある場合は、アップデートをいった んアップデートサーバにダウンロードしてから共有ディレクトリに保存し、その ディレクトリを Kaspersky Mail Gateway が稼働する各サーバのファイルシス テム内にあるディレクトリにマウントしたほうが便利です。その後、このマウン ト済みディレクトリをアップデート元として最初に指定してあるアップデート スクリプトを実行します。アップデート用共有ディレクトリの作成に関する詳細 については、セクション 5. 1. 3 を参照してください。 タスク : アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルト レーションデータベースのアップデートを、ローカルの このディレクトリ /home/kavuser/bases ディレクトリから開始する。 にアクセスできない場合またはディレクトリが空白である場合は、 カ スペルスキーラブスのアップデートサーバからデータベースをアッ プデートしてください。結果は、/tmp/updatesreport. log ファイルに 保存します。 解決法: 上記のタスクを実行するには、以下の手順を実行します。 1. アンチウイルスデータベースに対するアップデートを含む共有 ディレクトリを、 local /home/kavuser/bases ディレクトリにマウ ントします。 アプリケーション設定ファイルで、以下のパラメータに対して以 下の値を指定します。 [updater. options] UpdateServerUrl=/home/kavuser/bases UseUpdateServerUrl=true UseUpdateServerUrlOnly=false コマンドラインで、以下のように入力します。 # keepup2date . l /tmp/updatesreport. log 2. 3. これらのタスクまたは同様のタスクは、 Webmin リモート管理モジュー ルを使ってリモートから行うことができます。 46 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 5. 1. 3. データベースアップデートの保管と共有に使用 する共有ディレクトリの作成 アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルトレーションデータベー スを共有ディレクトリからローカルコンピュータへ正しくアップデートするに は、カスペルスキーラブスのアップデートサーバにあるのと同様のファイル構造 をディレクトリ内に再現する必要があります。このタスクについて、詳しく説明 します。 タスク: 共有のローカルディレクトリを作成する。ローカルコンピ ュータは、アンチウイルスデータベースおよびコンテンツフィルト レーションデータベースをアップデートする場合のアップデート元 として、このディレクトリを使用します。 解決法: タスクを達成するには、root (またはその他特権ユーザ) とし てログインし、以下の手順を実行します。 1. ローカルディレクトリを作成します。 keepup2date コンポーネントを以下のように実行します。 # keepup2date . u <rdir> <rdir> は、作成したディレクトリへのフルパスです。 そのディレクトリに対する読み取りアクセス権を、ネットワーク 上のローカルコンピュータに与えます。 3. 5. 2. スパムフィルトレーション このセクションでは、スパムフィルタリングに関連するアプリケーション機能を 紹介するサンプルタスクを説明します。この例では、アプリケーションで採用さ れている主なスパム対抗メカニズム、特に以下のメカニズムについて説明します。 • • 特別なラベルを Subject ヘッダに追加することによる、スパムまたはス パムの可能性があるとみなされたメッセージのマーキング。 Keywords ヘッダを使用した、スパムまたはスパムの可能性があるとみな されたメッセージのマーキング。 対応するディレクトリにラベル付きメッセージを転送するように、 アンチウイルス保護とスパムフィルトレーション 47 メールクライアントを設定することができます。 • • スパムまたはスパムの可能性があるとみなされたメッセージの送付のブ ロック。 スパムまたはスパムの可能性があるとみなされたメッセージの、 隔離ディ レクトリへの保存。 5. 2. 1. スパムを含むメッセージのマーキング タスク: • • スパムをフィルタリングする。フィルタリング強度には Standard を指定してください。 managers グループ内のユーザに対するスパムまたはスパム の可能性があるとみなされたメッセージの、 Keywords ヘッダ を変更する。 その他ユーザに対するスパムまたはスパムの可能性があると みなされたメッセージの、Subject ヘッダを変更する。 • 解決法: 上記のタスクを実行するには、以下の手順を実行します。 1. フィルタリング強度を指定します。設定するには、設定ファイル の [smtpgw. antispam] セクションに以下のパラメータ値を指 定します。 SpamDetection=standard このセク [smtpgw. group:managers] セクションを作成します。 ションは、 managers グループに含まれるユーザに対するメール の処理に関するルールを定義します。 [smtpgw. group:managers] Recipients=*@managers. mycompany. com CheckSpam=true ActionSpam=keywords その他ユーザに対するメール処理ルールは、 [smtpgw. policy] セ クションで定義されます。 [smtpgw. policy] CheckSpam=true 2. 48 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 ActionSpam=subject 5. 2. 2. [. . . ] localpartN@my. domain 設定ファイル内の RelayRule パラメータに、以下の値を割り当 てます。 [smtpgw. access] RelayRule=allow from any to file:<absolute file path>/my-recipients. list RelayRule=deny from any to * それらアドレスに関する着信メールと発信メールの両方の転送 を有効にする場合は、以下のように指定します。 [smtpgw. access] RelayRule=allow from any to file:<absolute file path>/my-recipients. list RelayRule=allow from file:<absolute file path>/my-recipients. list to * 2. 製品の追加情報 121 RelayRule=deny from any to * および共通パラメータを含む [path] セクシ [updater. *] セクション、 ョンと [locale] セクションで指定されているパラメータの定義に は、外部ファイルを使用できません。 外部設定ファイル Webmin モジュールを介したリモート制御の場合、 の使用はサポートされておらず、使用するとアプリケーションの誤動 作を引き起こす可能性があります。 A. 4. smtpgw コンポーネントのコントロール シグナル 以下の特別なコントロールシグナルを使用して、アプリケーションを操作するこ とができます。 TERM アプリケーションを停止します。 QUIT INT HUP アプリケーションを再開して設定ファイルを再ロードし、 新しい設定を 有効にします。 A. 5. 制御ファイル 特別な制御ファイルを作成することでアプリケーションを管理 Linux/Unix では、 することができます。 . c_stats アプリケーションのステータス統計値を表示します。 . c_recv_on Receiver モジュールを起動します。 . c_recv_off Receiver モジュールを停止します。 . c_avir_on スキャニングモジュールを起動します。 . c_avir_off スキャニングモジュールを停止します。 . c_send_on Sender モジュールを起動します。 . c_send_off Sender モジュールを停止します。 . c_db_reload アプリケーションを再起動してアンチウイルスデータベースを 再ロードします。 動作を開始するには、[smtpgw. path] セクション内の ControlPath パラメータ 122 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 の値として指定されたディレクトリ内に、対応する名前を持つファイルを作成し ます。アプリケーションは既知の制御ファイルに関してこのディレクトリを定期 的にチェックし、ファイルの対応するコマンドを実行してから、そのファイルを 削除します。 A. 6. アプリケーション統計値 制 御 ス ク リ プ ト の stats コ マ ン ド ( セ ク シ ョ ン 6. 8 を 参 照 ) に 従 っ て 、 [smtpgw. options] セクションの StatFilename オプションで指定されたテキ ストファイルに、パフォーマンス統計値 (アプリケーションが起動した瞬間から 現時点まで) が記録されます。 このテキストファイルには、一連の行が以下の形式で含まれています。 parameter_name=parameter_value 以下の表では、アプリケーションステータスパラメータの名前と値について説明 します。 パラメータ名 パラメータ値 time_initialized サーバ初期化の時刻。 time_processing サーバ動作の時間 (秒単位)。 time_processing サーバ動作の時間 (秒単位)。 mta_received_bytes サーバが初期化以降に正常に受信したバイトの数。 mta_received_recipients サーバが初期化以降に正常に受信した着信メッセージの受信者の数。 mta_sent_messages サーバが初期化以降に正常に送信した発信メッセージの数。 mta_sent_bytes サーバが初期化以降に正常に送信したバイトの数。 mta_sent_recipients サーバが初期化以降に正常に送信した発信メッセージの受信者数。 mta_stored_messages_current 待ち行列入りしているメッセージの数 (レポート生成時点)。 mta_incoming_connections_total サーバ初期化以降にサーバに対して確立された着信接続の数。 mta_incoming_connections_current 製品の追加情報 123 レポート生成時点で、サーバに対して確立された着信接続の数。 mta_incoming_connections_maximum サーバ初期化以降のサーバに対する着信接続の最大数。 mta_incoming_connection_errors サーバ初期化以降の着信接続失敗の数。 mta_incoming_connections_refused_total サーバ初期化以降の、サーバに対する着信接続拒否の総数。 mta_incoming_connections_refused_for_relaying サーバ初期化以降に、中継ルールに基づいてサーバによって拒否された着信接続 の総数。 mta_incoming_connections_refused_for_connections_limit サーバ初期化以降に、同時着信接続数の制限が原因でサーバによって拒否された 着信接続の総数。 mta_incoming_connections_refused_for_connections_per_ip_limit サーバ初期化以降に、1 つの IP アドレスからの同時着信接続数の制限が原因で サーバによって拒否された着信接続の総数。 mta_outgoing_connections_total サーバ初期化以降の、サーバからの発信接続の数。 mta_outgoing_connections_current レポート生成時点での、同時発信接続の数。 mta_outgoing_connections_maximum サーバ初期化以降の、サーバからの発信接続の最大数。 mta_outgoing_connection_errors サーバ初期化以降の発信接続失敗の数。 mta_outgoing_connections_failed_total サーバ初期化以降の、サーバからの発信接続拒否の総数。 mta_routing_queries_total サーバ初期化以降のルーティングクエリの総数。 mta_receivings_refused_total サーバ初期化以降の、サーバによって拒否された着信接続の総数。 mta_receivings_refused_for_message_size_limit サーバ起動以降に、メッセージサイズが原因でサーバによって拒否された着信接 続の総数。 mta_receivings_refused_for_session_size_limit サーバ初期化以降に、セッションサイズの制限が原因でサーバによって拒否され た着信接続の数。 mta_receivings_refused_for_hops_limit サーバ初期化以降に、ホップ数の制限が原因でサーバによって拒否された着信メ ッセージの総数。 mta_receivings_refused_for_messages_per_session_limit 124 Kaspersky® Mail Gateway 5. 5 サーバ初期化以降に、セッションあたりのメッセージ数の制限が原因でサーバに よって拒否された着信メッセージの総数。 mta_sendings_failed_total サーバ初期化以降に拒否された発信メッセージの総数。 mta_sendings_failed_for_message_size_limit サーバ初期化以降に、サイズ制限が原因で拒否された発信メッセージの数。 mta_sendings_failed_for_8bitmime サーバ初期化以降に、リモートサーバが 8BITMIME SMTP プロトコル拡張をサ ポートしないことが原因で拒否された発信メッセージの数。 mta_malformed_messages サーバ初期化以降に受信した不正な形式の着信メッセージの数。 mta_dsn_generated サーバ初期化以降に生成された DSN メッセージの数。 antispam_checked_messages_total サーバ初期化以降に、スパムであるかどうかテストされたメッセージの総数。 antispam_checked_messages_spam サーバ初期化以降に、スパムであるとみなされたメッセージの総数。 antispam_checked_messages_probable_spam サーバ初期化以降に、スパムの可能性があるとみなされたメッセージの総数。 antispam_checked_messages_blocked サーバ初期化以降に、スパムフィルトレーションの結果ブロックされたメッセー ジの総数。 antispam_checking_sessions_current レポート生成時点のスパムフィルタリングセッションの数。 antispam_checking_sessions_maximum サーバ初期化以降のスパムフィルタリングセッションの最大数。 antiviral_checking_sessions_current レポート生成時点のアンチウイルスセッションの数。 antiviral_checking_sessions_maximum サーバ初期化以降のアンチウイルススキャンセッションの最大数。 antiviral_checked_objects_total サーバ初期化以降に、ウイルスがないかどうかチェックされたオブジェクトの総 数。 antiviral_checked_objects_infected サーバ初期化以降に、回復に失敗した感染オブジェクトの数。 antiviral_checked_objects_disinfected サーバ初期化以降に感染除去されたオブジェクトの数。 antiviral_checked_objects_suspicious サーバ初期化以降に検知された、感染が疑われるオブジェクトの数。 antiviral_checked_objects_protected 製品の追加情報 125 サーバ初期化以降に、アンチウイルススキャン対象とならなかった保護されたオ ブジェクトの数。 antiviral_checked_objects_filtered サーバ初期化以降にフィルタリングされたオブジェクトの数。 antiviral_checked_objects_error サーバ初期化以降の、スキャンエラーが発生したオブジェクトの数。 antiviral_checked_messages_total サーバ初期化以降に、ウイルスがないかどうかチェックされたメールメッセージ の総数。 antiviral_checked_messages_blocked サーバ初期化以降、アンチウイルススキャン後にブロックされたメッセージの総 数。 antiviral_checked_messages_modified サーバ初期化以降、アンチウイルススキャン後に変更されたメッセージの数。 antiviral_notifications_generated_for_sender サーバ初期化以降に生成された、送信者への通知の数。 antiviral_notifications_generated_for_recipients サーバ初期化以降に生成された、受信者への通知の数。 antiviral_notifications_generated_for_admin サーバ初期化以降に生成された、管理者への通知の数。 task_sender_module_running Sender モジュールのステータス: 0 - 停止、1 - 稼働中。 task_receiver_ module_running Receive モジュールのステータス: 0 - 停止、1 - 稼働中。 task_scanning_module_running スキャニングモジュールのステータス: 0 - 停止、1 - 稼働中。 A. 7. 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