ユーザーズガイド MCAFEE VIRUSSCAN PLUS 2009

[. . . ] ユーザガイド i 目次 概要 3 McAfee SecurityCenter (マカフィー・セキュリティーセンター) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 McAfee SecurityCenter を使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 McAfee SecurityCenter の更新 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 保護の問題を修復または無視 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] タスクバーの通知領域で、[スキャン完了] アイコンをダブルクリックします。 2. [フルスキャン]、[簡易スキャン]、[カスタムス キャン]、[手動スキャン] パネルそれぞれにあ る [詳細] をクリックします。 タスクバーの通知領域に表示される [スキャン 完了] アイコンをダブルクリックし、[フルスキャ ン]、[簡易スキャン]、[カスタムスキャン]、[手動 スキャン] の各パネルにある [スキャン] で最 新のスキャンの詳細を表示します。 最新のスキャンの詳細を 表示 39 第 10 章 スキャン結果を使用 スキャンの実行中に脅威が検出されると、脅威の種類に応じて自動的 に脅威が処理されます。たとえば、McAfee VirusScan によって、コン ピュータ上でウイルス、トロイの木馬またはトラッキング Cookie が検 出されると、感染ファイルの駆除が試行されます。McAfee VirusScan は常にファイルを隔離してから、感染ファイルを駆除します。駆除されな い場合、感染ファイルは隔離されます。 セキュリティの脅威によっては、McAfee VirusScan では正常にファイ ルの駆除または隔離ができない場合があります。この場合、McAfee VirusScan から脅威の取り扱いを決定するよう促されます。脅威の種 類に応じてさまざまなアクションを選択できます。たとえば、ウイルスが ファイル内で検出され、McAfee VirusScan ではそのファイルを正常に 駆除または隔離できない場合、そのファイルへの以降のアクセスは拒 否されます。トラッキング Cookie が検出され、McAfee VirusScan で はその Cookie を正常に駆除または隔離できない場合、削除するか 信頼するかを決定できます。怪しいプログラムが検出され、McAfee VirusScan では自動的に対応されない場合、そのプログラムを隔離す るか、信頼するかを決定する必要があります。 McAfee VirusScan によって隔離されるときは、その項目を暗号化し、 ファイル、プログラムまたは Cookie がコンピュータに被害を及ぼさな いようフォルダに隔離されます。隔離された項目は復元または削除でき ます。システムに影響を与えずに隔離された Cookie を削除できること がほとんどですが、任意で使用されているプログラムが隔離される場合 は、復元を検討してください。 このセクションの内容 ウイルスとトロイの木馬について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 怪しいプログラムについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40 隔離されたファイルについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40 隔離プログラムと Cookie について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41 ウイルスとトロイの木馬について McAfee VirusScan がコンピュータのファイルでウイルスまたはトロイ の木馬を検出した場合、ファイルの削除が試行されます。ファイルを駆 除できない場合は、ファイルの隔離が試行されます。ファイルの隔離に も失敗した場合、ファイルへのアクセスが拒否されます (リアルタイムス キャンの場合のみ)。 1 [スキャン結果] パネルを開きます。 40 McAfee VirusScan Plus アクセス方法 1. タスクバーの右の方で、［スキャン完了］アイコンをダブルク リックします。 2. ［手動スキャン］パネルの［スキャンの進捗状況］で、［結果を 表示］をクリックします。 2 [スキャン結果] リストで、[ウイルスとトロイの木馬] をクリックします。 注: McAfee VirusScan によって隔離されたファイルを使用するには、 40 ページの「隔離されたファイルについて」を参照してください。 怪しいプログラムについて コンピュータ上で McAfee VirusScan が怪しいプログラムを検出した 場合、そのプログラムを削除または信頼することができます。不明なプ ログラムの場合は、削除することをお勧めします。怪しいプログラムの 削除とは、実際にシステム内でプログラムが削除されることとは異なり ます。また、隔離されたプログラムを削除しても、コンピュータやファイル に被害を及ぼすことはありません。 1 [スキャン結果] パネルを開きます。 アクセス方法 1. タスクバーの右の方で、［スキャン完了］アイコンをダブルク リックします。 2. ［手動スキャン］パネルの［スキャンの進捗状況］で、［結果を 表示］をクリックします。 2 3 4 5 [スキャン結果] リストで、[怪しいプログラム] をクリックします。 怪しいプログラムを選択します。 [オプションの選択] で、[削除] または [信頼] のいずれかをクリッ クします。 選択したオプションを確認します。 隔離されたファイルについて McAfee VirusScan によって、感染したファイルが隔離される場合、項 目は暗号化され、ファイルがコンピュータに被害を及ぼさないようにフォ ルダに移動されます。 隔離されたファイルは復元または削除できます。 1 ［隔離ファイル］パネルを開きます。 アクセス方法 第 10 章 スキャン結果を使用 41 1. 左ペインで［詳細メニュー］をクリックします。 2. ［復元］をクリックします。 3. ［ファイル］をクリックします。 2 3 隔離されたファイルを選択します。 次のいずれかの操作を実行します。 ƒ ƒ 4 感染したファイルを修復して、コンピュータ上の元の場所に戻す には、［復元］をクリックします。 感染したファイルをコンピュータから削除するには、［削除］をク リックします。 ［はい］をクリックして、選択したオプションを確認します。 ヒント:複数のファイルを同時に復元または削除できます。 隔離プログラムと Cookie について McAfee VirusScan によって、怪しいプログラムやトラッキング Cookie が隔離される場合、項目は暗号化され、プログラムまたは Cookie がコ ンピュータに被害を及ぼさないよう保護されたフォルダに移動されます。 1 ［隔離プログラム］と［トラッキング Cookie］パネルを開きます。 アクセス方法 1. 左ペインで［詳細メニュー］をクリックします。 2. ［復元］をクリックします。 3. ［プログラムと Cookie］をクリックします。 2 3 隔離されたプログラムまたは Cookie を選択します。 次のいずれかの操作を実行します。 ƒ ƒ 4 感染したファイルを修復して、コンピュータ上の元の場所に戻す には、［復元］をクリックします。 感染したファイルをコンピュータから削除するには、［削除］をク リックします。 処理を確定するには［はい］をクリックしてください。 ヒント:複数のプログラムと Cookie を同時に復元または削除できます。 42 McAfee VirusScan Plus スキャンの種類 McAfee VirusScan では、リアルタイムスキャン (リアルタイム (常時) にパソコンを脅威のアクティビティから監視します)、Windows Explorer からの手動スキャンなどのウイルス対策用の完全なスキャンオプション のセットを提供し、McAfee SecurityCenter からフルスキャン、簡易ス キャン、カスタムスキャンを実行する機能、またはスケジュールスキャン が発生する場合、カスタマイズする機能を提供します。McAfee SecurityCenter でスキャンを実行すると、オンザフライでオプションの スキャンを変更できます。 リアルタイムスキャン: リアルタイムでのウイルス対策では、ウイルスのアクティビティを常時監 視し、ユーザまたはコンピュータがアクセスするたびにファイルをスキャ ンします。最新の脅威に対して常に保護された状態を維持するために は、リアルタイムのウイルス対策を有効にし、さらに包括的な手動ス キャンもスケジュール設定します。 リアルタイムスキャンの標準設定のオプションを設定できます。オプショ ンには、未知のウイルスのスキャンや、トラッキング Cookie および ネットワークドライブの脅威のチェックがあります。また、バッファオー バーフロー保護も利用できます。これはデフォルトで有効となっていま すが、Windows Vista (64 ビット) を使用している場合は利用できませ ん。詳細については、50 ページの「リアルタイムスキャンオプションの 設定」を参照してください。 簡易スキャン 簡易スキャンでは、処理中の脅威のアクティビティ、重要な Windows ファイル、およびコンピュータ上のその他の感染する可能性が高い領域 をチェックできます。 フルスキャン フルスキャンでは、コンピュータ内に存在するウイルス、スパイウェア、 およびその他の脅威に対してコンピュータ全体をチェックできます。 カスタムスキャン カスタムスキャンでは、ユーザ自身がスキャン設定を選択して、コン ピュータ上の脅威のアクティビティをチェックできます。カスタムスキャン のオプションには、すべてのファイル、アーカイブファイル、および Cookie のチェックに加え、未知のウイルス、スパイウェア、およびステ ルスプログラムのスキャンができます。 第 10 章 スキャン結果を使用 43 カスタムスキャンの標準設定のオプションを設定できます。オプションに は、未知のウイルス、アーカイブファイル、スパイウェア、および潜在的 な脅威、トラッキング Cookie、およびステルスプログラムの各スキャン があります。また、最小限のコンピュータリソースを使用してスキャンす ることもできます。詳細については、52 ページの「カスタムスキャンオプ ションの設定」を参照してください。 手動スキャン 手動スキャンでは、Windows Explorer から処理中のファイル、フォル ダおよびドライブ内の脅威をすばやくチェックできます。 スケジュールスキャン スケジュールスキャンでは、週や日に数回など、コンピュータのウイル スや他の脅威をチェックできます。スケジュールスキャンは、標準設定 のスキャンオプションを使用して、コンピュータ全体を常にチェックします。 標準設定では、週 1 回のスキャンがスケジュール設定されています。 スキャン速度が遅い場合は、このオプションを無効にしてコンピュータリ ソースの使用を最小限に抑えることができます。ただしウイルス対策は ほかのタスクよりも優先度が高いことにご注意ください。詳細は、55 ページの「スキャンのスケジュール」を参照してください。 注: 適切なスキャンオプションを開始する方法は、34 ページの「パソコ ンをスキャン」を参照してください。 45 第 11 章 追加の保護の使用 リアルタイムでのウイルス対策に加えて、McAfee VirusScan には、ス クリプト、スパイウェア、危険性のある E メールやメッセンジャーの添 付ファイルに対する追加保護機能が用意されています。標準設定では、 スクリプトスキャン、スパイウェア、E メール、メッセンジャーの保護が有 効になっています。 スクリプトスキャンによる保護 スクリプトスキャンによる保護は、危険性のあるスクリプトを検出し、コン ピュータまたは Web ブラウザでの実行を回避します。ファイルの作成、 コピーまたは削除や、Windows のレジストリを開くようなスクリプトなど、 不審なスクリプトアクティビティを監視し、被害が発生する前に、アラート が表示されます。 スパイウェア対策 スパイウェア対策により、スパイウェア、アドウェアおよびその他の怪し いプログラムが検出されます。スパイウェアとは、コンピュータに知らな いうちにインストールされ、ユーザの動作を監視し、個人情報を収集し、 追加のソフトウェアをインストールしたり、ブラウザのアクティビティをリ ダイレクトするなど、コンピュータの制御を妨害するソフトウェアです。 E メール保護 E メール保護により、送信する E メールおよび添付ファイル内の不審 なアクティビティが検出されます。 メッセンジャーの保護 メッセンジャーの保護により、受信するメッセンジャーの添付ファイルか ら脅威が検出されます。また、メッセンジャープログラムでの個人情報 の共有を回避できます。 このセクションの内容 スクリプトスキャンによる保護の開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 スパイウェア対策の開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 E メール保護を開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 メッセンジャー保護を開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47 46 McAfee VirusScan Plus スクリプトスキャンによる保護の開始 スクリプトスキャンによる保護により、危険性のあるスクリプトが検出さ れ、コンピュータでの実行を回避できます。 スクリプトスキャンによる保 護により、スクリプトによりファイルが作成、コピーまたは削除されたり、 Windows のレジストリが変更されると、アラートが表示されます。 1 コンピュータとファイルの設定パネルを表示します。 アクセス方法 1. 左ペインで［詳細メニュー］をクリックします。 2. ［設定］をクリックします。 3. ［設定］パネルで［コンピュータとファイル］をクリックします。 2 ［スクリプトスキャンによる保護］で［オン］をクリックします。 注： スクリプトスキャンによる保護はいつでも無効化できますが、無効 にすると危険性のあるスクリプトに対する脆弱性からの保護を実行でき ません。 スパイウェア対策の開始 スパイウェア対策を有効化して、ユーザの知らない間に情報を収集して 伝送するスパイウェア、アドウェアおよびその他の怪しいプログラムを 検出し削除できます。 1 コンピュータとファイルの設定パネルを表示します。 アクセス方法 1. 左ペインで［詳細メニュー］をクリックします。 2. ［設定］をクリックします。 3. ［設定］パネルで［コンピュータとファイル］をクリックします。 2 ［スクリプトスキャンによる保護］で［オン］をクリックします。 注： スパイウェア対策はいつでも無効化できますが、無効にすると怪し いプログラムに対する脆弱性を保護できません。 E メール保護を開始 E メール保護を有効化して、E メールや添付ファイルの送信（SMTP)や 受信（POP3）に含まれる脅威やワームを検出します。 1 E メールとメッセンジャーの設定パネルを表示 アクセス方法 第 11 章 追加の保護の使用 47 1. 左ペインで［詳細メニュー］をクリックします。 2. ［設定］をクリックします。 3. ［設定］パネルで［E メールとメッセンジャー］をクリックします。 2 ［E メール保護］で［オン］をクリックします。 注： E メール保護はいつでも無効化できますが、無効にすると E メー ル脅威に対する脆弱性からの保護を実行できません。 メッセンジャー保護を開始 インスタントメッセージ保護を有効にして、受信するインスタントメッセー ジの添付ファイルに含まれるセキュリティ脅威を検出します。 1 E メールとメッセンジャーの設定パネルを表示 アクセス方法 1. 左ペインで［詳細メニュー］をクリックします。 2. [. . . ] ［Shredder］をクリックします。 2 3 ［オプションの選択］の下の［ファイルとフォルダを抹消］ペイン（ウイ ンドウ枠）で、［ファイルおよびフォルダの消去］をクリックします。 ［抹消のレベル］で、次の抹消のレベルのいずれかをクリックします。 ƒ ƒ ƒ 4 5 6 7 8 簡易: 選択したドライブの抹消を 1 回実行します。 厳重: 選択したドライブの抹消を 7 回実行します。 カスタム: 選択したドライブの抹消を 10 回実行します。 ［次へ］をクリックします。 ［ディスクの選択］リストで、抹消するドライブをクリックします。 ［次へ］をクリックし、確認するには［はい］をクリックします。 ［開始］をクリックします。 Shredder が終了したら、［終了］をクリックします。 注:Shredder がタスクを実行している間はどのファイルにもアクセスし ないでください。 139 第 28 章 McAfee Network Manager (マカ フィー・ネットワークマネージャ) McAfee Network Manager (マカフィー・ネットワークマネージャ) は、 ホームネットワーク内のコンピュータおよびその他のデバイスに関する 情報をグラフィカルに表示できます。McAfee Network Manager を使 用すると、ネットワーク上の管理された各コンピュータの保護の状態を 管理したり、管理されたコンピュータに存在する、セキュリティ上の脆弱 性をリモートで修復できます。McAfee Total Protection の機能である Network Manager でネットワークに接続しようとする侵入者 (ユーザ が認識または信頼していないコンピュータやデバイス) の監視も行いま す。 Network Manager の使用を開始する前に、いくつかの機能について 理解することができます。これらの機能の設定と使用方法に関する詳 細は、Network Manager のヘルプに書かれています。 注: McAfee SecurityCenter は、問題を検出するとただちに重要な問 題かどうかをレポートします。 保護の問題を診断する上で詳細情報が 必要な場合は、McAfee Virtual Technician を実行します。 このセクションの内容 McAfee Network Manager の機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 140 McAfee Network Manager のアイコンについて . . . . . . . . . . 141 管理されたネットワークをセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143 ネットワークをリモートで管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149 ネットワークの監視 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 155 140 McAfee VirusScan Plus McAfee Network Manager の機能 グラフィカルなネットワーク地図 ホームネットワーク上のコンピュータおよびデバイスに関する保護の状態 を簡単に把握できます。ネットワークに対して変更が行われると (たとえ ば、コンピュータの追加など)、その変更はネットワーク地図に反映されま す。ネットワーク地図を更新したり、ネットワークの名称を変更したり、ネット ワーク地図のコンポーネントを表示または非表示にして表示画面をカスタ マイズできます。また、ネットワーク地図のすべてのコンポーネントの詳細 を表示することもできます。 ホームネットワーク上のコンピュータの保護の状態を管理します。管理され たネットワークに参加するようほかのコンピュータを招待したり、管理され たコンピュータの保護の状態を監視したり、ネットワーク上のリモートコン ピュータから既知のセキュリティ上の脆弱性を修復できます。 リモート管理 ネットワークの監視 この機能を有効にすると、McAfee Network Manager によりネットワーク が監視され、友人または侵入者が接続する場合に通知されます。ネット ワークの監視は McAfee Total Protection を購入している場合のみ使用 できます。 第 28 章 McAfee Network Manager (マカフィー・ネットワークマネージャ) 141 McAfee Network Manager のアイコンについて 次の表に、McAfee Network Manager のネットワーク地図で通常使用 されるアイコンを示します。 アイコン 説明 オンラインの管理されたコンピュータを示します。 オフラインの管理されたコンピュータを示します。 McAfee SecurityCenter がインストールされている、 管理されていないコンピュータを示します。 オフラインの管理されていないコンピュータを示しま す。 McAfee SecurityCenter がインストールされていな い、オンラインのコンピュータまたは未知のネット ワークデバイスを示します。 McAfee SecurityCenter がインストールされていな い、オフラインのコンピュータまたはオフラインの未 知のネットワークデバイスを示します。 保護および接続されている該当項目を示します。 対応を必要とする該当項目を示します。 早急な対応を必要とする該当項目を示します。 家庭用のワイヤレスルータを示します。 標準の家庭用ルータを示します。 インターネットが接続されている状態を示します。 インターネットが切断されている状態を示します。 143 第 29 章 管理されたネットワークをセットアップ 管理されたネットワークをセットアップするには、ネットワークを信頼し (信頼していない場合)、メンバー (コンピュータ) をネットワークに追加 します。コンピュータをリモートで管理する前、またはネットワーク上の ほかのコンピュータをリモートで管理する権限を許可される前に、その コンピュータをネットワーク上の信頼するメンバーに設定する必要があ ります。ネットワークメンバーシップは、管理者権限のある既存のネット ワークメンバー (コンピュータ) により、新しいコンピュータに対して許可 されます。 たとえば、コンピュータの追加など、ネットワークに変更を加えた後でも、 ネットワーク地図に表示される項目に関連付けられている詳細が表示 されます。 このセクションの内容 ネットワーク地図を使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144 管理されたネットワークに参加 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146 144 McAfee VirusScan Plus ネットワーク地図を使用 コンピュータをネットワークに接続する場合は、McAfee Network Manager はネットワークを分析し、管理されたメンバーまたは管理され ていないメンバーの有無、ルータの属性、およびインターネットの状態 を確認します。メンバーが検出されない場合は、McAfee Network Manager は、現在接続されているコンピュータをネットワーク上の最初 のコンピュータと見なし、そのコンピュータを管理者権限のある管理され たメンバーであると認識します。標準設定では、ネットワーク名には、最 初にネットワークに接続した McAfee SecurityCenter がインストール 済みのコンピュータ名が含まれます。ただし、ネットワーク名はいつでも 変更できます。 ネットワークに対して変更を行った場合 (たとえば、コンピュータの追加 など) は、ネットワーク地図をカスタマイズできます。たとえば、ネット ワーク地図を更新したり、ネットワークの名称を変更したり、ネットワー ク地図の項目を表示または非表示にして表示画面をカスタマイズでき ます。また、ネットワーク地図に表示されているすべての項目に関する 詳細を表示することもできます。 ネットワーク地図にアクセス ネットワーク地図では、家庭のネットワーク上のコンピュータおよびデバ イスに関する情報をグラフィカルに表示できます。 ƒ 標準メニューまたは詳細メニューで、[ネットワークの管理] をクリッ クします。 注: McAfee Personal Firewall を使用していて、ネットワークをまだ 信頼していない場合は、最初にネットワーク地図にアクセスしたときネッ トワークを信頼するようメッセージが表示されます。 ネットワーク地図を更新 ネットワーク地図はいつでも更新できます (たとえば、管理されたネット ワークに別のコンピュータが追加された場合など)。 1 2 標準メニューまたは詳細メニューで、[ネットワークの管理] をクリッ クします。 [オプションの選択] の下の [ネットワーク地図を更新] をクリックし ます。 注: ネットワーク地図で項目が選択されていない場合に限り、[ネット ワーク地図を更新] リンクを使用できます。項目の選択を解除するには、 選択した項目をクリックするか、ネットワーク地図の空いている領域をク リックします。 第 29 章 管理されたネットワークをセットアップ 145 ネットワークの名称を変更 標準設定では、ネットワーク名には、最初にネットワークに接続した McAfee SecurityCenter がインストール済みのコンピュータ名が含ま れます。ほかの名称を使用する場合は、名称を変更できます。 1 2 3 4 標準メニューまたは詳細メニューで、[ネットワークの管理] をクリッ クします。 [オプションの選択] の下の [ネットワークの名称を変更] をクリック します。 [ネットワーク名] ボックスにネットワーク名を入力します。 [OK] をクリックします。 注: ネットワーク地図で項目が選択されていない場合に限り、[ネット ワークの名称を変更] リンクを使用できます。項目の選択を解除するに は、選択した項目をクリックするか、ネットワーク地図の空いている領域 をクリックします。 ネットワーク地図で項目を表示/非表示 標準設定では、ホームネットワーク上のコンピュータおよびデバイスは すべてネットワーク地図に表示されます。ただし、項目を非表示にした 場合でも、いつでも再び表示するように変更できます。非表示にできる のは、管理されていない項目のみです。管理されたコンピュータは非表 示にできません。 設定. . . 標準メニューまたは詳細メニューで、[ネットワーク の管理] をクリックしてから、次の操作を実行しま す。 ネットワーク地図の項目をクリックしてから、[オプ ションの選択] の下の [この項目を表示しない] を クリックします。確認のダイアログボックスで、[はい] をクリックします。 項目をネットワーク 地図に非表示 非表示の項目をネッ [オプションの選択] で [非表示の項目を表示] をク トワーク地図に表示 リックします。 項目の詳細を表示 ネットワーク地図の項目を選択すると、ネットワーク地図に表示されて いるすべての項目に関する詳細を表示することができます。この情報 には、項目名、保護の状態など、項目の管理に必要となる情報が含ま れます。 1 2 ネットワーク地図で項目のアイコンをクリックします。 [詳細] に、項目の詳細が表示されます。 146 McAfee VirusScan Plus 管理されたネットワークに参加 コンピュータをリモートで管理する前、またはネットワーク上の他のコン ピュータをリモートで管理する権限を得る前に、そのコンピュータをネッ トワーク上の信頼するメンバーに設定する必要があります。 ネットワー クメンバーシップは、管理者権限のある既存のネットワークメンバー（コ ンピュータ）により、新しいコンピュータに対して許可されます。 信頼す るコンピュータのみがネットワークに参加するようにするには、コン ピュータを許可するユーザとコンピュータを参加させるユーザが互いを 認証する必要があります。 コンピュータがネットワークに参加する際は、そのコンピュータのマカ フィーによる保護状態をネットワーク上の他のコンピュータに公開する よう要求されます。 保護の状態を他のコンピュータに公開することに同 意した場合、そのコンピュータはネットワークの管理されたメンバーとな ります。 保護の状態を他のコンピュータに公開することを拒否した場合、 そのコンピュータはネットワークの管理されていないメンバーとなります。 通常、ネットワーク上の管理されていないメンバーとは、他のネットワー ク機能（ファイルの送信またはプリンタの共有など）にアクセスするゲス トコンピュータとなります。 注: 他のマカフィー ネットワーク プログラム（McAfee EasyNetwork など）がインストールされている場合、ネットワークに参加すると、そのコ ンピュータはこれらのプログラムでも管理されたコンピュータとして認識 されます。 McAfee Network Manager のコンピュータに割り当てられ た権限レベルは、すべてのマカフィー ネットワーク プログラムに適用さ れます。 ほかのマカフィー ネットワーク プログラムで適用されるゲス ト、すべて、管理者の内容の詳細については各プログラムのユーザガ イドやヘルプを参照してください。 管理されたネットワークに参加 管理されたネットワークへの招待を受信すると、招待を受け入れるか拒 否するかを選択できます。また、ネットワーク上のその他のコンピュータ で、このコンピュータのセキュリティ設定を管理するかどうかも決定でき ます。 1 [管理されたネットワーク] ダイアログボックスで、[このネットワーク のすべてのコンピュータにセキュリティ設定の管理を許可] チェック ボックスが選択されているかどうか確認します。 [参加] をクリックします。 招待を受け入れると、2 枚のカードが表示されます。 表示されたカードが、ご使用のコンピュータを管理されたネットワー クに招待したコンピュータに表示されているカードと同じであることを 確認します。 [OK] をクリックします。 2 3 4 第 29 章 管理されたネットワークをセットアップ 147 注: ご使用のコンピュータを管理されたネットワークに招待したコン ピュータに表示されているカードが、セキュリティを確認するダイアログ ボックスに表示されているものと異なる場合、管理されたネットワーク上 にセキュリティ侵害があったことを示します。ネットワークに参加するとコ ンピュータが危険にさらされる可能性があるため、[管理されたネット ワーク] ダイアログボックスで [キャンセル] をクリックしてください。 管理されたネットワークにコンピュータを招待 管理されたネットワークにコンピュータが追加された場合、または管理 されていない別のコンピュータが存在する場合、そのコンピュータを管 理されたネットワークに招待できます。ネットワーク上で管理者権限の あるコンピュータのみがほかのコンピュータを招待できます。招待を送 信するときに、参加するコンピュータに割り当てる権限レベルを指定す ることもできます。 1 2 3 ネットワーク地図で管理されていないコンピュータのアイコンをクリッ クします。 [オプションの選択] の下の [このコンピュータを管理] をクリックし ます。 [管理されたネットワークに招待する] ダイアログボックスで、次のい ずれかの操作を実行します。 ƒ [管理されたネットワークプログラムへのゲストアクセスを許可] をクリックして、ネットワークへのアクセスを許可します (家庭で の一時ユーザ用にこのオプションを使用できます)。 [管理されたネットワークプログラムへのすべてのアクセスを許 可] をクリックして、ネットワークへのアクセスを許可します。 [管理されたネットワークプログラムへの管理者アクセスを許可] をクリックして、管理者権限がある場合にネットワークへのアク セスを許可します。また、このコンピュータは、管理されたネット ワークに参加しようとするほかのコンピュータにアクセスを許可 することもできます。 ƒ ƒ 4 [OK] をクリックします。 管理されたネットワークへの招待がコンピュータに送信されます。送 信先のコンピュータが招待を受け入れると、2 枚のカードが表示さ れます。 表示されたカードが、管理されたネットワークに招待したコンピュー タに表示されているカードと同じであることを確認します。 [アクセスを許可] をクリックします。 5 6 148 McAfee VirusScan Plus 注: 管理されたネットワークに招待したコンピュータに表示されている カードが、セキュリティを確認するダイアログボックスに表示されている ものと異なる場合、管理されたネットワーク上にセキュリティ侵害があっ たことを示します。そのコンピュータがネットワークに参加するとほかの コンピュータが危険にさらされる可能性があるため、セキュリティを確認 するダイアログボックスの [アクセスを拒否] をクリックします。 ネットワーク上のコンピュータの信頼を取り消し 誤ってネットワーク上の他のコンピュータを信頼してしまった場合は、信 頼を取り消すことができます。 ƒ ［オプションの選択］の下の［ネットワーク上のコンピュータの信頼を 取り消す］をクリックします。 注: ネットワーク上に管理者権限のある管理されたコンピュータが他 にある場合は、［ネットワーク上のコンピュータの信頼を取り消す］リンク を使用できません。 149 第 30 章 ネットワークをリモートで管理 管理されたネットワークをセットアップしたあと、ネットワークを構成する コンピュータおよびデバイスをリモートで管理できます。コンピュータお よびデバイスの状態および権限レベルを管理したり、多くのセキュリティ 上の脆弱性をリモートで修復できます。 このセクションの内容 状態と権限の管理 . . . . . 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