ユーザーズガイド PENTAX ME
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PENTAX ME (823 ko) PENTAX ME SERVICE ANUAL (587 ko)
マニュアル抽象的: マニュアル PENTAX ME
詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。
[. . . ] 22
画像モニター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 ファインダー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 表示パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
メニューの操作方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30 モードダイヤルを使う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
準備編
35
ストラップを取り付ける . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36 電池を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] ਰഩಎ͈τςȜΒ έ ϋ
129
ඤ௬ Α Π υ δ ̦ ਰ ഩ ಎ ́͜ τς Ȝ Β ͬ ̳ ͘ ̱ خ ݺ
5
ス ト ロ ボ の 活 用
130
露出モードによるストロボ撮影の特徴
b(シャッター優先)モードでストロボを使う
• 動きのあるものを撮影するときに、ブレの効果を変えてストロボ撮影 ができます。 • 1/180 秒以下のシャッター速度を自由に選んでストロボ撮影ができます。 • 周りの明るさに合わせて自動的に絞り値が変化します。 • DA・D FA・FA J・FA・F・A レンズ以外のレンズを使用した場合は、 シャッター速度は 1/180 秒固定になります。
c(絞り優先)モードでストロボを使う
• ピントが合って見える範囲(被写界深度)を変えて撮影したいときや、 より遠くのものを写したいときなどに、絞りを自由に変えてストロボ 撮影ができます。 • 周りの明るさに合わせて自動的にシャッター速度が変化します。 • シャッター速度は 1/180 秒から低速側はカメラぶれをしにくいシャッ ター速度(p. 56)まで自動的に変化します。なお、シャッター速度の 低速限界はご使用のレンズの焦点距離によって変化します。 • DA・D FA・FA J・FA・F レンズ以外のレンズを使用した場合は、 シャッ ター速度は 1/180 秒固定になります。
5
ス ト ロ ボ の 活 用
131
スローシンクロを利用する
夕景などを背景にして人物撮影をするときは、スローシンクロを利用す ると人物も背景もきれいに撮影できます。
• スローシンクロ撮影では、シャッター速度が遅くなります。手ぶれを防ぐ ため、手ぶれ補正機能を使用するか、手ぶれ補正機能をオフにしてカメラ を三脚などに固定してください。また、撮影される側が動いても、写真は ぶれてしまいますのでご注意ください。 • スローシンクロは、外付けストロボでも同様に行うことができます。
1 2
3 4
b(シャッター優先)モードを使う場合 モードダイヤルを b に合わせる b(シャッター優先)モードになります。 電子ダイヤルで好みのシャッター速度を設定する シャッター速度を設定したときに絞り値が点滅していると、背景が適 正露出になりません。絞り値が点滅しないようにシャッター速度を調 整してください。 K ボタンを押す ストロボが上がります。 撮影する
5
ス ト ロ ボ の 活 用
a(マニュアル)モードを使う場合 1 モードダイヤルを a に合わせる a(マニュアル)モードになります。 2 適正露出になるように、シャッター速度(1/180 秒以下)と絞り値を設 定する 3 K ボタンを押す ストロボが上がります。 a(マニュアル)モードでは、撮影前のどの時点でストロボを上げて も構いません。 4 撮影する
132
内蔵ストロボ撮影時の距離と絞り
ストロボを使って撮影する場合、ストロボのガイドナンバーとカメラの 絞り値、撮影の距離の間には、一定の条件が必要です。 計算してみて光量が不足する場合、撮影条件を見直してください。 内蔵ストロボのガイドナンバー
ISO 感度 ISO 100 ISO 200 ISO 400 ISO 800 ISO 1600 内蔵ストロボのガイドナンバー 約 13 約 18. 4 約 26 約 36. 8 約 52
使用絞りから撮影距離を算出する方法
5
ス ト ロ ボ の 活 用
使用絞りが決まった場合、ストロボをどの距離まで使用できるかは、次 の式で計算できます。 遠距離側の目安 距離 L1 =ガイドナンバー÷使用絞り 近距離側の目安 距離 L2 =遠距離側目安÷ 5*
* 上記の「5」という数値は、このカメラの内蔵ストロボを 単独で使用した場合にのみ適用される数値です。
計算例 ISO 感度が「ISO 100」の場合、絞り値 F2. 8 で使用すると、 L1 = 13 ÷ 2. 8 =約 4. 6(m) L2 = 4. 6 ÷ 5 =約 0. 9(m) すなわち、約 0. 9 ~ 4. 6m の範囲でストロボが使えます。 ただし、このカメラの内蔵ストロボは、0. 7m 以下の距離では使えませ ん。0. 7m より近距離で撮影すると、ストロボ光のムラやケラレおよび 露出オーバーの原因となります。
撮影距離から使用絞りを算出する方法
撮影距離が決まっている場合は、次の式で絞り値を算出します。 使用絞り値 F =ガイドナンバー÷撮影距離 例)ISO 感度が「ISO 100」の場合、撮影距離 3m で計算すると、 F = 13 ÷ 3 = 4. 3 上記のように計算で出た数字が「4. 3」のようにレンズの絞り値に ない値になったときは、一般的に数字の小さい方で近い値、この例 では「4. 0」に設定します。
DA・D FA・FA J・FA・F レンズの内 蔵ストロボ適合表
x と組み合わせるレンズによっては、 レンズフードなしで取り付 けても、 ケラレが発生するために内蔵ストロボが使用できなかったり、 使 用できても条件付きになる場合があります。 下記の一覧表にない DA・D FA・FA J・FA レンズは、問題なく使用でき ます。 ※一覧表はいずれもフードなしの評価です。 ケラレが発生するので使用不可
レンズ名
DA フィッシュアイ 10-17mm F3. 5-4. 5ED (IF) DA12-24mm F4ED AL DA14mm F2. 8ED (IF) FA ★ 300mm F2. 8ED (IF) FA ★ 600mm F4ED (IF) FA ★ 250-600mm F5. 6ED (IF)
133
5
ス ト ロ ボ の 活 用
条件付きで使用可能
レンズ名
F フィッシュアイ 17-28mm F3. 5-4. 5 DA16-45mm F4ED AL
適 合
焦点距離 20mm 未満ではケラレが発生する ことがあります。 焦点距離が 28mm 未満のとき、 および焦点距 離が 28mm で撮影距離が 1m 以下のときは、 ケラレが発生することがあります。 焦点距離が 20mm 以下の場合と、35mm で撮 影距 離 が 1. 5m 未満 では ケ ラレ が発 生し ま す。 焦点距離が 35mm 未満ではケラレが発生し ます。 焦 点距 離 が 28mm で 撮影 距 離が 1m 未満 で は、ケラレが発生することがあります。 内蔵ストロボは常にフル発光になります。 内蔵ストロボは常にフル発光になります。
DA ★ 16-50mm F2. 8ED AL (IF) SDM DA18-250mm F3. 5-6. 3ED AL (IF) FA ★ 28-70mm F2. 8AL FA ソフト 28mm F2. 8 FA ソフト 85mm F2. 8
134
外付けストロボ(別売品)を使って撮 影する
外付けストロボ AF540FGZ や AF360FGZ、AF200FG(別売)を使用する と、P-TTL オートストロボ撮影が可能なほか、ストロボの機能に応じて 様々なストロボ撮影ができます。下表を参考にしてご使用ください。 (○:使用可能 △:条件付使用可能 ×:使用不可)
ストロボ カメラの機能 赤目軽減機能が使用できる ストロボ自動発光ができる ストロボ充電完了で、ストロボの同調速度 に自動的に切り替わる e(プログラム)モード、b(シャッター 優先)モードで絞りが自動セットされる ファインダー内でオートチェックできる P-TTL オートストロボ撮影ができる(連動 ISO 感度:ISO 100 ~ 1600) スローシンクロ撮影ができる ストロボ光量補正ができる AF 補助光が使用できる 後幕シンクロ撮影ができる *2 光量比制卸モードで撮影ができる スレーブ機能が働く マルチストロボが働く ハイスピードシンクロで撮影ができる ワイヤレスで撮影ができる 内蔵 AF540FGZ ストロボ AF360FGZ ○ ○ ○ ○ × ○ *1 ○ ○ ○ ○ △ *3 × × × △ *5 ○ ○ ○ ○ × ○ *1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ *4 AF200FG ○ ○ ○ ○ × ○ *1 ○ ○ × × △ *5 × × × ×
5
ス ト ロ ボ の 活 用
*1 DA・D FA・FA J・FA・F・A レンズを使用した場合のみ可能。 *2 シャッター速度は、1/90 秒以下に限定。 *3 AF540FGZ / AF360FGZ と組み合わせたとき、内蔵ストロボ 1/3、外付けストロボ 2/3 の 光量配分で可能。 *4 AF540FGZ / AF360FGZ が複数台、または 1 台と内蔵ストロボと組み合わせることが必 要。 *5 AF540FGZ / AF360FGZ と組み合わせた場合のみ可能。
135
AF360FGZ の LCD パネル表示について
AF360FGZ の場合、FORMAT サイズを「DIGITAL」に設定する機能はあ りませんが、使用レンズの焦点距離による 35 ミリ判と x との画 角差を自動で換算します(DA・D FA・FA J・FA・F レンズ使用時) 。 換算表示はx の測光タイマーがオンの間のみ行われ、 FORMAT サ イズ表示は消灯となります(測光タイマーがオフになると、35 ミリ判表示 。 に戻ります)
使用レンズの焦点距離 測光タイマー オフ AF360FGZ LCD パネル 測光タイマー オン 85mm 77mm 50mm 35mm 28mm 24mm 20mm 85mm 58mm 70mm 50mm 48mm 34mm 35mm 24mm 18mm
28mm 24mm ※ 19mm 16mm ※ ※ワイドパネル使用
P-TTL オートで使う
AF540FGZ / AF360FGZ / AF200FG と組み合わせた場合、発光モードを 「P-TTL オート」に設定すると、本発光前に小光量を発光して、被写体の状 態(距離、輝度、輝度差、逆光など)をカメラ側の 16 分割測光センサーで 確認し、その情報を元に本発光の光量を調整しますので、通常の TTL オー トよりさらに正確な露出でストロボ撮影ができます。AF540FGZ / AF360FGZを2台以上使用すれば、 ワイヤレスでもP-TTLオートが可能です。 1 カメラのホットシューに付いているホットシューカバーを取り外し、 外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ)を取り付ける 2 カメラと外付けストロボの電源を入れる 3 外付けストロボの発光モードを P-TTL オートに設定する 4 外付けストロボの充電完了を確認し、撮影する
• P-TTL オート撮影は AF540FGZ / AF360FGZ / AF200FG と組み合わせた場 合のみ可能です。 • ストロボの充電が完了すると、ファインダー内の b も点灯します。 • 操作のしかたや撮影できる距離など詳しい内容については、外付けストロ ボの説明書をご覧ください。 • ストロボモードが g および i の場合は、 撮りたいものが明るいと発光しま せんので、日中シンクロ撮影ではご注意ください。 • 外付けストロボを取り付けた状態で、K ボタンを押さないでください。 内蔵ストロボが外付けストロボに接触します。内蔵ストロボと外付けスト ロボを同時に使用する場合は、p. 140 の方法で接続してください。
5
ス ト ロ ボ の 活 用
136
ハイスピードシンクロモードで使う
AF540FGZ / AF360FGZ を使用すると、 1/180 秒より速いシャッター速度 でも、ストロボを発光して撮影することができます。ハイスピードシン クロは、ストロボをカメラに取り付けても、ワイヤレスでも使用できま す。
AF540FGZ / AF360FGZ をカメラに取り付けて撮影する場合
1 カメラのホットシューに付いているホットシューカバーを取り外し、 外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ)を取り付ける 2 カメラのモードダイヤルを回して、 露出モードを b または a モードに 設定する 3 カメラと外付けストロボの電源を入れる 4 外付けストロボのシンクロモードを HSb(ハイスピードシンクロ)に 設定する 5 外付けストロボの充電完了を確認し、撮影する
• ストロボの充電が完了すると、ファインダー内の b も点灯します。 • シャッター速度が 1/180 秒を超えた場合のみハイスピードシンクロモードに なります。 • 露出モードが p(バルブ)モードの場合、ハイスピードシンクロはできませ ん。
5
ス ト ロ ボ の 活 用
ワイヤレスモードで使う
外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ)同士の組み合わせ、または 内蔵ストロボとの組み合わせで、ストロボ同士をコードで接続しないで P-TTL 撮影することができます。ハイスピードシンクロの機能は、ワイ ヤレス撮影でも使用できます。
• 外付けストロボの電源スイッチは WIRELESS に合わせてください。 • カメラから離す側の外付けストロボのワイヤレスモードは、SLAVE に設定 してください。
137
外付けストロボのチャンネルをカメラに登録する
まず外付けストロボのチャンネルをカメラに登録します。 1 外付けストロボのチャンネルを設定する 2 カメラのホットシューに外付けストロボを取り付ける 3 カメラと外付けストロボの電源を入れ、シャッターボタンを半押しす る 外付けストロボと同じチャンネルが内蔵ストロボに設定されます。
• r モードを設定すると、表示パネルに内蔵ストロボの現在のチャンネルが 10 秒間表示されます。 • 使用するすべてのストロボは、 必ず同じチャンネルに合わせてください。 外 付けストロボのチャンネルの設定方法は、AF540FGZ / AF360FGZ の説明 書をご覧ください。
内蔵ストロボをワイヤレスモードにする
外付けストロボと内蔵ストロボを組み合わせて使用する場合は、カメラ のストロボモードをワイヤレスモードに設定します。 1 { ボタンを押し、十字キー(3)を押す 「ストロボモード」画面が表示されます。 ΑΠ Πυ υ δ κȜ κȜΡ 2 十字キー(45)で r モードを選ぶ χ ͼμ ͼ μ τ Ακ ΑκȜΡ 4ボタンを押すと、 撮影できる状態にな ります。
0. 0
OK
5
ス ト ロ ボ の 活 用
ࠨ
ドライブモードが i の場合、またはレンズの絞りが s 位置以外の場合は、r はグレー表示となり選択できません。
138
内蔵ストロボの発光方式を変更する 内蔵ストロボのワイヤレス時の発光方式を変更することができます。
1 2 オン オフ 内蔵ストロボを本発光させます。 内蔵ストロボをコントロール発光させます。
「A カスタム」 メニュー (p. 76) の 「16. ワイヤレス時の発光」 で設定します。
内蔵ストロボを本発光させる場合は、HSb(ハイスピードシンクロ)は使用 できません。
ワイヤレス撮影のしかた
内蔵ストロボと外付けストロボの組み合わせで撮影する場合 1 カメラとチャンネル合わせを行った外付けストロボを、発光させたい 位置に固定する 2 カメラのストロボモードを r に設定し、 内蔵ストロボをポップアップ させる 3 両方のストロボが充電完了していることを確認して、撮影する 外付けストロボ同士の組み合わせで撮影する場合 1 カメラに取り付けた側のストロボのワイヤレスモードを、MASTER ま たは CONTROL に設定する
MASTER (マスター) カメラ側のストロボ、離して使う側のストロボの両方を 本発光させる場合
5
ス ト ロ ボ の 活 用
CONTROL カメラ側のストロボはコントロール発光のみで、本発光 (コントロール) はさせない場合
2 カメラから離して使う側のストロボのワイヤレスモードを SLAVE に、 チャンネルをカメラ側のストロボと同じチャンネルに設定し、発光さ せたい位置に固定する 3 両方のストロボが充電完了していることを確認して、撮影する
ワイヤレスモード時は、手ぶれ補正機能は働きません。
139 ワイヤレスストロボ制御について(P-TTL 撮影)
外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ)を使用してワイヤレス で撮影するときには、ストロボが発光されるまでにストロボ間で以 下のような情報伝達が行われています。 シャッターボタンを全押しする 1 カメラ側のストロボが小光量のコントロール発光 (カメラ側の 発光モードを伝達) 2 カメラから離した方のストロボが小光量のコントロール発光 (被写体の状態を確認) 3 カメラ側のストロボが小光量のコントロール発光 (発光量をカ メラから離した方のストロボに伝達)
※ HSb(ハイスピードシンクロ)が設定されている場合は、発光時 間を伝達するためにこの後カメラ側のストロボがもう一度小発光 します。
4 カメラから離した方のストロボが本発光
カメラ側の外付けストロボのワイヤレスモードが MASTER、 または内蔵 ストロボの「16. ワイヤレス時の発光」 (p. 138)が「オン」の場合は、 すべてのストロボが同時に本発光します。
5
ス ト ロ ボ の 活 用
赤目軽減機能について
内蔵ストロボ同様、外付けストロボでも赤目軽減機能がお使いいただけ ます。ストロボの種類によってご使用いただけない場合や使用条件があ りますので、p. 134 の一覧表をご覧ください。
• 外付けストロボのみを使用しているときも、ストロボ 2 度発光による赤目軽 減機能が働きます。 (p. 66) • 内蔵ストロボの赤目軽減機能と外付けストロボのスレーブ機能やワイヤレ ス機能を組み合わせると、1 度目の小発光で外付けストロボが発光してしま います。スレーブ使用時は赤目軽減機能は使わないでください。
140
後幕シンクロについて
内蔵ストロボと外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ)を組み合わ せて同時に使用した場合、外付けストロボが後幕シンクロに設定されて いれば、内蔵ストロボも後幕シンクロになります。撮影時は、各ストロ ボの充電完了を確認してから撮影してください。
内蔵ストロボと外付けストロボの同時使用方法
下の図のようにカメラのホットシュー部分にホットシューアダプター FG (別売)を、外付けストロボの下にオフカメラシューアダプター F(別売) を付け、延長コード F5P(別売)で接続します。オフカメラシューアダ プター F の下には三脚取り付け用のねじがありますので、三脚に固定す ることができます。 なお、内蔵ストロボと組み合わせて使用できるのは、P-TTL オート対応 ストロボのみです。 内蔵ストロボと組み合わせて使用する場合
5
ス ト ロ ボ の 活 用
141
ストロボの多灯撮影
外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ / AF200FG)を複数台組み合 わせるか、外付けストロボ複数台と内蔵ストロボを組み合わせて使用で きます。AF540FGZ をつなぐ場合は、ストロボ本体の延長コード接続用 端子が使用できます。AF360FGZ / AF200FG をつなぐ場合は下の図のよ うに、外付けストロボとホットシューアダプター F(別売)にオフカメ ラシューアダプター F(別売)を付け、もう一方の外付けストロボに付 けたオフカメラシューアダプター F と、延長コード F5P(別売)で接続し ます。 接続方法については、ストロボの説明書もご覧ください。
• ホットシューグリップなど接点数の異なるアクセサリーを組み合わせる と、誤動作の原因となりますので、使用しないでください。 • 他社製ストロボを組み合わせると、故障の原因になる場合があります。 AF540FGZ / AF360FGZ / AF200FG のご使用をお勧めします。
2 台以上の外付けストロボを組み合わせて使用する場合
5
ス ト ロ ボ の 活 用
AF540FGZ/AF360FGZ/AF200FGを複数台、 またはAF540FGZ/AF360FGZ / AF200FG と内蔵ストロボを組み合わせて使用する場合、ストロボの制御は P-TTL で行われます。
142
光量比制御シンクロ撮影
外付けストロボ(AF540FGZ / AF360FGZ / AF200FG)を複数台組み合 わせるか、外付けストロボと内蔵ストロボを組み合わせることで、複数 のストロボの光量の違いを利用した増灯撮影(光量比制御シンクロ撮影) ができます。
• AF200FG を使用する場合は、AF540FGZ / AF360FGZ と組み合わせる必要 があります。 • ホットシューグリップなど接点数の異なるアクセサリーを組み合わせる と、誤動作の原因となりますので、使用しないでください。 • 他社製ストロボを組み合わせると、故障の原因になる場合があります。ペ ンタックス製オートストロボのご使用をお勧めします。
5
ス ト ロ ボ の 活 用
1 外付けストロボをカメラから離して接続する(p. 140) 2 外付けストロボのシンクロモードを光量比制御モードに設定する 3 カメラのモードダイヤルを回して、露出モードを e、b、c または a モードに設定する 4 外付けスト口ボと内蔵ストロボの充電完了を確認し、撮影する
• 光量の比率は、外付けストロボ同士の場合、光量比制御に設定しているス トロボが「2」に対して、それ以外のストロボが「1」 、外付けストロボと内 蔵ストロボの場合は、外付けストロボが「2」に対して内蔵ストロボが「1」 になります。 • 外付けストロボを複数台、または外付けストロボと内蔵ストロボを組み合 わせて使用する場合、ストロボの制御は P-TTL で行われます。
6
撮影のための設定
撮影した画像の保存形式などの設定方法をご紹介します。
撮影時の画像処理方法を設定する (カスタムイメー ジ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144 画像の保存形式を設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146
144
撮影時の画像処理方法を設定する (カスタムイメージ)
露出モードが e(プログラム) 、K(感度優先) 、b(シャッター優先) 、 c(絞り優先) 、a(マニュアル) 、p(バルブ)に設定されているとき に、カスタムイメージが設定できます。カスタムイメージで「画像仕上」 を切り替えることにより、色味やコントラストなどの画像の仕上がり具 合を、撮影前に設定しておくことができます。 画像仕上は、 「鮮やか」 「ナチュラル」 「人物」 「風景」 「雅(MIYABI) 」 「モ ノトーン」の 6 種類から選択できます。初期設定は「鮮やか」です。 各画像仕上ごとに以下の項目を調整できます。
彩度 *1 色相 *1 コントラスト シャープネス フィルタ効果 *2 色の鮮やかさを設定します。 (設定値:–4 ~ +4) 色合いを設定します。 (設定値:–4 ~ +4) 画像の明暗差を設定します。 (設定値:–4 ~ +4) 画像の輪郭の強調度合いを設定します。 (設定値:–4 ~ +4) モノクロ用の色フィルターを使用したような擬似的な効果 が得られます。フィルタの色を設定します。 (設定値: 「な し」 「グリーン」 「イエロー」 「オレンジ」 「レッド」 「マゼン タ」 「ブルー」 「シアン」 「赤外調」 ) 冷黒調(– 方向)から温黒調(+ 方向)の度合いを設定しま す。 (設定値:–4 ~ +4)
6
撮 影 の た め の 設 定 調色 *2
*1 画像仕上が「モノトーン」以外のときに設定します。 *2 画像仕上が「モノトーン」のときに設定します。
1
撮影モードで { ボタンを押す
Fn メニュー画面が表示されます。
Fn
CUSTOM IMAGE
OK
AUTO
Fn
ਞၭ
145
2
4 ボタンを押す
「カスタムイメージ」画面が表示されま す。 電源をオンにしてから、直前に撮影した 画像がある場合は、 背景に表示されます。 電源レバーを| に合わせると背景画像が デジタルプレビュー画像に変わります。
R
͞ ̥
M
Y
B C
G
OK
ږ ࠨ
3
十字キー(45)で画像仕上を選ぶ
૽ ૽
M
BW
R Y
B C
G
OK
ږ ࠨ
4
十字キー(23)で「彩度」 「色相」 「コントラスト」 「シャー プネス」の変更したい項目を選ぶ
画像仕上が「モノトーン」の場合は、 「フィルタ効果」 「調色」 「コント ラスト」 「シャープネス」の設定を変更できます。
6
撮 影 の た め の 設 定
5
十字キー(45)で設定を変更する
設定に応じて背景画像も変化します。 「彩度」 「色相」は、レーダーチャートで視覚的に確認できます。 「シャープネス」では、電子ダイヤルを回すと「ファインシャープネス」 と「シャープネス」を切り替えることができます。 「ファインシャープ ネス」は、輪郭の線をより細く繊細に表現するので、髪の毛などの描写 に適しています。 グリーンボタンを押すと、設定がリセットされます。
6
4 ボタンを押す
撮影モードに戻ります。
• ピクチャーモードまたは H(シーン)モードのときにもカスタムイメージ を確認できますが、設定は変更できません。 • 画像仕上が「モノトーン」の場合は、レーダーチャートは表示されません。
146
画像の保存形式を設定する
JPEG 記録サイズを設定する
JPEG 画像の記録サイズを J、P、i から選択することができます。 画素数が多くなるほど、画像が大きくなり容量も増えます。また、画像 の容量は、設定している「JPEG 画質」によっても異なります。初期設定 は、J 3872×2592 です。
記録サイズ J P i 画素数 3872×2592 3008×2000 1824×1216 用紙サイズ 4 切/ A3 サイズ 6 切/ A4 サイズ 2L / A5 サイズ
6
撮 影 の た め の 設 定
上記の用紙サイズは、記録サイズごとに印刷に適したサイズのおおよそ の目安です。撮影した写真や印刷した写真の美しさ、鮮明さは、画質設 定や露出制御などの撮影時設定、または使用するプリンターの解像度に よっても変わってきます。 JPEG 画像の記録画素数は、 「A 撮影」メニュー(p. 74)の「JPEG 記録 サイズ」で設定します。 記録画素数を変更すると、その記録画素数での撮影可能枚数が画面右上 に表示されます。
128 AF κȜ Ρ ௶ ༷ ௶ ݻത ୨ ఢ ȁ ܱ ࠁ JPEG ܱ ͼ Β JPEG ْৗ
MENU
撮影可能枚数
AF. S
10 2
OK
৾ક
ࠨ
147
JPEG 画質を設定する
JPEG 画像の画質を設定します。画像の容量は、設定している「JPEG 記 録サイズ」 によっても異なります。 初期設定は、 C (S. ファイン D ファイン E エコノミー 画質は鮮明になりますが、画像の容量が大きくなります。 画質は粗くなりますが、画像の容量が小さくなります。
JPEG 画像の画質は、 「A 撮影」メニュー(p. 74)の「JPEG 画質」で設定 します。 画質を変更すると、その画質での撮影可能枚数が画面右上に表示されま す。
128 AF κȜ Ρ ௶ ༷ ௶ ݻത ୨ ఢ ȁ ܱ ࠁ JPEG ܱ ͼ Β JPEG ْৗ
MENU
撮影可能枚数
AF. S
6
OK
৾ક
ࠨ
撮 影 の た め の 設 定
148
記録形式を設定する
画像のファイルフォーマットを設定します。初期設定は JPEG です。
JPEG 形式で記録します。画像の記録サイズは「A 撮影」メニューの JPEG 「JPEG記録サイズ」 、画質は「A 撮影」メニューの「JPEG画質」の設定 によって変えることができます。画像の容量は設定によって異なります。 RAW データは CCD の出力を加工せずに記録するデータのことです。 ホワイトバランス、カスタムイメージ、色空間の設定は画像に反映さ れませんが、情報として記録されます。RAW 展開(p. 185)やパソコ ンに転送し、付属ソフトウェアの PENTAX PHOTO Laboratory 3 を使 用して展開処理を行う場合には、これらの設定を使って JPEG などの 画像データを作成します。 RAW 形式と JPEG 形式両方で記録されます。 | ボタンを押しても、 一時的に両形式で記録することができます。 (p. 19)
RAW
RAW+
記録形式は、 「A 撮影」メニュー(p. 74)の「記録形式」で設定します。 記録形式を変更すると、その記録形式での撮影可能枚数が画面右上に表 示されます。 6
撮 影 の た め の 設 定
AF κȜ Ρ ௶ ༷ ௶ ݻത ୨ ఢ ȁ ܱ ࠁ JPEG ܱ ͼ Β JPEG ْৗ
MENU
128 AF. S JPEG RAW RAW+
OK
撮影可能枚数
৾ક
ࠨ
RAW ファイルの形式を設定する
RAW 形式で記録する場合は、 「A 撮影」メニュー(p. 74)の「RAW ファ イル形式」 で PEF と DNG のどちらかを選択します。 初期設定は PEF です。
PEF DNG ペンタックス独自の RAW ファイルフォーマット Adobe Systems 社が提唱する汎用の公開 RAW ファイルフォーマット
ज़ג RAW έ ͼ σ ࠁ PEF DNG ߗۼ RAW δΗ ϋ κȜΡικς ઙതݻၗවႁ
MENU
৾ક
OK
ࠨ
149
RAW ボタンの機能を設定する
撮影モードで | ボタン(p. 19)を押したときの機能を設定します。 設定できる項目は、以下の通りです。
撮影毎に解除 記録形式 O(オン)/ P(オフ) | ボタンを押したときに移行する記録形式
1 2
「A 撮影」メニューで「| ボタン」を選ぶ 十字キー(5)を押す
RAW δ Η ϋ ज़ྀͅגٜੰ JPEG RAW RAW+
MENU
RAW+ RAW+ RAW+
3
十字キー(45)で「撮影毎に解除」の O(オン)/ P(オ フ)を切り替える
6
撮 影 O(オン)に設定すると、1 回撮影するたびに記録形式は「A 撮影」メ の た ニューの「記録形式」の設定に戻ります。初期設定は O(オン)です。ま め た、 「撮影毎に解除」 がP (オフ) のときは、 次の場合に設定が解除されます。 の • 再び | ボタンを押したとき 設 定 • 電源をオフにしたとき
• モードダイヤルを回したとき • メニューを表示したとき • 再生モードにしたとき
4 5 6 7
十字キー(23)で設定したい記録形式を選ぶ
左側が「A 撮影」メニューの「記録形式」設定、右側が | ボタンを 押したときの記録形式となります。
十字キー(5)を押し、| ボタンを押したときの記録形式 を十字キー(23)で選ぶ 4 ボタンを押す 3 ボタンを 2 回押す
撮影モードまたは再生モードに戻ります。
150
ホワイトバランスを調整する
ホワイトバランスとは、基本的に、白いものが白く写るように撮影時の 光の状態に応じて画像の色合いを調整する機能です。ホワイトバランス の F(オート)で撮影した色合いに納得がいかないときや、意図的に 効果を出したいときなどに、ホワイトバランスを設定してください。初 期設定は、F(オート)です。
F オート 太陽光 日陰 曇天 蛍光灯 調整をカメラにまかせます。 (約 4000 ~ 8000K) 太陽の下で撮影するときに設定します。 (約 5200K) 日陰で撮影するときに設定します。青みを抑えます。 (約 8000K) 曇りの日に撮影するときに設定します。 (約 6000K) 蛍光灯で照明されたものを撮影するときに設定します。 蛍光灯の種類によって、W(白色(約 4200K) の蛍光灯) 、 N (昼白色 (約 5000K) の蛍光灯) 、 D (昼光色 (約 6500K) の 蛍光灯)から選択することができます。 電球など白熱灯で照明されたものを撮影するときに設定 します。赤みを抑えます。 (約 2850K) 内蔵ストロボを使用して撮影するときに設定します。 (約 5400K) 撮影時の光の状態で白いものが白く写るように、手動で ホワイトバランスを調整します。
G H ^ J
6
撮 影 の た め の 設 定
I b K
白熱灯 ストロボ マニュアル
* 色温度(K)は目安です。正確な色を示すものではありません。
1
撮影モードで { ボタンを押す
Fn メニュー画面が表示されます。
Fn
CUSTOM IMAGE
OK
AUTO
Fn
ਞၭ
151
2
十字キー(4)を押す
「ホワイトバランス」画面が表示されま す。
γχ χͼ ͼ Π Ψρ Ψ ρ ϋΑ ϋΑ Ȝ ȜΠ Π
OK
ږ ࠨ
3
十字キー(23)を押し、任意の設定にする
電源レバーを | に合わせると、 設定したホワイトバランスでデジタルプ レビューが表示されます。 デジタルプレビューを表示すると、 ホワイトバランスの微調整がしやす くなります。
4
4 ボタンを押す
設定したホワイトバランスで撮影できる状態になります。
6
• ピクチャーモードおよび H モード(p. 79)では、調整できません。 • マニュアルで調整する方法については、p. 152 をご覧ください。 • プレビュー動作は「A カスタム」メニューの「18. プレビュー方式」にかか わらず、デジタルプレビューになります。 • ストロボを発光すると光源が変化するため、内蔵ストロボを発光したとき のホワイトバランスを設定できます。 「A カスタム」メニュー(p. 76)の 「17. ストロボ発光時の WB」で、 「ストロボ」 「変更しない」から選びます。
撮 影 の た め の 設 定
152 色温度について
光の色は、温度が高くなるにつれて青味を帯びた光色に、温度が低 くなるにつれて赤味を帯びた光色に変化します。このような光の色 の変化を絶対温度(K:ケルビン)で表したものを色温度といいま す。このカメラでは、様々な光の下で自然な色で撮影できるようホ ワイトバランスを設定できます。
ྙఱ 2000 3000 4000 5000 6000 ྙఱ 8000 10000 12000 [ K ] ١ୀ⅛ߗ
ⅷℶ⅋ℽ⅛
൘
ฒ൘
↥⇀↉⇅ഩݩ
ฒ ĩࠖ൘ Ī
ఊု ←↞⇀↲ ಓฒ ĩࠖ൘ Ī
චഛ
ಓ ĩࠖ൘ Ī
֮
6
撮 影 の た め の 設 定
マニュアルでホワイトバランスを調整する
撮影時の光源に合わせて任意の場所のホワイトバランスを測定します。 マニュアルホワイトバランスを使うと、あらかじめカメラに用意された ホワイトバランスでは調整しきれない微妙な色合いをカメラに記憶させ て、撮影状況に最適なホワイトバランスで撮影できます。
1 2 3
モードダイヤルを、 e、 K、 b、 c、 a のいずれかに合わせる { ボタンを押す
Fn メニュー画面が表示されます。
十字キー(4)を押す
「ホワイトバランス」画面が表示されます。
153
4
十字キー(3)で K(マニュアル) を選ぶ
γχ χͼ ͼ Π Ψρ Ψ ρ ϋΑ ϋΑ ζΣ Σν νͺσ
SHUTTER
ା
OK
ږ ࠨ
5 6
ホワイトバランスを測定する照明の下で、ファインダーいっ ぱいに白い紙等を入れるか、白くしたい場所を被写体に選ぶ シャッターボタンを全押しする
シャッターがきれないときは、フォーカ スモードレバーを \ の位置に合わせて ください。 測定範囲を選択する画面が表示されま す。
OK
ࠨ
6
撮 影 の た め の 設 定
7 8
電子ダイヤルで、測定範囲を画面全体とスポットのどちらか に選ぶ スポットを選んだ場合は、 十字キー (2345)で測定枠を測定したい 場所に移動する
OK
ࠨ
9
4 ボタンを押す
「ホワイトバランス」画面に戻ります。 微調整が必要なときは「ホワイトバラン スの微調整をする」 の手順で調整します。 (p. 154)
SHUTTER
γχ χͼ ͼ Π Ψρ Ψ ρ ϋΑ ϋΑ ζΣ Σν νͺσ
ା
OK
ږ ࠨ
154
10
4 ボタンを押す
設定したホワイトバランスで撮影できる状態になります。
• ホワイトバランスを調整するためにシャッターボタンを押しても、画像は 記録されません。 • 測定がうまくいかなかったときは、 「NG」と表示されます。表示中に 4 ボ タンを押すと、 「ホワイトバランス微調整」画面に戻り、再測定できます。 • 極端な露出オーバーや露出アンダーの状態では、ホワイトバランス調整が できない場合があります。その場合は、適正露出に調整した上で、ホワイ トバランス調整を行ってください。
ホワイトバランスの微調整をする
設定したホワイトバランスを細かく微調整できます。
1
6
撮 影 の た め の 設 定
「A カスタム」メニューの「7. ホワイトバランス微調整」を 「オン」に設定する 「ホワイトバランスを調整する」 の 1 ~ 3 の手順で、 任意の設定 をする 十字キー(5)を押す
「ホワイトバランス微調整」画面が表示されます。
2 3 4
十字キー(2345)で、ホワイト バランスの微調整をする
G-M、B-A の座標軸から、最大で 7 段階、 225 通りの調整が可能です。
֮ G G1
MENU
±0 ৾ક
B M ±0
OK
A
ࠨ
GM 補正 BA 補正
グリーン-マゼンタ間の色味を調整します。 ブルー-アンバー間の色味を調整します。
23 45
グリーンボタンを押すと、GM 補正値・BA 補正値が「0」にリセットされ ます。
155
5 6
4 ボタンを押す
「ホワイトバランス」画面に戻ります。
4 ボタンを押す
設定したホワイトバランスで撮影できる状態になります。
• ホワイトバランスの微調整をした後に「A カスタム」メニューの「7. ホワ イトバランス微調整」を「オフ」に設定すると、微調整した値は無効にな ります。再度「7. ホワイトバランス微調整」を「オン」に設定すると、以 前設定した値が有効になります。 •「ホワイトバランス微調整」画面でも、マニュアルでホワイトバランスを測 定することができます。
色空間を設定する
使用する色空間を設定できます。初期設定は、 「sRGB」です。
1 2 sRGB AdobeRGB sRGB 色空間に設定します。 AdobeRGB 色空間に設定します。
6
撮 影 の た め の 設 定
「A 撮影」メニュー(p. 74)の「色空間」で設定します。
ज़ג RAW έ ͼ σ ࠁ PEF sRGB ߗۼ AdobeRGB RAW δ Η ϋ κȜΡικς ઙതݻၗවႁ
MENU
৾ક
OK
ࠨ
色空間の設定によって、ファイル名の付け方が次のように変わります。 sRGB のとき :IMGPxxxx. JPG AdobeRGB のとき :_IGPxxxx. JPG 「xxxx」はファイル No. です。4 桁の連番で表されます。 (p. 213)
156 色空間とは
デジタルカメラやモニター、プリンターなどの画像入出力機器は、 それぞれ色を再現できる範囲が異なります。 この色再現可能範囲を色空間といいます。 異なる色空間を持つ機器同士の色再現を合わせるために、いくつか の基準となる色空間が提案されていますが、このカメラでは sRGB 色空間と AdobeRGB 色空間に対応しています。 sRGB 色空間はパソコンを中心とした機器で広く使われています。 AdobeRGB 色空間は sRGB 色空間よりも広い色再現範囲を持ってお り、主に商業印刷などの業務用途で使われています。 なお、AdobeRGB 色空間で作られた画像を sRGB 対応の機器でその まま出力すると、sRGB 色空間で作られた画像を出力したときに比 べ色が薄く見えます。
6
撮 影 の た め の 設 定
7
いろいろな再生
再生モードでの様々な再生方法をご紹介します。
再生関連メニューの操作方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 158 画像を回転する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 160 再生した画像を拡大表示する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161 複数の画像を表示する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163 フォルダを表示する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165 画像を比較する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166 スライドショウで連続再生する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 167 再生時の表示方法を切り替える . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170 複数画像を消去する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 173 消去できないようにする(プロテクト) . . . . . . . . . . . . . . 177 AV 機器と接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 179
158
再生関連メニューの操作方法
再生モードで 3 ボタンを押すと、 「Q 再生」メニューが表示されます。
「Q 再生」メニューの設定項目
「Q 再生」メニューでは、画像の再生に関する設定を行います。
項目 再生時の表示方法 クイックビュー 機能 参照 再生時に白とび黒つぶれ警告を表示するか否か、 p. 172 拡大時の最初の拡大率を設定します。
クイックビューの表示時間の長さやヒストグラ ム、 白とび黒つぶれ警告を表示するか否かを設定 p. 211 します。 デジタルプレビュー時にヒストグラム、 白とび黒 p. 113 デジタルプレビュー p. 212 つぶれ警告を表示するか否かを設定します。 p. 169 スライドショウ 保存された画像を連続して再生します。
7
い ろ い ろ な 再 生
「A カスタム」メニューの設定項目
カスタムファンクションでは、一眼レフカメラの機能をフルに生かして 撮影・再生するための機能を設定します。初期設定では、カスタムファ ンクションを変更しない設定となっています。 1 番目の項目である「設定」を O(オン)にすると、 「A カスタム」メ ニューの設定内容が変更できるようになります。
項目 設定 20. 画像の自動回転 カスタムのリセット 機能 カスタムファンクションを変更するか否かを設 定します。 撮影時に回転情報を記録するかどうかを設定し ます。 再生時に画像を自動的に回転させるかどうかを 設定します。 参照 — — —
「A カスタム」メニューの各項目の設定内容を初 p. 221 期状態に戻します。
159
再生 Fn メニューの設定項目
再生モードで { ボタンを押すと、再生 モードの Fn メニュー画面が表示されま す。
Fn
OK
Fn
ਞၭ
続いて押す十字キー(2345)または 4 ボタンによって動作が決ま ります。
キー 項目 DPOF 設定 RAW 展開 機能 プリント予約をします。 RAW 画像を JPEG に変換します。 参照 p. 190 p. 185
2 3 4 5 4
撮影した画像の色調を変えたり、またソ デジタルフィルタ フトやスリムに加工します。明るさの調 p. 182 整もできます。 スライドショウ 画像比較 保存された画像を連続して再生します。 p. 167 画像を 2 枚並べて表示します。 p. 166
7
い ろ い ろ な 再 生
• JPEG 画像を表示しているときは、RAW 展開(3)は選択できません。 • RAW 画像を表示しているときは、DPOF 設定(2) 、デジタルフィルタ(4) は選択できません。
160
画像を回転する
x には、 縦位置センサーの働きにより、 縦位置で撮影したときの 画像を再生時に正しい向きに自動回転させる機能が備わっています。 以下の手順で、 表示されている画像を左回りに 90° ずつ回転させることが できます。
1 2
Q ボタンを押す
十字キー(45)で回転したい画像を表示します。
十字キー(3)を押す
1 回押すごとに画像が左回りに 90° ずつ回転して表示されます。
100-0001
3
1/250 F2. 8
3
OK
ࠨ
OK
ࠨ
7
い ろ い ろ な 再 生
3
4 ボタンを押す
画像の回転表示情報を保存します。
「A カスタム」メニュー(p. 158)の「21. ファイン) 、D(ファイン) 、E(エコノミー) SD メモリーカード、SDHC メモリーカード
型 式 有効画素数 撮像素子 記録画素数 感度(標準出力感度) 記録形式 JPEG 画質 記録媒体 撮影枚数
記録サイズ
記録形式/ JPEG 画質
4GB
2GB 約119 枚
1GB
容量 512MB 約29 枚
256MB 約14 枚 約14 枚 約50 枚
128MB 約7 枚 約7 枚 約26 枚 約44 枚 約75 枚 約43 枚 約73 枚
|(PEF) 約235 枚 J 3872×2592 |(DNG) 約235 枚 C 約804 枚 J D 約 1371枚 3872×2592 E 約2320枚 C 約1340枚 P D 約2277枚 3008×2000 E 約3893枚 C 約3549枚 i D 約6034枚 1824×1216 E 約10057枚
約58 枚
約119 枚 約58 枚 約29 枚 約409 枚 約202 枚 約101 枚
約698 枚 約343 枚 約171 枚 約86 枚 約1181 枚 約586 枚 約293 枚 約147 枚 約682 枚 約335 枚 約167 枚 約84 枚 約1159 枚 約570 枚 約284 枚 約143 枚
約1982 枚 約974 枚 約487 枚 約245 枚 約125枚 約1807 枚 約902 枚 約450 枚 約227 枚 約116枚 約3073 枚 約1549 枚 約774 枚 約390 枚 約200枚 約5121 枚 約2627 枚 約1313 枚 約662 枚 約339枚
JPEG 画質(圧縮比) : C(S. ファイン)= 1/4. 5、D(ファイン)= 1/8、E(エコノ ミー)= 1/16
ホワイトバランス
12
付 録
画像モニター 再生機能
オート、太陽光、日陰、曇天、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白 色、W:白色) 、白熱灯、ストロボ、マニュアル、微調整可能 2. 7 型約 23 万ドット、TFT カラー LCD、広視野角タイプ、明 るさ調整機能付 1 コマ、4 画面、9 画面、16 画面、拡大(最大 16 倍まで、スク ロール可)、画像比較、回転表示、フォルダ表示、スライド ショウ、ヒストグラム、白とび黒つぶれ警告表示
247
白黒、セピア、カラー、ソフト、イラスト、HDR、スリム、 デジタルフィルタ 明るさ(撮影後処理のみ) e プログラム、K 感度優先、b シャッター優先、c 絞り優 先、a マニュアル、p バルブ ピクチャーモード I オートピクチャー、= 人物、s 風 景、q マクロ、\ 動体、. 夜景人物、a 露出モード ストロボオフ シーンモード A 夜景、i サーフ&スノー、K 料理、 K 夕景、C キッズ、E ペット、D キャ ンドルライト、E 美術館 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター、オート シャッター= 1/4000 ~ 30 秒 (無段階) 、 マニュアルシャッター シャッター = 1/4000 ~ 30 秒(1/2 EV ステップまたは 1/3 EV ステップの 選択可) 、 バルブ、 電磁レリーズ、 電源オフでシャッターロック ペンタックスバヨネット KAF2 マウント(AF カプラー、レンズ マウント 情報接点、電源接点付 K マウント) KAF2 マウントレンズ(パワーズーム不可) 、KAF マウントレン 使用レンズ ズ、KA マウントレンズ TTL 位相差検出式(SAFOX Ⅷ) 、オートフォーカス作動輝度 範囲 EV –1 ~ 18(ISO 100 相当) (F1. 4 レンズ付) 、フォーカ オートフォーカス機構 スロック可能、 フォーカスモード= l (シングル) /k (コンティニュアス)/ \、測距点切り替え可能 ペンタミラー式ファインダー、ナチュラルブライトマットⅡ ファインダー フォーカシングスクリーン、視野率約 96 %、倍率約 0. 85 倍 (1. 4/50mm・∞) 、視度=約 –2. 5m–1 ~ +1. 5m–1(毎メートル) フォーカス表示 ] 合焦=点灯/非合焦=点滅、 b 点灯=内蔵 ストロボ充電完了、 点滅=ストロボお勧め、 シャッター速度、 ISO 感度確認、絞り値、電子ダイヤル有効表示、@ = AE ロッ ファインダー内表示 ク、撮影可能枚数、m =露出補正、k =コンティニュア スモード表示、 \ =マニュアルフォーカス表示、 ピクチャー モード表示、シーンモード表示、手ぶれ補正表示、RAW / RAW+ b 点灯=内蔵ストロボ充電完了、点滅=ストロボお勧め、 E =自動発光、> =赤目軽減、9 = 1 コマ撮影、j =連 続撮影、g =セルフタイマー、h =リモコン撮影、?=電 池消耗警告、] =オートブラケット(露出設定ステップは、 LCD パネル表示 1/2 EV または 1/3 EV から選択可) 、M =中央重点測光、N = スポット測光、 V =測距点セレクト、 M =測距点中央、 ISO 感度確認、シャッター速度、絞り値、ホワイトバランス、撮 影可能枚数、m =露出補正値、USB 接続時に PC(マススト レージ)/ Pb(PictBridge)を表示、1、1P デジタルプレビュー:構図、露出、ピント、ホワイトバラン ス確認 プレビュー機能 光学プレビュー:被写界深度確認(電子式、全露出モードで 12 使用可能) 付 約 2. 8 コマ / 秒(JPEG(10M・C・連続 Hi) :4 コマまで、 録 連続撮影(Hi / Lo) RAW:4 コマまで) 、 約 1. 1 コマ / 秒(JPEG(10M・C・連 続 Lo) :カード空き容量まで、RAW:4 コマまで)
248
電子制御式、始動はシャッターボタン、作動時間 12 秒/ 2 秒 (ミラーアップ機能あり) 、電子音の有無設定可能、作動後解 除可能 ペンタックスリモートコントロール F (別売) 受信後即レリー リモコン ズ、または 3 秒後にレリーズの切り替え可 クイックリターンミラー、ミラーアップ機能(2 秒セルフ時 ミラー 可能) 画像仕上(6 種類) 、彩度/フィルタ効果、色相/調色、コン カスタムイメージ トラスト、シャープネス/ファインシャープネス 適正・アンダー・オーバーの 3 コマ連続段階露出が可能(露 露出ブラケット 出設定ステップは、1/2 EV または 1/3 EV から選択可) TTL 開放分割測光 (16 分割) 、 露出範囲 EV 0 ~ 21 (50mm F1. 4 露出計・露出範囲 ISO 100)、中央重点・スポット測光可能 ±3 EV(1/2 EV ステップ)、±2 EV(1/3 EV ステップ) 、露出 露出補正 設定ステップ選択可能 ボタン式(タイマー式:カスタムファンクションで設定した AE ロック 測光作動時間の 2 倍)シャッターボタン半押しで継続 直列制御 P-TTL ストロボ内蔵、ガイドナンバー約 13(ISO 100) 、28mm レンズの画角(35 ミリ換算)をカバー、同調速 内蔵ストロボ 度 1/180 秒以下、日中シンクロ・スローシンクロ可能、ISO 連動範囲= P-TTL:100 ~ 1600、オートポップアップ機能付 ホットシュー(M 接点専用ストロボ接点付)専用ストロボ連 動 ISO 連動範囲= P-TTL:100 ~ 1600、自動発光可能、赤目 外付けストロボ同調 軽減機能可能、専用ストロボ使用でハイスピードシンクロ、 ワイヤレスシンクロ カスタムファンクション 23 項目設定可能 時計機能 ワールドタイム設定、世界 75 都市に対応(28 タイムゾーン) 撮像素子シフト方式、有効補正範囲=最大 4EV(レンズの種 手ぶれ補正機能 類や撮影条件により異なる) SPコーティングおよびCCD駆動によるほこり除去が可能、 起 ダストリムーバル 動時の作動設定可 単 3 形リチウム電池、単 3 形ニッケル水素充電池、単 3 形アル 電源 カリ電池のいずれか 4 本 電池マーク ?点灯(点滅時シャッターロック、ファイン 電池消耗警告 ダー内表示は消灯) USB / VIDEO 端子(USB2. 0(ハイスピード対応) ) 、DC 入力 入出力ポート 端子、外部レリーズ端子 ビデオ出力方式 NTSC / PAL 対応プリンター :PictBridge 対応のプリンター PictBridge 印刷モード :1 画像印刷、全画像印刷、DPOF 印刷 約 133. 5mm(幅)×95mm(高)×74mm(厚) (突起部を除く) 外形・寸法・ 約 630g(ボディのみ) 、約 690g(単 3 形リチウム電池 4 本、SD 質量(重さ) メモリーカード込み) 、約 725g(単 3 形アルカリ電池 4 本、SD メモリーカード込み) セルフタイマー
12
付 録
249
ホットシューカバー FK、アイカップ FP、ME ファインダー キャップ、ボディマウントカバー、USB ケーブル I-USB17、 ビデオケーブル I-VC28、ソフトウェア(CD-ROM)S-SW74 (PENTAX PHOTO Browser 3 / PENTAX PHOTO Laboratory 3) 、ストラップ O-ST53、単 3 形リチウム電池 4 本、使用説明 書(本 書)、簡単 ガ イ ド、PENTAX PHOTO Browser 3 / PENTAX PHOTO Laboratory 3 使用説明書、保証書 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルト ガル語、イタリア語、オランダ語、デンマーク語、スウェー デン語、フィンランド語、ポーランド語、チェコ語、ハンガ リー語、 トルコ語、 ロシア語、 韓国語、 中国語 (繁体字/簡体字)
付属品
対応言語
12
付 録
250
用語解説
AdobeRGB Adobe Systems 社が商業印刷原稿作成用に推奨している色空間。 sRGB よ りも広い色再現域をもち、 印刷での色再現域をほぼカバーできるため、 パ ソコン上での画像編集段階において、印刷でしか再現できない色域情報 を失うことがありません。なお、対応しないソフトウェアで開くと色が 薄く見えてしまいます。 CCD(Charge Coupled Devices) レンズを通して入ってきた光を電気信号に変換する撮像素子。 DCF(Design rule for Camera File system) 電子情報技術産業協会(JEITA)で制定された、デジタルカメラ用のファ イルシステムに関する規格。 DNG RAW ファイル DNG(Digital Negative の略)は、Adobe Systems 社が提唱する汎用の RAW ファイルフォーマット。標準仕様のない RAW 形式を DNG 形式に変 換することで、画像の可搬性が向上します。 DPOF(Digital Print Order Format) 画像を記録したカードに、プリントするコマや枚数などの情報を書き込 むためのルール。DPOF 対応のプリント取扱店に持っていくと、簡単に プリントすることができます。 EV(Exposure Value) 露出値。絞り値とシャッター速度の組み合わせで決まります。 Exif(Exchangeable image file format for digital still camera) 電子情報技術産業協会(JEITA)によって標準化された、デジタルカメラ 用のファイルフォーマットに関する規格。 ISO 感度 光の明るさを感じる度合い。ISO 感度が高いほど、暗いところでも速い シャッター速度で撮影できるため、カメラぶれしにくくなります。しか し、ISO 感度が上がるほど、画像のノイズが多くなります。
12
付 録
JPEG 画像の圧縮方式で、このカメラでは画質を C(S. ファイン)/ D (ファイン)/ E(エコノミー)から選べます。JPEG 形式で記録した画 像は、パソコンで閲覧したり、電子メールに添付するのに適しています。 ND フィルター 色調には影響を与えずに、明るさだけを調整するフィルターで、いろい ろな濃度のものがあります。 NTSC / PAL ビデオ出力方式。主に日本、北米、韓国では NTSC が用いられ、主にヨー ロッパ諸国や中国では PAL が用いられています。 RAW データ CCD からの生出力を記録した画像データ。 RAW データはカメラ内部で画 像処理される前の生データなので、RAW 以外では撮影前にしておかなけ ればならない設定(ホワイトバランス・コントラスト・彩度・シャープ ネスなど)を、撮影された後に 1 コマ 1 コマ個別に設定できます。また RAW データは JPEG の 8bit データに対し、16 倍の情報量を持った 12bit データなので、大変豊かな階調表現が可能です。パソコンに転送し、付 属のソフトウェアを使用することで、 JPEG など設定の異なる画像データ を作成することができます。 sRGB(standard RGB) IEC(International Electrotechnical Commission、国際電気標準会議)が 定める色空間の国際規格。一般的なパソコン用モニタの標準値から定義 された色空間で、Exif の標準色空間としても使用されています。 色温度 被写体を照らしている光源の色を数値で表したもの。絶対温度で表され、 単位はケルビン(K)を使用します。色温度が高くなるにつれて光の色は 青味を帯び、色温度が低くなるにつれ光の色は赤味を帯びていきます。 色空間 色スペクトルのうちで使用する範囲を定義したもの。デジタルカメラで は、Exif の定義により「sRGB」が標準として使われています。このカメ ラでは、sRGB より多くの色を表現できる「AdobeRGB」も色空間として 使用できます。
251
12
付 録
252
オートブラケット 露出を自動で変えて撮る機能。シャッターボタンを押したときに、補正 なしの画像、マイナス補正した画像、プラス補正した画像を連続して撮 影できます。 画質 画像の圧縮率。圧縮率が低くなるにつれて画像はきめ細かく、圧縮率が 高くなるにつれて画像は粗くなります。 カメラぶれ(手ぶれ) シャッターが開いている間にカメラが動いてしまったために、被写体全 体が流れたように写ってしまう現象。シャッター速度が遅いときに発生 しがちです。 ISO 感度を高めたり、ストロボを使ったりしてシャッター速度を速くす る、また、三脚などを使ってカメラを固定することで防止できます。ま た、 カメラぶれは、 シャッターボタンを押す動作で発生しがちなので、 手 ぶれ補正機能、セルフタイマーやリモコン、ケーブルスイッチを使うの も有効です。 記録サイズ 画像の大きさを点(ピクセル)の数で表したもの。画像を構成する点(ピ クセル)の数が多くなるほど、画像の大きさは大きくなります。 黒つぶれ 画像の暗い部分の階調が失われ、真っ黒になってしまうこと。 ケラレ 撮影した写真の周辺部がフードやフィルターなどでさえぎられて黒く なったり、レンズでストロボ光の一部がさえぎられて影になる現象。 絞り 光がレンズを通るときの光束(光の太さ)を広くしたり、狭めたりして CCD にあたる光の量を調整する機構のこと。 シャッター速度 シャッターを開き、光を CCD にあてている時間。シャッター速度を速く したり、遅くしたりすることで、CCD にあたる光の量を調整します。 白とび 画像の明るい部分の階調が失われ、真っ白になってしまうこと。
12
付 録
253
測距点 ファインダー内でピントを合わせる位置。 このカメラでは、 「オート」 「セ レクト」 「中央」が選択できます。 測光方式 露出を決めるために、被写体の明るさを計測する方式。このカメラでは、 「分割測光」 「中央重点測光」 「スポット測光」が選択できます。 ダイナミックレンジ(D-range) 画像がどれだけ階調豊かに再現できるかを数値で表したもの。 デジタルカメラでは、銀塩フィルムの「ラチチュード」と同じ意味で使 われます。 一般的に、ダイナミックレンジが広いと白とび黒つぶれが発生しにくく、 ダイナミックレンジが狭いとシャープな画像を得られます。 ノイズリダクション シャッター速度を遅くしたときや高感度で撮影したときに発生するノイ ズ(画像のざらつきやムラ)を減らす処理。 被写界深度 ピントが合って見える範囲。絞り値、レンズの焦点距離、被写体までの 距離によって変わります。例えば、絞り値を大きくすると被写界深度は 深くなり、小さくすると浅くなります。 ヒストグラム 画像の最も暗い部分から最も明るい部分までの階調の分布をグラフ化し たもの。横軸が明るさ、縦軸が画素数を表しています。画像の露光状態 を知りたいときに便利です。 ホワイトバランス 撮影時の光源に合わせて色温度を調整し、被写体を見た目どおりの色合 いに補正する機能。 露出補正 シャッター速度と絞りを変えて、画像の明るさを調整すること。 12
付 録
254
メモ
索引
記号
「A カスタム」メニュー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75, 158, 226 Q(再生)ボタン . . . . . 19, 21, 70 「Q 再生」メニュー . . . . . 158, 224 「A 撮影」メニュー . . . . . . . . 74, 224 i(消去)ボタン . . . . . . . . . . . . 21, 72 「R 詳細設定」メニュー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 202, 225 K(ストロボポップアップ) ボタン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19, 62 | プレビュー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113 Z(プロテクト)ボタン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21, 177 mc(露出補正)ボタン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19, 21, 100 I オートピクチャー . . . . . . . . . . 78 = 人物 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78 s 風景 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78 q マクロ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78 \ 動体 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78 . 夜景人物 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78 a ストロボオフ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78 A 夜景 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 i サーフ&スノー . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 K 料理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 K 夕景 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 C キッズ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 E ペット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 D キャンドルライト . . . . . . . . . . . . . . 79 E 美術館 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79
255
A
AC アダプター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19, 96 AE ロック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101 AF200FG . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 134 AF360FGZ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 134 AF540FGZ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] 107 ファインダー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27, 47 フィルタ加工 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 182 フィルタ効果 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144 風景 s . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ]
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