ユーザーズガイド SONY SS-AR2

[. . . ] [. . . ] 4-137-984-01(1) ON/OFF / 1      SS‑AR2 FM 8       SS-AR2 Printed in Japan © 2008 Sony Corporation 心地よい音。それは、 心に響く豊かな音。 その音をじっくりくつろいで聴いていただきたい。 上質な音楽を楽しんでいただきたい。 また、 音を楽しむだけでなく、 持つ喜びを感じていただきたい。 これが、SS‑AR2に込めた私たちの思いです。 4 まず、 その実現のために、 スピーカーの要である 「ユニット」 につい ては、 単に特性を追求するだけでなく、 作品に込められた演奏者の 思いをも感じられる情緒豊かでリアリティのある音を目指して開 発しました。 ウーファーは、 強力な磁気回路を装備したアルミ振動板が、 頑強な エンクロージャー構造と相まって、 力強く奥深い、 それでいて、 安定 感あふれるクリアな低音を生み出します。 ミッドレンジは、 振動板に一度切れ込みを入れた後に再び接着させ ることで、 高域ピークを減少させ、 滑らかでナチュラルな中高域を 再生可能にしました。 トゥイーターは、 磁気回路の最適設計や振動板の形状、 および振動 板後方をストレスなく開放したことなどで、 クリアで伸びのある、 抜けのよい高音を実現しました。 また、 ウーファーとミッドレンジの間を2枚の板で仕切ることで、 ウーファー部分とミッドレンジ・トゥイーター部分の独立した2つ のスピーカーを設置しているような、 贅沢な音の空間を創り出しま した。これにより、 スピーカー下部に設置されたウーファーの影響 を受けずに、 ミッドレンジ、 トゥイーターが奏でる繊細な高音を保 持できます。 スピーカーには、 頑丈なエンクロージャーが不可欠です。 そこで、 エンクロージャーの高剛性化と響きのコントロールを徹底 的に行いました。ユニットを取り付けるバッフル板には、 北海道の 自然に育まれた良質かつ稀少な楓 （かえで） を用いました。その楓 材を使用して、40mmの頑強な積層合板に仕上げたことで、 ユニッ トとの相性に一層の安定感をもたらしています。 側板には、 重量や強度はもちろんのこと、 その独特の気品を持ち、 濃 密な響きや安定感をもたらす、 北欧産の樺 （かば） 材を用いていま す。これを丁寧に曲げ、 なめらかなラウンド形状に加工しました。 これらの素材や形状により、 構造的な頑強さ、 寒冷地で育った木材 独特のきれいな響きが得られるとともに、 不要な定在波の低減、 音 の回析による波面の乱れの低減に効果を発揮します。 さらに、 仕上げには、 ピアノフィニッシュ塗装を施しました。これ により、SS‑AR2は、 オーディオルームやリビングルームなど、 どこ においても上品な存在感を持ち合わせています。 D               / POWER OFF 2 10mm 4mm Y Y 6mm 12mm     50cm 3 2m 4 100W 89dB 2. 83V/m 42Hz 60, 000Hz 400Hz 4, 000Hz 280 980 410mm 38kg 1 1 1 4 16. 5cm 13. 0cm 2. 5cm 2 1 1 1 1 A : A B : B B B このような、 私たちが音作りで培ってきた技術や経験、 また、 厳選さ れた素材とデザイン、 そして日本の卓越した技巧を持つ木工職人に よる伝統的技術、 これらの調和が豊かな音と、 持つ喜びを醸し出し ます。 SS‑AR2で、 上質な音楽を心ゆくまでご堪能ください。 C 45 60 C : 50cm D : 50cm E : 1m E [. . . ] [. . . ]