ユーザーズガイド YAMAHA MTX

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マニュアル抽象的: マニュアル YAMAHA MTX

詳しい操作方法はユーザーガイドに記載されています。

[. . . ] MTX Editor 取扱説明書 MTX Editor は、 MTX シリーズや XMV シリーズ、 EXi8/Exo8 を使用したシステムを統括して構築 / コン トロールするためのソフトウェアです。 MTX Editor 上で行なった設定を Ethernet で接続した MTX シ リーズや XMV シリーズ、 EXi8/EXo8 などの機器に転送します。 設定を転送したあとは、 コンピューターなしでシステムが稼働します。 また、 DCP シリーズなどのコントロールパネルを使ってリアルタイムにコントロールすることもできます。 データの著作権に関するお願い ヤマハ ( 株 ) および第三者から販売もしくは提供されている音楽 / サウンドデータは、 私的使用のための 複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、 権利者に無断で複製または転用することを禁じられて います。 ご使用時には、 ご必要に応じて権利者から許諾を得る、 著作権の専門家にご相談されるなどのご配 慮をお願いします。 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ ● このソフトウェアおよび取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。 ● このソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、 改変することはできません。 ● このソフトウェアおよび取扱説明書を運用した結果およびその影響については、 一切責任を負いかね ますのでご了承ください。 ● この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、 すべて操作説明のためのものです。 したがって、 実際の仕様と異なる場合があります。 ● アプリケーションのバージョンアップなどに伴うシステムソフトウェアおよび一部の機能や仕様の変 更については、 別紙または別冊で対応させていただきます。 ● Ethernet はゼロックス社の商標です。 ● Windows は、 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。 ● Bonjour は米国およびその他の国で登録された Apple Inc. の商標です。 ● SDHC ロゴ、 および SD ロゴは SD-3C, LLC の商標です。 ● MPEG Layer-3 audio coding technology licensed from Fraunhofer IIS and Thomson. ● 本書に記載されている会社名および製品名は、 それぞれ各社の商標または登録商標です。 1 MTX Editor 取扱説明書 目 次 データの著作権に関するお願い . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ . . . . . . . . . . . 1 第 1 章 MTX Editor の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] I/O 画面  System 画面で [MAIN] ボタンをクリックし、MAIN」 「 画面を表示します。 「MAIN」画面 詳細は 「MAIN」 画面を参照してください。  14 MTX Editor 取扱説明書 ワークフロー 第 1 章 MTX Editor の概要 MTX のインプットチャンネルの設定をします。 インプットチャンネルにどのポートを割り当てるかは 「Input Patch」 ダイアログで行ないます。 「Input Patch」 ダイアログは、MAIN」 「 画面でポート選択ボタンをクリックして開きます。 ポート選択ボタン ポート選択 ボタン 詳細は 「Input Patch」 ダイアログを参照してください。 アウトプットチャンネルにどのポートを割り当てるかは 「Output Patch」 ダイアログで 同様に、 行ないます。  コンポーネントのパラメーターを編集します。 各コンポーネント編集画面は、 以下のボタンをクリックして表示します。 各コンポーネントの詳細については、 以下の画面を参照してください。 「CHANNEL EDIT」 画面 「MATRIX」 画面 「ZONE」 画面 「ROUTER」 画面 「EFFECT」 画面 「DCA GROUP」 画面  15 MTX Editor 取扱説明書 ワークフロー 第 1 章 MTX Editor の概要 DCP、 Wireless DCP、 GPI、 Scheduler などの各設定を行ないます。 各設定は以下のダイアログで行ないます。 DCP の設定 「Digital Control Panel」 ダイアログ ([Controller] メニューから [Digital Control Panel] を選択) Wireless DCP の設定「Wireless DCP」 : ダイアログ ([Controller] メニューから [Wireless DCP] を選択) GPI の設定「GPI」 : ダイアログまたは 「GPI Calibration」 ダイアログ ([System] メニューから [GPI] または [GPI Calibration] を選択) Scheduler の設定「Scheduler」 : ダイアログ ([System] メニューから [Scheduler] を選択)  プリセットをストアします。 プリセットのストアは 「Preset」 ダイアログで行ないます。Preset」 「 ダイアログは、 プリセット ボタンをクリックして開きます。 「Preset」ダイアログ プリセットボタン プリセットと同時にリコールされる DCP ライブラリー、 Wireless DCP ライブラリー、 オー ディオファイルの設定は、Preset」 「 ダイアログを参照してください。  印刷した接続図に従って機器を接続します。 各機器の電源をオフにし、 MTX、 XMV、 および EXi8/EXo8 のリアパネルで UNIT ID を設定し ます。 [File] メニューから [Print Configuration Diagram] を選択して印刷することもでき NOTE 接続図は、 ます。 まず、 本体リアパネルのディップスイッチ 6(IP SETTING) が [UNIT ID] に設定されているこ とを確認します。 [PC] に設定されている場合は [UNIT ID] に変更し、 本体を再起動してくださ い。 リアパネルの [UNIT ID] ロータリースイッチおよびディップスイッチで各機器の UNIT ID を 設定します。 MTX Editor では、 UNIT ID は 16 進数で表示されます。 ディップスイッチ (MTX および EXi8/EXo8 ではスイッチ 1 ∼ 2、 XMV ではスイッチ 1 ∼ 3) で上位桁を、 [UNIT ID] ( ) ロータリースイッチで下位桁を設定します。[00] は設定できません。 16 MTX Editor 取扱説明書 ワークフロー 第 1 章 MTX Editor の概要 設定例)XMV で UNIT ID を [0A] に設定するとき 0 A ディップスイッチ [UNIT ID] ロータリースイッチ ディップスイッチを以下のように組み合わせることにより、 UNIT ID の上位桁を構成します。 ON 上位桁が 0 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 機器を固定IPアドレスで運用したい場合は、IP Address」 「 ダイ NOTE DHCPサーバーを利用したり、 アログを参照してください。Set IP Address 」ダイアログは、 「 [System] メニューから選択す る 「Device Information」 ダイアログから開くことができます。  ON 上位桁が 7 ON 上位桁が 6 ON 上位桁が 5 ON 上位桁が 4 ON 上位桁が 3 ON 上位桁が 2 ON 上位桁が 1 17 MTX Editor 取扱説明書 ワークフロー 第 1 章 MTX Editor の概要 接続図に従って機器とコンピューターを接続します。 MTX および XMV の NETWORK 端子とコンピューターを接続します。 機器を複数台接続する ときは、 スイッチを使用します。 MTX が 1 台のみの場合は、 コンピューターと MTX を直接接続 することもできます。 MTX の NETWORK 端子 XMV の NETWORK 端子  機器の電源をオンにします。  ネットワークカードの選択、 およびコンピューターの IP アドレスの設定を行ないます。 ネットワークカードの選択は [System] メニューから選択する 「Network Setup」 ダイアログ で行ないます。 DHCP サーバーが接続されていない場合、 ネットワークカードの IP アドレスを 固定 IP アドレスにしてください。 ネットワークカードの IP アドレスはコントロールパネルの 「ネットワーク接続」 で行ないます。ネットワーク接続」「Network Setup」 「 は ダイアログの [Open Network Connections] ボタンをクリックすることで開きます。 コンピューターと機器の接続に成功すると、 Project 画面で機器のアイコン表示が変わります。 機器との接続が成功 機器のファームウェアのバージョンが MTX Editor と互換性があるかどうかを確認しま す。 詳細は、 [System] メニューから選択する 「Device Information」 ダイアログを参照して ください。 ファームウェアと MTX Editor の互換性については、 ヤマハプロオーディオウェブ また、 サイトをご覧ください。 http://www. yamahaproaudio. com/japan/ja/  18 MTX Editor 取扱説明書 ワークフロー 第 1 章 MTX Editor の概要 コンピューターと機器を同期状態 ( オンライン状態 ) にします。 ツールボタンの [Online] ボタンをクリックして 「Synchronization」 ダイアログを開き、 [To Device] を選択します。 オンライン状態になると、 インジケーターが以下のように青く点灯します。 オンライン状態になると、 コンピューターの時刻が各機器に送信されます。 該当プロジェクトファイルを最初に作ったコンピューターの 「日付 NOTE サマータイムの設定は、 と時刻」 の設定が反映されています。 サマータイムが設定されていないコンピューターや、 異 なるタイムゾーンの設定がされているコンピューターで作ったプロジェクトファイルのサ マータイムに関する設定を変更する場合は、 [System] メニューから 「Daylight Saving Time」 ダイアログを開き、 設定を変更してください。  MTX のポートや XMV のパラメーターを調整します。 上記で MTX 内部のパッチを設定した際に、 チャンネルに外部機器のチャンネルや MTX のポー トを割り当てた場合、 ポート / 外部機器のパラメーター呼び出しボタンをクリックすると、 各パ ラメーター編集画面が開きます。 詳しくは、MAIN」 「 画面を参照してください。  プロジェクトファイルを保存します。 [File] メニューから [Save] または [Save As] を選択し、 プロジェクトファイルを保存します。 ファイルにセキュリティ情報を付加したい場合は、 [File] メニューから選択する 「Security Settings」 ダイアログでパスワードの設定が行なえます。 19 MTX Editor 取扱説明書 各画面について 第 1 章 MTX Editor の概要 各画面について MTX Editor には、 主に Project 画面と System 画面があります。 ❑ Project 画面 MTX システムを管理する画面です。 MTX や XMV の状態を確認したり、 機器に関する設定を行ないます。 また、 アラートを発生している機器を確認することもできます。 ❑ System 画面 チャンネルやマトリクス、 エフェクトなどの設定を行ないます。 20 MTX Editor 取扱説明書 画面遷移 第 1 章 MTX Editor の概要 画面遷移 Project 画面 各ダイアログ (*) ツールバーまたはメニュー SYSTEM タブ [Project] タブ ツールバーまたは メニュー System 画面 ( 「MAIN」画面) [EXT. I/O] ボタン 「EXT. I/O」画面 [CHANNEL EDIT] ボタン [MATRIX] ボタン [ZONE] ボタン [ROUTER] ボタン [EFFECT] ボタン [DCA GROUP] ボタン 「CHANNEL EDIT」 画面 「MATRIX」 画面 「ZONE」 画面 「ROUTER」 画面 「EFFECT」 画面 「DCA GROUP」 画面 (*)「Device Configration Wizard」ダイアログは Project 画面からのみ開けます。 「Preset」ダイアログは System 画面から のみ開けます。 21 MTX Editor 取扱説明書 第 2 章 メニューバーおよびツールボタン この章では、 メニューバーおよびツールボタンの概略を説明します。 呼び出される各ダイアログについては、 リンク先を参照してください。 メニューバー タイトルバー ツールボタン タイトルバー 「MTX Editor」 と表示されます。 また、 その右側には現在開いているプロジェクトファイル名が表示されます。 新規プロジェクトファイルを開 いたときや、 プロジェクトファイルが一度も保存されていない場合は何も表示されません。 メニューバー MTX Editor で実行できるコマンド ( 命令 ) が、 カテゴリーごとにまとめられています。 クリックするとコマンドのリストが表示されます。 22 MTX Editor 取扱説明書 メニューバー 第 2 章 メニューバーおよびツールボタン メニュー コマンド 概要 新規プロジェクトファイルを作成します。 プロジェクトファイルを編集中の場合は、 確認のメッ セージが表示されます。 オンライン状態のとき、 このコマンドは選択できません。 保存されているプロジェクトファイルを開きます。 プロジェクトファイルを編集中の場合は、 確認のメッ セージが表示されます。 オンライン状態のとき、 このコマンドは選択できません。 MTX システムの設定を MTX Editor に取り込みます。 呼び出されるダイアログ 「Device Configuration Wizard」 ダイアログ [New] [Open] 「Open File」 ダイアログ MTX システムの設定ファイルを無くしたときに使用し たりします。 [Go Online ‒ 「Go Online ‒ From From Devices] プロジェクトファイルを編集中の場合は確認のメッセー Devices」 ダイアログ ジが表示されます。 オンライン状態のとき、 このコマンドは選択できません。 プロジェクトファイルを上書き保存します。 [Save] 最初に保存するときは 「Save File」 ダイアログが開きま すので、 ファイルに名前を付けて保存します。 ゲストユーザーでログオンしている場合、 このコマンド は選択できません。 [Save As] [File] [Security] プロジェクトファイルを別のファイルとして保存しま す。 コマンドを選択すると 「Save File」 ダイアログが開き 「Save File」 ダイアログ ます。 ゲストユーザーがシステムを変更保存できないようにセ 「Security Settings」 ダ キュリティを設定します。 この設定は、 プロジェクトファ イアログ イルに保存されます。 物件情報や連絡先などのメモをプロジェクトファイルに 「Project Information」 記しておくことができます。 ダイアログ ゲストユーザーは閲覧のみとなります。 MTX、 XMV や DCP などの機器の接続図を表示します。「Configuration 接続図は印刷できます。 Diagram」 ダイアログ 別のアカウントでログオンしなおしたい場合、 このコマ ンドを選択して一旦ログオフします。 [Log Off] ダイアログ 「Security Settings」 ダイアログで [Security] がオフ 「Log on」 になっているか、 オンライン状態のとき、 このコマンドは 選択できません。 最近使用したプロジェクトファイルを 5 つまで表示し、 開くことができます。 オンライン状態の時、 このコマンドは選択できません。 MTX Editor を終了します。 [Exit] プロジェクトファイルが編集されている場合は、 確認の メッセージが表示されます。 オンライン状態のとき、 このコマンドは選択できません。 ‒ ‒ ‒ [Project Information] [Print Configuration Diagram] [Recently Opened Files] 23 MTX Editor 取扱説明書 メニューバー 第 2 章 メニューバーおよびツールボタン メニュー コマンド [Network Setup] [Device Information] [MTX Configuration] 概要 呼び出されるダイアログ MTX と通信するためのコンピューターのネットワーク アダプターを選択します。 「Network Setup」 ダイ アログ ネットワークアダプターの IP アドレスの変更もできま す。 ネットワーク上の機器を一覧で表示し、 ファームウェア のアップデートや IP アドレスの変更を行ないます。 「Device Information」 ダイアログ MTX の入力ポートや出力チャンネル、 マトリクスバスな 「MTX Configuration」 ど、 入出力の設定を機器ごとに行ないます。 ダイアログ Project 画面のとき、 このコマンドは選択できません。 オンライン状態 / オフライン状態にかかわらず同一ネッ トワークに接続されているすべての機器の日時を更新し 「Clock」 ダイアログ ます。 サマータイム ( = Daylight Saving Time) の設定をし 「Daylight Saving ます。 Time」 ダイアログ あらかじめ設定しておいた日時にプリセットを切り替え たり、 メモリーカードに保存してある曲や効果音を SD 「Scheduler」 ダイアロ 再生できます。 これらの個々の設定を 「イベント グ (Event)」 と呼びます。Scheduler」 「 ダイアログではイベ ントの設定を行ないます。 GPI 入出力の設定を行ないます。 「GPI」 ダイアログ [Clock] [System] [Daylight Saving Time] [Scheduler] [GPI] [GPI Calibration] [Remote Control] [Digital Control Panel] [Controller] [Wireless DCP] [About MTX Editor] MTX 本体の [GPI] 端子の入力電圧検出範囲のキャリブ 「GPI Calibration」 ダイ レーションを行ないます ( オンライン状態のときのみ設 アログ 定可能 )。 [RS-232C] 端子の設定を行ないます ( 将来対応予定 )。 デジタルコントロールパネル (DCP) の設定を行ないま す。 ‒ 「Digital Control Panel」 ダイアログ iOS アプリケーション 「Wireless DCP」 の設定を行ない ます。 「Wireless DCP」 ダイア ログ 設定する項目はテンプレート以外は 「Digital Control Panel」 と同じです。 MTX Editor のバージョンなどの詳細情報を表示しま す。 ‒ [About] 24 MTX Editor 取扱説明書 ツールボタン 第 2 章 メニューバーおよびツールボタン ツールボタン ファイル関連ツール プリセット関連ツール 同期関連ツール 関連ツール ボタンなど 概要 新規プロジェクトファイルを作成します。 プロジェクトファイルを編集中の場合は、 確認の メッセージが表示されます。 オンライン状態のとき、 このボタンは無効です。 保存されているプロジェクトファイルを開きます。 プロジェクトファイルを編集中の場合は、 確認の メッセージが表示されます。 オンライン状態のとき、 このボタンは無効です。 稼働している MTX システムの設定を MTX Editor に取り込みます。 呼び出されるダイアログ 「Device Configuration Wizard」 ダイアログ [New] [Open] 「Open File」 ダイアログ ファイル [Go Online - From Device] MTX システムの設定ファイルを無くしたときに使 「Go Online ‒ From 用したりします。 Devices」 ダイアログ プロジェクトファイルを編集中の場合は確認のメッ セージが表示されます。 オンライン状態のとき、 このボタンは無効です。 プロジェクトファイルを上書き保存します。 最初に保存するときは 「Save File」 ダイアログが開 きますので、 ファイルに名前を付けて保存します。 ゲストユーザーでログオンしている場合、 このボタ ンは無効です。 [Save] ‒ プリセット プリセットに関する設定を行ないます。 Project 画面のときは無効です。 ストア済みのプリセットが以下のように表示されま す ( 空のプリセットは表示されません )。 ここで選択 したプリセットがリコールされます。 「Preset」 ダイアログ プリセット選択コ プリセット ンボボックス ‒ リコールフィルターが設定 されている場合のみ表示 プリセット名 プリセット番号 パラメーターや設定を変更すると、 このインジケー ターが点灯します。 この場合、 必要に応じてプリセッ トをストアしてください。 [EDIT] インジケー ター ‒ 25 MTX Editor 取扱説明書 ツールボタン 第 2 章 メニューバーおよびツールボタン 関連ツール ボタンなど 概要 機器とコンピューターがオンライン状態のときに点 灯します。 状態によってインジケーターの色が変わ ります。 呼び出されるダイアログ 青色 . . . プロジェクトファイルに配置されているす オンライン べての機器がオンライン状態のとき インジケーター 黄色 . . . コンピューターはオンライン状態だが、 プロ ジェクトファイルに配置されている機器の うち少なくとも 1 台の機器が非接続もしく は電源がオフになったとき 消灯 . . . すべての機器がオフライン状態のとき ‒ [Online] オフライン状態または非接続状態でクリックすると 「Synchronization」 ダイアログ ( 同期方向選択 ) が 表示されます。 オンライン状態でクリックすると、 オ フラインになっている機器を再検索し、 同期を開始 します。 すでにオンライン状態の機器は何も起こり 「Synchronization」 ダイア ません。 ログ ダイアログ NOTE 「Device Configuration Wizard」 で配置した MTX が実際にネットワーク上 に接続されていない場合、 [Online] ボタン は使用できません。 クリックすると、 MTX Editor と機器間がオフライ ン状態 ( 非同期状態 ) になります。 同期 NOTE 以下の場合は [Offli ne] ボタンは使用できま [Offline] せん。 ・「Device Configuration Wizard」 ダイアロ グで配置した MTX が実際にネットワー ク上に接続されていない場合 ・ [Connection] ボタンが非接続状態のとき MTX Editor とネットワークの接続状態を切り替え ます。 オフライン状態でも接続状態だと MTX Editor は機器の検索などでネットワークにデータ を送出します。 オフィスの LAN などに接続してい て、 余計なデータを送出したくない場合は非接続状 態にしてください。 接続状態です。 非接続状態です。 [Connection] 26 MTX Editor 取扱説明書 第 3 章 Project 画面 プロジェクトを管理する画面です。 MTX Editor を起動すると、 この画面が最初に開きます。 Project 画面と System 画面の表示はタブで切り替えます。 ネットワーク機器 MTX システム [System] タブ [Device] タブ [Alert] タブ 27 MTX Editor 取扱説明書 ネットワーク機器 第 3 章 Project 画面 ネットワーク機器 コンピューターと同じネットワークに存在する機器を一覧表示します (MTX システムに配置されている機 器は表示されません )。 ネットワーク機器一覧 スクロールボタン Identify ボタン ネットワーク機器一覧 同一ネットワークに存在する機器です。 UNIT ID、 機器名、 機器のイラストが表示されます。 Identify ボタン クリックすると該当する機器のインジケーターが約 5 秒間点滅し、 機器を確認できます。 スクロールボタン 表示を上下にスクロールします。 28 MTX Editor 取扱説明書 MTX システム 第 3 章 Project 画面 MTX システム [Device Config] ボタン デジタルコントロールパネル YDIF 接続機器 アナログ接続機器 [Device Config] ボタン クリックすると 「Device Configuration Wizard」 ダイアログが開きます。 29 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 ❑ 「Device Configuration Wizard」ダイアログ MTX システムのコンフィギュレーション ( 構成 ) をウィザードに従って配置したり設定するため のダイアログです。 機器の種類や接続順を簡単に設定または編集できます。 ここでは Project 画面の [Device Config] ボタンをクリックして表示されるダイアログについて 説明します。 [New] ラジオボタンを選択した場合のウィザードの進み方については、MTX セット 「 アップマニュアル」 を参照してください。 1. [Device Config]ボタンをクリックすると、Device Configuration Wizard」 「 ダイアログ が開始します。 MTX システムを新しく配置するか、 または編集するかを選択します。 • [New] ラジオボタン コンフィギュレーションを新しく作成します。 [SYSTEM NAME] 入力ボックスに任意のシステム名を入力します。 • [Edit Configuration] ラジオボタン コンフィギュレーションを編集します。 機器が配置されていない場合はグレーアウト表示 となり、 選択できません。 システム名を編集したい場合は、 [New] ラジオボタンを有効にして、 システム名を編集し たあと、 [Edit Configuration] ラジオボタンを有効にしてください。 • [Clear] ラジオボタン コンフィギュレーションをクリアします。 機器が配置されていない場合はグレーアウト表 示となり、 選択できません。 • [Cancel] ボタン 操作をキャンセルし、 ウィザードを終了します。 • [< Back] ボタン グレーアウト表示となり、 選択できません。 • [Next >] ボタン 次の画面に進みます。 30 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 • [Finish] ボタン [Clear] ラジオボタンを選択したときのみ選択できます。 クリックすると確認のメッセー ジが表示され、 [Yes] ボタンをクリックするとクリアを実行し、 ウィザードを終了します。 [No] ボタンをクリックすると操作をキャンセルし、 元のダイアログに戻ります。 2. 既に配置されている機器から不要な機器を削除します。 (手順1で[Edit Configuration]を 選択したときのみ ) 既に配置済みの機器を削除します。 削除したい機器の左横にあるチェックボックスをオン にします。 • [Cancel] ボタン ウィザードを終了します。 操作をキャンセルし、 • [< Back] ボタン 選択できません。 グレーアウト表示となり、 • [Next >] ボタン 変更を反映して次の画面に進みます。 機器を選択して [Next >] ボタンをクリックすると、 確認のメッセージが表示されます。 [Yes] ボタンをクリックすると変更を反映し、 次の画面に進みます。 [No] ボタンをクリッ クすると操作をキャンセルし、 元のダイアログに戻ります。 • [Finish] ボタン 機器を選択して [Finish] ボタンをクリックすると、 確認のメッセージが表示されます。 [Yes] ボタンをクリックすると変更を反映し、 ウィザードを終了します。 [No] ボタンをク リックすると操作をキャンセルし、 元のダイアログに戻ります。 機器を選択せずに [Finish >] ボタンをクリックすると、 結線図を表示するかどうかの確 認のメッセージが表示されます。 [Yes] ボタンをクリックすると結線図 「Configuration ( ダイアログ ) を表示します ( →手順 8)。 [No] ボタンをクリックすると結線図 Diagram」 を表示せずにウィザードを終了します。 31 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 3. MTX システムに配置する機器タイプと台数を設定します。 YDIF 接続またはアナログ ( ライン ) 接続する機器の台数を決定します。 ウィザードの最初のダイアログで [Edit Configuration] を選択した場合は、 現在設定さ れている台数が表示されます。 このとき、 その台数よりも少ない台数または MTX システ ムの接続条件以上に多い台数に変更することはできません。 台数が 0 に設定されている機器はグレーアウト表示となります。 • [Number] コンボボックス YDIF 接続する機器、 または MTX とライン接続するアンプの台数を設定します。 • [Cancel] ボタン 操作をキャンセルし、 ウィザードを終了します。 • [< Back] ボタン 選択できません。 グレーアウト表示となり、 • [Next >] ボタン 変更を反映して次の画面に進みます。 • [Finish] ボタン グレーアウト表示となり、 選択できません。 32 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 4. 各機器の UNIT ID を設定します。 配置した機器の UNIT ID を設定します。 UNIT ID は機器間で重複しないように設定して ください。 ウィザードの最初のダイアログで [New] を選択した場合は、 自動的に小さい UNIT ID か ら順番に割りふられます。 [Edit Configuration] を選択した場合は、 現在設定されている UNIT ID が表示されます。 いずれの場合も変更可能です。 • [UNIT ID] コンボボックス YDIF 接続する機器、 または MTX とライン ( アナログ ) 接続するアンプの UNIT ID を設 定します。 [UNIT ID] コンボボックスをクリックすると、 ネットワーク上に存在する機器の機器名が UNIT ID の横に表示されます。 ネットワーク上に存在しない機器は UNIT ID のみが表示 されます。 MTX3 XMV4140 XMV4280 機器名が表示されます • [YDIF MODE] YDIF 機器の接続モードを [CASCADE] または [DISTRIBUTION] から選択します。 YDIF 接続されている機器に MTX 以外が存在する場合は自動的に [DISTRIBUTION] が 選択され、 変更できません。 また、 MTX が 1 台のときはグレーアウト表示となり、 変更で きません。 • [Cancel] ボタン ウィザードを終了します。 操作をキャンセルし、 33 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 • [< Back] ボタン 前の画面に戻ります。 • [Next >] ボタン 変更を反映して次の画面に進みます。 • [Finish] ボタン グレーアウト表示となり、 選択できません。 5. MTX Editor でコントロールするための結線方法を表示します。 ダイアログの指示にしたがって設定を行なってください。 • [Cancel] ボタン 操作をキャンセルし、 ウィザードを終了します。 • [< Back] ボタン 前の画面に戻ります。 • [Next >] ボタン 次の画面に進みます。 • [Finish] ボタン グレーアウト表示となり、 選択できません。 34 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 6. YDIF 接続の機器の順番を設定します。 Identify ボタン YDIF 接続される機器の接続順をドラッグ&ドロップで変更できます。 変更できるのは同 じタイプの機器に限ります。 • [Identify] ボタン 機器を確認できます。 クリックすると該当する機器のインジケーターが約 5 秒間点滅し、 機器が接続されていないときは表示されません。 • [Refresh] ボタン ネットワーク上の機器を再検索します。 新たに接続した機器や削除した機器を再認識しま す。 • [Cancel] ボタン 操作をキャンセルし、 ウィザードを終了します。 • [< Back] ボタン 前の画面に戻ります。 • [Next >] ボタン 次の画面に進みます。 • [Finish] ボタン 結線図を表示するかどうかの確認のメッセージ 変更を反映してウィザードを終了します。 が表示されます。 [Yes] ボタンをクリックすると結線図 「Configuration Diagram」 ( ダイ [No] ボタンをクリックすると結線図を表示せずに アログ ) を表示します ( →手順 8)。 ウィザードを終了します。 35 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 7. デジタルコントロールパネル (DCP) の配置を行ないます。 MTX に接続する DCP を選択します。 設定は MTX ごとに行ないます。 また、 必要に応じ て DCP に名称をつけることができます。 • [Device] コンボボックス DCP を接続する MTX を選択します。 • [Model] コンボボックス DCP のモデルを選択します。 右横に DCP のイラストが表示されます。 • [Name] テキストボックス DCP ごとに任意の名称をつけます。 • [Cancel] ボタン 操作をキャンセルし、 ウィザードを終了します。 • [< Back] ボタン 前の画面に戻ります。 • [Next >] ボタン グレーアウト表示となり、 選択できません。 • [Finish] ボタン 変更を反映してウィザードを終了します。 結線図を表示するかどうかの確認のメッセージ が表示されます。 [Yes] ボタンをクリックすると結線図 「Configuration Diagram」 ( ダイ アログ ) を表示します ( →手順 8)。 [No] ボタンをクリックすると結線図を表示せずに ウィザードを終了します。 36 MTX Editor 取扱説明書 「Device Configuration Wizard」ダイアログ 第 3 章 Project 画面 8. 「Configuration Diagram」 ダイアログが開きます。 ウィザードにそって構築したシステムの結線図が表示されます。 ダイアログの指示にした がって、 各機器間の結線や DCP のパネル ID の設定を行なってください。 また、 [Print] ボタンを使ってこの結線図をプリントアウトしておくと、 現場で設置する際 [File] メニューの [Print Configuration Diagram] を選択しても、 このダイ に便利です。 アログが開きます。 • [Print] ボタン 結線図をプリントアウトします。 • [Close] ボタン ダイアログを閉じます。 37 MTX Editor 取扱説明書 YDIF 接続機器 第 3 章 Project 画面 ❑ YDIF 接続機器 YDIF 接続機器一覧 Identify ボタン YDIF 接続機器一覧 MTX システム内で YDIF 接続されている機器です。 オンラインインジケーター、 UNIT ID、 機器 タイプ、 機器のイラストが表示されます。 オンラインインジケーターおよび機器のイラストの表示によって、 オンライン状態やアラート発 生などの状況がわかります。 アラートについては [Alert] タブと 「アラート一覧」 を参照してくだ さい。 選択中の機器は青枠で囲われます。 表示 オンライン インジケーター 消灯 機器のアイコン 状態 ネットワーク上に存在しない、 あるいはコ ンピューター(MTX Editor) と接続されて いない。 ネットワーク上に存在し、 MTX Editor と 同期状態 ( オンライン状態 )。 ネットワーク上に存在するが、 MTX Editor と非同期状態 ( オフライン状態 )。 MTX Editor と同期状態 ( オンライン状態 ) で、 何らかのアラートが発生。 グレーアウト 青色点灯 表示 アイコン上に 「Ofline」 と表示 赤色 (*) 緑色点灯 青色点灯 38 MTX Editor 取扱説明書 デジタルコントロールパネル 第 3 章 Project 画面 表示 オンライン インジケーター 赤色点灯 機器のアイコン 赤色 (*) 状態 MTX Editor と非同期状態 ( オフライン状 態 ) で、 何らかのアラートが発生。 (*) アイコンが赤くなっている状態でポップアップを閉じるか、機器のアイコンをクリックすると、赤い状態が解 除されます。 Identify ボタン クリックすると該当する機器のインジケーターが約 5 秒間点滅し、 機器を確認できます。 ❑ デジタルコントロールパネル Identify ボタン ウィザードで配置したデジタルコントロールパネル (DCP) のイラストおよびパネル ID が表示さ れます。 台の MTX につき最大 8 台までの DCP を接続できます。 1 Identify ボタン クリックすると該当する機器のインジケーターが約 5 秒間点滅し、 機器を確認できます。 39 MTX Editor 取扱説明書 アナログ接続機器 第 3 章 Project 画面 ❑ アナログ接続機器 アナログ接続機器一覧 Identify ボタン スクロールボタン MTX Editor でコントロールする機器のうち、 オーディオ信号がアナログで接続される機器を表示 します。 アナログ接続機器一覧 MTX システム内で MTX にアナログ接続されている XMV を表示します。 Identify ボタン クリックすると該当する機器のインジケーターが約 5 秒間点滅し、 機器を確認できます。 スクロールボタン 表示を上下にスクロールします。 40 MTX Editor 取扱説明書 [System] タブ 第 3 章 Project 画面 [System] タブ MTX システムの情報を表示します。 ● [SYSTEM NAME] 「Device Configuration Wizard 」ダイアログの [SYSTEM NAME] 入力ボックスに入力し たシステム名が表示されます。 変更する場合は、 [Device Config] ボタンをクリックして、 「Device Configuration Wizard」 ダイアログで変更してください。 ● [YDIF MODE] 「Device Configuration Wizard 」ダイアログの [YDIF MODE] で設定した YDIF 接続モー ドが表示されます。 変更する場合は、 [Device Config] ボタンをクリックして、Device 「 Configuration Wizard」 ダイアログで変更してください。 ● [DIMMER] [ON] ボタンをクリックすると、 MTX システム内の全機器のインジケーターが一斉に暗くな ります。 [OFF] ボタンをクリックすると元の明るさに戻ります。 41 MTX Editor 取扱説明書 [Device] タブ 第 3 章 Project 画面 [Device] タブ [YDIF 接続機器一覧 ] または [ アナログ接続機器一覧 ] で機器をクリックすると、 その機器の情報が表示さ れます。 MTX の場合 XMV の場合 ● [DEVICE TYPE] 機器のタイプを表示します。 ● [DEVICE NAME] 機器名を表示します。 任意の名前をつけることができます。 ● [UNIT ID] UNIT ID を表示します。 ● [DIMMER] XMV 以外を選択時) ( [ON] ボタンをクリックして点灯させると、 該当の機器のインジケーターが暗くなります。 [ON] ボタンを再度クリックして消灯させると元の明るさに戻ります。 この設定は、 MTX Editor と機器を同期させたときに送受信されます。 また、 オンライン状態 のときのみ機器と同期します。 ● [INPUT SOURCE] (XMV のみ ) 入力ソースを設定します。 XMV が YDIF 接続されている場合は [YDIF] を、 アナログ接続さ れている場合は [Analog] を選択してください。 ● [POWER] (XMV のみ ) 電源の状態を設定します。 選択肢は [Standby] または [ON] です。 この設定はプリセットに含まれます。 42 MTX Editor 取扱説明書 [Alert] タブ 第 3 章 Project 画面 [Alert] タブ 機器から通知されるアラートは MTX Editor 上にポップアップ画面として表示されます 「アラート一覧」 ( 参 照 )。 このポップアップ画面を閉じても、 このタブで過去に発生したアラートを確認できます。 ● [Show alert popup] チェックボックス オンにすると、 機器からアラートの通知が送信されたときにポップアップ画面を表示します。 ● [Get Log From Devices] ボタン 「Get Log」 ダイアログが開きます。 ● [CLEAR] ボタン 表示中のアラートリストを消去します。 ● アラートリスト • [Alert] アラートの内容およびアイコンを表示します。 • [Alert No. ] アラート番号を表示します。 • [Status] アラートの場合は発生時に 「Occured」 と表示します。 ア イベントの状態が表示されます。 継続の場合は事象が終了したときに ラートには単発と継続の二つの種類があります。 と表示します。 「Resolved」 • [Type] 機器のタイプを表示します。 • [Unit ID] 機器の UNIT ID を表示します。 • [Time] アラートが発生した日時を表示します。 • [Count] 同じイベントが発生した累計回数を表示します。 編集中のプロジェクトファイルを終了したり新しいファイルを NOTE ・ アラートリストの内容は、 読み込み直したりすると消去されます。 過去のアラートリストを確認したい場合は、Get 「 Log」 ダイアログでログを受信します。 ・ アラートリストは機器内部に保存されますが、 メモリーサイズの上限を超えると古いもの から順に上書きされます。 ・ [Get Log From Devices] ボタンを使うと、 MTX 以外の機器が発行するアラートリストも取 得し、 MTX に保存します。 43 MTX Editor 取扱説明書 第 4 章 System 画面 この画面では、 MTX システムの音声信号の流れを確認できます。 また、 この画面から各設定画面に移動できま す。 44 MTX Editor 取扱説明書 画面切り替えボタン 第 4 章 System 画面 画面切り替えボタン MTX の切り替えや各種機能を呼び出すボタンです。 • [MTX] ボタン 設定したい MTX を切り替えます。 ボタンには UNIT ID および機器名が表示されます。 MTX システム内に配置されている MTX の台数と同数の [MTX] ボタンが存在します。 • [MAIN] ボタン 「MAIN」 画面を表示します。 • [CHANNEL EDIT] ボタン 「CHANNEL EDIT」 画面を表示します。 • [MATRIX] ボタン 「MATRIX」 画面を表示します。 • [ZONE] ボタン 「ZONE」 画面を表示します。 • [ROUTER] ボタン 「ROUTER」 画面を表示します。 • [EFFECT] ボタン 「EFFECT」 画面を表示します。 • [DCA GROUP] ボタン 画面を表示します。 「DCA GROUP」 • [EXT. I/O] ボタン 「EXT. I/O」 画面を表示します。 45 MTX Editor 取扱説明書 基本的な操作の説明 第 4 章 System 画面 基本的な操作の説明 画面のサイズを変更する 画面の右端をドラッグすると、 画面の横幅を変更できます。 大きなモニターを使用している際、 モニターに合わせてたくさんのチャンネルストリップを表示できるので、 大変便利です。 画面中央のスクロールバーを左右にドラッグすると、 入力チャンネル フェーダーと出力チャンネルフェーダーの表示比率を変更できます。 ステレオ入力チャンネル∼ダイレクト入力チャンネルが隠れてい る場合は、 画面下部のスクロールバーを左右にドラッグして表示 します。 ● フォーカス 選択対象中の部品は点滅する枠で囲まれます ( 以下 「フォーカス」 と呼びます )。 [Tab] キーでフォーカスは移動します ([Shift]+[Tab] で逆方向に移動します )。 ボタンを左クリックする動作とフォーカス中に [Return] キーを押す動作では同 じ処理を行ないます。 ● フェーダー/ ノブ ドラッグで上に動かすと数値が増え、 下に動かすと数値が減ります。 フォーカスがあるときは、 マウスホイールや [][] キーも使用できま す。 [Ctrl] キーを押しながらフェーダーやノブをクリックするとノミナル 値になります。 フェーダーを右クリックすると、 入力値を選択できま す。 ● 数値ボックス ドラッグで上に動かすと数値が増え、 下に動かすと数値が減ります。 フォーカ マウスホイールや [][] キーも使用できます。 スがあるときは、 ダブルクリックすると、 編集モードに入り、 数値を入力できます。 編集モードで は、 [Ctrl]+[C]([Ctrl] キーを押しながら [C] キーを押す ) でコピー、 [Ctrl]+[P] で貼り付け、 [Return] キーで数値の確定ができます。 46 MTX Editor 取扱説明書 「MAIN」画面 第 4 章 System 画面 「MAIN」画面 入出力チャンネルを表示する画面です。 各種設定画面を呼び出します。 チャンネルの種類および各チャンネル数は以下のとおりです。 入力チャンネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . CH 1 ∼ CH 8 ステレオ入力チャンネル . . . . . . . . . . . . . . . . . STIN1L、 STIN1R、 STIN2L、 STIN2R、 STIN3L、STIN3R エフェクトリターンチャンネル. . . . . . Fx RTN1、 RTN2 Fx ダイレクト入力チャンネル . . . . . . . . . . . . . CH 9 ∼ CH 16 出力チャンネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . OUT1 ∼ OUT8 47 MTX Editor 取扱説明書 入力チャンネル 第 4 章 System 画面 入力チャンネル 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ; A B 1 チャンネルインデックス MTX の入力端子名と番号が表示されます。 2 ポート選択ボタン 「Input Patch」 ダイアログを開きます。 ボタン表面には選択中のポートが表示さ れます。 3 ポート / 外部機器のパラメーター呼び出しボタン MTX の入力端子のパラメーターとチャンネルに関連付けられている外部機器 のパラメーター編集画面がポップアップで表示されます。 • インジケーター ポート信号に一定 (‒40dBFS) 以上の入力があると緑点灯、 クリップ (‒3dBFS 以上 ) すると赤点灯します。 • GAIN ポートのゲインを表示します。 • [48V] +48V( ファンタム電源 ) のオン / オフを表示します。 パラメーター編集画面 A [GAIN] ノブ HA( ヘッドアンプ ) のアナログゲインを調整します。 B HA アナログゲイン HA アナログゲイン値を表示します。 C [+48V] ボタン HA のファンタム電源 (+48V) のオン / オフを切り替 えます。 故障の原因となり NOTE マスタースイッチはありません。 ますので、 接続する機器に合わせて設定してくださ い。 A B C D E C D 1 D メーター 入力信号のレベルを表示します。 E チャンネルインデックス 機器の入力端子名と番号が表示されます。 4 「GAIN/HPF/EQ」 画面呼び出しボタン 「GAIN/HPF/EQ」 画面に切り替わります。 また、 ボタンにオン / オフ状態を表示 します。 5 EQ/HPF 表示 「GAIN/HPF/EQ」 画面で表示されるグラフを縮小して表示します ( 編集はでき ません )。 HPF と EQ がオフのときは表示されません。 6 「GATE」 画面呼び出しボタン 7 「COMP」 画面呼び出しボタン 「GATE/COMP」 画面に切り替わります。 また、 ボタンに現在値とオン / オフ状 態を表示します。 48 MTX Editor 取扱説明書 入力チャンネル 第 4 章 System 画面 8 「FBS」 画面呼び出しボタン 9 「AGC」 画面呼び出しボタン 「FBS/AGC」 画面に切り替わります。 また、 ボタンにオン / オフ状態を表示しま す。 MTX3 の場合は、 CH1 から CH4 のみにあります。 ; [SEL] ボタン 編集するチャンネルを選択します。 A [ON] ボタン 入力チャンネルのオン / オフを切り替えます。 また、 ボタンにオン / オフ状態を 表示します。 B フェーダー/ メーター 入力レベルを調整します。 フェーダーを右クリックすると、 ポップアップメ ニューを表示し、 [0dB] または [‒Infinity] を選択できます。 C 入力チャンネル音量 入力チャンネルのレベルを編集 / 表示します。 D チャンネル名 チャンネル名を表示します。 ダブルクリックすると編集できます。 HINT チャンネルの一部のパラメーターはコピーと貼り付けができます。 ● コンポーネントコピー コピーしたいコンポーネントをドラッグ ( 左クリックを押しながら移動 ) して、 任 意のチャンネルでドロップ ( 左クリック を離す ) します。 また、 コンポーネントを右クリックすると メニューが開きます。 [Copy] を選択し、 任 意のチャンネルにて [Paste] を選択しま す。 「GAIN/HPF/EQ」GATE/COMP」AGC」GAIN/EQ」 「 「 「 NOTE コピーできるコンポーネントは 「COMP/AGC」DELAY/ROOM EQ」SPEAKER PROCESSOR」 「 「 です。 ● チャンネルコピー [SEL] ボタンを右クリックするとメニューが開きます。 [Channel Copy] を選択し、 任意の チャンネルにて [Channel Paste] を選択します。 チャンネルのすべてのパラメーターを貼 り付けます。 49 MTX Editor 取扱説明書 ステレオ入力チャンネル 第 4 章 System 画面 ステレオ入力チャンネル 1 2 3 4 5 6 7 8 1 チャンネルインデックス MTX の入力端子名と番号が表示されます。 チャンネルがモノラル設定のときは [STIN1L] および [STIN1R]、 ステレオ設 定のときは [STIN1] と表示します。 2 ポート選択ボタン 「Input Patch」 ダイアログを開きます。 ボタン表面には選択中のポートが表示さ れます。 3 ポート / 外部機器のパラメーター呼び出しボタン 詳細は入力チャンネルを参照してください。 4 ステレオ表示 ステレオ入力であることを表示します。 ステレオ入力チャンネルの設定は、 「MTX Configuration」 ダイアログの [STEREO INPUT CHANNEL SETUP] で行ないます。 5 「GAIN/EQ」 画面呼び出しボタン 「GAIN/EQ」 画面に切り替わります。 また、 ボタンにオン / オフ状態を表示しま す。 HPF と EQ がオフのときは表示されません。 6 EQ 表示 「GAIN/EQ」 画面に表示されるグラフを縮小して表示します ( 編集はできませ ん )。 HPF と EQ がオフのときは表示されません。 7 「COMP」 画面呼び出しボタン 「COMP/AGC」 画面に切り替わります。 また、 ボタンに現在値とオン / オフ状態 を表示します。 STIN3 には COMP および AGC を設定する機能はありません。 8 「AGC」 画面呼び出しボタン 「COMP/AGC」 画面に切り替わります。 また、 ボタンにオン / オフ状態を表示し ます。 MTX3 の場合は、 STIN1 と STIN2 のみにあります。 以下の各種パラメーターの調整については、 入力チャンネルを参照してください。 • [SEL] ボタン • [ON] ボタン • フェーダー/ メーター • 入力チャンネル音量 • チャンネル名 50 MTX Editor 取扱説明書 エフェクトリターンチャンネル 第 4 章 System 画面 エフェクトリターンチャンネル 1 エフェクトリターン音量 エフェクトで処理された音声信号の戻り量を決めるパラメーターです。 以下の各種パラメーターの調整については、 入力チャンネルを参照してください。 • チャンネルインデックス • [ON] ボタン • フェーダー/ メーター • チャンネル名 1 ダイレクト入力チャンネル 以下の各種パラメーターの調整については、 入力チャンネルを参照してください。 • チャンネルインデックス • ポート選択ボタン • ポート / 外部機器のパラメーター呼び出しボタン • [ON] ボタン • フェーダー/ メーター • 入力チャンネル音量 • チャンネル名 51 MTX Editor 取扱説明書 出力チャンネル 第 4 章 System 画面 出力チャンネル 1 2 3 4 5 6 1 チャンネルインデックス MTX の出力チャンネル番号が表示されます。 2 ポート選択ボタン 「Output Patch」 ダイアログを開きます。 ボタン表面には選択中のポートが表示 されます。 複数のポートが割り当てられている場合はポート名の末尾に [+] を つけて表示します。 3 ポート / 外部機器のパラメーター呼び出しボタン MTX の出力端子のパラメーターとチャンネルに関連付けられている外部機器 のパラメーター編集画面がポップアップで表示されます。 パラメーター編集画面 上段 (1 ∼ 5) が MTX の [OUTPUT] 端子のパラメーター、 下段 (6 ∼ が XMV のパラメーターです。 A) MTX のパラメーターは、Output Patch」 「 ポップアップで OUTPUT を選択し ている場合にポップアップ表示されます。 XMV のパラメーターは、EXT I/O」 「 画面で出力経路に XMV を設定し、 「Output Patch」 ポップアップで YDIF を選択している場合にポップアップ表 示されます。 A [GAIN] ノブ 出力ゲインを調整します。 A B C D E F G H I J K B 出力ゲイン 出力ゲイン値を表示します。 C POLARITY ボタン 出力信号の極性を切り替えます。 D メーター 出力信号のレベルを表示します。 E チャンネルインデックス MTX の [OUTPUT] 端子番号が表示されます。 F [ATT] ノブ XMV の出力アッテネーターを調整します。 G 出力アッテネーター XMV の出力アッテネーター値を表示します。 H POLARITY ボタン 出力信号の極性を切り替えます。 I メーター 出力信号のレベルを表示します。 J [MUTE] ボタン 出力チャンネルのミュートのオン / オフを切り替えま す。 K チャンネルインデックス カーソルを置くと、 外部機器の名称とその UNIT ID が ポップアップ表示されます。 52 MTX Editor 取扱説明書 「Input Patch」ダイアログ 第 4 章 System 画面 4 「DELAY/ROOM EQ」 画面呼び出しボタン 「DELAY/ROOM EQ」 画面に切り替わります。 また、 ボタンにオン / オフ状態を 表示します。 5 SP 1way/SP 2way 表示 出力チャンネルの信号タイプを表示します。 出力チャンネルの設定は、MTX 「 Configuration」 ダイアログの [OUTPUT CHANNEL SETUP] で行ないます。 6 「SPEAKER PROCESSOR」 画面呼び出しボタン 「SPEAKER PROCESSOR」 画面に切り替わります。 また、 ボタンにオン / オフ 状態を表示します。 以下の各種パラメーターの調整については、 入力チャンネルを参照してください。 • [SEL] ボタン • [ON] ボタン • フェーダー/ メーター • 出力チャンネル音量 • チャンネル名 ❑ 「Input Patch」ダイアログ どの端子からの音声信号を入力チャンネルに割り当てるかを選択します。 • INPUT MTX の [INPUT] 端子です。 • ST IN MTX の [ST IN] 端子です。 • SD IN MTX の SD メモリーカードです。 53 MTX Editor 取扱説明書 「Output Patch」ダイアログ 第 4 章 System 画面 • YDIF MTX の [YDIF] 端子です。 • [Close] ボタン 「Input Patch」 ダイアログを閉じます。 ❑ 「Output Patch」ダイアログ 出力チャンネルをどの端子に割り当てるかを選択します。 複数の出力端子を選択できます。 • OUTPUT MTX の [OUTPUT] 端子です。 • YDIF MTX が YDIF として出力するチャンネルです。 Distribution モードのときのみ有効になります。 • [Close] ボタン 「Output Patch」 ダイアログを閉じます。 54 MTX Editor 取扱説明書 「CHANNEL EDIT」画面 第 4 章 System 画面 「CHANNEL EDIT」画面 入力チャンネルや出力チャンネルの信号処理を行なう画面です。 この画面では入出力チャンネルに信号処理を施します。 入力チャンネルでは 「GAIN/HPF/EQ」 GATE/ 「 、 COMP」 FBS/AGC」 「 、 出力チャンネルでは 「DELAY/ROOM EQ」 SPEAKER PROCESSOR」 、 「 の信号 処理を行ないます。 55 MTX Editor 取扱説明書 「CHANNEL EDIT」画面 ● チャンネル選択 左 ボタン 右 ボタン 第 4 章 System 画面 チャンネルインデックス 入出力チャンネル名 信号処理を行なうチャンネルを左ボタンまたは右ボタンで選択します。 ● 画面選択 入力チャンネル 出力チャンネル 各ボタンをクリックすることにより、 チャンネルに施す処理をする画面に切り替わりま す。 ● 「CHANNEL EDIT」 画面共通の操作説明 ノブや数値ボックスについては 「基本的な操作の説明」 を参照してください。 HINT CHANNEL EDIT の設定は他のチャンネルにコピー することができます。 エリア内で右クリックすると リストボックスが表示されます。 チャンネルを選択 して、 設定を貼り付けます ( 入力チャンネルの Phase の設定はコピーされません )。 56 MTX Editor 取扱説明書 入力チャンネル 第 4 章 System 画面 入力チャンネル 信号の流れ INPUT CHANNEL(CH1-16) EQ OUT METER DIGITAL GAIN HPF 3BAND EQ GR GATE GR COMP FBS* AGC* LEVEL POST ON METER D ON C A * CH 1-8 only 「GAIN/HPF/EQ」画面 「GAIN」 HPF」 EQ」 「 、 「 、 のパラメーターを調整する画面です。 2 1 1 EQ グラフおよび OUT メーター 3 4 イコライザーの効果をグラフに示します。 コントロールポイントをドラッグして、 パラメー ターを変更します。 また、 グラフの右側に OUT メーターを表示します。 2 GAIN 設定エリア • [Phase] ボタン 入力信号の位相を切り替えます。 • [D. GAIN] ノブ 入力信号のデジタルゲインを調整します。 3 HPF 設定エリア • HPF [ON] ボタン HPF( ハイパスフィルター) のオン / オフを設定します。 • [Freq. ] ノブ HPF のカットオフ周波数を設定します。 57 MTX Editor 取扱説明書 「GAIN/HPF/EQ」画面 第 4 章 System 画面 4 EQ 設定エリア • EQ [ON] ボタン EQ のオン / オフを設定します。 • [FLAT] ボタン EQ のゲインをリセット (0dB) します。 確認のメッセージが表示されますので、 [Yes] ボ タンをクリックして実行します。 • [Type] リストボックス EQ のタイプを選択します。 周波数特性は EQ グラフに表示されます。 PEQ (Parametric Equalizer) 指定した周波数付近の音量を Q で指定した幅で増減します。 L. SHELF (Low Shelf) 指定した周波数以下の低域全体の音量を増減します。 バスブーストなどに使用します。 [6dB/Oct] と [12dB/Oct」 オクターブあたりの減衰量を設定します。 は、 H. SHELF (High Shelf) 指定した周波数以上の高域全体の音量を増減します。 ハイブーストなどに使用します。 [6dB/Oct] と [12dB/Oct] は、 オクターブあたりの減衰量を設定します。 HPF(High Pass Filter) 指定した周波数以下の帯域をカットします。 LPF(Low Pass Filter) 指定した周波数以上の帯域をカットします。 • [B/W] ボックス /[Q] ノブ 各周波数帯域の幅を設定します。 [B/W] ボックスでは Octave 単位で設定します。 • [Freq. ] ノブ 各周波数帯域の周波数を設定します。 Low( 左端 ) の下限は 20Hz、 Mid( 中央 ) およ NOTE 可変範囲はバンドによって異なります。 び High( 右端 ) の下限は 100Hz です。 • [Gain] ノブ 変化させる周波数のレベルを設定します。 • [BYPASS] ボタン EQ の効果を一時的にオフにします。 58 MTX Editor 取扱説明書 「GATE/COMP」画面 第 4 章 System 画面 「GATE/COMP」画面 「GATE」 COMP (Compressor)」 「 、 のパラメーターを調整する画面です。 1 1 IN メーター 2 3 GATE の INPUT メーターです。 2 GATE 設定エリア 一定の音量以上の音声だけを通す信号処理です。 マイクから入力がない場合や、 入力がある一 定のレベル ( しきい値 ) 以下の場合に、 小さなノイズを切るようなときに使用します。 • GATE グラフ GATE の効果をグラフに示します。 横軸が入力レベル、 縦軸が出力レベルを表します。 • GR メーター ゲインリダクションの減衰量を示します。 • GATE[ON] ボタン GATE のオン / オフを設定します。 • [THRESHOLD] ノブ GATE の効果がかかるしきい値を設定します。 • [RANGE] ノブ GATE の効果がかかっているときの減衰量を設定します。 • [ATTACK] ノブ アタックタイム ( 入力信号が THRESHOLD を超えてから GATE が開くまでの時間 ) を 設定します。 • [HOLD] ノブ ホールドタイム ( 入力信号が THRESHOLD 下回ったあと、 GAIN が閉じ始めるまでの待 ち時間 ) を設定します。 • [DECAY] ノブ GAIN が閉じるまでの待ち ディケイタイム ( 入力信号が HOLD の待ち時間を経たあと、 時間 ) を設定します。 3 COMP 設定エリア ダイナミックレンジを圧縮する信号処理です。 入力がある一定のレベル ( しきい値 ) 以上の 場合に、 音が異常になる現象を防ぎます。 59 MTX Editor 取扱説明書 「GATE/COMP」画面 第 4 章 System 画面 • COMP グラフ COMP の効果をグラフに示します。 横軸が入力信号レベル、 縦軸が出力レベルを表しま す。 • GR メーター ゲインリダクションの減衰量を示します。 • COMP [ON] ボタン COMP のオン / オフを設定します。 • [THRESHOLD] ノブ COMP の効果がかかるしきい値を設定します。 • [RATIO] ノブ COMP の圧縮比を設定します。 しきい値を超えた場合の出力信号を 「入力信号 出力信号」 : という割合で設定します。 例えば 4:1 にすると、 しきい値を超えた信号のレベルを超えた分の 1/4 に圧縮します。 • [KNEE] ノブ COMP のかかりかたを設定します。 [HARD] に設定すると、 リミッターのように動作します。 [HARD] の設定で不自然になる 場合は、 数値を上げてください。 ただし、 数値を上げすぎると、 しきい値より下の部分での 圧縮量が増えます。 • [ATTACK] ノブ アタックタイム ( 入力信号がしきい値を超えてから、 COMP の効果が最大に達するまで の時間 ) を設定します。 • [RELEASE] ノブ COMP の効果がなくなるまでの リリースタイム ( 入力信号がしきい値を下回ったあと、 時間 ) を設定します。 • [GAIN] ノブ 出力ゲインを設定します。 60 MTX Editor 取扱説明書 「FBS/AGC」画面 第 4 章 System 画面 「FBS/AGC」画面 「FBS (Feedback Suppressor)」 AGC (Auto Gain Controller)」 「 、 のパラメーターを調整する 画面です。 1 1 FBS 設定エリア 2 FBS (Feed Back Suppressor) とは、 マイクにスピーカーからの音声が回り込むと生じる 不快なハウリングを防ぐ機能です。 ハウリングは耳障りなだけではなく、 スピーカーに負担を かけ、 壊してしまうこともあります。 そのハウリングを防ぐには、 マイク位置になるべく拡声 されないようにスピーカーを配置します。 それでもハウリングが起きる場合は、 FBS を使用 するとハウリングマージンを改善できます。 FIXED スピーカーやマイクの設置後、 MTX シリーズの設定時に、 現在の音響設備にあるハウリング ポイントを事前に見つけて、 フィルターを設定する方式です。 位置が固定されているマイクに 対して有効です。 • [ON] ボタン 測定結果を有効にします。 • [DETECT] ボタン 測定開始画面を表示します。 オンライン中のみ有効です。 • [CLEAR] ボタン フィルターの設定をクリアします。 確認のメッセージが表示されますので、 [Yes] ボタン をクリックして実行します。 • [Freq. ] 設定したフィルターの周波数を表示します。 最大 7 個のフィルターが設定されます。 DYNAMIC MTX シリーズを運用しているとき、 絶えず変化するハウリングポイントを見つけてフィル ターの設定を更新する方式です。 位置が固定できずさまざまな場所で使用するワイヤレスマ イクなどに対して有効です。 • [ON] ボタン DYNAMIC 機能のオン / オフを設定します。 オンにすると FBS の動作を開始します。 • [CLEAR] ボタン フィルターの設定をクリアします。 確認のメッセージが表示されますので、 [Yes] ボタン をクリックして実行します。 • [Freq. ] 最大 7 個のフィルターが設定されます。 設定したフィルターの周波数を表示します。 61 MTX Editor 取扱説明書 「FBS/AGC」画面 第 4 章 System 画面 FIXED 方式の FBS 測定をする 十分な効果を得るため、 測定はマイクやスピーカーなどの音響設備を設置し、 出力側の EQ な どを調整した後に行ないます。 必要に応じて DYNAMIC 機能との併用も可能です。 1. パワーアンプの出力音量を調整します。 マイクで声を出しながら、 パワーアンプの出力を少しずつ上げ、 実際に運用する音量にな るよう調整してください。 また、 手をたたき、 ハウリングが発生しないことを確認してくだ さい。 2. ハウリングを除去したい空間を無音状態にします。 3. MTX Editor で入力チャンネルを選択します。 4. [FBS/AGC] ボタンをクリックします。 5. FIXED の [DITECT] ボタンをクリックして、 測定開始画面を開きます。 6. 測定開始画面の [START] ボタンをクリックして、 測定を開始します。 測定中はフェーダーを少しずつ上げてください。 ハウリングが発生しますが、 MTX がすぐにその周波数を検知しフィルターを挿入します。 この操作を繰り返します。 適切な結果が得られたら、 [STOP] ボタンをクリックして終了 します。 7. 測定終了後、 [CLOSE] ボタンをクリックし、 画面を閉じます。 NOTE ・ インジケーターは以下のタイミングで点灯します。 - 周波数が表示されたとき - 既に表示されている周波数が書き換わるとき 効果が感じられない場合は、 測定に失敗している可能性があります。 [CLEAR] ボタンをク リックして測定結果を破棄してください。 再度設定する場合はマイクやスピーカーの位置 や向き、 出力音量を調整して上記の手順 1 から作業を行なってください。 全体の音量が極端に上がっていたり、 マイクとスピーカーが接近しすぎたり、 スピーカー からの音がマイクに直接入ったりすると測定が正確に行なわれない場合があります。 FIXED の場合は、 個のフィルターがすべて表示された後も近い周波数をまとめたりなど 7 計算をくり返します。 一方、 DYNAMIC の場合は、 個すべてが表示された後にさらに新た 7 なハウリングが見つかると、 設定された順序が古く、 かつ音質に影響の小さい設定のフィ ルターが破棄されて、 新しい設定に置き換わります。 フィルターは、 設定されてから一定時 間経過すると自動的に破棄されます。 すべての環境でハウリングが完全に除去できるわけではありません。 フェーダーを上げたときに、 ハウリングが自動的に消えずにより大きくなるような場合 は、 フェーダーを下げてスピーカーの破損などを防いでください。 ・ ・ ・ ・ フェーダーをゆっくりと上げて HINT MTX は複数のハウリングポイントを同時に測定できません。 ハウリングが少しずつ起きるようにすると測定が容易です。 62 MTX Editor 取扱説明書 「FBS/AGC」画面 第 4 章 System 画面 2 AGC 設定エリア AGC (Auto Gain Controller) とは、 入力レベルに応じてゲインを自動補正し、 レベル差のあ る信号の出力レベルを一定に保つ機能です。 たとえばマイクとの位置や声の大きさが違うこ とで拡声される音量が変化して聞き取りにくい状態になります。 そのようなときに音量を一 定の範囲に自動的に調整します。 • AGC [ON] ボタン AGC のオン / オフを設定します。 • [COMPENSATION LEVEL] ノブ ゲイン補正する量を設定します。 設定値が大きいほど、 補正量は多くなります。 • [RESPONSE TIME] ノブ ゲイン補正の反応速度を設定します。 ゲインを上げる補正の場合に有効で、 6dB 上がるの にかかる時間です。 • [NOISE GATE] ボタン ノイズゲートのオン / オフを設定します。 63 MTX Editor 取扱説明書 ステレオ入力チャンネル 第 4 章 System 画面 ステレオ入力チャンネル 信号の流れ STEREO INPUT CHANNEL(STIN1L-3R) POST EQ METER DIGITAL GAIN 3BAND EQ GR COMP* AGC* * CH 1L-2R only LEVEL POST ON METER D ON C A 「GAIN/EQ」画面 「GAIN」 EQ」 「 、 のパラメーターを調整する画面です。 各パラメーターの詳細については 「GAIN/ HPF/EQ」 画面を参照してください。 「COMP/AGC」画面 「COMP」 AGC」 「 、 のパラメーターを調整する画面です。 各パラメーターの詳細については 「GATE/COMP」 画面と 「FBS/AGC」 画面を参照してください。 AGC 機能を使って HINT CD などを再生して曲ごとに録音レベルが異なるために聴きづらい場合、 調整すると効果的です。 64 MTX Editor 取扱説明書 出力チャンネル 第 4 章 System 画面 出力チャンネル ROUTER からの信号を ROOM EQ や SPEAKER PROCESSOR で加工します。 「MTX Configuration」 ダイアログの OUTPUT CHANNEL SETUP の設定 (1WAY または 2WAY) によって、 信号は以下のように異なる経路で流れます。 OUTPUT CHANNEL 1-8 (1way) OUTPUT LEVEL 16 ROOM EQ/DELAY ON DELAY 4BAND EQ SPEAKER PROCESSOR X-OVER DELAY 6BAND EQ LEVEL MUTE LIMITER 16 GR OUTPUT METER OUTPUT CHANNEL 1-8 (2way) OUTPUT LEVEL ROOM EQ/DELAY ON DELAY 4BAND EQ X-OVER DELAY SPEAKER PROCESSOR DELAY GR LEVEL MUTE 6BAND LIMITER EQ OUTPUT METER GR LEVEL MUTE 6BAND LIMITER EQ OUTPUT METER 「DELAY/ROOM EQ」画面 「DELAY」 ROOM EQ」 「 、 のパラメーターを調整する画面です。 1 1 ROOM EQ グラフ 2 3 ROOM EQ の効果をグラフに示します。 コントロールポイントをドラッグして、 パラメー ターを変更します。 2 DELAY 設定エリア 複数のスピーカーがある音響システムの場合、 話者の定位がう まくいかないと、 近くのスピーカーから音が出ている状態が強 調されます。 そのようなとき、 話者の近くのスピーカーと話者 から離れたスピーカーの距離に応じて、 離れたスピーカーに音 声を遅延させることで話者へ定位させることができます。 また、 複数のスピーカーからの音が干渉しあう場合に、 一方の 音声を少し遅延させることで、 干渉しあう周波数を移動させ、 違和感を生じさせないようにすることができます。 2 -1 2 -2 2 -3 2 -1 DELAY[ON] ボタン DELAY のオン / オフを設定します。 65 MTX Editor 取扱説明書 「DELAY/ROOM EQ」画面 第 4 章 System 画面 2 -2 Delay Time ノブ ディレイタイム ( 遅延時間 ) を設定します。 2 -3 Type リストボックス Delay Time ノブで設定したディレイタイム ( 遅延時間 ) を選択した単位系に変換して、 左側に表示します。 ms . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . [. . . ] アップデートが完了すると、 MTX や XMV のインジケーターが点灯します。 アップデートが完了すると、 自動的に再起動します。 何らかのエラーが NOTE MTX や XMV の [ALERT] インジケーターが点滅している場合は、 発生しアップデートに失敗しています。 フロントパネルの [PRESET] ディスプレイに アラート番号が表示されますので、 資料のアラート一覧でエラーの内容を確認のうえ 対応してください。 8. 「Device Information」 ダイアログを閉じます。 アップデートが正常に終了すると、 機器の再起動後、 MTX Editor の Project 画面に MTX システム内の機器が再表示されます。 115 MTX Editor 取扱説明書 「Device Information」ダイアログ 第 7 章 ダイアログ 「IP Address」ダイアログ 機器の IP アドレスおよびサブネットマスクを設定します。 通常は、 全機器のディップスイッチの 「IP SETTINGS」「UNIT ID」 を に設定します。 コンピュー ターの IP アドレスは 「192. 168. 0. 253」サブネットマスクは 、 「255. 255. 255. 0」 に設定す ることを推奨します。 オンライン状態のときは編集できません。 機器の IP アドレスおよびサブネットマスクを変更したいときは、 このダイアログで以下のよう に設定してください。 1. 機器の電源をオフにします。 2. 本体リアパネルのディップスイッチ 6 を ON に設定します (PC モード )。 3. 機器の電源をオンにします。 4. 「IP Address」 ダイアログで [DHCP]ラジオボタン (DHCP サーバーに接続 )または [Use the following IP Address] ラジオボタン ( 機器に固定 IP アドレスを設定 ) で選択しま す。 5. [. . . ]

YAMAHA MTXダウンロード上のご注意

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